JP3680822B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主として一般家庭または事務所等で使用される電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気湯沸かし器を図5〜図7に基づいて説明する。
【0003】
図において、1は貯水用の容器、2は容器1の底面に取り付けた固定板、3は容器1内の湯を給湯する遠心ポンプ、4は容器1内の液体の温度を検知する
温度検知素子、5は制御基板6を収納した基板ボックスである。これら遠心ポンプ3、温度検知素子4、基板ボックス5は、図6に示すように、電気湯沸かし器の上下を逆にして固定板2に取り付け、組み立てられている。7は容器1の底部に備えられ容器1内の液体を加熱する加熱装置である。加熱装置7や遠心ポンプ3への給電は制御基板6から行う。
【0004】
8は容器1底部にばね板9で付勢されて取り付けられた温度ヒューズである。温度ヒューズ8は、図7に示すように、一般に低融点金属のペレット10を端子11で挟んで構成し、設定温度以上になるとペレット10が溶融して電気回路を遮断する構成のものである。
【0005】
12は外郭であり、合成樹脂等で側面と底面を形成している。13はマグネット吸着式プラグであり、本体14に給電する。15は操作部であり、遠心ポンプ3等の操作を行う。
【0006】
次に、電気湯沸かし器の動作について簡単に述べる。容器1に水を入れてマグネット吸着式プラグ13から給電する。制御基板6により加熱装置7への通電が制御され、温度検知素子4により容器1内の湯温が検知されながら湯沸かしを行う。湯が沸くと自動的に保温状態を維持する。湯を得るときは、操作部15を操作して遠心ポンプ3を駆動して給湯するものである。
【0007】
ここで、温度ヒューズ8は、加熱装置7の異常発熱時に設定の温度以上になると作動する。電気回路の中で温度ヒューズ8は加熱装置7と直列に接続されている。温度ヒューズ8が作動すると電気回路が開路するので、加熱装置7への通電が停止して異常な温度上昇を停止することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、温度ヒューズ8は加熱装置7の近傍に取り付けられているが、熱の伝わり方は、加熱装置7から容器1底部へ、さらに容器1底部から温度ヒューズ8近傍へと伝導し、温度ヒューズ8外皮の絶縁膜を介して温度ヒューズ8のペレット10に伝わる。ところで、近年、湯沸かしを早く行うために加熱装置7の消費電力が大きくなってきた。従って、温度ヒューズ8が作動するまでに加熱装置7の温度は300度以上に達し、容器1や遠心ポンプ3への熱的ダメージが大きく、再使用が困難であるといった課題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、加熱装置が異常温度になると、速やかに電気回路を遮断できる電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電気湯沸かし器は、加熱装置が、発熱部と、発熱部の上下に位置する第1、第2の電気絶縁部材と、発熱部への通電用の端子部材と、発熱部と端子部材間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子とを有し、この加熱装置を接続端子により発熱部と端子部材間を電気的に接続した状態で容器との間に押さえ板により取り付け、押さえ板の接続端子との対向位置に凹部を設けたものである。
【0011】
これにより、加熱装置の異常温度時に、加熱装置から低融点金属部材よりなる接続端子への熱伝導が早く、加熱装置のダメージが小さい間に速やかに電気回路を遮断することができる。さらに、低融点金属部材である接続端子が溶融した後に凹部に溜まり、外部への高温の溶融物によるダメージを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、貯水用の容器と、この容器の液体を加熱する加熱装置とを備え、前記加熱装置は、発熱部と、発熱部の上下に位置する第1、第2の電気絶縁部材と、発熱部への通電用の端子部材と、発熱部と端子部材間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子とを有し、この加熱装置を接続端子により発熱部と端子部材間を電気的に接続した状態で容器との間に押さえ板により取り付けた電気湯沸かし器とすることにより、加熱装置の異常温度時に、加熱装置から低融点金属部材よりなる接続端子への熱伝導が早く、加熱装置のダメージが小さい間に速やかに電気回路を遮断することができる。
【0013】
さらに、押さえ板の接続端子との対向位置に凹部を設けたことにより、低融点金属部材である接続端子が溶融した後に凹部に溜まり、外部への高温の溶融物によるダメージを防止することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、凹部の容積を接続端子の体積より大とした請求項1に記載の電気湯沸かし器とすることにより、接続端子が全部溶融して凹部に滞留しても、発熱部と接続することがなく電気回路を確実に遮断することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、接続端子の端部に凸部を設け、この凸部を発熱部と端子部材の少なくとも一方に押圧した請求項1〜2のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、発熱部の熱を、凸部を介して直接接続端子に伝導することができて、最短距離で熱を伝達し異常高温に達している発熱部の電気回路を速やかに遮断できる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、第2の電気絶縁部材または別の電気絶縁部材に穴部を設け、この穴部で接続端子を位置決めした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、異なる材料で形成された発熱部と接続端子とを正確に接続することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、接続端子を複数箇所に備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、加熱装置の一部が異常高温になっても近傍の接続端子が溶融して電気回路を遮断することができる。また、いずれかの接続端子が作動しない事態になっても、別の接続端子が作動することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、接続端子と凹部との間に隙間を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器とすることにより、接続端子に伝導してきた熱が拡散することなく効率的に溶融に用いることができて、速やかに電気回路を遮断することができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、発熱部を構成する湯沸かし発熱部と保温発熱体との少なくとも共通端部に、接続端子の一端を接続する請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、接続端子の作動時には湯沸かし発熱体と保温発熱体との両方を同時に遮断することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
図1、図2は本発明の実施例1における電気湯沸かし器を示し、電気湯沸かし器の基本構成については従来例と同様であるので同一符号を付して説明を省略する。
【0022】
図1に示すように、容器1の底部には略円形で上面が平面の凸平面部20が設けられ、その下面には加熱装置21が取り付けられている。加熱装置21は、発熱部27と、発熱部27の上下に位置するマイカよりなる第1、第2の電気絶縁部材22、23と、発熱部27への通電用の端子部材29、31、32と、発熱部27と端子部材29、31、32間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子34、39とを有している。発熱部27は、消費電力1000Wの湯沸かし発熱体24と消費電力100Wの保温発熱体25とを巻きマイカ26に2条巻きにして形成されており、第1、第2の電気絶縁部材22、23で挟持されている。そして、この加熱装置21は接続端子34、39により発熱部27と少なくとも端子部材32を含む端子部材間を電気的に接続した状態で容器1との間に押さえ板49により取り付けられている。なお、28は凸平面部20と加熱装置21との間に挟まれて位置する熱拡散板である。
【0023】
前記端子部材29は巻きマイカ26の端に取り付けられた湯沸かし端子であり、湯沸かし発熱体24との間には第1の分断部30があって、直接には接続されていない。端子部材31は保温端子であり、保温発熱体25の一端に直接接続されている。端子部材32は湯沸かし発熱体24と保温発熱体25との共通端子であり、巻きマイカ26の端に取り付けられている。この端子部材32は、第2の分断部33の存在により、湯沸かし発熱体24と保温発熱体25とも直接には接続されていない。
【0024】
前記接続端子34は、端子部材29と湯沸かし発熱体24とを電気的に接続するものであり、例えば融点約660度のアルミニウムを材料とした低融点金属部材よりなっている。また、この接続端子34は下向きに凹状の第1の曲げ部35を有して略ひ字状をしている。そして、接続端子34の端部36には、一端にはプレス加工で半抜き加工した第1の凸部37が上方向に凸にして2カ所設けてあり、他端には第1の巻き部38が設けてあり、ここに湯沸かし発熱体24からの金属線を直接数回巻き付けている。接続端子39は、接続端子34と同様な形状、機能を有するものであり、第2の曲げ部40、第2の凸部41、第2の巻き部42が設けてある。第2の巻き部42には、湯沸かし発熱体24と保温発熱体25との金属線を直接数回巻き付けている。
【0025】
接続端子34、39は、組み付け時において、第1の凸部37が端子部材29に、第2の凸部41が端子部材32にそれぞれ当接するように位置しており、第1の分断部30、第2の分断部33の存在にかかわらず、湯沸かし発熱体24と保温発熱体25と端子部材29、32とを電気的に接続している。
【0026】
接続端子34、39を位置決めして保持する抜きマイカよりなる電気絶縁部材43には、第1、第2の穴部44、45と、端子部材29、31、32と対向して貫通穴46〜48を設けてある。第1の穴部44には接続端子34が嵌着し、第2の穴部45には接続端子39が嵌着する。貫通穴46〜48にはそれぞれ端子部材29、31、32が挿入される。なお、電気絶縁部材43は第2の電気絶縁部材23と別部材としたが、別部材を設けることなく第2の電気絶縁部材23に直接穴部44等を設けるようにしてもよい。
【0027】
前記した押さえ板49は、溶融アルミ鍍金鋼板で形成されており、図2に示すように、加熱装置21を下から押圧して外周を容器1底部にスポット溶接して固定される。押さえ板49には第1、第2の凹部50、51が設けてあり、第1の凹部50には前記接続端子34の第1の曲げ部35が収容され、第2の凹部51には接続端子39の第2の曲げ部40が収容される。そして、第1の凹部50の容積は接続端子34の体積の約3倍であり、第2の凹部51の容積も接続端子39の体積の約3倍である。これは溶融したアルミニウムが凹部50、51に滞留するとともに、確実に湯沸かし発熱体24、保温発熱体25の電気回路を遮断するためである。
【0028】
また、接続端子34の第1の曲げ部35と、押さえ板49の第1の凹部50との間に約1mmの第1の隙間52が設けてある。これは充電部である接続端子34と非充電部である押さえ板49の電気的絶縁のためであり、かつ空気層で接続端子34を断熱しているためである。これにより、押さえ板49から熱的に断熱されている接続端子34は、湯沸かし発熱体24からの熱伝導を他へ拡散することなく効率的に融解熱として使用する。また、第1の電気絶縁部材22と接続端子34との間に第2の上隙間53を設けてあるのも伝導してきた熱を逃がさないためである。接続端子39についても同様であり、接続端子34と同じ機能を有する。
【0029】
押さえ板49には、さらに端子ガイド54が挿入される固定穴56が設けてあり、ここに、端子ガイド54が挿入され係止部57で支持されている。端子ガイド54にはガイド穴55があり、電気絶縁部材43の貫通穴46〜48に挿入された端子部材29、31、32を通して配線されるようになっている。
【0030】
以上のように構成された電気湯沸かし器において、容器1に水を入れ、加熱装置21に通電する。これにより、容器1内の液体が沸騰すると、湯温の変化率から制御基板6は温度検知素子4を介して沸騰を検知して加熱装置21への通電を停止する。沸騰検知以降は容器1内の温度を検知する温度検知素子4からの信号により制御基板6が加熱装置21への通電を制御して所定の温度に保温する。
【0031】
次に、接続端子34、39の動作について説明する。制御基板6が水の浸入等で誤動作して、加熱装置21への通電制御が不能となり、連続的に通電するモードとなった場合について説明する。
【0032】
容器1内の湯は連続的に沸騰し続ける。やがて容器1内の湯がなくなり、加熱装置21を内蔵した凸平面部20が水面から現れる。加熱装置21はさらに加熱するので容器1内はやがて沸騰温度の100度を越えて空だきとなり、容器1底面の凸平面部20の温度が急激に上昇する。このとき、抜きマイカ43を介して押さえ板49に下方から押さえられている接続端子34、39はともに湯沸かし発熱体24の発熱を直接熱伝導で受け取り、その温度上昇は湯沸かし発熱体24とほぼ同じ速さで上昇する。容器1底面の温度が約660度に達すると、接続端子34、39はほぼ同時に融点に達して溶融する。アルミニウム等の金属は融点に達すると急激に溶融するので、確実に湯沸かし発熱体24の電気回路を開路にすることができる。特に、接続端子39は湯沸かし発熱体24と保温発熱体25の両方を同時に断線させるので、加熱装置21への通電が完全に遮断されることとなる。
【0033】
また、接続端子34、39とが作動すると、加熱装置21の両端を遮断することとなり、確実に加熱装置21への通電を遮断することができる。接続端子34、39とが溶融したアルミニウムは第1の凹部50と第2の凹部51に滞留することとなる。
【0034】
以上のように実施例1によれば、加熱装置21の異常温度上昇時に速やかに接続端子34、39が溶融して湯沸かし発熱体24の電気回路を遮断することができる。また、抜きマイカ43に設けた第1の穴部44と第2の穴部45とにより接続端子34、39を確実に位置決めすることができる。
【0035】
さらに、接続端子34と第1の凹部50との間に第1の隙間52を設けることで、接続端子34への湯沸かし発熱体24からの伝導熱を有効に融解熱として使用することができ、速やかな接続端子34の溶融を行うことができる。接続端子39についても同様である。
【0036】
(実施例2)
次に、図3、図4は本発明の実施例2における電気湯沸かし器を示し、基本構成については実施例1と同様であるので同一符号を付して説明を省略する。
【0037】
図3において、加熱装置60は、ステンレス鋼板の薄板を精密プレス加工して形成した発熱部61と、発熱部61の上下に位置するマイカよりなる第1、第2の電気絶縁部材22、23と、発熱部61への通電用の略逆L字状をした端子部材67、68、76と、発熱部61と端子部材67、68、76間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子70、74とを有している。
【0038】
発熱部61は、消費電力1000Wの湯沸かし発熱体62と消費電力100Wの保温発熱体63とで形成され、それぞれの一端を共通端部64に接続し、他端は湯沸かし端部65と保温端部66とに分かれている。共通端部64は第2の分断部77を設けて端子部材76と対向し、湯沸かし端部65は、第1の分断部69を設けて端子部材68と対向し、保温端部66は保温端子67に電気的に接続されている。そして、この加熱装置21は、接続端子70、74により発熱部60と少なくとも端子部材76を含む端子部材間を分断部69、77に関係なく電気的に接続した状態で容器1との間に押さえ板49により取り付けられている(図4)。
【0039】
前記接続端子70は、端子部材68と湯沸かし発熱体62とを電気的に接続するものであり、例えば融点約660度のアルミニウムを材料とした低融点金属部材よりなっている。また、この接続端子70は下向きに凹状の第1の曲げ部71を有して略ひ字状をしている。そして、接続端子70の両方の端部72には、一端にはプレス加工で半抜き加工した第1の凸部73が上方向に凸にして計4カ所設け、端子部材68と湯沸かし端部65とに下方から当接するものである。接続端子74は、接続端子70と同様な形状、機能を有するものであり、第2の曲げ部78、端部75の第2の凸部79が設けてあり、端子部材76と共通端部64とに下方から当接するものである。なお、抜きマイカ43、端子ガイド54等の他の構成は実施例1と同様である。
【0040】
次に、接続端子70、74の動作について説明する。制御基板6が水の浸入等で誤動作して、加熱装置60への通電制御が不能となり、連続的に通電するモードとなった場合、すなわち、空だき時には、容器1底面近傍の温度が急激に上昇する。このとき、抜きマイカ43を介して押さえ板49に下方から押さえられている接続端子70、74とはともに発熱部61の発熱を直接熱伝導で受け取り、その温度上昇は湯沸かし発熱体62とほぼ同じ速さで上昇する。容器1底面の温度が約660度に達すると、接続端子70、74とはほぼ同時に融点に達して溶融する。アルミニウム等の金属は融点に達すると急激に溶融するので、確実に湯沸かし発熱体62の電気回路を遮断することができる。
【0041】
以上のように実施例2によれば、加熱装置60の異常温度上昇時に速やかに接続端子70、74が溶融して湯沸かし発熱体62の電気回路を遮断することができる。また、抜きマイカ43に設けた第1の穴部44と第2の穴部45により接続端子70、74とを確実に位置決めすることができる。さらに、接続端子70の第1の曲げ部71と第1の凹部50との間に第1の隙間52を設けるとともに、第1の曲げ部71と第1の電気絶縁部材22との間に第2の隙間53を設けたことで、空気による断熱効果が大きく、接続端子70への湯沸かし発熱体62からの伝導熱を発散させることなく有効に融解熱として使用することができ、速やかな接続端子70の溶融を行うことができる。接続端子74も同様である。
【0042】
なお、実施例1、2において、接続端子の材料としてアルミニウムを用いたが、亜鉛、ストロンチウム、セリウム等の低融点(約200度から800度の間)材料を使用しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電気湯沸かし器によれば、加熱装置として、発熱部と端子部材間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子を有するもので、加熱装置の異常温度時に、加熱装置から低融点金属部材よりなる接続端子への熱伝導が早く、加熱装置のダメージが小さい間に速やかに電気回路を遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す電気湯沸かし器の要部の分解斜視図
【図2】 同電気湯沸かし器の要部の断面図
【図3】 本発明の実施例2を示す電気湯沸かし器の要部の分解斜視図
【図4】 同電気湯沸かし器の要部の断面図
【図5】 従来の電気湯沸かし器の断面図
【図6】 同電気湯沸かし器の部分分解斜視図
【図7】 同電気湯沸かし器の温度ヒューズの破断斜視図
【符号の説明】
1 容器
21、60 加熱装置
22 第1の電気絶縁部材
23 第2の電気絶縁部材
24、62 湯沸かし発熱体
25、63 保温発熱体
27、61 発熱部
30、69 第1の分断部
33、77 第2の分断部
34、39、70、74 接続端子
37、73 第1の凸部
41、79 第2の凸部
44 第1の穴部
45 第2の穴部
49 押さえ板
50 第1の凹部
51 第2の凹部
52 第1の隙間
Claims (7)
- 貯水用の容器と、この容器の液体を加熱する加熱装置とを備え、前記加熱装置は、発熱部と、発熱部の上下に位置する第1、第2の電気絶縁部材と、発熱部への通電用の端子部材と、発熱部と端子部材間を電気的に接続する低融点金属部材よりなる接続端子とを有し、この加熱装置を接続端子により発熱部と端子部材間を電気的に接続した状態で容器との間に押さえ板により取り付け、前記押さえ板の接続端子との対向位置に凹部を設けた電気湯沸かし器。
- 凹部の容積を接続端子の体積より大とした請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 接続端子の端部に凸部を設け、この凸部を発熱部と端子部材の少なくとも一方に押圧した請求項1〜2のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 第2の電気絶縁部材または別の電気絶縁部材に穴部を設け、この穴部で接続端子を位置決めした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 接続端子を複数箇所に備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 接続端子と凹部との間に隙間を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 発熱部を構成する湯沸かし発熱体と保温発熱体との少なくとも共通端部に、接続端子の一端を接続する請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
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