JP5055001B2 - 切断装置並びに切断方法 - Google Patents

切断装置並びに切断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5055001B2
JP5055001B2 JP2007096364A JP2007096364A JP5055001B2 JP 5055001 B2 JP5055001 B2 JP 5055001B2 JP 2007096364 A JP2007096364 A JP 2007096364A JP 2007096364 A JP2007096364 A JP 2007096364A JP 5055001 B2 JP5055001 B2 JP 5055001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
workpiece
unit
height
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007096364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008257910A (ja
Inventor
美樹雄 渡辺
努 鈴木
勝 根岸
達也 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2007096364A priority Critical patent/JP5055001B2/ja
Publication of JP2008257910A publication Critical patent/JP2008257910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5055001B2 publication Critical patent/JP5055001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、鉛蓄電池等の2次電池において端子が配置される面の壁部を端子とともに切断する切断装置並びに切断方法に関する。
従来、例えば、鉛蓄電池等の自動車用バッテリー、産業用バッテリー等として用いられる2次電池が寿命に至ってリサイクルされる場合、2次電池を破砕したうえで電極等を溶解炉に投入して鉛等の有価元素を回収する方法がある。この方法では破砕された電極が電解液等と混練されるため、電極部分がペースト状になって通気性が低下するので、予め造粒してから溶解炉に投入する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方で、2次電池内の電解液を取り出して正極と負極間のイオン伝導度を低下させた上でこの2次電池の電槽を開封させようとする技術が公開されている(例えば、特許文献2参照。)。
上記2次電池を粉砕し回収する方法で、破砕してペースト状になった2次電池を予め造粒してから溶解炉に投入する場合、製錬設備が大規模になるうえコストが増大するという問題がある。また上記2次電池内の電解液を取り出した後に電槽を開封させる場合、電槽から電解液を取り出すために電解液補給口からの電解液抜き取りに時間がかかり作業効率が低下するとともに大きな作業スペースが必要になるという問題がある。
そこで、2次電池の電槽に開口部を設けて電槽から効率的に電解液を除去可能とするとともに電極と電槽を分離し電槽もリサイクルさせる、切断装置による回収の方法がある。この方法では、2次電池の端子が配置される面(天板)を上側にしてコンベア部に載置し、この天板に平行かつ水平方向に配置された切刃によって該天板の壁部を切断・分離するとともに電槽に開口部を形成し、該開口部より電解液を抜き取り易くし、端子及び電極を電槽から分離して別々に回収するようになっている。
ところで、上記2次電池にはシールドバッテリーと呼ばれるものがある。これは電解液を液体状態として貯留させず、該電解液をガラス繊維等からなるセパレータに染み込ませ保持させた状態で正電極板と負電極板との間に配置させる構造となっている。そしてこの構造によりシールドバッテリーは液漏れの心配がなく、設置の向きや場所の自由度が高いというメリットがあり、用途に合わせ様々な形状の製品が製造されている。
特開平9−241769号公報 特開平10−241748号公報
しかしながら、上記シールドバッテリーはその形状の自由度の高さゆえに製造される製品の外径寸法が用途によりまちまちであり、前記天板の面から電槽底面(天板の反対側に形成される面)までの距離(以下「高さ」と省略する)も、その製品により個々に異なっている。そのため、上記従来の切断装置によりこれらのシールドバッテリーを切断して回収する場合、切断の高さの位置決めを個々の製品ごとに設定しなおさなければならなかった。またこれらシールドバッテリーに限らず、前記産業用バッテリーや自動車用バッテリーにおいても、高さのほぼ共通した製品ごとに分別してから装置へ送り込む必要があり、この分別作業に時間をとられ、上記切断の処理能力の向上が妨げられていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、複数の端子が設けられた天板から電槽底面までの高さが異なる複数の2次電池の前記天板を切断・分離する作業において、切断高さの位置決めを作業者が個々に設定する必要なく、装置に自動的に行わせる構成として、切断の処理を正確に効率良く行なうことができる切断装置並びに切断方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。すなわち本発明に係る切断装置は、電槽の天板部に複数の端子が設けられてなる2次電池の前記天板を切断して前記電槽に開口部を形成する切断装置であって、前記2次電池を載置し搬送させる搬送手段と、前記2次電池の搬送方向上流側に向く切刃によって2次電池を前記搬送方向と平行に切断するワーク切断部と、前記ワーク切断部の上流側に配設され、前記2次電池の高さを検知するワーク高さ検知部と、前記ワーク切断部による切断の高さを、前記ワーク高さ検知部の検知結果に応じて調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
また本発明に係る切断方法は、前述の切断装置を用いた切断方法であって、前記ワーク高さ検知部の検知結果に基づいて、前記ワーク切断部による切断の高さが調整されることを特徴とする。なおこの切断の高さは、前記ワーク高さから、装置運転開始前に設定変更可能な切断幅を差し引いた高さとされる。
この発明に係る切断装置及び切断方法によれば、前記2次電池の高さを測定するワーク高さ検知部の検知結果に基づき、該2次電池の切断高さを前記調整手段により装置が自動的に調整させる。すなわち切断高さの位置決めを作業者が個々に設定する必要なく、また2次電池の高さの大小に関わらず該2次電池の天板を正確に切断・分離することができる。
本発明の切断装置において、前記ワーク切断部による切断時に前記2次電池を把持するとともに下流側へと移送する送り手段を備えることとしてもよく、これにより切断時に該2次電池が切刃からの衝撃で不安定な状態とされ切断不良が発生するのを防止し安定した切断を行なうことができる。
本発明の切断装置において、前記搬送手段は、搬送の上流側の第1ワーク搬送部と下流側の第2ワーク搬送部とにより構成され、前記2次電池を前記第1ワーク搬送部から前記第2ワーク搬送部へ移送する移送手段を備え、前記第2ワーク搬送部は間欠駆動され、前記ワーク高さ検知部の検知と前記送り手段の送りとが該第2ワーク搬送部の停止中に行われるよう制御する制御部を備えることとしてもよい。これにより前記搬送手段による搬送が効率良く行なわれ、また前記第1ワーク搬送部から前記第2ワーク搬送部への移送を確実に行なわせることができる。そして前記第2ワーク搬送部が間欠駆動されるので、前記2次電池の前記ワーク高さ検知部の検知と前記送り手段の送りとを正確に行なわせることができる。
本発明の切断装置において、前記切刃が、前記搬送方向に対し傾斜されて配置されることとしてもよく、これにより、前記切刃は前記複数の端子の一方のみに接触しながら切断を行うので、切断時にこれらの端子間に電流が流れスパークすることを防止し、前記天板を安全に切断することが可能となる。また該切刃の寿命を延ばすことができる。
本発明の切断装置において、前記調整手段が、前記第2ワーク搬送部の上下駆動により調整されるよう構成されていることとしてもよく、また前記切刃の上下駆動により調整されるよう構成されていることとしてもよい。これにより、前記ワーク高さ検知部の検知結果に基づき前記2次電池の切断高さを自動的に装置が調整するので、異なる高さの複数の2次電池を投入しても正確に効率良く連続して切断することができる。
本発明に係る切断装置並びに切断方法によれば、複数の端子が設けられた天板から電槽底面までの高さが異なる複数の2次電池の前記天板を切断・分離する作業において、切断高さの位置決めを作業者が個々に設定する必要なく、装置に自動的に行わせる構成として、切断の処理を正確に効率良く行なうことができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図3は、この切断装置により切断される2次電池を示す図である。この実施の形態においてこの2次電池はシールドバッテリー等の鉛蓄電池60とされる。この鉛蓄電池60は、鉛を主体に構成された正電極板62Pと負電極板62Mと、希硫酸を含浸させたセパレータ63と、これら正電極板62P、負電極板62Mおよび希硫酸を含浸させたセパレータ63が内蔵され直方体に形成された例えばプラスチックからなる電槽65とを備えている。
電槽65の端子が配置される側の面を構成する天板66には、正極端子64Pと負極端子64Mとが天板66のひとつの辺67に沿って間隔をあけて配置されており、正極端子64P、負極端子64Mは天板66から電槽65内部に向って延在しており、それぞれの端子64P、64Mは、端部にて正電極板62P及び負電極板62Mに接続されている。
図1は、この発明の一実施形態の切断装置の概略構成を示す側面図である。
この切断装置1は、切断されるワークWとなる前記鉛蓄電池60を載置し搬送させる搬送手段である上流側の第1ワーク搬送部10及び下流側の第2ワーク搬送部20と、このワークWを切断するワーク切断部30と、前記ワーク切断部30の上流側に配設されこのワークWの高さを検知するワーク高さ検知部40とを備えている。また、前記第1ワーク搬送部10から前記ワーク高さ検知部40の検知位置へワークWを移送する移送部25と、前記ワーク切断部30による切断時にワークWを把持するとともに下流側へ移送する送り部26とを備えている。
前記第1ワーク搬送部10は、その搬送手段を内蔵する第1搬送本体11が第1搬送ベース12に固定支持されている。前記第1搬送本体11は、前記ワークWを載置し搬送させるための第1スラットコンベア13aをその長手方向に配置させている。該第1スラットコンベア13aはその両端を夫々回転可能なスプロケット16により支持されている。該第1搬送本体11の下部にはモータ等の第1駆動源14aが支持されており搬送の下流側に配設される前記スプロケット16に駆動チェーン15により連結され、駆動力を伝達可能にされて前記第1スラットコンベア13aを前記長手方向に駆動する。これにより、このコンベアに載置されるワークWを矢印A方向に搬送させるようになっている。
図2は、この発明の一実施形態の切断装置の概略構成を示す平面図である。前記第1ワーク搬送部10に配置される前記第1スラットコンベア13aの両側には、載置されるワークWを案内するためのガイドレール17a,17bが夫々このコンベアを挟み対向して備えられている。前記ガイドレール17aはコンベアの進行方向に向かって左側に配置されており、前記ガイドレール17bはコンベアの進行方向に向かって右側に配置されている。これらのガイドレール17a,17bはこの第1スラットコンベア13aの上方且つ該第1スラットコンベア13aのコンベア形成面と平行になるよう配置され、上流側の前記第1ワーク搬送部10から下流側の前記第2ワーク搬送部20に亘り延在され、またその両端を夫々装置の端部から外側へと突出させている。
また前記第1ワーク搬送部10の下流端には移送部25が配設されている。この移送部25は、前記第1スラットコンベア13aの両側に互いに対向配置されワークWを把持するための基準クランプ3と寄せクランプ4とを備えている。これらの両クランプ3,4は、夫々の第1スラットコンベア13a側に向けワークWを把持する面に不図示の凹凸形状を施され、このワークWをしっかりと両側から把持させるよう形成されている。前記基準クランプ3は前記ガイドレール17a側に配置され基準クランプ本体3aに固定されている。また前記寄せクランプ4は前記ガイドレール17b側に配置され、寄せクランプ本体4aを前記第1スラットコンベア13aの進行方向と直交する方向に貫通する2本の寄せクランプスライド軸4bに固定されている。これらの寄せクランプスライド軸4bは、前記寄せクランプ本体4a内を図2の矢印E方向に摺動可能に配設され、不図示のシリンダ等の駆動機構により往復駆動するよう構成されている。そしてこれら基準クランプ3と寄せクランプ4との間に配置されるワークWを、前記寄せクランプ4のコンベア側への前進駆動により前記基準クランプ3側へ押し付け把持させたり、逆に後進駆動によりこのワークWから離反させ解放させたりすることができるよう構成されている。
また前記基準クランプ本体3a及び前記寄せクランプ本体4aは、それらの下方に配置する第1クランプ支持体5aにより固定支持されている。この第1クランプ支持体5aは、前記第1スラットコンベア13aの配置される方向と直交する方向に延在され、その両端を前記第1スラットコンベア13aと平行に延在される2本の第1スライドレール6に摺動可能に貫通されている。
また前記第1クランプ支持体5aの上流側にはエアシリンダ等の駆動手段である第1シリンダ8が配設され、該第1クランプ支持体5aの上流側の端部に第1シリンダ軸8aを連結させている。そして前記第1クランプ支持体5aを図2の矢印F方向と矢印G方向とに往復駆動可能とさせている。上記構成により、前記第1ワーク搬送部10のコンベア下流端のワークWaの位置にあるワークWを上記両クランプ3,4に把持させ矢印F方向へ移送させたり、移送後、第2ワーク搬送部20のコンベア上流端の前記ワーク高さ検知部40の検知位置にあたるワークWbの位置にこのワークWを解放した該両クランプ3,4を矢印G方向に戻させたりするようになっている。
図1に示すように、前記第2ワーク搬送部20は、その搬送手段を内蔵する第2搬送本体21が第2搬送ベース22に支持されている。この第2搬送ベース22はステッピングモータ等の昇降駆動モータ23を備え、前記第2搬送本体21を矢印C方向に昇降駆動可能に構成させている。前記第2搬送本体21は、前記ワークWを載置し搬送させるための第2スラットコンベア13bをその長手方向に配置させている。該第2スラットコンベア13bはその両端を夫々回転可能なスプロケット16により支持されている。該第2搬送本体21の下部にはモータ等の第2駆動源14bが支持されており搬送の下流側に配設される前記スプロケット16に駆動チェーン15により連結され、駆動力を伝達可能にされて前記第2スラットコンベア13bを前記長手方向に駆動する。これにより、載置されるワークWが矢印B方向に搬送されるようになっている。また図2に示すようにこの第2スラットコンベア13bは、上記第1スラットコンベア13aのコンベア進行方向の延長線上に配置されており、前記ワークWを連続して搬送させるようになっている。そしてこの第2スラットコンベア13bの両側には、載置されるワークWを案内するための上記ガイドレール17a,17bが、夫々このコンベアを挟み対向して備えられている。
またこの第2ワーク搬送部20の、ワーク切断部30の上流側には、送り部26が配設されている。この送り部26に備えられる第2クランプ支持体5bは、前記第2スラットコンベア13bの配置される方向と直交する方向に延在され、その両端を前記第2スラットコンベア13bと平行に延在される2本の第2スライドレール7に摺動可能に貫通されている。これらの第2スライドレール7はその両端部を前記第2搬送本体21に固定支持されている。該送り部26を構成する上記移送部25と同様の構成部材については、図に同一の符号を付しその説明を省略する。
また前記第2クランプ支持体5bの下流側にはエアシリンダ等の駆動手段である第2シリンダ9が配設され、該第2クランプ支持体5bの下流側の端部に第2シリンダ軸9aを連結させている。そして前記第2クランプ支持体5bを図2の矢印F方向と矢印G方向とに往復駆動可能とさせている。この構成により、図のワーク切断部30の上流側で切断待機状態にあるワークWcを上記両クランプ3,4に把持させ矢印F方向へ移送し該ワーク切断部30により切断させたり、移送後、ワークWdの位置にこのワークWを解放した該両クランプ3,4を矢印G方向に戻させたりするようになっている。また前記昇降駆動モータ23により調整される前記第2搬送本体21の図1の矢印C方向の高さは、後述するワーク高さ検知部40によるワークWbの高さの検知結果に基づき行なわれるよう構成されている。
前記第1スラットコンベア13aの下流端の両側に対向して備えられる一対のセンサー2aは、ワークWがこの第1スラットコンベア13aのワークWaの位置へ到達したことを検出可能なよう配設されている。このセンサー2aは制御部と電気的に接続(不図示)され、該制御部は、前記第1駆動源14a及び前記第1シリンダ8と電気的に接続(不図示)されている。そして前記ワークWaが該センサー2aに検出されると、前記第1駆動源14aは第1スラットコンベア13aの搬送動作をただちに停止させ、上記移送部25によりこのワークWaが把持されワークWbの位置へと移送され、前記第2スラットコンベア13b上に載置されるようになっている。そして移送後、ワークWaの位置に次のワークWが搬送され該センサー2aに検出されるまで再びコンベアが駆動される、という動作を繰り返すよう構成されている。
また図1に示すように、上記移送部25により移送されたワークWbの位置上方には、前記ワーク高さ検知部40が不図示の支持体に固定支持されて配置されている。このワーク高さ検知部40は、その検知器本体44にエアシリンダ等の駆動手段である検知シリンダ43と、該検知シリンダ43により駆動される検知器軸42と、この検知器軸42の先端に配設される検知器先端部41とを備えている。この検知器先端部41は、前記検知シリンダ43による往復駆動により矢印D方向に駆動可能に構成されている。またこのワーク高さ検知部40は、前記制御部と電気的に接続されており、該制御部は、前記第2駆動源14bと電気的に接続されている。またこの制御部は昇降駆動モータ23とも電気的に接続(不図示)されている。該ワーク高さ検知部40は、前記ワークWbの上面の天板66にその検知器先端部41の検知器先端面41aを当接させると同時にこの当接高さを検知し、該ワークWbの天板66から電槽65の底面までの高さを測定可能なように構成されている。前記ワーク高さ検知部40による検知の間は、前記第2スラットコンベア13bは停止状態とされるよう構成され、そして検知後、この検知器先端部41を前記天板66から離反させ、前記第2駆動源14bは前記第2スラットコンベア13bを駆動させワークWを下流側へと搬送させるようになっている。
前記ワークWbの位置の前記第2スラットコンベア13bの両側に対向して備えられる一対のセンサー2bは、該ワークWbが前記ワーク高さ検知部40の直下の検知位置に到達したのを検出可能なよう配設されている。このセンサー2bは制御部と電気的に接続(不図示)されている。そしてこのセンサー2bにワークWbの検出がなされると、該ワーク高さ検知部40はただちにその検知器先端部41を前記ワークWbの上面の天板66に当接させ、上述した検知動作を行うようになっている。検知後、第2スラットコンベア13bの駆動によりこのワークWbが下流側へと搬送され次のワークWがこのワークWbの位置に搬送され該センサー2bに検出されると、前記ワーク高さ検知部40の検知動作が行なわれる、という動作を繰り返すよう構成されている。
また図1に示すように、前記第2ワーク搬送部20の中央付近の上方には前記ワーク切断部30が不図示の支持体に支持され配設されている。このワーク切断部30は帯鋸31による切断機構を備えている。この帯鋸31は、例えば炭素工具鋼等の帯状体の長手方向の両端をスポット溶接等の接続手段により接続し環状体としたものであり、図2に示すように搬送の上流側に向く略三角形の複数の切刃32をエンドレスに形成させ、この切刃32以外の面の部分をワークWの搬送方向と平行に配置させ、このワークWに前記天板66と平行な切断面を形成させるようになっている。そして前記帯鋸31は前記第2スラットコンベア13bを挟んで両側に配設される二つの切断プーリ33の外周面に巻き回され、これらの切断プーリ33が不図示の駆動装置により図1の矢印I方向に回転駆動されるに伴って、その形成される切刃32を矢印H方向に駆動させるよう構成されている。
また図2に示すようにこのワーク切断部30は、前記切刃32の駆動方向(矢印H方向)を前記第2スラットコンベア13bの進行方向に対し斜めになるよう配置させている。そして図3の前記正極端子64Pと前記負極端子64Mとが前記帯鋸31に同時に接触させられず一方ずつ接触するようになっている。
前記第2ワーク搬送部20の前記ワーク切断部30の上流側には、前記第2スラットコンベア13bの両側に一対のセンサー2cが対向して備えられている。このセンサー2cは、該ワーク切断部30による切断を行うための前記送り部26による移送開始位置付近まで前記ワークWが搬送されたことを検出するよう設けられている。また前記センサー2cの下流側近傍に同様に備えられる一対のセンサー2dも、前記送り部26が前記両クランプ3,4によりワークWを狭持可能な位置までこのワークWが到達したことを検出するために設けられている。これらのセンサー2c及びセンサー2dは制御部と電気的に接続(不図示)され、該制御部は前記第2シリンダ9と電気的に接続されている。また上述したように該制御部と前記第2駆動源14bとも電気的に接続されている。そして前記ワーク高さ検知部40によるワークWbの高さ検知が行われた後、前記第2スラットコンベア13bが駆動され、このワークWが前記ワーク切断部30の上流側直前のワークWcの位置でこれらのセンサー2c,2dに検出されると、前記第2駆動源14bは第2スラットコンベア13bの搬送動作をただちに停止させ、上記送り部26によりこのワークWcは把持されワークWdの位置へと移送され切断されるようになっている。そして移送後、ワークWcの位置に次のワークWが搬送されこれらのセンサー2c,2dに検出されるまで再びコンベアが駆動されるという動作を繰り返すよう構成されている。
また、前記第2スラットコンベア13bの両側に対向して備えられる一対のセンサー2eは、切断後のワークWdが該第2スラットコンベア13bの下流端のワークWeの位置まで到達したことを検出可能なように配設されている。このセンサー2eは制御部と電気的に接続(不図示)されている。そして前記ワークWeが該センサー2eに検出されると、前記第2駆動源14bは第2スラットコンベア13bの搬送動作をただちに停止させるようになっている。そしてこのワークWeを装置から排出させた後、ワークWeの位置に次のワークWが搬送され該センサー2eに検出されるまでの間再びコンベアが駆動される、という動作を繰り返すよう構成されている。
次に、以上のように構成された切断装置1による切断方法について説明する。
図2において、複数のワークWは第1ワーク搬送部10の第1スラットコンベア13aの上流側から投入されコンベア上に載置され、該第1スラットコンベア13aの駆動に伴い矢印A方向に搬送される。そして先頭のワークWがワークWaの位置まで搬送されると、該第1スラットコンベア13aの駆動が停止されこのワークWaは移送部25の両クランプ3,4により把持される。
次に前記ワークWaは前記両クランプ3,4により把持されたまま前記ワーク高さ検知部40の直下のワークWbの位置へと移送され、この両クランプ3,4から解放される。次に前記ワーク高さ検知部40はワークWbの上面の天板66にその検知器先端面41aを当接し、このワークWbの高さを検知する。そして検知後、第2スラットコンベア13bの駆動に伴いワークWはワークWcの位置まで搬送され、停止する。この搬送の間において、前記ワークWcを載置する前記第2搬送本体はその高さを前記ワーク高さ検知部40の検知結果に応じて矢印C方向に昇降させられ、このワークWcの天板66を適切な位置で切断可能なように調整される。
そして前記ワークWcは前記送り部26の両クランプ3,4により把持され、その下流側に備えられる前記ワーク切断部30を通過しワークWdの位置まで移送され、その天板66を前記第2スラットコンベア13bと平行に切断される。この切断の際、切刃32はその駆動される矢印H方向を前記第2スラットコンベア13bの進行方向に対し斜めに配置されているため、前記帯鋸31は該ワークWの正極端子64Pと負極端子64Mとに同時に接触させられることなく、この両端子64P,64M間に電流が流れスパークすることを防止する。これにより前記天板66を安全に切断することができる。そして切断後のワークWdは、前記両クランプ3,4から解放され、再び前記第2スラットコンベア13bが駆動されるのに伴い下流側へと搬送され、ワークWeの位置で停止する。
以上説明したように、本実施形態による切断装置並びに切断方法によれば、前記鉛蓄電池60の高さを測定するワーク高さ検知部40が設けられ、このワーク高さ検知部40による検知結果に基づき、該鉛蓄電池60の切断高さの位置決めを作業者が個々に設定する必要なく、装置が自動的に調整するようになっている。これにより、鉛蓄電池60の高さの大小に関わらず、該鉛蓄電池60の天板66を切断する高さを正確に位置決めし切断・分離させることが可能である。よって鉛蓄電池60の切断の処理を正確に効率良く行うことができる。
また上記移送部25及び送り部26により、前記鉛蓄電池60を確実に把持し次工程へ移送したり切断したりすることができる。
また前記帯鋸31は前記正極端子64Pと前記負極端子64Mの一方のみに接触するよう構成されているので、切断時にこの両端子64P,64M間に電流が流れスパークするのを防止し、天板66を安全に切断することが可能であり、また切刃32の寿命を延ばすことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本実施形態において前記ワーク切断部30による切断の高さ調整は、前記第2ワーク搬送部20の昇降駆動により調整されるとしたがこれに限らず、前記切刃32を昇降駆動させ調整させるよう装置を構成してもよい。また切断する天板66の厚みは、制御部で自由に設定可能として装置を構成してもよい。
また、本実施形態では前記ワーク高さ検知部40の検知は、前記検知器先端面41aを前記天板66へ当接させる方式としたがこれに限らず、光センサー等による高さ検知方式としてもよい。
また、本実施形態ではワークWをシールドバッテリー等としたがこれに限らず、例えば電槽65に電解液が貯留される自動車用バッテリーや産業用バッテリー等としてもよい。
本発明の一実施形態の切断装置の概略構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態の切断装置の概略構成を示す平面図である。 2次電池を示す概略図である。
符号の説明
1 切断装置
10 第1ワーク搬送部
13a 第1スラットコンベア
13b 第2スラットコンベア
14b 第2駆動源
20 第2ワーク搬送部
21 第2搬送本体
22 第2搬送ベース
23 昇降駆動モータ
25 移送部
26 送り部
30 ワーク切断部
32 切刃
40 ワーク高さ検知部
60 鉛蓄電池
63 セパレータ
64P 正極端子
64M 負極端子
65 電槽
66 天板
W ワーク

Claims (7)

  1. 電槽の天板部に複数の端子が設けられてなる2次電池の前記天板を切断して前記電槽に開口部を形成する切断装置であって、
    前記2次電池を載置し搬送させる搬送手段と、
    前記2次電池の搬送方向上流側に向く切刃によって2次電池を前記搬送方向と平行に切断するワーク切断部と、
    前記ワーク切断部の上流側に配設され、前記2次電池の高さを検知するワーク高さ検知部と、
    前記ワーク切断部による切断の高さを、前記ワーク高さ検知部の検知結果に応じて調整する調整手段とを備えることを特徴とする切断装置。
  2. 請求項1記載の切断装置において、
    前記ワーク切断部による切断時に前記2次電池を把持するとともに下流側へと移送する送り手段を備えることを特徴とする切断装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の切断装置において、
    前記搬送手段は、搬送の上流側の第1ワーク搬送部と下流側の第2ワーク搬送部とにより構成され、
    前記2次電池を前記第1ワーク搬送部から前記第2ワーク搬送部へ移送する移送手段を備え、
    前記第2ワーク搬送部は間欠駆動され、前記ワーク高さ検知部の検知と前記送り手段の送りとが該第2ワーク搬送部の停止中に行われるよう制御する制御部を備えることを特徴とする切断装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の切断装置において、
    前記切刃が、前記搬送方向に対し傾斜されて配置されることを特徴とする切断装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の切断装置において、
    前記調整手段が、前記第2ワーク搬送部の上下駆動により調整されるよう構成されていることを特徴とする切断装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の切断装置において、
    前記調整手段が、前記切刃の上下駆動により調整されるよう構成されていることを特徴とする切断装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の切断装置を用いた切断方法であって、
    前記ワーク高さ検知部の検知結果に基づいて、前記ワーク切断部による切断の高さが調整されることを特徴とする切断方法。
JP2007096364A 2007-04-02 2007-04-02 切断装置並びに切断方法 Active JP5055001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096364A JP5055001B2 (ja) 2007-04-02 2007-04-02 切断装置並びに切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096364A JP5055001B2 (ja) 2007-04-02 2007-04-02 切断装置並びに切断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008257910A JP2008257910A (ja) 2008-10-23
JP5055001B2 true JP5055001B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39981283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007096364A Active JP5055001B2 (ja) 2007-04-02 2007-04-02 切断装置並びに切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5055001B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105277147B (zh) * 2015-11-20 2017-12-22 襄阳远锐资源工程技术有限公司 一种精确检测废旧铅酸蓄电池汇流条高度的方法及装置
CN107069136B (zh) * 2017-06-09 2023-07-07 广州中国科学院沈阳自动化研究所分所 一种链条式动力电池拆解回收设备和方法
CN107731574A (zh) * 2017-11-29 2018-02-23 惠州市智胜新电子技术有限公司 一种电容隔膜分割机
CN109249463B (zh) * 2018-09-19 2020-10-30 张掖征峰科技有限公司 一种用于回收圆柱形电池的自动连续壳体剥离机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3137286B2 (ja) * 1996-03-05 2001-02-19 キヤノン株式会社 密閉型電池部材の回収方法及び回収装置
JPH09241769A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Mitsubishi Materials Corp 硫酸鉛含有物の処理方法
JP3680653B2 (ja) * 1999-08-26 2005-08-10 松下電工株式会社 パック食品の生ごみ分別方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008257910A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107768725B (zh) 一种电芯保持架安装设备
KR101479723B1 (ko) 2차 전지용 전극 생산 시스템 및 피딩장치
JP5746899B2 (ja) 電池の組立システム、電池素子本体の位置決め搬送装置
JP5055001B2 (ja) 切断装置並びに切断方法
KR101299484B1 (ko) 연료전지스택용 자동 테이핑 장치
JP5090027B2 (ja) 切断装置
KR100696892B1 (ko) 폴리머 2차 전지의 전극판 적층 및, 조립 시스템
CN102328152B (zh) 电池负极片点焊机
KR101849421B1 (ko) 배터리 셀의 절연 테이프 자동 부착 장치
KR101974438B1 (ko) 이차전지 셀의 테라스부 잔여 부위 자동 절단 장치
CN107855781A (zh) 电阻自动焊接设备
KR102425021B1 (ko) 이차 전지 제조용 소재롤 자동 공급 및 교환장치
CN110911593A (zh) 一种电池盖帽组装设备及其组装方法
CN220296145U (zh) 一种用于电池模组拆解的激光切割设备
CN204221211U (zh) 锂电芯自动点焊机
CN115911631A (zh) 电池拆解设备
KR100628656B1 (ko) 폴리머 2차 전지의 리이드 탭 접합 장치
CN210281136U (zh) 端引线焊接机
JP2008103175A (ja) 切断装置
CN210794977U (zh) 一种用于pp板的全自动堆叠装置
KR20170003077U (ko) 호퍼와 컨베이어가 구비되어 있는 스크랩 처리 장치
CN207548155U (zh) 电阻自动焊接设备
CN212094920U (zh) 一种纽扣电池焊线焊片机
CN215904122U (zh) 一种电池片印刷装置
CN216680695U (zh) 一种滤波器用激光去皮焊锡一体机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5055001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250