JP3680110B2 - ビタミンc含有卵の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、ビタミンCもしくはその誘導体を含有するビタミンC含有卵およびその製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
鶏卵、うずら卵などの卵は、蛋白質、脂質、無機質など栄養成分をほぼバランスよく含有しており、栄養価が高いことが従前より知られている。卵には人間の必須栄養素のほとんどが含まれているが、ビタミンCは含有されていない。このため、ビタミンCを含有する卵の出現が望まれていた。
【0003】
卵殻を有する卵に栄養成分や調味料などの他成分を添加したものとしては、たとえば、卵を殻付きのまま茹でて、燻煙処理を施した燻製卵、卵をアルカリ性の強いペーストに浸漬し、卵中の蛋白質をゲル状に変成させた皮蛋などが知られている。また、ヨウ素、脂肪酸などの栄養成分を強化した飼料を与えて産ませた、各種栄養強化卵が知られている。
【0004】
しかしながら、殻付き卵に、不足する栄養素であるビタミンCを強化した卵は得られておらず、ビタミンCを強化配合した飼料を与えて卵を産ませた場合には、配合飼料から卵へのビタミンCの移行はほとんどなく、ビタミンC含有卵の製造は達成されていなかった。
また、ビタミンCを卵中に添加できたとしても、アスコルビン酸の有する強い酸味により、卵の風味が損なわれることが懸念されていた。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、ビタミンCもしくはその誘導体を含有する卵、特にビタミンCもしくはその誘導体を含有する卵殻付き卵を提供することを目的としている。また、本発明は、ビタミンCもしくはその誘導体を効率よく添加し、ビタミンC含有卵を製造する方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】
本発明のビタミンC含有卵の製造方法は、卵と含浸する液体成分とが接触しない状態で卵を減圧処理した後、減圧状態に保ちながらビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触させ、次いで大気圧よりもさらに加圧することによって、可食部100gに対して1〜3000mgのビタミンCもしくはその誘導体を真空−加圧含浸装置を用いて含浸させることを特徴としている。
【0007】
含浸を、卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触させて行う場合には、減圧処理または減圧状態の圧力が、10〜50,000Paであることも好ましい。
【0008】
また、本発明のビタミンC含有卵の製造方法では、含浸を、卵をビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触した状態で冷却して行うことも好ましい。
さらに本発明のビタミンC含有卵の製造方法では、卵とビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分との接触を、−5〜130℃で行うことも好ましく、0〜55℃で行うことも好ましい。
【0009】
また、含浸処理中に、超音波処理またはマイクロ波照射処理を行うことも好ましい。
このような本発明のビタミンC含有卵の製造方法においては、卵と接触させる液体成分が、ビタミンCもしくはその誘導体と、その他の食品添加成分とを含有することも好ましく、卵が殻付き卵であることも好ましい。
【0010】
【発明の具体的説明】
以下、本発明について具体的に説明する。
<ビタミンC含有卵>
本発明のビタミンC含有卵は、ビタミンC(L−アスコルビン酸)もしくはその誘導体を、卵殻を除く可食部100gに対して、1〜3,000mg、好ましくは1〜2,500mgを含有する。
【0011】
本発明では、卵が、鶏卵、あひる卵、うずら卵などが好ましく、生卵の状態であってもよく、茹でるあるいは蒸煮するなどの加熱処理が施された状態であってもよい。このような卵は、卵殻付き卵であるのが望ましい。
本発明のビタミンC含有卵が含有するビタミンC成分は、ビタミンC(L−アスコルビン酸)もしくはアスコルビン酸金属塩などの誘導体のいずれでもよく、アスコルビン酸ナトリウムであるのが特に好ましい。本発明のビタミンC含有卵は、これらのビタミンC成分を単独で含有していてもよく、2種以上組み合わせて含有していてもよい。
【0012】
このような本発明のビタミンC含有卵は、ビタミンC類を強化した餌を給餌して、産卵させることにより得てもよいが、後述する本発明のビタミンC含有卵の製造方法により好適に得ることができる。
<ビタミンC含有卵の製造方法>
本発明では、卵と、ビタミンCもしくはその誘導体(以下、ビタミンC類ともいう)を含有する液体成分とを接触させて、可食部100gに対して1〜3,000mg、好ましくは1〜2,500mgを含浸させることにより、ビタミンC含有卵を製造する。
【0013】
ビタミンC含有卵の製造に用いる卵としては、鶏卵、あひる卵、うずら卵などが好ましく、卵殻付き卵または加熱処理済の殻なし卵を用いることができるが、卵殻付き卵であるのが望ましい。卵が卵殻付き卵である場合には、生卵であってもゆで卵の状態であってもよく、特に卵殻付き生卵であるのが好ましい。
卵に含浸させるビタミンC類は、ビタミンC(L−アスコルビン酸)もしくはアスコルビン酸金属塩などの誘導体のいずれでもよく、アスコルビン酸ナトリウムであるのが特に好ましい。本発明の製造方法では、これらのビタミンC類の1種以上を含有する液体成分を用いる。
【0014】
液体成分としては、ビタミンC類を、水、アルコール含有水、食用油、調味液、酒類、キレート性液体などの食用に適した液体に溶解あるいは分散したものをいずれも用いることができるが、ビタミンC類の1種以上を溶解した水溶液であるのが好ましい。
液体成分中のビタミンC類の濃度は、特に限定されるものではないが、通常1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%程度であるのが望ましい。
【0015】
液体成分には、ビタミンCもしくはその誘導体以外のその他の食品添加成分を含有していてもよい。液体成分に含有することのできるその他の食品添加成分としては、たとえば以下のものが例示できる。なお、食品添加成分が液体である場合には、液体成分の基材となる液体として用いることもできる。
水、アルコール、食用油、キレート性液体などの液体;醤油、味噌などの発酵調味料;果汁、肉汁などの食品抽出成分;酒類、ジュース、茶などの飲料;塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム塩化鉄などの無機塩類;ヨウ素、Zn、Mn、Se、Mo、Cr、Coなどの必須無機元素およびその化合物;蔗糖、果糖、ブドウ糖、ソルビトール、水あめ、蜂蜜、メープルシロップ、その他の天然甘味料および人口甘味料などの甘味料;各種食酢、酢酸、リン酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸などの酸味料;L−グルタミン酸、グリシン、イノシン酸などの旨味調味料;苦味成分;胡椒、唐辛子、からし、わさび、ニンニク、生姜などの香辛料、または香辛料抽出成分;各種酵素および発酵菌;グリセリン、みりん、カゼイン、糖類などの保湿剤;ソルビン酸、安息香酸塩、タンニン、ポリフェノールなどの保存剤;殺菌剤、抗菌剤、静菌剤;木酢液、燻油などの燻製成分;香料;天然および合成の色素および着色剤;発色剤;寒天、こんにゃく液などの食物繊維成分;にかわ、ゼラチンなどのゼラチン質;カテキン、エリソルビン酸などの酸化防止剤;ビタミンC以外の各種ビタミン、ミネラル、DNA、DHA、アミノ酸などの栄養強化成分;薬効成分および医療用薬剤;ポリリン酸塩などの品質改良剤;その他の食品添加物。
【0016】
なお、これらの食品添加物のうち、無機金属元素は、L−アスコルビン酸の塩としても卵殻外から卵内部に含浸することができる。また、L−グルタミン酸、グリシン、イノシン酸、ソルビトールなどの調味料は、L−アスコルビン酸の酸化分解を抑制する効果を有するため、共存することが好ましい。
また、本発明で用いることのできる液体成分は、ビタミンC類を含有し、含浸時に液体であればよく、牛脂、バターなど、常温で固体であっても、温度などの含浸条件を調整することにより液体として取り扱いの可能な原料もまた、液体基材として用いることができる。
【0017】
本発明では、卵と、上述したようなビタミンC類を含有する液体成分とを接触させることにより、ビタミンC類を卵に含浸させて、ビタミンC含有卵を製造する。
含浸時における、卵とビタミンC類を含有する液体成分との接触は、卵を液体成分に浸漬する方法、液体成分を卵に噴霧する方法などが挙げられるが、卵を液体成分に浸漬する方法によるのが、卵表面全体と液体成分とが均一に接触するため好ましい。
【0018】
また、含浸時の温度条件は、特に限定されるものではないが、通常−5〜130℃程度である。特に、含浸前の卵が生卵であって、生卵の状態のビタミンC含有卵を製造する場合には、0〜55℃の温度条件で含浸を行うのが好ましい。
卵とビタミンC類を含有する液体成分との接触は、卵を減圧処理した後または減圧状態で行ってもよく、常圧もしくは加圧下で行ってもよい。
【0019】
まずは、含浸を、卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて行う、ビタミンC含有卵の製造方法について説明する。
卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて含浸を行う場合には、卵に液体を含浸する過程で、少なくとも一度減圧がなされる方法をいずれも採用することができ、卵を減圧処理した後にビタミンC類を含有する液体成分と接触するか、または減圧状態で卵とビタミンC類を含有する液体成分とを接触するかのいずれかであるのがよい。
【0020】
このような方法としては、好ましくは、(A)卵を減圧処理(ドライバキューム)し、減圧状態に保ちながら液体成分と接触(ウェットバキューム)し、次いで昇圧することによりビタミンC類を含有する液体成分を卵に含浸する方法(以下、(A)法ともいう)と、(B)卵を液体成分と接触し、減圧処理(ウェットバキューム)し、次いで昇圧することによりビタミンC類を含有する液体成分を卵に含浸する方法(以下、(B)法ともいう)とが挙げられる。
【0021】
また、本発明では、卵を減圧処理した後、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させることにより、卵中に液体成分を含浸させてもよい。たとえば、卵を減圧処理し、卵内の減圧状態が保たれているうちなどに速やかに液体成分と接触する態様などにおいては、減圧処理の後液体成分と接触するまでに、卵が短時間常圧に晒される場合があっても差し支えない。
【0022】
まずは、(A)法、すなわち、卵を減圧処理(ドライバキューム)し、減圧状態に保ちながらビタミンC類を含有する液体成分と接触(ウェットバキューム)し、次いで昇圧することにより液体成分を卵に含浸する方法について説明する。(A)法において、卵を減圧処理する工程、すなわち卵と含浸する液体成分とが接触しない状態で卵を減圧するいわゆるドライバキューム工程では、減圧装置内に卵を収容し、卵周囲を通常10〜50,000Pa、好ましくは100〜10,000Pa、特に好ましくは100〜5,000Pa程度まで減圧することができる。この減圧処理により、卵殻の細孔中あるいは卵の可食部中に存在する、水分または空気が、卵の外部に排出され、卵内部が減圧状態となる。減圧処理時の圧力は、温度条件および所望の含浸程度などにより、適宜調整することができる。
【0023】
このような、卵を減圧処理する工程では、圧力が低く減圧度が高いほど、卵中の水分または空気が排出されやすく、高度な含浸を行うことができるが、卵中の水分などを充分に排出するための圧力条件は、温度によっても異なるものであり、高温度においては比較的小さい減圧度でもよく、低温度においては大きな減圧度を必要とする傾向がある。
【0024】
次いで、卵を減圧状態に保ちながら、ビタミンC類を含有する液体成分と接触する。卵と液体成分との接触は、その方法を特に限定するものではなく、減圧下で卵の含浸部位が充分に液体成分と接触されればよく、浸漬あるいは液体成分の噴霧などの方法が挙げられる。たとえば、容器に入った卵を減圧装置内に収容している場合には、減圧処理による減圧状態を保持したまま、卵の入った容器に液体成分を注入するなどの方法により行うことができる。
【0025】
減圧処理および減圧状態における圧力条件は、大気圧よりも低い圧力であればよく、減圧状態では、減圧処理による減圧度をできるだけ保持した圧力条件であるのが好ましく、通常10〜50,000Pa、好ましくは100〜10,000Pa、特に好ましくは、含浸する液体成分が水溶液または水分散液の場合で1,000〜10,000Pa、含浸する液体成分が油溶液または油分散液の場合で100〜5,000Pa程度の圧力条件であるのが望ましい。
【0026】
このようにして減圧処理した卵を、減圧状態に保ちながら液体成分と接触した後、減圧装置内の圧力を昇圧することによって、液体成分が卵中に含浸される。昇圧は、液体成分と接触した卵の雰囲気圧力が、通常10,000Pa〜1.1MPa、好ましくは0.1MPa(大気圧)〜0.9MPa程度の圧力まで上昇する条件で行うのが望ましい。
【0027】
昇圧は、通常、エアパージなどで減圧状態を解除するなどの方法により、大気圧(0.1MPa)程度まで圧力を上昇させることにより行うことができるが、さらに加圧を行ってもよい。大気圧よりもさらに加圧を行う場合には、適宜加圧装置を用いることができる。このような加圧は、たとえば、減圧操作を行う容器に耐圧容器を採用して減圧処理した後、液体成分中に卵が浸漬された状態で、装置内に、空気、窒素ガス、炭酸ガスなどの気体を導入して所望の加圧状態まで昇圧することにより行うことができる。このとき、導入する気体として水蒸気、アルコール蒸気などを用いて加圧すると、同時に加熱を行うこともできる。
【0028】
このような(A)法によれば、含浸前の卵殻の細孔および卵中に含まれる液体成分あるいは気体成分と、含浸するビタミンC類を含有する液体成分とを好適に置換して、含浸処理を達成することができる。
次に(B)法、すなわち、卵をビタミンC類を含有する液体成分と接触し、減圧処理し、次いで昇圧することにより、卵中に液体成分を含浸させる方法について説明する。
【0029】
(B)法では、まずは、含浸処理前の卵を液体成分に浸漬するなどの方法で接触した後減圧処理する、いわゆるウェットバキューム工程を行う。この工程は、たとえば、容器中に卵および液体成分を入れて、卵が液体成分に浸漬された状態とし、この容器を減圧装置中に導入して減圧することにより行うことができる。このような減圧処理は、通常10〜50,000Pa、好ましくは100〜10,000Pa、特に好ましくは、含浸する液体成分が水溶液または水分散液の場合で1,000〜10,000Pa、含浸する液体成分が油溶液または油分散液の場合で100〜5,000Pa程度の圧力条件で行うのが望ましい。(B)法では、このようにして、卵を減圧状態で液体成分と接触させる。
【0030】
次いで、減圧装置内の圧力を昇圧することによって、卵と接触している液体成分が、卵中に含浸される。昇圧は、上述した(A)法と同様、通常10,000Pa〜1.1MPa、好ましくは0.1MPa〜0.9MPa程度の圧力条件まで、液体成分に浸漬した卵の雰囲気圧力が上昇する条件で行うのが望ましく、通常、減圧条件を解除するなどの方法により、大気圧程度まで圧力を上昇させることにより行うことができるが、さらに加圧を行ってもよい。
【0031】
このような(B)法によれば、含浸前の卵殻の細孔および卵中に含まれる気体成分と、含浸するビタミンC類を含有する液体成分とを好適に置換して、含浸処理を達成することができる。
上述した(A)法あるいは(B)法などの、卵を減圧処理した後または減圧状態での含浸処理では、含浸を、真空含浸装置または真空−加圧含浸装置を用いて行うことが好ましい。このうち、含浸処理を真空−加圧含浸装置を用いて行うと、昇圧時に加圧を伴う場合にも、操作が簡便で円滑に処理できるためより好ましい。
【0032】
卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて含浸を行う、これらのビタミンC含有卵の製造方法では、ビタミンC類とともに上述した種々の食品添加成分を液体成分中に含有させて卵に含浸することができるため、ビタミンC類の含浸とともに、味付け、風味および食感の改良、殺菌消毒、薬効および栄養の添加、着色、各種添加剤の添加などを行うことができる。
【0033】
このような、卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて含浸を行うビタミンC含有卵の製造方法では、減圧程度などの制御により、ビタミンC類の含浸の程度を制御することができ、所望のビタミンC含有量を達成した卵を製造することができる。また、特にビタミンC含有卵をゆで卵の状態で得る場合には、減圧処理時の減圧度を制御することにより、卵白部のみにビタミンCを含浸した卵を製造することもできる。
【0034】
このような含浸処理方法によれば、ごく短時間で卵にビタミンCを含有する液体成分を含浸することができる。また、加熱あるいは冷却をせずに常温で含浸処理することもできるため、生卵の状態を損なわずに含浸処理を施すこともできる。
また、これらの、卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて含浸を行うビタミンC含有卵の製造方法では、卵の気室内の気体部分も液体成分と置換されるため、含浸前の卵よりも重量が増加する場合がある。このような時には、卵殻内の空気体積が減少するため、得られたビタミンC含有卵が生卵の状態であって、これを加熱してゆで卵を得た場合には、可食部と卵殻との密着度が高くなり、殻を剥きにくいことがある。このため、卵を減圧処理した後または減圧状態で、ビタミンC類を含有する液体成分と接触させて含浸を行うビタミンC含有卵の製造方法では、上述した含浸工程に次いで、さらに減圧処理を行い、卵重量が大幅に増加しないよう調整してもよい。
【0035】
また、本発明では、卵とビタミンC類を含有する液体成分とを減圧処理を伴わずに接触させて、ビタミンC類を卵に含浸させ、ビタミンC含有卵を製造することもできる。
このような方法としては、卵をビタミンC類を含有する液体成分と接触させ、冷却を伴う温度変化を加える方法、卵をビタミンC類を含有する液体成分に長時間浸漬する方法などが挙げられるが、このうち、含浸を、卵をビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触した状態で冷却して行う方法が好ましい。
【0036】
ビタミンC類の含浸を、卵をビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触した状態で冷却して行う方法としては、たとえば以下の方法を好ましく挙げることができる。
▲1▼生卵あるいはゆで卵を、ビタミンC類を含有する液体成分中に浸漬した状態で、5℃以上、好ましくは10℃以上冷却し、ビタミンC含有生卵を得る。
▲2▼ビタミンC類を含有する液体成分中に生卵を浸漬し、75℃以上に加熱して該液体成分中で卵をゆで、該液体成分に浸漬したまま常温以下まで冷却し、ビタミンC含有ゆで卵を得る。
▲3▼水またはスチームにより生卵を75℃以上に加熱してゆで卵の状態とし、ビタミンC類を含有する液体成分中に浸漬して常温以下まで冷却し、ビタミンC含有ゆで卵を得る。
▲4▼ビタミンC類を含有する液体成分中に生卵を浸漬し、55℃以下、好ましくは45〜55℃まで加熱し、常温以下、好ましくは0〜10℃まで冷却し、ビタミンC含有生卵を得る。
▲5▼水またはスチームにより生卵を55℃以下、好ましくは45〜55℃まで加熱し、ビタミンC類を含有する液体成分中に浸漬して常温以下、好ましくは0〜10℃まで冷却し、ビタミンC含有生卵を得る。
【0037】
卵殻を有する卵をビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触した状態で冷却すると、冷却による温度差で、卵殻内の卵黄、卵白および気室気体は熱収縮するが、卵殻の熱収縮はほとんど生じないことにより、卵殻内が減圧状態となる。このため、卵殻と接触しているビタミンC類を含有する液体成分が、卵殻の微細孔から卵殻内に侵入し、ビタミンC類が良好に卵に含浸されるものと考えられる。このため冷却時の温度差は大きい方が好ましく、通常5℃以上、好ましくは10℃以上、さらに好ましくは20℃以上冷却するのが望ましい。
【0038】
また、上述の例に示されるように、冷却前に加温することも好ましい。卵を殻ごと加温すると、卵殻内の卵黄、卵白および気室気体が熱膨張し、卵殻内の空気が卵殻外に排出され、場合によっては水分の一部も卵殻外に排出される。これをビタミンC類を含有する液体成分と接触した状態で冷却すると、卵殻内部の成分の収縮がより大きく、効率的にビタミンC類を卵に含浸することができる。
【0039】
このような冷却を伴うビタミンC含有卵の製造方法においては、冷却に引き続き、加圧を行うと、さらにビタミンC類を効果的に含浸できるため好ましい。
なお、これらの方法において、液体成分が上述したビタミンC類以外の食品添加成分を含有してもよいことはいうまでもない。
また、このような冷却を伴うビタミンC含有卵の製造は、上述した減圧処理と組合わせて行うこともできる。
【0040】
本発明では、上述したいずれのビタミンC含有卵の製造方法においても、超音波処理などの振動を与える処理を行ってもよい。超音波処理等の振動を与える処理は、含浸処理の全工程で継続して行ってもよく、また、一部の工程で行ってもよい。含浸処理工程中に超音波処理を行うと、ビタミンCを含有する液体成分が、より円滑に卵内に含浸されるため好ましい。
【0041】
また、本発明のビタミンC含有卵の製造方法では、含浸処理中に加熱、保温あるいは冷却を行ってもよく、マイクロ波照射処理を行ってもよい。マイクロ波照射処理は、生卵の状態を保持して加温する目的で行ってもよく、減圧下に水分の蒸発潜熱を奪われることによる温度低下を避けて保温を行う目的で行ってもよく、加熱調理を目的として行ってもよく、また、殺菌を目的として行ってもよい。マイクロ波照射処理は、含浸処理の全工程で継続して行ってもよく、また、一部の工程で行ってもよい。
【0042】
本発明では、これらのビタミンC含有卵の製造方法により、ビタミンCもしくはその誘導体を可食部100gに対して1〜3000mg、好ましくは1〜2500mg含有するビタミンC含有卵を製造することができる。
本発明で得られたビタミンC含有卵は、可食部のうち卵黄部および卵白部のいずれにもビタミンC類が良好に含有されている。また、含浸するビタミンC類がアスコルビン酸ソーダなどのアスコルビン酸金属塩である場合には、得られたビタミンC含有卵を食した際に、酸味がなく、通常の卵同様の味および様相を呈し、通常の卵と同等に使用することができる。
【0043】
本発明のビタミンC含有卵、あるいは本発明のビタミンC含有卵の製造方法により得られたビタミンC含有卵が、生卵の状態である場合には、これをさらにスチーム処理することにより、ビタミンC含有ゆで卵を製造することも好ましい。この際のスチーム処理は、特に制限されるものではないが、スチーム温度60〜130℃、処理時間3〜60分、圧力0.02〜0.3MPa程度であるのが望ましい。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ビタミンCもしくはその誘導体を含有し、栄養素を強化した卵を提供することができる。また、本発明によれば、ビタミンCもしくはその誘導体を効率よく添加し、ビタミンC含有卵を製造する方法を提供することができ、ビタミンCを含有する殻付き卵、生卵、ゆで卵、味付き卵などをいずれも効率よく製造することができる。
【0045】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例において、総ビタミンC量(ビタミンCおよびその誘導体の総量)は、高速液体クロマトグラフ法により測定した。
【0046】
【実施例1】
試料として卵殻付きの白色卵生卵を用い、これを常温にて真空−加圧含浸タンク((株)プラセラム製)内に設置し、真空引き(ドライバキューム)を行った。真空−加圧含浸タンク内を700Paまで減圧し、続いて10分間真空引きを継続したところ、圧力は100Paに達した。
【0047】
続いて、真空引きを一時停止し、試料が完全に浸漬されるまでタンク内にアスコルビン酸ソーダの9重量%水溶液を注入した。この時タンク内の圧力は700Pa以下であった。次いで試料が浸漬された状態で圧搾空気を導入し、4.9×105Pa(0.49MPa)にて10分間保持した後、空気による低圧加圧にて水溶液をタンクから排出し、エアパージしてビタミンC含有卵(a1)を得た。
【0048】
得られたビタミンC含有卵(a1)の殻を割ったところ、通常の生卵と同様の状態を呈していた。ビタミンC含有卵(a1)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC(アスコルビン酸およびその誘導体)量は、140mg/100gであった。
【0049】
【実施例2】
実施例1と同様にして得たビタミンC含有卵(a2)および(a3)を、水に入れて加熱し、沸騰状態で10分間保持した後冷却し、ビタミンC含有ゆで卵を得た。
得られたビタミンC含有ゆで卵(a2)の可食部中の総ビタミンC量は、104mg/100g、ビタミンC含有ゆで卵(a3)の殻部を含む全卵の総ビタミンC量は98mg/100gであった。
【0050】
【実施例3】
実施例1と同様にして得たビタミンC含有卵(a4)を、フッ素加工フライパンを用いて、卵黄部および卵白部のいずれもが凝固するまで加熱して、目玉焼きを作成した。得られたビタミンC含有目玉焼き(a4)中の総ビタミンC量は、107mg/100gであった。
【0051】
【実施例4】
実施例1において、アスコルビン酸ソーダ水溶液として、アスコルビン酸ソーダ濃度が29重量%の水溶液を用いたことの他は、実施例1と同様にして、ビタミンC含有卵(b1)を得た。
得られたビタミンC含有卵(b1)の殻を割ったところ、通常の生卵と同様の状態を呈していた。ビタミンC含有卵(b1)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC量は、433mg/100gであった。
【0052】
【実施例5】
実施例4と同様にして得たビタミンC含有卵(b2)、(b3)および(b4)を、水に入れて加熱し、沸騰状態で10分間保持した後冷却し、ビタミンC含有ゆで卵を得た。
得られたビタミンC含有ゆで卵(b2)の可食部中の総ビタミンC量は396mg/100gであり、ビタミンC含有ゆで卵(b3)の可食部中、卵黄部の総ビタミンC量は117mg/100g、卵白部の総ビタミンC量は433mg/100gであり、ビタミンC含有ゆで卵(b4)の殻部を含む全卵の総ビタミンC量は272mg/100gであった。
【0053】
【実施例6】
実施例4と同様にして得たビタミンC含有卵(b5)を、フッ素加工フライパンを用いて、卵黄部および卵白部のいずれもが凝固するまで加熱して、目玉焼きを作成した。得られたビタミンC含有目玉焼き(b5)中の総ビタミンC量は、432mg/100gであった。
【0054】
【実施例7】
実施例4において、白色卵生卵を用いる代わりに、白色卵を水に入れて加熱し、沸騰状態で10分間保持した後5℃まで冷却して得たゆで卵(殻付き)を用いたことの他は、実施例4と同様にして、ビタミンC含有ゆで卵(c1)を得た。得られたビタミンC含有ゆで卵(c1)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC量は、743mg/100gであった。
【0055】
【実施例8】
試料として卵殻付きの白色卵生卵(62.60g;卵殻含む)を用い、これを常温にて真空−加圧含浸タンク((株)プラセラム製)内に設置し、真空引き(ドライバキューム)を行った。真空−加圧含浸タンク内を700Paまで減圧し、続いて10分間真空引きを継続したところ、圧力は100Paに達した。この時卵重量は62.31g(卵殻含む)であり、未処理時との重量変化率は−0.47%であった。
【0056】
続いて、真空引きを一時停止し、試料が完全に浸漬されるまでタンク内にアスコルビン酸ソーダの29重量%水溶液を注入した。この時タンク内の圧力は700Pa以下であった。次いでエアパージによりタンク内を大気圧状態とした。この時の卵重量は62.9gであり、未処理時との重量変化率は+0.47%であった。
【0057】
次いで、試料が浸漬された状態で圧搾空気を導入し、4.9×105Paにて10分間保持した。この時の卵重量は、63.3gであり、未処理時との重量変化率は+1.06%であった。
その後、空気による低圧加圧にて水溶液をタンクから排出し、再度真空−加圧含浸タンク内を700Paまで減圧して30分間真空引きを継続した後、真空引きを終了し、真空−加圧含浸タンクをエアパージしてビタミンC含有卵(d1)を得た。得られたビタミンC含有卵(d1)の重量は62.5g(卵殻含む)であり、未処理時との重量変化率は−0.11%であり、未処理時とほぼ同様の重量であった。
【0058】
得られたビタミンC含有卵(d1)の殻を割ったところ、通常の生卵と同様の状態を呈していた。ビタミンC含有卵(d1)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC量は、184mg/100gであった。
【0059】
【実施例9】
実施例8と同様にして得たビタミンC含有卵を、水に入れて加熱し、沸騰状態で10分間保持した後冷却し、ビタミンC含有ゆで卵(d2)を得た。
得られたビタミンC含有ゆで卵(d2)は、卵黄部および卵白部がともに完全に凝固していた。このビタミンC含有ゆで卵(d2)の可食部中、卵黄部の総ビタミンC量は109mg/100g、卵白部の総ビタミンC量は249mg/100gであった。
【0060】
【実施例10】
白色卵生卵を、常温のアスコルビン酸ソーダの29重量%水溶液中に浸漬し、これを加熱し、沸騰状態で10分間保持した後、該アスコルビン酸ソーダ水溶液中に浸漬した状態で、5℃まで冷却し、ビタミンC含有ゆで卵(e)を得た。得られたビタミンC含有ゆで卵(e)は、卵黄部および卵白部がともに完全に凝固していた。このビタミンC含有ゆで卵(e)の可食部中、卵黄部の総ビタミンC量は368mg/100g、卵白部の総ビタミンC量は1200mg/100gであった。
【0061】
【実施例11】
白色卵生卵を、水中に浸漬して50℃まで加熱した。これを、5℃のアスコルビン酸ソーダの29重量%水溶液中に浸漬して冷却し、10分間保持し、ビタミンC含有卵(f)を得た。
得られたビタミンC含有卵(f)の殻を割ったところ、通常の生卵と同様の状態を呈していた。ビタミンC含有卵(f)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC量は、329mg/100gであった。
【0062】
【実施例12】
白色卵生卵を、常温のアスコルビン酸ソーダの29重量%水溶液中に浸漬し、これを50℃まで加熱して10分間保持した。次いで該アスコルビン酸ソーダ水溶液中に浸漬した状態で5℃まで冷却し、10分間保持してビタミンC含有卵(g)を得た。
【0063】
得られたビタミンC含有卵(g)の殻を割ったところ、通常の生卵と同様の状態を呈していた。ビタミンC含有卵(g)の可食部(卵殻を除く全卵)中の総ビタミンC量は、268mg/100gであった。

Claims (9)

  1. 卵と含浸する液体成分とが接触しない状態で卵を減圧処理した後、減圧状態に保ちながらビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触させ、次いで大気圧よりもさらに加圧することによって、可食部100gに対して1〜3000mgのビタミンCもしくはその誘導体を真空−加圧含浸装置を用いて含浸させることを特徴とするビタミンC含有卵の製造方法。
  2. 減圧処理または減圧状態の圧力が、10〜50,000Paである、請求項1に記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  3. 含浸を、卵をビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分と接触した状態で冷却して行う、請求項1または2に記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  4. 卵とビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分との接触を、−5〜130℃で行う、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  5. 卵とビタミンCもしくはその誘導体を含有する液体成分との接触を、0〜55℃で行う、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  6. 含浸処理中に、超音波処理を行う、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  7. 含浸処理中に、マイクロ波照射処理を行う、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  8. 液体成分がビタミンCもしくはその誘導体と、その他の食品添加成分とを含有する、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
  9. 卵が殻付き卵である、請求項1〜のいずれかに記載のビタミンC含有卵の製造方法。
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