JP3138411B2 - 作業機のアクセル制御装置 - Google Patents

作業機のアクセル制御装置

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JP3138411B2
JP3138411B2 JP07226811A JP22681195A JP3138411B2 JP 3138411 B2 JP3138411 B2 JP 3138411B2 JP 07226811 A JP07226811 A JP 07226811A JP 22681195 A JP22681195 A JP 22681195A JP 3138411 B2 JP3138411 B2 JP 3138411B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホウ、ホイ
ールローダ、あるいはコンバイン等の作業機のアクセル
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先に出願した特願平6‐204072号
において、作業装置が駆動状態のときにはエンジン回転
数をアクセルレバーに対応した高速回転にし、作業装置
が駆動されていないときには略アイドリング状態に自動
的に変更されるように制御して、騒音と燃費の改善を図
る技術、所謂、オートアイドル制御装置が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートアイドル制御で
は、駆動負荷がない状態ではエンジン回転数を略アイド
リング状態に落とすものであるから、エンジン始動時に
おける暖気運転(アクセルアップ)が行えないことにな
り、始動してもすぐにエンストする等、低温時のエンジ
ン始動性に劣る不利がある。そのため、オートアイドル
制御の効く状態と効かない状態との選択スイッチを設
け、エンジン始動時には選択スイッチを効かない側に操
作することで良好な始動性を現出させるようにしてい
た。
【0004】しかしながら、エンジン始動時毎、及び暖
気運転終了時毎にスイッチ操作することが煩わしいとと
もに、操作忘れを招くおそれもあり、さらなる改善の余
地が残されているように思える。本発明の目的は、スイ
ッチ操作等の煩わしい操作を行うことなく、又、良好な
エンジン始動性を損なうことなくオートアイドル制御が
行えるアクセル制御装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のために本発明は、エンジン回転
数調節手段と、これを駆動操作可能な電動アクチュエー
タと、人為操作されるアクセル操作具と、このアクセル
操作具の操作位置を検出する第1センサと、前記エンジ
ン回転数調節手段の操作位置を検出する第2センサと、
作業装置駆動用の油圧アクチュエータが作動しているか
否かを検出する作動センサーとを備え、アクセル操作具
の操作位置に対応したエンジン回転数が現出されるよう
に、第1,第2センサと電動アクチュエータとを連係す
る第1アクセル制御手段を備えるとともに、油圧アクチ
ュエータが作動しているときには、アクセル操作具の操
作位置に対応したエンジン回転数を現出し、油圧アクチ
ュエータが停止しているときには、アクセル操作具の操
作位置如何に拘らずにエンジン回転数を自動的にアイド
リング側に変更操作する第2アクセル制御手段を備え、
エンジンが起動されたか否かを検出する起動検出手段
と、エンジン回転数調節手段の操作位置に対応した又は
はぼ対応したエンジン回転数が現出されたことを検出す
る回転検出手段とを備え、エンジン起動後において回転
検出手段が検出作動するまでは第1アクセル制御手段に
よる制御が実行され、かつ、回転検出手段が検出作動し
た後は第2アクセル制御手段による制御が実行されるよ
うに、起動検出手段と第1,第2アクセル制御手段とを
連係してあることを特徴とするものである。
【0006】〔作用〕通常のエンジンでは燃焼効率の関
係上、暖気が終了するまではアクセル操作に対応した本
来の回転数よりも低くなるものであり、始動直後ほどそ
の低下が著しい。つまり、エンジンは温まってくるに従
って本来の回転数に向かって回転数が上がるものであ
る。請求項1の構成は、上記特性を利用することによ
り、アクセル位置対応のエンジン回転数が現出されるま
で、すなわち暖気運転が完了又はほぼ完了するまでは、
アクセル操作通りの回転数が現出される第1アクセル制
御状態とし、暖気運転完了後にはオートアイドル制御状
態へ自動的に移行させる手段である。
【0007】つまり、エンジン起動後においてほぼアク
セル操作具に対応したエンジン回転数が現出されたこと
を回転検出手段が検出すると、第1アクセル制御状態か
ら第2アクセル制御状態に移行させることにより、始動
直後でのアクセルアップを可能にして素早く暖気運転を
終わらせることができるとともに、従来のようなスイッ
チ操作無しにオートアイドル制御状態に自動的に移行で
きるのである。
【0008】この手段では、エンジンの回転数がアクセ
ル操作具に対応した所定値になったことで自動作動する
ものであるから、例えば、エンジン始動後にオペレータ
が作業機から離れるような場合でも上述した制御が有効
に機能するから、暫くしてからオペレータが作業機に戻
ると暖気運転が終了して自動的にオートアイドル制御に
よるアイドリング状態になっている、ということが実現
可能である。
【0009】〔効果〕その結果、暖気運転前後での回転
数差を利用するエンジン特性を熟知しての工夫により、
オートアイドル制御が行えるアクセル制御装置を、特別
な操作やその操作忘れといったことなく良好なエンジン
始動性が得られる状態で実現させることができた。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
バックホウのアクセル制御装置について図面に基づいて
説明する。図1にバックホウが示され、1はクローラ走
行装置、2は旋回台、3は掘削作業装置、19はドー
ザ、20は運転部である。掘削作業装置3は、旋回台2
に上下揺動自在に取付けられるブーム4、アーム5、及
びバケット6を備えるとともに、ブームシリンダ11、
アームシリンダ12、及びバケットシリンダ13を備え
て構成されている。ブーム4は、中間ブーム14及びオ
フセットシリンダ7を備えた平行オフセット構造に構成
されている。運転部20には、操縦席30が配置され、
その左右両脇に十字揺動可能な操作レバー9,10が配
備されている。
【0011】図2には油圧回路が示されている。簡単に
説明すると、掘削作業装置3やクローラ走行装置1用等
のセンターバイパス形式の各制御弁V1 〜V9 のうち、
ブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシ
リンダ13、及び旋回モータ(図示せず)用の4個の制
御弁V2,V5,V6,V7 については、前述した一対の操作
レバー9,10によるパイロット圧で切換操作されるよ
うにしてある。エンジン8で駆動される3個の油圧ポン
プ15,16,17は9個の制御弁用であり、18は前
述した4個の制御弁V2,V5,V6,V7 を切換操作するパ
イロット弁31〜34にパイロット圧を供給するパイロ
ットポンプである。
【0012】このバックホウでは、アクセルレバー21
の操作位置に対応したエンジン回転数が現出されるよう
に、第1,第2センサ26,43とギヤードモータ24
とを連係する第1アクセル制御手段A1 を備えるととも
に、ブームシリンダ11等の油圧アクチュエータが作動
しているときには、アクセルレバー21の操作位置に対
応したエンジン回転数を現出し、油圧アクチュエータが
停止しているときには、アクセルレバー21の操作位置
如何に拘らずにエンジン回転数を自動的にアイドリング
側に変更操作する第2アクセル制御手段A2を備えてい
る。
【0013】すなわち、図2に示すように、エンジン8
にはガバナー(エンジン回転数調節手段の一例)22が
備えられ、そのガバナレバー23を駆動操作するギヤー
ドモータ24、パイロット圧を検出する圧力センサ2
5、及びハンドアクセルレバー21の操作位置を検出す
る第1ポテンショメータ26、ギヤードモータ24の回
動操作量を検出するフィードバック用の第2ポテンショ
メータ43を制御装置27に接続して第1及び第2アク
セル制御手段A1,A2 を構成してある。
【0014】第1アクセル制御手段A1 は、要するに、
ギヤードモータ24の駆動力を用いて、アクセルレバー
21の操作通りのエンジン回転数を現出させる一般的な
電気操作制御のことであり、所謂、オートアイドルと呼
ばれる第2アクセル制御手段A2 について以下に詳述す
る。
【0015】第2アクセル制御手段A2 は、アイドリン
グ位置aにあるハンドアクセルレバー21を操作して、
作業状態におけるエンジン回転数(通常はフルアクセル
位置mにセットする)を設定し、作業状態であればその
設定回転数を維持し、非作業時(無負荷時)にはアクセ
ルレバー21が位置mにセットされたままとしながらエ
ンジン回転数をアイドリング状態に落とすのである。作
業状態であるか否かはパイロット圧が立つているか否か
で判断される。すなわち、いずれかの操作レバー9又は
10が操作されてパイロット圧が立つと制御弁が中立位
置以外の位置に切換られている状態であり、パイロット
圧が立たないと制御弁は中立位置にあるからである。
【0016】従って、圧力センサ25の検出情報によっ
て作業状態であるか否かの判断を行い、作業状態であれ
ばハンドアクセルレバー21で設定されたエンジン回転
数となるように、ギヤードモータ24でガバナレバー2
3が操作されるとともに、非作業状態であればギヤード
モータ24を駆動してアイドリング状態に操作されるの
である。又、左右の走行用制御弁V3,V4 夫々の中立位
置を検出する走行検出スイッチ(図示せず)を設け、こ
れら両走行用制御弁V3,V4 が共に中立操作されると自
動的にアイドリング状態になるように、両走行検出スイ
ッチが制御装置27に接続されている。従って、作業中
だけでなく、移動走行中においても負荷がなくなる(走
行停止)と、エンジン回転数を設定回転数からアイドリ
ングに自動的に落とすように作用するのである。
【0017】次に、ガバナー22を自動操作するアクセ
ル操作装置Bについて説明する。図3〜図5に示すよう
に、ギヤードモータ(駆動操作用アクチュエータの一
例)24の出力アーム28とガバナレバー(被操作レバ
ーの一例)23とをプッシュプル式の操作ワイヤー(連
動部材の一例)29で連動連結してある。又、ガバナレ
バー23は、ガバナー22に内装されたリターンバネ
(図示せず)によってアイドリング位置i側に戻し付勢
されている。そして、出力アーム28の単位回動角に対
する操作ワイヤー29の移動量が、出力アーム28の回
動角が大になるに伴って小さくなるように、ガバナレバ
ー23がアイドリング位置にあるときの出力アーム28
と操作ワイヤー29とで形成される挟角を、ガバナレバ
ー23が最大操作位置にあるときの出力アーム28と操
作ワイヤー29とで形成される挟角よりも小に設定して
ある。
【0018】すなわち、出力アーム28と操作ワイヤー
29との挟角αは、ガバナレバー23がアイドリング位
置iにあるときでは約75度であり、ガバナレバー23
が最大操作位置maxにあるときでは約165度になっ
ている。その最大回動状態は、ギヤードモータ24の取
付基板35に取付けられたピン36と出力アーム28と
の接当によって現出されており、確実に出力アーム28
を止める構造である。アイドリング位置においても出力
アーム28の位置を規制するピン36aを設けても良
い。
【0019】又、ガバナレバー23と操作ワイヤー29
との挟角βは、ガバナレバー23がアイドリング位置i
にあるときでは約140度に、かつ、ガバナレバー23
が最大操作位置maxにあるときでは約90度になるよ
うに設定してある。つまり、ガバナー22側において
は、操作ワイヤー29の単位移動量に対するガバナレバ
ー23の揺動角度が、ガバナレバー23の非操作揺動角
度が大になるに連れて小さくなるようにしてあり、戻し
付勢力の軽いアイドリング位置付近ではガバナレバー2
3は大きく動くが、最大操作位置付近では動きが鈍くな
るようにしてある。ガバナレバー23は2箇所のストッ
パー機構37,38によってアイドリング位置iと最大
操作位置maxを位置決めするようにしてある。
【0020】図6,図7に示すように、大型のエンジン
にも使用できるよう、外部のギヤ減速機構39でトルク
アップさせたギヤードモータ24でも良い。つまり、駆
動小ギヤ40に咬合する従動大ギヤ41を取付基板35
に支承するとともに、その軸に嵌装された巻バネ42に
より、エンジン回転数が上がる方向に従動大ギヤ41を
戻し付勢してある。そして、従動大ギヤ41に取付けら
れた出力アーム28と操作ワイヤー29とが連結されて
いる。この場合でも、出力アーム28と操作ワイヤー2
9との挟角α、及びガバナレバー23と操作ワイヤー2
9との挟角βの関係は上述した通りである。
【0021】次に、アクセル操作装置Bの電流制御につ
いて説明する。このアクセル操作装置Bでは、アクセル
レバー21の操作通りにガバナレバー23を操作するた
めの位置制御手段C、エンジンの最高回転数を必ず現出
させるための押付け制御手段D、ギヤードモータ24を
操作位置で確実に停止させるための電流漸減制御手段
E、ガバナレバー23を操作位置に確実に保持させるた
めの保持電流制御手段(位置保持制御機能に相当)F、
不要なハンチングを防止するべく不感帯幅を自動的に調
節する不感帯幅調節制御手段G、故障等の異常時におけ
るギヤードモータ保護のための遮断制御手段Hを制御装
置27に備えてある。図8に示すように、アクセルレバ
ー21の操作位置を検出する第1ポテンショメータ(第
1センサの一例)26、出力アーム28の操作位置を検
出する第2ポテンショメータ(第2センサの一例)4
3、不感帯幅の設定器44、ギヤードモータ24、及び
電源45等を制御装置27に接続してある。
【0022】位置制御手段Cは、アクセルレバー21で
設定されたエンジン回転数が現出されるように、第1,
第2ポテンショメータ26,43、及びギヤードモータ
24とを連係して出力アーム28を駆動操作するもので
ある。つまり、アクセルレバー21を揺動操作すると、
その操作量を第1ポテンショメータ26が読み取り、そ
の操作量に見合った目標操作位置に出力アーム28を移
動させるようにギヤードモータ24を正又は負方向に駆
動(以下、正駆動、負駆動と定義する)する。そして、
出力アーム28が目標操作位置になったかどうかを第2
ポテンショメータ44が読み取り、異なるときにはその
目標操作位置が現出されるまでギヤードモータ24を正
又は負駆動するフィードバック制御を行うのである。
【0023】位置制御手段Cにおいては、図10に示す
ように、アクセルレバー21の操作による目標停止位置
と現在のモータ位置との偏差値に応じてギヤードモータ
24の駆動速度を変える制御を行うモータ速度制御手段
Mcが制御装置27に備えてある。すなわち、偏差値が
ある程度小さな値p1 以下であれば、ギヤードモータ2
4を最低速度で駆動し、そこからある程度大きな値p2
までは、その偏差値の大小に応じて駆動速度を増減す
る。そして、値p2 を越える偏差値ではギヤードモータ
24を最高速度で駆動させるのであり、位置制御を正
確、かつ、迅速に行わせることに寄与している。従っ
て、アクセルレバー21をゆっくり操作すればギヤード
モータ24は低速駆動され、アクセルレバー21を素早
く操作すればギヤードモータ24は高速駆動されるので
ある。
【0024】押付け制御手段Dは、出力アーム28が、
これの最大操作位置maxの少し手前に設定された所定
操作位置sに到達すると、第1ポテンショメータ26の
検出値の如何に拘らずに、出力アーム28が最大操作位
置maxへ強制操作されるように、つまり、ギヤードモ
ータ24で常にトルクを発生させて出力アーム28をそ
の操作限界に押付けるように、第2ポテンショメータ4
3とギヤードモータ24とを連係するものである。
【0025】すなわち、上述した位置制御状態におい
て、第2ポテンショメータ43の検出値kを読み取るこ
とにより、アクセルレバー21の揺動操作に伴う出力ア
ーム28の操作位置が所定操作位置sに到達したことを
検出すると、図11に示すように、ギヤードモータ24
の駆動電流を迅速に増大し、ガバナレバー23を限界ま
で操作するべく出力アーム28を最大操作位置maxへ
一気に操作する。それから、電流を徐々に減少させてガ
バナレバー23の戻し付勢力に対向し得るトルクを発生
するに必要なアイドリング電流(後述する保持電流制御
状態)まで下げ、その状態を維持するのである。つま
り、所定操作位置sを境に位置制御状態と押付け制御状
態とが切換わるようになる。但し、所定操作位置sまで
の領域では位置制御状態にあるので、押付け制御開始時
点での電流は必ずしも一定ではなく、例として図11に
おいて実線、一点破線、二点破線等で示されるように、
ケース・バイ・ケースによって異なるものである。
【0026】電流漸減制御手段Eは、位置制御手段Cに
よって出力アーム28が目標操作位置に到達すると、ギ
ヤードモータ24の駆動電流を、操作された位置におい
てガバナレバー23の戻し付勢力に対抗し得るトルクを
発生するに必要なアイドリング電流まで徐々に減らす制
御を行うものである。すなわち、ギヤードモータ24へ
の電流を急に断つと、あたかも動摩擦状態であるギヤー
ドモータ24に戻し付勢力が作用するような状況とな
り、目標操作位置から押し戻されてしまい易いのである
が、電流を漸減させるとあたかも静止摩擦状態となった
ギヤードモータ24に対して戻し付勢力が作用するよう
な状況となり、その付勢力に十分対向して目標操作位置
から押し戻されないようにできるのである。
【0027】つまり、図12に示すように、目標停止位
置(目標操作位置)の不感帯(後述)に、エンジン回転
数増大方向である正駆動で達した場合には、その時点で
の正の駆動電流を保持電流(アイドリング電流)まで線
型に下げる(実線ライン)のであり、エンジン回転数減
少方向である負駆動で不感帯に達した場合には、その時
点での負の駆動電流から生の値である保持電流まで漸変
(一点破線ライン)させるのである。又、図6に示す外
部減速機構付きギヤードモータ24(バネアシスト付
き)では、アイドリング位置付近においては負の保持電
流に落ち着くようになる(二点破線ライン)。電流の漸
減(又は漸増)形態としては、電流値(アンペア)を次
第に(線型に、又は非線型に)減らしていくやり方で
も、パルス電流におけるデューティー比を変化させるや
り方でも良く。要するに、いきなりアイドリング電流に
下げず、穏やかに減じてゆくのである。尚、図12にお
いて、実線ラインと一点破線ライン夫々の平行部分は同
じ電流値である。
【0028】保持電流制御手段Fは、出力アーム28が
目標操作位置達した後に、ガバナレバー23の戻し付勢
力に対向し得るトルクをギヤードモータ24が発生する
に必要な保持電流(アイドリング電流)を供給するもの
であり、前述したように、押付け制御手段D又は電流漸
減制御手段Eの後において作動するものである。ギヤー
ドモータ24は、故障時に人為操作で動かせるように、
ウォームギヤではなく平ギヤによる減速機構(図示せ
ず)を内蔵している。そのため、その平ギヤ減速機構の
摩擦抵抗、操作ワイヤー29の摺動抵抗、及びモータの
ブラシ抵抗の合計抵抗では戻し付勢力に対向して出力ア
ーム28を停止させるには不十分であり、その足りない
分のトルクをモータで発生させることにより、確実に目
標操作位置に保持させるものである。
【0029】すなわち、出力アーム28の角度(つまり
は、ガバナレバー23の角度)に対応した保持電流のマ
ップデータが制御装置27に予め記憶させてあり、出力
アーム28が目標操作位置に達した後にその保持電流が
持続されるように制御されるのである。具体的には、図
13(ロ)に示すように、出力アーム28にアシストバ
ネが装着されないタイプのギヤードモータ24の場合に
は、出力アーム28の全回動角の前半分の角度域では、
前述した合計抵抗でガバナレバー23の戻し付勢力に対
抗できるので保持緒電流は零であり、そこから後半分の
回動角域では保持電流は線型に増加されるという保持電
流マップ・データが制御装置27にインプットされてい
る。
【0030】一方、図13(イ)に示すように、出力ア
ーム28にエンジン回転数増大方向に付勢するアシスト
バネ(巻きバネ)42が装着された外部減速機付きギヤ
ードモータ24(図6、図7参照)の場合には、ガバナ
レバー23の戻し付勢力とアシストバネ42の付勢力と
の相殺により、出力アーム28の全回動角の前4等分部
分では負の保持電流を供給し、後4等分部分では正の保
持電流を供給し、そして、中央2箇所の4等分部分では
保持電流が零に設定されているのである。
【0031】不感帯幅調節制御手段Gは、位置制御にお
けるギヤードモータ24の素早いハンチングの回数が所
定回数よりも多いと自動的に不感帯を拡大するように制
御させるものであり、不要なハンチングを防止して、目
標操作位置で出力アーム28を良好に停止保持させるも
のである。すなわち、位置制御手段Cでは、ギヤードモ
ータ24の通電停止後の微量のオーバーランを許容する
とか連続的なハンチングを避けるために、アクセルレバ
ー21の操作位置に対応する出力アーム28の操作位置
を一点ではなく、ある幅を持った操作領域として定めて
いる。その操作領域が不感帯に相当し、アクセルレバー
21の操作位置に対応した不感帯が重なる部分に出力ア
ーム28が位置しているようなときには、アクセルレバ
ー21を微操作しても出力アーム28は動かないように
作用するのである。
【0032】そこで、例を挙げてハンチング発生時の制
御作動を、図14、図15を参照して説明する。ここ
で、素早いハンチングが2回起きれば不感帯幅を拡大す
るものと想定する。先ず、制御開始前に設定器44を操
作して不感帯幅を設定し、それから、アクセルレバー2
1をアイドリング位置aから所定操作位置s以下の範囲
におけるエンジン回転数増大方向へ適量操作する。そし
て、位置制御手段Cによって目標停止位置の不感帯にお
ける最小操作位置に到達する〔図14(イ)〕と、漸減
制御によってアイドリング電流まで徐々に供給電流を下
げるのであるが、その間に出力アーム28が、すなわ
ち、第2ポテンショメータ43の検出値kが不感帯にお
ける最大目標操作位置を通り越して反対側に抜け出てし
まうとハンチングが生じることになる。
【0033】この場合、上記抜け出しに要する時間が所
定時間(予め、制御装置27に記憶されている)以内で
あればハンチング回数がカウントされるとともに再び位
置制御状態〔図14(ロ)〕になる(但し、所定時間よ
りも長いとカウントされずに位置制御状態に戻る)。そ
して、位置制御によってギヤードモータ24が負駆動さ
れ、第2ポテンショメータ43の検出値kが不感帯の最
大操作位置に達する〔図14(ハ)〕と、漸減制御によ
ってその位置で必要なアイドリング電流まで徐々に供給
電流が下げられるが、その間に動いても検出値kが不感
帯内で止まれば保持電流制御に切換わって制御終了〔図
14(ニ)〕になるが、不感帯の最小操作位置を通り過
ぎれば2回目のハンチングとなる。
【0034】その場合、不感帯の抜け出しに要する時間
が前述した所定時間よりも長いと、ハンチングカウント
されずに位置制御状態にに戻り(図15〔ホ〕)、ギヤ
ードモータ24の正駆動によって検出値kが不感帯内で
止まれば保持電流制御に切換わって制御終了〔図15
(ヘ〕)となる。しかしながら、再び不感帯抜け出し時
間が所定時間以内(図15〔ト〕)であればハンチング
カウントされて計2回となり、不感帯幅が拡大され(図
15〔チ〕)、位置制御に戻るのである。つまり、不感
帯内に検出値kが所定回数以下のハンチングで落ち付く
まで、制御作動が繰り返されるのである。
【0035】つまり、ハンチングの状態により、図1
4、図15に示す(イ)から(チ)の各作用は、
(イ)→(ロ)→(ハ)→(ニ)、(イ)→(ロ)→
(ハ)→(ホ)→(ヘ)、及び(イ)→(ロ)→
(ハ)→(ト)→(チ)という順で作動する種々の組み
合わせがあり、要は、ハンチングの頻度が設定状態より
も多いと不感帯幅を広げるのである。
【0036】上、一連の動作においては、所定時間以内
で不感帯を通り越すハンチングであるかどうかの判断、
及び、素早いハンチング回数をカウントすることで、ハ
ンチング回数を検出する頻度検出手段48が構成されて
いる。そして、その素早いハンチング回数が所定回数を
上回ると、不感帯幅を最初に設定した状態よりも拡大
し、不要なハンチングが生じない状態となるまで不感帯
幅が自動調節されるのである。この不感帯幅の調節を電
気的に処理して、設定器44の表示部(液晶表示等)4
4aに、最初の設定値とともに表示すれば、不感帯幅調
節制御手段Gによる不感帯の変化状況を把握できて便利
である。
【0037】遮断制御手段Hは、ギヤードモータ24へ
の電流値を検出する電流計46と、第2ポテンショメー
タ43が目標値に到達するに要する時間を検出する計測
手段47とを備えて構成され、計測手段47による検出
時間が所定時間よりも長いとギヤードモータ24への通
電を断つように作動する。所定時間とは、ギヤードモー
タ24の最大操作量を移動するに要する時間であり、具
体的には、出力アーム28をアイドリング位置iから最
大操作位置max迄(又はこの逆)操作するに必要なギ
ヤードモータ24の連続駆動動時間、又はこれに若干の
誤差時間を加算した時間として制御装置27において設
定されている。
【0038】つまり、操作ワイヤー29が錆びて摩擦抵
抗が増大する等によって出力アーム28の追従速度が遅
いとか、或いは異物の噛み込みで揺動不能になるといっ
た不都合が生じると、ギヤードモータ24への電流が通
常よりも増大するから、そのことによって制御に異常を
来したと判断してギヤードモータ24への通電を断つよ
うに、遮断制御手段Hが作用するのである。
【0039】以上、一連の制御は、図9に示すフローチ
ャートに従って行われる。先ず、設定器44で不感帯幅
を設定(#1)し、それから、例えばアイドリング位置
にあるアクセルレバー21を作業状態とするべく所定の
操作位置に操作(#2)し、エンジン8の回転数を上昇
させる。そして、位置制御(#3)による第2ポテンシ
ョメータ43の検出値kが所定値(出力アーム28のs
位置)よりも大きいと、位置制御から押付け制御に切換
わり(#5)、出力アーム28をエンジン回転数が最大
となるように最大操作位置maxへ向けて押付けてから
保持電流制御状態(#6)になる。
【0040】第2ポテンショメータ43の検出値kが所
定値よりも小であれば、その目標値の不感帯に到達する
に要した時間を検出し(#7)、その時間が所定時間よ
りも長いと何らかの異常があったとしてギヤードモータ
24への通電を断つ遮断制御手段H(#8)が作動し、
制御が中断されるのである。上記到達時間が所定時間内
であり、かつ、不感帯内にあれば(#10)、電流漸減
制御手段E(#9)が作動してギヤードモータ24への
供給電流をフェードアウトして停止させて#6の保持電
流制御に切り換わり、出力アーム28をその位置に保持
するのである。
【0041】そして、#10において第2ポテンショメ
ータ43の検出値kが設定された不感帯外にあり、か
つ、その不感帯通り越しに要する時間が所定時間よりも
長い(#11)と、再度#3の位置制御に戻り、ギヤー
ドモータ24が負駆動される状態からやり直される。つ
まり、不感帯抜け出し時間が長いと、以後、この状態が
繰り返されないので、不感帯を拡大する対象とはしない
考えである。
【0042】不感帯通り越し時間が所定時間より短い
と、以後にもハンチングが繰り返されるおそれが高いの
で、不感帯拡大の対象と見なし、頻度検出手段48の機
能によってハンチング回数がカウントされる(#1
2)。ハンチング回数が1回以下であれば#3の位置制
御からやり直し、2回になると不感帯幅を拡大し(#1
3)、それから#3の位置制御からやり直すのである。
つまり、ハンチングが2回以上になると不感帯が狭いと
判断し、不感帯幅調節制御手段Gが作動して不感帯を拡
大するのであり、最初に設定された不感帯が非常に狭い
と、不感帯拡大調節が2回以上行われることもありう
る。尚、このハンチングに伴う詳しい制御作動状態は、
図14,15を参照して説明済である。以上の電流制御
作動は、自動アクセリング装置Aによるギヤードモータ
24の自動調節作動中においても同様に発揮されるので
ある。
【0043】図8に示すように、エンジン8が起動され
たか否かを検出する起動検出手段Iと、ガバナー22の
操作位置に対応した又ははぼ対応したエンジン回転数が
現出されたことを検出する回転検出手段50とを備え、
エンジン起動後において回転検出手段50が検出作動す
るまでは第1アクセル制御手段A1 による制御が実行さ
れ、かつ、回転検出手段50が検出作動した後は第2ア
クセル制御手段A2 による制御が実行されるように、起
動検出手段Iと第1,第2アクセル制御手段A1,A2 と
を連係する切換制御手段Jを設けてある。
【0044】次に、ガバナレバー23を所定量操作した
ときの実エンジン回転数との関係データを複数求め、そ
の求められた複数の関係データから、回転数調節位置関
係(ガバナー22の操作量に対するエンジン回転数の関
係)を設定する方法について説明する。ガバナレバー2
3の操作量は、ギヤードモータ24部分に設けられた第
2ポテンショメータ43に置き換えているので、実際に
は、ギヤードモータ24の駆動量とエンジン回転数との
関係を設定する調節操作を行うものである。
【0045】上記ギヤードモータ24の所定駆動量は、
最高エンジン回転数が現出されるようにガバナレバー2
3をフルアクセル側の限度位置に操作される場合、ロー
ドセンシングシステムを維持可能な最低回転数であるエ
コノミー回転数が現出される場合、オートアイドル制御
の作用によって現出されるアイドリング側の所定回転数
であるAI(オートアイドルの略)アイドリング回転数
が現出される場合、及びアイドリング回転数が現出され
る場合、の4点について求める。そして、図17に示す
グラフのように、上記4点をプロットし、互いに隣合う
2点を直線で結ぶ方法により、求められた4点の関係デ
ータからギヤードモータ24の駆動量とエンジン回転数
との関係、すなわち回転数調節位置関係を設定するので
ある。
【0046】図18のフローチャートは、調節操作の手
順を示すものであり、予め、図示しない調節スイッチを
入りにして調節操作モードを選択する。先ず、押付け制
御手段Dを機能させて、ガバナレバー23が最高限度位
置に操作されたときのギヤードモータの駆動量を学習す
る(#1)。次に、エンジン回転数を下げる方向にギヤ
ードモータ24をゆっくり駆動させ、目標とする学習回
転数に向けてPI(比例+積分)制御する(#2)。
【0047】そして、回転計50による測定回転数が目
標学習回転数の±α(例えば3%)以内に入り、かつ、
回転数安定化のために3秒以上経過したかどうかを判断
し(#3)、その条件を満たせば、そのときのギヤード
モータ24の駆動量を記憶し(#4)、満たしていなけ
ればステップ#2に戻る。そしてステップ#4を経過す
ると、次の目標学習値の有無を調べ(#5)、有ればス
テップ#2に戻り、無ければ調節操作の制御が終了す
る。
【0048】以上の調節操作によって求められる図17
のラインcは、真の関係であるラインbに近似する折れ
線の関係であり、ラインdはラインcの約80〜95%
中の値の回転数を示す関係である。ラインcは、最高回
転数と、エコノミー回転数(2100rpm)、AI
(オートアイドルの略)アイドリング回転数(1400
rpm)と、アイドリング回転数(1150rpm)の
4点におけるギヤードモータの操作量を実機において測
定し、その4点を結ぶ折れ線として求めてある。従っ
て、この場合では、図に示すフローチャートにおけるス
テップ#5を2回繰り返すものとなっている。又、ライ
ンdは、アクセルレバー21に対応したエンジン回転数
とみなすラインcに対する所定回転数である。尚、作業
装置の負荷とポンプ圧との差圧を所定値に維持するロー
ドセンシングについては、特開平7‐103204号公
報等において公知の技術であり、ここではその詳細につ
いては割愛する。
【0049】ラインdは下記の機能に役立つものであ
る。すなわち、アクセルレバー21をある操作位置にセ
ットした状態でエンジン8を始動させると、冷えたエン
ジンは本来の回転数よりもかなり低い回転数で回るが、
暖気されて暖まってくるに従って回転数が上昇し、暖気
運転が終了するとラインcを満たす回転数となる。そこ
で、前述した調節操作完了に伴って制御装置27にはラ
インc,dが記憶されるようにしてあり、エンジン起動
後における回転計(ピックアップ等)50の計測値(回
転数)がラインdを越えると、暖気運転がほぼ終了した
と見なし、それまでの第1アクセル制御手段A1 状態か
ら、第2アクセル制御手段A2 状態、すなわちオートア
イドル状態に切換るように切換制御手段Jが機能するの
である。この場合、エンストによる再始動の可能性もあ
るため、回転計50による計測値が600rpm以上を
維持することによってエンジン8が起動されたと判断す
るものであり、その回転計50で起動検出手段Iが兼用
構成されている。
【0050】図16に切換制御手段Jの作用を示すフロ
ーチャートが示され、先ず、回転計50により、エンジ
ンが始動されたかどうかを判断し(#1)、エンジン回
転安定化のために始動後1.4秒経過したかどうかを判
断し(#2)、経過しておれば回転計50による測定値
が図17に示すラインdに到達したかどうかを判断し
(#3)、到達しておれば暖気運転終了と見なしてオー
トアイドル制御状態に切換える(#4)のである。実際
には、切換え後4秒経過後に第2アクセル制御手段A2
によるAIアイドリング回転数(1400rpm)に落
とすように制御される。
【0051】〔別実施形態〕本実施例では、ガバナレバ
ー23の操作位置を検出する第2センサ43をギヤード
モータ24内に設けて、出力アーム28の角度を計るこ
と間接的にガバナレバー23の角度を検出するように構
成してあるが、直接ガバナレバー23の角度を検出する
よう、該ガバナレバー23に第2ポテンショメータ43
を設けても良い。又、エンジン回転数調節手段として
は、ディーゼルエンジン8用のガバナーの他、ガソリン
エンジン用のスロットルでも良い。
【0052】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】油圧回路図
【図3】アクセル操作装置の実機での配置状態を示す平
面図
【図4】アクセル操作装置のアイドリング状態を示す作
用図
【図5】アクセル操作装置の最大操作状態を示す作用図
【図6】別構造アクセル操作装置のアイドリング状態を
示す作用図
【図7】別構造アクセル操作装置の最大操作状態を示す
作用図
【図8】アクセル操作装置及びその電流制御装置の制御
系統を示すブロック図
【図9】電流制御のフローチャートを示す図
【図10】ギヤードモータの作動目標速度グラフを示す
【図11】押付け制御による電流の経時変化を示す図
【図12】電流漸減制御による電流の経時変化を示す図
【図13】保持電流制御における電流の経時変化を示す
【図14】ハンチング及び不感帯幅調節制御の機能を示
す概念図その1
【図15】ハンチング及び不感帯幅調節制御の機能を示
す概念図その2
【図16】切換え制御手段のフローチャートを示す図
【図17】回転数調節位置関係のグラフを示す図
【図18】回転数調節位置関係のデータを求めるフロー
チャートを示す図
【符号の説明】
8 エンジン 11 油圧アクチュエータ 21 アクセル操作具 22 エンジン回転数調節手段 24 電動アクチュエータ 25 作動センサ 26 第1センサ 43 第2センサ 50 回転検出手段 A1 第1アクセル制御手段 A2 第2アクセル制御手段 I 起動検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 F02D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン回転数調節手段(22)と、こ
    れを駆動操作可能な電動アクチュエータ(24)と、人
    為操作されるアクセル操作具(21)と、このアクセル
    操作具(21)の操作位置を検出する第1センサ(2
    6)と、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作位
    置を検出する第2センサ(43)と、作業装置駆動用の
    油圧アクチュエータ(11)が作動しているか否かを検
    出する作動センサー(25)とを備え、 前記アクセル操作具(21)の操作位置に対応したエン
    ジン回転数が現出されるように、前記第1,第2センサ
    (26),(43)と前記電動アクチュエータ(24)
    とを連係する第1アクセル制御手段(A1 )を備えると
    ともに、 前記油圧アクチュエータ(11)が作動しているときに
    は、前記アクセル操作具(21)の操作位置に対応した
    エンジン回転数を現出し、前記油圧アクチュエータ(1
    1)が停止しているときには、前記アクセル操作具(2
    1)の操作位置如何に拘らずにエンジン回転数を自動的
    にアイドリング側に変更操作する第2アクセル制御手段
    (A2 )を備え、 エンジン(8)が起動されたか否かを検出する起動検出
    手段(I)と、前記エンジン回転数調節手段(22)の
    操作位置に対応した又ははぼ対応したエンジン回転数が
    現出されたことを検出する回転検出手段(50)とを備
    え、エンジン起動後において前記回転検出手段(50)
    が検出作動するまでは前記第1アクセル制御手段(A1
    )による制御が実行され、かつ、前記回転検出手段
    (50)が検出作動した後は前記第2アクセル制御手段
    (A2 )による制御が実行されるように、前記起動検出
    手段(I)と前記第1,第2アクセル制御手段(A1
    ),(A2 )とを連係してある作業機のアクセル制御
    装置。
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