JPH0960014A - 土砂と発泡スチロールとの組み合わせによる土止め擁壁 工法 - Google Patents
土砂と発泡スチロールとの組み合わせによる土止め擁壁 工法Info
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- JPH0960014A JPH0960014A JP24506195A JP24506195A JPH0960014A JP H0960014 A JPH0960014 A JP H0960014A JP 24506195 A JP24506195 A JP 24506195A JP 24506195 A JP24506195 A JP 24506195A JP H0960014 A JPH0960014 A JP H0960014A
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Abstract
充填すると、この物体は形は発泡スチロールに支配さ
れ、重さは土に支配される原理原則を発見した。この知
見を擁壁工法に利用すれば、擁壁は発泡スチロールで自
立を保つことができさらに床堀土が利用できるようにな
る。しかも土よりも軽く、発泡スチロールよりも重く、
且つ自重も自由に調整できるので、現場材料を利用して
コンクリートや鉄筋なしで地盤支持力と背面土圧に耐え
得る安定でかつ、施工コストが安く施工性に安定な擁壁
が施工できることになる。この工法と構築に好適なブロ
ックの提供を目的とする。 【構成】発泡スチロールの基礎上に外壁面を発泡スチロ
ールで構成するブロックを組み立て、内部は外壁と連結
するブロックを層状に引き込み、それをサンドイッチ状
として、その中に土砂をサンドイッチし、サンドイッチ
版には土砂詰め孔を施し、発泡スチロールは土砂を、土
砂は発泡スチロールを包み込むような構成とし、さらに
全体は底挟小型の逆梯型のもたれ擁壁で構成し、床堀土
が少なくて安定を保つよう構成している。
Description
砂を使用する土止擁壁の構築方法及びこの土止擁壁構築
に最適なブロックに関する。
を構築する場合、擁壁にかかる背面土圧を計算しそれに
耐えるような厚さ、鉄筋量を算出して施工をしていた。
この施工法の難点は、施工費が高額になることであっ
た。
スチロールで置換する方法が提案された。
スチロールは、その重量が無視できるほど軽いので、安
息角上の土砂をすべて置換すれば擁壁への背面土圧を無
くす事ができ、コンクリートや鉄筋は不要となる。
ものの値段が高いので工事費が比較的高額となるし、発
泡スチロールが軽いがゆえに浮力等の弊害もあり、一般
普及には困難性がある。
記の工事費が比較的高額になるだけでなく、不安定とな
ることもあるという難点を除去しようとし開発したもの
である。
と発泡スチロールその他のプラスチック材料からなるサ
ンドイッチ形状。全体から見るとボックス形状の固体を
形成させ、土止擁壁をこの集合体で安定を保つようにし
たものである。
面の発泡スチロールで置換するのではなく、土砂と発泡
スチロール材料で固体を形成し、且つ土止擁壁全体をこ
の固体の集合体として構成するものであって、発泡スチ
ロールと土砂でサンドイッチ形状や、さらには発泡スチ
ロールそのものに有孔形状を形成させ、土止擁壁の全体
を発泡スチロールと土砂の固形の集合体として構成させ
発泡スチロールの前後左右上下、逆にいえば、土砂の前
後左右上下を取り巻き、結合させて安定を保つよう構築
するものである。
スチロールの固体で構成する土止擁壁全体が大きな断面
形を有するがゆえに、もたれ擁壁にすると、曲げモーメ
ントから考えると、腕長が長くなり、その形態を底幅挟
小の形にすると床堀土量は少なくなると共に、力学的に
は腕長の端部の力が大きくなるので逆梯形型が有利とな
る。(このような方法がとれるのは本体重量が土よりも
軽い、発泡スチロールより重いからである)
材料の床堀土砂が使用でき、且つ発泡スチロールの使用
量が少なくなり、施工コストが安価となり、施工も機械
化が可能となるので、施工性が良好である。その理由
は、発泡スチロールと土砂の両者とも耐圧力が、10〜
20t/m2で、さらに縮んで強固となり、さらにどち
らとも弾性があるので、馴染んで一体化し、型は発泡ス
チロールに支配され重さは土に支配され、安定を保つ物
体となるからである。
する。
して本発明の実施例を説明すると、
ロールで構成される)2のサンドイッチ用ブロック(発
泡スチロール)とでメス、オスで組み合わされるように
なって、土砂をサンドイッチして、重量を持ち自立でき
るようになっている。
チロール)である。1の表面ブロックとによって組み立
てられ、凹字形状となり、その上にさらにサンドイッチ
用ブロックが乗るようになり、次々と重疂される。この
間隔に土砂が充填されるので、発泡スチロールはサンド
イッチ形状となる。また、サンドイッチ用ブロックに
は、土砂詰め孔があり、この孔とさらにブロック間に設
けられた目地とに土砂が充填され、サンドイッチされた
土砂とも結合されるので、発泡スチロール全体を土砂が
巻き、土砂の全体を発泡スチロールが巻くようになる。
転圧を行うが転圧された土砂はサンドイッチ用ブロック
の土砂づめ孔とも結合することとなる。
擁壁築立のサンドイッチ工法がすべて完了した最上部で
各部材が安定を保つようコンクリートを打設し、土と発
泡スチロール又は各側面を上部で固定化する目的を持
つ。
置き床版にかからないようにする。
で擁壁全体の荷重をこの基礎ブロックで受けさせる。さ
らに安定のため垂直擁壁面より外部に突出させ、この突
出部分に12の発泡スチロールによるボックス型のブロ
ックを築立し、この中に土砂を詰め安定を保たせなが
ら、さらにここに15の花壇を作り環境保護にも配慮す
る。
の透水シートからくる水を8の栗石または砂利で受けた
水をこの管で排水する。
チ用ブロック(発泡スチロール)に設けられた土砂詰め
孔で、各層の土砂を連結するようにする。
基礎ブロックを設置するための床堀を行い、次に所定の
位置に基礎ブロックを設置する。次に7の土管を布設
し、その周辺を栗石を敷き並べ、次に第1段の1の表面
ブロックの施工を行い、背部と基礎ブロックの間の土砂
を所定の高さに充分な転圧を行いながら積み上げる。第
1段のサンドイッチブロックを布設し、さらに、第2段
の表面ブロックを布設し次に表面ブロックの背面と、サ
ンドイッチブロックの壁面の間を2層に別けて転圧を行
い、所定の高さに土砂を積み上げ、次に第2段目のサン
ドイッチブロックを布設し、さらに、第2段の表面ブロ
ックを施工する。漸次、以上のような工法で最上部ま
で、表面ブロック、土砂、サンドイッチブロックという
段階を踏みながら築立するが、この間、背面土との接触
部では、透水用シートを施工するとともに、埋め戻し部
分は施工ブロック高さに合わせながら、充分転圧しなが
ら埋め戻しを行うものとする。そして、最後に最上部位
で床版コンクリートを打設する。
Claims (6)
- 【請求項1】 発泡スチロール等の樹脂材料で形成され
た発泡材(以下、発泡スチロールという)の容器の中
に、土砂を詰めた物体は、1体化した物体となり、形は
発泡スチロールに支配され、重さは土砂に支配される。
なお、この物体はどちらともに耐圧力に対して、縮んで
さらに強固となり、安全を保つ作用があり、破壊しにく
い物体となる。従ってこの物体を連結した物体は、軟体
であっても内部は安定し、且つ外圧にも自立性を持って
安定を保つことができる。このような原理原則を試験を
経ながら見出だした。当請求範囲は、このような理論を
応用して発泡スチロール・ボックスや、孔空きの発泡ス
チロール版の中に土砂を詰めさらに土砂をサンドイッチ
しながら、重畳し連結して構築する土止擁壁の構造及び
ブロック。 - 【請求項2】 土砂と発泡スチロールを組み合わせた擁
壁は発泡スチロールの量を加減することで全体の重さを
自由に調整することができる。従って地盤支持力と側圧
のありかたに配慮しながら、現場に合った土砂と発泡ス
チロールの組み合わせと形態を自由にとりながら安定を
保つ事ができる。このような構造と理論を応用した土止
擁壁の構造及びブロック - 【請求項3】 土止擁壁の外側は.発泡スチロールでは
耐候性が弱いのでモルタル材料等で塗工をおこなう。こ
のモルタルと発泡スチロールとが離脱しないよう発泡ス
チロールと土砂の組み合わせの力が外側のモルタルに力
が及ばないように、且つ発泡スチロールと発泡スチロー
ルとの組み合わせ方式をとり土砂の重みを外壁に直接掛
けないように配慮した土止擁壁の構造及びブロック - 【請求項4】発泡スチロールで構成する横長のボックス
形状の容器の積み上げ、又土と発泡スチロールでサンド
イッチ状を形成するがサンドイッチの発泡スチロール部
分に孔をあけ、土砂が発泡スチロールを貫通し発泡スチ
ロールを取り巻き、又発泡スチロールは土砂を取り巻い
た状態を作り、土と発泡スチロール全体が結合され、一
体化した構造の土止擁壁の構造及びブロック - 【請求項5】 土砂を閉じ込めるブロックの外壁ブロッ
クは、メス、オスで組み合わせ、組み合わされた一方の
底部を層状に奥に向かって延ばし、その上に土砂をの
せ、充分な転圧を行う。そして又、上段の外壁から延ば
したブロックを乗せる。これを交互にくり返し上段まで
構築を行う。(層状版は、長い場合は中間でメス、オス
で結合する)このような工法をとる土止擁壁の構造及び
ブロック - 【請求項6】 築立垂直擁壁の外側に、段状にボックス
型の発泡スチロール製のブロックを積み上げ、その中に
土砂を詰め、安定を保たせると共に、花壇等を設置され
る構造を持った土止擁壁の構造及びブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24506195A JP3676860B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 土止擁壁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP24506195A JP3676860B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 土止擁壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960014A true JPH0960014A (ja) | 1997-03-04 |
JP3676860B2 JP3676860B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=17128013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24506195A Expired - Fee Related JP3676860B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 土止擁壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3676860B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001006064A1 (fr) * | 1999-07-19 | 2001-01-25 | J.M. Consulting Engineers Office Co., Ltd. | Structure de paroi de soutènement |
CN104929150A (zh) * | 2015-04-23 | 2015-09-23 | 侨健新能源科技(苏州)有限公司 | 刚柔复合预位移挡土墙施工方法 |
CN109826227A (zh) * | 2019-01-03 | 2019-05-31 | 中交隧道工程局有限公司 | 一种高山双边坡浆砌片石挡土墙的制备方法及其挡土墙 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100940339B1 (ko) * | 2009-05-15 | 2010-02-04 | 조은건설 주식회사 | 시공이 간편한 옹벽 구조 및 그 시공 방법 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP24506195A patent/JP3676860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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