JP5419835B2 - 作業機械 - Google Patents

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本発明は、上下方向に回動可能なブーム等の作業具を作動させるブームシリンダ等の油圧シリンダの増速を実施できる油圧ショベル等の作業機械に関する。
この種の作業機械として、従来、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、例えばホイール式油圧ショベルであり、エンジンと、このエンジンによって駆動される可変容量油圧ポンプと、それぞれ上下方向に回動可能なブーム、アーム、バケット等の各作業具と、これらの作業具例えばアームを作動させるアームシリンダ等の油圧シリンダと、可変容量油圧ポンプから各油圧シリンダに供給される圧油の流れを制御するアーム用制御弁等の方向制御弁と、これらの方向制御弁を切り換え操作するアームレバー等の操作装置とを備えている。また、この従来技術は、エンジンの回転数を設定する回転数設定装置と、可変容量油圧ポンプの吐出圧、すなわち油圧シリンダの負荷圧に応じて回転数設定装置で設定されたエンジンの回転数を補正する回転数補正手段とを備えた構成になっている。
このように構成される従来技術では、例えば特別に大きな作業量を要しない地ならし作業等の通常作業時にあっては、エンジンの回転数を回転数設定装置で設定された回転数に保ち、この状態のエンジンで駆動される油圧ポンプの吐出油をブームシリンダ、アームシリンダ等の油圧シリンダに供給し、油圧シリンダを通常速度にしてブーム、アーム等を上下方向に回動させて所望の通常作業が実施される。また、大きな作業量を要する重掘削作業等の作業時にあっては、ブームシリンダ、アームシリンダ等の油圧シリンダの負荷圧が高くなり、この高くなった負荷圧に応じて回転数補正手段が作動して、エンジンの回転数を回転数設定装置で設定された回転数よりも上昇させる制御が実施される。これにより、油圧ポンプから吐出される流量がそれまでに比べて大きくなり、ブームシリンダ、アームシリンダ等の油圧シリンダの作動速度が上述した通常速度よりも増速し、所望の大きな作業量となる作業が能率良く実施される。
なお、特許文献1には開示されていないが、この種の油圧ショベルにあっては一般に、作業具例えばブームの下降に際して、油圧シリンダすなわちブームシリンダからの戻り油を、ブームシリンダとタンクとを連絡する戻り管路と、この戻り管路に設けたブーム用方向制御弁とを含む戻り流路を介して、タンクに戻すようにしてブームシリンダを作動させるようにしている。このようなブームシリンダからの戻り油の流れは、ブームシリンダを上述した通常速度で作動させる場合であっても、上述のように回転数補正手段の制御によってブームシリンダを通常速度よりも増速させる場合であっても同様である。
特開平7−127493号公報
上述した従来技術は、作業具の上下方向の回動を介して実施される作業の作業量が大きいときには、油圧シリンダの負荷圧に応じて回転数補正手段が作動し、エンジンの回転数を上昇させ、これによって油圧シリンダの作動速度を通常速度よりも増速させて、所望の作業量が大きい作業を能率良く実施することができる。しかしながら昨今、作業量が大きい作業の実施に際して、さらなる作業能率の向上、すなわち作業具を回動させる油圧シリンダの作動速度の増速が要望されている。例えば、油圧ショベルにあっては、地面に溝を掘削する重掘削作業等の大きな作業量となる作業時に、作業具を構成するブームの下降速度を、上述した回転数補正手段の作動によるエンジン回転数の上昇に伴うブームシリンダの作動速度の増速よりも、さらに増速させることが期待されていた。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、上下方向に回動する作業具の下降に際し、回転数補正手段の作動によって得られる作業具の下降速度よりもさらに速く作業具を下降させることができる作業機械を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、上下方向に回動可能な作業具と、この作業具を作動させる油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを備えるとともに、上記エンジンの回転数を設定する回転数設定装置と、上記回転数設定装置で設定された上記エンジンの回転数を補正する回転数補正手段とを備え、上記作業具の下降に際して、上記油圧シリンダからの戻り油を、上記油圧シリンダとタンクとを連絡する戻り管路と、この戻り管路に設けた上記方向制御弁とを含む戻り流路を介して、上記タンクに戻すようにして上記油圧シリンダを作動させる作業機械において、上記作業具の下降に際して、上記戻り流路の通路面積を、上記方向制御弁の開口面積のみに依存する状態よりも増加させる通路面積増加手段を備え、上記作業具の駆動速度が所定速度よりも遅い速度であるかどうかを検出する速度情報検出手段と、この速度情報検出手段で上記遅い速度であることが検出されたとき、上記回転数補正手段による上記エンジンの回転数の補正、及び上記通路面積増加手段による上記戻り流路の通路面積の増加を無効にする無効手段とを備えた構成にしてある。
このように構成した本発明は、作業具の作動を介して実施される作業の作業量としてそれ程大きな作業量が要求されないときには、上下方向に回動する作業具の下降に際して、回転数設定装置で設定された回転数でエンジンが駆動され、このエンジンの駆動に応じた流量の圧油が可変容量油圧ポンプから吐出される。したがって、操作装置を操作して方向制御弁を切り換えることにより、可変容量油圧ポンプから吐出された圧油が油圧シリンダに供給され、油圧シリンダからの戻り油が戻り流路を介してタンクに導かれる際、戻り流路の通路面積は方向制御弁の開口面積にのみ依存したものとなり、これに伴って作業具は方向制御弁の開口面積に依存する通常速度で下降して、所望の作業が実施される。
作業具の作動を介して実施される作業の作業量として大きな作業量が要求されるときには、作業具の下降に際して、回転数補正手段の作動に伴ってエンジン回転数が回転数設定装置で設定された回転数よりも上昇する。このように回転数が上昇したエンジンの駆動に応じて、上述した流量よりも大きな流量の圧油が可変容量油圧ポンプから吐出される。したがって、操作装置を操作して方向制御弁を切り換えることにより、可変容量油圧ポンプから吐出された大きな流量の圧油が油圧シリンダに供給される。これにより油圧シリンダが上述の状態よりも速く作動し、作業具は上述した通常速度よりも増速されて下降する状態となる。
この状態にあって、通路面積増加手段を作動させると、油圧シリンダからの戻り油をタンクに導く戻り流路の通路面積が、上述した方向制御弁の開口面積にのみ依存する状態よりも増加し、油圧シリンダから上述した戻り油の単位時間当りの流量よりも大きな単位時間当りの流量をタンクに戻すことができ、油圧シリンダの作動速度をさらに速くすることができる。すなわち本発明は、上下方向に回動する作業具の下降に際し、回転数補正手段の作動によって得られる作業具の下降速度よりもさらに速く作業具を下降させ、この作業具の作動を介して大きな作業量となる所望の作業を実施できる。
また本発明は、上記発明において、当該作業機械が油圧ショベルから成り、上記作業具がブームから成り、上記油圧シリンダがブームシリンダから成り、上記戻り流路に含まれる上記方向制御弁がブーム用方向制御弁から成り、上記操作装置がブーム用操作装置から成るとともに、上記通路面積増加手段が、上記戻り管路から分岐し上記タンクに連通する分岐管路と、この分岐管路に設けた開閉弁と、この開閉弁を切換え操作する電磁切換弁と、この電磁切換弁を作動させる操作手段と、この操作手段から出力される信号に基づいて上記電磁切換弁を切り換え操作する信号を出力するコントローラとを含むことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記通路面積増加手段に含まれる上記操作手段は、上記ブームの下降速度を、上記戻り流路の通路面積を上記ブーム用方向制御弁の開口面積にのみ依存することによる通常速度に保つ通常速度選択位置と、上記ブームの下降速度を、上記通常速度よりも速い速度に保つ増速選択位置とを有し、それぞれの選択位置に応じた信号を上記コントローラから出力させる選択スイッチ操作部から成ることを特徴としてい
本発明は、エンジンの回転数を設定する回転数設定装置と、回転数設定装置で設定されたエンジンの回転数を補正する回転数補正手段とを備えたものにあって、上下方向に回動する作業具の下降に際して、油圧シリンダからの戻り油をタンクに戻す戻り流路の通路面積を、油圧シリンダを制御する方向制御弁の開口面積のみに依存する状態よりも増加させる通路面積増加手段を備えたことから、作業具の下降に際し、回転数補正手段の作動によって得られる作業具の下降速度よりもさらに速く作業具を下降させることができ、作業具の作動を介して行なわれる大きな作業量となる作業の能率を従来よりも向上させることができる。また本発明は、作業具の駆動速度が所定速度よりも遅い速度であるかどうかを検出する速度情報検出手段と、この速度情報検出手段で遅い速度であることが検出されたとき、回転数補正手段によるエンジンの回転数の補正、及び通路面積増加手段による戻り流路の通路面積の増加を無効にする無効手段とを備えたことから、作業具の微操作性を確保でき、このような微操作による所望の作業を支障なく実施することができる。
本発明者らが先に考案した作業機械の参考例である油圧ショベルを示す側面図である。 図1に示す油圧ショベルに備えられるブームシリンダの駆動回路を示す回路図である。 図2に示す駆動回路に備えられる制御系統を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る油圧ショベルに備えられるブームシリンダの駆動回路を示す回路図である。 図4に示す駆動回路に備えられる制御系統を示すブロック図である。
以下、本発明に係る作業機械の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明者らが先に考案した作業機械の参考例である油圧ショベルを示す側面図である。
この図1に示すように、参考例に係る油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられる作業装置3とを備えている。作業装置3は、ブーム4、アーム5、バケット6等の各作業具と、これらの作業具を作動させるブームシリンダ4a、アームシリンダ5a、バケットシリンダ6a等の油圧シリンダを含んでいる。ブーム4は旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられ、ブームシリンダ4aによって作動する。アーム5はブーム4の先端に上下方向の回動可能に取り付けられ、アームシリンダ5aによって作動する。バケット6はアーム5の先端に上下方向の回動可能に取り付けられ、バケットシリンダ6aによって作動する。旋回体2の旋回フレーム2a上の前側位置には運転室7が配置され、後側位置にはカウンタウエイト8が配置され、運転室2とカウンタウエイト8との間には、後述のエンジン11、可変容量油圧ポンプ12等が収容される機械室9が配置されている。
図2は図1に示す油圧ショベルに備えられるブームシリンダの駆動回路を示す回路図、図3は図2に示す駆動回路に備えられる制御系統を示すブロック図である。
図1に示す参考例に係る油圧ショベルは、図2に示すように、エンジン11と、このエンジン11によって駆動される可変容量油圧ポンプ12、及びパイロットポンプ13とを備えている。また、可変容量油圧ポンプ12から上述したブームシリンダ4aに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁、すなわちブーム用方向制御弁14と、このブーム用方向制御弁14を切り換え操作する操作装置、すなわちブーム用操作装置15とを備えている。
また、この油圧ショベルは、エンジン11の回転数を設定する回転数設定装置22と、ブームシリンダ4aの負荷圧、すなわち可変容量油圧ポンプ12の吐出圧を検出する圧力センサ23と、エンジン11の駆動を制御するエンジンコントローラ20と、回転数設定装置22から出力される信号に応じた目標回転数信号をエンジンコントローラ20に出力するとともに、圧力センサ23から出力される吐出圧信号に応じて回転数設定装置22で設定されたエンジン11の回転数を補正する回転数補正手段を含むメインコントローラ21とを備えている。
図3に示すように、メインコントローラ21には、回転数設定装置22から出力される回転数指示信号Xに応じた目標回転数信号Nxを出力する関数発生器21aを設けてある。この関数発生器21aは、回転数設定装置22から出力される回転数指示信号Xの値が大きくなるに従って比例的に大きくなる目標回転数信号Nxを出力する。また、メインコントローラ21には、圧力センサ23から出力される吐出圧信号PPに応じて補正値ΔNを出力する関数発生器21bを設けてある。この関数発生器21bは、圧力センサ23から出力される吐出圧信号PPの値がPu以上となると、回転数指示信号Xに対する補正値ΔN(=所定補正値)を出力し、吐出圧信号PPの値がPuよりも小さい値であるPdとなると補正値ΔN(=0)とする処理を行なう。関数発生器21bから出力された補正値ΔNは選択スイッチ21cがオンのときに、加算器21dに送信される。加算器21dにおいて、関数発生器21aから出力された目標回転数信号Nxに、関数発生器21bから出力され、選択スイッチ21cを介して送信された補正値ΔNを加算する処理がなされ、この加算器21dから補正された目標回転数信号Nyがエンジンコントローラ20に対して出力される。
上述した圧力センサ23と、メインコントローラ21に含まれる関数発生器21b、選択スイッチ21c、及び加算器21dとによって、回転数設定装置22で設定されたエンジン11の回転数を補正する回転数補正手段が構成されている。
この参考例に係る油圧ショベルにあっては、作業具、例えばブーム4の下降に際して、ブーム4を作動させる油圧シリンダであるブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油は、ブームシリンダ4aのボトム室4a1とタンク16とを連絡する戻り管路17と、この戻り管路17に設けた上述のブーム用方向制御弁14とを含む戻り流路を介して、タンク16に戻される構成となっている。
さらに、この参考例に係る油圧ショベルは、作業具すなわちブーム4の下降に際して、ブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油をタンク16に導く戻り流路の通路面積を増加させる通路面積増加手段を備えている。この通路面積増加手段は、ブームシリンダ4aのボトム室4a1に接続される戻り管路17から分岐してタンク16に連通する分岐管路30と、この分岐管路30に設けられ、開位置31a及び閉位置31bを有する開閉弁31と、開位置32a及び閉位置32bを有し、パイロットポンプ13からのパイロット圧を開閉弁31の制御部に与えることにより、この開閉弁31を切り換え操作する電磁切換弁32と、この電磁切換弁32を作動させる操作手段とから構成されている。ブーム下げに際してブーム用操作装置15を操作すると、ブーム下げ用のパイロット圧がパイロット管路34及び電磁切換弁32の開位置32aを介して開閉弁31の制御部に導かれ、開閉弁31は開位置31aに切り換えられる。したがって、ブームシリンダ4aのボトム室4a1の油が、戻り管路17、分岐管路30、開閉弁31の開位置31aを介してタンク16に戻され得る状態となる。また、ブーム上げに際してブーム用操作装置15を操作したときには、開閉弁31は、そのばねの力により閉位置31bに保持される。したがって、このブーム上げ時には可変容量油圧ポンプ12から吐出された圧油がタンク16に逃げることなく、ブーム用方向制御弁14を介してブームシリンダ4aのボトム室4a1に供給される。
上述の操作手段は、ブーム4の下降速度を、上述した戻り流路の通路面積をブーム用方向制御弁14の開口面積にのみ依存することによる通常速度に保つ通常速度選択位置と、ブーム4の下降速度を、上述した通常速度よりも速い速度に保つ増速選択位置とを有し、それぞれの選択位置に応じた信号をメインコントローラ21から出力させる選択スイッチ操作部33から成っている。
図3に示すように、メインコントローラ21には、選択スイッチ操作部33から出力される選択信号Sに応じて電磁切換弁32の作動を制御する制御信号Saを出力する関数発生器21eを設けてある。この関数発生器21eは、選択スイッチ操作部33から出力される選択信号Sが上述した通常速度選択位置に相応するオフ信号Soffのときに、電磁切換弁32を閉位置32bに保つ制御信号Sa(=Sa1)を出力し、選択スイッチ操作部33から出力される選択信号Sが上述した増速選択位置に相応するオン信号Sonのときに、電磁切換弁32を開位置32aに切り換える制御信号Sa(=Sa2)を出力する。
また、選択スイッチ操作部33から出力された選択信号Sが上述した通常速度選択位置に相応するオフ信号Soffであるときに選択スイッチ21cはオフとなり、選択スイッチ操作部33から出力される選択信号Sが上述した増速選択位置に相応するオン信号Sonであるときに選択スイッチ21cはオンとなって、関数発生器21bから出力される補正値ΔNを加算器21dに送信する。
このように構成した参考例に係る油圧ショベルにあっては、エンジン11を駆動し、可変容量油圧ポンプ12から圧油を吐出させている状態であって、例えば電磁切換弁32が閉位置32bに保たれ、開閉弁31が閉位置31bに保たれている状態で、ブーム用操作装置15を一方向に操作してパイロットポンプ13からのパイロット圧を、ブーム用方向制御弁14の図2の左側の制御部に与えると、このブーム用方向制御弁14が中立位置14cから切換位置14bに切り換えられ、可変容量油圧ポンプ12から吐出された圧油は、ブームシリンダ4aのボトム室4a1に供給され、ロッド室4a2の圧油、すなわち戻り油は、戻り管路17a及びブーム用方向制御弁14の切換位置14bを介してタンク16へ戻され、ブームシリンダ4aは伸長し、ブーム上げが行なわれる。すなわち、図1に示す作業装置3が上方向に回動する。
また、ブーム用操作装置15を上述とは逆方向の他方向に操作して、パイロットポンプ13からのパイロット圧をブーム用方向制御弁14の図2の右側の制御部に与えると、このブーム用方向制御弁14が切換位置14aに切り換えられ、可変容量油圧ポンプ12から吐出された圧油は、ブームシリンダ4aのロッド室4a2に供給され、ボトム室4a1の圧油、すなわち戻り油は戻り管路17を介してタンク16へ戻され、ブームシリンダ4aは収縮し、ブーム下げが行なわれる。すなわち、図1に示す作業装置3が下方向に回動し、バケット6による土砂のならし作業や掘削作業が実施される。
ここで、作業具であるブーム4の作動を介して実施される作業の作業量としてそれ程大きな作業量が要求されないときには、選択スイッチ操作部33によって通常選択位置が選択される。このとき、選択スイッチ操作部33から出力される選択信号S(Soff)により、メインコントローラ21に含まれる選択スイッチ21cはオフとなる。これにより、関数発生器21bから出力される補正値ΔNは加算器21dに送信されることがなく、回転数設定装置22から出力される回転数指示信号Xに応じて関数発生器21aで演算される目標回転数信号Nx(=Ny)が、エンジンコントローラ20に出力される。したがって、このエンジンコントローラ20で制御されるエンジン11の回転数は、回転数設定装置22で設定された回転数に維持される。
また、上述のように選択スイッチ操作部33から出力される選択信号S(Soff)に応じてメインコントローラ21に含まれる関数発生器21eから制御信号Sa(Sa1)が出力され、電磁切換弁32は閉位置32bに保たれる。これに応じて開閉弁31も閉位置31bに保たれる。したがって、ブームシリンダ4の戻り管路17に接続された分岐管路30は、遮断状態に保たれる。
このように回転数設定装置22で設定された回転数でエンジン11が駆動され、このエンジン11の駆動に応じた流量の圧油が可変容量油圧ポンプ12から吐出されている状態で、ブーム4を下降させようとしてブーム用操作装置15を操作すると、上述のようにブーム用方向制御弁14が切換位置14aに切り換えられ、可変容量油圧ポンプ12から吐出された圧油がブームシリンダ4aのロッド室4a2に供給され、ブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油が、戻り管路17及びブーム用方向制御弁14の切換位置14aを介してタンク16に導かれる。この際に、戻り流路の通路面積はブーム用方向制御弁14の開口面積にのみ依存したものとなる。これに伴って、ブーム4はブーム用方向制御弁14の開口面積に依存する通常速度で下降して、作業装置3によってそれ程大きな作業量が要求されない所望の作業が実施される。なお、上述の場合には、選択スイッチ21cがオフとなっており、補正値ΔNは活用されないが、このときブームシリンダ4aの負荷圧はそれ程高くなく、圧力センサ23から出力される吐出圧信号PPの値は、例えばPd以下となり、メインコントローラ21の関数発生器21bから出力される補正値ΔNは、ΔN(=0)となっている。
また、上述とは異なり、ブーム4の作動を介して実施される作業の作業量として大きな作業量が要求されるときには、選択スイッチ操作部33によって増速選択位置が選択される。このとき選択スイッチ操作部33から出力される選択信号S(Son)により、メインコントローラ21に含まれる選択スイッチ21cはオンとなる。これにより、関数発生器21bから出力される補正値ΔN(=所定補正値)が加算器21dに送信される。また、上述のように選択スイッチ操作部33から出力される選択信号S(Son)に応じてメインコントローラ21に含まれる関数発生器21eから制御信号Sa(Sa2)が出力され、図2に示す電磁切換弁32は開位置32aに切り換えられる。これにより、パイロットポンプ13のパイロット圧が電磁切換弁32の開位置32aを介して開閉弁31の制御部に与えられ、開閉弁31は開位置31aに切り換えられる。したがって、ブームシリンダ4aの戻り管路17に接続された分岐管路30は連通状態となる。
このような状態において、ブーム4を下降させるためにブーム用操作装置15を操作すると、ブーム用方向制御弁14が切換位置14aに切り換えられ、可変容量油圧ポンプ12から吐出された圧油がブームシリンダ4aのロッド室4a2に供給され、ブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油が戻り流路を介してタンク16に導かれる。すなわち、ブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油は、戻り管路17及び方向制御弁14の切換位置14aを介してタンク16に戻されると共に、戻り管路17、分岐管路30、及び開閉弁31の開位置31aを介してタンク16に戻される。
このようなブーム4の下降に際して、大きな作業量に伴ってブームシリンダ4aの負荷圧が高くなり、圧力センサ23で検出される可変容量油圧ポンプ12の吐出圧が高くなる。すなわち、圧力センサ23から出力される吐出圧信号PPの値は、Pu以上となり、メインコントローラ21の関数発生器21から出力される補正値ΔN(=所定補正値)が選択スイッチ21cを介して加算器21dに与えられる。この加算器21dで、回転数設定装置22の回転数指示信号Xに応じて関数発生器21aから出力される目標回転数信号Nxの値と、補正値ΔN(=所定補正値)とが加算され、この加算器21dから補正された目標回転数信号Nyがエンジンコントローラ20に対して出力される。これにより、エンジン11の回転数が回転数設定装置22で設定された回転数よりも上昇する。このように回転数が上昇したエンジン11の駆動に応じて、上述した流量よりも大きな流量の圧油が可変容量油圧ポンプ12から吐出される。したがって、ブーム用操作装置15を操作してブーム用方向制御弁14を切り換えることにより、可変容量油圧ポンプ12から吐出された大きな流量の圧油がブームシリンダ4aのロッド室4a2に供給される。これによりブームシリンダ4aは上述の状態よりも速く収縮し、ブーム4aは上述した通常速度よりも増速されて下降する。
この参考例に係る油圧ショベルでは、このようにエンジン11の回転数を上昇させてブームシリンダ4aの作動速度を増速させた上で、さらにブームシリンダ4aを速く作動させることができる。ブームシリンダ4aのボトム室4a1からの戻り油は、戻り管路17と、ブーム用方向制御弁14の切換位置14aとを介してタンク16に戻されると共に、戻り管路17、分岐管路30、開閉弁31を介してもタンク16に戻される。すなわち、戻り流路の通路面積が増加して、上述した状態よりも単位時間当り多くの流量をブームシリンダ4aのボトム室4a1からタンク16へ戻すことができる。これにより、ブームシリンダ4aの収縮時の作動速度をさらに速くすることができる。
このように、この参考例に係る油圧ショベルによれば、ブーム4の下降に際して、回転数補正手段の作動によって得られるブーム4の下降速度よりもさらに速くブーム4を下降させ、このブーム4を介して大きな作業量となる所望の作業を実施することができ、このような大きな作業量となる作業の能率を向上させることができる。
図4は本発明の実施形態に係る油圧ショベルに備えられるブームシリンダの駆動回路を示す回路図、図5は図4に示す駆動回路に備えられる制御系統を示すブロック図である。なお、実施形態に係る油圧ショベルの外観については、例えば前述した参考例に係る図1に示す油圧ショベルと同等であるので、図示を省略する。
実施形態に係る油圧ショベルは、ブーム4の駆動速度が所定速度よりも遅い速度であるかどうかを検出する速度情報検出手段と、この速度情報検出手段で遅い速度であることが検出されたとき、回転数補正手段によるエンジン11の回転数の補正、及び通路面積増加手段による上述した戻り流路の通路面積の増加を無効にする無効手段とを備えた構成にしてある。
上述した速度情報検出手段は、図4に示すように、ブーム用操作装置15の一方向の操作時の操作量を検出する圧力センサ41、及び他方向の操作時の操作量を検出する圧力センサ42と、メインコントローラ21に設けられ、圧力センサ41から出力される操作量信号の値と圧力センサ42から出力される操作量信号の値のうちの大きい方の値を選択して圧力信号PAとして出力する最大値選択器21gと、この最大値選択器21gから出力される圧力値PAを前回値メモリとして記憶する記憶部21hと、最大値選択器21gから出力される圧力値PAと記憶部2hに記憶される前回の圧力値PAとを減算し、減算値Δxを出力する減算器21iと、この減算器21iから出力される減算値Δxが微操作に相応する値R1以下のときに「0」すなわちオフ信号を出力し、R1を超えた値であるときに「1」すなわちオン信号を出力する関数発生器21jとを含んでいる。
なお、関数発生器21jに接続させてタイマ21kを設けてあり、関数発生器21jから出力された「0」に相応するオフ信号または「1」に相応するオン信号をタイマ21hで計測される所定時間後に、スイッチ部21fに出力させるように構成してある。スイッチ部21fは、前述した関数発生器21bと前述した選択スイッチ21cとの間に設けてある。このスイッチ部21fは、オフのときに関数発生器21bと選択スイッチ21cとの接続を遮断する。
また、メインコントローラ21には、タイマ21kに接続させて関数発生器21nを設けてある。この関数発生器21nは、タイマ21kを介して関数発生器21jから出力される値が「1」のときにオン信号を出力し、タイマ21kを介して関数発生器21jから出力される値が「0」のときにオフ信号を出力する。また、メインコントローラ21には、関数発生器21nと前述した電磁切換弁32との間に介設されるスイッチ部21mを有している。このスイッチ部21mは、前述した選択スイッチ操作部33で通常速度選択位置が選択されたときにオフとなり、増速選択位置が選択されたときにオンとなるように構成されている。その他の構成は、前述した参考例に係る油圧ショベルと同等である。
上述したタイマ21kと、スイッチ部21fと、関数発生器21nと、スイッチ部21mとは、上述した速度情報検出手段でブーム4の駆動速度が所定速度よりも遅い速度であることが、すなわち微操作が実施されていることが検出されたとき、上述した回転数補正手段によるエンジン11の回転数の補正、及び上述した通路面積増加手段による戻り流路の通路面積の増加を無効にする無効手段を構成している。
このように構成した実施形態に係る油圧ショベルにあっては、選択スイッチ操作部33で通常速度選択位置が選択されたときは、選択スイッチ21cがオフとなり、エンジン11の回転数の補正は実施されず、またスイッチ部21mがオフとなり、電磁切換弁32が閉位置32bに、開閉弁31が閉位置31bにそれぞれ保たれ、ブーム用操作装置15が操作された際に、前述と同様に、ブーム4は回転数設定装置22で設定された回転数に保たれたエンジン11の駆動状態で、ブーム用方向制御弁14の開口面積のみに依存する通常速度で下降して、作業装置3によってそれ程大きな作業量が要求されない所望の作業が実施される。
また、選択スイッチ操作部33で増速選択位置が選択されたときは、選択スイッチ21cがオンとなり、エンジン11の回転数の補正が可能となり、また、スイッチ部21mがオンとなり、電磁切換弁32が開位置32aに、開閉弁31が開位置31aにそれぞれ切り換えられる。
このような状態において、ブーム用操作装置15を一方向に、または他方向に大きく操作すると、圧力センサ41または圧力センサ42から出力される操作量信号の値は大きくなり、メインコントローラ21の最大値選択器21gから出力される圧力値PAが大きくなる。したがって、減算器21iで演算される減算値Δxは、微操作に相応するR1よりも大きくなり、関数発生器21jから「1」に相応するオン信号がタイマ21kに出力される。タイマ21kは制御の安定性を考慮した所定時間を計測した後、オン信号をスイッチ部21fに出力する。これによりスイッチ部21fがオンとなる。
このような状態は、参考例に係る油圧ショベルにおいて選択スイッチ操作部33で増速選択位置が選択された場合と同じである。したがって、回転数補正手段によるエンジン11の回転数の上昇と、通路面積増加手段によるブーム4の下降時のブームシリンダ4からの戻り油を導く戻り流路の通路面積の増加とにより、参考例に係る油圧ショベルにおけるのと同様の作用効果が得られる。すなわち、ブーム4の下降に際して、回転数補正手段の作動によって得られるブーム4の下降速度よりもさらに速くブーム4を下降させ、このブーム4を介して大きな作業量となる所望の作業を実施することができ、このような大きな作業量となる作業の能率を向上させることができる。
また、実施形態に係る油圧ショベルでは、上述のように選択スイッチ操作部33で増速選択位置が選択されていても、ブーム4の微操作時にはブーム4の作動速度の増速を停止させることができる。すなわち、ブーム用操作装置15の操作量を小さくしてブーム4を微操作するときには、圧力センサ41,42から出力された操作量信号に応じてメインコントローラ21の最大値選択器21gで選択された圧力値PAは小さな値となり、これに伴って減算器21iの減算値Δxは、微操作に相応するR1以下の値となる。したがって、このときメインコントローラ21の関数発生器21jから「0」に相応するオフ信号がタイマ21kに出力され、タイマ21kから所定時間後にオフ信号が出力される。このオフ信号に応じてスイッチ部21fはオフとなり、回転数補正手段によるエンジン11の回転数の上昇によるブーム4の作動速度の増速は実施されなくなる。また、タイマ21kから出力されるオフ信号に応じてメインコントローラ21の関数発生器21nからオフ信号が出力され、このオフ信号がスイッチ部21mを介して電磁切換弁32の制御部に与えられる。これにより電磁切換弁32は閉位置32bに切り換えられる。これに伴い、開閉弁31も閉位置31bに切り換えられ、分岐管路30は遮断状態となる。したがって、ブームシリンダ4aからの戻り油は、ブーム用方向制御弁14のみを介してタンク16に戻される状態となる。このような動作により、実施形態に係る油圧ショベルでは、ブーム4の微操作性を確保でき、このような微操作による所望の作業を支障なく実施することができる。
なお、上述した実施形態にあっては、ブームシリンダ4aのボトム室4a1に接続される戻り管路17に、タンク16に連通する1本の分岐管路30を接続し、この分岐管路30に開閉弁31を設けた構成にしてあるが、本発明は、このように構成することには限られない。例えば、戻り管路17に、それぞれタンク16に連通する複数の分岐管路を接続し、これらの分岐管路のそれぞれに開閉弁を設け、これらの開閉弁を前述した電磁切換弁32で開閉制御する構成にしてもよい。
また上記では、分岐管路31に開閉弁31を設け、この開閉弁31を開閉制御する電磁切換弁32を設けた構成にしてあるが、例えば開閉弁31に代えて可変絞り弁を設け、電磁切換弁に代えて可変絞り弁の開口量を制御する比例電磁弁を設け、この比例電磁弁を操作する操作手段として、選択スイッチ操作部33に代えて、通常速度選択位置と、増速選択位置のいずれかを選択可能であると共に、増速選択位置として複数の選択位置、すなわち増速の程度が小さい小増速位置と、増速の程度が大きい大増速位置とが含まれる選択スイッチ操作部を設けた構成にしてもよい。
このように構成したものでは、選択スイッチ操作部で上述の増速選択位置の小増速位置が選択されたときには、比例電磁弁の作動を介して可変絞り弁の開口量を比較的小さなものとし、増速選択位置の大増速位置が選択されたときには、比例電磁弁の作動を介して可変絞りの開口量を上述した小増速位置が選択されたときに比べて大きなものとすることができる。これにより、大きな作業量となる作業時にあってブーム4を下降させる際に、ブームシリンダ4aからの戻り油が導かれる戻り流路の通路面積を異なる増加面積のうちの所望の増加面積に選択して、増速時にあってブーム4の下降速度を複数の速度に制御することができる。
3 作業装置
4 ブーム(作業具)
4a ブームシリンダ(油圧シリンダ)
4a1 ボトム室
11 エンジン
12 可変容量油圧ポンプ
14 ブーム用方向制御弁
15 ブーム用操作装置
16 タンク
17 戻り管路
20 エンジンコントローラ
21 メインコントローラ
21a 関数発生器
21b 関数発生器
21c 選択スイッチ
21d 加算
21f スイッチ部
21g 最大値選択器
21h 記憶部
21i 減算器
21j 関数発生器
21k タイマ
21m スイッチ部
21n 関数発生部
22 回転数設定装置
23 圧力センサ
30 分岐管路
31 開閉弁
32 電磁切換弁
33 選択スイッチ操作部
34 パイロット管路
41 圧力センサ
42 圧力センサ
43 演算手段

Claims (3)

  1. エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、上下方向に回動可能な作業具と、この作業具を作動させる油圧シリンダと、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを備えるとともに、
    上記エンジンの回転数を設定する回転数設定装置と、上記回転数設定装置で設定された上記エンジンの回転数を補正する回転数補正手段とを備え、
    上記作業具の下降に際して、上記油圧シリンダからの戻り油を、上記油圧シリンダとタンクとを連絡する戻り管路と、この戻り管路に設けた上記方向制御弁とを含む戻り流路を介して、上記タンクに戻すようにして上記油圧シリンダを作動させる作業機械において、
    上記作業具の下降に際して、上記戻り流路の通路面積を、上記方向制御弁の開口面積のみに依存する状態よりも増加させる通路面積増加手段を備え、
    上記作業具の駆動速度が所定速度よりも遅い速度であるかどうかを検出する速度情報検出手段と、
    この速度情報検出手段で上記遅い速度であることが検出されたとき、上記回転数補正手段による上記エンジンの回転数の補正、及び上記通路面積増加手段による上記戻り流路の通路面積の増加を無効にする無効手段とを備えたことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    当該作業機械が油圧ショベルから成り、上記作業具がブームから成り、上記油圧シリンダがブームシリンダから成り、上記戻り流路に含まれる上記方向制御弁がブーム用方向制御弁から成り、上記操作装置がブーム用操作装置から成るとともに、
    上記通路面積増加手段が、上記戻り管路から分岐し上記タンクに連通する分岐管路と、この分岐管路に設けた開閉弁と、この開閉弁を切換え操作する電磁切換弁と、この電磁切換弁を作動させる操作手段と、この操作手段から出力される信号に基づいて上記電磁切換弁を切り換え操作する信号を出力するコントローラとを含むことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    上記通路面積増加手段に含まれる上記操作手段は、上記ブームの下降速度を、上記戻り流路の通路面積を上記ブーム用方向制御弁の開口面積にのみ依存することによる通常速度に保つ通常速度選択位置と、上記ブームの下降速度を、上記通常速度よりも速い速度に保つ増速選択位置とを有し、それぞれの選択位置に応じた信号を上記コントローラから出力させる選択スイッチ操作部から成ることを特徴とする作業機械。
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