JPH11351007A - 作業車両の原動機回転数制御装置および方法 - Google Patents

作業車両の原動機回転数制御装置および方法

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JPH11351007A
JPH11351007A JP16241698A JP16241698A JPH11351007A JP H11351007 A JPH11351007 A JP H11351007A JP 16241698 A JP16241698 A JP 16241698A JP 16241698 A JP16241698 A JP 16241698A JP H11351007 A JPH11351007 A JP H11351007A
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prime mover
rotation speed
actuator
operation lever
speed
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JP16241698A
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English (en)
Inventor
Yoichi Furuwatari
陽一 古渡
Shigeya Konno
繁哉 今野
Tsukasa Toyooka
司 豊岡
Hiroji Ishikawa
広二 石川
Tsuyoshi Nakamura
剛志 中村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中立状態から操作レバーが操作された際、原動
機に作用する負荷が過大とならないようにする。 【解決手段】操作レバー8の非操作が所定時間継続した
場合、コントローラ15からステップモータ3および電
磁切換弁11へ出力される信号により、原動機1は最小
回転数NMINに制御され、電磁切換弁11は位置(b)
に切り換えられる。この状態から操作レバー8を操作す
ると、原動機1はスロットル22により設定された回転
数NSとなるように制御される。その際、原動機回転数
Nが第1の目標回転数N1に至るまでは電磁切換弁11
は位置(b)にあり、この状態では操作レバー8を操作し
ても制御弁7を駆動することはできない。これによっ
て、低回転で油圧ポンプ4からアクチュエータ6へは圧
油が供給されず、原動機1に過負荷が作用することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式建設機械な
どの作業車両の原動機回転数制御装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルなどの建設機械に搭載され
るディーゼルエンジンの回転数制御装置として、例えば
特公昭60−38561号公報には、操作中立時のエン
ジンアイドル回転数を自動的に低く設定するいわゆるオ
ートアイドル機構を備えた装置が開示されている。この
公報記載の装置によると、全ての操作レバーの非操作の
状態が所定時間計時されると、制御装置からオートアイ
ドル制御(低速運転制御)が指令され、エンジン回転数
をスロットルレバーにより指示されたものより小さい低
速アイドル回転数に制御する。これによって、作業中断
時のエンジン回転数は低減され、燃費や騒音等が低減さ
れる。このようなオートアイドル制御は、重負荷作業時
等でエンジン回転数が高めに設定されている場合に、よ
り効果的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン回転数がオートアイドル制御によって低速アイドル回
転数に制御されている場合において、操作レバーを中立
位置から操作して削土などの作業を行う場合には、エン
ジン回転数が十分に上昇する前にエンジンに負荷が作用
してしまうので、エンジン回転数に対する負荷が過大と
なり、エンストや場合によってはエンジン逆回転のおそ
れがある。また、このように低回転かつ過負荷からエン
ジン回転数を上昇させる場合には、黒煙が発生するおそ
れがある。したがってこれらの問題を防止するため、オ
ートアイドル制御時における低速アイドル回転数は、エ
ンジン性能限界によって許容され得る最小回転数よりも
高く設定しなければならず、その結果、燃費や騒音,発
熱を十分に低減することができない。
【0004】一方、軽負荷作業等においては設定された
エンジン回転数が小さいので、オートアイドル制御の効
果が大きく発揮されず、オートアイドル制御を無効にし
て作業する場合がある。この場合、操作レバーの操作の
有無にかかわらず常にスロットルレバーで指令された回
転数にエンジンが制御されるので、燃費等が犠牲とな
る。また、オートアイドル機構とは異なり、操作レバー
の操作に応じて単に原動機回転数を増減するような機構
を有するエンジン回転数制御装置においても同様な問題
がある。
【0005】本発明の目的は、操作レバーが操作されて
回転数を増加させる際に、原動機に作用する負荷が過大
とならないようにし得る原動機回転数制御装置および方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて説明する。 (1) 請求項1の発明は、原動機1と、該原動機1に
よって駆動される油圧ポンプ4と、該油圧ポンプ4から
圧送される圧油により駆動するアクチュエータ6と、油
圧ポンプ4からアクチュエータ6に供給される圧油の流
れを制御する制御弁7と、アクチュエータ6の駆動を指
令する操作レバー8と、少なくとも操作レバー8が操作
されると原動機回転数が増速するように原動機1の回転
数を調節する回転数調節手段2,3とを備えた作業車両
の原動機回転数制御装置に適用される。そして、操作レ
バー8の操作によってアクチュエータ6の駆動が指令さ
れて原動機回転数が増速されているとき、原動機1に作
用する負荷が過大とならないように、原動機回転数に応
じて制御弁7の駆動を制御する弁制御手段11,15を
備えたことにより上述の目的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、回転数調節手段2,3が、
操作レバー8が中立にあってアクチュエータ6の駆動停
止が指令されているとき、原動機回転数を予め設定され
た回転数よりも低くするオートアイドル機能を有するも
のである。 (3) 請求項3の発明は、弁制御手段11,15が、
操作レバー8の操作によって原動機回転数が増速されて
いるとき、原動機回転数が所定値N1〜N3未満のときは
原動機1に作用する負荷を制限し、原動機回転数が所定
値N1〜N3以上のときはこの制限を取り除くように、制
御弁7の駆動を制御するものである。 (4) 請求項4の発明は、原動機1と、該原動機1に
よって駆動される油圧ポンプ4と、該油圧ポンプ4から
圧送される圧油により駆動するアクチュエータ6と、油
圧ポンプ4からアクチュエータ6に供給される圧油の流
れを制御する制御弁7と、アクチュエータ6の駆動を指
令する操作レバー8と、少なくとも操作レバー8が操作
されると原動機回転数が増速するように原動機1の回転
数を調節する回転数調節手段2,3とを備えた作業車両
の原動機回転数制御方法に適用される。そして、操作レ
バー8が中立位置から操作されて原動機回転数が増速さ
れているとき、原動機回転数が所定値に達するまではア
クチュエータ6による過負荷が原動機1に作用しないよ
うにすることにより上述の目的は達成される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は、本発明に係る原動機回転数制御装置を搭載した
建設機械の油圧回路を示す図であり、この制御装置は、
例えば油圧ショベルに搭載される。図1に示すように、
原動機(例えばディーゼルエンジン)1はステップモー
タ3で駆動されるガバナ2を有し、原動機1の回転数は
コントローラ15により制御される。油圧回路は、原動
機1によって駆動される可変容量形のメインポンプ4
と、同じく原動機1によって駆動されるサブポンプ5
と、メインポンプ4から供給される圧油により駆動され
るアクチュエータ6と、メインポンプ4からアクチュエ
ータ6への圧油の流れを制御する制御弁7と、アクチュ
エータ6の駆動を指令する操作レバー8と、操作レバー
8の操作量に応じて制御弁7のパイロット室へ供給され
るパイロット圧を制御するパイロット弁9a,9bと、
サブポンプ5からパイロット弁9a,9bに供給される
圧油の流れを制御するために各々直列に配置された手動
切換弁10および電磁切換弁11と、サブポンプ5から
の圧油の最高圧を規制するリリーフ弁12と、絞り13
を介しサブポンプ15とタンクTとを連通または遮断す
る切換弁14とを備えている。この切換弁14は、後述
する圧力スイッチ24aのオンオフにより制御弁7の中
立状態と操作状態を判別するために使用される。
【0009】アクチュエータ6は、油圧シリンダ61と
シリンダ内を摺動するピストン62とを有し、制御弁7
が位置(a)に切り換えられヘッド側油室に圧油が供給さ
れるとシリンダは伸長し、制御弁7が位置(b)に切り換
えられロッド側油室に圧油が供給されるとシリンダは縮
退する。切換弁14は、連結部材14aを介して制御弁
7に連結され、制御弁7に連動してその位置が切り換え
られる。すなわち、制御弁7が中立位置にあるときはサ
ブポンプ5とタンクTとは連通され、制御弁7が位置
(a)または位置(b)のいずれかにあるときはサブポンプ
5とタンクTとは遮断される。手動切換弁10は、運転
室の入口に設けられるいわゆるゲートロックレバー16
の操作に連動して位置(a)または(b)に切り換えられ
る。手動切換弁10が位置(a)に切り換えられるとサブ
ポンプ5から電磁切換弁11へ圧油が供給され、位置
(b)に切り換えられると圧油の供給が禁止される。ゲー
トロックレバー16が作業者の運転席からの出入りが禁
止されるゲートロック位置に操作されると、手動切換弁
10が位置(b)に切り換えられる。
【0010】電磁切換弁11は、コントローラ15から
の制御信号によって位置(a)または(b)に切り換えら
れ、位置(b)に切り換えられると流量規制用の絞り11
aが回路に挿入される。電磁切換弁11が位置(a)に切
り換えられると電磁比例弁11を通過可能な圧油量Q=
Q1となり、(b)に切り換えられると圧油量Q=Q2(<
Q1)となる。このような圧油量Qの相違により制御弁
7を有効化または無効化する。すなわち電磁切換弁11
が位置(a)に切り換えられると圧油量Q1となり、制御
弁7は操作レバー8の操作に連動して応答良く駆動され
る。一方、位置(b)に切り換えられると圧油量Q2とな
り、制御弁7は操作レバー8の操作に連動して応答良く
駆動することができない。このように電磁切換弁11の
位置(b)に絞り11aを挿入することの意義は後述す
る。
【0011】コントローラ15には、オートアイドル制
御を指令するオートアイドルスイッチ21と、オペレー
タの操作によって例えば900r.p.m.〜2000r.p.m.
の範囲で原動機回転数を設定するダイヤル式のスロット
ル22と、原動機1の回転数を検出する回転数センサ2
3と、切換弁14と絞り13の間に設けられ操作レバー
8の操作の有無を検出する圧力スイッチ24とが接続さ
れている。これらの機器21〜24からコントローラ1
5に各種の信号が入力されると、コントローラ15は以
下に述べるような処理を実行して、ステップモータ3お
よび電磁切換弁11にそれぞれ制御信号を出力する。な
お、本実施の形態におけるオートアイドル制御とは、作
業中断時の原動機回転数を作業時の原動機回転数よりも
低く制御し、燃費その他の向上を図ろうとするものであ
り、原動機回転数が例えば2000r.p.m.以上に設定さ
れる重負荷作業時等に主に選択される。
【0012】図2は、第1の実施の形態に係わるコント
ローラ15での処理を説明するためのフローチャートで
ある。このフローチャートは、例えば原動機キースイッ
チ(不図示)のオンによってスタートし、まず、ステッ
プS1でスロットル22からの信号であるスロットル電
圧NVを取り込み、ステップS2において、スロットル
電圧NVから設定回転数NSを演算する。次いで、ステ
ップS3でオートアイドルスイッチ21のオンすなわち
オートアイドル制御が指令されているか否かを判定す
る。ステップS3が肯定されるとステップS4に進み、
否定されると後述するの処理に進む。ステップS4で
は、圧力スイッチ24の検出値より操作レバー8の非操
作が所定時間継続しているか否かを判定する。ステップ
S4で所定時間継続を判定する意味は、作業中にたまた
ま操作レバー8が非操作されたものなのか、それとも作
業中断により操作レバー8が非操作されたものなのかを
明確に区別するためである。ステップS4が肯定される
とステップS5で、原動機1が原動機性能限界によって
定まるエンストしない最小回転数NMIN(本実施の形
態では600r.p.m.)となるように、ステップモータ3
に制御信号INMINを出力する。次いで、ステップS
6において、電磁切換弁11を位置(b)へ切換える信号
Ibを出力し、始めに戻る。
【0013】ステップS4が否定されるとステップS7
に進み、原動機1がステップS2で設定された設定回転
数NSとなるように、ステップモータ3に制御信号IN
Sを出力する。次いで、ステップS8で、回転数センサ
23によって検出された原動機1の実回転数Nが、第1
の目標回転数N1(後述するように本実施の形態では1
200r.p.m.)以上か否かを判定する。ステップS8が
肯定されるとステップS9に進み、電磁切換弁11を位
置(a)へ切換える信号Iaを出力し、始めに戻る。
【0014】ここで、第1の目標回転数N1について説
明する。オートアイドル制御によって原動機1が最小回
転数NMIN(600r.p.m.)に制御されているとき操
作レバー8の操作により作業開始が指令された場合、回
転数Nが所定値まで上昇する前に負荷をかけると、原動
機1にとって過負荷となりエンストや黒煙の発生等を引
き起こすおそれがある。これを防止するため、回転数N
が所定値に上昇するまでは原動機1に負荷をかけないよ
うに制御することが必要である。この場合の負荷の開始
を許容する基準の回転数Nが第1の目標回転数N1であ
る。そして、オートアイドル制御は、前述したように設
定回転数NSが比較的大きい重負荷作業時等に選択され
る可能性が高いので、最小回転数NMINから設定回転数
NSへのスムーズな上昇を可能とする値として、本実施
の形態ではN1=1200r.p.m.に設定する。
【0015】続いて、オートアイドル制御スイッチ21
がオフされている場合におけるコントローラ15での処
理を、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、
本実施の形態においてオートアイドル制御が指令されな
い場合とは、オートアイドル制御スイッチ21がオフさ
れ、かつ設定回転数NSが最小値以外に設定された場合
をいい、この場合には原動機1の回転数が常に設定回転
数NSに制御される。オートアイドル制御が指令されな
い作業としては、例えば燃費の低下がそれほど大きくな
い軽負荷作業の場合が考えられる。図2のステップS3
でオートアイドルスイッチ21がオフと判定されると図
3のステップS10に進み、スロットル22によって指
令された設定回転数NSが所定の設定回転数NS1(後
述するように本実施の形態では900r.p.m.)であるか
否かを判定する。ステップS10が肯定されるとステッ
プS11で操作レバー8の非操作が所定時間継続してい
るか否かを判定する。ステップS11が肯定されるとス
テップS12に進み、原動機1が最小回転数NMINと
なるようにステップモータ3に制御信号INMINを出
力する。次いで、ステップS13で電磁切換弁11を位
置(b)へ切換える信号Ibを出力して始めに戻る。
【0016】ステップS10、ステップS11のいずれ
かが否定されるとステップS14に進み、原動機1の回
転数が設定回転数NSとなるようにステップモータ3に
制御信号INSを出力する。次いで、ステップS15で
回転数センサ23により検出される回転数Nが、第2の
目標回転数N2(後述するように本実施の形態では90
0r.P.m.)以上か否かを判定する。ステップS15が肯
定されるとステップS16に進んで、電磁切換弁11を
位置(a)へ切換える信号Iaを出力し、否定されるとス
テップS13に進む。
【0017】ここで、所定の設定回転数NS1、および
第2の目標回転数N2について説明する。軽負荷作業等
においてオートアイドルスイッチ21がオフされる場合
であっても、例えばスロットル22が最小値NS(=9
00r.p.m.)に設定されたときは、回転数Nをなるべく
低くしたいというオペレータの要求が反映されている。
このような要求に応えるためオートアイドルスイッチ2
1がオフの場合であっても、スロットル22が所定の設
定回転数NS1に設定され、かつ作業中断時ならば、原
動機1を最小回転数NMIN(=600r.p.m.)に制御
することが望ましい。よって本実施の形態では、所定の
設定回転数NS1=900r.p.m.とする。一方、第2の
目標回転数N2とは、原動機1の回転数を最小回転数N
MINから復帰させる場合において負荷の開始を許容す
る回転数のことであり、最小回転数NMINに制御され
るスロットル22の設定回転数NSを900r.p.m.とし
たので、第2の目標回転数N2も900r.p.m.に設定す
る。
【0018】このような原動機回転数制御装置の動作を
より具体的に説明する。 (1)オートアイドルスイッチオン時 作業時には、まず、ゲートロックレバー16を操作して
手動切換弁10を位置(b)から(a)に切り換える。次い
で、オートアイドルスイッチ21をオンし、操作レバー
8を中立位置から操作すると、上述した処理によって原
動機1はスロットル22で設定された回転数NSに向け
て増速される。そして、実回転数Nが第1の目標回転数
N1(=1200r.p.m.)以上になると、電磁切換弁1
1が位置(a)から(b)に切り換えられる。すると、手動
切換弁10、電磁切換弁11を介して流量Q1の圧油が
サブポンプ5からパイロット弁9a,9bに供給され、
操作レバー8の操作量に応じたパイロット弁9a,9b
からのパイロット圧により制御弁7は位置(a)または
(b)に切り換えられる。これによって、メインポンプ4
からの圧油がアクチュエータ6に供給され、アクチュエ
ータ6が駆動される。なお、メインポンプ4は可変容量
式であり負荷に応じてその傾転角が制御されるが、その
詳細な説明は省略する。
【0019】操作レバー8を中立位置に戻して作業を所
定時間以上中断した場合には、上述した処理によって原
動機1は最小回転数NMIN(=600r.p.m.)に制御
され、かつ、電磁切換弁11は位置(a)から(b)に切り
換えられて、パイロット弁9a,9bへ供給される圧油
量はQ2に減少する。この状態から操作レバー8を操作
して作業を再開する場合、操作レバー8の操作直後は原
動機回転数がN1より低いため電磁切換弁11は位置
(b)に切り換えられたままであり、アクチュエータ6は
駆動されない。これをパイロット弁9a,9bへ供給さ
れる圧油量Qの特性図である図4を用いて説明する。操
作レバー8の操作後、実回転数Nが第1の目標回転数N
1より小さい間(区間p−q)は圧油量はQ2である。パ
イロット弁9a,9bの1次ポートには絞り11aを介
してポンプが供給されているので、操作レバー8を操作
するとパイロット弁9a,9bの2次側には操作量に応
じた圧力が発生する。しかし、絞り11aでパイロット
ラインへ供給される流量はわずかであり、制御弁7は操
作レバー8の操作に遅れをもって駆動される。その結
果、切換弁14が絞り13の下流を閉じるので圧力スイ
ッチ24がオンし、操作レバー8の操作が検出される。
そして、実回転数Nが第1の目標回転数N1に到達する
と電磁切換弁11は位置(b)から(a)に切り換えられ、
圧油量はQ1となってアクチュエータ6は操作レバー8
の操作に連動して応答よく駆動される(区間q−r)。
以降、設定回転数NSに向けて原動機1の回転数Nが増
加する(区間r−s)。
【0020】(2)オートアイドルスイッチオフ時 オートアイドルスイッチ21をオフした状態で、設定回
転数NSが所定の設定回転数NS1(=900r.p.m.)
より大きく設定された場合には、操作レバー8の操作の
有無にかかわらず原動機1は設定回転数NSに制御さ
れ、電磁切換弁11は位置(b)から(a)に切り換えられ
る。この状態で操作レバー8を中立位置から操作する
と、その操作量に応じたパイロット圧の供給により制御
弁7は位置(a)または(b)へ切り換えられ、これによっ
てアクチュエータ6は駆動される。設定回転数NSが所
定の設定回転数NS1(この実施の形態ではスロットル
22により設定される最低回転数の900r.p.m.)に設
定され、かつ操作レバー8が所定時間以上中立位置へ操
作された場合には、原動機1は最小回転数NMIN(=
600r.p.m.)に制御され、電磁切換弁11は位置(a)
から(b)に切り換えられる。この状態から操作レバー8
を操作して作業を再開する場合、操作レバー8の操作直
後は実回転数Nが第2の目標回転数N2(=900r.p.
m.)より小さいため、電磁切換弁11は位置(b)に切り
換えられたままであり、アクチュエータ6は駆動されな
い。実回転数Nが第2の目標回転数N2に到達すると、
電磁切換弁11は位置(b)から(a)に切り換えられ、ア
クチュエータ6の駆動が可能となる。
【0021】このように第1の実施の形態によると、パ
イロット弁9a,9bに供給される圧油量Qを制御する
ことで、原動機1の実回転数Nが第1の目標値N1ある
いは第2の目標回転数N2に至るまでアクチュエータ6
の作動を禁止して原動機1に負荷をかけないようにした
ので、作業開始時のエンスト等を防止することができ
る。また、作業中断時における原動機1の回転数を極限
まで下げることができ、燃費や騒音,発熱の低減が可能
となる。
【0022】−第2の実施の形態− 次に、第2の実施の形態について、第1の実施の形態と
の相違点を主に説明する。第2の実施の形態では、弁開
度を比例的に増減する電磁比例流量制御弁(不図示)が
電磁切換弁11の代わりに設けられている。そして、第
2の実施の形態では、この電磁比例流量制御弁によって
パイロット弁9a,9bに供給される圧油量Qを徐々に
増加させる。以下、第2の実施の形態に係わるコントロ
ーラ30での処理について説明する。
【0023】図5は、第2の実施の形態に係わるコント
ローラ30での処理を説明するためのフローチャートで
ある。なお、図5はオートアイドルスイッチ21がオン
された場合のフローチャートであるが、オートアイドル
スイッチ21がオフされた場合も同様に考えるものとし
て、その説明を省略する。また、図2と同一の処理を実
行するステップには同一の符号を付し、以下ではその相
違点を主に説明する。操作レバー8の非操作が所定時間
継続したと判定されると、ステップS5でステップモー
タ3に制御信号INMINを出力し、次いで、ステップ
S31で電磁比例流量制御弁を位置(b)側へ切換える信
号Ibを出力して始めに戻る。この状態から操作レバー
8が操作された場合、ステップS7で原動機1を設定回
転数NSに制御するための制御信号INSを出力し、ス
テップS32に進む。ステップS32では、実回転数N
が第3の目標回転数N3(例えば800r.p.m.)以上か
否かを判定する。ステップS32が否定されるとステッ
プS31に進み、肯定されるとステップS33に進む。
ステップS33では、電磁比例制御弁を比例的に位置
(a)側に切換える信号Ia'を出力し、始めに戻る。電
磁比例流量制御弁の弁開度を比例的に制御することで、
パイロット弁9a,9bに供給される圧油量Qは例えば
図4の点線(q'rs)で示した特性に従って増加す
る。
【0024】このように第2の実施の形態によると、電
磁比例流量制御弁を用いることでパイロット弁9a,9
bに供給される圧油量Qを回転数の増加に応じて徐々に
増加させるようにしたので、目標回転数N1,N2到達後
の圧油量Qの急激な変化を防止することができ、操作レ
バー8がもしフルストロークされていた場合でも、制御
弁7の切換速度を抑制して作業開始時のアクチュエータ
6の作動をスムーズなものとすることができる。
【0025】なお、上記実施の形態ではパイロット弁9
a,9bに供給される圧油量Qを原動機1の回転数Nに
応じて制御するようにしたがこれに限らず、操作レバー
8が作業位置に操作されてからの時間をタイマによって
カウントし、この時間の経過に応じて圧油量Qを制御す
るようにしてもよい。
【0026】また、上記実施の形態における各設定値は
一例であり、これらの設定値は適宜変更されるものであ
る。この場合、作業モードや気温,気圧,燃料温度,燃料
種類等を考慮して最適な設定値が設定される。さらに、
上記実施の形態における手動切換弁10を電磁弁として
もよい。この場合、ゲートロック用の電磁弁が既に設置
されている場合には、その電磁弁に実施の形態で述べた
ような機能を持たせればよい。
【0027】さらにまた、本実施の形態は操作レバー8
の非操作が所定時間以上継続したときに回転数を低くす
るオートアイドル制御機構を備えたものに適用するよう
にしたが、本発明はこれに限らず、操作レバーを中立か
ら操作するときに原動機回転数を増速するような機構を
備えたものであれば、如何なるものにも適用することが
できる。例えば、操作レバーの中立時に所定のアイドル
回転数とし、操作レバーの操作量に比例して回転数を増
減する原動機回転数制御装置にも本発明を適用すること
ができる。
【0028】また、本実施の形態では電磁切換弁11や
電磁比例流量制御弁の弁開度を制御することで切換弁7
の駆動を制御しアクチュエータ6の駆動を禁止または許
容するようにしたが、本発明はこれに限らず、弁装置以
外によってアクチュエータ6の駆動を禁止または許容す
るようにしてもよい。その一例として、原動機1に作用
する負荷が過大とならないように可変容量型油圧ポンプ
4の傾転角を原動機回転数に応じて制御するようにして
もよい。さらに、電磁切換弁11は回路上油圧ポンプ5
とパイロット弁9a,9bの間に設けるようにしたが、
パイロット弁9a,9bと制御弁7のパイロットポート
の間など他の場所に設けるようにしてもよい。
【0029】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、ガバナ2とステップモータ3が回転数調節手段を、
電磁切換弁11とコントローラ15が弁制御手段をそれ
ぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、操作レバーの操作によりアクチュエータの駆動が
指令されて原動機回転数が増速されるとき、原動機回転
数に応じて制御弁の駆動を制御するようにしたので、原
動機に作用する負荷が過大となることがなくエンストや
黒鉛の発生を防止することができる。また、請求項2の
発明によれば、作業中断時に原動機回転数を予め設定さ
れた回転数よりも低くするようにしたので、燃費や騒
音,発熱の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原動機回転数制御装置の一実施の形態
の構成を示す油圧回路図である。
【図2】第1の実施の形態に係わる原動機回転数制御装
置を構成するコントローラでの処理例を示すフローチャ
ート図であり、オートアイドル制御が指令された場合を
示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係わる原動機回転数制御装
置を構成するコントローラでの処理例を示すフローチャ
ート図であり、オートアイドル制御が指令されない場合
を示す図である。
【図4】本実施の形態に係わる原動機回転数制御装置に
よって制御されるパイロット弁に供給される圧油量の特
性図の一例を示した図である。
【図5】第2の実施の形態に係わる原動機回転数制御装
置を構成するコントローラでの処理例を示すフローチャ
ート図であり、オートアイドル制御が指令された場合を
示す図である。
【符号の説明】
1 原動機 2 ガバナ 3 ステップモータ 4 油圧ポンプ 6 アクチュエータ 7 制御弁 8 操作レバー 11 電磁切換弁 15 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 広二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中村 剛志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、 該原動機によって駆動される油圧ポンプと、 該油圧ポンプから圧送される圧油により駆動するアクチ
    ュエータと、 前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧
    油の流れを制御する制御弁と、 前記アクチュエータの駆動を指令する操作レバーと、 少なくとも前記操作レバーが操作されると前記原動機回
    転数が増速するように前記原動機の回転数を調節する回
    転数調節手段とを備えた作業車両の原動機回転数制御装
    置において、 前記操作レバーの操作によって前記アクチュエータの駆
    動が指令されて前記原動機回転数が増速されていると
    き、前記原動機に作用する負荷が過大とならないよう
    に、前記原動機回転数に応じて前記制御弁の駆動を制御
    する弁制御手段を備えたことを特徴とする作業車両の原
    動機回転数制御装置。
  2. 【請求項2】前記回転数調節手段は、前記操作レバーが
    中立にあって前記アクチュエータの駆動停止が指令され
    ているとき、前記原動機回転数を予め設定された回転数
    よりも低くするオートアイドル機能を有することを特徴
    とする請求項1に記載の作業車両の原動機回転数制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記弁制御手段は、前記操作レバーの操作
    によって前記原動機回転数が増速されているとき、前記
    原動機回転数が所定値未満のときは前記原動機に作用す
    る負荷を制限し、前記原動機回転数が所定値以上のとき
    は前記制限を取り除くように前記制御弁の駆動を制御す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両
    の原動機回転数制御装置。
  4. 【請求項4】 原動機と、 該原動機によって駆動される油圧ポンプと、 該油圧ポンプから圧送される圧油により駆動するアクチ
    ュエータと、 前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧
    油の流れを制御する制御弁と、 前記アクチュエータの駆動を指令する操作レバーと、 少なくとも前記操作レバーが操作されると前記原動機回
    転数が増速するように前記原動機の回転数を調節する回
    転数調節手段とを備えた作業車両の原動機回転数制御方
    法において、 前記操作レバーが中立位置から操作されて原動機回転数
    が増速されているとき、前記原動機回転数が所定値に達
    するまでは前記アクチュエータによる過負荷が前記原動
    機に作用しないようにすることを特徴とする作業者両の
    原動機回転数制御方法。
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