JPH10211555A - 金属ストリップ鋳造装置、鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル及び金属ストリップ連続鋳造方法 - Google Patents

金属ストリップ鋳造装置、鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル及び金属ストリップ連続鋳造方法

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JPH10211555A
JPH10211555A JP1055498A JP1055498A JPH10211555A JP H10211555 A JPH10211555 A JP H10211555A JP 1055498 A JP1055498 A JP 1055498A JP 1055498 A JP1055498 A JP 1055498A JP H10211555 A JPH10211555 A JP H10211555A
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metal
casting
molten metal
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William John Folder
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BHP Steel JLA Pty Ltd
IHI Corp
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BHP Steel JLA Pty Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側部開口から溶融金属を充分に供給して鋳造
溜めでのスカル形成を確実に防ぎ、ノズル下側からの気
泡を上向きに凹ませた下面を介して放出させ、気泡が鋳
造溜めのメニスカス域を乱すことを防止し、上向きに凹
ませた下面によりノズル下側に金属流を流通させ、金属
供給ノズルの溶解を防止する。 【解決手段】 金属供給ノズル19を、溶融金属流65
を受ける上向きに開いた細長のノズルトラフ61を成
す、炭素から成る耐火材で造られた耐火体から構成し
て、溶融金属を金属供給ノズル19から側方外方に流す
側部開口64を設け、金属供給ノズル19の下面100
を上向きに凹ませて下面100からの気泡放出制御を促
進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ストリップの鋳
造に関する。特に鉄系金属ストリップの鋳造に適用され
るが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】双ロール鋳造装置で連続鋳造することに
より金属ストリップを鋳造することが公知である。冷却
されて相反方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶
融金属を導入し、動いているロール表面上で金属殻を凝
固させ、ロール間隙にてそれら金属殻を合体させ、凝固
したストリップ品としてロール間隙から下方ヘ送給す
る。本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同
士が最接近する領域全般を指すものとする。溶融金属は
取鍋から1つ又は一連の小容器へと注がれ、更にはそこ
からロール間隙上方に位置した金属供給ノズルに流れて
ロール間隙へと向かい、その結果、ロール間隙直上のロ
ール鋳造表面に支持される溶融金属の鋳造溜めを形成す
ることができる。この鋳造溜めの端は、ロール端面に摺
動係合して保持される側部堰又は側部プレートで構成で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】双ロール鋳造は、冷却
によって急速に凝固する非鉄系金属にはある程度の成功
をおさめているが、凝固温度が高く、冷却されたロール
鋳造表面での不均一な凝固により欠陥の生じやすい鉄系
金属の鋳造技術に適用するにはいろいろ問題がある。
【0004】従って、金属を滑らかに且つ均一に鋳造溜
めへ且つ溜め内で流すよう金属供給ノズルの設計に多く
の留意が払われている。
【0005】アメリカ特許第5,178,205号及び
第5,238,050号に開示の装置はいずれも、金属
供給ノズルが鋳造溜め表面下へと延びており、鋳造溜め
に浸漬した金属供給ノズル底端の長孔出口へと流下する
溶融金属の運動エネルギを減らす手段を組み入れてい
る。アメリカ特許第5,178,205号に開示の装置
では、運動エネルギを減らすのは流れディフューザであ
る。流れディフューザは複数の流路とディフューザ上方
に位置したバッフルとを有しており、ディフューザ下方
では溶融金属が出口長孔を介して緩やかに且つ均一に鋳
造溜めへと流れ込むので乱れが最小となる。アメリカ特
許第5,238,050号に開示の装置では、溶融金属
流が鋭角の衝突角度でノズル傾斜側壁面に落下・衝突で
きるようになっているので、金属が前記側壁面に付着し
て出口流路へと向う流れシートを形成する。ここでも、
目的とするところは、鋳造溜めの乱れを最小とするよう
金属供給ノズルの底部から金属流を緩やかに且つ均一に
流出させることである。
【0006】新日本製鐵株式会社の特公平5−7053
7号公報も、鋳造溜めへ緩やかで均一な金属流を流下さ
せるようにした金属供給ノズルを開示している。この金
属供給ノズルには多孔のバッフル/ディフューザが備え
られていて、流下する溶融金属から運動エネルギを除去
し、運動エネルギを除去された金属流がノズル側壁の一
連の開口から鋳造溜めへと流れる。開口は、ロール間隙
長手方向にロール鋳造表面に沿って金属流が流れ込むよ
うな角度となっている。即ち、金属供給ノズルの一側の
開口がロール間隙長手方向に金属流を一方向に流入さ
せ、他側の開口が金属流をロール間隙長手方向の他方向
に流入させ、鋳造表面に沿った滑らかで均一な流れを造
り出すことにより鋳造溜め表面の乱れを最小とすること
を目的としている。
【0007】本発明者は鋭意試験・研究した結果、欠陥
の大きな原因は、鋳造溜め表面がロール鋳造表面と出会
う、いわゆる「メニスカス」又は「メニスカス域」にお
いて溶融金属が過早凝固することにあることを見知し
た。これらの域各々の溶融金属は隣接する鋳造表面の方
へ流れ、もしロール表面と均一に接触する前に溶融金属
の凝固が起きると、金属殻とロールとの間に不規則な初
期伝熱が生じやすく、結果として、窪み、さざ波マー
ク、湯境、割れ等の表面欠陥が形成されてしまう。
【0008】鋳造溜めに溶融金属を非常に均一に流入さ
せようとする従来の試みは、金属が最初に殻表面形成の
ために凝固する域、即ち、最終的に形成ストリップの外
表面となる域から外れて金属流を流入させるため、過早
凝固が或る程度激化するのを避けられず、従って、ロー
ル間の鋳造溜め表面域での溶融金属温度は流入する溶融
金属の温度よりもはるかに低い。メニスカス域での鋳造
溜め溶融金属温度が低くなりすぎると、割れや「メニス
カスマーク」(鋳造溜めレベルが不均一なままで固化す
るメニスカスにより生じるストリップ上のマーク)が非
常に起きやすい。
【0009】従来、この問題を扱う1つのやり方とし
て、流入する溶融金属に高レベルの過熱を与えることに
より、ロール表面への到達前に凝固温度に達することな
く溶融金属が鋳造溜め内で温度低下できるようにすると
いう仕方があった。しかしながら、近年、鋳造溜めのメ
ニスカス域に金属供給ノズルを直接差し入れて溶融金属
の比較的急速な流入を確保するという手段をとることに
よって、鋳造ロール表面との接触前に溶融金属が過早固
化するという傾向を最小限にすることで、過早凝固の問
題が有効処理できることが認識されるようになった。こ
の方法は、鋳造溜めへ絶対的に着実な金属流を提供する
場合よりも表面欠陥の回避という点ではるかに有効であ
ること、及び、ロール表面に接触するまで金属凝固が起
きないため鋳造溜め表面の或る程度の変動を許容し得る
ことが判明している。このようなやり方の例は、新日本
製鐵株式会社の特開平1−5650号や本出願人のオー
ストラリア特許出願第60773/96号に見られる。
【0010】流入溶融金属が比較的急速にメニスカス域
に供給されることを確保するためには、側部開口を有す
る金属供給ノズルを用い、金属供給ノズル底部から横方
向外方に鋳造ロールへと溶融金属を供給することが必要
である。従来提案のこの種のノズルは、側部供給出口よ
り下方の底端が完全に閉じられているが、この種のノズ
ル使用時に、耐火ノズル浸漬部の炭素と遊離酸素又は鋳
造溜め溶融金属中の化合物に含まれる酸素との化学反応
により生じる一酸化炭素の気泡によって鋳造溜めに大き
な乱流が起きる。側部開口及び閉じた底部というノズル
設計であるため、鋳造溜めはノズル底部付近で澱み気味
であり、ノズル底面にわたって気泡が大いに形成され、
蓄積することを検知した。気泡は形成されるにつれてノ
ズル側部を鋳造溜めメニスカス域へと流れ上り、この域
に必要な定常状態を覆す。この問題は、炭素で還元され
得る遊離酸素や酸素含有化合物をアルミニウムキルド鋼
よりもはるかに多く含む珪素/マンガンキルド鋼の鋳造
の場合に特に厳しい。メニスカスマークのほとんどはこ
の現象によるものと現在考えられている。
【0011】本発明は、金属供給ノズルの底部設計を修
飾することによりこの問題に対処している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、相互間
にロール間隙を形成する一対の平行な鋳造ロールと、ロ
ール間隙上方にロール間隙に沿って延び、溶融金属をロ
ール間隙に供給する、炭素から成る耐火材で形成された
細長の金属供給ノズルと、該金属供給ノズルの上方に配
されて溶融金属を金属供給ノズルに供給する分配器とで
構成された金属ストリップ鋳造装置において、金属供給
ノズルを、ロール間隙長手方向に延びて溶融金属を分配
器から受ける、上向きに開いた細長のノズルトラフで構
成し、金属供給ノズルには金属供給ノズルから外方に溶
融金属を流すための側部開口を備え、ノズルに上向きに
凹ませた下面を備えたことを特徴とする、金属ストリッ
プ鋳造装置が提供される。
【0013】本発明は、又、一対の冷却した鋳造ロール
間のロール間隙上方にロール間隙に沿って配した細長の
金属供給ノズルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入し
て、ロール間隙上方に支持された溶融金属鋳造溜めを形
成し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリップ
を鋳造するよう鋳造ロールを回転する金属ストリップ連
続鋳造方法において、金属供給ノズルを、ロール間隙長
手方向に延びて溶融金属を受ける上向きに開いた細長の
ノズルトラフで構成し、金属供給ノズルには溶融金属を
金属供給ノズルから外方に流す側部出口を備え、ノズル
に上向きに凹ませた下面を備えたことを特徴とする、金
属ストリップ連続鋳造方法を提供する。
【0014】本発明は更に又、溶融金属を受ける上向き
に開いた細長のノズルトラフを成す、炭素から成る耐火
材で造られた耐火体で構成し、溶融金属を金属供給ノズ
ルから側方外方に流す側部開口を設け、ノズルに上向き
に凹ませた下面を備えたことを特徴とする、鋳造溜めへ
と溶融金属を供給する耐火ノズルを提供する。
【0015】ノズルの上向きに凹ませた下面を、ノズル
下側からの気泡放出を制御するためのものとすることが
できる。
【0016】好ましくは、ノズルの上向きに凹ませた下
面により、凹みに沿った金属流が促進されてノズル下側
での鋳造溜めの停滞が防がれる。
【0017】より好ましくは、凹みに沿った金属流が、
ノズル下側付近の鋳造溜めの余分な炭素が金属供給ノズ
ルの溶解を引き起こすのを防ぐためのものである。
【0018】ノズル下面の上向きの凹みによりノズル下
側の気泡がノズル端又はノズル部分の端から上方に通気
され、鋳造表面へと気泡が向かうのが防がれる。
【0019】ノズルの上向きに凹ませた下面の最高部を
長手方向断面で弧状とすることにより凹みに沿った金属
流や気泡の動きが促進される。
【0020】ノズルを長手方向に2以上に分けた場合、
上向きに凹んだ下面の両端を閉じてノズルの上向きにト
ラフ状となった下面を形成してノズル下面から隣接部分
間の開口を介して上方へと通気させる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を更に充分に説明するた
め、添付図面を参照して特定の方法及び装置を更に詳細
に説明する。
【0022】図1乃至図12は本発明の実施の形態の一
例を示すもので、図示した鋳造装置は工場床12から立
上がった主機械フレーム11を有する。主機械フレーム
11が支持する鋳造ロール台車13はアセンブリステー
ション14と鋳造ステーション15との間を水平に移動
可能である。鋳造ロール台車13が担持する一対の平行
な鋳造ロール16には、鋳造時に取鍋17から分配器1
8と金属供給ノズル19とを介して溶融金属が供給され
る。鋳造ロール16は水冷されているので、動いている
ロール表面に金属殻が形成されロール間隙にて合わされ
て、ロール出口で凝固ストリップ品20が造られる。こ
の凝固ストリップ品20を主コイラ21に送って、次い
で第2コイラ22に送給し得る。容器23が鋳造ステー
ション15に隣接して主機械フレーム11に取付けられ
ているので、溶融金属を分配器18の溢れ口24を介し
て容器23へと逃すことができる。
【0023】鋳造ロール台車13を構成する台車フレー
ム31がホイール32によりレール33に載り、レール
33は主機械フレーム11の一部に沿って延びているの
で、鋳造ロール台車13全体がレール33に移動可能に
載っていることになる。台車フレーム31が担持する一
対のロールクレードル34に鋳造ロール16が回転可能
に取付けられる。鋳造ロール台車13をレール33に沿
って移動させることができる複動油圧ピストンシリンダ
装置39は鋳造ロール台車13の駆動ブラケット40と
主機械フレーム11との間に接続されて、鋳造ロール台
車13をアセンブリステーション14から鋳造ステーシ
ョン15へ、又その逆へ移動させることができるように
なっている。
【0024】鋳造ロール16は電動モータのロール駆動
軸41と台車フレーム31上のトランスミッションとを
介して相反方向に回転される。鋳造ロール16の銅製周
壁に形成され縦方向に延び周方向に離間した一連の水冷
通路には、回転グランド43を介して水冷ホース42に
接続されたロール駆動軸41内の水冷導管からロール端
を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な
大きさは径が約500mmで、最大2m幅の凝固ストリ
ップ品を造れるよう長さを最大2mにすることができ
る。
【0025】取鍋17は全く従来の構成であって、天井
クレーンからヨーク45を介し支持されており、高温金
属受けステーションから定位置へと移すことができる。
取鍋17に取付けられたストッパロッド46をサーボシ
リンダにより動かすことによって、溶融金属を取鍋17
から出口ノズル47と耐火シュラウド48を介して分配
器18へと流すことができる。
【0026】分配器18は、防食ライニングを備えた高
アルミナキャスタブル等の耐火材料で造られた広皿状の
ものである。分配器18の一側は取鍋17からの溶融金
属を受け、又、前記した溢れ口24を備えている。分配
器18の他側には縦方向に離間した一連の出口開口52
が備えられている。分配器18下部を担持する取付ブラ
ケット53は分配器18を台車フレーム31に取付ける
ためのものであって、台車フレーム31の位置合わせペ
グ54を受けて分配器18を正確に位置決めするように
なっている。
【0027】金属供給ノズル19はアルミナグラファイ
ト等の耐火材料で造られた2つの同形の半部で形成さ
れ、端同士を合わせ保持されて完全なノズルを構成す
る。図5乃至図12は、取付ブラケット60で台車フレ
ーム31に支持される金属供給ノズル19半部の構成を
示している。金属供給ノズル19半部の上部には外方に
突出する側部フランジ55が形成されて取付ブラケット
60上に位置する。
【0028】各金属供給ノズル19半部はほぼトラフ状
であって、金属供給ノズル19は分配器18の出口開口
52から流下する溶融金属流65を受ける上方に開いた
ノズルトラフ61を形成する。ノズルトラフ61は長手
方向の側壁62と端壁70との間に形成され、金属供給
ノズル19半部の2つの平らな端壁80で両端間を横方
向に仕切られると見なすことができ、それら端壁80を
合わせて完全なノズルとされる。ノズルトラフ61底部
を閉じる水平な床63は、面取りした底隅部81で側壁
62と合わされる。金属供給ノズル19の底隅部81に
は、ノズル長手方向に沿って一定間隔で配した、長手方
向に離間する細長長孔状の側部開口64を備える。側部
開口64は、溶融金属をほぼノズルトラフ61の床63
の高さで出すよう配置されている。
【0029】直立した一対の流バリヤ壁84が、側部開
口64に隣接してノズルトラフ61の床63から立ち上
がる。流バリヤ壁84はノズルトラフ61の全長にわた
って連続して延び、以下に述べる如き流入溶融金属流6
5を受ける内側トラフ溝85を構成する。
【0030】金属供給ノズル19半部外端には、端壁7
0を越えて外方に延びて、別々の溶融金属流65を鋳造
溜め68の「三重点」域、即ち、2つの鋳造ロール16
と側部堰板56とが会する鋳造溜め68の域に向かわせ
る、端形成部87を設ける。溶融金属を三重点域に向か
わせる目的は、これらの域で溶融金属の過早凝固による
「スカル」(skulls)の形成を防ぐことであり、それにつ
いては本出願人らのオーストラリア特許出願第3521
8/97号に更に詳細に記述されている。
【0031】各端形成部87は、分配器18からの溶融
金属を受ける上向きに開いた小さなリザーバ88を形成
し、このリザーバ88はノズルトラフ61から端壁70
によって分離されている。端壁70の上端89はノズル
トラフ61上端及びリザーバ88上端よりも低く、以下
に詳述する如く、リザーバ88溢流時のノズルトラフ6
1への逆流を許す堰として働くことができる。
【0032】リザーバ88は平らな床部91、傾斜した
内面92及び側面93、そして湾曲した直立外面94を
有する浅皿状に形成される。一対の三重点注通路95が
このリザーバ88の横方向外側から床部91高さの直ぐ
上に延びて、端形成部87下側の三重点注出口96に接
続する。三重点注出口96は下方内方に傾斜して溶融金
属を鋳造溜め68の三重点域に供給する。
【0033】溶融金属は一連の垂直に自由落下する溶融
金属流65として分配器18の出口開口52からノズル
トラフ61底部に落下する。溶融金属がこのノズルトラ
フ61から側部開口64を介して流出し、鋳造ロール1
6間のロール間隙69上方に支持された鋳造溜め68を
形成する。鋳造溜め68を鋳造ロール16端で囲込むの
が一対の側部堰板56であり、それらは鋳造ロール16
の端部57に当てて保持されている。側部堰板56は窒
化硼素等の強耐火材料で造られ、板ホルダ82に取付け
られる。板ホルダ82は一対の流体圧シリンダ装置83
の作動により可動であって、側部堰板56を鋳造ロール
16端に係合させて溶融金属の鋳造溜め68の端クロー
ジャを形成する。
【0034】鋳造作業では、金属流を制御することによ
り、金属供給ノズル19下端が鋳造溜め68に浸漬する
高さに鋳造溜め68を保持し、金属供給ノズル19の、
二連の水平方向に離間した側部開口64を鋳造溜め68
の表面のすぐ下に配置する。溶融金属は、鋳造溜め68
表面のすぐ近くで鋳造ロール16冷却表面に衝突するよ
う、側部開口64を介し鋳造溜め68表面の全般に近く
で側方外方を向いた2つの噴出流として流出する。この
ことにより、鋳造溜め68のメニスカス域に供給される
溶融金属流65の温度が最大となり、ストリップ表面で
の割れやメニスカスマークの形成が大幅に減少すること
が見出された。
【0035】溶融金属流65は内側トラフ溝85に落下
し、2枚の直立した流バリヤ壁84間でノズルトラフ6
1の床63に衝突する。従って、衝突した金属流は流バ
リヤ壁84に当たって外方に流れるので、側部開口64
へと直接流れることが防がれる。溶融金属の運動エネル
ギは流バリヤ壁84との二次的衝突により大幅に減少す
るので、溶融金属は始めは内側トラフ溝85内に収ま
り、次いでほぼ定常な連続流状態で流バリヤ壁84を越
えて側部開口64へと流れる。運動エネルギを減らすの
を確実とするため、内側トラフ溝85を平らな床と直立
した側壁62とを鋭く限定した隅で会わせることにより
構成して、二重衝突効果を生み出すことが重要である。
【0036】分配器18の出口開口52と側部開口64
とは、ノズル長手方向にずらされているので、溶融金属
流65は相並んだ複数対の側部開口64間の位置でノズ
ルトラフ61の床63に衝突する。鋳造溜め68が金属
供給ノズル19底部より僅かに上の高さにまで上がるこ
とにより鋳造溜め68表面がノズルトラフ61床面より
も僅かに上になってノズルトラフ61内の溶融金属と同
じ高さとなるよう装置を操作することができることが判
明している。このようにすれば、非常に安定した鋳造溜
め68状態を得ることができ、三重点注出口96が下方
に充分な角度に傾斜していれば、静止した鋳造溜め68
表面を得ることができる。
【0037】本図示例によれば、ノズルトラフ61の床
63下側を中高にして鋳造溜め68に対して上方に凹ん
だ下面100とする。ノズル操作では、溜めが一般に下
面100で澱み、この表面で、ノズル耐火材料中の炭素
と遊離酸素や鋳造溜め68の溶融金属中の酸素含有化合
物との間の化学反応により一酸化炭素の気泡が非常に顕
著に形成されることが見いだされている。この気泡は両
金属供給ノズル19半部の下面100の凹みに囲まれ、
各半部の凹みの開放端に通じるので、気泡は鋳造表面か
ら離れて開放端を通じて上方へと通気されるので害にな
り得ない。このようにして又は他の制御方法で通気しな
いと、気泡がノズル側部を逃げ上り鋳造溜め68のメニ
スカス域を乱す。
【0038】凹みはノズル下側に金属流を流通させるこ
とができ、ノズル下側に比較的大きな気泡が全体に停滞
・蓄積するのを防ぐ。凹みは該凹みに沿って新しい金属
流を充分に流すことができ、気泡が形成されてかなりの
大きさに成長する前に下面から除去する清掃作用を生み
出す。その金属流は、ノズル下側付近で鋳造溜め68か
ら余分な炭素を除去し、炭素と溜めの遊離酸素との化学
反応を積極的に抑制する効果も有する。計算によれば、
遊離酸素との化学反応が進むには少なくとも4%の炭素
がなければならない。従って、清掃作用により炭素含量
をこのレベルより低く保つことができれば、耐火材料に
由来する炭素での化学反応が減少する。
【0039】側部開口64が2つの金属供給ノズル19
半部の内端に設けられていることが重要であって、この
ことによりノズル中央域付近に溶融金属が充分に供給さ
れて溜めのこの域でのスカル形成を確実に防ぐことがで
きる。
【0040】分配器18から流下する2つの最外溶融金
属流65、即ち分配器18から流下する溶融金属流65
のうち分配器18の長手方向両端部における2つの溶融
金属流65をリザーバ88が受ける。分配器18の2つ
の最外出口開口52、即ち分配器18の長手方向両端部
における2つの出口開口52は、各リザーバ88が傾斜
した内面92の直ぐ外側で床部91に衝突する単一の金
属流を受けるように整合している。溶融金属が床部91
に衝突して床部91に外方へと扇状に広がり、三重点注
通路95を経て三重点注出口96に至り、高温溶融金属
の内方・下方傾斜噴射流が側部堰の面にわたって且つロ
ール間隙69側の鋳造ロール16端に沿って生み出され
る。三重点注ぎは各リザーバ88の浅くて広い溶融金属
溜めのみにより行われ、リザーバ88の溜め高さは端壁
70の上端89の高さによって制限される。リザーバ8
8がいっぱいになったら溶融金属は端壁70の上端89
を越えてノズルトラフ61へと溢流できるので、端壁7
0は端形成部87のリザーバ88の溜め深さを制御する
堰の役目を果たす。この溜めの深さは、三重点注通路9
5に溶融金属の一定流を供給して非常に均一な溶融金属
流65を達成するのに充分以上のものである。この制御
流はストリップ端を適切に形成するのに非常に重要であ
る。三重点注通路95を通る流れが過剰であるとストリ
ップ端に膨らみが生じ、少な過ぎるとスカルが生じてス
トリップに「蛇卵(snake egg)」欠陥が生じてしまう。
【0041】端形成部87の底面98は溜め表面よりも
上げられていて、三重点域での溜め表面の冷却を防ぐよ
うになっている。又、底面98は外方・上方に傾斜して
いる。このことは、金属供給ノズル19端下側でスラグ
等の異物が堆積して詰まりが生じるのを防ぐために好ま
しい。このような詰まりが生じると、溜めからガスや煙
霧が逃げるのが塞がれ、爆発の恐れがある。
【0042】以上説明した装置は単に例示のためのもの
であって、本発明がこれの詳細に限定されないのは勿論
である。特に、金属供給ノズル19に三重点注端形成部
を設けるのは、現在のところ好ましいノズル形状ではあ
るが、本発明にとって不可欠ではない。ノズルトラフ6
1に流バリヤ壁84を設けて、側部開口64へと流れる
溶融金属の運動エネルギを減らすことが好ましいが、こ
れらのバリヤをなくして他の定常流発生手段をノズルに
設けてもよい。金属供給ノズル19を長手方向に分けた
場合に、上向きに凹ませたノズル下面の最高部を長手方
向断面で弧状として、長手方向断面で鋳造溜め68に対
し上向きに凹ませることによって隣接部分間の開口又は
間隙に向けて且つ該間隙から上向きへの流れを促進させ
ることができる。又は、各部分下面の最高部を水平に対
して傾斜させることによりノズルの開口又は間隙に向け
て且つ該間隙から又はノズル外端へ向けての流れを促進
することができる。加えて、各半部外端を閉じることに
より、鋳造表面から離れた隣接部分間の開口又は間隙を
介して上方へと通気させることができる。金属供給ノズ
ル19を長手方向に分けない場合には、上向きに凹ませ
たノズル下面の最高部を長手方向断面で弧状として、長
手方向断面で鋳造溜め68に対し凸になった下面を提供
して、ノズル両端に向かう流れを促進することができ
る。又は、下面最高部を中央の頂点から両端に向けて傾
斜させることにより長手方向断面で鋳造溜め68に対し
て山形の下面を提供することができる。これらのような
変更は、ここで述べられた全ての新規特徴及びそれらの
組み合わせに及ぶ本発明の範囲内で可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属スト
リップ鋳造装置、鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火
ノズル及び金属ストリップ連続鋳造方法によれば、以下
の如き優れた効果を奏し得る。
【0044】側部開口から溶融金属を充分に供給して鋳
造溜めでのスカル形成を確実に防ぐことができる。
【0045】ノズル下側からの気泡を上向きに凹ませた
下面を介して放出させることができ、気泡が鋳造溜めの
メニスカス域を乱すことを防止し得る。
【0046】上向きに凹ませた下面によりノズル下側に
金属流を流通させることができ、ノズル下側に比較的大
きな気泡が全体に停滞・蓄積するのを防止し得、且つノ
ズル下側付近で鋳造溜めから余分な炭素を除去し、炭素
と鋳造溜めの遊離酸素との化学反応を積極的に抑制し
得、耐火材料に由来する炭素での化学反応を減少させて
金属供給ノズルの溶解を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成され、操作される、双ロール
連続ストリップ鋳造装置を示す全体図である。
【図2】本発明により構成される金属供給ノズルを含む
図1に示した双ロール連続ストリップ鋳造装置の要部の
縦断面図である。
【図3】図2の断面に対し直角な向きの更なる縦断面図
である。
【図4】金属供給ノズル及び鋳造ロール隣接部分の拡大
幅方向縦断面図である。
【図5】金属供給ノズル半部の側面図である。
【図6】図5に示した金属供給ノズル半部の平面図であ
る。
【図7】図5に示した金属供給ノズル半部の長手方向縦
断面図である。
【図8】図5に示した金属供給ノズル半部の斜視図であ
る。
【図9】図5に示した金属供給ノズルを裏返してみた斜
視図である。
【図10】図5のX−X線方向矢視図である。
【図11】図7のXI−XI線方向矢視図である。
【図12】図7のXII−XII線方向矢視図である。
【符号の説明】
16 鋳造ロール 18 分配器 19 金属供給ノズル 61 ノズルトラフ 63 床 64 側部開口 68 鋳造溜め 69 ロール間隙 100 下面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム ジョン フォルダー オーストラリア 2533 ニュー サウス ウェールズ キアマ ダウンズ キアラマ アヴェニュー 34

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間にロール間隙を形成する一対の平
    行な鋳造ロールと、ロール間隙上方にロール間隙に沿っ
    て延び、溶融金属をロール間隙に供給する、炭素から成
    る耐火材で形成された細長の金属供給ノズルと、該金属
    供給ノズルの上方に配されて溶融金属を金属供給ノズル
    に供給する分配器とで構成された金属ストリップ鋳造装
    置において、金属供給ノズルを、ロール間隙長手方向に
    延びて溶融金属を分配器から受ける、上向きに開いた細
    長のノズルトラフで構成し、金属供給ノズルには金属供
    給ノズルから外方に溶融金属を流すための側部開口を備
    え、ノズルに上向きに凹ませた下面を備えたことを特徴
    とする、金属ストリップ鋳造装置。
  2. 【請求項2】 ノズルの上向きに凹ませた下面が、ノズ
    ル下側からの気泡放出を制御するためのものである、請
    求項1に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  3. 【請求項3】 ノズルの上向きに凹ませた下面により、
    凹みに沿った金属流が促進されてノズル下側での鋳造溜
    めの停滞が防がれる、請求項1又は2に記載の金属スト
    リップ鋳造装置。
  4. 【請求項4】 凹みに沿った金属流が、ノズル下側付近
    の鋳造溜めの余分な炭素が金属供給ノズルの溶解を引き
    起こすのを防ぐためのものである、請求項3に記載の金
    属ストリップ鋳造装置。
  5. 【請求項5】 ノズルの上向きに凹ませた下面の最高部
    を長手方向断面で弧状とすることにより凹みに沿った金
    属流や気泡の動きを促進させる、請求項1乃至4のいず
    れかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  6. 【請求項6】 ノズル下面の上向きの凹みによりノズル
    下側の気泡がノズル端から上方に通気され、鋳造表面へ
    と気泡が向かうのが防がれる、請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  7. 【請求項7】 金属供給ノズルを長手方向に2以上に分
    け、上向きに凹んだ下面の両端を閉じてノズルの上向き
    にトラフ状となった下面を形成してノズル下面から隣接
    部分間の開口を介して上方へと通気した、請求項1乃至
    6のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  8. 【請求項8】 溶融金属を受ける上向きに開いた細長の
    ノズルトラフを成す、炭素から成る耐火材で造られた耐
    火体で構成し、溶融金属を金属供給ノズルから側方外方
    に流す側部開口を設け、ノズルに上向きに凹ませた下面
    を備えたことを特徴とする、鋳造溜めへと溶融金属を供
    給する耐火ノズル。
  9. 【請求項9】 ノズルの上向きに凹ませた下面が、ノズ
    ル下側からの気泡放出を制御するためのものである、請
    求項8に記載の鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノ
    ズル。
  10. 【請求項10】 ノズルの上向きに凹ませた下面によ
    り、凹みに沿った金属流が促進されてノズル下側での鋳
    造溜めの停滞が防がれる、請求項8又は9に記載の鋳造
    溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル。
  11. 【請求項11】 凹みに沿った金属流が、ノズル下側付
    近の鋳造溜めの余分な炭素が金属供給ノズルの溶解を引
    き起こすのを防ぐためのものである、請求項10に記載
    の鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル。
  12. 【請求項12】 ノズルの上向きに凹ませた下面の最高
    部を長手方向断面で弧状とした、請求項8乃至11のい
    ずれかに記載の鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノ
    ズル。
  13. 【請求項13】 ノズル下面の上向きの凹みによりノズ
    ル下側の気泡がノズル端から上方に通気され、鋳造表面
    へと気泡が向かうのが防がれる、請求項8乃至12のい
    ずれかに記載の鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノ
    ズル。
  14. 【請求項14】 金属供給ノズルを長手方向に2以上に
    分け、上向きに凹んだ下面の両端を閉じてノズルの上向
    きにトラフ状となった下面を形成してノズル下面から隣
    接部分間の開口を介して上方へと通気した、請求項8乃
    至12のいずれかに記載の鋳造溜めへと溶融金属を供給
    する耐火ノズル。
  15. 【請求項15】 一対の冷却した鋳造ロール間のロール
    間隙上方にロール間隙に沿って配した細長の金属供給ノ
    ズルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入して、ロール
    間隙上方に支持された溶融金属鋳造溜めを形成し、ロー
    ル間隙から下方に送給される凝固ストリップを鋳造する
    よう鋳造ロールを回転する金属ストリップ連続鋳造方法
    において、金属供給ノズルを、ロール間隙長手方向に延
    びて溶融金属を受ける上向きに開いた細長のノズルトラ
    フで構成し、金属供給ノズルには溶融金属を金属供給ノ
    ズルから外方に流す側部出口を備え、ノズルに上向きに
    凹ませた下面を備えたことを特徴とする、金属ストリッ
    プ連続鋳造方法。
  16. 【請求項16】 ノズルの上向きに凹ませた下面が、ノ
    ズル下側からの気泡放出を制御するためのものである、
    請求項15に記載の金属ストリップ連続鋳造方法。
  17. 【請求項17】 ノズルの上向きに凹ませた下面によ
    り、凹みに沿った金属流が促進されてノズル下側での鋳
    造溜めの停滞が防がれる、請求項15又は16に記載の
    金属ストップ連続鋳造方法。
  18. 【請求項18】 凹みに沿った金属流が、ノズル下側付
    近の鋳造溜めの余分な炭素が金属供給ノズルの溶解を引
    き起こすのを防ぐためのものである、請求項17に記載
    の金属ストリップ連続鋳造方法。
  19. 【請求項19】 ノズルの上向きに凹ませた下面の最高
    部を長手方向断面で弧状とすることにより凹みに沿った
    金属流や気泡の動きを促進させる、請求項15乃至18
    のいずれかに記載の金属ストリップ連続鋳造方法。
  20. 【請求項20】 ノズル下面の上向きの凹みによりノズ
    ル下側の気泡がノズル端から上方に通気され、鋳造表面
    へと気泡が向かうのが防がれる、請求項15乃至19の
    いずれかに記載の金属ストリップ連続鋳造方法。
  21. 【請求項21】 金属供給ノズルを長手方向に2以上に
    分け、上向きに凹んだ下面の両端を閉じてノズルの上向
    きにトラフ状となった下面を形成してノズル下面から隣
    接部分間の開口を介して上方へと通気した、請求項15
    乃至19のいずれかに記載の金属ストリップ連続鋳造方
    法。
JP1055498A 1997-01-29 1998-01-22 金属ストリップ鋳造装置、鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル及び金属ストリップ連続鋳造方法 Pending JPH10211555A (ja)

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