JPH1133647A - バリ押さえ装置 - Google Patents

バリ押さえ装置

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JPH1133647A
JPH1133647A JP19677797A JP19677797A JPH1133647A JP H1133647 A JPH1133647 A JP H1133647A JP 19677797 A JP19677797 A JP 19677797A JP 19677797 A JP19677797 A JP 19677797A JP H1133647 A JPH1133647 A JP H1133647A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
feed
rack
rollers
burr
Prior art date
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Pending
Application number
JP19677797A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Yoshimura
幹雄 吉村
Takashi Nishimura
隆 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Machinery Inc
Original Assignee
Nichiden Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichiden Machinery Ltd filed Critical Nichiden Machinery Ltd
Priority to JP19677797A priority Critical patent/JPH1133647A/ja
Publication of JPH1133647A publication Critical patent/JPH1133647A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矩形状の軟質な平板の切断バリを正確な送り
をしつつ押さえる装置を提供する。 【解決手段】 トランスファ送りを行いつつ、送り爪1
9a,19bの送り速度と同期して、周速どが等しい押
さえローラ12で押さえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は矩形状の軟質な平
板(ある程度腰のある厚めの箔を含む)をトランスファ
ー送りで搬送しつつ端面のバリ、返りを押さえて寝かせ
たり、潰したりする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質な金属板を部品として使用する場合
矩形状に切断した際の切断バリを有しているのでそのま
ま使用すると不具合を生ずる。そこでそれを押さえて寝
かせることが行なわれる。例えば図4に示すように下側
の駆動ローラ2と上側の押さえローラ3の間に矩形状軟
質平板(以下ワーク)1を通してバリをなくしてから使
用することがおこなわれる。しかしながらこの方法はロ
ーラ2,3から出たワーク1の位置が定まらず引き続き
組み立て工程に位置を定めて搬送する為には位置出し
(工程)を必要とし、搬送の途中を利用してバリ押さえ
を行なうには問題がある。
【0003】他の方法として、この発明が対象とするワ
ークよりさらに薄く腰のない箔材にもちいられる方法と
して、図5のように水平動するテーブル4上にワーク
(軟箔材)を吸着保持して搬送する途中に押さえローラ
5を配してしわの矯正とバリの押さえを行なうものであ
る。この方法によればテーブル4への載置を精度よく行
なえば処理後の停止位置は高精度でおこなえる。しかし
ながらこの方法もテーブル4へワークを載せたり、そこ
から取り出したりするために特別な機構を必要とし搬送
の途中を利用してバリ押さえを行なうと言えるような方
法ではない。さらにこの方法はワークの1方を面で支
え、他方をローラで押さえてバリを寝かせる方法なの
で、材質が硬めのものや、厚みが厚いものはローラ5側
は十分バリを寝させる効果があるが、テーブル4側が効
果が少なく、それを補う為に押圧を高くするとそれに耐
えるようにテーブル4や押さえローラ5を頑丈にする必
要があり装置が大型となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明はワー
クを位置精度のよいトランスファ送りする途中で端面の
切断バリを押さえるようにしたバリ押さえ装置提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はワークの後端面を押してトランスファ
送りする送り機構と、その送り途中においてワークの両
側端にそれぞれ配置され、送り機構に連動し、送り機構
の送り速度に等しい周速度で駆動される上側と下側のバ
リ押さえローラとを具備することを特徴とするバリ押さ
え装置を提供する。上記の構成によればトランスファ送
りにより搬送するので精度の良い送りができ、バリ押さ
えローラは上下に配置し、しかもワークの端部のみ押さ
えるものであるから押圧は局所に集中するので大きな圧
力は必要とせず、従って機構も小型なものとなる。さら
にローラが送る速度と同じ速度で後を押しているのでロ
ーラの送りが正常な場合はワークにはトランスファ送り
による応力はほとんどかからないが、スリップ等ローラ
の送りに異常が生じるとトランスファ送りの力が加わり
すぐに修正するので異常な送りによるワークの破損事故
や装置の故障が少なくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の装置を示す平面図である。
ワーク1は間隔を持って配置された2本のレール10上
を両側をガイドレール11で位置規制されて搬送され
る。搬送路の途中にはワーク1の両側部を押圧する上下
のローラがワークの側面位置に対応した位置に配置さ
れ、図に於いては上側のローラ12が示されている。上
側のローラ12,12は上側の軸13でつながると共
に、その両外側に配置された上側のギア14,14とも
軸13でつながっている。それらの下方には詳細は後述
するが下側のローラ、下側のギアが下側の軸によってつ
ながって同様な構成で配置され、上下のギアが噛合って
いて上下のローラはワーク1の厚みに対応したギャップ
をとっている。上側の軸13のさらに外側の1方にはラ
ック用ギア15が設けられラック16に噛合っている。
【0007】ラック16は揺動装置17につながったロ
ッド18に駆動されてワーク1の搬送方向(X方向)に
往復動作する。この往復動作により上述のギア群従って
上下のローラが往復回転動作する。そしてラックの移動
長と上下ローラの対応する移動周囲長を等しく設定して
ある。
【0008】2本のレール11の間にはその間隔幅に対
してほぼいっぱいの幅の送り爪が先端と後端は細い爪1
9aが間には太い爪19bが2個の計4個配置され、そ
の間隔はワーク1がちょうど納まる長さである。4個の
爪19a,19bは詳細は後述するが下方で1体につな
がりスクェアーモーションによりワーク1を図1におい
て右にトランスファー送りする。即ち、爪19a,19
bはラック16に対して上下動は自在であって、カム機
構により上下動作が制御されるが、ワークの搬送方向に
はラック16と一体的に移動する。従って、爪19の送
り速度とローラの送り速度は常に等しくなっている。
【0009】次に図2に示す側面図を主として用いて
(必要により図1も併用して)さらに詳細な構成を説明
する。なおわかりやすくするためにレール10,12や
揺動装置17を略してある。下側の軸13aはベース板
20に立設され、平行状態に配置された2枚の板状の筐
体21,21に軸受けされ筐体21,21間に下側ロー
ラ12a,12aが取り付けられている。そして、筐体
21,21の外側にそれぞれ下側のギア14a,14a
が取り付けられている。
【0010】その上方には筐体21,21にそれぞれ板
状の副筐体22,22が上下調節可能に設けられ、この
副筐体22,22に上側の軸13が軸受けされ、上側ロ
ーラ12、上側ギア14が同様に取り付けられている。
なお、上下のローラ12,12aは内側を面取りして押
さえた跡が目立たないようにしているが、ワーク1の端
がこのテーパ部分にかからず必ず平たい部分にくるよう
に調整されなければならない。片側がテーパ部分にくる
と圧力や、周速度が他方とことなるので片送りとなり、
ワーク1や装置が破損する場合がある。
【0011】上側の軸13の最も外側に取り付けられた
ラック用ギア15に噛合ったラック16は水平スライド
プレート23に水平状態に取り付けられている。そし
て、水平スライドプレート23は直線ガイド24,24
により前記筐体21に平行に配置された第3の筐体25
にX方向に摺動自在に取り付けられている。そして駆動
用のロッド18はこの水平スライドプレート23に取り
付けられて水平スライドプレート23をX方向に往復動
に駆動する。
【0012】またスライドプレート23には直線ガイド
25を介して上下スライドプレート26が上下動自在に
取り付けられている。又、上下スライドプレート26の
下端には当て板27が水平に設けられると共にバネ28
により上方に付勢されている。そして、当て板27の上
面を押さえてカムフォロア29が上下動自在に配置さ
れ、それを高さ制御するカム制御ロッド30に結合して
いる。そして、上下スライドプレート26には送り爪1
9を支持するアーム31が取り付けられている。
【0013】次に送り爪19について図3に示す筐体や
レールを略した斜視図を用いてさらに詳細に説明する。
送り爪19は搬送方向先頭と末尾に細い爪19a,間に
2個の太い爪19bを所定の間隔で配して下方で一体に
つながっている。そして、アーム31を介して上下スラ
イドプレート26に固定されている。上下スライドプレ
ート26は2個の直線ガイドにより水平スライドプレー
ト23に上下動自在にとりつけられている。さらに上下
スライドプレート26の下端に固定されている当て板は
水平スライドプレート23に固定されているラック16
の長さに対応した長さで水平に取り付けられている。こ
のように構成されて爪19a,19bはカムフォロア2
9の上下動により上下動し、水平スライドプレート23
のX方向移動により同方向に移動する。なお送っていな
い時にワーク1が上下のローラ12,12aに接触しな
いように太い爪19bの止まる位置はローラ12,12
aの位置とし、爪を太くしワークが接近しないように設
定している。なぜならば、送り爪19が戻る際はローラ
は逆回転しているためである。
【0014】そして揺動装置17とカム制御ロッド30
とは同期して運動する。
【0015】次にこの装置の動作の説明を行なう。図1
に示される3個のワークの内右側のものはローラ12,
12aをくぐりバリ押さえが済んだものであり、中のも
のは次のステップでローラ12,12aをくぐるもので
あり、左のものは新たに供給されたものである。そして
送り爪19は下がった状態で戻って図1の位置にある。 (1)カム制御ロッド30によりカムフォロア29が上
昇し、それにより送り爪19が上昇する。 (2)次に揺動装置17に引かれて水平スライドプレー
ト23がX方向に移動すると、ラック16及び送り爪1
9共にX方向に移動し、ワーク1をおくると共にローラ
12,12aが回転する。 (3)ローラ12,12aがワ−ク1を咬んだ後はロー
ラ12,12aがワーク1を送るが送り爪19も同じ速
度で追随する従ってローラ12,12aによる送りが片
送りになりそうになっても送り爪19が補正する。 (4)ワーク1がローラ12,12aを通り抜け所定位
置までおくられた所で揺動装置17は水平スライドプレ
ート23を引くのを止める。そしてカム制御ロッド30
がカムフォロア29を降下させ、送り爪19を降下させ
る。 (5)次に揺動装置17が水平スライドプレート23を
−X方向に押して送り爪19をもとの位置に戻す。この
間ラック16ももとの位置に移動するのでローラ12,
12aは逆回転するが、ワーク1はローラ12,12a
に接触しない位置に置かれているので配置がかわること
はない。 (6)その間に図1における左側のワーク1の位置に次
のワーク1が供給配置され、図1に示すと同じ最初の状
況となり、以後(1)〜(6)の動作を繰り返してワー
ク1の端面のバリを押さえる。
【0016】上記の実施例によればトランスファー送り
の送り爪を動かす直線往復動作をローラの回転動作にか
えて利用するものであるが、逆に上側の軸13か下側の
軸13aを回転往復動作で駆動し、それを送り爪の直線
往復動作にかえるようにするのもほとんど似た構造でで
きる。さらにそれらを別々に駆動しながら同期をとる物
でも良い。
【発明の効果】以上の様にこの発明によれば正確な位置
送りでもって、ワークのバリを押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の平面図である。
【図2】 その側面図である。
【図3】 その要部斜視図である。
【図4】 従来の装置の例の正面図である。
【図5】 従来の他の例の正面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 12 上側のバリ押さえローラ(上側のローラ) 12a 下側のバリ押さえローラ(下側のローラ) 14 上側ギア 14a 下側ギア 15 ラックに噛合うギア(ラック用ギア) 16 ラック 19 送り爪 19a 細い爪 19b 太い爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形で軟質平板状のワークの後端面を押し
    てトランスファ送りする送り機構と、その送り途中にお
    いて前記ワークの両側端にそれぞれ配置され、送り機構
    に連動し、送り機構の送り速度に等しい周速度で駆動さ
    れる上側と下側のバリ押さえローラとを具備することを
    特徴とするバリ押さえ装置。
  2. 【請求項2】トランファー送りの送り爪と一体に送り方
    向に移動するラックを備え、前記バリ押さえローラはそ
    のラックに噛合うギアの回転動作により回転する請求項
    1のバリ押さえ装置。
  3. 【請求項3】前記上側と下側のバリ押さえローラは共に
    回転駆動されている請求項1のバリ押さえ装置。
JP19677797A 1997-07-23 1997-07-23 バリ押さえ装置 Pending JPH1133647A (ja)

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JP19677797A JPH1133647A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 バリ押さえ装置

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JP19677797A JPH1133647A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 バリ押さえ装置

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JPH1133647A true JPH1133647A (ja) 1999-02-09

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ID=16363468

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JP19677797A Pending JPH1133647A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 バリ押さえ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2690364A1 (fr) * 1992-04-24 1993-10-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Procédé et appareil de coulée d'une bande de métal.
CN104015088A (zh) * 2014-05-09 2014-09-03 山东东星表业有限公司 给料机及具有其的棒料加工装置
CN104249121A (zh) * 2013-06-26 2014-12-31 安特(苏州)精密机械有限公司 一种棘轮送料设备
CN112620439A (zh) * 2020-12-11 2021-04-09 湖南诺贝斯特科技有限公司 一种自动卷封系统及其卷封方法

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