JP3679889B2 - 戸枠固定金具及び該固定金具を備えた戸枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、住宅用の開き戸や引き戸等の戸枠を固定するのに用いる戸枠固定金具及び該固定金具を備えた戸枠に関し、さらに詳しくは、狭い隙間しかないところで戸枠の床面への取付作業性及び確実性を向上し得るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅用の開き戸や引き戸等の戸枠を床面に固定する場合、戸枠固定金具が用いられる。
この戸枠固定金具(B)は、図6に示すように、床面固定用水平板部(b1)及び戸枠固定用垂直板部(b2)からなるL型部材に構成されている。
【0003】
このL型の戸枠固定金具(B)は、図7に示すように、戸枠固定用垂直板部(b2)を戸枠(3)の垂直部材(31)の外部側面下部又は垂直部材(31)に補強材(32)が取付けられている場合はその補強材(32)の外部側面の下端部所定位置にビス等により固定し、床面固定用水平板部(b1)を床面(6)にビス等にて固定することにより、戸枠(3)を床面(6)に固定出来るようになっている。
【0004】
しかしながら、戸枠(3)の外部側面と間柱(4)などの空間が狭い場合は、このL型の戸枠固定金具(B)では、戸枠外部側面の下端部所定位置に戸枠固定用垂直板部(b2)を固定することも、床面に床面固定用水平板部(b1)を取付けることも、いずれも作業性が非常に悪かった。
すなわち、戸枠(3)の外部側面の狭い空間(5)では、特殊な道具を用いてもL型の戸枠固定金具(B)の垂直板部(b2)を固定するのは難しく、また床面に同固定金具(B)の水平板部(b1)を取付ける場合も空間幅が10mmから20mm程度しかない場合が多いので、ネジを指で支えることも困難であり、作業に手間取ると共に、正確な寸法を維持したまま確実に戸枠(3)を床面に固定することが困難であった。
【0005】
このため、戸枠(3)の外部側面の下端部所定位置に予め戸枠固定金具(B)の垂直板部(b2)を固定しておき、床面には予め先穴を穿けておくことで取付作業性の改善を図ることもできるが、特に先穴を穿けるのに手間がかかると共に、正確に先穴位置を決めるには相当な熟練を要するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、戸枠を作業性良くかつ正確な寸法で確実に固定することができる戸枠固定金具及び該固定金具を備えた戸枠を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かくして本願『請求項1』にかかる発明によれば、『床面当接用水平板部(11)及び戸枠固定用垂直板部(12)からなるL型部材部(1)と、該L型部材部(1)の水平板部(11)の両端からそれぞれ延設される1対の固定用延出片部(2)(2)とからなり、各固定用延出片部(2)は、水平板部(11)と接続される上り傾斜板部(21)及びこの上り傾斜板部(21)に接続される下り傾斜板部(22)からなる山形に形成され、かつ、上記下り傾斜板部(22)にビス挿入孔(23)が穿設されてなる戸枠固定金具(A)』が提供される。
【0008】
本発明において、床面当接用水平板部(11)は、単に床面と当接するだけのものであっても良く、またビス孔が穿設されていたり床面に対する滑止めとなる突起が突設されていたりしていても良い。
【0009】
本発明において、山形に形成される固定用延出片部(2)は、本願『請求項2』に示すように『下り傾斜板部(22)の床面とのなす角度(θ)が、20〜40°の範囲に設定されて』いることがビス止めの作業性、固定強度等の点から好ましい。
【0010】
本発明はまた、本願『請求項3』に示すように、本願『請求項1』の戸枠固定金具(A)を『戸枠材の垂直部材(3)の外部側面下端部に取付けた戸枠』を提供することもできる。
【0011】
上記本発明の戸枠(3)において、垂直部材(3)が垂直部材本体(31)と該本体の外部側面に固定された補強材(32)とからなる場合は、本願『請求項4』に示すように、補強材(32)の外部側面下端部に戸枠固定金具(A)の垂直板部(12)が取付けられる。
【0012】
【作用】
本願『請求項1』にかる発明によれば、L型部材部(1)の床面当接用水平板部(11)の各端部から延設されたそれぞれの固定用延出片部(2)(2)は山形に形成されており、この山形の各下り傾斜板部(22)(22)に穿設されているビス挿入孔(23)にビスを差し込んでこの状態を保持できるので、指でビスを押さえる必要がなく狭い隙間(5)であっても固定作業が非常に行い易い。
また固定用延出片部(2)には予めビス挿入孔(23)が穿設されているので、床面に先穴を穿けておく必要がない。
【0013】
本願『請求項2』にかかる発明によれば、固定用延出片部(2)の下り傾斜板部(22)の床面とのなす角度(θ)が、20〜40°の範囲に設定されているので、ビスが打ち易く固定作業性が向上する。
【0014】
本願『請求項3』又は『請求項4』にかかる発明によれば、戸枠材の垂直部材の外部側面下端部又は垂直部材本体(31)の外部側面に固定された補強材(32)の外部側面下端部に予め戸枠固定金具(A)が取付けられているので、床面への戸枠(3)の取付作業性が非常に良好となる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を図示実施例に従って詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
図1は本願『請求項1』又は『請求項2』にかかる戸枠固定金具の一例の斜視図、図2は図1の戸枠固定金具の正面図、図3は図1の戸枠固定金具の平面図、図4は図1の戸枠固定金具の側面図である。
これらの図において、戸枠固定金具(A)は、床面当接用水平板部(11)及び戸枠固定用垂直板部(12)からなるL型部材部(1)と、該L型部材部(1)の水平板部(11)の両端からそれぞれ延設される1対の固定用延出片部(2)(2)とから構成されている。
【0016】
各固定用延出片部(2)はそれぞれ、上記L型部材部(1)の床面当接用水平板部(11)と接続される上り傾斜板部(21)及びこの上り傾斜板部(21)に接続される下り傾斜板部(22)からなる山形に形成されている。
そして上記下り傾斜板部(22)にはビス挿入孔(23)が穿設されている。
【0017】
上記固定金具(A)の両固定用延出片部(2)(2)間の長さ(La)としては、取付対象の戸枠(3)の垂直部材の奥行幅(Lb)に等しいかそれよりも若干短く設定され、また、垂直部材が図5に示すように垂直部材本体(31)とその外部側面に取付けられた補強材(32)とからなるときは、その補強材(32)の奥行幅(Lc)に等しいかそれよりも若干短く設定される。
【0018】
さらに、上記各固定用延出片部(2)において、図2に示すように、下り傾斜板部(22)の床面とのなす角度(θ)は本例では約30°程度に設定されている。
【0019】
次に本発明の戸枠固定金具(A)の作用について説明する。
まず戸枠固定作業を簡単化する観点から、対象の戸枠を所定の固定場所に配置する前段でこの戸枠に対して予めこの固定金具(A)を取付けておく(なお、このように戸固定金具(A)が予め取付けられた戸枠は、本願『請求項3』又は『請求項4』にかかる発明である)。
【0020】
次いでこの固定金具(A)が取付けられた戸枠(3)を、図5に示すように、床面(6)の所定の位置に配置する。
同図から明らかなように、上記補強材(32)と間柱(4)との隙間(5)の開口部近傍に上記固定金具(A)の山形の固定用延出片部(2)が位置することとなり、その下り傾斜板部が(22)が隙間(5)開口部に露呈されることとなる。なお、同図における(7)は隙間(5)を設けるスペーサである。
従って、この露呈された下り傾斜板部(22)に穿設されているビス挿入孔(23)にビス(24)を挿入すれば、この挿入状態が保持されるので指でビス(24)を押さえる必要がなく、また隙間(5)開口部にビス(24)が突出しているので簡単にビス(24)を打ち込むことができ、固定作業が捗ることとなる。
【0021】
以上のことから分かるように、本願発明の戸枠固定金具(A)を用いれば、戸枠(3)と間柱(4)との隙間(5)が狭くても戸枠(3)を簡単にかつ正確・確実に床面に固定できることとなる。
【0022】
【発明の効果】
本願『請求項1』にかかる発明によれば、戸枠固定金具の両端に張り出す固定用延出片部が山形に形成されており、この山形の下り傾斜板部に穿設されているビス挿入孔にビスを差し込むだけでこの状態を保持できるので、指でビスを押さえる必要がなく、従って狭い隙間であっても固定作業が非常に行い易くなる。
そして、ビス頭部が隙間から突出するようになっているので、戸枠本体その他に傷をつける事なく非常に容易く打ち込むことができる。
また、従来のように固定用延出片部には予めビス挿入孔が穿設されていて床面に先穴を穿けておく必要がないのでこの点でも作業が簡単になると共に、先穴の位置に左右されることもないので戸枠を正確な寸法で垂直に立設固定することができ、用いられる扉との間に隙間が生じない。
【0023】
本願『請求項2』にかかる発明によれば、ビスが打ち易い角度で突出・保持させることが出来、より正確な作業ができる。
【0024】
本願『請求項3』又は『請求項4』にかかる発明によれば、正確な寸法で立設固定ができる戸枠を提供することができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願『請求項1』又は『請求項2』にかかる戸枠固定金具の一例の斜視図
【図2】図1の戸枠固定金具の正面図
【図3】図1の戸枠固定金具の平面図
【図4】図1の戸枠固定金具の側面図
【図5】図1の戸枠固定金具を用いて戸枠を立設固定したときの要部斜視図
【図6】従来例の戸枠固定金具の斜視図
【図7】従来例の戸枠固定金具を用いた図5相当図
【符号の説明】
(A)…戸枠固定金具
(1)…L型部材部
(2)…固定用延出片部
(3)…戸枠
(4)…間柱
(5)…狭い隙間
(6)…床面
(11)…床面当接用水平板部
(12)…戸枠固定用垂直板部
(21)…上り傾斜板部
(22)…下り傾斜板部
(23)…ビス挿入孔
(24)…ビス
(31)…垂直部材本体
(32)…補強材

Claims (4)

  1. 床面当接用水平板部及び戸枠固定用垂直板部からなるL型部材部と、該L型部材部の水平板部の両端からそれぞれ延設される1対の固定用延出片部とからなり、
    各固定用延出片部は、水平板部と接続される上り傾斜板部及びこの上り傾斜板部に接続される下り傾斜板部からなる山形に形成され、かつ、上記下り傾斜板部にビス挿入孔が穿設されてなる戸枠固定金具。
  2. 下り傾斜板部の床面とのなす角度が、20〜40°の範囲に設定されてなる請求項1記載の戸枠固定金具。
  3. 戸枠材の垂直部材の外部側面下端部に請求項1又は2に記載の戸枠固定金具が取付けられてなる戸枠。
  4. 垂直部材が、垂直部材本体と該本体の外部側面に固定された補強材とからなる請求項3記載の戸枠。
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