JP3682130B2 - 袋被覆装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、円筒形、楕円形、四角形、六角形等の中空又は中実に形成された長尺物の端部に袋体を被覆する作業に用いられる装置に関し、さらに詳しくは、ガス管、水道管、排水管等に用いられるパイプのような長尺物の端部に、合成樹脂製又は紙製の袋体を被覆する作業に用いられる袋被覆装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなパイプの端部に袋体を被覆する場合、例えば、シート状に折り畳まれた袋体の口部を、パイプの端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口した後、その開口された袋体の口部内部にパイプの端部を真っ直ぐに挿入して被覆する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長方形に形成された袋体を開口して、筒状に形成されたパイプの端部外周面に被覆するので、パイプの端部外周面に袋体を密着させることが困難であり、袋体の底部が突出したり、底部側両端部に形成された各角隅部が突出したりするため、運搬時や保管時に於いて、袋体の底部及び各角隅部が引っ掛かりやすく、複数本の各パイプを左右又は上下に重合したとき、端部側が互い違いとなり、段差ができるため、パイプの姿勢が不安定となる問題点を有している。
【0004】
また、パイプの口径が大きくなるほど、そのパイプの端部に対して被覆される袋体のサイズが大きくなり、袋体を開口及び被覆するのに手間が掛かる。且つ、パイプ自体の重量が重くなるため、作業者の手でパイプを持上げることが困難となり、袋体の被覆作業を人為的に行うには、パイプの口径及び長さに限界があるという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、長尺物の端部外周面に対して袋体を密着させた状態に被覆するので、長尺物の端部周面が汚れたり、その端部が損傷及び破損したりするのを確実に防止できると共に、運搬や保管等の取扱い作業に適した状態に被覆することのできる袋被覆装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口して、該袋体を長尺物の端側外周面に被覆する袋被覆手段と、上記長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側外周面に結束帯を巻回固定する袋結束手段とを設け、上記袋結束手段により結束帯を巻回するまえに、上記長尺物の端部外周面と対向する方向に、上記袋体の底部側両端部に形成された各角隅部を折込むための角部折込み手段を設けた袋被覆装置であることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口して、該袋体を長尺物の端側外周面に被覆する袋被覆手段と、上記長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側外周面に結束帯を巻回固定する袋結束手段とを設け、上記袋結束手段により結束帯を巻回するまえに、上記長尺物の端部端面と対向する方向に、上記袋体の底部を折込むための底部折込み手段を設けた袋被覆装置であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記袋被覆手段を、上記袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口する袋開口手段と、上記袋体内部に対して長尺物の端部が挿入される方向に、該袋体と長尺物との相互を相対移動する移動手段とを設けて構成した袋被覆装置であることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の構成と併せて、上記袋開口手段を、上記袋体の口部を長尺物の端部外周面と対応する形状であって、該端部外周面よりも若干拡張された大きさに開口する袋拡張手段を設けて構成した袋被覆装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1記載の袋被覆装置は、袋被覆手段により袋体の口部を開口して長尺物の端部外周面に被覆するので、長尺物の端部周面、例えば、ガス管、水道管、排水管等に用いられるパイプの端部に汚れが付着したり、そのパイプの端部が損傷及び破損するのを防止でき、且つ、パイプの両端部に袋体を被覆して閉塞すると、パイプ内部に異物が侵入したり、内周面が汚れたりするのを防止できると共に、
袋結束手段により長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側周面部に結束帯を巻回して、長尺物の端部が被覆された状態に袋体を固定するので、袋体が抜け落ちたり、被覆位置が変位したりするのを積極的に防止でき、袋体による被覆状態を維持することができる。
【0011】
さらに、角部折込み手段により長尺物の端部外周面と対向する方向に袋体の各角隅部を折込んだ後、その袋体を結束帯により結束固定するので、長尺物の端部外周面に袋体の各角隅部を密着させて被覆することができ、複数本の長尺物を互いに重合しても、袋体の角隅部が邪魔にならず、運搬や保管等の取扱い作業が容易に行える。
【0012】
請求項2記載の袋被覆装置は、袋被覆手段により袋体の口部を開口して長尺物の端部外周面に被覆するので、長尺物の端部周面、例えば、ガス管、水道管、排水管等に用いられるパイプの端部に汚れが付着したり、そのパイプの端部が損傷及び破損するのを防止でき、且つ、パイプの両端部に袋体を被覆して閉塞すると、パイプ内部に異物が侵入したり、内周面が汚れたりするのを防止できると共に、
袋結束手段により長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側周面部に結束帯を巻回して、長尺物の端部が被覆された状態に袋体を固定するので、袋体が抜け落ちたり、被覆位置が変位したりするのを積極的に防止でき、袋体による被覆状態を維持することができる。
【0013】
さらに、底部折込み手段により長尺物の端部端面と対向する方向に袋体の底部を折込んだ後、その袋体を結束帯により結束固定するので、長尺物の端部端面に袋体の底部を密着させて被覆することができ、請求項1記載と同様に、袋体の底部が邪魔にならず、運搬や保管等の取扱い作業が容易に行える。
【0014】
請求項3記載の袋被覆装置は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて、袋開口手段により袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口した後、移動手段により袋体と長尺物とを相対移動させ、袋体内部に長尺物の端部を挿入して被覆するので、例えば、口径の大きいパイプ等の長尺物の端部外周面に対して袋体を被覆する作業が機械的に行える。
【0015】
請求項4記載の袋被覆装置は、上記請求項3記載の作用と併せて、例えば、円筒形、楕円形、四角形、六角形等の断面形状に形成された長尺物の端部外周面と対応する形状であって、その端部外周面よりも若干拡張された大きさに袋体の口部を開口して被覆するので、その特異形状を有する長尺物の端部外周面に対して袋体を被覆する作業が容易に行える。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、長尺物の端部外周面に袋体を被覆して保護するので、長尺物の端部周面が汚れたり、その端部が損傷及び破損したりするのを確実に防止でき、中空形状に形成された長尺物の両端部に袋体を被覆することで、内部に異物が侵入したり、内周面が汚れたりするのを確実に防止できる。しかも、長尺物に被覆された袋体を結束帯により結束固定するため、袋体が抜け落ちたり、被覆位置が変位したりするのを積極的に防止でき、袋体による被覆状態を維持することができる。
【0017】
さらに、長尺物の端部外周面に対応して、袋体の口部を被覆可能な形状及び大きさに開口して被覆するので、長尺物の端部外周面に対して袋体を被覆する作業が簡単且つ容易に行える。また、袋体と長尺物とを相対移動させ、袋体内部に長尺物の端部を挿入する被覆するので、例えば、ガス管、水道管、排水管に用いられる口径の大きいパイプ等の長尺物に袋体を被覆する作業が機械的に行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0018】
さらには、袋体の底部及び各角隅部を折込んでから結束帯により結束固定するため、長尺物の端部外面に袋体の底部及び各角隅部を密着させた状態に被覆することができ、複数本の長尺物を互いに重合しても、袋体の底部及び角隅部が邪魔にならず、運搬や保管等の取扱い作業が容易に行える。
【0019】
【実施例】
図面は長尺物の一例として、合成樹脂又は金属等の材質で形成された口径の大きい長尺パイプの一端又は両端を袋体により被覆する作業に用いられる袋被覆装置を示し、図1及び図2に於いて、この袋被覆装置1は、中空円筒形状に形成された合成樹脂製(例えば、塩化ビニル、アクリル、その他の樹脂)のパイプAを、第1コンベア5と、第2コンベア7と、第3コンベア11とで順次搬送し、第3コンベア11により搬送されるパイプAの両端部Aa,Aaを、各袋被せ機12,12と、各袋結束機13,13とに順次供給して、各袋被せ機12,12によりパイプAの両端部Aa,Aa外周面に対して各袋体B,Bを被覆すると共に、そのパイプAの両端部Aa,Aa外周面に被覆された各袋体B,Bを各袋結束機13,13により結束固定する。
【0020】
上述した第1コンベア5の前端側には、持上げ機2と、加工機3と、運搬機4とが配設され、第1コンベア5は、無端帯5a上に取付けられた多数の各受け台5b…を送り方向に周回させて、各受け部5b…に載置されたパイプAを搬送する。持上げ機2は、中空円筒形状に形成された合成樹脂製のパイプAを順次持ち上げ、そのパイプAの一側端部Aaを、同他側端部Aaと対向して配設した加工機3に供給する。加工機3は、パイプAの一側端部Aaを他側端部Aa外径よりも若干大径にスリーブ加工し、運搬機4は、加工済みのパイプAを水平移動させて第1コンベア5に移載する。第1コンベア5の一側部には、パイプAの端部Aaと対向して冷却機6が配設され、冷却機6は、パイプAの端部Aa周面に、例えば、冷却水、冷却液等の液体を吹き付けて冷却する。
【0021】
第2コンベア7の一側部には、パイプAの端部Aaと対向して液除去機8と、面取り機9と、装填機10とが配設され、第2コンベア7は、無端帯7a上に取付けられた多数の各受け台7b…を送り方向に周回させて、各受け部7b…に載置されたパイプAを搬送する。液除去機8は、パイプAの端部Aaに付着した冷却水、冷却液等の液体を除去し、面取り機9は、パイプAの端部Aa周縁部を嵌込みが容易となる形状に面取り加工し、装填機10は、パイプAの端部Aa内周面に合成ゴム製のシールリングCを装着する。
【0022】
第3コンベア11の両側部には、パイプAの両端部Aa,Aaと対向して各袋被せ機12,12と、各袋結束機13,13とが配設され、第3コンベア11は、無端帯11a上に取付けられた多数の各受けローラ11b…を送り方向に周回させて、各受けローラ7b…間に載置されたパイプAを搬送する。各袋被せ機12,12は、パイプAの両端部Aa,Aa外周面に対して各袋体B,Bを被覆し、各袋結束機13,13は、そのパイプAの両端部Aa,Aaに被覆された各袋体B,Bを結束固定する。第3コンベア11の後端側には、適宜本数の各パイプA…を一時的にストックするための貯留機14が配設され、貯留機14は、第3コンベア11から移載される袋結束済みのパイプAを一時ストックし、その適宜本数の各パイプA…を、例えば、運搬台車、コンベア、リフト等の移送手段により次工程に搬送する。
【0023】
前述した袋被せ機12は、図3〜図9に示すように、例えば、床部、地面等の設置面に基台15を設置し、基台15上に架設した走行レール15a及びネジ軸15b上に可動台16底部を前後移動可能に係合し、人為的又は機械的に回動されるネジ軸15bの正逆回転により機全体をパイプAの全長に対応して移動する。可動台16上には、シート状に折り畳まれた多数枚の各袋体B…を1枚ずつ供給する袋供給機構17と、パイプAの端部Aaに対して被覆可能な大きさに袋体Bの口部Baを開口する袋開口機構18と、パイプAに被覆された袋体Bの底部Bbを折込むための袋折込み機構19とを配設している。
【0024】
上述した袋供給機構17は、図7、図8、図9に示すように、可動台16の後部側に機枠21を立設し、同枠下部に架設した袋載置台22に、シート状に折り畳まれた多数枚の各袋体B…を載置している。各袋体B…は、袋体Bの口部Baを同一方向に揃えて積層すると共に、その袋体Bの口部Ba側をパイプAの端部Aaと対向する方向に向けて載置している。且つ、機枠21の両側枠部に架設した各レール21a,21a及び各ネジ軸21b,21b上に昇降枠23の両端部を上下移動可能に係合し、同枠上部に固定した減速機付き昇降用モータ24の駆動力により、各バベルギャ25a〜25fを介して左右の各ネジ軸21b,21bを正逆回転させ、昇降枠23を、袋載置台22に載置された最上面の袋体Bが後述する左右の各吸着子26,27により吸着保持される降下位置と、その袋体Bの口部Baが後述する袋開口機構18により吸着開口される上昇位置とに上下動する。
【0025】
上述した袋載置台22は、同台の前側載置面に基準板28を立設し、後側載置面に規制板29を前後移動可能に立設し、両側載置面に各規制板30,30を左右移動可能に夫々立設している。規制板29の下端部は、同台下部に軸架したネジ29a軸上に係合され、同軸端部に固定した操作ハンドル29bの回動操作により、ネジ軸29aを正逆回転させ、規制板29を袋体Bの後側縁部に対して押付けられる方向に前後移動する。各規制板30,30の下端部は、同台下部に軸架した左右の各ネジ軸30a,30aに係合され、一側端部に固定した操作ハンドル30bの回動操作により、各ネジ軸30a,30aを連動して正逆回転させ、左右の各規制板30,30を袋体Bの両側縁部に対して押付けられる方向に前後移動させる。基準板28及び規制板29の間隔と、各規制板30,30の間隔とを袋体Bのサイズに対応して可変調節する。
【0026】
前述した各吸着子26,27は、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、その吸着面側に形成した凹部又孔部に袋体Bを食い込ませて袋内面の剥離抵抗を小さくする。各吸着子26,27は可動板31の前後部に取付けられ、昇降枠23の上面側に架設したレール23a及び左右の各ネジ軸23b,23b上に各可動板31,31を左右移動可能に係合し、同枠中央部に固定した減速機付き移動用モータ32の駆動力により、各バベルギャ33a,33bを介して左右の各ネジ軸23b,23bを正逆回転させ、各可動板31,31を接離される方向に相対動作させて、左右に垂設した各吸着子26,27の間隔を袋体Bのサイズに対応して可変調節する。一方の吸着子26は、取付け板34の下面側に固定した昇降用シリンダ35の作動により上下動され、その取付け板34は、可動板31の上面側前端部に固定した進退用シリンダ36の作動により前後動される。他方の吸着子27は、可動板31の上面側後端部に固定した昇降用シリンダ37の作動により上下動される。なお、後側の吸着子27を上下動及び前後動させてもよい。
【0027】
且つ、昇降枠23の下面側中央部に、後述する袋開口機構18によりパイプAに被覆された袋体Bの底部Bb側と対向して押え棒69を配設し、同枠下面に固定した進退用シリンダ70の作動により、押え棒69を前後方向に水平移動させ、パイプAに被覆された袋体Bの底部Bb側を押圧する前進位置と、上述した袋開口機構18による袋体Bの被覆動作が許容される後退位置とに移動する。
【0028】
前述した袋開口機構18は、図3、図4に示すように、可動台16上に架設した走行レール16a及びネジ軸16b上に機枠38底部を前後移動可能に係合し、同台下部に固定した減速機付き移動用モータ39の駆動力により、スプロケット40a,40b及びチェーン40cを介してネジ軸16bを正逆回転させ、機枠38をパイプAの端部Aaと対向する方向に前後移動させて、パイプAの端部Aaに対して袋体Bを被覆する前進位置と、同側端部に対して所定間隔に離間された後退位置とに移動停止する。且つ、機枠38の両側枠部に架設した各レール38a,38a及び各ネジ軸38b,38b上に昇降枠41の両端部を上下移動可能に係合し、機枠38上部に固定した減速機付き昇降用モータ42の駆動力により、各バベルギャ43a〜43fを介して左右の各ネジ軸38b,38bを連動して正逆回転させ、昇降枠41全体を、第3コンベア11により搬送されるパイプAの端部Aaと対応する高さに上下動する。
【0029】
且つ、昇降枠41の両側枠部に架設した各レール41a,41a上に、上下段に配設した各取付け枠44,44の両端部を上下移動可能に係合し、同枠部に架設した各ネジ軸41b,41b上に、上段側に配設した取付け枠44の両端部を上下移動可能に係合して、昇降枠41上部に固定した減速機付き昇降用モータ45の駆動力により、各スプロケット46a,46b及びチェーン46cと、各バベルギャ47a,47bを介して左右の各ネジ軸41b,41bを連動して正逆回転させ、上段側の取付け枠44を上下動する。且つ、上下段に配設した各取付け枠44,44の対向側端部間を各スプロケット48,48を介して各牽引チェーン49,49により連結し、上下段の各取付け枠44,44を接離される方向に相対移動させると共に、上下段の各取付け枠44,44を、上述した袋開口機構18により開口した袋体Bの口部Ba上下面が後述する上下の各吸着子50,50により吸着保持され、その口部Baの上下内周縁部に対して後述する上下の各拡張板51,51が挿入される近接位置と、上下の各吸着子50,50で吸着保持し、上下の各拡張板51,51を挿入した袋体Bの口部BaがパイプAの端部Aa外周面に対して被覆可能な大きさに拡張される離間位置とに上下動する。
【0030】
上述した各吸着子50,50及び各拡張板51,51は、上下段に配設した各取付け枠44,44に対して上下対に取付けられているので、下段側の取付け板44に取付けられた状態を説明する。図5にも示すように、取付け枠44の上面側に架設したレール44a及び左右の各ネジ軸44b,44b上に各可動板52,52を左右移動可能に係合し、同枠端部に固定した減速機付き移動用モータ53の駆動力により、各ギャ54a,54bを介して左右の各ネジ軸44b,44bを正逆回転させ、各可動板52,52を接離される方向に相対動作させて、左右に配設した各吸着子50,50及び各拡張板51,51の間隔を袋体Bのサイズに対応して可変調節する。
【0031】
各吸着子50,50は、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、その吸着面側に形成した凹部又孔部に袋体Bを食い込ませて袋内面の剥離抵抗を小さくする。上述した袋供給機構17側と対応する可動板52の後端側に取付けられ、可動板52に固定した進退用シリンダ55の作動により取付け板56aを前後動し、同板に固定した昇降用シリンダ57の作動により取付け板56b及び押え板56cを上下動し、取付け板56bに垂設した吸着子50を袋供給機構17により吸着保持された袋体Bの口部Ba上下面を吸着保持する前進位置と、その口部Baの上下内周縁部に対して各拡張板51,51が挿入される後退位置とに前後移動する。各拡張板51,51は、各可動板52,52の対向側端部に固定され、各吸着子50,50により吸着開口された袋体Bの口部Baを開口した状態に保持すると共に、その口部Baの上下内周縁部に対して挿入される長さ及び形状であって、同口部Baの周縁部を角張らせる角度(例えば、120度)に折曲げ形成している。
【0032】
上述した昇降枠41の下側枠部には、図6にも示すように、上下の各吸着子50,50により吸着開口された袋体Bの口部Baの両側周縁部と対向して各拡張板58,58が配設され、各拡張板58,58は、同枠両側部に配設した各可動台59,59上に夫々取付けられ、昇降枠41の下側枠部に架設したレール41c及び左右の各ネジ軸41d,41d上に各可動台59,59を左右移動可能に係合し、同枠下部に固定した減速機付き移動用モータ60の駆動力により、各ギャ61a,61bを介して左右の各ネジ軸41d,41dを連動して正逆回転させ、各可動板59,59を接離される方向に相対移動させて、左右に配設した各拡張板58,58の間隔を袋体Bのサイズに対応して可変調節する。なお、各拡張板58,58は、その口部Baの両側内周縁部に対して挿入される長さ及び形状であって、同口部Baの周縁部を角張らせる角度(例えば、120度)に折曲げ形成している。
【0033】
且つ、可動台59の上面側に支持枠59aを鉛直に立設し、同枠上端部に固定した昇降用シリンダ62の作動により取付け板63を上下動し、取付け板63に固定した進退用シリンダ64の作動により拡張板58を左右移動して、パイプAの端部Aaに対して被覆可能な大きさに袋体Bの口部Baが拡張される方向に左右の各拡張板58,58を相対移動させ、上下の各吸着子50,50により吸着開口された袋体Bの口部Baに挿入される挿入位置と、その口部Baの両側外周縁部に対して所定間隔に離間された引抜き位置とに移動する。
【0034】
上述した袋折込み機構19は、機枠38の前側上部に、パイプAの端部Aaよりも突出する袋体Bの底部Bbと対向して折込み板65を配設し、同枠上部に固定した折込み用シリンダ66の作動により、折込み板65を鉛直方向に上下移動させ、パイプAに被覆された袋体Bの底部Bbを下方に折曲げる降下位置と、上述した袋開口機構18による袋体Bの被覆動作が許容される上昇位置とに移動する。且つ、パイプAに被覆された袋体Bの上部周面と対向して袋押え板67を配設し、同枠上部に固定した押え用シリンダ68の作動により、袋押え板67を前後方向に水平移動させ、パイプAに被覆された袋体Bの上部周面を押圧する降下位置と、上述した袋開口機構18による袋体Bの被覆動作が許容される上昇位置とに移動する。
【0035】
前述した袋結束機13は、図10、図11に示すように、同機下部に架設した走行レール71a及びネジ軸71b上に機枠72底部を前後移動可能に係合し、同機底部に固定した減速機付き移動用モータ73の駆動力により、スプロケット74a,74b及びチェーン74cを介してネジ軸71bを正逆回転させ、機枠72をパイプAの端部Aaと対向する方向に前後移動させ、機枠72前部に積載された巻回機75を、スリーブ加工されたパイプAの端部Aa周面よりも後位側周面に結束帯Cが巻回される前進位置と、パイプAの端部Aaに対して所定間隔に離間された後退位置とに移動する。
【0036】
且つ、機枠72の後側上部に架設したレール72a及び左右の各ネジ軸72b,72b上に各可動枠76,76を左右移動可能に係合し、機枠72上部に固定した減速機付き移動用モータ77の駆動力により、スプロケット78a,78b及びチェーン78cを介して各ネジ軸72b,72bを正逆回転させ、左右の各可動枠76,76を接離される方向に相対移動させて、パイプAの口径に対応して間隔を可変調節する。各可動枠76,76の対向面側に架設したレール76a及びネジ軸76bに各可動板79,79を上下移動可能に係合し、各枠上部に固定した減速機付き移動用モータ80の駆動力により、ギャ81a,81bを介してネジ軸76bを正逆回転させ、各可動板79,79を、袋体Bの底部側両端部に形成された各角隅部Bc,Bcと対向する高さに上下移動する。各可動板79,79の対向面には、パイプAに被覆された袋体Bの各角隅部Bc,Bcと対向して各折込み板82,82を配設し、各可動板79,79に固定した各折込み用シリンダ83,83の作動により、各折込み板82,82を前後方向に水平移動させ、パイプAの両側周面に対して袋体Bの各角隅部Bc,Bcが折込まれる前進位置と、パイプAの端部Aaに対して所定間隔に離間された後退位置とに移動する。
【0037】
且つ、袋結束機13と対応する第3コンベア11の一側下部には、パイプAの端部Aa下部周面と対向して持上げ機84が配設され、持上げ機84は、袋結束機13と対向する位置にパイプAが搬送停止されたとき、同機下部に配設した持上げ用シリンダ85を作動して、持上げ板86によりパイプAの端部Aaを所定高さに一旦持上げて、後述する巻回機75により結束帯Cが巻回される高さ及び位置に供給する。
【0038】
上述した巻回機75は、例えば、包装作業に於いて用いられる市販のバンド巻回機等により構成され、同機の下部一側に、例えば、PPバンド、シグシード、ロープ、ワイヤ、紐等の結束帯Cが巻回された巻取りドラム75aを装填し、その巻取りドラム75aに巻回された結束帯Cを機械的に繰出して、パイプAの端部Aaに被覆された袋体Bの外周面に巻回する。
【0039】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、袋被覆装置1によりパイプAの両端部Aa,Aaに各袋体B,Bを被覆するときの動作を説明する。
【0040】
先ず、図1、図2に示すように、例えば、成形工程(図示省略)から供給される合成樹脂製のパイプAを、持上げ機2の各受け爪2a…により順次持ち上げ、その持ち上げられたパイプAの端部Aaを加工機3に供給して、パイプAの一側端部Aaを、他側端部Aaの口径よりも若干大径となる大きさにスリーブ加工する。この直後、パイプAの加工側端部Aaを一次冷却(例えば、冷却水、冷却液、冷風等の冷却手段)する。
【0041】
次に、持上げ機2の各受け爪2a…により持上げられたパイプAを運搬機4の載置台4aに移載して、載置台4aを第1コンベア5の始端側と対向する位置に水平移動させた後、載置台4aを排出姿勢に傾動させて加工済みのパイプAを第1コンベア5に移載する。第1コンベア5により搬送されるパイプAの端部Aaを冷却機6に供給して、二次冷却(例えば、冷却水、冷却液、冷風等の冷却手段)する。続いて、第1コンベア5から第2コンベア7にパイプAを移載し、第2コンベア7により搬送されるパイプAの端部Aaを液除去機8に供給して、パイプAに付着した冷却水、冷却液等の液体及び水滴を除去する。
【0042】
次に、第2コンベア7により搬送されるパイプAの端部Aaを面取り機9に供給して、パイプAの端部Aaを、別のパイプAが容易に嵌込まれる形状に面取り加工し、パイプAの端部Aaを装填機10に供給して、パイプAの加工側内周面に合成ゴム製のシールリング(図示省略)を装着した後、その端部Aaを検査(例えば、作業者の目又はカメラ等の検査手段)する。続いて、第2コンベア7から第3コンベア11にパイプAを移載し、第3コンベア11により搬送されるパイプAの両端部Aa,Aaを各袋被せ機12,12に供給して、後述するようにパイプAの両端部Aa,Aa外周面に各袋体B,Bを夫々被覆し、そのパイプAの両端部Aa,Aaを各袋結束機13,13に供給して、後述するようにパイプAの両端部Aa,Aa外周面に被覆された各袋体B,Bを夫々結束固定する。
【0043】
上述した各袋被せ機12,12の動作は同一であるので、パイプAの端部Aaと対向する位置に配設した袋被せ機12の動作を説明する。袋被せ機12と対向する位置にパイプAが搬送停止されたとき、図7、図8に示すように、袋供給機構17を構成する左右の各吸着子26,27により袋載置台22に載置された最上面の袋体Bを吸着保持して持上げ、図3に示すように、その袋体Bの口部Ba上下面を、袋開口機構18を構成する上下の各吸着子50,50により吸着保持して上下方向に開口する。上下の各吸着子50,50により吸着保持した袋体Bを前方に若干移動させて、その口部Baの上下内周縁部に、上下に配設した各拡張板51,51を挿入間隔に近接して挿入し、同口部Baの両側内周縁部に、左右に配設した各拡張板58,58を挿入して、同口部Baの上下内周縁部を各拡張板51,51と各押え板56c,56cとで挾持する。この後、各吸着子26,26を吸着解除して初期位置に後退復帰させて、2枚目の袋体Bの吸着保持する。
【0044】
次に、上下の各拡張板51,51を袋体Bの口部Baが拡張される方向に相対移動させて、図4に示すように、その口部Baの上下周縁部を、上下に配設した各拡張板51,51により緊張し、同口部Baの両側周縁部を、左右に配設した各拡張板58,58により緊張して、パイプAの端部Aaよりも若干大径となる大きさに袋体Bの口部Baを拡張した状態(例えば、六角形)に開口保持する。この後、各吸着子50,50による吸着を解除し、各押え板56c,56cによる挾持を解除して初期位置に後退復帰させ、袋被せ機12全体を前進移動させて、袋体Bの口部Ba内部にパイプAの端部Aaを挿入しながら、袋体B内部をパイプAにより内側から強制的に拡張する。
【0045】
次に、パイプAの端部Aaが袋体Bの底部Bbに到達するまで深く挿入されたとき、パイプAに被覆された袋体Bの底部Bb側に押え棒69を押圧して、袋体Bの被覆状態を保持した状態のまま袋被せ機12全体を前進移動させ、袋体Bの口部Baから各拡張板51,51及び各拡張板58,58を引抜いた後、上下の各拡張板51,51を離間位置に退避移動させ、左右の各拡張板58,58を引抜き位置に退避移動させ、袋被せ機12全体を後退移動させる。各拡張板51,51及び各拡張板58,58を袋体Bの口部Baに挿入される位置に復帰移動させ、押え棒69を初期位置に復帰移動させて、図12に示すように、パイプAの端部Aaに袋体Bを被覆セットする。同様にして、他方に配設した袋被せ機12によりパイプAの他側端部Aaに袋体Bを被覆セットする。
【0046】
次に、パイプAの端部Aaを袋被せ機12から一旦引抜いた後、袋折込み機構19を構成する袋押え板67でパイプAに被覆された袋体Bの上部周面を押圧し、そのパイプAの端部Aaに近接して袋折込み板65を垂直降下させ、図13に示すように、パイプAに被覆された袋体Bの底部Bbを袋折込み板65で下方に折込み、その端部Aaの端面側に沿わせた状態に袋体Bの底部Bbを折曲げる。各板65,67を初期位置に上昇復帰させた後、第3コンベア11に載置された袋被覆済みのパイプAを各袋結束機13,13と対向する位置に搬送する。
【0047】
次に、各袋結束機13,13の動作は同一であるので、パイプAの端部Aaと対向する位置に配設した袋結束機13の動作を説明する。袋結束機13と対向する位置にパイプAが搬送停止されたとき、図10、図11に示すように、持上げ機84の持上げ板86によりパイプAの端部Aaを一旦持上げ、袋体Bに形成された各角隅部Bc,Bcを、各折込み板82,82によりパイプAの両側周面に沿わせた状態に折込みながら袋結束機13全体を前進移動させて、巻回機75により結束帯Cが巻回される位置にパイプAの端部Aaを供給する。各折込み板82,82を初期位置に後退復帰させ、パイプAの端部Aaを降下させた後、巻回機75を駆動して、スリーブ加工されたパイプAの端部Aaよりも後位側外周面に結束帯Cを巻回し、図14に示すように、その袋体Bの口部Ba及び各角隅部Bc,Bcを結束帯Cにより一体的に結束固定する。この後、パイプAの端部Aaを再び持上げ、袋結束機13全体を初期位置に後退移動させた後、袋結束済みのパイプAを第3コンベア11に移載して搬送する。同様にして、他方に配設した袋結束機13によりパイプAの他側端部Aaに被覆された袋体Bを結束帯Cで固定する。
【0048】
次に、第3コンベア11により搬送される袋結束済みのパイプAを貯留機14に移載して、同機の排出側に設けたストッパ14aによりパイプAを一端停止させ、適宜本数(例えば、2本、4本等の複数本)の各パイプA…を一時的にストックする。例えば、2本分の各パイプA,Aがストックされた後、ストッパ14aによる停止を解除して、一時ストックされた各パイプA,Aを、例えば、運搬台車、コンベア、リフト等の移送手段に供給して、次工程に搬送する。
【0049】
以上のように、パイプAの端部Aa外周面よりも若干大径となる大きさに袋体Bの口部Baを開口(例えば、六角形)した後、そのパイプAの端部Aa外周面に袋体Bを被覆して保護するので、パイプAの端部Aa外周面が汚れたり、その端部Aaが損傷及び破損したりするのを確実に防止できると共に、パイプAの両端部Aa,Aaを各袋体B,Bにより被覆することで、パイプA内部に異物が侵入したり、内周面が汚れたりするのを確実に防止できる。しかも、パイプAに被覆された袋体Bを結束帯Cにより結束固定するため、袋体Bが抜け落ちたり、その被覆位置が変位したりするのを積極的に防止でき、袋体Bによる被覆状態を維持することができる。
【0050】
さらに、パイプAの端部Aa外周面に対応して、袋体Bの口部Baを被覆可能な形状及び大きさに開口して被覆するので、パイプAの端部Aa外周面に対して袋体Bを被覆する作業が簡単且つ容易に行える。また、パイプAと袋体Bとを互いに挿入される方向に相対移動させて、袋体B内部にパイプAの端部Aaを挿入する被覆するので、例えば、ガス管、水道管、排水管等の口径の大きいパイプAに袋体Bを被覆する作業が機械的に行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0051】
さらには、袋体Bの底部Bb及び各角隅部Bc,Bcを折込んでから結束帯Cにより結束固定するため、パイプAの端部Aa外面に袋体Bの底部Bb及び各角隅部Bc,Bcを密着させた状態に被覆することができ、袋被覆済みの各パイプA…を左右又は上下に重合しても、袋体Bの底部Bb及び各角隅部Bc,Bcが邪魔にならず、運搬や保管等の取扱い作業が容易に行える。
【0052】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の長尺物は、実施例のパイプAに対応し、
以下同様に、
袋被覆手段は、袋被せ機12に対応し、
袋結束手段は、袋結束機13及び巻回機75に対応し、
底部折込み手段は、袋折込み機構19の折込み板65に対応し、
角部折込み手段は、袋結束機13の折込み板82に対応し、
袋開口手段は、袋開口機構18の吸着子50、拡張板51,58に対応し、 移動手段は、可動台16、走行レール16a、ネジ軸16b、機枠38、移動用モータ39、スプロケット40a,40b、チェーン40cに対応し、
袋拡張手段は、拡張板51,58に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0053】
上述した実施例では、中空形状に形成されたパイプAの端部Aaに袋体Bを被覆する例を説明したが、例えば、楕円形、四角形、六角形等の中空又は中実に形成された長尺部の端部外周面と対応する大きさ及び形状に袋体Bの口部Baを開口して被覆するもよく、実施例のようなパイプAのみに用途が限定されるものではない。且つ、パイプAの両端部Aa,Aaに各袋体B,Bを被覆するが、何れか一端、例えば、スリーブ加工されたパイプAの端部Aaのみに袋体Bを被覆してもよい。
【0054】
また、実施例では、各吸着子26,27,50及び各拡張板51,58で袋体Fの口部Faを開口するが、例えば、粘着剤や粘着テープ等の粘着部材、或いは、チャックやパッド等の挾持部材により袋体Fの口部Faを開口するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 袋被覆装置の全体構成を示す平面図。
【図2】 袋被覆装置の全体構成を示す側面図。
【図3】 袋被せ機による袋被せ動作を示す側面図。
【図4】 袋体の口部拡張動作を示す背面図。
【図5】 下段側に配設した吸着子及び拡張板の取付け状態を示す平面図。
【図6】 左右に配設した拡張板の取付け状態を示す平面図。
【図7】 袋供給機構による袋体の吸着動作を示す背面図。
【図8】 袋体の吸着動作を示す側面図。
【図9】 吸着子及び押え棒の取付け状態を示す平面図。
【図10】 袋結束機による結束帯の巻回動作を示す側面図。
【図11】 結束帯の巻回動作を示す背面図。
【図12】 パイプ端部に袋体を被覆した状態を示す斜視図。
【図13】 袋体の底部及び各角隅部の折込み状態を示す斜視図。
【図14】 パイプ端部に被覆された袋体の結束状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A…パイプ
Aa…端部
B…袋体
Ba…口部
Bb…底部
Bc…角隅部
C…結束帯
1…袋被覆装置
2…持上げ機
3…加工機
4…運搬機
5…第1コンベア
6…冷却機
7…第2コンベア
8…液除去機
9…面取り機
10…装填機
11…第3コンベア
12…袋被せ機
13…袋結束機
14…貯留機
17…袋供給機構
18…袋開口機構
19…袋折込み機構
22…袋載置台
26,27,50…吸着子
51,58…拡張板
65,82…折込み板
67…袋押え板
69…押え棒
75…巻回機
84…持上げ機
86…持上げ板

Claims (4)

  1. 袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口して、該袋体を長尺物の端側外周面に被覆する袋被覆手段と、
    上記長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側外周面に結束帯を巻回固定する袋結束手段とを設け、
    上記袋結束手段により結束帯を巻回するまえに、上記長尺物の端部外周面と対向する方向に、上記袋体の底部側両端部に形成された各角隅部を折込むための角部折込み手段を設けた
    袋被覆装置。
  2. 袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口して、該袋体を長尺物の端側外周面に被覆する袋被覆手段と、
    上記長尺物の端部外周面に被覆された袋体の被覆側外周面に結束帯を巻回固定する袋結束手段とを設け、
    上記袋結束手段により結束帯を巻回するまえに、上記長尺物の端部端面と対向する方向に、上記袋体の底部を折込むための底部折込み手段を設けた
    袋被覆装置。
  3. 上記袋被覆手段を、上記袋体の口部を長尺物の端部外周面に対して被覆可能な大きさに開口する袋開口手段と、
    上記袋体内部に対して長尺物の端部が挿入される方向に、該袋体と長尺物との相互を相対移動する移動手段とを設けて構成した
    請求項1又は2記載の袋被覆装置。
  4. 上記袋開口手段を、上記袋体の口部を長尺物の端部外周面と対応する形状であって、該端部外周面よりも若干拡張された大きさに開口する袋拡張手段を設けて構成した
    請求項3記載の袋被覆装置。
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