JP3681454B2 - エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 - Google Patents
エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3681454B2 JP3681454B2 JP00477396A JP477396A JP3681454B2 JP 3681454 B2 JP3681454 B2 JP 3681454B2 JP 00477396 A JP00477396 A JP 00477396A JP 477396 A JP477396 A JP 477396A JP 3681454 B2 JP3681454 B2 JP 3681454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier tape
- embossed carrier
- package
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンボスキャリアテープ及びそれを用いたICの搬送方法に係り、特に、そのエンボスキャリアテープのポケット形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンボスキャリアテープとしては、エンボスのポケット底部が平面のエンボスキャリアテープがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような従来のエンボスキャリアテープでは、以下のような欠点があった。
【0004】
ICパッケージ及びICリードに付着したモールド樹脂カス、半田カス等のゴミや異物が、IC収納時にポケットに入り、その後、トップカバーテープで一度シールされると密封された状態となるので、モールド樹脂カス、半田カス等のゴミや異物はポケットから取り出すことができない。また、ポケット底面に装着穴は空いていても、装着穴の周囲が平面であるために、ゴミや異物がポケットから外へ出るのが困難であるという欠点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を除去し、エンボスキャリアテープのポケットに入ったゴミや異物を、容易に取り出すことができるエンボスキャリアテープ及びそれを用いたICの搬送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
(1)ICを収納するエンボスキャリアテープにおいて、前記エンボスキャリアテープは、前記ICを受けるための平坦面が形成されるとともにこのICを収納する収納部と、前記収納部の底面に形成された穴と、を有しており、前記収納部には、前記底面の周辺から前記穴に向かって傾斜部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
〔2〕上記〔1〕記載のエンボスキャリアテープにおいて、前記平坦面の周辺は、該平坦面が頂面となるような凸状になっていることを特徴とする。
【0008】
〔3〕上記〔1〕又は〔2〕に記載のエンボスキャリアテープは、前記収納部の前記底面の周辺に形成された凹部を有することを特徴とする。
【0009】
〔4〕上記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープにおいて、前記穴は、前記収納部の前記底面の中央に形成されていることを特徴とする。
【0010】
〔5〕上記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープにおいて、前記穴は、前記収納部の前記底面を貫通していることを特徴とする。
【0011】
〔6〕上記〔1〕記載のエンボスキャリアテープにおいて、前記ICは、ICパッケージとこのICパッケージから導出されるICリードとを有し、このICリードが前記平坦面に接続することによってこのICを収納することを特徴とする。
【0012】
〔7〕上記〔1〕記載のエンボスキャリアテープにおいて、前記ICは、ICパッケージとこのICパッケージから導出されるICリードとを有し、このICパッケージが前記平坦面に接続することによってこのICを収納することを特徴とする。
【0013】
〔8〕ICの搬送方法において、上記〔1〕〜〔7〕のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープを用いて、ICを搬送することを特徴とする。
【0014】
したがって、ICをエンボスキャリアテープのポケット部へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージ及びICリードに付着しポケット部へ拡散した異物やゴミを容易にポケット外へ出すことができる。
【0015】
また、ICをエンボスキャリアテープのポケット部へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージに付着しポケット部へ拡散した異物やゴミを容易にポケット外へ出すことができ、さらにICリードがポケット底部へ接触しない形状であるため、ポケット底部へ拡散された異物やゴミがICリードへ付着し難い。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0017】
図1は本発明の第1実施例を示すエンボスキャリヤテープの斜視図、図2はそのエンボスキャリアテープの要部断面図である。
【0018】
図1において、1はエンボスキャリアテープ、2はトップカバーテープ、3はポケット部、4はポケット底部である。
【0019】
図1及び図2に示すように、エンボスキャリアテープ1のポケット部3のうち、ポケット底部4に平面状のICリード受け部5を形成するようにしている。また、ポケット底部4の中央にエンボス装着穴7を設ける。更に、ICリード受け部5からエンボス装着穴7へ向かって下降する傾斜部6が形成されている。
【0020】
そこで、図1及び図2に示すように、ICパッケージ9aから導出されているICリード9bをICリード受け部5で受けるようにし、トップカバーテープ2によりシールした後にエンボスキャリアテープ1を巻き取ると、ICパッケージ9a及びICリード9bに付着してポケット部3へ拡散した異物やゴミが傾斜部6を伝わり、ポケット底部4の中央に設けたエンボス装着穴7からポケット外へ容易に出ていくことが可能となる。しかも、傾斜部6を設けても、ICリード受け部5は平面のために、IC9はポケット部3に安定した状態で収納できる。
【0021】
このように、本発明の第1実施例によれば、IC9をエンボスキャリアテープ1のポケット部3へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージ9a及びICリード9bに付着してポケット部3へ拡散した異物やゴミは容易にポケット外へ出すことができる。
【0022】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0023】
図3は本発明の第2実施例を示すエンボスキャリアテープの要部断面図である。
【0024】
この図に示すように、エンボスキャリアテープ1のポケット部3のうち、ポケット底部10に凸状に形成された平面状のICパッケージ受け部11を形成する。また、ポケット底部10の中央にはエンボス装着穴13を設ける。更に、ICパッケージ受け部11からエンボス装着穴13へ向かって下降する傾斜部12を形成する。
【0025】
そこで、ICパッケージ9aをICパッケージ受け部11で受けて、トップカバーテープによりシールした後にエンボスキャリアテープ1を巻き取ると、ICパッケージ9aに付着してポケット部3へ拡散した異物やゴミが傾斜部12を伝わり、ポケット底部10の中央に設けたエンボス装着穴13からポケット外へ容易に出ていくことが可能となる。しかも、傾斜部12を設けても、ICパッケージ受け部11は平面であるために、IC9はポケット部3に安定した状態で収納できる。
【0026】
このように、本発明の第2実施例によれば、IC9をエンボスキャリアテープ1のポケット部3へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージ9aに付着してポケット部3へ拡散した異物やゴミを、容易にポケット外へ出すことができる。
【0027】
更に、ICリード9bはポケット底部10に形成された凹所14に収納され、ポケット底部10に接触しない形状であるために、ポケット底部10へ拡散された異物やゴミが、ICリード9bへ付着し難いという効果が得られる。
【0028】
更に、本発明の利用形態として、第2実施例では、ICパッケージ9aがポケット底部10のICパッケージ受け部11へ接触するエンボスキャリアテープに適用した例を説明したが、ポケット底部のICパッケージとICリード間にリブを設けて、そのリブとICパッケージが接触するエンボスキャリアテープを用いるように構成することもできる。
【0029】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0031】
(1)ICをエンボスキャリアテープのポケット部へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージ及びICリードに付着し、ポケット部へ拡散した異物やゴミを、容易にポケット外へ出すことができる。
【0032】
(2)ICをエンボスキャリアテープのポケット部へ収納した際に安定性を損なうことなく、ICパッケージに付着しポケット部へ拡散した異物やゴミを、容易にポケット外へ出すことができる。
【0033】
更に、ICリードがポケット底部へ接触しない形状であるため、ポケット底部へ拡散された異物やゴミがICリードへ付着し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すエンボスキャリアテープの斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施例を示すエンボスキャリアテープの要部断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示すエンボスキャリアテープの要部断面図である。
【符号の説明】
1 エンボスキャリアテープ
2 トップカバーテープ
3 ポケット部
4,10 ポケット底部
5 ICリード受け部
6,12 傾斜部
7,13 エンボス装着穴
9 IC
9a ICパッケージ
9b ICリード
11 ICパッケージ受け部
14 凹所
Claims (8)
- ICを収納するエンボスキャリアテープにおいて、
前記エンボスキャリアテープは、
前記ICを受けるための平坦面が形成されるとともに該ICを収納する収納部と、
前記収納部の底面に形成された穴と、
を有しており、
前記収納部には、前記底面の周辺から前記穴に向かって傾斜部が設けられていることを特徴とするエンボスキャリアテープ。 - 請求項1記載のエンボスキャリアテープにおいて、
前記平坦面の周辺は、該平坦面が頂面となるような凸状になっていることを特徴とするエンボスキャリアテープ。 - 請求項1又は請求項2に記載のエンボスキャリアテープは、前記収納部の前記底面の周辺に形成された凹部を有することを特徴とするエンボスキャリアテープ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープにおいて、前記穴は、前記収納部の前記底面の中央に形成されていることを特徴とするエンボスキャリアテープ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープにおいて、前記穴は、前記収納部の前記底面を貫通していることを特徴とするエンボスキャリアテープ。
- 請求項1記載のエンボスキャリアテープにおいて、
前記ICは、ICパッケージと該ICパッケージから導出されるICリードとを有し、該ICリードが前記平坦面に接続することによって該ICを収納することを特徴とするエンボスキャリアテープ。 - 請求項1記載のエンボスキャリアテープにおいて、
前記ICは、ICパッケージと該ICパッケージから導出されるICリードとを有し、該ICパッケージが前記平坦面に接続することによって該ICを収納することを特徴とするエンボスキャリアテープ。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載されたエンボスキャリアテープを用いて、ICを搬送することを特徴とするICの搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00477396A JP3681454B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00477396A JP3681454B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193991A JPH09193991A (ja) | 1997-07-29 |
JP3681454B2 true JP3681454B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=11593169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00477396A Expired - Fee Related JP3681454B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681454B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP00477396A patent/JP3681454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09193991A (ja) | 1997-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07101461A (ja) | エンボスキャリアテープ | |
EP0440694A1 (en) | STORAGE STRIP FOR ELECTRONIC COMPONENTS. | |
US6769549B2 (en) | Embossed carrier tape for electronic devices | |
US20020005370A1 (en) | Embossed carrier tape | |
JP3681454B2 (ja) | エンボスキャリアテープ及びそれを用いたicの搬送方法 | |
JPH11227870A (ja) | キャリアテープ、その製造方法、その製造装置およびキャリアテープ体 | |
JP3360551B2 (ja) | 角形チップ部品の搬送容器 | |
JP3860659B2 (ja) | キャリアテープ | |
JP2586364Y2 (ja) | 輸送用ウェーハケース | |
JP2541368Y2 (ja) | 電子部品包装体 | |
JPH06298290A (ja) | チップトレイ及びそれを用いたチップパッケージ | |
JP2593932Y2 (ja) | キャリアテープ | |
JPS59152697A (ja) | テ−ピング電子部品 | |
JPS6355085A (ja) | 半導体装置用トレ− | |
JP2002211637A (ja) | 部品梱包用テープ | |
JPH04206800A (ja) | エンボスタイプキャビティーテープ | |
JPS6047275U (ja) | チップ部品用テ−ピング包装品 | |
JPS61120500A (ja) | マガジン | |
JPS59109147U (ja) | ウエハ収納ケ−ス | |
JPH0418263A (ja) | 電子部品用キャリアテープ | |
JPH0888239A (ja) | ダイボンディングコレット、それを用いた半導体装置の吸着方法、ダイボンディング方法及びダイボンディング装置 | |
JPH0796966A (ja) | 半導体装置用キャリアテープ | |
JPH0640482A (ja) | 搬送用トレイ | |
JPH04128152A (ja) | エンボスキャリアテープ | |
JPH07215390A (ja) | 半導体装置用収納容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |