JP3676182B2 - 塗工装置および塗工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙機械の紙コータや製鉄機械における鋼板塗工用プロセス等に適用され、紙や鋼板やプラスチック等の被塗工材(以下、「ウェブ」と称する)に対して塗工液を塗布する塗工装置および塗工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の塗工装置にあっては、塗工性能の向上を目的として、(A)エアーノズルを設けた構成と、(B)気体室を設けた構成と、(C)エアーノズルと気体室との両者を設けた構成と、が従来技術として公知である。
【0003】
(A)エアーノズルを設けた構成
図3には、本出願人による実用新案第2532902号において開示されている、エアーノズルを設けた構成を示す。図3(a)は側面図であり、図3(b)は、図3(a)における塗工ノズル先端部の詳細を示す断面図である。
【0004】
この方式においては、ウェブ1がバッキングロール2によって搬送されており、ウェブ1に対して非接触状態とされたスリットノズル5から塗工液膜3の塗布が行われるようになっており、スリットノズル5に対しての上流側隣接位置に、エアーノズル40が設けられている。
【0005】
エアーノズル40から空気噴射を行うことにより、ウェブ1によって同伴されてくる空気を除去される。また、塗工液の膜厚を塗工膜厚計測器45によって計測し、計測結果を判断して制御ユニット46の指令により、空気噴射量や空気噴射速度が調整できる構成となっている。ここで、符号4は塗工液噴出スリットノズル、5は塗工液ノズル本体、40はエアー噴出ノズル、41はエアー室である。
【0006】
(B)気体室を設けた構成
図4には、本出願人による特開平6−218313号において開示されている、気体室を設けた構成を示す。この方式においても、ウェブ1がバッキングロールによって搬送されており、ウェブ1に対して非接触状態とされたスリットノズル5から塗工液の塗布が行われるようになっている。
【0007】
この従来技術においては、スリットノズル5に対しての上流側隣接位置に、気体室52を設けており、塗工液とウェブ表面とが接触する前に、ウェブ表面上において、同伴空気境界層を、塗工液に対して可溶性でありかつウェブ表面状で凝集するような蒸気層へと置換する。
【0008】
このように、同伴空気層から蒸気層への置換を行うことにより、接液部の圧力を低減させるとともに塗工液のウェブ表面に対しての接触角を鈍角とすることができ、塗工液膜下への空気侵入を防止するものである。ここで、気体室52内には、可溶性液蒸気51の噴射ノズル50が設けられている。符号53は、余剰蒸気の回収管である。
【0009】
(C)エアーノズルと気体室との両者を設けた構成
図5には、特許第2917116号において開示されている、エアーノズルと気体室との両者を設けた構成を示す。この方式は、上記(A)において説明したエアーノズルと、上記(B)において説明した気体室と、を組み合わせた方式である。
【0010】
図で説明すると、塗工液噴射ノズル5の上流側に、気体室32とエアーノズル30とが設けられている。気体室32に対しては、ボンベ37から炭酸ガスや溶剤ガスを、ノズル31を通して噴射させる。また、エアーノズル30により、ブロワー28からの高圧エアーを噴射させる。さらに、この噴射エアーを回収するための回収箱33を備えている。回収箱33の内部35内の余剰エアーは、排気ブロワー27によって外部へ排出される。
【0011】
このような構成により、ウェブ1によって搬送されてくる空気を、まずエアー噴射によって除去し、その後、このエアー噴射によるエゼクタ効果によって負圧状態となった気体室32内にガス噴射を行い、気体室32内の空気をガス置換して、ウェブ表面に塗工液を噴射して塗工品質の向上を図っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す構成であると、ウェブ1によって搬送されてくる空気がほとんど除外され、その後気体室にてガスに置換されるので、ウェブ表面と塗工液との間での空気の巻込は、発生しにくい。
【0013】
しかしながら、このような利点を発揮するためには、ウェブ搬送速度や塗工液塗布速度が一定であるという条件が付帯される。つまり、上記構成は、ウェブ搬送速度、エアー噴出速度、気体室の負圧状況、塗工液塗布速度といったような諸条件が適切にマッチしないと成立しない。
【0014】
例えばウェハ搬送速度に適合した噴射量(あるいは噴射速度)以上の噴射量(あるいは噴射速度)でもってエアー噴射を行うと、気体室32の負圧が大きくなり、ウェブ1がバッキングロール2よりも浮き上がり気味となり、接着力が不足してしまうこととなる。また、ガスがウェブ表面に届かなかったりガスのウェブ表面上での滞留時間が短かったりして、完全なガス置換が行えない場合も発生してしまうこととなる。
【0015】
逆に、ウェハ搬送速度に適合したものよりも弱いエアー噴射を行うと、空気の巻込が発生してしまったり、空気量が多くなるためにガス置換が不足してしまったりすることとなる。
【0016】
このように最適条件からのズレが発生すると、塗布液膜とウェブ表面との間に空気が侵入してしまい、侵入した空気が微細気泡となって残留してしまい、塗布液の欠陥を生じさせることとなる。
【0017】
また、上記の特許第2917116号には、図6に示すように、気体室32においてウェブ1の近傍に吸引口32aを配置する構成が示されているが、この構成では、ウェブ表面において局所的に負圧の大きな部分が発生しやすく、ウェブ1がバッキングロール2よりも浮き上がり気味となってしまうといったように、ウェブ1の局所的擾乱を生じやすいという欠点がある。
【0018】
本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、条件変動があったにしても良好な塗工品質を確保するにあたって、気体室の負圧値を所定値に管理することが重要であるとの認識に到達することにより達成されたものである。
【0019】
したがって、本発明の目的は、基材搬送速度を変更するといったように条件変更を行った場合においても、また、何らかの要因で多少の条件変動が発生した場合においても、最適条件に調整できて常に安定した塗布膜形成を行い得るような塗工装置および塗工方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の塗工装置においては、外周面上に基材搬送路を形成した回転自在なバッキングロールと、前記基材搬送路に臨む塗工液吐出スリットと、を具備した塗工装置であって、前記塗工液吐出スリットよりも基材搬送に関する上流側に設置されているとともに気体噴射機構と気圧測定センサとを備えた気体室と、該気体室よりも上流側に設置された空気噴射手段と、前記気体室内に配置された気圧測定センサの検出結果に基づき、前記気体噴射機構による気体噴射条件と前記空気噴射手段による空気噴射条件とを制御することによって前記気体室内の気圧値を所定範囲内に制御するための気圧制御手段と、を具備し 前記空気噴射手段は、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることを特徴としている。
【0021】
請求項2記載の塗工装置においては、請求項1記載の塗工装置において、前記気体室と前記空気噴射手段との間に、気体回収室が設置され、この気体回収室の気体回収条件は、前記気圧制御手段によって制御されるようになっていることを特徴としている。
【0022】
請求項3記載の塗工装置においては、請求項1記載の塗工装置において、前記空気噴射手段の上流側に、気体回収室が設置され、この気体回収室の気体回収条件は、前記気圧制御手段によって制御されるようになっていることを特徴としている。
【0023】
請求項4記載の塗工装置においては、請求項2記載の塗工装置において、前記気体回収室には、真空引き手段が接続されており、前記気体室と前記気体回収室とを区画するための区画壁には、前記真空引き手段による前記気体室から前記気体回収室に向けての気体回収を可能とする貫通開口が、前記基材から離間した位置に形成されていることを特徴としている。
【0025】
請求項記載の塗工装置においては、請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、前記気体噴射機構によって噴射される気体は、塗工液に対して可溶性の凝縮性蒸気であることを特徴としている。
【0026】
請求項記載の塗工装置においては、請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、前記気体室と前記塗工液吐出スリットとの間に、隔壁が設置されていることを特徴としている。
【0027】
請求項記載の塗工装置においては、請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、前記塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンの前記基材に対しての接液状況を観測する観測手段を備え、前記気圧制御手段は、前記気圧測定センサの検出結果に加えて、この観測手段による観測結果に基づいて、制御を行うことを特徴としている。
【0028】
請求項記載の塗工方法においては、バッキングロールに案内されて搬送されてくる基材上に塗工液を塗布する塗工方法であって、予め、前記塗工液の塗布箇所よりも上流側に気体室を設置しておき、この気体室内の気圧値を所定範囲内に制御しつつ前記塗工液の塗布を行うとともに、前記気体室よりも上流側に、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くする空気噴射手段を設置し、それぞれの空気噴射ノズルからの空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御することを特徴としている。
【0029】
請求項記載の塗工方法においては、請求項記載の塗工方法において、前記気体室の上流側に、真空引き手段が接続されているとともに前記気体室に対しての区画壁において前記基材から離間した位置に貫通開口が形成されている気体回収室を設置し、前記気体室内の前記気圧制御を、前記真空引き手段によって前記気体回収室内を減圧として前記貫通開口を通して前記気体室内の気体を吸引することにより行うことを特徴としている。
【0031】
請求項1記載の発明にあっては、基材は、回転駆動されるバッキングロールの外周面上に形成された基材搬送路に沿って搬送される。この基材に対しては、まず最初に、空気噴射手段によって空気を噴射し、基材に同伴されてくる空気を除去する。次に、基材が気体室を通過することによって、気体噴射機構から噴射される気体により基材表面近傍に残存する空気層がガス層へとガス交換される。そして、基材に対して、塗工液吐出スリットから塗工液が塗布される。ここで、塗布条件の変更に伴って基材搬送速度を変更すると、同伴空気量が変化する。また、何らかの要因で基材搬送速度が変化してしまい、同伴空気量が変化することも考えられる。この発明においては、このような同伴空気量の変化は、気体室内の気圧測定センサによって即座に検出される。気圧制御手段は、この検出結果に基づいて、気体噴射機構による気体噴射条件と、空気噴射手段による空気噴射条件とを制御することによって、気体室内の気圧値を所定範囲内に制御する。この場合、(a)空気噴射手段による空気噴射条件を変更させることにより、例えば同伴空気量が増大した場合には空気噴射量および空気噴射速度の一方または双方を増大させることにより、同伴空気量の変動分が除去され、(b)気体室内の気体噴射機構による気体噴射条件を変更させることによって、気体室の気圧値(負圧値)が常に所定範囲に維持されることにより、基材表面近傍に残存する空気層のガス層への置換を確実にかつ再現性良く行う。
また、空気噴射手段が空気噴射速度および空気噴射量が、互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることにより、最適な形態で同伴空気の除去を行うことができる。
【0032】
請求項2または3記載の発明にあっては、気体回収室において気体回収が行われる。これにより、気圧室の負圧値制御がより効果的になされる。
【0033】
請求項4記載の発明にあっては、真空引き手段による気体室から気体回収室に向けての気体回収は、基材から離間した位置において区画に形成された貫通開口を通して行われる。よって、気体回収の影響すなわち真空引きによる局所的減圧の影響が、基材表面に直接作用することがない。
【0035】
請求項記載の発明にあっては、気体噴射機構によって、塗工液に対して可溶性の凝縮性蒸気が噴射されるので、基材表面上に形成されている同伴空気境界層が、塗工液に対して可溶かつ基材表面上で凝縮するような蒸気層に置換される。このように、同伴空気層から蒸気層への置換を行うことにより、接液部の圧力を低減させるとともに塗工液のウェブ表面に対しての接触角を鈍角とすることができ、塗工液膜下への空気侵入が防止される。
【0036】
請求項記載の発明にあっては、気体室と塗工液吐出スリットとの間に隔壁が設置されていることにより、気体噴射機構からの気体が、塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンに悪影響を及ぼすことがない。
請求項記載の発明にあっては、塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンの接液状況をも考慮して制御が行われることにより、直接的かつ実用的に塗工条件の制御がなされる。
【0037】
請求項記載の発明にあっては、気体室の気圧値(負圧値)が常に所定範囲に維持されるので、基材搬送速度の変更や偶発的な基材搬送速度の変動等によって同伴空気量が変動したにしてもこの影響が完全に除去され、塗布直前における基材表面状態が常に一定に維持される。
また、空気噴射手段が空気噴射速度および空気噴射量が、互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることにより、最適な形態で同伴空気の除去を行うことができる。
【0038】
請求項記載の発明にあっては、真空引き手段による気体室内からの気体吸引が、基材から離間した位置において区画に形成された貫通開口を通して行われる。よって、気体回収の影響すなわち真空引きによる局所的減圧の影響が、基材表面に直接作用することがない。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による塗工装置および塗工方法の一実施形態につき、図1および図2を参照して説明する。
【0041】
図1は、本発明による塗工装置を示す側面図であって、塗工装置は、外周面上にウェブ(基材)1の搬送路を形成するとともに図示矢印N方向に回転自在とされたバッキングロール2と、ウェブ搬送路(基材搬送路)に臨む塗工液吐出スリット4を、ウェブ搬送方向に対する横断方向に沿って延設した塗布ダイ5と、を備えている。ここで、塗工液吐出スリット4が、ウェブ1に向けて塗工液を吐出し、ウェブ1上に塗布膜3を形成する。
【0042】
本発明による塗工装置においては、塗布ダイ5よりもウェブ搬送に関する上流側に、気体室10を設けている。気体室10は、ウェブ搬送路と対面してウェブ搬送路の横断方向に延在して配置されている。この気体室10内には、塗工液中に溶解可能なガスや蒸気といったような適切な気体を噴射するための気体噴射ノズル(気体噴射機構)9と、気圧測定センサ7と、が設置されている。気体室10内への気体(ガスや蒸気等)の供給は、供給装置26によって行い、気体噴射ノズル9から噴射を行う。この場合、気体噴射ノズル9から噴射される気体は、限定するものではないが、塗工液に対して可溶性の凝縮性蒸気であることが好ましい。
【0043】
さらに、気体室10の上流側案内板(区画壁)11には、気体回収用の複数の穴(貫通開口)12が形成されている。ここで、穴12は、ウェブ1のごく近傍には形成されておらず、ウェブ1から離間した位置に形成されている。この制限を満たす限りにおいては、複数の穴12の数や配置や形状等は、任意のものであって良い。
【0044】
気体室10よりも上流側には、気体回収室14が設置されている。気体回収室14は、ウェブ搬送路と対面してウェブ搬送路の横断方向に延在して配置されている。この気体回収室14は、先の上流側案内板11と、これに平行にウェブ1に対しての横断方向に延在して設置された案内板13と、側壁(図示せず)等によって形成されている。気体回収室14には、バキュームポンプ(真空引き手段)27が接続されている。バキュームポンプ27の駆動により、この気体回収室14内の気体を吸引できることはもちろん、穴12を通して気体室10内の気体をも吸引できるようになっている。
【0045】
気体回収室14よりも上流側には、ウェブ1によって同伴搬送されてくる空気の除去用としてエアーノズル群(空気噴射手段)20が配置されている。エアーノズル群20は、ウェブ搬送路と対面してウェブ搬送路の横断方向に延在して配置されている。このエアーノズル群20は、複数のエアーノズルによって構成されている。図示実施形態においては、エアーノズル群は、3個のエアーノズル(空気噴射ノズル)20a、20b、20cから構成されている。
【0046】
このように複数のエアーノズル20a〜20cによってエアーノズル群20を構成することは、ウェブ1の表面に巻き付いて搬送されてくる空気を、より効果的に排除する対策であって、各ノズル毎に、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御することができるように構成されている。
【0047】
限定するものではないが、好ましい具体例を例示するならば、バッキングロール2に最も近接したノズル20aは、流速を速くし、上流側のノズル20b、20cへと向かうに従って流量を多くし、ウェブ1に同伴されてくる空気を効果的に除去する。また、エアーの噴射角度は、バッキングロール接線に対して、10°〜45°が好ましい。
【0048】
エアーノズル20a〜20cにおけるエアー流速や流量の調整は、図1においては、一系統についてしか図示していないけれども、ブロワー28と制御弁(図示せず)とによって行われる。
【0049】
本発明においては、気体室10内に配置された気圧測定センサ7の検出結果に基づいて、気体噴射ノズル9による気体噴射条件と、気体回収室14の気体回収条件と、エアーノズル群20による空気噴射条件と、を総合的に統括制御し得る気圧制御手段25が設けられている。
【0050】
次に、本発明による塗布装置の操業例について説明する。
【0051】
一般に、塗布速度(ウェブ搬送速度)が速くなるにつれてウェブ1によって同伴されてくる空気量が多くなる。何らかの要因でウェブ搬送速度が変化した場合、これにつれて同伴空気量が変化することとなる。例えばウェブ搬送速度が速くなった場合を例にとって説明すると、この場合には、エアーノズル20からのエアー噴射速度およびエアー噴射量を増大させるとともに気体噴射ノズル9による気体供給量も多くする必要がある。
【0052】
本発明においては、気圧室10内の気圧値を気圧測定センサ7によって検出し、この検出結果を気圧制御手段25において判断する。気圧制御手段25は、気体室10内の気圧値(負圧値)を最適な所定値に(実際的には、所定範囲内に)維持し得るよう、気体噴射ノズル9による気体噴射条件と、気体回収室14の気体回収条件と、エアーノズル群20による空気噴射条件と、を制御する。
【0053】
つまり、図2に示すように、気体室10の負圧値が、塗布速度の変化に関係なく、常に所定範囲Y(ハッチング領域)を保つように、エアーノズル群20のエアー噴射速度(A)と、気体噴射ノズル9からの気体供給量(B)と、バキュームポンプ27の負荷(q)と、を調整する。この制御方式により、塗布速度に関係なく、塗工液吐出スリット4の近傍は、最適塗布条件である一定負圧値に常に維持される。これにより、常に安定した塗布を行うことができる。
【0054】
なお、最適気圧値Yは、使用する塗工液により変化するため、塗工液の条件(粘性、接着性、等)に応じた気圧値を選定する必要がある。
【0055】
上記実施形態においては、気体回収室14が気体室10とエアーノズル群(空気噴射手段)20との間に設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、気体回収室を設けない構成を包含するものであり、さらに、気体回収室を空気噴射手段の上流側に設置する構成をも包含するものである。
【0056】
また、上記実施形態においては、気体室10の上流側案内板(区画壁)11には気体回収用の複数の穴(貫通開口)12が形成されているが、本発明は、このような貫通開口を形成しない構成をも包含するものである。
【0057】
また、上記実施形態においては設置されていないけれども、気体室10と塗工液吐出スリット4との間に隔壁が設置されていることが好ましい。この隔壁は、気体噴射ノズル9から噴射される気体が、塗工液吐出スリット4から吐出される塗工液カーテンに対して影響を与えることを防止するよう作用する。この場合の隔壁としては、貫通開口がある隔壁や、メッシュ状等のように通気性のある隔壁、等とすることができる。
【0058】
上記実施形態においては、塗工液吐出スリット4から吐出される塗工液カーテンのウェブ1に対しての接液状況を観測する観測手段が付設されていることが好ましい。このような観測手段としては、レーザー変位計や、CCDカメラ+画像処理装置、などが適している。これら観測手段による観測結果をも考慮して制御が行われることにより、塗工液膜下に空気が巻き込まれる際に見られる現象、すなわち、カーテンがウェブ走行方向下流側に引っ張られて接液位置がウェブ下流方向に移動する現象、等を検知することができるようになり、塗工条件の制御を直接的かつ実用的に行うことができるようになる。
【0059】
【発明の効果】
本発明による塗工装置および塗工方法によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、塗布条件変更により基材搬送速度を変更した場合であっても、また、何らかの要因で基材搬送速度が変化した場合であっても、結果的に発生する同伴空気量の変動は、空気噴射手段による空気噴射条件の変更によって除去される。加えて、気体室の気圧値(負圧値)を常に所定範囲に維持することにより、基材表面近傍に残存する空気層のガス層への置換を確実にかつ再現性良く行って、常に良好な塗工性を確保することができる。
また、空気噴射手段を、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成し、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることにより、最適の形態で同伴空気の除去を行うことができ、確実かつ効率的な同伴空気の除去を行うことができる。
【0060】
請求項2または3記載の発明によれば、気体回収室を設けていることにより、気体回収が可能であって、気圧室の負圧値制御がより効果的に行うことができる。
【0061】
請求項4記載の発明によれば、真空引き手段による気体室から気体回収室に向けての気体回収を、基材から離間した位置において区画に形成された貫通開口を通して行うので、気体回収の影響すなわち真空引きによる局所的減圧の影響を基材表面に直接作用させることがなく、良好な塗工性の確保を、より一層確実なものとすることができる。
【0063】
請求項記載の発明によれば、気体噴射機構によって、塗工液に対して可溶性の凝縮性蒸気が噴射されるので、基材表面上に形成されている同伴空気境界層が、塗工液に対して可溶かつ基材表面上で凝縮するような蒸気層に置換することができ、同伴空気による悪影響をより一層効果的に除去することができる。
【0064】
請求項記載の発明によれば、気体室と塗工液吐出スリットとの間に隔壁が設置されていることにより、気体噴射機構からの気体が、塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンに対して影響を与えることがない。
【0065】
請求項記載の発明によれば、塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンの接液状況をも考慮して制御が行われることにより、塗工条件の制御を直接的かつ実用的に行うことができる。
【0066】
請求項記載の発明によれば、気体室の気圧値(負圧値)を常に所定範囲に維持するので、同伴空気量が変動したにしてもこの影響を完全に除去することができて、塗布直前における基材表面状態を常に一定に維持することができる。
また、空気噴射手段が空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成し、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることにより、最適の形態で同伴空気の除去を行うことができる。
【0067】
請求項記載の発明によれば、真空引き手段による気体室内からの気体吸引を、基材から離間した位置において区画に形成された貫通開口を通して行う。これにより、気体回収の影響すなわち真空引きによる局所的減圧の影響を、基材表面に直接作用させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による塗工装置を示す側面図である。
【図2】 本発明による塗工方法における気圧値の制御例を示すグラフである。
【図3】 エアーノズルを設けた従来構成の一例を示す側面図である。
【図4】 気体室を設けた従来構成の一例を示す側面図である。
【図5】 エアーノズルと気体室との両者を設けた従来構成の一例を示す側面図である。
【図6】 エアーノズルと気体室との両者を設けた従来構成の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ウェブ(基材)
2 バッキングロール
4 塗工液吐出スリット
7 気圧測定センサ
9 気体噴射ノズル(気体噴射機構)
10 気体室
11 上流側案内板(区画壁)
12 穴(貫通開口)
14 気体回収室
20 エアーノズル群(空気噴射手段)
20a エアーノズル(空気噴射ノズル)
20b エアーノズル(空気噴射ノズル)
20c エアーノズル(空気噴射ノズル)
25 気圧制御手段
27 バキュームポンプ(真空引き手段)

Claims (9)

  1. 外周面上に基材搬送路を形成した回転自在なバッキングロールと、前記基材搬送路に臨む塗工液吐出スリットと、を具備した塗工装置であって、
    前記塗工液吐出スリットよりも基材搬送に関する上流側に設置されているとともに気体噴射機構と気圧測定センサとを備えた気体室と、
    該気体室よりも上流側に設置された空気噴射手段と、
    前記気体室内に配置された気圧測定センサの検出結果に基づき、前記気体噴射機構による気体噴射条件と前記空気噴射手段による空気噴射条件とを制御することによって前記気体室内の気圧値を所定範囲内に制御するための気圧制御手段と、を具備し
    前記空気噴射手段は、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され
    これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くすることを特徴とする塗工装置。
  2. 請求項1記載の塗工装置において、
    前記気体室と前記空気噴射手段との間に、気体回収室が設置され、
    この気体回収室の気体回収条件は、前記気圧制御手段によって制御されるようになっていることを特徴とする塗工装置。
  3. 請求項1記載の塗工装置において、
    前記空気噴射手段の上流側に、気体回収室が設置され、
    この気体回収室の気体回収条件は、前記気圧制御手段によって制御されるようになっていることを特徴とする塗工装置。
  4. 請求項2記載の塗工装置において、
    前記気体回収室には、真空引き手段が接続されており、
    前記気体室と前記気体回収室とを区画するための区画壁には、前記真空引き手段による前記気体室から前記気体回収室に向けての気体回収を可能とする貫通開口が、前記基材から離間した位置に形成されていることを特徴とする塗工装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、
    前記気体噴射機構によって噴射される気体は、塗工液に対して可溶性の凝縮性蒸気であることを特徴とする塗工装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、
    前記気体室と前記塗工液吐出スリットとの間に、隔壁が設置されていることを特徴とする塗工装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の塗工装置において、
    前記塗工液吐出スリットから吐出される塗工液カーテンの前記基材に対しての接液状況を観測する観測手段を備え、
    前記気圧制御手段は、前記気圧測定センサの検出結果に加えて、この観測手段による観測結果に基づいて、制御を行うことを特徴とする塗工装置。
  8. バッキングロールに案内されて搬送されてくる基材上に塗工液を塗布する塗工方法であって、
    予め、前記塗工液の塗布箇所よりも上流側に気体室を設置しておき、この気体室内の気圧値を所定範囲内に制御しつつ前記塗工液の塗布を行うとともに、
    前記気体室よりも上流側に、空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御可能とされた複数の空気噴射ノズルを備えて構成され、これら空気噴射ノズルのうち前記バッキングロールに最も近接した空気噴射ノズルから噴射される空気の流速を他の空気噴射ノズルから噴射される空気の流速よりも速くする空気噴射手段を設置し、それぞれの空気噴射ノズルからの空気噴射速度および空気噴射量を互いに独立に制御することを特徴とする塗工方法。
  9. 請求項記載の塗工方法において、
    前記気体室の上流側に、真空引き手段が接続されているとともに前記気体室に対しての区画壁において前記基材から離間した位置に貫通開口が形成されている気体回収室を設置し、
    前記気体室内の前記気圧制御を、前記真空引き手段によって前記気体回収室内を減圧として前記貫通開口を通して前記気体室内の気体を吸引することにより行うことを特徴とする塗工方法。
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