JP3676860B2 - 土止擁壁 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、発泡スチロール及び土砂を使用する土止擁壁関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリートやブロックで土止擁壁を構築する場合、擁壁にかかる背面土圧を計算しそれに耐えるような厚さ、鉄筋量を算出して施工をしていた。この施工法の難点は、施工費が高額になることであった。
【0003】
近時、背面土圧を生じる擁壁の土砂を発泡スチロールで置換する方法が提案された。
【0004】
この方法によれば、土砂と置換された発泡スチロールは、その重量が無視できるほど軽いので、安息角上の土砂をすべて置換すれば擁壁への背面土圧を無くす事ができ、コンクリートや鉄筋は不要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記工法は、発泡スチロールそのものの値段が高いので工事費が比較的高額となるし、発泡スチロールが軽いがゆえに浮力等の弊害もあり、一般普及には困難性がある。
【0006】
こで、本発明は、上記の工事費が比較的高額になるだけでなく、不安定となることもあるという難点を除去しようとし開発したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、次のようにした。
【0008】
すなわち、発泡スチロール・ボックスの中に土砂を詰め、土砂を詰めた発泡スチロール・ボックスを重畳して連結することにより土砂をサンドイッチして構築し、土砂と発泡スチロール・ボックスとを一体化した物体として、形は発泡スチロールに支配され、重さは土砂に支配されるようにした土止擁壁である。
【0009】
このように土砂と発泡スチロール・ボックスとを一体化した物体は、転圧の圧力により強固となり、安全を保つ作用があり、破壊しにくい物体となる。従ってこの物体を連結した物体は、外圧に対して自立性を持って安定を保つことができる。
【0010】
また、発泡スチロール・ボックスに土砂詰め孔を設け、この土砂詰め孔に土砂を充填するとともに、この土砂詰め孔の土砂と発泡スチロール・ボックス中の土砂とを連結したことにも特徴を有するものである。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
図1乃至図3を参照して本発明の実施例を説明する。
【0013】
1は、発泡スチロール製の表面ブロックである。表面ブロック1は、2の発泡スチロール製のサンドイッチ用ブロック2と組み合わせてボックス形状の固体を形成して、土砂をサンドイッチして、重量を持ち自立できるようにている。
【0014】
2は、発泡スチロール製のサンドイッチ用ブロックである。サンドイッチ用ブロック2は、1の表面ブロックとによって組み立てられ、凹字形状となり、その上にさらにサンドイッチ用ブロックが乗るようになり、次々と重疂される。このサンドイッチ用ブロック2間に土砂が充填されるので、発泡スチロールサンドイッチ形状とすることができる。また、サンドイッチ用ブロックには、土砂詰め孔を設けており、この孔とさらにブロック間に設けられた目地とに土砂が充填され、サンドイッチされた土砂とも結合されるので、発泡スチロール全体を土砂が巻き、土砂の全体を発泡スチロールが巻くようになる。
【0015】
3は、サンドイッチ用土砂である。土砂3は、充分転圧されることによりサンドイッチ用ブロックの土砂詰め孔15の中の土砂とも結合することとなる。
【0016】
4は、上置き床版コンクリートである。上置き床版コンクリート4は、擁壁築立のサンドイッチ工法がすべて完了した最上部で各部材が安定を保つようコンクリートを打設し構成しており、土と発泡スチロール又は各側面を上部で固定化する目的を持つ。
【0017】
5は、盛り土であり、上載荷重を直接上置き床版にかからないようにする。
【0018】
6は、発泡スチロール製の基礎ブロックで、擁壁全体の荷重をこの基礎ブロックで受けている。さらに安定のため垂直擁壁面より外部に突出させ、この突出部分に12の発泡スチロールによるボックス型のブロックを築立し、この中に土砂を詰め安定を保たせながら、さらにここに15の花壇を作り環境保護にも配慮している
【0019】
7は、管または塩ビ管で、背面土から9の透水シートからくる水を8の栗石または砂利で受けた水をこの管で排水する。
【0020】
15は、ンドイッチ用ブロックに設けた土砂詰め孔で、各層の土砂を連結するようにする。
【0021】
具体的な施工方法を述べると、まず6の基礎ブロックを設置するための床堀を行い、次に所定の位置に基礎ブロックを設置する。次に7の土管を布設し、その周辺を栗石を敷き並べ、次に第1段の1の表面ブロックの施工を行い、背部と基礎ブロックの間の土砂を所定の高さに充分な転圧を行いながら積み上げる。第1段のサンドイッチブロックを布設し、さらに、第2段の表面ブロックを布設し次に表面ブロックの背面と、サンドイッチブロックの壁面の間を2層に別けて転圧を行い、所定の高さに土砂を積み上げ、次に第2段目のサンドイッチブロックを布設し、さらに、第2段の表面ブロックを施工する。漸次、以上のような工法で最上部まで、表面ブロック、土砂、サンドイッチブロックという段階を踏みながら築立するが、この間、背面土との接触部では、透水用シートを施工するとともに、埋め戻し部分は施工ブロック高さに合わせながら、充分転圧しながら埋め戻しを行うものとする。そして、最後に最上部位で床版コンクリートを打設する。
【0022】
【発明の効果】
本発明の土止擁壁では、現場材料の床堀土砂が使用でき、且つ発泡スチロールの使用量が少なくなり、施工コストが安価となり、施工も機械化が可能となるので、施工性が良好である。その理由は、発泡スチロールと土砂の両者とも耐圧力が、10〜20t/m 2 で、さらに縮んで強固となり、さらにどちらとも弾性があるので、馴染んで一体化し、型は発泡スチロールに支配され重さは土に支配され、安定を保つ物体となるからである。しかも、発泡スチロール・ボックスには土砂詰め孔を設け、この孔に土砂を充填することにより、サンドイッチされた土砂とも結合されるので、発泡スチロール全体を土砂が巻き、土砂の全体を発泡スチロールが巻くようにできる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土止擁壁の側面図。
【図2】同土止擁壁の側面図。
【図3】同土止擁壁の平面図。
【符号の説明】
1 表面ブロック
2 サンドイッチ用ブロック
土砂
4 上置床版コンクリート
5 盛土
6 基礎ブロック
7 土管又は塩ビ管
8 栗石又は砂利
9 透水シート
10 埋戻(充分な転圧)
11 切取線
12 発泡スチロール・ブロック
13 花壇
14 ブロック目地
15 土砂詰め孔
16 土砂止ブロック(発泡スチロール)

Claims (1)

  1. 発泡スチロール・ボックスの中に土砂を詰め、土砂を詰めた発泡スチロール・ボックスを重畳して連結することにより土砂をサンドイッチして構築して、土砂と発泡スチロール・ボックスとを一体化した物体として、形は発泡スチロールに支配され、重さは土砂に支配されるようにした土止擁壁において、
    前記発泡スチロール・ボックスに土砂詰め孔を設け、この土砂詰め孔に土砂を充填するとともに、この土砂詰め孔の土砂と前記発泡スチロール・ボックス中の土砂とを連結したことを特徴とする土止擁壁。
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