JPH08171980A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH08171980A
JPH08171980A JP6316619A JP31661994A JPH08171980A JP H08171980 A JPH08171980 A JP H08171980A JP 6316619 A JP6316619 A JP 6316619A JP 31661994 A JP31661994 A JP 31661994A JP H08171980 A JPH08171980 A JP H08171980A
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insulating material
heating element
foil
heater
plate
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JP6316619A
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Hideo Onishi
英男 大西
Mitsuoki Maeda
満興 前田
Kaoru Maekawa
馨 前川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気湯沸し器等に用いられる面状発熱体を巻
線型から面状の発熱体の積層型にして、加工性、組立て
性、信頼性、安全性の向上を目的とする。 【構成】 上面が第1の絶縁材6で覆われ、かつ下面が
第2の絶縁材7で覆われた第1の箔状発熱体10と、上
面が第2の絶縁材7で覆われ、かつ下面が第3の絶縁材
8で覆われた第2の箔状発熱体11とから成る発熱体部
を有し、第3の絶縁材8に内周と外周を貫通させること
により、空気の抜けが向上し、万一全短絡し空焼き状態
において熱拡散板12が溶解し容易にかつ安定して露出
した第1の箔状発熱体に接触しショートする構成とした
面状発熱体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気湯沸し器などに装
着される面状発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、湯を沸かして高温で保温をする電
気湯沸し器が広く普及している。この電気湯沸し器に装
着されている発熱体は図5、6に示すような構成であっ
た。
【0003】以下、従来の発熱体の構成について図5を
参照しながら説明する。図5に示すように、電気湯沸し
器の内容器101の底面中央部を上方に突出させて形成
した伝熱板102の裏面には、主発熱線103と補助発
熱線104とを基板105に巻装し、その上下を絶縁材
107、108で覆った巻線型の発熱体106が熱伝導
板113を介して配設されている。この巻線型の発熱対
106は、中央部に透孔109を有し、外周部に下垂縁
110を有する良熱伝導性の熱拡散板111を介してシ
ーム板112により伝熱板102に圧接装着されてい
る。また、主発熱線103と補助発熱線104の各端末
部103A、104Aは添え線103a,104aを重
ね合わせて電源部と接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の巻線
型の発熱体では、基板105の面積が限定されるので、
必然的に主発熱線103と補助発熱線104の巻線ピッ
チが小さくなり、巻線作業時に生じる発熱線のたるみな
どにより、主発熱線103と補助発熱線104が短絡す
るという問題があった。この短絡を防止するために巻線
ピッチを大きくすると、主発熱線103と補助発熱線1
04の断面積が小さくなり単位面積当りの電流密度が高
くなって、信頼性や耐久性の面に問題が生じた。また、
万一全短絡し空焼き状態でヒータが連続通電してもある
温度以上になると溶解された熱拡散板111が主発熱線
103に流れず、主発熱線103が断線又はショートし
ないという安全性の面に問題が生じた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、信頼
性及び安全性を向上することができる面状発熱体を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、底面に伝熱板を有する容器の底面裏側に、
上面が第1の絶縁材で覆われ、かつ下面が第2の絶縁材
で覆われた第1の箔状発熱体と、上面が第2の絶縁材で
覆われ、かつ下面が第3の絶縁材で覆われた第2の箔状
発熱体とから成る発熱体部を有し、前記第1及び第2の
箔状発熱体の端部に略L状ターミナル板を接合し、この
接合部を前記第2及び第3の絶縁材の外周部に設けた凹
状の切り欠き部に収納するとともに、ターミナル板の他
端は下方へ立設させ、第3の絶縁材下方で接合面を第4
の絶縁材で覆い、その下面に配した良熱伝導性の熱拡散
板の内周に、前記第2及び第3の絶縁材の内周に箔状発
熱体の一部を露出させるための切り欠き部より大なる切
り欠き部を設け、前記発熱体部をシーム板と前記伝熱板
の間に配設し、前記第3の絶縁材に内周と外周を貫通さ
せたことを特徴とする面状発熱体を提供するものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成により、発熱体部がプレス
などにより形成された金属箔からなっているため、従来
電熱線を絶縁板に巻装する時に生じたたるみや短絡によ
る断線を防止でき、巻線作業そのものをなくせるので加
工生、組み立て性を大幅に向上できる。
【0008】また、第2及び第3の絶縁材の内周部に切
り欠き部を設け、切り欠き部から第1の箔状発熱体の一
部を露出させ第4の絶縁材で覆う、さらに前記第3の絶
縁材に内周と外周を貫通させることによって、空気の抜
けが向上し、万一全短絡し空焼き状態でヒータが連続通
電してもある温度以上になるとアルミニウム板などの良
熱伝導性の熱拡散板が溶解し容易にかつ安定して第2及
び第3の絶縁材の内周に設けた切り欠き部へ流れ込み、
露出した第1の箔状発熱体に接触しショートして断線す
るので安全性、信頼性を向上できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図4
を参照にしながら説明する。図3において、1は伝熱板
で、中央部を上方へ略D字型に突出させて周側部縁1a
を形成し、この周側部縁1aの外縁部を筒体の下端に液
密に溶接などの手段で固着することにより金属性の液収
納用の容器2を形成している。伝熱板1の下面には平板
状の良熱伝導性、たとえばアルミニウム板や表面処理鋼
板などによる熱伝導板3を介して発熱体部4が装着され
ている。この発熱体部4は略L状のターミナル板5の接
合面5a及び第3の絶縁材8に内周と外周を貫通させ、
また第2、第3の絶縁材7、8の内周に設けた切り欠き
部7b,8bから露出した第1の箔状発熱体10を覆う
マイカなどから成る第4の絶縁材9と、その下面に配し
たアルミニウム板などの良熱伝導性の熱拡散板12及び
碍子13を介して外周が前記伝熱板1の周側部縁1aの
内壁と嵌合する表面処理鋼板などの良熱伝熱性のシーム
板14で伝熱板1に押圧するように容器2の底面部に固
定される。
【0010】発熱体部4はマイカなどから成る第1の絶
縁材6、第2の絶縁材7及び第3の絶縁材8の各層間に
箔状の抵抗体より形成した第1の箔状発熱体10と第2
の箔状発熱体11を内設し、第1、第2の箔状発熱体1
0、11の各両端部より第1のリード線部10aと第2
のリード線部11aを延設している。第1のリード線部
10aは先端部10bにターミナル板5の接合面5aが
固定され、そして第2、第3の絶縁材7、8の外周部に
設けた凹状の切り欠き部7a,8aにおいて折り曲げ形
成されターミナル板5の接続部5bが下方に立設される
ようにしている。第2のリード線部11aは、一端部に
のみ同様のターミナル板5を有し、他端部は第2のリー
ド線部11aのまま延設されて先端部11bを形成して
いる。そして、これらの両リード線部11aは第2、第
3の絶縁材7、8の切り欠き部7a、8aにおいて折曲
げ形成される。この時、第2のリード線部11aに設け
たターミナル板5は第1の両リード部10aの間に配さ
れ、他端部の先端部11bは第1のリード線部10aの
先端部10bとともにターミナル板5に結合されてい
る。
【0011】以上のように、実施例については、発熱体
部4がプレスなどにより形成された金属箔からなってい
るため、従来電熱線を絶縁板に巻装する時に生じたたる
みや短絡による断線を防止でき、巻線作業そのものをな
くせるので加工生、組み立て性を大幅に向上できる。ま
た、第2及び第3の絶縁材の内周部に切り欠き部を設
け、切り欠き部から第1の箔状発熱体の一部を露出させ
第4の絶縁材で覆う、さらに前記第3の絶縁材に内周と
外周を貫通させることによって、空気の抜けが向上し、
万一全短絡し空焼き状態でヒータが連続通電してもある
温度以上になるとアルミニウム板などの良熱伝導性の熱
拡散板が溶解し容易にかつ安定して第2及び第3の絶縁
材の内周に設けた切り欠き部へ流れ込み、露出した第1
の箔状発熱体に接触しショートして断線するので安全
性、信頼性を向上できる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の面状発熱体において、発熱体部がプレスなどにより形
成された金属箔からなっているため、従来電熱線を絶縁
板に巻装する時に生じたたるみや短絡による断線を防止
でき、巻線作業そのものをなくせるので加工生、組み立
て性を大幅に向上できる。
【0013】また、第2及び第3の絶縁材の内周部に切
り欠き部を設け、切り欠き部から第1の箔状発熱体の一
部を露出させ第4の絶縁材で覆い、さらに第3の絶縁材
に内周と外周を貫通させることによって、空気の抜けが
向上し、万一全短絡し空焼き状態でヒータが連続通電し
てもある温度以上になるとアルミニウム板などの良熱伝
導性の熱拡散板が溶解し容易にかつ安定して第2及び第
3の絶縁材の内周に設けた切り欠き部へ流れ込み、露出
した第1の箔状発熱体に接触しショートして断線するの
で安全性、信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の面状発熱体の分解斜視図
【図2】面状発熱体の端子部の組立て手順を説明する側
断面図
【図3】本発明の一実施例の面状発熱体を用いた電気湯
沸し器の分解斜視図
【図4】本発明の一実施例の第3の絶縁材の平面図
【図5】従来例の発熱体の一部を切り欠いて示した断面
【図6】従来例の巻線型発熱体の平面図
【符号の説明】
3 熱伝導板 4 発熱体部 5 ターミナル板 5a 接合面 5b 接続部 6 第1の絶縁材 7 第2の絶縁材 7a 第2の絶縁材の外周切り欠き部 7b 第2の絶縁材の内周切り欠き部 8 第3の絶縁材 8a 第3の絶縁材の外周切り欠き部 8b 第3の絶縁材の内周切り欠き部 9 第4の絶縁材 10 第1の箔状発熱体 11 第2の箔状発熱体 12 熱拡散板 14 シーム板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に伝熱板を有する容器の底面裏側
    に、上面が第1の絶縁材で覆われ、かつ下面が第2の絶
    縁材で覆われた第1の箔状発熱体と、上面が第2の絶縁
    材で覆われ、かつ下面が第3の絶縁材で覆われた第2の
    箔状発熱体とから成る発熱体部を有し、前記第1及び第
    2の箔状発熱体の端部に略L状ターミナル板を接合し、
    この接合部を前記第2及び第3の絶縁材の外周部に設け
    た凹状の切り欠き部に収納するとともに、ターミナル板
    の他端は下方へ立設させ、第3の絶縁材下方で接合面を
    第4の絶縁材で覆い、その下面に配した良熱伝導性の熱
    拡散板の内周に、前記第2及び第3の絶縁材の内周に箔
    状発熱体の一部を露出させるための切り欠き部より大な
    る切り欠き部を設け、前記発熱体部をシーム板と前記伝
    熱板の間に配設し、前記第3の絶縁材に内周と外周を貫
    通させたことを特徴とする面状発熱体。
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