JP3682854B2 - 遊技球誘導部材および遊技球誘導方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材および遊技球誘導方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技球誘導部材1,1は、図8に示すように、遊技機の遊技盤の中央に取り付けられた表示装置用カバーの開口2の左右両脇に一対配置されている。そして、開口2の上方に形成された上側通過口3に入った遊技球は遊技球誘導部材1,1の上端に設けられた入口に入球し、下端に設けられた出口に誘導される。遊技球は、出口から放出されると、開口2の下方に設けられたスロープ4に導かれ、スロープ4の後側に設けられた下側通過口へと流下していく。
このとき、スロープ4に導かれた遊技球の速度が大きいと、すぐには下側通過口へ流下せず、遊技がスムーズに進行しないことがある。そこで、例えば、特許2784731号公報に開示された遊技球誘導装置のように、表示装置の左右に配置される遊技球誘導部材を中空通路とし、この中空通路に内部を移動する遊技球の移動速度を減速させる落下速度抑制部材を設けたものも知られている。この遊技球誘導装置によると、中空通路に設けた落下速度抑制部材により入球時の速度を減速させて遊技球を出口に導くことができるので、遊技球を出口から減速された状態で放出できるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、次にような課題があった。
すなわち、中空通路に落下速度抑制部材を設けて遊技球を通過させなければならないため、遊技球誘導部材を設けるために広い空間が必要であった。また、落下速度抑制部材を設けた中空通路を形成する加工が容易ではなく、遊技球誘導部材の製造効率が良くなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、設置スペースを低減させるとともに、製造効率を向上させることの可能な遊技球誘導部材および遊技球誘導方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材であって、上下方向へ配向されつつ略平行に配置された複数の支柱と、各支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材とを備え、上記二股部材に形成された略V字形の溝に上記遊技球を徐々に落ち込ませて同二股部材の先端側へ誘導するとともに、同二股部材と隣接する二股部材の付け根部位と上記支柱とより、同遊技球の動きを規制しつつ、同二股部材の先端側を通過させて下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝へ誘導する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導するにあたり、上下方向へ配向されつつ略平行に配置された複数の支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材に形成された略V字形の溝へ徐々に落ち込ませて同二股部材の先端側へ上記遊技球を誘導する。そして、上記二股部材と隣接する二股部材の付け根部位と上記支柱とより、上記遊技球の動きを規制しつつ、同二股部材の先端側を通過させて下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝へ誘導する。従って、上記入口から入球された遊技球は、進行方向を折り返し変更しながら下方へ誘導されるため、上記出口から放出される際の勢いが弱められる。
【0005】
上記支柱は、上下方向へ配向されつつ略平行に複数配置されるものであれば良く、構成の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の遊技球誘導部材において、上記支柱は、一対配置される構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、一対配置された支柱と、各支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材とにより、上記遊技球をジグザグに誘導しつつ上記出口まで誘導する。
このように、上記支柱を一対だけ配置すると、構成を簡単にできる点で有用となるが、かかる構成は一例にすぎず、本発明では遊技球の進行方向を折り返し変更させながら誘導するために支柱を配置すれば良いとの観点から、三つ以上の支柱を配置して各支柱に二股部材を設けることで当該遊技球誘導部材を構成することも同様に可能である。
【0006】
上記二股部材は、各支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の部材であれば良く、構成の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、上記二股部材の先端側は、上記遊技球を通過させることを可能としつつ、互いに連結されている構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、互いに連結された上記二股部材の先端側を上記遊技球は通過する。すなわち、当該請求項3では、上記二股部材をリング状とすることで、上記遊技球を通過させる。
【0007】
なお、上記請求項1以下の本発明では、上記遊技球の進行方向が折り返される際、厳格に同遊技球の動きを規制すると、同遊技球が跳ね上がるなどしないため、上記入口から上記出口までの時間を安定させられる点で有用であるが、かかる構成は一例にすぎないため、遊技球の動きに自由度を持たせつつ誘導することも同様に可能である。この場合、例えば、上記二股部材からガイド部を突設するなどして、上記遊技球が当該遊技球誘導部材から飛び出さないようにするのも良い。
また、各二股部材の間隔を上記遊技球の外径よりも小さく設定することにより、同遊技球の上部を上方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝に挿入させるとともに、同遊技球の下部を下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝に挿入させても良い。また、上記二股部材からガイド部を突設することにより、上記遊技球の進行方向を規制しても良い。
【0008】
上記二股部材の付け根部位と上記支柱との構成を工夫することにより、上記遊技球をより効果的に減速させることも可能である。その一例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、上記遊技球の動きを規制する上記二股部材の付け根部位と上記支柱とは、同遊技球から受ける衝撃を吸収可能な衝撃吸収材により構成してある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、上記遊技球が衝撃吸収材により構成された二股部材の付け根部位および支柱により動きを規制されつつ通過すると、同衝撃吸収材が同遊技球から受ける衝撃を吸収するため、同遊技球は効果的に減速される。
なお、ここにいう衝撃吸収材は、上記遊技球が衝突したときに衝撃を吸収することができるものであれば良く、各種樹脂、ゴム、多孔質セラミック、紙等、様々なものが適用可能である。また、着磁した磁性体で構成し、遊技球に吸引力を作用させて遊技球を減速させるようにしても良い。
【0009】
また、上記遊技球の流下速度を調整することの可能な構成を付加することも可能である。請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、上記二股部材は、先端側が下方へ傾斜する構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明において、上記遊技球は先端側が下方へ傾斜する二股部材により誘導される。従って、この二股部材の傾斜角度に応じて上記遊技球の流下速度は調整される。
【0010】
以上のように、遊技球を誘導する際の手法は、必ずしも実体のある部材構成に限定されず、方法として実現することも可能である。その一例として、請求項6にかかる発明は、入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導方法であって、上下方向へ配向されつつ略平行に配置された複数の支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材に形成された略V字形の溝へ徐々に落ち込ませて同二股部材の先端側へ上記遊技球を誘導するとともに、同二股部材と隣接する二股部材の付け根部位と上記支柱とより、同遊技球の動きを規制しつつ、同二股部材の先端側を通過させて下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝へ誘導する構成としてある。すなわち、必ずしも実体のある遊技球誘導部材に限らず、遊技球誘導方法としても有効であり、請求項2〜請求項5に記載された構成を当該方法に対応させることが可能であることは言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、設置スペースを低減させるとともに、製造効率を向上させることの可能な遊技球誘導部材を提供することができる。
また、上記請求項2にかかる発明によれば、当該遊技球誘導部材を簡単な構成で実現し、遊技球を出口まで確実に誘導することができるとともに、遊技球の流下速度を安定させることができる。
さらに、上記請求項3にかかる発明によれば、二股部材の強度を増大させることができる。
【0012】
さらに、上記請求項4にかかる発明によれば、通過する遊技球をより効果的に減速させることが可能となる。
さらに、上記請求項5にかかる発明によれば、遊技球の流下速度を調整することができる。
さらに、上記請求項6にかかる発明によれば、設置スペースを低減させるとともに、製造効率を向上させることの可能な遊技球誘導方法を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる遊技球誘導部材が取り付けられた遊技機の前面側を平面図により示している。
同図において、遊技機100の前面には、略長方形の枠状に形成された前面枠11が装着され、この前面枠11の内側に略長方形の枠状に形成された金枠12が設けられている。金枠12の上方側には平板形状のガラス扉13が取り付けられ、下方側には平板形状の前面板14が取り付けられている。ガラス扉13の後方には遊技盤15が配置され、ガラス扉13を介して視認可能となっている。遊技盤15の前面のガイドレール16で囲まれる遊技部17には、複数の風車17aや普通入賞口17b、遊技球が入賞する入口の大きさが変化する可変入賞口17c、遊技球が入賞する入口が開閉される大入賞口17d等が設けられている。また、遊技部17の略中央部に開口が設けられ、大当たり状態等の状態を表示する表示装置21が取り付けられている。
【0014】
前面板14の前面には、上皿14aが取り付けられ、打球される遊技球が収容されるようになっている。また、金枠12の下方には、上皿14aから供給される遊技球を打球する強さを変えるハンドル18や、余剰球を収容する下皿19が取り付けられている。なお、前面枠11の後側には、図示しない景品玉タンクや各種のパチンコ球の処理機構が取り付けられている。
表示装置21の左右には、遊技球誘導部材30,30が配置されている。遊技球誘導部材30,30は、図2に示すように、表示装置21を覆う樹脂カバー20に取り付けられている。なお、図2は、樹脂カバー20の背面側を平面図により示している。
同図において、表示装置21に合わせて形成された開口22の左右に、遊技球誘導部材30,30が取り付けられている。開口22の上方には上側通過口23が形成され、上側通過口23に入った遊技球を誘導路26,26にて遊技球誘導部材30,30に誘導し、遊技球誘導部材30,30の上端に設けられた入口33,33に入球させ、下端に設けられた出口34,34に誘導する。出口34,34から放出された遊技球は、開口22の下方に設けられたスロープ24に導かれ、スロープ24の後側に設けられた下側通過口25へ流下していく。
【0015】
図3〜図5は、樹脂カバー20に取り付けられた二つの遊技球誘導部材30のうちの一つを側面図、平面図および斜視図により示している。
図5において、遊技球誘導部材30には、一対の支柱31,32が上下方向へ配向されつつ所定間隔をおいて配置されている。また、各支柱31,32からは、対向する支柱32,31へ向けて互い違いに略V字形の二股部材31a,32aが突出される。なお、支柱31と二股部材31a、支柱32と二股部材32aは、樹脂により一体成形されるが、複数の部品を組み付けることで形成することも可能であるし、針金などを折り曲げ加工することで形成することも可能である。
【0016】
このとき、図3および図4に示すように、隣接する二股部材31a,31a(32a,32a)の上下間隔L1は、遊技球40の外径Rよりもわずかに狭く設定され、各二股部材31a(32a)の先端側間隔L2は、遊技球40の外径Rよりもわずかに広く設定される。また、二股部材31a(32a)は、先端側と付け根側とが略水平となるように突出されており、各二股部材31a(32a)の先端は、対向する支柱32,31から遊技球40の半径分R/2だけ離間した位置に設定される。
さらに、遊技球40が各支柱31(32)に近接する際、遊技球40の上部P1が上方に隣接する二股部材31a(32a)の分岐部位を介して同二股部材31a(32a)よりも上方へ突出し、遊技球40の下部P2が下方に隣接する二股部材31a(32a)の分岐部位を介して同二股部材31a(32a)よりも下方へ突出する。ここで、二股部材31a,32aの分岐部位は、本発明にいう二股部材の付け根部位を構成する。
【0017】
なお、図3〜図5において、各支柱31,32の上端の間に形成される間隙は、上述した遊技球40の入口33とされ、各支柱31,32の下端の間に形成される間隙は、遊技球40の出口34とされる。
かかる構成により、遊技球40が入口33に入球されると、二股部材31aの先端側間隔L2は遊技球40の外径Rよりも大きく、二股部材32aの分岐部位は遊技球40の外径Rよりも小さいため、図3および図4に示す位置Aに落ち込む。二股部材32aに形成された図5に示すV字溝32a1の幅(図4における左右方向への幅)は、先端側に向かうにつれて幅広となるため、位置Aに落とし込まれた遊技球40は、この二股部材32aに形成されたV字溝32a1に落とし込まれる割合を高めながら、先端側へ向けて自重により転がっていく。
【0018】
すると、遊技球40の外径よりも二股部材32aに形成されたV字溝32a1の幅が広くなった時点で位置Bへ落下する。この際、遊技球40の上部P1は、上方に隣接する二股部材31aの分岐部位を介して二股部材31aの上方に突出し、遊技球40の下部P2は、下方に隣接する二股部材31aの分岐部位を介して二股部材31aの下方に突出する。
従って、位置Bに落とし込まれた遊技球40は、二股部材32aの各先端により紙面奥行き方向への動きが規制され、自身の外径Rよりも幅狭な各二股部材31a,31aの分岐部位により上下方向への動きが規制される。また、支柱31により左方向への動きが規制される。このため、右方への動きのみが許容されることとなり、上述した位置Aにおける場合と同様に、二股部材31aに形成されたV字溝32a1に落とし込まれる割合を高めながら、先端側へ向けて自重により転がっていく。
【0019】
以上の動作を繰り返しながら、遊技球40は、最下段に設けられた二股部材32aの先端側まで誘導され、遊技球誘導部材30の下端に設けられた出口34から放出される。従って、遊技球誘導部材30に入球された遊技球40は、図3に示すように、ジグザグに進行方向を左右へ変更しながら下方へ誘導されることで、出口34から放出される際の勢いが弱められる。
このように、遊技球40が出口34から放出される際の勢いを弱めるという観点から、遊技球誘導部材30を衝撃吸収材で構成することにより、遊技球40が各支柱31,32に衝突しながら進行方向を変更する際、遊技球40の運動エネルギーを吸収させやすくし、より効果的な遊技球40の減速を実現させることも可能である。
【0020】
また、本実施形態にかかる遊技球誘導部材30にて遊技球40を流下させるにあたり、遊技球40の速度を調整したい場合には、各二股部材31a,32aを傾斜させることも可能である。すなわち、図6に示すように、各二股部材31a,32aの先端側が付け根側よりも下方に位置するように傾斜させると、この傾斜割合に応じて二股部材31a,32a上における遊技球の転がり易さが変わるため、速度調整を行うにあたり有用となる。
以上の説明では、支柱31,32と二股部材31a,32aにより、遊技球40の流下経路を厳しく規制しているが、かかる構成は一例にすぎないため、各二股部材31a,32aの上下間隔を広めに設定することで、各二股部材31a,32aの先端間に落ち込んだ遊技球40に自由な動きを許容しつつ、下方に隣接する二股部材31a,32aに形成されたV字溝32a1により誘導させることも可能である。この場合、遊技球40が二股部材31a,32aの間から図3における紙面奥行き方向へ飛び出すおそれがある場合には、各二股部材31a,32aから上下方向へガイド部を突設させるなどしても良い。
【0021】
さらに、本実施形態では、二股部材31a,32aが設けられた一対の支柱31,32により遊技球誘導部材30を構成しているが、三以上の複数の支柱を用いて構成することも同様に可能である。
例えば、各二股部材を時計方向に隣接する支柱に向けて突出させ、各支柱の間にて螺旋状に各二股部材を設けていけば、上述した場合と同様に遊技球を流下させることが可能となる。この場合においても、上述したガイド部を必要に応じて各二股部材から突設させると、遊技球の飛び出しを防ぐという観点から有効となる。
【0022】
さらに、図7に示すように、二股部材31a,32aの先端側をそれぞれに連結させることにより、リング状に形成しても良い。かかる構成により、各リングの内部に遊技球を通過させると、本実施形態と同様に遊技球を確実に減速させつつ誘導することができるだけでなく、二股部材の強度を増大させることも可能となる。
このように、僅かなスペースに設置可能であり、かつ、効率良く容易に製造可能な遊技球誘導部材30に入球された遊技球40は、二股部材32a(31a)の先端側へ向けてV字溝32a1(31a1)により誘導され、同先端側に達すると、二股部材32a(31a)の各先端と、上下に隣接する各二股部材31a,31a(32a,32a)の分岐部位と、支柱31(32)とより動きを規制されつつ、下方に隣接する二股部材31a(32a)の分岐部位へ誘導される。この遊技球40は、ジグザグに進行方向を折り返し変更しながら誘導されることで減速するため、勢いが弱められた状態で出口34から放出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる遊技球誘導部材が取り付けられた遊技機の前面側を示す平面図である。
【図2】樹脂カバーの背面側を示す平面図である。
【図3】遊技球誘導部材の構成を示す側面図である。
【図4】遊技球誘導部材を一方の支柱側から見た際の平面図である。
【図5】遊技球誘導部材の外観を示す斜視図である。
【図6】変形例にかかる遊技球誘導部材の構成を示す側面図である。
【図7】変形例にかかる二股部材の構成を示す平面図である。
【図8】従来例にかかる表示装置用カバーの背面側を示す平面図である。
【符号の説明】
30…遊技球誘導部材
31,32…支柱
31a,32a…二股部材
32a1…V字溝
33…入口
34…出口
40…遊技球
A,B…遊技球の位置
L1…上下間隔
L2…先端側間隔
P1…遊技球の上部
P2…遊技球の下部
R…遊技球の外径
Claims (6)
- 入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材であって、
上下方向へ配向されつつ略平行に配置された複数の支柱と、各支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材とを備え、
上記二股部材に形成された略V字形の溝に上記遊技球を徐々に落ち込ませて同二股部材の先端側へ誘導するとともに、同二股部材と隣接する二股部材の付け根部位と上記支柱とより、同遊技球の動きを規制しつつ、同二股部材の先端側を通過させて下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝へ誘導することを特徴とする遊技球誘導部材。 - 上記請求項1に記載の遊技球誘導部材において、
上記支柱は、一対配置されることを特徴とする遊技球誘導部材。 - 上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、
上記二股部材の先端側は、上記遊技球を通過させることを可能としつつ、互いに連結されていることを特徴とする遊技球誘導部材。 - 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、
上記遊技球の動きを規制する上記二股部材の付け根部位と上記支柱とは、同遊技球から受ける衝撃を吸収可能な衝撃吸収材により構成されることを特徴とする遊技球誘導部材。 - 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、
上記二股部材は、先端側が下方へ傾斜することを特徴とする遊技球誘導部材。 - 入口から入球される遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導方法であって、
上下方向へ配向されつつ略平行に配置された複数の支柱から対向する支柱へ所定間隔で互い違いに突出する略V字形の二股部材に形成された略V字形の溝へ徐々に落ち込ませて同二股部材の先端側へ上記遊技球を誘導するとともに、同二股部材と隣接する二股部材の付け根部位と上記支柱とより、同遊技球の動きを規制しつつ、同二股部材の先端側を通過させて下方に隣接する二股部材に形成された略V字形の溝へ誘導することを特徴とする遊技球誘導方法。
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