JP3680653B2 - パック食品の生ごみ分別方法及びその装置 - Google Patents

パック食品の生ごみ分別方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パック食品の生ごみ分別方法及びその装置に関し、詳しくは、スーパー・コンビニエンスストアー等で扱っている弁当・惣菜類等の売れ残りパック食品を、生ごみとその他のプラスチック容器及び包装類等に分別して、容器のリサイクル及び生ごみ処理に役立てようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の分別機は、パック食品を破砕し細分化した後にふるい選別や比重選別することにより、生ごみとそれ以外のものを分別する方法が主である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような分別方法では破砕後の混在物から容器類と生ごみを完全に分離することが困難であり、容器類を材料別に仕分けすることが必要なリサイクルシステムに組み込みことができないものである。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、破砕方法を採用することなく容器や包装類と生ごみを分別回収し、その後の生ごみ処理と容器包装のリサイクルを可能にすることができるパック食品の生ごみ分別方法及びその装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、ラップ包装されて容器bと蓋部cを備えているパック食品を、ラップ切断機構部1、容器把持機構部2、容器bと蓋部cを独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部3、回収受け機構部4を通過させることにより破砕することなく、生ごみaと容器b・蓋部c・ラップd類とに分別し、それぞれを回収することを特徴とするものである。このような構成によれば、ラップ切断機構部1においてラップdを切断し、容器把持機構部2において把持しながら生ごみ分離機構部3において容器bと蓋部cとを独立して把持して分解するのであり、このように生ごみaと容器b・蓋部c・ラップd類とに分離することができるのであり、容器b、蓋部c及びラップdのように容器類を破砕することなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0006】
請求項2においては、ラップ包装がなくて容器と蓋部を備えているパック食品を、容器把持機構部2、容器bと蓋部cを独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部3、回収受け機構部4を通過させることにより破砕することなく、生ごみaと容器b・蓋部c類に分別し、それぞれを回収することを特徴とするものである。このような構成によれば、容器把持機構部2において把持しならがら生ごみ分離機構部3において容器bと蓋部cとを独立して把持して分離するのであり、このように生ごみaと容器b・蓋部cとは分離することができるのであり、容器b及び蓋部cのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0007】
請求項3においては、パック食品を最初に冷凍することにより生ごみaと容器類との分離をすることを特徴とするものである。このような構成によれば、冷凍された生ごみaが容器aや蓋部cに付着するのを軽減することができ、生ごみaと容器類との分離が容易になる。
【0008】
請求項4においては、パック食品の側面を外周に沿って刃物5を接触移動させることにより、ラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品で外方に突出している外周のラップdを容易に切断することができ、つまり、低動力で短時間に効果的に切断することができ、箱形、丸形等のパック食品の種々の形状に容易に対処することができ、かつ、ラップdの外周を切断することで、生ごみaと容器類との分離が、一層、容易となる。
【0009】
請求項5においては、リンク機構6と押し付けばね7により、回転式の刃物5をパック食品の外周に沿って接触移動させながら、ラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品の外周のラップdを切断する構成を簡素化できる。
【0010】
請求項6においては、ラップ切断機構部1において、複数の高さセンサー8がパック食品の高さを検知してその高さに応じてモーター9とねじ機構部10による刃物高さの制御をおこなうことで、高さの異なるパック食品に対応することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品の高さが変わっても刃物高さを変更することができてパック食品の高さの変更に容易に対処することができる。
【0011】
請求項7においては、円盤状の回転平刃物5bをパック食品に押しつけることによりパック食品を上下に分離するとともに、過切断防止用ガイドロール11によってパック食品の切り込み過ぎを防ぐことを特徴とするものである。このような構成によれば、回転平刃物5bによってパック容器を確実に切断して信頼性を向上し、かつ、容器サイズの異なりに対処することができ、かつ、過切断防止用ガイドロール11によって過切断を防止することができる。
【0012】
請求項8においては、熱線を備えた熱線切断機構部12を設け、この熱線切断機構部12をパック食品に押しつけることによりラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品の大きさの変動に容易に対処することができ、かつ、刃物をパック食品の周部に移動する構成のもにに比べて切断時間を短くできる。
【0013】
請求項9においては、加熱した回転ロール13をパック食品の外周部に接触移動することによりラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、ラップdの切断を、一層、容易におこなうことができる。
【0014】
請求項10においては、切断後のラップdの表面に温熱エアーを吹き付けて切断後のラップdを収縮させることを特徴とするものである。このような構成によれば、ラップdが温風エアーを受けて収縮されてラップdが容器に付着するのを防止することができ、ラップdの分離が容易になるとともにラップdの切断の信頼性を高めることができる。
【0015】
請求項11においては、パック食品の外形サイズをカメラにより読み取り、その位置情報を刃物軌跡データに変換して刃物5をX−Y駆動機構部14によりパック食品の外周部のラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、カメラにて撮影したパック食品の形状及び位置の情報に基づく刃物軌跡データの通りに刃物5をX−Y方向に駆動移動させてラップdを切断するのであり、パック食品の位置決め機構を不要にでき、かつ、箱形や丸形以外のひょうたん形等のいびつな形状のものにも容易に対処することができる。
【0016】
請求項12においては、パック食品を搬送する搬送径路において、パック食品を一側部に寄せて固定するとともにその移動量に応じてラップ切断機構部1を移動させ、切断スタート時にパック食品の先頭の中心部に刃物5を配置してラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品の形状の変動にかかわらず刃物5を先頭のものの中心部に位置させることができ、自動化が可能になる。
【0017】
請求項13においては、パック食品を搬送する搬送径路の幅方向の中央部に位置決めしてパック食品の中心線がラップ切断機構部1の刃物5の初期位置に一致させてラップdを切断することを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品の形状の変動にかかわらず刃物5を中心部に位置させることができ、自動化が可能になる。
【0018】
請求項14においては、パック食品の蓋部cと容器bを個別に、傾斜角をもった複数のピン15を挿入して把持し、その後、把持部2a,2bを互いに逆に移動させることにより蓋部cと容器bとを引き離すことを特徴とするものである。このような構成によれば、傾斜角をもった複数のピン15を挿入することで、プラスチック等の軟体容器を容易に把持することができ、かつ、種々の容器の形状に容易に対処することができる。
【0019】
請求項15においては、プラスチック容器のような軟体物を把持してパック食品の蓋部cと容器bとの解体をおこなうために、先狭まりとなるように略対称に配置した複数のピン15,15を蓋部c、容器bに挿入して把持することを特徴とするものである。このような構成によれば、先狭まりとなるように略対称に傾斜させた複数のピン15,15をプラスチックのような軟体容器に突き刺すことで、確実に把持することができ、容器の形状の変更に対処しながら簡単な機構で十分な把持力を得ることができる。
【0020】
請求項16においては、ピン15を加熱することを特徴とするものである。このような構成によれば、軟質な容器であっても、加熱されたピン15を容器を撓ませることなく差込むことができ、軟質な容器を把持することができる。
【0021】
請求項17においては、把持部2a,2bを回動機構部16により互いに逆方向に回動させて蓋部cと容器bとを引き離すことを特徴とするものである。このような構成によれば、把持部2a,2bによって蓋部cと容器bとを把持して回動機構部16を回動させることで蓋部cと容器bとを引き離すのであり、把持機能と分離機能を同一機構に組み込むことにより、処理速度を早めることができ、かつ、生ごみaがピン15以外の機構と接触しないことから、機構部の内部の掃除が不要となり、メンテナンスも容易になる。
【0022】
請求項18においては、把持部2a,2bの解体動作を複数回おこなって、蓋部cと容器bの開閉時の衝撃力によって内部の生ごみaを強制的に落下させることを特徴とするものである。このような構成によれば、複数回おこなう解体動作時の開閉時の衝撃力によって蓋部cや容器bに密着した生ごみaを速やかに落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0023】
請求項19においては、ラップdと蓋部cを含む容器bを別々に回収することを特徴とするものである。このような構成によれば、塩ビ系が多くて環境面で問題が生じるラップdと蓋部cを含む容器bを分別して回収することができる。
【0024】
請求項20においては、容器bを振動手段17によって振動させることで生ごみaを落下させることを特徴とするものである。このような構成によれば、振動手段17による振動によって容器bに密着している生ごみaを確実に落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0025】
請求項21においては、解体された容器bと蓋部cに水を噴射して密着した生ごみaを分離することを特徴とするものである。このような構成によれば、容器bや蓋部cに密着して落下し難い生ごみaを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0026】
請求項22においては、ピン15に通水孔を形成し、解体された容器bと蓋部cに水を噴射して密着した生ごみaを分離することを特徴とするものである。このような構成によれば、ピン15に形成した通水孔からの水を容器bと蓋部cに噴射することで、容器bや蓋部cに密着して落下し難い生ごみaを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0027】
請求項23においては、生ごみ回収箱18、蓋回収箱19、容器回収箱20及びラップ回収箱21が独立して移動する構成の回収装置によって、パック食品から生ごみa、蓋部c、容器b及びラップdを個別に回収することを特徴とするものである。このような構成によれば、生ごみa、ラップd、蓋部c及び容器bを個別に分別回収することができる。
【0028】
請求項24においては、メッシュ又はワイヤー製のコンベア22上にパック食品を落下させることで、生ごみaをメッシュ又はワイヤー製のコンベア22を透過して生ごみ回収箱部23に回収するとともに容器b・蓋部c・ラップd類はコンベア22で搬送され、容器類収容箱24に収容することを特徴とするものである。このような構成によれば、生ごみaをメッシュ又はワイヤー製のコンベア22を透過させて容易に分離することができ、生ごみaと容器類の分離回収ができる。
【0029】
請求項25においては、容器把持機構部2の下方部とこれとは離れた位置に設けた生ごみ収容箱26との間に移動可能にコンベア25を設け、容器把持機構部2にて把持された容器bから落下する生ごみaをコンベア25にて受け、その後、コンベア25を移動させて生ごみaを生ごみ収容箱26に投入するととともに容器把持機構部2から落下された容器b類を真下の容器類収容箱24に収容することを特徴とするものである。このような構成によれば、コンベア25にて生ごみaを受け、コンベア25を移動させて生ごみ収容箱26へと生ごみaを投入するのであり、メッシュやワイヤーコンベアでは分離が困難な麺類のようは生ごみaの分離も確実におこなうことができ、かつ、コンベア25の移動位置を変えることで生ごみaの収納量を増やすことができる。
【0030】
請求項26においては、ラップdを切断するラップ切断機構部1と、パック食品を容器bと蓋部cを独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部3と、取出された生ごみaと容器b・蓋部cとを分別回収する回収受け機構部4とを備えていることを特徴とするものである。このような構成によれば、ラップ切断機構部1にてラップdを切断し、生ごみ分離機構部3にて容器bと蓋部cとを独立して把持して分解するのであり、しかして、生ごみaと容器b・蓋部c・ラップd類とに分離することができるのであり、容器b、蓋部c及びラップdのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0031】
請求項27においては、パック食品を容器bと蓋部cを独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部3と、取出された生ごみaと容器b・蓋部cとを分別回収する回収受け機構部4とを備えていることを特徴とするものである。このような構成によれば、生ごみ分離機構部3にて容器bと蓋部cとを独立して把持して分解するのであり、生ごみaと容器b・蓋部cとは分離することができるのであり、容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0032】
請求項28においては、ラップdを切断するラップ切断機構部1の切断方向を上下縦方向に設定してあることを特徴とするものである。このような構成によれば、パック食品を縦向きにセットしてラップdをラップ切断機構部1にて上下縦方向に切断するのであり、その後、縦向きにした状態で容器bと蓋部cを分離することで内部の生ごみaを容易に落下させることができ、生ごみaの取出しを容易にできる。しかも、ラップ切断機構部1を縦向きとして並列化することで、分別処理を高速におこなうことができ、それでいて、コンパクト化を図ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は本発明の実施した装置の動作を示す概略平面図、同図(b)は概略側面図、図2(a)は概略平面図、同図(b)は概略側面図、同図(c)は概略斜視図である。
【0034】
パック食品Pは、容器b(蓋部cが付いているものでもよい)内に食品を充填してラップdにて囲繞したものであり、例えば、スーパー・コンビニエンスストアー等で扱っている弁当・惣菜類、その他種々のものである。本発明においては、売れ残り等のパック食品Pを、生ごみaとその他の例えば、プラスチック製のような容器b・蓋部c及びラップdのような包装類に分別回収して、容器b・蓋部cのリサイクル及び生ごみ処理に役立てようとするものである。
【0035】
パック食品Pを搬送するコンベア34の搬送途中には、ラップ切断機構部1、容器把持機構部2、生ごみ分離機構部3、回収受け機構部4を設けてあり、これらを通過させることにより破砕することなく、生ごみaと容器b・蓋部c・ラップd類とに分別し、それぞれを回収するものである。以下、詳述する。
【0036】
図2に示すように、固定台31に揺動リンク32を揺動自在に支持させ、揺動リンク32を押し付けバネ7となるバネ33にてコンベア34の下流側に揺動付勢している。揺動リンク32の先端に刃物5を回転自在に保持し、モーター30にて回転駆動させることができるようにしている。このようなラップ切断機構部1はコンベア34の両側に設けている。
しかして、刃物5をコンベア34の幅中央部を所定位置としてバネ33にて付勢している。このようなラップ切断機構部1の構成は種々変更することができる。
【0037】
しかして、コンベア34にて搬送されるパック食品Pの先縁部の略中央部が回転駆動されている刃物5に当接してコンベア34による搬送に伴って刃物5を揺動させながらパック食品Pの外周縁部を切除するのであり、このような切除によって、ラップd部分も切除されて容器bからラップdが容易にめくられて内部の生ごみaの取出しが容易になるようにしている。
【0038】
図1(b)に示すように、ラップ切断機構部1の下流側でコンベア34の終端部には、容器把持機構部2を設けている。容器把持機構部2は把持部2a,2bを構成する一対の把持体35,35を備えていて、これら一対の把持体35,35を開閉自在に設けている。開閉は揺動形態が好ましいが、ピンの回りに回動する構成でもよい。これら把持体35には突き刺し用のピン15が付設さていている。開いている一対の把持体35,35の間にパック食品Pが投入されるのをセンサー等にて検知して一対の把持体35,35を閉じ作動させてパック食品Pを把持するように構成するとよい。
【0039】
このような把持体35,35によりパック食品Pを把持することにより、ピン15を容器b、蓋側となるラップdに突き刺して容器bとラップdを把持する。その後、一対の把持部35,35を揺動もしくは回動させて開いて容器bとラップdを分解するのであり、このような分解によって生ごみaを落下させるのである。このように、生ごみを分離する構成を生ごみ分離機構部3と総称するが、その構成は変更することができる。生ごみ分離機構部3の下方には、回収受け機構部4が配設されている。
【0040】
回収受け機構部4は、メッシュ又はワイヤー製のコンベア22とコンベア22の内部に設置されている生ごみ回収箱18、及び容器類回収箱37とを備えていて、メッシュ又はワイヤー製のコンベア22上に落下した生ごみaはコンベア22を透過して生ごみ回収箱18へと回収され、そして、把持体35,35から落下させた容器bやラップdはコンベア22上に落下して容器類回収箱37へと回収される。
【0041】
このように、本発明においては、ラップ包装されたパック食品Pを、ラップ切断機構部1、容器把持機構部2、生ごみ分離機構部3、回収受け機構部4を通過させることにより破砕することなく、生ごみaと容器b、ラップd類とに分別し、それぞれを回収するから、ラップ切断機構部1においてラップdを切断し、容器把持機構部2において容器bを把持しならがら生ごみ分離機構部3において生ごみaを分離するのであり、このように生ごみaと容器b、ラップd類とに分離することができるのであり、容器b及びラップdのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0042】
更に、本発明においては、パック食品Pの側面を外周に沿って刃物5を接触移動させることにより、ラップdを切断することから、パック食品Pで外方に突出している外周のラップdを容易に切断することができるのであり、低動力で短時間に効果的に切断することができるのであり、箱形、丸形等のパック食品Pの種々の形状に容易に対処することができるのであり、かつ、ラップdの外周を切断することで、生ごみaと容器類との分離が、一層、容易となるのである。
【0043】
更に、本発明においては、リンク機構6を構成している揺動リンク32と押し付けばね7により、回転式の刃物5をパック食品の外周に沿って接触移動させながら、ラップdを切断することから、パック食品Pの外周のラップdを切断する構成を簡素化できるのである。
【0044】
図6は他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0045】
本実施の形態においては、ラップ包装がないパック食品Paを、容器把持機構部2、生ごみ分離機構部3、回収受け機構部4を通過させることにより破砕することなく、生ごみaと容器bとに分別し、それぞれを回収するのであり、容器把持機構部2において容器bを把持しならがら生ごみ分離機構部3において生ごみaを分離するのであり、このように生ごみaと容器b・蓋部cとは分離することができるのであり、容器b及び蓋部cのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0046】
又、本発明の他の実施の形態においては、パック食品P,Paを最初に冷凍することにより生ごみaと容器bとの分離をするのであり、冷凍された生ごみaが容器aや蓋部cに付着するのを軽減することができ、生ごみaと容器類との分離が容易になるのである。
【0047】
図7は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0048】
本実施の形態においては、ラップ切断機構部1において、複数の高さセンサー8がパック食品Pの高さを検知してその高さに応じてモーター9とねじ機構部10による刃物5の高さの制御をおこなうことから、高さの異なるパック食品Pに対応することができ、パック食品Pの高さが変わっても刃物5の高さを変更することができてパック食品Pの高さの変更に容易に対処することができるのである。
【0049】
具体的には、高さを異ならせて対向型のセンサー8,8を複数配置し、これらセンサー8,8によるパック食品Pの検出結果に基づいてモーター9を作動させて駆動プーリ38、タイミングベルト40、従動プーリ39を介してねじ機構10を構成しているねじ軸41を駆動回転させて刃物5を昇降させるのである。
【0050】
図8は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0051】
本実施の形態においては、モータ30にて駆動回転される円盤状の回転平刃物5bをパック食品Pに押しつけることにより、パック食品Pを上下に分離する。この場合、固定台31側に過切断防止用ガイドロール11,11を回転自在に設けてあり、過切断防止用ガイドロール11,11がパック食品Pに当接することによってパック食品Pの切り込み過ぎを防ぐのであり、しかして、回転平刃物5bによってパック容器Pを確実に切断して信頼性を向上し、かつ、容器サイズの違いに対処することができ、かつ、過切断防止用ガイドロール11によって過切断を防止することができるのである。
【0052】
図9は更に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、熱線を備えた熱線切断機構部12を設け、この熱線切断機構部12をパック食品Pに押しつけることによりラップdを切断するのであり、パック食品Pの大きさの変動に容易に対処することができ、かつ、刃物5をパック食品Pの周部に移動する構成のもにに比べて切断時間を短くできるのである。
【0053】
図10は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0054】
本実施の形態においては、加熱した回転ロール13をパック食品Pの外周部に接触移動することによりラップdを切断することから、ラップdの切断を、一層、容易におこなうことができるのである。回転ロール13の加熱は、ニクロム又はPTC素子を使用することができるが、他のものであってもよい。
【0055】
図11は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0056】
本実施の形態においては、切断後のラップdの表面に温風ノズル42から温熱エアーを吹き付けることから、切断後のラップdを収縮させるのであり、ラップdが温風エアーを受けて収縮されてラップdが容器bに付着するのを防止することができ、ラップdの分離が容易になるとともにラップdの切断の信頼性を高めることができるのである。具体構成には、例えば、刃物5を保持している揺動リンク32に温風ノズル42を保持させている。
【0057】
図12は更に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、画像処理用のカメラ43にてパック食品Pの外形サイズを撮影して読み取り、その位置情報を刃物軌跡データに変換して刃物5をX軸モータ44、Y軸モータ45を備えているX−Y駆動機構部14によりパック食品Pの外周部に沿って駆動移動させてラップdを切断するのであり、カメラ43にて撮影したパック食品Pの形状及び位置の情報に基づく刃物軌跡データの通りに刃物5をX−Y方向に駆動移動させてラップdを切断するのであり、パック食品Pの位置決め機構を不要にでき、かつ、箱形や丸形以外のひょうたん形等のいびつな形状のものにも容易に対処することができるのである。
【0058】
具体的には、パック食品Pはコンベア43により搬送されてカメラ43の認識範囲に入るまで搬送される。その後、カメラ43により刃物5の定位置からの相対位置、角度を画像処理により計測する。計測データは刃物5がパック食品Pの外縁部を回るように移動軌跡データを再計算する。そして、その移動軌跡データをもとにパック食品Pの搬送径路の上部に組み込まれた刃物5のX−Y駆動機構部14により刃物5により外周部のラップdを切断するのである。
【0059】
図13は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0060】
本実施の形態においては、パック食品Pを搬送する搬送径路において、パック食品Pを幅寄せガイド46によって固定ガイド47に当接させて幅寄せをおこなうとともに、その移動量に応じてラップ切断機構部1を移動させ、切断スタート時にパック食品Pの先頭の中心部に刃物5を配置するようにしたものである。しかして、ラップdの切断のスタートに際して刃物5はパック食品Pの中央部からおこなうことができるのであり、しかして、パック食品Pの形状の変動にかかわらず刃物5を先頭のものの中心部に位置させることができ、自動化が可能になるのである。
【0061】
具体的には、モータ48にてねじ軸49を回転させて幅寄せガイド46を移動させ、ねじ軸49側の駆動プーリ50、ラップ切断機構部1側のねじ軸51側の従動プーリ52、ねじ軸51を介して移動子53を移動させて刃物5を移動させるようにしている。
【0062】
図13におけるパック食品P1とパック食品P2の変更に伴う移動量は、以下の通りである。
【0063】
幅寄せ移動量:ラップ切断機構部=2:1
図14は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0064】
本実施の形態においては、パック食品Pを搬送する搬送径路の幅方向の中央部に位置決めしてパック食品Pの中心線がラップ切断機構部1の刃物5の初期位置に一致させてラップdを切断するようにしたものである。
【0065】
具体的には、コンベア34による搬送方向に対して略直交する方向に設置されたスライドガイド54に対して一対の幅寄せガイド55,55をスライド自在に設けて近接・離間自在に設け、一対の幅寄せガイド55,55に一対のリンク56,56を枢支連結し、リンク56,56の枢支位置57をねじ軸59、移動子58を介してモータ73にて駆動移動させることで、パック食品Pをコンベア34のセンターに位置決めするようにして、パック食品Pの形状の変動にかかわらず刃物5を中心部に位置させるようにして、自動化が可能になるようにしたものである。
【0066】
図15は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0067】
本実施の形態においては、パック食品Pの蓋部cと容器bを個別に、傾斜角をもった複数のピン15を挿入して把持し、その後、把持部2a,2bを構成する把持体35,35を互いに逆に移動させることにより蓋部cと容器bとを引き離すのであり、傾斜角をもった複数のピン15を挿入することで、プラスチック等の軟体容器を容易に把持することができ、かつ、種々の容器の形状に容易に対処することができるのである。
【0068】
具体的には、把持部2a,2bを構成する一対の把持体35,35を伝動軸60の回りに回転自在に保持し、回転モータ61により把持体35を駆動回転可能にし、又、伝動軸60をその軸芯とは直交する水平方向に移動自在にして直動モータ63により水平方向の移動を可能にし、かつ、把持体35には複数のピン15を斜めに保持させたものである。
【0069】
図16は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0070】
本実施の形態においては、プラスチック容器のような軟体物を確実に把持してパック食品Pの蓋部cと容器bとの解体をおこなうために、先狭まりとなるように略対称に配置した複数のピン15,15を蓋部c、容器bに挿入して把持するのである。このように、先狭まりとなるように略対称に傾斜させた複数のピン15,15をプラスチックのような軟体容器に突き刺すことで、確実に把持することができ、容器の形状の変更に対処しながら簡単な機構で十分な把持力を得ることができるものである。
【0071】
ところで、把持部35に対するピン15の出退は、一対のピン15,15の後端部を適宜の押込み及び引抜き手段によって押込み及び引抜きをおこなうことで容易におこなえる。
【0072】
図17は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0073】
本実施の形態においては、把持用のピン15を加熱するのであり、ピン15の加熱によって、軟質な容器であっても、加熱されたピン15を容器を撓ませることなく差込むことができ、軟質な容器を把持することができるのである。
【0074】
図18は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0075】
本実施の形態においては、把持部2a,2bを構成する把持体35,35を回動機構部16により互いに逆方向に回動させて蓋部cと容器bとを引き離すのであり、把持部2a,2bによって蓋部cと容器bとを把持して回動機構部16を回動させることで蓋部cと容器bとを引き離すのであり、把持機能と分離機能を同一機構に組み込むことにより、処理速度を早めることができ、かつ、生ごみaがピン15以外の機構と接触しないことから、機構部の内部の掃除が不要となり、メンテナンスも容易になる。
【0076】
図19は更に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、把持体35,35の解体動作を複数回おこなって、蓋部cと容器bの開閉時の衝撃力によって内部の生ごみaを強制的に落下させるのであり、複数回おこなう解体動作時の開閉時の衝撃力によって蓋部cや容器bに密着した生ごみaを速やかに落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0077】
図20は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0078】
本実施の形態においては、ラップdと蓋部cを含む容器bを別々に回収するものであり、塩ビ系が多くて環境面で問題が生じるラップdと蓋部cを含む容器bを分別して回収することができるのである。
【0079】
具体的には、把持体35,35に真空吸着機器66を接続し、吸引用のエアー孔64を形成し、バルブ67によって一方の把持体35の吸引吸着を可能にしたものであり、しかして、一方の把持体35によって、ラップdを吸引するようにしたものであり、そして、バルブ67によって吸引が止められている把持体35側において、容器bを差込み保持しているピン15を上述した引抜き手段によって容器b側から引抜くことで、容器b側部分は落下するのであり、容器回収箱37に回収されるのである。そして、真空吸着機器66による吸着を停止したり、逆にエアーを吹き出すことにより、ラップdを落下させるのであり、ラップ回収箱21に回収するのである。容器類回収箱37及びラップ回収箱21はシリンダーのような適宜の移動手段によって移動される。
【0080】
図21は更に他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、パック食品Pを載置しているコンベア22に板状で網タイプのふるい部68を形成し、このふるい部68をクランク機構69を利用した振動手段17によって振動させることで、ふるい部68の上においたパック食品Pを振動させることで、生ごみaを透過させて生ごみ回収箱18に落下させるのであり、振動手段17による振動によって、容器bに密着している生ごみaを確実に落下させることができ、分離の信頼性を高めることができるのである。符号70は、クランク機構69を駆動するモータである。
【0081】
図22は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0082】
本実施の形態においては、解体された容器bと蓋部cに水を噴射して密着した生ごみaを分離するものである。
【0083】
具体的には、通水パイプ71を移動自在に設け、把持体35,35にて容器bと蓋部cとを把持した状態で、通水パイプ71から水を噴射することで、容器bや蓋部cに密着して落下し難い生ごみaを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0084】
図23は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0085】
本実施の形態においては、ピン15に通水孔を形成し、解体された容器bと蓋部cに水を噴射して密着した生ごみaを分離するのであり、ピン15に形成した通水孔からの水を容器bと蓋部cに噴射することで、容器bや蓋部cに密着して落下し難い生ごみaを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができる。
【0086】
図24は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0087】
本実施の形態においては、図20に示す実施の形態において、生ごみ回収箱18、蓋回収箱19、容器回収箱20及びラップ回収箱21が独立して移動するようにして、パック食品Pから生ごみa、蓋部c、容器b及びラップdを個別に回収するのであり、生ごみa、ラップd、蓋部c及び容器bを個別に分別回収することができるのである。ところで、生ごみ回収箱18、蓋回収箱19、容器回収箱20及びラップ回収箱21が独立して移動する構成は、シリンダー、ねじ軸を利用した移動手段等種々のものが考えられる。
【0088】
図25は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0089】
本実施の形態においては、メッシュ又はワイヤー製のコンベア22上にパック食品を落下させることで、生ごみaをメッシュ又はワイヤー製のコンベア22を透過して生ごみ回収箱部23に回収するとともに容器b・蓋部c・ラップd類はコンベア22で搬送され、容器類収容箱24に収容するのであり、生ごみaをメッシュ又はワイヤー製のコンベア22を透過させて容易に分離することができ、生ごみaと容器類の分離回収ができるのである。
【0090】
図26は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0091】
本実施の形態においては、容器把持機構部2の下方部とこれとは離れた位置に設けた生ごみ回収箱18との間に移動可能にコンベア25を設け、容器把持機構部2にて把持された容器bから落下する生ごみaをコンベア25にて受け、その後、コンベア25を移動させて生ごみaを生ごみ回収箱18に投入するととともに容器把持機構部2から落下された容器b類を真下の容器類収容箱24に収容するのであり、コンベア25にて生ごみaを受け、コンベア25を移動させて生ごみ回収箱18へと生ごみaを投入するのであり、メッシュやワイヤーコンベアでは分離が困難な麺類のようは生ごみaの分離も確実におこなうことができ、かつ、コンベア25の移動位置を変えることで生ごみaの収納量を増やすことができるのである。符号72はスクレーパである。
【0092】
図27は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0093】
本実施の形態においては、ラップdを切断するラップ切断機構部1と、パック食品Pを容器bと蓋部cを独立して把持して引き離して分解する生ごみ分離機構部3と、取出された生ごみaと容器b・蓋部cとを分別回収する回収受け機構部4とを備えているものである。
【0094】
このような構成によれば、ラップ切断機構部1にてラップdを切断し、生ごみ分離機構部3にて容器bと蓋部cとを独立して把持して分解するのであり、しかして、生ごみaと容器b・蓋部c・ラップd類とに分離することができるのであり、容器b、蓋部c及びラップdのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0095】
図28は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0096】
本実施の形態においては、パック食品Pを容器bと蓋部cを独立して把持して引き離して分解する生ごみ分離機構部3と、取出された生ごみaと容器b・蓋部cとを分別回収する回収受け機構部4とを備えているものである。
【0097】
このような構成によれば、生ごみ分離機構部3にて容器bと蓋部cとを独立して把持して分解するのであり、生ごみaと容器b・蓋部cとは分離することができるのであり、容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができる。
【0098】
図29及び図30は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0099】
本実施の形態においては、ラップdを切断するラップ切断機構部1の切断方向を上下縦方向に設定したものである。
【0100】
本実施の形態においては、パック食品Pを縦向きにセットしてラップdをラップ切断機構部1にて上下縦方向に切断するのであり、その後、縦向きにした状態で容器bと蓋部cを分離することで内部の生ごみaを容易に落下させることができ、生ごみaの取出しを容易にできるという利点がある。しかも、ラップ切断機構部1を縦向きとして並列化することで、分別処理を高速におこなうことができ、それでいて、コンパクト化を図ることができる。
【0101】
尚、実施例においては、パック食品Pは皿状の容器bの内部に食品を充填してラップdにて囲繞したものであるが、容器bに蓋部cを一連に形成して蓋部cをセロテープ等にて止めたものであってもよいものである。
【0102】
【発明の効果】
請求項1においては、ラップ包装されて容器と蓋部を備えているパック食品を、ラップ切断機構部、容器把持機構部、容器と蓋部を独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部、回収受け機構部を通過させることにより破砕することなく、生ごみと容器・蓋部・ラップ類とに分別し、それぞれを回収するから、ラップ切断機構部においてラップを切断し、容器把持機構部において把持しならがら生ごみ分離機構部において容器と蓋部とを独立して把持して分離するのであり、このように生ごみと容器・蓋部・ラップ類とに分離することができるのであり、容器、蓋部及びラップのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができるという利点がある。
【0103】
請求項2においては、ラップ包装がなくて容器と蓋部を備えているパック食品を、容器把持機構部、容器と蓋部を独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部、回収受け機構部を通過させることにより破砕することなく、生ごみと容器・蓋部類に分別し、それぞれを回収するから、容器把持機構部において把持しならがら生ごみ分離機構部において容器と蓋部とを独立して把持して分離するのであり、このように生ごみと容器・蓋部とは分離することができるのであり、容器及び蓋部cのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができるという利点がある。
【0104】
請求項3においては、パック食品を最初に冷凍することにより生ごみと容器類との分離をするから、請求項1又は2の効果に加えて、冷凍された生ごみが容器や蓋部に付着するのを軽減することができ、生ごみと容器類との分離が容易になるという利点がある。
【0105】
請求項4においては、パック食品の側面を外周に沿って刃物を接触移動させることにより、ラップを切断するから、請求項1又は3の効果に加えて、パック食品で外方に突出している外周のラップを容易に切断することができ、つまり、低動力で短時間に効果的に切断することができ、箱形、丸形等のパック食品の種々の形状に容易に対処することができ、かつ、ラップの外周を切断することで、生ごみと容器類との分離が、一層、容易となるという利点がある。
【0106】
請求項5においては、リンク機構と押し付けばねにより、回転式の刃物をパック食品の外周に沿って接触移動させながら、ラップを切断するから、請求項4の効果に加えて、パック食品の外周のラップを切断する構成を簡素化できるという利点がある。
【0107】
請求項6においては、ラップ切断機構部において、複数の高さセンサーがパック食品の高さを検知してその高さに応じてモーターとねじ機構部による刃物高さの制御をおこなうことで、高さの異なるパック食品に対応するから、請求項5の効果に加えて、パック食品の高さが変わっても刃物高さを変更することができてパック食品の高さの変更に容易に対処することができるという利点がある。
【0108】
請求項7においては、円盤状の回転平刃物をパック食品に押しつけることによりパック食品を上下に分離するとともに、過切断防止用ガイドロールによってパック食品の切り込み過ぎを防ぐから、請求項4の効果に加えて、回転平刃物によってパック容器を確実に切断して信頼性を向上し、かつ、容器サイズの異なりに対処することができ、かつ、過切断防止用ガイドロールによって過切断を防止することができるという利点がある。
【0109】
請求項8においては、熱線を備えた熱線切断機構部を設け、この熱線切断機構部をパック食品に押しつけることによりラップを切断するから、請求項1の効果に加えて、パック食品の大きさの変動に容易に対処することができ、かつ、刃物をパック食品の周部に移動する構成のもにに比べて切断時間を短くできるという利点がある。
【0110】
請求項9においては、加熱した回転ロールをパック食品の外周部に接触移動することによりラップを切断するから、請求項1又3又は4のいずれかの効果に加えて、ラップの切断を、一層、容易におこなうことができるという利点がある。
【0111】
請求項10においては、切断後のラップの表面に温熱エアーを吹き付けて切断後のラップを収縮させるから、請求項5の効果に加えて、ラップが温風エアーを受けて収縮されてラップが容器に付着するのを防止することができ、ラップの分離が容易になるとともにラップの切断の信頼性を高めることができるという利点がある。
【0112】
請求項11においては、パック食品の外形サイズをカメラにより読み取り、その位置情報を刃物軌跡データに変換して刃物をX−Y駆動機構部によりパック食品の外周部のラップを切断するから、請求項1又は3又は4の効果に加えて、カメラにて撮影したパック食品の形状及び位置の情報に基づく刃物軌跡データの通りに刃物をX−Y方向に駆動移動させてラップを切断するのであり、パック食品の位置決め機構を不要にでき、かつ、箱形や丸形以外のひょうたん形等のいびつな形状のものにも容易に対処することができるという利点がある。
【0113】
請求項12においては、パック食品を搬送する搬送径路において、パック食品を一側部に寄せて固定するとともにその移動量に応じてラップ切断機構部を移動させ、切断スタート時にパック食品の先頭の中心部に刃物を配置してラップを切断するから、請求項1又は3又は4の効果に加えて、パック食品の形状の変動にかかわらず刃物を先頭のものの中心部に位置させることができ、自動化が可能になるという利点がある。
【0114】
請求項13においては、パック食品を搬送する搬送径路の幅方向の中央部に位置決めしてパック食品の中心線がラップ切断機構部の刃物の初期位置に一致させてラップを切断するから、請求項1又は3又は4の効果に加えて、パック食品の形状の変動にかかわらず刃物を中心部に位置させることができ、自動化が可能になるという利点がある。
【0115】
請求項14においては、パック食品の蓋部と容器を個別に、傾斜角をもった複数のピンを挿入して把持し、その後、把持部を互いに逆に移動させることにより蓋部と容器とを引き離すから、請求項1又は2又は3に記載の効果に加えて、傾斜角をもった複数のピンを挿入することで、プラスチック等の軟体容器を容易に把持することができ、かつ、種々の容器の形状に容易に対処することができるという利点がある。
【0116】
請求項15においては、プラスチック容器のような軟体物を把持してパック食品の蓋部と容器との解体をおこなうために、先狭まりとなるように略対称に配置した複数のピンを蓋部、容器に挿入して把持するから、請求項14の効果に加えて、先狭まりとなるように略対称に傾斜させた複数のピンをプラスチックのような軟体容器に突き刺すことで、確実に把持することができ、容器の形状の変更に対処しながら簡単な機構で十分な把持力を得ることができるという利点がある。
【0117】
請求項16においては、ピンを加熱するから、請求項15の効果に加えて、軟質な容器であっても、加熱されたピンを容器を撓ませることなく差込むことができ、軟質な容器を把持することができるという利点がある。
【0118】
請求項17においては、把持部を回動機構部により互いに逆方向に回動させて蓋部と容器とを引き離すから、請求項14の効果に加えて、把持部によって蓋部と容器とを把持して回動機構部を回動させることで蓋部と容器とを引き離すのであり、把持機能と分離機能を同一機構に組み込むことにより、処理速度を早めることができ、かつ、生ごみがピン以外の機構と接触しないことから、機構部の内部の掃除が不要となり、メンテナンスも容易になるという利点がある。
【0119】
請求項18においては、把持部の解体動作を複数回おこなって、蓋部と容器の開閉時の衝撃力によって内部の生ごみを強制的に落下させるから、請求項17の効果に加えて、複数回おこなう解体動作時の開閉時の衝撃力によって蓋部や容器に密着した生ごみを速やかに落下させることができ、分離の信頼性を高めることができるという利点がある。
【0120】
請求項19においては、ラップと蓋部を含む容器を別々に回収するから、請求項17の効果に加えて、塩ビ系が多くて環境面で問題が生じるラップと蓋部を含む容器を分別して回収することができるという利点がある。
【0121】
請求項20においては、容器を振動手段によって振動させることで生ごみを落下させるから、請求項17の効果に加えて、振動手段による振動によって容器に密着している生ごみを確実に落下させることができ、分離の信頼性を高めることができるという利点がある。
【0122】
請求項21においては、解体された容器と蓋部に水を噴射して密着した生ごみを分離するから、請求項17の効果に加えて、容器や蓋部に密着して落下し難い生ごみを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができるという利点がある。
【0123】
請求項22においては、ピンに通水孔を形成し、解体された容器と蓋部に水を噴射して密着した生ごみを分離するから、請求項17の効果に加えて、ピンに形成した通水孔からの水を容器と蓋部に噴射することで、容器や蓋部に密着して落下し難い生ごみを落下させることができ、分離の信頼性を高めることができるという利点がある。
【0124】
請求項23においては、生ごみ回収箱、蓋回収箱、容器回収箱及びラップ回収箱が独立して移動する構成の回収装置によって、パック食品から生ごみ、蓋部、容器及びラップを個別に回収するから、請求項19の効果に加えて、生ごみ、ラップ、蓋部及び容器を個別に分別回収することができるという利点がある。
【0125】
請求項24においては、メッシュ又はワイヤー製のコンベア上にパック食品を落下させることで、生ごみをメッシュ又はワイヤー製のコンベアを透過して生ごみ回収箱部に回収するとともに容器・蓋部・ラップ類はコンベアで搬送され、容器類収容箱に収容することを特徴とする請求項1又は2又は3の効果に加えて、生ごみをメッシュ又はワイヤー製のコンベアを透過させて容易に分離することができ、生ごみと容器類の分離回収ができるという利点がある。
【0126】
請求項25においては、容器把持機構部の下方部とこれとは離れた位置に設けた生ごみ収容箱との間に移動可能にコンベアを設け、容器把持機構部にて把持された容器から落下する生ごみをコンベアにて受け、その後、コンベアを移動させて生ごみを生ごみ収容箱に投入するととともに容器把持機構部から落下された容器類を真下の容器類収容箱に収容するから、請求項1又は2又は3の効果に加えて、コンベアにて生ごみを受け、コンベアを移動させて生ごみ収容箱へと生ごみを投入するのであり、メッシュやワイヤーコンベアでは分離が困難な麺類のようは生ごみの分離も確実におこなうことができ、かつ、コンベアの移動位置を変えることで生ごみの収納量を増やすことができるという利点がある。
【0127】
請求項26においては、請求項1又は3のパック食品の生ごみ分別方法に使用されるパック食品の生ごみ分別装置であって、ラップを切断するラップ切断機構部と、パック食品を容器と蓋部を独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部と、取出された生ごみと容器・蓋部とを分別回収する回収受け機構部とを備えているから、ラップ切断機構部にてラップを切断し、生ごみ分離機構部にて容器と蓋部とを独立して把持して分解するのであり、しかして、生ごみと容器・蓋部・ラップ類とに分離することができるのであり、容器、蓋部及びラップのような容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができるという利点がある。
【0128】
請求項27においては、請求項2又は3のパック食品の生ごみ分別方法に使用されるパック食品の生ごみ分別装置であって、パック食品を容器と蓋部を独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部と、取出された生ごみと容器・蓋部とを分別回収する回収受け機構部とを備えているから、生ごみ分離機構部にて容器と蓋部とを独立して把持して分解するのであり、生ごみと容器・蓋部とは分離することができるのであり、容器類を破砕をすることなく分別回収をおこなうことができ、その後の生ごみ処理と容器類のリサイクルを可能にすることができるという利点がある。
【0129】
請求項28においては、ラップを切断するラップ切断機構部の切断方向を上下縦方向に設定してあるから、請求項26の効果に加えて、パック食品を縦向きにセットしてラップをラップ切断機構部にて上下縦方向に切断するのであり、その後、縦向きにした状態で容器と蓋部を分離することで内部の生ごみを容易に落下させることができ、生ごみの取出しを容易にできるという利点がある。しかも、ラップ切断機構部を縦向きとして並列化することで、分別処理を高速におこなうことができ、それでいて、コンパクト化を図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は動作を示す概略平面図、(b)は動作を示す概略側面図である。
【図2】(a)は概略平面図、(b)は概略側面図、(c)は概略斜視図である。
【図3】(a)は同上の他の実施の形態の概略平面図、(b)は概略側面図である。
【図4】(a)は概略斜視図、(b)は概略平面図である。
【図5】(a)(b)(c)は動作を示す概略平面図である。
【図6】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図7】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略側面図、(c)は概略平面図である。
【図8】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図9】同上の他の実施の形態を示す概略平面図である。
【図10】同上の他の実施の形態を示し、(a)は斜視図、(b)は概略側面図である。
【図11】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は作用を示す概略側面図、(c)は概略平面図である。
【図12】同上の他の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は概略側面図である。
【図13】同上の他の実施の形態を示す概略平面図である。
【図14】同上の他の実施の形態を示す概略平面図である。
【図15】同上の他の実施の形態を示し、(a)は正面図、(b)は概略側面図、(c)動作を示す側面図である。
【図16】同上の他の実施の形態を示し、(a)(b)(c)は同上の動作を示す概略側面図である。
【図17】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図18】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図、(c)は動作を示す概略側面図である。
【図19】同上の他の実施の形態の概略側面図である。
【図20】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略正面図である。
【図21】同上の他の実施の形態を示し、(a)は正面図、(b)は概略側面図である。
【図22】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図23】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図24】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図25】同上の他の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図26】同上の他の実施の形態の概略側面図である。
【図27】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。
【図28】同上の他の実施の形態を示す概略側面図である。
【図29】同上の他の実施の形態を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略正面図、(c)は動作を示す概略側面図、(d)は動作を示す概略正面図である。
【図30】同上の動作を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略正面図である。
【符号の説明】
1 ラップ切断機構部
2 容器把持機構部
3 生ごみ分離機構部
4 回収受け機構部

Claims (28)

  1. ラップ包装されて容器と蓋部を備えているパック食品を、ラップ切断機構部、容器把持機構部、容器と蓋部を独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部、回収受け機構部を通過させることにより破砕することなく、生ごみと容器・蓋部・ラップ類とに分別し、それぞれを回収することを特徴とするパック食品の生ごみ分別方法。
  2. ラップ包装がなくて容器と蓋部を備えているパック食品を、容器把持機構部、容器と蓋部を独立して把持して引き離す生ごみ分離機構部、回収受け機構部を通過させることにより破砕することなく、生ごみと容器・蓋部類に分別し、それぞれを回収することを特徴とするパック食品の生ごみ分別方法。
  3. パック食品を最初に冷凍することにより生ごみと容器類との分離をすることを特徴とする請求項1又は2記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  4. パック食品の側面を外周に沿って刃物を接触移動させることにより、ラップを切断することを特徴とする請求項1又は3記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  5. リンク機構と押し付けばねにより、回転式の刃物をパック食品の外周に沿って接触移動させながら、ラップを切断することを特徴とする請求項4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  6. ラップ切断機構部において、複数の高さセンサーがパック食品の高さを検知してその高さに応じてモーターとねじ機構部による刃物高さの制御をおこなうことで、高さの異なるパック食品に対応することを特徴とする請求項5記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  7. 円盤状の回転平刃物をパック食品に押しつけることによりパック食品を上下に分離するとともに、過切断防止用ガイドロールによってパック食品の切り込み過ぎを防ぐことを特徴とする請求項4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  8. 熱線を備えた熱線切断機構部を設け、この熱線切断機構部をパック食品に押しつけることによりラップを切断することを特徴とする請求項1記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  9. 加熱した回転ロールをパック食品の外周部に接触移動することによりラップを切断することを特徴とする請求項1又3又は4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  10. 切断後のラップの表面に温熱エアーを吹き付けて切断後のラップを収縮させることを特徴とする請求項5記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  11. パック食品の外形サイズをカメラにより読み取り、その位置情報を刃物軌跡データに変換して刃物をX−Y駆動機構部によりパック食品の外周部のラップを切断することを特徴とする請求項1又は3又は4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  12. パック食品を搬送する搬送径路において、パック食品を一側部に寄せて固定するとともにその移動量に応じてラップ切断機構部を移動させ、切断スタート時にパック食品の先頭の中心部に刃物を配置してラップを切断することを特徴とする請求項1又は3又は4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  13. パック食品を搬送する搬送径路の幅方向の中央部に位置決めしてパック食品の中心線がラップ切断機構部の刃物の初期位置に一致させてラップを切断することを特徴とする請求項1又は3又は4記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  14. パック食品の蓋部と容器を個別に、傾斜角をもった複数のピンを挿入して把持し、その後、把持部を互いに逆に移動させることにより蓋部と容器とを引き離すことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  15. プラスチック容器のような軟体物を把持してパック食品の蓋部と容器との解体をおこなうために、先狭まりとなるように略対称に配置した複数のピンを蓋部、容器に挿入して把持することを特徴とする請求項14記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  16. ピンを加熱することを特徴とする請求項15記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  17. 把持部を回動機構部により互いに逆方向に回動させて蓋部と容器とを引き離すことを特徴とする請求項14記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  18. 把持部の解体動作を複数回おこなって、蓋部と容器の開閉時の衝撃力によって内部の生ごみを強制的に落下させることを特徴とする請求項17記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  19. ラップと蓋部を含む容器を別々に回収することを特徴とする請求項17記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  20. 容器を振動手段によって振動させることで生ごみを落下させることを特徴とする請求項17記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  21. 解体された容器と蓋部に水を噴射して密着した生ごみを分離することを特徴とする請求項17記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  22. ピンに通水孔を形成し、解体された容器と蓋部に水を噴射して密着した生ごみを分離することを特徴とする請求項17記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  23. 生ごみ回収箱、蓋回収箱、容器回収箱及びラップ回収箱が独立して移動する構成の回収装置によって、パック食品から生ごみ、蓋部、容器及びラップを個別に回収することを特徴とする請求項19記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  24. メッシュ又はワイヤー製のコンベア上にパック食品を落下させることで、生ごみをメッシュ又はワイヤー製のコンベアを透過して生ごみ回収箱部に回収するとともに容器・蓋部・ラップ類はコンベアで搬送して、容器類収容箱に収容することを特徴とする請求項1又は2又は3記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  25. 容器把持機構部の下方部とこれとは離れた位置に設けた生ごみ収容箱との間に移動可能にコンベアを設け、容器把持機構部にて把持された容器から落下する生ごみをコンベアにて受け、その後、コンベアを移動させて生ごみを生ごみ収容箱に投入するととともに容器把持機構部から落下された容器類を真下の容器類収容箱に収容することを特徴とする請求項1又は2又は3記載のパック食品の生ごみ分別方法。
  26. 請求項1又は3のパック食品の生ごみ分別方法に使用されるパック食品の生ごみ分別装置であって、ラップを切断するラップ切断機構部と、パック食品を容器と蓋部を独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部と、取出された生ごみと容器・蓋部とを分別回収する回収受け機構部とを備えて成ることをパック食品の生ごみ分別装置。
  27. 請求項2又は3のパック食品の生ごみ分別方法に使用されるパック食品の生ごみ分別装置であって、パック食品を容器と蓋部を独立して把持して引き離して生ごみとともに分離する生ごみ分離機構部と、取出された生ごみと容器・蓋部とを分別回収する回収受け機構部とを備えて成ることを特徴とするラップ包装がなされていないパック食品の分別装置。
  28. ラップを切断するラップ切断機構部の切断方向を上下縦方向に設定して成ることを特徴とする請求項26記載のパック食品の生ごみ分別装置。
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