JP3678821B2 - 入退室管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル等における入退室管理システムに関し、事務室やテナント等の関係者であれば誰でも入退室が可能な一般管理区域への入退室および、該一般管理区域内に設けられた金庫室や機械室等のように特定の人だけが入室できる特定管理区域への入退室の制限や管理を行なう入退室管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、ビルの1フロアを複数の管理区域に区分けして使用している状態を示すもので、事務室やテナントの関係者等であれば誰でも入室可能な一般管理区域Aと、一般管理区域A内に設けられ、金庫室や機械室のような特定の人だけが入室できる特定管理区域B1,B2,B3,B4に区分けされている。
【0003】
図5に示した管理区域への従来の入退室管理システムのブロック図を図7に示す。図7において、1Aおよび2Aはカードリーダで、事務室等の関係者であれば入退室が許可される一般管理区域Aの出入口付近に設置され、一般管理区域Aに入室または退室しようとする者が所有する磁気カードや非接触カードに書込まれた個人情報を読み込むあるいは、テンキー等の暗証番号を入力する読込み装置であり、1Aは入室用、2Aは退出用である。
【0004】
1B1,1B2,1B3,1B4および2B1,2B2,2B3,2B4は、一般管理区域A内で特定の者だけが入退室できる金庫室等の特定管理区域B1,B2,B3,B4それぞれの出入口付近に設置され、特定管理区域B1,B2,B3,B4に入室または退室しようとする者が所有する磁気カードや非接触カードからの個人情報を読み込むあるいは、テンキー等の暗証番号を入力する読込み装置である。尚、1B1〜1B4は入室用、2B1〜2B4は退室用である。ここでは、磁気カードを用いた例を説明するため、1A,2Aおよび1B1,1B2,1B3,1B4、2B1,2B2,2B3,2B4は、カードリーダとする。
【0005】
また、20は、カードリーダ1A,2Aおよび1B1,1B2,1B3,1B4、2B1,2B2,2B3,2B4で読取った個人情報をもとに一般管理区域および特定管理区域への入退室を許可する入退室管理装置である。照合情報記憶部4Aは、一般管理区域Aへの入退室が許可されているカードの個人情報を記憶し、照合情報記憶部4Bは、個人情報毎に入室可能な特定管理区域B1,B2,B3,B4を記憶している。
【0006】
このような入退室管理システムにおいては、まず、一般管理区域Aへの入室者は、入室する際にカードリーダ1Aに自分の所有するカードの個人情報を読み込ませる。読み込まれた個人情報は、入力部3Aを介して判断部5に入力され、判断部5にて照合情報記憶部4Aに記憶された個人情報と比較し、入室が許可されているカードか否かが判断される。個人情報記憶部4Aに個人情報が記憶された正当なカードであれば、入室が許可され、一般管理区域Aの出入口の電気錠7Aが解錠され、一般管理区域Aへの入室が可能となる。
【0007】
一般管理区域Aを退室する際には、カードリーダ2Aに退室者の所有するカードの個人情報を読み込ませる。読み込まれた個人情報は、入室時と同様に、入力部3Aを対して判断部5に入力され、判断部5にて照合情報記憶部4Aに記憶された個人情報と比較され、退室が許可されているカードか否かが判断される。照合情報記憶部4Aに記憶された正当なカードであれば、退室が許可され、一般管理区域Aの出入口の電気錠7Aが解錠され、一般管理区域Aからの退室が可能となる。
【0008】
また、特定管理区域B1への入室者は、入室する際にカードリーダ1B1に自分の所有するカードの個人情報を読み込ませる。読み込まれた個人情報は、入力部3Bを介して判断部5に入力され、判断部5にて照合情報記憶部4Bに記憶された個人情報と比較され、特定管理区域B1への入室が許可されているカードか否かが判断される。照合情報記憶部4Bに記憶された正当なカードであれば、入室が許可され、特定管理区域B1への出入口の電気錠7B1が解錠され、特定管理区域B1への入室が可能となる。
【0009】
特定管理区域B1を退室する際には、カードリーダ2B1に退室者の所有するカードの個人情報を読み込ませる。読み込まれた個人情報は、入室時と同様に、入力部3Bを介して判断部5に入力され、判断部5にて照合情報記憶部4Bに記憶された個人情報と比較し、退室が許可されているカードか否かが判断される。照合情報記憶部4Bに記憶された正当なカードであれば、退室が許可され、特定管理区域B1への出入口の電気錠7B1が解錠され、特定管理区域B1からの退室が可能となる。
【0010】
いずれの場合も、判断部5はカードリーダ1A,2Aおよび1B,2Bから読み込まれた個人情報が照合情報記憶部4Aおよび4Bに記憶されたデータと一致しなかった場合は、入退室を禁止、つまり、電気錠7Aおよび7B1を施錠状態のまま保持する。さらに、判断部5は、CRTやスピーカなどの報知手段8に不一致信号を出力し、操作者に対して入室が不可であることを報知する。
【0011】
また、照合情報記憶部4Bは、個人情報毎に入室が許可されている特定管理区域が記憶されているため、読み込まれた個人情報に応じて、入室できる特定管理区域B1,B2,B3,B4の設定を行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記入退室管理システムにおいて、一般管理区域Aのみに入室することが許可されている者には、一般管理区域Aに入室するための情報が書込まれたカードのみを渡し、特定管理区域Bに入室が許可されている者には、一般管理区域Aに入室するための個人情報が書込まれたカードと、特定管理区域Bに入室するための個人情報が書込まれたカードの2枚のカードを渡していた。
【0013】
また、1枚のカードで一般管理区域Aおよび特定管理区域Bの両方へ入室するために、一般管理区域Aに入室することができる個人情報に特定管理区域Bへ入室することができる個人情報を付加して1枚のカードに書込んだものがあった。
さらに、カードに1枚毎に個別の情報を書込み、カードに書込まれた個別の情報に応じて入退室管理装置が特定管理区域Bへ入室できるものか否かを判断するようにしたものがあった。
【0014】
しかし、上記従来の入退室管理システムにおいては、特定管理区域Bへ入室するための個人情報が書込まれたカードを管理区域外に持ち出すことが可能で、一般管理区域外でカードを紛失し、本来管理区域への入室が許可されていない第三者の手に渡ってしまった場合に、一般管理区域さらに特定管理区域への不正な入室が行われる虞があった。
【0015】
本発明の入退室管理システムは、特定管理区域Bに入室するための個人情報が書込まれカードが管理区域外へ持ち出されることを防ぐことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記従来の問題点を解決するために、本発明の請求項1の発明の入退室管理システムは、
一般管理区域への入室者の個人情報を読み込む第1の読込み装置と、
一般管理区域内で特定の者のみが入室できる特定管理区域への入室者の個人情報を読み込む第2の読込み装置と、
第1の読込み装置からの個人情報が入力される第1の入力部と、第2の読込み装置からの個人情報が入力される第2の入力部と、一般管理区域に入室を許可されている個人情報を記憶している第1の照合情報記憶部と、特定管理区域に入室を許可されている個人情報を記憶する第2の照合情報記憶部と、第1または第2の入力部を介して入力される個人情報が第1または第2の照合情報記憶部に記憶されている個人情報と一致したときに入退室許可信号を出力する判断部とから構成される入退室管理装置と、
一般管理区域の出入口の扉を通常は施錠状態とし、入退室許可信号が入力されると解錠状態となる第1の施錠手段と、
特定管理区域の出入口の扉を通常は施錠状態とし、入退室許可信号が入力されると解錠状態となる第2の施錠手段とからなる入退室管理システムにおいて、
一般管理区域内に設置され、個人情報を読み込む第3の読込み装置と、
特定管理区域への入室が許可されている個人情報を記憶している限定情報記憶部と、
第3の読込み装置からの個人情報と限定情報記憶手段に記憶されている個人情報が一致したときに第1および第2の照合情報記憶部に記憶されている個人情報を書換える書換え判断部を、入退室管理装置に設けたこ構成としている。
【0017】
また、請求項2の発明入退室管理システムは、請求項1の発明において、一般管理区域からの退室者の個人情報を読み込む第4の読込み装置と、
特定管理区域からの退室者の個人情報を読み込む第5の読込み装置とを設け、
判断部の第1の入力部は、第1および第4の読込み装置からの個人情報が入力され、第2の入力部は、第2および第5の読込み装置からの個人情報が入力されるようにした構成としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の入退室管理システムの実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1)
(1)構成
本発明の入退室管理システムの第1の実施例のブロック図を図1に示す。この例は図5に示した管理区域に適用したもので、前述の図5及び図7において示した同一機能については同じ符号を用いている。
【0019】
図1及び図5において、1Aおよび2Aは、一般管理区域の出入口付近に設置され、一般管理区域への入退室者の個人情報を読取るカードリーダ、1B1,1B2,1B3,1B4および2B1,2B2,2B3,2B4は、特定管理区域B1,B2,B3,B4それぞれの出入口付近に設置され、特定管理区域B1,B2,B3,B4への入退室者の個人情報を読取るカードリーダである。12は、カードリーダ1A,2Aおよび、1B1〜1B4、2B1〜2B4で読取った個人情報をもとに一般管理区域および特定管理区域への入室を許可する入退室管理装置である。3Aおよび3Bは、それぞれ上記カードリーダ1A,2Aおよび1B1〜1B4、2B1〜2B4で読取った個人情報が入力され判断部5へ出力する入力部である。4Aおよび4Bは、それぞれ一般管理区域および特定管理区域の入退室が許可されている個人情報を記憶する照合情報記憶部である。5は、入力部3Aおよび3Bから入力される個人情報と、照合情報記憶部4Aおよび4Bに記憶されているデータとを比較し、一致したときに入退室許可信号を出力し、また、不一致のときに不一致信号を出力する判断部である。6は、読み込まれた個人情報や読み込み操作が行われた時刻などを記憶する操作情報記憶手段である。7Aおよび7B1,7B2,7B3,7B4は、入退室管理装置からの入退室許可信号が入力されると解錠される電気錠である。8は、入退室管理装置からの不一致信号が入力されたときに個人情報が不一致であることをカード使用者に報知する報知手段である。9は、一般管理区域内に設けられ、個人情報を書き換えるための個人情報を読取るカードリーダである。4Cは、カードの個人情報に応じて、入室することが可能な特定管理区域を記憶する限定情報記憶部である。11は、カードリーダ9により読み込まれた個人情報と限定情報記憶部4C及び照合情報記憶部4Bに記憶された個人情報を比較し、該個人情報が一致したときに照合情報記憶部4Aおよび4Bに記憶されているデータを書換える書換え判断部である。
【0020】
次に、本発明の入退室管理システムの動作を図2及び図3の動作フロー図と共に説明する。
(2)入室時の動作
まず、管理区域内へ入室する場合について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
【0021】
入室者は、一般管理区域A内に入室するために、一般管理区域Aへの入口付近に設置されたカードリーダ1Aに個人情報を読み込ませる(S30)。すると、カードリーダ1Aから個人情報が出力され、入退室管理装置12の入力部3Aに入力される。入力部3Aに入力された個人情報は判断部5に出力され、操作情報記憶部6に個人情報及び操作時刻が記憶されるとともに(S32)、入力部3Aから入力れた個人情報であるので8S38)、照合情報記憶部4Aに記憶されたデータと比較される(S40)。照合情報記憶部4Aには、一般管理区域への入退室が許可されているカードの個人情報が記憶されており、読み込まれた個人情報が照合情報記憶部4Aに記憶されている場合は、判断部5にて一般管理区域への入室が許可され、入退室許可信号が出力される(S42)。この入退室許可信号は一般管理区域の出入口扉の電気錠7Aに入力され、電気錠7Aは解錠状態となる(S44)。これにより入室者は一般管理区域への入室が可能となる。
【0022】
個人情報が照合情報記憶部4Aに記憶されたデータと不一致の場合には、判断部5は、電気錠7Aを施錠状態のまま保持するとともに、不一致信号をスピーカやCRT等の報知手段に出力する(S48)。不一致信号が入力された報知手段は、カード使用者に対して個人情報の不一致を報知する。
【0023】
一般管理区域に入室した入室者が特定管理区域に入室する場合、特定管理区域への入室者は、まず一般管理区域内に設置された書換え用カードリーダ9に入室時に使用したカードの個人情報を読み込ませる(S34)。書換えカードリーダ9で読み込まれた個人情報は、書換え判断部11に入力され、操作情報記憶部6に個人情報及び操作時刻が記憶される(S36)。書換え判断部11は、入力された個人情報が限定情報記憶部4Cに記憶されているデータと照合して(S52)一致し、かつ照合情報記憶部4Bと照合して(S54)、照合情報記憶部4Bに記憶されていないものであれば、照合情報記憶部4Aに記憶されている個人情報から、操作された該カードの個人情報を削除するとともに(S58)、判断データ記憶部4Bに該カードの個人情報を記憶させる(S60)。
【0024】
このとき、該カードの情報が限定情報記憶部4Cに記憶されている個人情報と一致しなければ、書換え判断部11は報知手段に不一致信号を出力し(S56)、該カードでの特定管理区域への入室が不可能であることをカード使用者に報知する。
【0025】
その後、特定管理区域B1に入室する場合、 カードが特定管理区域へ入室可能なものであれば、特定管理区域の入口付近に設置されたカードリーダ1B1にカードの個人情報を読み込ませる(S30)。カードリーダ1B1で読み込まれた個人情報は、入力部3Bを介して判断部5に入力される。判断部5に入力された個人情報は、操作情報記憶部6に記憶されるとともに(S32)、入力部3Bから入力された個人情報であるので(S38)、照合情報記憶部4Bに記憶されたデータと比較される(S46)。なお、該カードの個人情報は、書換え用カードリーダ9に個人情報を読み込ませたとき、照合情報記憶部4Aから削除され、照合情報記憶部4Bに記憶されている。つまり、読み込まれた個人情報は照合情報記憶部4Bに記憶されており、したがって、判断部5にて特定管理区域への入室が許可され、入退室許可信号が出力される(S42)。この入退室許可信号は特定管理区域の出入口扉の電気錠7B1を解錠する(S44)。これにより入室者は特定管理区域への入室が可能となる。
【0026】
一般管理区域にしか入室できないカードや、特定管理区域に入室できるカードであっても書換え用カードリーダ9に情報を読み込ませていなければ、個人情報は照合情報記憶部4Bに記憶されないため、判断部5から不一致信号が出力される(S48)。従って、判断部5は、カードリーダ1Aを操作したときと同様に、電気錠7B1を施錠状態に保持し、報知手段8により、カード使用者に対して個人情報の不一致を報知する。
【0027】
従って、特定管理区域に入室する際には、一般管理区域に設置された書換え用カードリーダ9に個人情報を読み込ませ、特定管理区域に入室できるカードか否かを判断した後、特定管理区域に入室可能なカードであれば、照合情報記憶部4Aおよび4Bに記憶されている個人情報を書換える。つまり、照合情報記憶部4Aに記憶している該カードの個人情報を削除し、照合情報記憶部4Bに該カードの個人情報を記憶させることによって、該カードによる特定管理区域への入室を可能とする。
【0028】
(3)退室時の動作
次に、管理区域を退室する場合について図2及び図3の動作フロー図を参照しつつ説明する。
管理区域を退室するときには、退室者は特定管理区域B1の出口付近に設置されたカードリーダ2B1に個人情報を読み込ませる(S30)。この個人情報は、入力部3Bを介して判断部5へ入力される。この操作は操作情報記憶部6に記憶される(S32)。すると判断部5は、入力部3Bからの個人情報であるので(S38)、個人情報と照合情報記憶部4Bに記憶されたデータとを比較し(S46)、該個人情報が照合情報記憶部4Bに記憶されていれば、判断部5にて特定管理区域からの退室が許可され、入退室許可信号が入力される(S42)。この入退室許可信号は特定管理区域の出入口扉の電気錠7B1に入力され、電気錠7B1を解錠状態とする(S44)。これにより退室者は特定管理区域からの退室が可能となる。なお、上記照合において個人情報が照合情報記憶部4Bに記憶されていなければ、不一致信号が出力され報知される(S48)。
【0029】
特定管理区域を退室した退室者が一般管理区域を退室する場合、一般管理区域からの退室者は、まず一般管理区域内に設置された書換え用カードリーダ9に入室時に使用したカードの個人情報を読み込ませる(S34)。カードリーダ9で読み込まれた個人情報は、書換え判断部11に入力され(S50)、この操作は操作情報記憶部6に記憶される(S36)。書換え判断部11は、入力された個人情報が照合情報記憶部4B(S54)および、限定情報記憶部4Cに記憶されているデータと照合し(S52)、それらが一致すれば、照合情報記憶部4Bに記憶されている個人情報から、操作された個人情報を削除するとともに(S62)、一般管理区域への入退室が許可されているカードの個人情報を記憶する判断データ記憶部4Aに該カードの個人情報を記憶させる(S64)。
【0030】
その後、一般管理区域の出口付近に設置されたカードリーダ2Aに該カードの個人情報を読み込ませる(S30)。カードリーダ2Aで読み込まれた個人情報は、入力部3Aを介して判断部5に入力される。判断部5に入力された個人情報は、操作情報記憶部6に記憶されるとともに(S32)、入力部3Aから入力された個人情報であるので(S38)、照合情報記憶部4Aに記憶されたデータと比較される(S40)。該カードの個人情報は、カードリーダ9に個人情報を読み込ませることにより、照合情報記憶部4Bから削除され、照合情報記憶部4Aに記憶されている。つまり、読み込まれた個人情報は照合情報記憶部4Aに記憶されており、判断部5にて一般管理区域からの退室が許可され、入退室許可信号が出力される(S42)。この入退室許可信号は特定管理区域の出入口扉の電気錠7Aに入力され、電気錠7Aを解錠状態とする(S44)。これにより退室者は一般管理区域からの退室が可能となる。
【0031】
カード使用者がカードリーダ9にカードの情報を読取込ませずにカードリーダ2Aに個人情報を読み込ませると、個人情報が照合情報記憶部4Aに記憶されていないため、判断部5は、カードリーダ1Aを操作したときと同様に、カード使用者に対して個人情報の不一致を報知し(S48)、電気錠7Aは施錠状態のままになるため、退室者は管理区域から退室することはできない。
【0032】
従って、一般管理区域から退室する際は、照合情報記憶部4Aおよび4Bに記憶された個人情報は、一般管理区域にのみ入室できる状態に切り換えられたものとなる。管理区域外でカードを紛失し、第三者の手に渡ってしまったとしても、一般管理区域に入室した後、カードリーダ9に個人情報を読み込ませなくては特定管理区域B1,B2,B3,B4に入室することができない。
【0033】
(実施例2)
本発明の入退館管理システムの第2の実施例のブロック図を図4に示す。この例は実施例1と同様、図5に示した管理区域に適用したものであり、実施例1において示した同一機能については同じ符号を用いる。
【0034】
図4に示す第2の実施例の構成は、実施例1で説明した入退室管理システムの構成から、一般管理区域の出入口付近に設置され、一般管理区域からの退室者の個人情報を読み取るカードリーダ2Aと、特定管理区域B1,B2,B3,B4それぞれの出入口付近に設置され、特定管理区域からの退室者の個人情報を読み取るカードリーダ2B1,2B2,2B3,2B4を除いたものである。電気錠7Aは、管理区域外から一般管理区域へ入室する際は、個人情報の照合により解錠となるが、一般管理区域内からの退室時には個人情報の照合を行なわずに手動により解錠することができるものとする。同様に、電気錠7B1,7B2,7B3,7B4も、一般管理区域から特定管理区域へ入室する際は、個人情報の照合により解錠となるが、特定管理区域内からの退室時には個人情報の照合を行なわずに手動により解錠することができるものとする。
【0035】
次に、上記のような構成にした第2の実施例の入退室管理システムの動作を説明する。入室時については、実施例1と同じ動作を行なう。
退室時は、特定管理区域を退室後、実施例1と同様に書換え用カードリーダにカードの個人情報を読み込ませることにより、照合情報記憶部4Bに記憶されている個人情報が削除され、照合情報記憶部4Aに個人情報が記憶される。これにより、次に一般管理区域に入室する際にカードリーダ1Aにカードの個人情報を読み込ませることにより一般管理区域への入室が可能となる。その後、一般管理区域から退室する。特定管理区域および一般管理区域から退室する際には、電気錠7Aおよび7B1は手動で解錠することができる。
【0036】
ところが、第2の実施例においては、退室者は、書換え用カードリーダ9に個人情報を読み込ませなくても一般管理区域を退室することができる。つまり、特定管理区域に入室することが可能なカードが管理区域外に持ち出されることになる。しかし、このような場合、該カードの個人情報は、照合情報記憶部4Bに記憶されており、該カードを管理区域外で紛失し、第3者に渡ったとしても、該カードでは一般管理区域に入室することができない。したがって、特定管理区域にも入室することはできない。また、カードリーダの個数が少なくてすむため、より安価な入退室管理システムとすることができる。
【0037】
実施例1および2において、限定情報記憶部は、個人情報毎に入室が許可されている特定管理区域を記憶するとしたが、逆に、特定管理区域毎に入室が許可されている個人情報を記憶するようにしてもよい。
なお、入退室時に電気錠7Aおよび7B1,7B2,7B3,7B4が解錠状態となった後は、解錠後入退室者が入室または退室するために必要な時間が経過した後に解錠状態とする。また、所定時間が経過しなくても、扉が閉扉状態となったときに施錠状態とするようにしてもよい。
【0038】
さらに、操作者が正当なものであるか否かの照合のために、ここでは、磁気カードを使用した場合について説明したが、この他に、電波を用いた非接触式のカードや、テンキーにより暗証番号を入力するものを用いたり、これらを組合せて使用することも可能である。
【0039】
また、限定情報記憶部4Cにより、個人情報毎に入室可能な特定管理区域を設定することにより、該個人情報により入室できる特定管理区域を複数設定することも可能である。
図6は管理区域の他の実施例を示すもので、図示の場合、特定管理区域B3には、特定管理区域B2を経てのみ入室できるように区分けされている。
このような管理区域における本発明の入退室管理システムにあっては、特定管理区域B3に入室できる者に対する限定情報記憶部4Cに記憶させるデータは、特定管理区域B2,B3の入退室が可能なデータとしておくことにより、前述の操作と同様な操作で実施することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の入退室管理装置によれば、特定管理区域Bに入室するための情報が書込まれたカード管理区域外へ持ち出されることはないので、一般管理区域外での特定管理区域Bへ入室可能なカードの紛失がなくなり、第三者の不正な侵入を防ぐことができる。
【0041】
また、一般管理区域からと特定管理区域への入室時、及び、一般管理区域からの退出時は必ず書換え用カードリーダにより照合情報を書き換えるようにしているため、書換え用カードリーダを監視員の目の届く位置に配置することにより、入退室の管理をより確実なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入退室管理システムのブロック図である。
【図2】管理区域への入退室時のフローを示す図である。
【図3】書き換え用カードリーダ操作時のフローを示す図である。
【図4】本発明の入退室管理システムの第2の実施例を示す図である。
【図5】管理区域のレイアウトの例を示す図である。
【図6】管理区域のレイアウトの他の例を示す図である。
【図7】従来の入退室管理システムのブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B 入室用カードリーダ
2A,2B 退室用カードリーダ
3A,3B 入力部
4A,4B 照合情報記憶部
4C 限定情報記憶部
5 判断部
6 操作情報記憶部
7A,7B 電気錠
8 報知手段
9 書換え用カードリーダ
11 書換え判断部
12、20 入退室管理装置

Claims (2)

  1. 一般管理区域への入室者の個人情報を読み込む第1の読込み装置と、
    一般管理区域内で特定の者のみが入室できる特定管理区域への入室者の個人情報を読み込む第2の読込み装置と、
    第1の読込み装置からの個人情報が入力される第1の入力部と、第2の読込み装置からの個人情報が入力される第2の入力部と、一般管理区域に入室を許可されている個人情報を記憶している第1の照合情報記憶部と、特定管理区域に入室を許可されている個人情報を記憶する第2の照合情報記憶部と、第1または第2の入力部を介して入力される個人情報が第1または第2の照合情報記憶部に記憶されている個人情報と一致したときに入退室許可信号を出力する判断部とから構成される入退室管理装置と、
    一般管理区域の出入口の扉を通常は施錠状態とし、入退室許可信号が入力されると解錠状態となる第1の施錠手段と、
    特定管理区域の出入口の扉を通常は施錠状態とし、入退室許可信号が入力されると解錠状態となる第2の施錠手段とからなる入退室管理システムにおいて、
    一般管理区域内に設置され、個人情報を読み込む第3の読込み装置と、
    特定管理区域への入室が許可されている個人情報を記憶している限定情報記憶部と、
    第3の読込み装置からの個人情報と限定情報記憶手段に記憶されている個人情報が一致したときに第1および第2の照合情報記憶部に記憶されている個人情報を書換える書換え判断部を、入退室管理装置に設けたことを特徴とする入退室管理システム。
  2. 一般管理区域からの退室者の個人情報を読み込む第4の読込み装置と、
    特定管理区域からの退室者の個人情報を読み込む第5の読込み装置とを設け、
    判断部の第1の入力部は、第1および第4の読込み装置からの個人情報が入力され、第2の入力部は、第2および第5の読込み装置からの個人情報が入力されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の入退室管理システム。
JP31550495A 1995-12-04 1995-12-04 入退室管理システム Expired - Fee Related JP3678821B2 (ja)

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