JP3580941B2 - 油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置 - Google Patents

油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベルなどの油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置に係り、特に、作業機の動作に応じてエンジンの回転数を自動的に制御する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、油圧ショベルなどの油圧式建設機械において、作業機の非動作時にエンジンの回転数を自動的に下げるオートアイドル機能を備えたエンジン回転数制御装置が実用化されている。かかる従来のエンジン回転数制御装置では、操作レバーの操作に伴う作業機の動作時に、エンジン回転数をエンジン回転数制御用のレバーやダイヤル等で指示される高速回転数にセットし、操作レバーを中立状態に戻した作業機の非動作時に、エンジン回転数を所定の低速回転数まで下げ、作業機の動作を再開すると、エンジン回転数を高速回転数まで復帰させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、前述した従来技術にあっては、作業機の非動作時にエンジンが自動的に低速運転されるため、エンジンの騒音低減化や燃料消費量の低減化を図れるという利点を有するが、作業機の動作を再開した直後のエンジンの低速回転領域におけるハンチングやエンストに対する考慮がなされていない。
【0004】
すなわち、一般的なエンジンでは、低速運転時に作業機の動作が再開されると、エンジン回転数が立ち上がり、通常の高速運転状態に復帰するまでに多少時間が掛るため、この間エンジンの低速運転状態が継続される。この状態で、油圧ポンプの吸収トルクが増加してエンジンに大きな負荷が掛ると、図9に示すエンジン出力特性線に沿ってエンジンの回転数が徐々に低下する。さらに、前記油圧ポンプの吸収トルクが所定トルクTを越えた場合、エンジン回転数が脈動して所謂ハンチング現象が生じ、最終的にはエンストに至る懸念があった。特に、エンジンに対して大きな負荷が急激に掛る場合、上述したエンジンのハンチングやエンストが生じる傾向が顕著であった。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、エンジンの騒音や燃料消費量を低減できるとともに、作業機の動作再開時にエンジンのハンチングやエンストを防止できる油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンの回転数を指示する指示値を入力する回転数指示器と、動作検出手段の検出結果に応じてエンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラとを備えている。そして、動作検出手段の検出結果に応じてエンジンの回転数信号をコントローラから出力し、例えば、作業機が動作していない非動作状態のとき、所望の指示値に基づいてエンジンの回転数をセットするため、回転数指示器で所定回転数よりも小さい指示値を入力することによって作業機の非動作時におけるエンジンの燃料消費量や騒音を低減できる。一方、作業機が非動作状態であって回転数指示器で入力された指示値に基づいてエンジンが所定回転数よりも小さい低速回転しているとき、作業機が動作を開始してエンジンに負荷が掛ると、コントローラから出力される回転数信号によりエンジンの回転数を、所定回転数以上に上昇させるため、作業機の動作再開時にエンジンのハンチングおよびエンストを防止できる。
【0007】
また、本発明は、エンジンの回転数を指示する指示値を入力する回転数指示器と、油圧ポンプの吸収トルクを検出するトルク検出手段と、該検出した吸収トルクが所定トルクより大きいか否かを判断する判断手段と、動作検出手段の検出結果および判断手段の判断結果に応じてエンジンの回転数信号をエンジン調速器に出力するコントローラとを備えている。そして、動作検出手段の検出結果および判断手段の判断結果に応じて、エンジンの回転数信号をコントローラから出力し、例えば作業機が動作していない非動作状態のとき、所望の指示値に基づいてエンジンの回転数をセットするため、回転数指示器で所定回転数よりも小さい指示値を入力することによってエンジンの燃料消費量や騒音を低減できる。また、作業機の非動作状態であって回転数指示器で入力された指示値に基づいてエンジンが低速回転しているとき、作動機が動作を開始してエンジンに負荷が掛ると、油圧ポンプの吸収トルクが所定トルクより大きいかどうか判断し、該吸収トルクが小さい場合、すなわちエンジンのハンチングおよびエンストを生じにくい低トルク領域では、回転数指示器で入力された指示値に基づくエンジンの回転状態を維持するため、この場合もエンジンの燃料消費量や騒音を低減できる。一方、作業機の非動作状態からの動作の開始に応じてエンジンに負荷が掛り、油圧ポンプの吸収トルクが前記所定トルク以上になった場合、すなわちエンジンのハンチングおよびエンストを生じる高トルク領域では、コントローラから出力される回転数信号によりエンジンの回転数を所定回転数以上に上昇させるため、作業機の動作再開時にエンジンのハンチングおよびエンストを防止できる。
また、本発明は、エンジンの回転数を指示する指示値を入力する回転数指示器と、動作検出手段の検出結果に応じてエンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラとを備えている。そして、動作検出手段の検出結果に応じてエンジンの回転数信号をコントローラから出力し、例えば、作業機が動作していない非動作状態のとき、所望の指示値に基づいてエンジンの回転数をセットするため、回転数指示器で所定回転数よりも小さい指示値を入力することによって作業機の非動作時におけるエンジンの燃料消費量や騒音を低減できる。一方、作業機が非動作状態であって回転数指示器で入力された指示値に基づいてエンジンが所定回転数よりも小さい低速回転で駆動しているとき、作業機が動作を開始してエンジンに負荷が掛ると、回転数指示器で入力された指示値に所定の加算値を加算して、コントローラから出力される回転数信号によりエンジンの回転数を所定回転数以上に上昇させるため、作業機の動作再開時にエンジンのハンチングおよびエンストを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置では、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器を備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数を記憶する記憶部を有し、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出されると、前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させるようにした。
【0009】
また、本発明の他の油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置では、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器と、前記油圧ポンプの吸収トルクを検出するトルク検出手段と、該検出した吸収トルクが所定トルクより大きいか否かを判断する判断手段とを備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果および前記判断手段の判断結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数を記憶する記憶部を有し、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときと、前記油圧ポンプの吸収トルクが前記所定のトルクよりも小さいときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出され、この作業機の動作に伴って前記油圧ポンプの吸収トルクが前記所定トルク以上になったときに、前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させるようにした。
また、本発明のさらに他の油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置では、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器を備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数と、前記回転数指示器で入力された指示値に加算する所定の加算値とを記憶する記憶部を有し、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし、前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出されると、前記回転数指示器で入力された指示値と前記所定の加算値との和に基づいて前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させるようにした。
【0010】
また、前記コントローラが前記エンジンのハンチングおよびエンストのいずれも生じない安定領域内の所定回転数を予め記憶する記憶部を有し、前記コントローラの制御動作時に前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させるようにした。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置を示す回路図、図2は該エンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図、図3は該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【0012】
図1に示すように、油圧式建設機械は、エンジン1と、このエンジン1の回転数を調整するエンジン調速器2と、エンジン1により駆動され、作動油タンク3内の作動油を取り入れて吐出する油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4より吐出される作動油の圧力を制限する安全弁5と、油圧ポンプ4より吐出される作動油の方向および流量制御を行なう方向切換弁6と、この方向切換弁6を操作する操作レバー7と、方向切換弁6を介して作動油が供給され、図示しない作業機を駆動するアクチュエータ8とを備えている。
【0013】
本実施例に係るエンジン回転数制御装置は、前記作業機の動作を検出する動作検出手段、例えば操作レバー7の動作を検出する一対の動作検出器9と、エンジン1の回転数を指示する指示値を入力する回転数指示器10と、エンジン調速器2を制御する制御手段11とから主として構成されている。この制御手段11は、動作検出器9の検出結果に基づいてエンジン1の回転数信号を出力するコントローラ、例えばマイコン12と、該回転数信号に応じてエンジン調速器2を制御する作動部13とからなっている。また、マイコン12は、所定回転数Nを予め記憶する図示しない記憶部を備えており、この所定回転数Nは、アクチュエータ8を動作させたときにエンジン1のハンチングおよびエンストのいずれも生じない安定領域内に設定されている。そして、制御手段11では、操作レバー7が動作しないとき、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットするとともに、前記指示値に基づいてエンジン1が回転するとき、操作レバー7の動作に応じてエンジン1の回転数を所定回転数N以上に上昇させるようになっている。
【0014】
図2に示すエンジン1の出力特性データは、回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さい場合を例示するもので、指示値に基づく低速回転時の出力特性を破線aで示し、所定回転数Nに基づく高速回転時の出力特性を実線bで示している。
【0015】
この第1実施例にあっては、図3に示す処理手順にしたがってエンジン1の回転数を制御するようになっている。すなわち、手順S1として、回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さいか否かをマイコン12により判断し、前記指示値が所定回転数Nより小さいと判断した場合、手順S2として操作レバー7が動作したか否かを動作検出器9で検出する。このとき、操作レバー7が動作した場合、手順S3としてエンジン1の回転数を所定回転数Nに設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、エンジン1の回転数を図2の実線bで示す所定回転数Nに基づいてセットする。
【0016】
一方、前記手順S1で回転数指示器10の指示値が所定回転数N以上と判断したと場合、手順S4としてエンジン1の回転数を前記指示値に設定する回転数信号をマイコンから出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットする。また、前記手順S2で操作レバー7が動作しないと判断した場合、手順S4としてエンジン1の回転数を図2の破線aで示す指示値に設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットする。
【0017】
このように構成された上記第1実施例にあっては、操作レバー7に連動する方向切換弁6が中立位置にあって作業機が動作しないとき、制御手段11の制御により所望の指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットするため、前記指示値を所定回転数Nより下げることによって作業機の非動作時にエンジン1の燃料消費量や騒音を低減できる。また、前記指示値に基づいてエンジン1が回転するとき、操作レバー7を操作し、作業機の動作に応じてエンジン1に負荷が掛ると、制御手段11の制御によりエンジン1の回転数をハンチングおよびエンストのいずれをも生じない安定領域内の所定回転数N以上に上昇させるため、このような作業機の動作再開時にエンジン1のハンチングやエンストを防止して通常の運転状態に円滑に復帰できる。
【0018】
図4は本発明の第2実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図、図5は該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【0019】
本実施例のエンジン回転数制御装置では、前述した図1に示す第1実施例の場合と比べて、前記指示値に加算される加算値nが図1に示すマイコン12の記憶部に予め記憶される点が異なっている。なお、その他の構成は第1実施例の場合と基本的に同等であるため、本実施例の構成も図1を用いて説明する。
【0020】
図4に示すエンジン1の出力特性データは、回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さい場合を例示するもので、前記指示値に基づく低速回転時の出力特性を破線aで示し、前記指示値と加算値nとの和に基づく高速回転時の出力特性を実線bで示している。
【0021】
この第2実施例にあっては、図5に示す処理手順にしたがってエンジン1の回転数を制御するようになっている。すなわち、手順S5として、図1の回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さいか否かをマイコン12により判断し、該指示値が所定回転数Nより小さいと判断した場合、手順S6として操作レバー7が動作したか否かを動作検出器9で検出する。このとき、操作レバー7が動作した場合、手順S7としてエンジン1の回転数を前記指示値と加算値nとの和に設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、図4の実線bで示す前記和に基づいてエンジン1の回転数をセットする。
【0022】
一方、前記手順S5で回転数指示器10の指示値が所定回転数Nより大きいと判断した場合、手順S8としてエンジン1の回転数を前記指示値に設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットする。また、前記手順S6で操作レバー7が動作しないと判断した場合、手順S8としてエンジン1の回転数を図4の破線aで示す指示値に設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数をセットする。
【0023】
このように構成された上記第2実施例にあっても、上記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0024】
図6は本発明の第3実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置を示す回路図、図7は該エンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図、図8は該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートであり、図6において前述した図1に示す第1実施例の場合と同等のものには同一符号を付してある。
【0025】
図6に示す本実施例のエンジン回転数制御装置では、前述した第1実施例の場合に比べて、油圧ポンプ4の吸収トルクを検出するトルク検出手段として、油圧ポンプ4から吐出される作動油の圧力を測定する圧力センサ14、および油圧ポンプ4の傾転角を測定する傾転角センサ15を備えた点と、マイコン12に、該測定した作動油の圧力Pおよび油圧ポンプ4の傾転角に基づき油圧ポンプ4の吸収トルクTpを演算し、該吸収トルクTpが所定トルクTより大きいか否かを判断する判断手段を備えた点と、図7に示すエンジン1の出力特性データをマイコン12で予め記憶する点とが主に異なっており、その他の構成は第1実施例の場合と基本的に同等である。なお、前記判断手段では、演算式Tp=f(P,Q)を用いて吸収トルクTpを演算するようになっている。該演算式において、Pは作動油の圧力、Qは作動油の流量で該流量は油圧ポンプ4の傾転角に比例している。
【0026】
図7に示すエンジン1の出力特性データは、回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さい場合を例示するもので、この状態で操作レバー7が動作しないとき、前記指示値に基づいてエンジン1の低速運転が行なわれる。また、操作レバー7が動作して油圧ポンプ4の吸収トルクTpが所定トルクTより小さいとき、前記指示値に基づくエンジン1の低速運転により、図7の点A、Bを結ぶ線分に沿って吸収トルクTpに応じてエンジン1の回転数が次第に下がる。次いで、前記吸収トルクTpが所定トルクTと同等となったとき、図7の点B、Cを結ぶ線分に沿ってエンジン1の回転数が低速運転モードから高速運転モードに切り替わり、さらに、吸収トルクTpが所定トルクTより大きくなると、前記所定回転数Nに基づいてエンジン1の高速運転が行なわれるので、図7の点C、Dを結ぶ線分に沿って油圧ポンプ4の吸収トルクTpに応じてエンジン1の回転数が次第に下がる。その後、吸収トルクTpが小さくなると、点D、Eを結ぶ線分に沿って油圧ポンプ4の吸収トルクTpに応じてエンジン1の回転数が推移した後、吸収トルクTpが所定トルクTより小さいトルクTになると、点E、Fを結ぶ線分に沿ってエンジン1の回転数が高速運転モードから低速運転モードに切り替わり、さらに、吸収トルクTpがトルクTより小さくなると、点F、Aを結ぶ線分に沿ってエンジン1の回転数が推移する。このように、吸収トルクTpが所定トルクTになった際にエンジン1を低速運転モードから高速運転モードに切り替え、一方、吸収トルクTpが所定トルクTより小さいトルクTになった際にエンジン1を高速運転モードから低速運転モードに切り替えることによって、エンジン1の出力特性線にヒステリシスが付与されている。
【0027】
この第3実施例にあっては、図8に示す処理手順にしたがってエンジン1の回転数を制御するようになっている。すなわち、手順S9として、回転数指示器10で入力された指示値が所定回転数Nより小さいか否かをマイコン12により判断し、該指示値が所定回転数Nより小さいと判断した場合、手順S10として操作レバー7が動作したか否かを動作検出器9で検出し、操作レバー7が動作した場合、手順S11として測定した作動油の圧力および油圧ポンプ4の傾転角に基づいてマイコン12により油圧ポンプ4の吸収トルクTpを演算し、該吸収トルクTpが所定値Tより大きいか否かを判断する。このとき、該吸収トルクTpが所定トルクTより大きいと判断した場合、手順S12としてエンジン1の回転数を所定回転数Nに設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記所定回転数Nに基づいてエンジン1の回転数をセットする。その結果、図7の点C、Dまたは線分D、Eを結ぶ線分に沿ってエンジン1の回転数が推移する。
【0028】
一方、前記手順S9で回転数指示器10の指示値が所定回転数Nより大きいと判断した場合、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数を設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することによりエンジン1の回転数を前記指示値に基づいてセットする。また、前記手順S10で操作レバー7が動作しないと判断した場合、あるいは前記手順S11で吸収トルクTpが所定トルクTより小さいと判断した場合には、手順S13としてエンジン1の回転数を前記指示値に設定する回転数信号をマイコン12から出力し、この回転数信号に応じて作動部13でエンジン調速器2を制御することにより、前記指示値に基づいてエンジン1の回転数を前記指示値に基づいてセットする。その結果、図7の点A、Bまたは点F、Aを結ぶ線分に沿ってエンジン1の回転数が推移する。
【0029】
このように構成された上記第3実施例にあっては、所定回転数Nより低い指示値に基づいてエンジン1が低速運転モードで回転することにより、エンジン1の燃料消費量や騒音を低減できる。また、エンジン1が低速運転モードで回転する状態で作業機の動作に応じてエンジン1に負荷が掛ると、油圧ポンプ4の吸収トルクTpが所定トルクTより大きいか否かを判断し、該吸収トルクTpが小さい場合、すなわち、エンジン1のハンチングおよびエンストを生じにくい低トルク領域では前記低速運転モードを保つので、この場合もエンジン1の燃料消費量や騒音を低減できる。一方、該吸収トルクTpが大きい場合、すなわちエンジン1のハンチングおよびエンストを生じる高トルク領域では所定回転数N以上の高速運転モードに移行するので、作業機の動作再開時にエンジン1のハンチングおよびエンストを防止できる。
【0030】
また、上記実施例では、エンジン1を低速運転モードから高速運転モードに切り替える際の吸収トルクTpと、その逆に高速運転モードから低速運転モードに切り替える際の吸収トルクTpとが異なり、ヒステリシスが付与されているため、エンジン1の吸収トルクTpが所定トルクT付近に位置するときにエンジン1の回転数が頻繁に切り替わることを防止でき、エンジン1の回転数を安定させることができる。
【0031】
なお、上記第1〜第3実施例ではアクチュエータ8が1個のみの場合を示したが、複数個のアクチュエータを設けた場合も同様である。また、上記各実施例では作業機の動作を検出する動作検出手段として、操作レバー7の動作を検出する一対の動作検出器9を設けたが、操作レバー7の動作を検出する代わりに、操作レバー7の動作やアクチュエータ8の動作を検出するようにしても良い。さらに、上記各実施例では操作レバー7を機械式としたが、油圧パイロット式や電気式等の操作レバーや操作ペダルであっても良く、その場合には前記動作検出手段として圧力スイッチや電気スイッチ等を設けることができる。
【0032】
さらに、上記第3実施例では油圧ポンプ4の吸収トルクTpが大きい場合、所定回転数Nに基づいてエンジン1の高速運転モードに移行するようにしたが、該所定回転数Nの代わりに、前述した第2実施例と同様に、指示値と加算値nとの和に基づいてエンジン1の高速運転モードに移行することもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、燃料消費量や騒音を低減できるとともに、作業機の動作再開時にエンジンのハンチングおよびエンストを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置を示す回路図である。
【図2】該エンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図である。
【図3】該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図である。
【図5】該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例に係る油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置を示す回路図である。
【図7】該エンジン回転数制御装置により制御されるエンジンの出力特性を示す説明図である。
【図8】該エンジン回転数制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】一般的なエンジンの低速回転時の出力特性を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 エンジン調速器
4 油圧ポンプ
8 アクチュエータ
9 動作検出器(動作検出手段)
10 回転数指示器
11 制御手段
12 マイコン(コントローラ)
13 作動部
14 圧力センサ
15 傾転角センサ

Claims (3)

  1. エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器を備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、
    このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数を記憶する記憶部を有し、
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし、
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出されると、前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させることを特徴とする油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置。
  2. エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器と、前記油圧ポンプの吸収トルクを検出するトルク検出手段と、該検出した吸収トルクが所定トルクより大きいか否かを判断する判断手段とを備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果および前記判断手段の判断結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、
    このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数を記憶する記憶部を有し、
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときと、前記油圧ポンプの吸収トルクが前記所定のトルクよりも小さいときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出され、この作業機の動作に伴って前記油圧ポンプの吸収トルクが前記所定トルク以上になったときに、前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇させることを特徴とする油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置。
  3. エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプより作動油が供給されるアクチュエータを有する作業機と、前記エンジンの回転数を調整するエンジン調速器と、前記作業機の動作を検出する動作検出手段と、前記エンジン調速器を制御する制御手段とを具備する油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジンの回転数を所望の回転数に設定するための指示値を入力する回転数指示器を備えるとともに、前記制御手段に前記動作検出手段の検出結果に応じて前記エンジンの回転数信号を前記エンジン調速器に出力するコントローラを設け、
    このコントローラは、前記エンジンがハンチングやエンストを生じない安定領域内の所定回転数と、前記回転数指示器で入力された指示値に加算する所定の加算値とを記憶する記憶部を有し、
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数以上のときと、前記作業機が非動作状態のときとに、前記回転数指示器で入力された指示値に基づいて前記エンジンの回転数をセットし、
    前記回転数指示器で入力された指示値が前記所定回転数よりも小さいときに前記動作検出手段により前記作業機の動作が検出されると、前記回転数指示器で入力された指示値と前記所定の加算値との和に基づいて前記エンジンの回転数を前記所定回転数以上に上昇さ せることを特徴とする油圧式建設機械のエンジン回転数制御装置。
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