JP3678848B2 - 金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属ストリップの鋳造に関する。特に鉄金属ストリップ鋳造に適用されるが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】
双ロール鋳造機で連続鋳造することにより金属ストリップを鋳造することが公知である。冷却されて相反方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶融金属を導入し、動いているロール表面上で金属殻を凝固させ、ロール間隙にてそれら金属殻を合体させて凝固したストリップ品としてロール間隙から下方ヘ送給する。本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同士が最接近する領域全般を指す。溶融金属は取鍋から小容器へと注がれ、更にはそこからロール間隙上方に位置した金属供給ノズルに流れてロール間隙へと向い、その結果、ロール間隙直上のロール鋳造表面に支持されロール間隙長さ方向に延びる溶融金属鋳造溜めを形成することができる。この鋳造溜めの端は、鋳造溜め両端からの溢流をせき止めるようロール端面に摺動係合して保持される側部堰で構成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
双ロール鋳造は、冷却によって急速に凝固する非鉄系金属にはある程度の成功をおさめているが、凝固温度が高く、冷却されたロール鋳造表面での不均一な凝固により欠陥を生じやすい鉄系金属の鋳造技術に適用するにはいろいろ問題がある。従って、金属を滑らかに且つ均一に鋳造溜めへと且つ溜め内で流すよう金属供給ノズルの設計に多くの留意が払われている。アメリカ特許第5,178,205号及び第5,238,050号に開示の装置はいずれも、金属供給ノズルが鋳造溜め表面下へと延びており、鋳造溜めに浸漬した金属供給ノズル底端の長孔出口へと流下する溶融金属の運動エネルギを減らす手段を組み入れている。アメリカ特許第5,178,205号に開示の装置では、運動エネルギを減らすのは流れディフューザである。流れディフューザは複数の流路とディフューザ上方に位置したバッフルとを有しており、ディフューザ下方では溶融金属が出口長孔を介して緩やかに且つ均一に鋳造溜めへと流れ込むので乱れが最小となる。アメリカ特許第5,238,050号に開示の装置では、溶融金属流が鋭角の衝突角度でノズル傾斜側壁面に落下・衝突できるようになっているので、金属が該側壁面に付着して出口流路へと向う流れシートを形成する。ここでも、目的とするところは、鋳造溜めの乱れを最小とするよう金属供給ノズルの底部から金属流を緩やかに且つ均一に流出させることである。
【0004】
新日本製鉄株式会社の特公平5−70537号公報も、鋳造溜めへ緩やかで均一な金属流を流下させるようにした金属供給ノズルを開示している。この金属供給ノズルには多孔のバッフル/ディフューザが備えられていて、流下する溶融金属から運動エネルギを除去し、運動エネルギを除去された金属流がノズル側壁の一連の開口から鋳造溜めへと流れる。開口は、ロール間隙長手方向にロール鋳造表面に沿って金属流が流れ込むような角度となっている。即ち、金属供給ノズルの一側の開口がロール間隙長手方向に金属流を一方向に流入させ、他側の開口が金属流をロール間隙長手方向の他方向に流入させ、鋳造表面に沿った滑らかで均一な流れを造り出すことにより鋳造溜め表面の乱れを最小とすることを目的としている。
【0005】
本発明者らは鋭意試験・研究した結果、欠陥の大きな原因は、鋳造溜め表面がロール鋳造表面と出会う、いわゆる「メニスカス」又は「メニスカス域」において溶融金属が過早凝固することにあることを見知した。これらの域各々の溶融金属は隣接する鋳造表面の方へ流れ、もしロール表面と均一に接触する前に溶融金属の凝固が起きると、金属殻とロールとの間に不規則な初期伝熱が生じやすく、結果として、窪み、さざ波マーク、湯境、割れ等の表面欠陥が形成されてしまう。
【0006】
鋳造溜めに溶融金属を非常に均一に流入させようとする従来の試みは、金属が最初に殻表面形成のために凝固する域、即ち、最終的に形成ストリップの外表面となる域から外れて金属流を流入させるため、過早凝固が或る程度激化するのを避けられず、従って、ロール間の鋳造溜め表面域での溶融金属温度は流入する溶融金属の温度よりもはるかに低い。メニスカス域での鋳造溜め溶融金属温度が低くなりすぎると、割れや「メニスカスマーク」(鋳造溜めレベルが不均一なままで固化するメニスカスにより生じるストリップ上のマーク)が非常に起きやすい。従来、この問題を扱う1つのやり方として、流入する溶融金属に高レベルの過熱を与えることにより、ロール表面への到達前に凝固温度に達することなく溶融金属が鋳造溜め内で温度低下できるようにするという仕方があったが、最近では、この問題の処理には、鋳造溜めのメニスカス域に金属供給ノズルを直接差し入れて溶融金属の比較的急速な供給を確保するという手段でより有効に対処できるという認識がなされている。このことにより、鋳造ロール表面との接触前に溶融金属が過早固化するという傾向が最小限になる。これは、鋳造溜めへ絶対的に着実な金属流を提供する場合よりも表面欠陥の回避という点ではるかに有効な仕方であること、及び、ロール表面に接触するまで金属凝固が起きないため鋳造溜め表面の或る程度の変動を許容し得ることが判明している。こうした手法の一例は新日本製鉄株式会社の特開平1−5650号公報に見ることができる。
【0007】
鋳造溜めのメニスカス域に直接差し込んだ金属供給ノズルにより溶融金属を流し込むことにより、比較的低レベルに過熱された溶融金属で表面割れを形成することなく鋳造ができるが、鋳造溜めの側部堰付近にいわゆるスカル(skulls)という固形金属片が形成することによりいろいろ問題が生じ得る。これらの問題は流入溶融金属の過熱を減らすことにより激化する。主に側部堰からロール端への付加的な伝熱のために鋳造溜めからの熱損失率は側部堰付近で一番大きく、この局部的な熱損失の大きさが反映してこの域で固体金属のスカルが形成しやすく、かなりの寸法に成長し、ロール間に落下して、ストリップの欠陥を引き起こす。熱損失正味率が側部堰付近で大きいため、スカルを防ごうとするならこれら域への入熱率を増やさねばならない。例えば、出願人のアメリカ特許第5,221,511号に開示の金属供給ノズルに見られるように、タンディッシュから別個の金属流を受ける金属供給ノズルの上部に坑道(galleries)を形成することによりこれらの「3点」域に金属流を増加させるという提案が以前になされているが、このようにするには、複雑な坑道路を形成する必要があり、坑道内の金属の温度低下のため溶融金属の高レベルの過熱も必要となる。本発明によれば、ノズル二端に形成された出口を介して溶融金属を流下させることによりロール端域への溶融金属供給を増加させるという簡単な手法で、必要な正味入熱増加を達成できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、一対の冷却した鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に沿って配した細長の金属供給ノズルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入し、ロール間隙上方に支持され且つ堰止め手段によりロール間隙端部を画成された溶融金属鋳造溜めを形成し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリップを鋳造するよう鋳造ロールを回転する金属ストリップ鋳造方法であって、金属供給ノズルを構成するノズルトラフの底部を閉じ、該ノズルトラフから鋳造溜めへの溶融金属流を、ノズルトラフにおける長手方向側壁の側壁開口と二端部壁の端部開口とを介して、鋳造ロール端部付近のロール鋳造表面に接触する溶融金属が前記端部開口から供給されるように供給することを特徴とする金属ストリップ鋳造方法が提供される。
【0009】
好ましくは、溶融金属が金属供給ノズルの外方へ向う相反方向噴射流の形で側壁開口を介して金属供給ノズルから流出し、ロール鋳造表面の端部域間におけるノズル長手方向の大部分に亘り鋳造溜め表面付近でロール鋳造表面に直接衝突し、ロール鋳造表面端部には金属供給ノズルの端部開口から溶融金属を供給する。
【0010】
更に好ましくは、側壁開口が、ノズル長手方向側壁の各々に形成された長手方向に離間した開口の形である。
【0011】
更に好ましくは、側壁開口が円形の孔である。
【0012】
好ましくは、鋳造ロール表面にノズル端部開口からの溶融金属を、ロール端部から少なくとも130mmの距離を介して供給する。より明細には、この距離は140〜150mmの範囲であるのが好ましく、最適な結果を得るためにはこの距離を約145mmとすべきである。
【0013】
好ましくは、堰止め手段を、鋳造溜め端部を堰き止める一対の耐火板で構成し、ノズルトラフの各端部壁を、隣接する耐火板から20mm以下に離間する。金属供給ノズルの端部開口から溶融金属が流れる際、ノズル端部壁と鋳造溜めを画成する堰止め手段との間隔は10mm程であるのが好ましい。
【0014】
金属供給ノズルの端部開口は、該端部開口を流出する溶融金属に対し無視し得る程の抵抗を与えるような大きさとすることができる。その大きさは、例えば、幅90mm、高さ35mmとすることができる。
【0015】
金属供給ノズルのノズルトラフには、溶融金属を、トラフ長手方向に離間した一連の分離した自由落下流の形で、又は、トラフに沿って延びる自由落下の連続カーテン流の形で供給することができる。いずれの場合も、溶融金属はトラフに直接落下してリザーバを形成し、リザーバ内を障碍なしにノズルの側壁開口及び端部開口へと流れる。又は、溶融金属を金属供給ノズルのノズルトラフへ、浸漬した入口ノズルにより供給することも可能である。
【0016】
本発明は、相互間にロール間隙を形成する一対の平行な鋳造ロールと、両鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に沿って配されて溶融金属をロール間隙に供給する細長の金属供給ノズルと、該金属供給ノズルの上方に配されて溶融金属を金属供給ノズルに供給するタンディッシュとで構成した金属ストリップ鋳造装置であって、金属供給ノズルにロール間隙長手方向に延びる上方に開いた細長のノズルトラフを形成し、該ノズルトラフの底部を閉じ、且つその長手方向側壁に側壁開口を、二つの端部壁には端部開口を夫々設け、溶融金属をノズル側部及び端部から外方に流すようにしたことを特徴とする金属ストリップ鋳造装置も提供する。
【0017】
本発明は、更に、溶融金属を受けるために頂部を開いた細長のノズルトラフを、一対の長手方向側壁と、一対の端部壁と、底部を閉じる床とにより形成し、前記側壁には側壁開口を、前記端部壁には端部開口を夫々設けてノズル側部及び端部から外方へと溶融金属が流れるようにしたことを特徴とする双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズルを提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明を更に充分に説明するため、添付図面を参照して特定の方法及び装置を更に詳細に説明する。
【0019】
図1〜図7は、本発明の実施の形態の一例を示すものである。
【0020】
図示した鋳造装置は工場床12から立上がった主機械フレーム11を有する。主機械フレーム11が支持する鋳造ロール台車13はアセンブリステーション14と鋳造ステーション15との間を水平に移動可能である。鋳造ロール台車13が担持する一対の平行な鋳造ロール16には、鋳造時に取鍋17からタンディッシュ18と金属供給ノズル19とを介して溶融金属が供給される。鋳造ロール16は水冷されているので、動いているロール表面に凝固金属殻が形成されロール間隙にて合わされて、ロール出口で金属ストリップ20が造られる。この金属ストリップ20を主コイラ21に送って、次いで第2コイラ22に送給し得る。容器23が鋳造ステーション15に隣接して主機械フレーム11に取付けられているので、溶融金属をタンディッシュ18の溢れ口24を介して容器23へと逃すことができる。
【0021】
鋳造ロール台車13を構成する台車フレーム31がホイール32によりレール33に載り、レール33は主機械フレーム11の一部に沿って延びているので、鋳造ロール台車13全体がレール33に移動可能に載っていることになる。台車フレーム31が担持する対のロールクレードル34に鋳造ロール16が回転可能に取付けられる。鋳造ロール台車13全体をレール33に沿って移動させることができる複動油圧ピストンシリンダ装置39は鋳造ロール台車13の駆動ブラケット40と主機械フレーム11との間に接続されて、鋳造ロール台車13をアセンブリステーション14から鋳造ステーション15へ、又その逆へ移動させることができるようになっている。
【0022】
鋳造ロール16は電動モータのロール駆動軸41と台車フレーム31上のトランスミッションとを介して相反方向に回転される。鋳造ロール16の銅製周壁に形成され縦方向に延び周方向に離間した一連の水冷通路には、回転グランド43を介して水冷ホース42に接続されたロール駆動軸41内の水冷導管からロール端を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な大きさは径が約500mmで、最大2m幅のストリップ品を造れるよう長さを最大2mにすることができる。
【0023】
取鍋17は全く従来の構成であって、天井クレーンからヨーク45を介し支持されており、高温金属受けステーションから定位置へと移すことができる。取鍋17に取付けられたストッパロッド46をサーボシリンダにより動かすことによって、溶融金属を取鍋17から出口ノズル47と耐火シュラウド48を介してタンディッシュ18へと流すことができる。
【0024】
タンディッシュ18は、防食ライニングを備えた高アルミナキャスタブル等の耐火材料で造られた広皿状のものである。タンディッシュ18の一側は取鍋17からの溶融金属を受け、又、前記した溢れ口24を備えている。タンディッシュ18の他側には縦方向に離間した一連の出口開口52が備えられている。タンディッシュ18下部を担持する取付ブラケット53はタンディッシュ18を台車フレーム31に取付けるためのものであって、取付ブラケット53に備えた開口で台車フレーム31の位置合わせペグ54を受けてタンディッシュ18を正確に位置決めするようになっている。
【0025】
金属供給ノズル19はアルミナグラファイト等の耐火材料で造られた細長体として形成され、下部がテーパ状になっていて内方及び下方にすぼまっているので、鋳造ロール16間隙に挿入できる。取付ブラケット60は金属供給ノズル19を台車フレーム31で支持するために備えられ、金属供給ノズル19上部には外方に突出する側部フランジ55が形成されて取付ブラケット60上に位置する。
【0026】
金属供給ノズル19は、タンディッシュ18の出口開口52から流下する溶融金属65を受ける、上方に開いたノズルトラフ61を有する。ノズルトラフ61はノズル側壁62と端部壁70との間に形成される。トラフ底部は水平底部床63で閉じられる。長手方向側壁62の底部は下方にすぼまっており、側壁62を水平方向に貫通した円形孔の形の水平方向に離間した側壁開口64を穿孔されている。金属供給ノズル19の端部壁70には二つの大きな端部開口71が開けられる。
【0027】
溶融金属65は一連の自由落下垂直流としてタンディッシュ18の出口開口52から落下し、ノズルトラフ61の底部に溶融金属65のリザーバ66を形成する。溶融金属65がこのリザーバ66から側壁開口64及び端部開口71を介して流れ出て、鋳造ロール16間のロール間隙69上方に支持された鋳造溜め68を形成する。鋳造溜め68を鋳造ロール16端で画成するのが一対の側部堰板56であり、それらは鋳造ロール16の端部57に当てて保持されている。側部堰板56は窒化硼素等の強耐火材料で造られ、板ホルダ82に取り付けられる。板ホルダ82は対の流体圧シリンダ装置83の作動により可動であって、側部堰板56を鋳造ロール16端に係合させて溶融金属鋳造溜めの端部を堰止める堰止め手段を形成する。
【0028】
鋳造作業では、金属流を制御することにより、金属供給ノズル19下端が鋳造溜め68に浸漬するレベルに鋳造溜め68を保持し、金属供給ノズル19の2連の水平方向に離間した側壁開口64を鋳造溜め68の表面のすぐ下に配置する。溶融金属65は、鋳造溜め68表面のすぐ近くで鋳造ロール16冷却表面に衝突するよう、側壁開口64を介し鋳造溜め68表面の全般に近くで二つの側方外方を向いた噴射流として流出する。このことにより、鋳造溜め68のメニスカス域に供給される溶融金属65の温度が最大となり、ストリップ表面での割れやメニスカスマークの形成が大幅に減少することが見出された。
【0029】
本発明によれば、金属供給ノズル19の側壁開口64は金属供給ノズル19の全長に亘っては延びておらず、ノズル側壁62の外端部72には穿孔がない。このことにより、ロール端部近くの溶融金属接触端部域へと側壁開口64からではなく端部開口71から金属流を供給することが確保される。端部開口71が非常に大きいので、側部堰止め手段付近の鋳造溜め域への過給を提供するようノズルトラフ端からの溶融金属流に対する抵抗は無視し得る程のものであり、この金属のいくらかが鋳造ロール端から鋳造ロール表面に沿って逆方向に流れることができる。このようにして、鋳造ロール表面の端部域に過剰の溶融金属が急速供給されるので、この金属は最小の温度降下で鋳造ロール表面に到達するため、スカルの形成を防ぎ、形成してしまったスカルをそれらが鋳造ロール間隙を通って欠陥を引き起こす前に溶かすことができる。
【0030】
金属供給ノズル19は、溶融金属を鋳造溜め68の種々の域に割り当てるマニホールドとして働くとみなすことができる。金属供給ノズル19から鋳造ロールへの金属流は量の維持の点でも矛盾がなく、即ち、鋳造ロール各部は充分な金属を受け取って所望厚のストリップを製造する。金属供給ノズル19が無視し得る程の流れ抵抗を持つ場合、金属流は最短路をたどり、鋳造表面の端部域へ金属の過剰流が流れることにならない。単に金属を金属供給ノズルの端部から流すだけではロール端部での凝固に必要な以上の追加金属流が引き起こされない。しかしながら、側壁開口64が金属供給ノズル19端部にはいきわたっていないため、側壁開口64からこの域への流れには大きな抵抗があって、それ故、端部開口71からの金属流が優先的に流れて端部開口71からの所望の過剰流が生みだされる。この手段によって、スカル欠陥や割れ欠陥の形成なく低過熱で供給される溶融金属により鋳造を達成することが可能である。
【0031】
ノズル側部壁の、穿孔のない端部長さはスカル欠陥や割れ欠陥の発生のバランスで決めねばならない。端部開口71から供給される鋳造表面長さが長すぎると、これら域の内部に達する溶融金属は充分に冷却して割れ欠陥を生じ得る。他方、もしその長さが短すぎると、外端域が端部開口71から充分な金属流を受けず、スカル欠陥が起きる。従って、流入溶融金属の過熱程度といずれも相関があるスカル欠陥と割れ欠陥とのバランスをとる必要がある。金属供給ノズル19の、穿孔のない端部長さは少なくとも130mm、好ましくは140〜150mmとすべきことが実際上判明している。最適長さは145mmである。この長さで金属スリトップ鋳造装置が1580℃程度の低過熱でスカル形成も表面割れもなく稼動できることが判明しているが、それは表面割れの発生しない最大可能長さに近い。
【0032】
典型的なノズルでは、側壁開口64は、40mm間隔で配した15mm径の孔であり得る。端部開口71は溶融金属流に対し無視し得る抵抗がある程の充分な大きさとすべきである点を除き、寸法的な臨界はない。典型的には、端部開口は90mm幅、35mm高さである。
【0033】
端部開口71から鋳造ロール端部域へと充分な金属流を確保するためには、ノズル端部壁が、鋳造溜めを画成する側部堰板56に充分近接していることが重要である。即ち、装置作動時には、ノズル端部壁と側部堰板56との間の距離は20mm以下とすべきである。典型的には、装置が冷えている状態でノズル端部壁と側部堰板56との間隔は15mmとすることができるが、耐火材が熱せられて装置が作動すると、その距離が10mmに減少する。
【0034】
800mmの鋳造ロールに使う典型的な金属供給ノズルは長さ770mmであり、60mm幅のトラフ開口を持つことができる。トラフ側部壁各々は、40mm間隔で配した15mm径の孔を持つことができる。
【0035】
以上説明した装置は溶融金属を鋳造溜めのメニスカス域及び鋳造溜め端部の3点域に急速供給でき、従来提案のような3点注入のための複雑な注入システムを必要としない。従って、簡単な金属供給システムで低過熱鋳造ができる。しかしながら、この装置は単に例示のために示したにすぎず、かなりの改変が可能である。本発明により提供される方法は精巧なタンディッシュを要しないので、溶融金属は、浸漬した入口ノズルにより金属供給ノズルのノズルトラフに供給できる。この場合、浸漬した入口ノズルは溶融金属をノズルトラフ内のリザーバへと、トラフ長手方向に二つの端部開口71へと流れる二つの噴射流で供給することができる。これにより、鋳造溜め端部域への金属流を増加させることができ、噴射効果により、ノズル端部域での側壁開口を介した横方向外方の金属流を抑制できる。従って、側壁開口がノズル端部域まで及んでいたとしても端部開口から鋳造表面の端部域への所望な金属流を得ることが可能となる。従って、本発明は、説明した実施の形態の詳細に決して限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の修飾・改変が可能であると理解すべきである。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズルによれば、従来提案のような3点注入のための複雑な注入システムを必要とすることなく、簡単な金属供給システムで溶融金属を鋳造溜めのメニスカス域及び鋳造溜め端部の3点域に急速供給でき、低過熱で供給される溶融金属によりスカル欠陥や割れ欠陥の形成なく鋳造を成し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す全体図である。
【図2】図1の要部の詳細を示す縦断面図である。
【図3】図2の断面に対し直角な向きの更なる縦断面図である。
【図4】金属供給ノズル及び鋳造ロール隣接部分の拡大縦断面図である。
【図5】金属供給ノズルの側部立面図である。
【図6】図3のVI−VI方向の矢視図である。
【図7】金属供給ノズルの斜視図である。
【符号の説明】
16 鋳造ロール
18 タンディッシュ
19 金属供給ノズル
20 金属ストリップ
56 側部堰板(堰止め手段)
61 ノズルトラフ
62 側壁
63 水平底部床
64 側部開口
66 リザーバ
68 鋳造溜め
69 ロール間隙
70 端部壁
71 端部開口

Claims (27)

  1. 一対の冷却した鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に沿って配した細長の金属供給ノズルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入し、ロール間隙上方に支持され且つ堰止め手段によりロール間隙端部を画成された溶融金属鋳造溜めを形成し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリップを鋳造するよう鋳造ロールを回転する金属ストリップ鋳造方法であって、金属供給ノズルを構成するノズルトラフの底部を閉じ、該ノズルトラフから鋳造溜めへの溶融金属流を、ノズルトラフにおける長手方向側壁の側壁開口と二端部壁の端部開口とを介して、鋳造ロール端部付近のロール鋳造表面に接触する溶融金属が前記端部開口から供給されるように供給することを特徴とする金属ストリップ鋳造方法。
  2. 溶融金属が金属供給ノズルの外方へ向う相反方向噴射流の形で側壁開口を介して金属供給ノズルから流出し、ロール鋳造表面の端部域間におけるノズル長手方向の大部分に亘り鋳造溜め表面付近でロール鋳造表面に直接衝突し、ロール鋳造表面端部には金属供給ノズルの端部開口から溶融金属を供給する請求項1記載の金属ストリップ鋳造方法。
  3. 側壁開口が、ノズル長手方向側壁の各々に形成された長手方向に離間した開口の形である請求項2記載の金属ストリップ鋳造方法。
  4. 側壁開口が、円形の孔である請求項2又は3記載の金属ストリップ鋳造方法。
  5. 鋳造ロール表面に、端部開口からの溶融金属を、ロール端部から少なくとも130mmの距離を介して供給する請求項1乃至4のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  6. 前記距離が140〜150mmである請求項5に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  7. 堰止め手段を、鋳造溜め端部を堰き止める一対の耐火板で構成し、ノズルトラフの各端部壁を、隣接する耐火板から20mm以下に離間する請求項1乃至のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  8. 金属供給ノズルの端部開口から溶融金属が流れる際、金属供給ノズルの端部壁と鋳造溜めを画成する堰止め手段との間隔が10mm程である請求項に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  9. 端部開口が、該端部開口を流出する溶融金属に対し無視し得る程の抵抗を与えるような大きさである請求項1乃至のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  10. 端部開口が、幅90mm、高さ35mmである請求項に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  11. 金属供給ノズルのノズルトラフに、溶融金属を一連の分離した自由落下流の形で供給する請求項1乃至10のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  12. 溶融金属がノズルトラフに直接落下してリザーバを形成し、該リザーバ内を障碍なしに側壁開口及び端部開口へと流れる請求項11に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  13. 相互間にロール間隙を形成する一対の平行な鋳造ロールと、両鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に沿って配されて溶融金属をロール間隙に供給する細長の金属供給ノズルと、該金属供給ノズルの上方に配されて溶融金属を金属供給ノズルに供給するタンディッシュとで構成した金属ストリップ鋳造装置であって、金属供給ノズルにロール間隙長手方向に延びる上方に開いた細長のノズルトラフを形成し、該ノズルトラフの底部を閉じ、且つその長手方向側壁に側壁開口を、二つの端部壁には端部開口を夫々設け、溶融金属をノズル側部及び端部から外方に流すようにしたことを特徴とする金属ストリップ鋳造装置。
  14. 側壁開口が、ノズル長手方向側壁の各々に形成された長手方向に離間した開口の形である請求項13に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  15. 側壁開口が、円形の孔である請求項14に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  16. 側壁開口が、ノズル全長にわたっては延びておらず、少なくとも130mm長の未穿孔端部域間に配されている請求項14又は15に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  17. 金属供給ノズルにおける未穿孔端部域の各々の長さが140〜150mmの範囲である請求項16に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  18. 端部開口が、該端部開口を流出する溶融金属に対し無視し得る程の抵抗を与えるような大きさである請求項13乃至17のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  19. 端部開口が、幅90mm、高さ35mmである請求項18に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  20. ロール間隙端部に一対の鋳造溜め画定板を設け、ノズルトラフの各端部壁を、隣接する鋳造溜め画定板から20mm以内の距離とした請求項13乃至19のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  21. 溶融金属を受けるために頂部を開いた細長のノズルトラフを、一対の長手方向側壁と、一対の端部壁と、底部を閉じる床とにより形成し、前記側壁には側壁開口を、前記端部壁には端部開口を夫々設けてノズル側部及び端部から外方へと溶融金属が流れるようにしたことを特徴とする双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  22. 側壁開口が、ノズル長手方向側壁の各々に形成された長手方向に離間した開口の形である請求項21に記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  23. 側壁開口が、円形の孔である請求項22に記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  24. 側壁開口が、ノズル全長にわたっては延びておらず、少なくとも130mm長の未穿孔端部域間に配されている請求項22に記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  25. 未穿孔端部域の各々の長さが140〜150mmの範囲である請求項24に記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  26. 端部開口が、該端部開口を流出する溶融金属に対し無視し得る程の抵抗を与えるような大きさである請求項21乃至25のいずれかに記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
  27. 端部開口が、幅90mm、高さ35mmである請求項26に記載の双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル。
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