JP3007942B2 - 金属ストリップ鋳造方法及び装置 - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法及び装置

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JP3007942B2
JP3007942B2 JP5049972A JP4997293A JP3007942B2 JP 3007942 B2 JP3007942 B2 JP 3007942B2 JP 5049972 A JP5049972 A JP 5049972A JP 4997293 A JP4997293 A JP 4997293A JP 3007942 B2 JP3007942 B2 JP 3007942B2
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metal
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0642Nozzles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属ストリップ鋳造方法
及び装置に関する。特に鉄金属ストリップの鋳造方法及
び装置に関するが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】双ロール鋳造機で連続鋳造することによ
りアルミニウム等の非鉄金属を鋳造することが公知であ
る。冷却されて相反方向に回転する水平な一対の鋳造ロ
ール間に溶融金属を導くことによって、動いている鋳造
ロールの表面に凝固殻を形成し、凝固殻がロール間隙を
通ってひとつになり、ロール間隙出口で凝固ストリップ
となる。溶融金属をロール間隙に導くのは、タンディッ
シュと、タンディッシュから金属流を受けてロール間隙
へと向わせる、タンディッシュ下方に位置した供給ノズ
ルとによって行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】双ロール鋳造は、冷却
により急激に凝固する非鉄金属にはある程度の成功を収
めているが、この技術を鉄金属の鋳造に当てはめるには
いろいろ問題がある。1つの大きな問題は、連続鋳造が
続けられるよう均一な冷却・凝固を達成することであ
る。この問題はオーストラリア特許出願第72897/
91号で開示の発明の主題となっている。
【0004】又、鉄金属ストリップを鋳造する場合には
ロール間隙幅方向に均一な溶融金属流分布を得ることの
重要性が特に大きく、些細な流れ変動により瑕疵が生じ
得る。本発明はこの問題を主題とし、非常に均一な流れ
分布を得ることができる方法及び装置を提供する。本発
明は鉄ストリップの鋳造に特に重大な問題を解決するた
めに開発したものだが、例えばアルミニウム等の非鉄金
属の鋳造に適用することもできる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属を一
対の平行鋳造ロール間へと、ロール間隙上方に配した供
給ノズルを介して導く金属ストリップ鋳造方法におい
て、供給ノズルに溶融金属を受ける細長のトラフを設
け、トラフの床面にトラフ長手方向に延びる上向き溝と
出口スロットとを並行させて設け、溝の一側をトラフ側
壁に滑らかに連ね、溝の他側を溝根底部の上方に出口ス
ロットへと延ばし、トラフ側壁を垂直線に対し鋭角に配
し、溶融金属を供給ノズルに1つ又は複数の自由落下流
として供給してトラフ側壁に衝突・付着させることによ
り滑らかに下方に溝へと流れる金属シートを形成するこ
とを特徴とする金属ストリップ鋳造方法にかかるもので
ある。
【0006】トラフ内の溶融金属の上面はトラフ床面の
頂部よりも高くなるよう溶融金属を供給ノズルに供給す
るのがよい。
【0007】又、本発明は、ロール間隙を形成する一対
の平行鋳造ロールと、溶融金属をロール間隙に供給する
供給ノズルとを有する金属ストリップ鋳造装置におい
て、供給ノズルに溶融金属を受ける細長のトラフを設
け、トラフの床面にトラフ長手方向に延びる上向き溝と
出口スロットとを並行させて設け、溝の一側をトラフ側
壁に滑らかに連ね、溝の他側を溝根底部の上方に出口ス
ロットへと延ばし、トラフ側壁を垂直線に対し鋭角に配
し、更には又、1つ又は複数の落下流としてトラフの側
壁に衝突するように溶融金属を供給ノズルへと供給する
タンディッシュを設けたことを特徴とする金属ストリッ
プ鋳造装置にかかるものである。
【0008】溶融金属の溜めはロール間隙上方に形成
し、供給ノズルの出口スロットを前記溶融金属の溜めの
表面の下へと延ばすのが好ましい。
【0009】又、出口スロットの各側に夫々対応する一
対の上向き溝を並行させてトラフ長手方向に延ばし、両
溝間に長手方向に延びる溝根底部より高い頂部を画成
し、両溝間の前記頂部に出口スロットを延ばし、トラフ
の側壁を下方にすぼめて垂直線に対し鋭角に配すると共
に溝外側に滑らかに連ね、タンディッシュに、トラフ長
手方向に直線状に2列になった出口開口を設けて各々タ
ンディッシュの各側壁の上方に配するのが好ましい。
【0010】更には又、各溝の根底部を円筒状に湾曲さ
せるのがよい。
【0011】又、一方の列の出口開口と他方の列の出口
開口を互い違いとするのがよい。
【0012】
【作用】溶融金属を供給ノズルに1つ又は複数の自由落
下流として供給してトラフの側壁に衝突・付着させるこ
とにより滑らかに下方に溝へと流れる金属シートが形成
され、ロール間隙幅方向に非常に均一な溶融金属流分布
が得られる。
【0013】トラフ内の溶融金属の上面がトラフ床面の
頂部よりも高くなるよう溶融金属を供給ノズルに供給す
れば、出口スロットに流入する溶融金属の乱流の発生防
止に有効となる。
【0014】又、供給ノズルの出口スロットを溶融金属
の溜めの表面の下へ延ばすと、溜めにおける溶融金属の
乱れも抑制される。
【0015】又、出口スロットの各側に夫々対応する一
対の上向き溝を並行させてトラフ長手方向に延ばし、両
溝間に長手方向に延びる溝根底部より高い頂部を画成
し、両溝間の前記頂部に出口スロットを延ばし、トラフ
の側壁を下方にすぼめて垂直線に対し鋭角に配すると共
に溝外側に滑らかに連ね、タンディッシュに、トラフ長
手方向に直線状に2列になった出口開口を設けて各々ト
ラフの各側壁の上方に配した場合、タンディッシュの2
列の出口開口から溶融金属を2組の落下流として落下さ
せトラフの両方の側壁に衝突・付着させることにより滑
らかに下方へと流れる金属シートが形成され、ロール間
隙幅方向に非常に均一な溶融金属分布が得られ、しかも
出口スロットの幅を広げられ、出口スロットの閉塞防止
に有効となる。
【0016】又、各溝の根底部を円筒状に湾曲させる
と、側壁に衝突・付着した溶融金属がより滑らかに出口
スロットへ導かれる。
【0017】更に又、一方の列の出口開口と他方の列の
出口開口を互い違いとすれば、溶融金属のロール間隙幅
方向の分布がより均一化される。
【0018】
【実施例】以下、本発明を更に十分に説明するため、本
発明の好適実施例を図面を参照しつつ詳述する。
【0019】図1〜図5に示した鋳造装置は工場床12
に立てられた主機フレーム11を有し、主機フレーム1
1で、アセンブリステーション14と鋳造ステーション
15との間を水平移動可能な鋳造ロール台車13を支持
する。鋳造ロール台車13には対の平行鋳造ロール16
を担持させ、それへと溶融金属を、鋳造時に取鍋17か
らタンディッシュ18と供給ノズル19を介して供給す
る。平行鋳造ロール16は水冷するので、動いている平
行鋳造ロール16表面上で殻が凝固して平行鋳造ロール
16間隙でひとつになり、ロール出口で凝固ストリップ
20となる。これを基準コイラ21に送給し、後に第2
コイラ22へと移送する。容器23を鋳造ステーション
15に隣接して主機フレーム11に取付けることによ
り、溶融金属をタンディッシュ18の溢流口24を通
し、又は、鋳造作業中にストリップの甚だしい変形等の
不具合が起きた場合にはタンディッシュ18片側の緊急
プラグ25を引抜くことにより、この容器23に移すこ
とができる。
【0020】鋳造ロール台車13のロール台車フレーム
31に取付けたホイール32を主機フレーム11の一部
に沿って延びるレール33に載せて鋳造ロール台車13
全体をレール33に沿って移動可能とし、ロール台車フ
レーム31の担持する対のロールクレードルには平行鋳
造ロール16を回転可能に取付ける。鋳造ロール台車1
3に取付けた駆動ブラケット40と主機フレーム11と
の間に接続された複動油圧ピストンシリンダ装置39の
作動により鋳造ロール台車13を動かすことができ、複
動油圧ピストンシリンダ装置39を作動させることによ
り鋳造ロール台車13はレール33に沿ってアセンブリ
ステーション14から鋳造ステーション15へと移動す
ること及びその逆に移動することが可能である。
【0021】平行鋳造ロール16は、ロール台車フレー
ム31に取付けた電動モータ及びトランスミッションに
よりロール駆動軸41を介して相反回転させる。平行鋳
造ロール16の銅製周壁には、一連の縦方向に延び周方
向に離間した水冷通路を形成し、回転グランド43を介
してロール駆動軸41に連結した供給ホース42からロ
ール駆動軸41内の給水ダクトを経てロール端部への冷
水供給を行なう。典型的には、1300mm幅のストリ
ップを生産できるようロールは径が約500mmであ
り、長さが1300mmまでである。
【0022】取鍋17は全く従来の構成であって、ヨー
ク45を介し天井クレーンで支持することにより溶融金
属受けステーションから移送可能である。取鍋17には
サーボシリンダで作動させることができるストッパロッ
ド46を備えたので、溶融金属を取鍋17から出口ノズ
ル47及び耐火シュラウド48を介してタンディッシュ
18に流入させることができる。
【0023】タンディッシュ18は、酸化マグネシウム
(MgO)等の耐火物で造った幅広の鉢状のものであ
る。タンディッシュ18は一側で取鍋17から溶融金属
を受け、その側に前記した溢流口24及び緊急プラグ2
5を備えている。タンディッシュ18の他側には、以下
に詳述する溶融金属の出口開口52を備えている。タン
ディッシュ18下側に設けた取付ブラケット53は、タ
ンディッシュ18をロール台車フレーム31に取付ける
ためのものであり、ロール台車フレーム31の位置合わ
せペグ54を受ける開口を備えていて、タンディッシュ
18を正確に位置決めする。
【0024】供給ノズル19はアルミナグラファイト等
の耐火物で造った細長体である。供給ノズル19下部を
内方下向にすぼまるテーパ状とし平行鋳造ロール16間
隙に突入できるようにし、又、取付ブラケット60を備
えてロール台車フレーム31で供給ノズル19を支持す
る。供給ノズル19上部には外側に突出した側部フラン
ジ55を形成し、側部フランジ55を取付ブラケット6
0に位置させる。
【0025】供給ノズル19内部に設けた上下に延びる
トラフ62でタンディッシュ18の出口開口52から流
下する溶融金属を受け取る。トラフ62の床面には細長
の出口スロット63を平行鋳造ロール16間隙の長手方
向に延ばす。
【0026】本発明の供給ノズル19の一実施例によれ
ば、トラフ62の床面には上向きの溝71を形成する。
溝71をトラフ62長手方向に出口スロット63に並ん
で延ばし、溝71の一側をトラフ62の側壁76と滑ら
かに連ね、他側を溝71の根底部73の上方に延ばす。
溝71の根底部73は滑らかに湾曲させる。更に詳しく
は、溝71は略円筒形に湾曲させてよい。溝71と出口
スロット63との間に形成した頂部72はランド74状
の平坦頂面を有する。
【0027】溝71と合併するトラフ62の側壁76は
下方にすぼめ、タンディッシュ18の(直線状に配列し
た)出口開口52の、少なくとも部分的に下に位置させ
る。以下で述べるように、側壁76の傾斜角は金属が側
壁76に付着しやすいように選ぶ。
【0028】図示の装置の作動においては、タンディッ
シュ18からの溶融金属が、出口開口52からの落下流
75として供給ノズル19のトラフ62に落下する。落
下流75の少なくとも最外部分が側壁76に衝突・付着
し、その結果、溶融金属は溝71へと滑らかに流下し、
次いで出口スロット63を介して平行鋳造ロール16間
隙へと流下する金属シートを形成する。供給ノズル19
から供給された溶融金属は平行鋳造ロール16間隙上方
で溜め81を成し、この溜め81を平行鋳造ロール16
端で画成するのが対の側閉板56である。側閉板56
は、側閉板ホルダ84を備えた対の油圧シリンダ装置8
3の作動により平行鋳造ロール16の段付端57に保持
される。溜め81の上面、いわゆるメニスカスレベル8
2は供給ノズル19の下端よりも上方にある。従って、
供給ノズル19の下端はこの溜め81に浸漬し、供給ノ
ズル19の出口スロット63は溜め81の表面、即ちメ
ニスカスレベル82の下側に延びる。金属流はメニスカ
スレベル82よりも高い位置にトラフ62内に溶融金属
ヘッド又は溜めをなす。トラフ62下部の溶融金属溜め
はトラフ62床面の頂部72の上方に離間した上面77
へと延びることができる。従って、溶融金属シートは最
初溶融金属溜めの比較的深い部分に流下し、出口スロッ
ト63は溶融金属溜めの比較的静的な上側中央部に露出
する。湾曲した溝71があるために、移動する金属流は
上向き傾向があり、出口スロット63入口での横方向速
度は非常に小さい。従って、ほとんど乱流の生じること
なく比較的ゆっくりとした流れで溶融金属は出口スロッ
ト63に流入する。
【0029】本発明に従って構成される典型的な鉄金属
鋳造装置では、供給ノズルの出口スロットの幅は1mm
〜5mmの範囲、例えば1.5mm程度でよい。溝71
は例えば約15mm幅、深さが約7.5mmで、半径約
7.5mmに湾曲している。タンディッシュ18の出口
開口52は、例えば径が8mmで、約50mm間隔に配
する。鋳造作業中、供給ノズル19の底部に形成される
溶融金属ヘッドは典型的にはメニスカスレベル82より
も約20mm上方である。
【0030】図6及び図7に示した本発明の供給ノズル
19の別の実施例によれば、トラフ62の床面には、一
対の、上方を向きトラフ62の長手方向に出口スロット
63の各側と並行して延びる溝71を形成し、トラフ6
2の向い合う側壁76を下方にすぼめて溝71と連ね
る。溝71間には縦方向に延びる頂部72を画成し、溝
71の根底部73は滑らかに湾曲している。更に特定す
れば、溝71は円筒形に湾曲していてよい。頂部72は
ランド74状の平坦な頂面を有し、出口スロット63が
ランド74の中央に位置する。
【0031】タンディッシュ18の出口開口52は直線
状に2列に配列して、出口開口52A,52Bとし、各
出口開口52A,52Bはトラフ62の対応する各側壁
76の少なくとも部分的に上に、タンディッシュ18の
長手方向に延ばす。一方の列の出口開口52Aを他方の
列の出口開口52Bに対してトラフ62の長手縦方向に
互い違いに配する。
【0032】図6及び図7に示した装置の作動にあって
は、タンディッシュ18からの溶融金属を供給ノズル1
9のトラフ62へと、タンディッシュの出口開口52
A,52Bから出る2組の落下流75A,75Bとして
落下させる。落下流75A,75Bの少なくとも最外部
分が側壁76に衝突・付着し、その結果、溶融金属が溝
71へと滑らかに下方に流れる金属シートを成す。
【0033】図1乃至図5に示した装置と同様、鋳造作
業中に、供給ノズル19からの溶融金属はロール間隙上
方に溜め81を形成し、この溜め81を鋳造ロール端で
画成するのが一対の側閉板56である。側閉板56は、
側閉板ホルダ84を備えた対の油圧シリンダ装置83の
作動により平行鋳造ロール16の段付端57に保持され
る。溜め81の上面、いわゆるメニスカスレベル82は
供給ノズル19の下端よりも上方に上げることができ
る。従って、供給ノズル19の下端はこの溜め81に浸
漬し、供給ノズル19出口スロット63は溜め81の表
面、即ちメニスカスレベル82の下側へ延びる。金属流
はメニスカスレベル82よりも高い位置にトラフ62内
に溶融金属のヘッド又は溜め81をつくる。トラフ62
下部の金属溜めはトラフ62床面の頂部72の上方に離
間して上面77へと延びることができる。従って、溶融
金属シートは最初溜めの比較的深い部分に流下し、出口
スロット63は溜めの比較的静的な上側中央部に露出す
る。湾曲した溝71があるために、移動する金属流は上
向き傾向があり、出口スロット63入口での横方向速度
は非常に小さい。従って、ほとんど乱流の生じることな
く比較的ゆっくりとした流れで溶融金属は出口スロット
63に流入する。
【0034】図6及び図7に示した供給ノズル19の実
施例は出口スロット63の幅を10mmまで広げること
ができるという予想されない利点をもたらす。この10
mmという値は図1乃至図5に示した実施例で可能な値
よりもかなり広く、しかも製品品質の劣化もない。出口
スロット63が比較的広いということは、出口スロット
63が閉塞する恐れが最少になるという点から有利であ
る。
【0035】本発明の要旨を逸脱することなく、本発明
の実施例を種々変更、修飾できるのは勿論である。
【0036】例えば、溝71をトラフ62の横方向に延
びる複数の壁により一連の区画室に分けることによりト
ラフ62長手方向の溶融金属流を最小限とすることがで
きる。斯かる横方向壁は落下流75,75A,75Bが
横方向壁の間の中央の区画室に落ちるよう位置決めする
ことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の金属ストリップ鋳造方法及び装
置によれば、ロール間隙幅方向に非常に均一な溶融金属
流分布を得ることができて些細な流れ変動による瑕疵を
生じ難くできる、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成し、作動する装置を含んだ
連続ストリップ鋳造機を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に従い構成された供給ノズル
を含む、図1に示した鋳造機の重要構成部分を示す縦断
面図である。
【図3】図1の断面を横切る方向に切断した、鋳造機の
重要構成部分を示す縦断面図である。
【図4】図2に示した供給ノズルを含む部分の拡大縦断
面図である。
【図5】図4に示した供給ノズルの分解斜視図である。
【図6】供給ノズルの別の実施例を示す、図4に似た拡
大縦断面図である。
【図7】図6の供給ノズルの分解斜視図である。
【符号の説明】
16 平行鋳造ロール 18 タンディッシュ 19 供給ノズル 20 凝固ストリップ 52,52A,52B 出口開口 62 トラフ 63 出口スロット 71 溝 72 頂部 73 根底部 74 ランド 75,75A,75B 落下流 76 側壁 77 上面 81 溜め 82 メニスカスレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 平二 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (72)発明者 ジョン フリーマン オーストラリア ニュー サウス ウェ ールズ カヒバー レマナ プレイス 7 (56)参考文献 特開 平4−251639(JP,A) 特開 平3−77750(JP,A) 特開 昭64−99757(JP,A) 特開 平4−262837(JP,A) 特開 平1−293958(JP,A) 特開 昭63−43755(JP,A) 特開 昭63−40671(JP,A) 特開 昭63−40670(JP,A) 特開 昭62−89566(JP,A) 実開 平4−6351(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/06 330 B22D 11/10 330 B22D 41/50 520

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属を一対の平行鋳造ロール間へ
    と、ロール間隙上方に配した供給ノズルを介して導く金
    属ストリップ鋳造方法において、供給ノズルに溶融金属
    を受ける細長のトラフを設け、トラフの床面にトラフ長
    手方向に延びる上向き溝と出口スロットとを並行させて
    設け、溝の一側をトラフ側壁に滑らかに連ね、溝の他側
    を溝根底部の上方に出口スロットへと延ばし、トラフ側
    壁を垂直線に対し鋭角に配し、溶融金属を供給ノズルに
    1つ又は複数の自由落下流として供給してトラフ側壁に
    衝突・付着させることにより滑らかに下方に溝へと流れ
    る金属シートを形成することを特徴とする金属ストリッ
    プ鋳造方法。
  2. 【請求項2】 トラフ内の溶融金属の上面がトラフ床面
    の頂部よりも高くなるよう溶融金属を供給ノズルに供給
    した、請求項1に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  3. 【請求項3】 ロール間隙を形成する一対の平行鋳造ロ
    ールと、溶融金属をロール間隙に供給する供給ノズルと
    を有する金属ストリップ鋳造装置において、供給ノズル
    に溶融金属を受ける細長のトラフを設け、トラフの床面
    にトラフ長手方向に延びる上向き溝と出口スロットとを
    並行させて設け、溝の一側をトラフ側壁に滑らかに連
    ね、溝の他側を溝根底部の上方に出口スロットへと延ば
    し、トラフ側壁を垂直線に対し鋭角に配し、更に、1つ
    又は複数の落下流としてトラフの側壁に衝突するように
    溶融金属を供給ノズルへと供給するタンディッシュを設
    けたことを特徴とする金属ストリップ鋳造装置。
  4. 【請求項4】 溶融金属の溜めをロール間隙上方に形成
    し、供給ノズルの出口スロットを前記溶融金属の溜めの
    表面の下へ延ばした、請求項3に記載の金属ストリップ
    鋳造装置。
  5. 【請求項5】 出口スロットの各側に夫々対応する一対
    の上向き溝を並行させてトラフ長手方向に延ばし、両溝
    間に長手方向に延びる溝根底部より高い頂部を画成し、
    両溝間の前記頂部に出口スロットを延ばし、トラフの側
    壁を下方にすぼめて垂直線に対し鋭角に配すると共に溝
    外側に滑らかに連ね、タンディッシュに、トラフ長手方
    向に直線状に2列になった出口開口を設けて各々トラフ
    の各側壁の上方に配した、請求項3又は4に記載の金属
    ストリップ鋳造装置。
  6. 【請求項6】 各溝の根底部を円筒状に湾曲させた、請
    求項5に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  7. 【請求項7】 一方の列の出口開口と他方の列の出口開
    口を互い違いとした、請求項5又は6に記載の金属スト
    リップ鋳造装置。
JP5049972A 1992-04-24 1993-02-16 金属ストリップ鋳造方法及び装置 Expired - Lifetime JP3007942B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPL208992 1992-04-24
AU2089 1992-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH067897A JPH067897A (ja) 1994-01-18
JP3007942B2 true JP3007942B2 (ja) 2000-02-14

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ID=3776110

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