JPH05245426A - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
- Publication number
- JPH05245426A JPH05245426A JP4994992A JP4994992A JPH05245426A JP H05245426 A JPH05245426 A JP H05245426A JP 4994992 A JP4994992 A JP 4994992A JP 4994992 A JP4994992 A JP 4994992A JP H05245426 A JPH05245426 A JP H05245426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- pressure difference
- pressure
- beads
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/007—Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C9/00—Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
- B05C9/06—Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】塗布開始時の塗布性を改良したスライドビード
塗布方法を提供することである。 【構成】ビード塗布方式において、塗布開始時に塗布液
のビードが形成されるのと同時に、塗布液のビードに加
えられる空気圧力差を、該塗布液が安定に塗布されてい
る時の該空気圧力差より低い状態から徐々に大きくして
いき、前記安定塗布時の空気圧力差にすることを特徴と
する塗布方法。
塗布方法を提供することである。 【構成】ビード塗布方式において、塗布開始時に塗布液
のビードが形成されるのと同時に、塗布液のビードに加
えられる空気圧力差を、該塗布液が安定に塗布されてい
る時の該空気圧力差より低い状態から徐々に大きくして
いき、前記安定塗布時の空気圧力差にすることを特徴と
する塗布方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスライド面に塗布液を流
下させ、連続走行するウエブに塗布するビード塗布方法
に関し、特に低粘度の写真感光材料塗布液を塗布する場
合の塗布方法に関する。
下させ、連続走行するウエブに塗布するビード塗布方法
に関し、特に低粘度の写真感光材料塗布液を塗布する場
合の塗布方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】写真感光材料を構成する塗布液、例えば
ハロゲン化銀乳剤層、下塗層、保護層、バック層等は各
種のウエブ、例えばポリエチレン樹脂で被覆した紙支持
体、ポリエステルフィルム支持体等に塗布する場合に、
前記塗布液を塗布液供給装置のスライド面に流下させな
がら、ウエブの表面に塗布することは従来から行われて
おり、例えば米国特許第２６８１２９４号記載のスライ
ドビード塗布方法が知られている。
ハロゲン化銀乳剤層、下塗層、保護層、バック層等は各
種のウエブ、例えばポリエチレン樹脂で被覆した紙支持
体、ポリエステルフィルム支持体等に塗布する場合に、
前記塗布液を塗布液供給装置のスライド面に流下させな
がら、ウエブの表面に塗布することは従来から行われて
おり、例えば米国特許第２６８１２９４号記載のスライ
ドビード塗布方法が知られている。
【０００３】この塗布方法では図２に示すように、スラ
イド面１０１とウエブ面１０２との間に形成される塗布
液１０３ａ、１０３ｂのビード１０４によって一定の厚
みに塗布するが、このビード１０４部分の安定性を保持
し、塗布の均一化を図るために、この部分の上面側と下
面側との間に、例えばビード１０４の下部を減圧して空
気圧力差を設けることが行われている。
イド面１０１とウエブ面１０２との間に形成される塗布
液１０３ａ、１０３ｂのビード１０４によって一定の厚
みに塗布するが、このビード１０４部分の安定性を保持
し、塗布の均一化を図るために、この部分の上面側と下
面側との間に、例えばビード１０４の下部を減圧して空
気圧力差を設けることが行われている。
【０００４】スライドビード塗布方法において、均一な
塗布面を得るためには、ビードの安定化は不可欠であ
り、塗布液のビードに加えられる空気圧力差は、塗布液
の粘度、塗布量及び塗布速度等によって異なるため、諸
条件に合った最適な空気圧力差が選択される。
塗布面を得るためには、ビードの安定化は不可欠であ
り、塗布液のビードに加えられる空気圧力差は、塗布液
の粘度、塗布量及び塗布速度等によって異なるため、諸
条件に合った最適な空気圧力差が選択される。
【０００５】しかし、塗布開始時、つまりスライド面を
走行するウエブに接近させ、塗布液のビードが形成され
た直後はビード及び空気圧力差は不安定であり、塗布ム
ラを発生させる原因となっていた。特に低粘度の塗布液
はビードが不安定であり、高速で塗布する場合、空気圧
力差が安定塗布時のそれより高くなると塗布ムラが発生
しやすくなる。したがって、ビード形成直後は空気圧力
差が不安定で、塗布ムラを発生させていた。
走行するウエブに接近させ、塗布液のビードが形成され
た直後はビード及び空気圧力差は不安定であり、塗布ム
ラを発生させる原因となっていた。特に低粘度の塗布液
はビードが不安定であり、高速で塗布する場合、空気圧
力差が安定塗布時のそれより高くなると塗布ムラが発生
しやすくなる。したがって、ビード形成直後は空気圧力
差が不安定で、塗布ムラを発生させていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はスライ
ドビード塗布方法において、塗布開始時の塗布性を改良
し、均一な塗布面を得ることができる塗布方法を提供す
ることであり、特に低粘度の写真感光材料塗布液に有効
な塗布方法を提供することである。
ドビード塗布方法において、塗布開始時の塗布性を改良
し、均一な塗布面を得ることができる塗布方法を提供す
ることであり、特に低粘度の写真感光材料塗布液に有効
な塗布方法を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、塗
布液供給装置のスライド面に塗布液を流下させ、連続走
行するウエブに塗布液を塗布するビード塗布方式におい
て、スライド面をウエブに接近させ、塗布液のビードが
形成されるのと同時に、塗布液のビードに加えられる空
気圧力差を、該塗布液が安定に塗布されている時の該空
気圧力差より低い状態から徐々に大きくしていき、前記
安定塗布時の空気圧力差にすることを特徴とする塗布方
法によって達成された。
布液供給装置のスライド面に塗布液を流下させ、連続走
行するウエブに塗布液を塗布するビード塗布方式におい
て、スライド面をウエブに接近させ、塗布液のビードが
形成されるのと同時に、塗布液のビードに加えられる空
気圧力差を、該塗布液が安定に塗布されている時の該空
気圧力差より低い状態から徐々に大きくしていき、前記
安定塗布時の空気圧力差にすることを特徴とする塗布方
法によって達成された。
【０００８】本発明における塗布液としては、例えば写
真感光材料におけるようなハロゲン化銀乳剤層、下塗
層、保護層、バック層等の塗布液があげられる。本発明
に使用されるウエブとしては、バライタ紙、ポリエチレ
ン樹脂被覆紙等の紙支持体や、ポリエステルフィルム等
のプラスチックフィルムがあげられる。
真感光材料におけるようなハロゲン化銀乳剤層、下塗
層、保護層、バック層等の塗布液があげられる。本発明
に使用されるウエブとしては、バライタ紙、ポリエチレ
ン樹脂被覆紙等の紙支持体や、ポリエステルフィルム等
のプラスチックフィルムがあげられる。
【０００９】図１は本発明に用いられるスライドビード
塗布装置の一例を示す側面図であり、コーティングロー
ル１に捲き掛けられる形で移送されるウエブ２にスライ
ドホッパー型塗布ヘッド３、４から供給される塗布液１
１、１２がビード１５を形成しつつ塗布される様子を示
している。７、８は塗布液供給ポンプ、５、６はキャビ
ティ、９、１０はスリットを示している。減圧室１３
で、ファン１４によってビード１５の下面側を減圧して
いる。減圧室１３の空気圧は圧力検出器１６によって検
出され、圧力制御装置１８によって所定の圧力になるよ
うに圧力調節弁２０を作動させる。圧力検出器１６とし
ては歪ゲージ、圧電素子等がある。
塗布装置の一例を示す側面図であり、コーティングロー
ル１に捲き掛けられる形で移送されるウエブ２にスライ
ドホッパー型塗布ヘッド３、４から供給される塗布液１
１、１２がビード１５を形成しつつ塗布される様子を示
している。７、８は塗布液供給ポンプ、５、６はキャビ
ティ、９、１０はスリットを示している。減圧室１３
で、ファン１４によってビード１５の下面側を減圧して
いる。減圧室１３の空気圧は圧力検出器１６によって検
出され、圧力制御装置１８によって所定の圧力になるよ
うに圧力調節弁２０を作動させる。圧力検出器１６とし
ては歪ゲージ、圧電素子等がある。
【００１０】本発明では、塗布開始時にビードに加えら
れる空気圧力差つまり減圧室１３の減圧度を安定塗布時
の減圧度より小さい状態から徐々に大きくしていき、安
定塗布時の減圧度まで到達させる。
れる空気圧力差つまり減圧室１３の減圧度を安定塗布時
の減圧度より小さい状態から徐々に大きくしていき、安
定塗布時の減圧度まで到達させる。
【００１１】塗布液のビードが形成された瞬間の減圧度
は安定塗布時の減圧度に対し、１０％〜９０％、好まし
くは２０％〜８０％に設定する。例えば安定塗布時の減
圧度が−４０mmＡｑの時、ビード形成瞬間の減圧室は−
２０mmＡｑに設定する。ビーズド形成瞬間から安定塗布
時の減圧度まで到達させるのに必要な時間は２０秒以内
で好ましくは２秒〜１０秒である。減圧度を上昇させる
のは通常連続的に行うが、塗布性に支障をきたさない程
度であれば、断続的になっても良い。
は安定塗布時の減圧度に対し、１０％〜９０％、好まし
くは２０％〜８０％に設定する。例えば安定塗布時の減
圧度が−４０mmＡｑの時、ビード形成瞬間の減圧室は−
２０mmＡｑに設定する。ビーズド形成瞬間から安定塗布
時の減圧度まで到達させるのに必要な時間は２０秒以内
で好ましくは２秒〜１０秒である。減圧度を上昇させる
のは通常連続的に行うが、塗布性に支障をきたさない程
度であれば、断続的になっても良い。
【００１２】本発明における低粘度塗布液とは粘度が２
０ｃｐ以下であり、特に１５ｃｐ以下の塗布液において
有効である。本発明における塗布速度は特に限定されな
いが、１００ｍ／ｍｉｎ以上の高速塗布においてその効
果が顕著であり、更に塗布量の合計が、湿分で８０ｃｃ
／ｍ2 以下の場合に有効である。
０ｃｐ以下であり、特に１５ｃｐ以下の塗布液において
有効である。本発明における塗布速度は特に限定されな
いが、１００ｍ／ｍｉｎ以上の高速塗布においてその効
果が顕著であり、更に塗布量の合計が、湿分で８０ｃｃ
／ｍ2 以下の場合に有効である。
【００１３】
【実施例】以下実施例にて本発明を詳細に説明するが、
本発明はこれに限定されない。
本発明はこれに限定されない。
【００１４】実施例１ 図１に示されるスライドビード塗布装置を用い、厚さ１
５０μのポリエチレン樹脂被覆紙に次に示す塗布液を同
時重層塗布した。塗布速度は１６０ｍ／ｍｉｎ、スライ
ド面先端とウエブの間のビード巾は１５０μとした。
５０μのポリエチレン樹脂被覆紙に次に示す塗布液を同
時重層塗布した。塗布速度は１６０ｍ／ｍｉｎ、スライ
ド面先端とウエブの間のビード巾は１５０μとした。
【００１５】＜下塗層＞カーボンブラック分散物、界面
活性剤としてドデジルベンゼンスルホン酸、硬膜剤とし
てホルマリンを含むゼラチン濃度６．０重量％の下塗層
塗布液を作成した。粘度は６ｃｐ（３８℃）である。塗
布量は湿分で４０ｃｃ／ｍ2 。
活性剤としてドデジルベンゼンスルホン酸、硬膜剤とし
てホルマリンを含むゼラチン濃度６．０重量％の下塗層
塗布液を作成した。粘度は６ｃｐ（３８℃）である。塗
布量は湿分で４０ｃｃ／ｍ2 。
【００１６】＜ハロゲン化銀乳剤層＞ゼラチン液中で化
学熟成が終了したハロゲン化銀乳剤を溶解後、ドデシル
ベンゼンスルホン酸、ホルマリンを加えて、ゼラチン−
ハロゲン化銀乳剤塗布液を作成した。ゼラチン濃度は
６．５重量％で粘度は９ｃｐ（３８℃）である。塗布量
は湿分で２０ｃｃ／ｍ2 。前記塗布液が安定に塗布され
ている時の減圧室の減圧度は−３０mmＡｑであり、塗布
開始時に塗布液のビードが形成されるのと同時に減圧度
を−１０mmＡｑから徐々に連続的に上昇させていき５秒
間かけて−３０mmＡｇにした。その結果、塗布開始時か
ら均一な塗布面が得られた。
学熟成が終了したハロゲン化銀乳剤を溶解後、ドデシル
ベンゼンスルホン酸、ホルマリンを加えて、ゼラチン−
ハロゲン化銀乳剤塗布液を作成した。ゼラチン濃度は
６．５重量％で粘度は９ｃｐ（３８℃）である。塗布量
は湿分で２０ｃｃ／ｍ2 。前記塗布液が安定に塗布され
ている時の減圧室の減圧度は−３０mmＡｑであり、塗布
開始時に塗布液のビードが形成されるのと同時に減圧度
を−１０mmＡｑから徐々に連続的に上昇させていき５秒
間かけて−３０mmＡｇにした。その結果、塗布開始時か
ら均一な塗布面が得られた。
【００１７】一方比較例として、前記塗布液のビード形
成直後から減圧度を−３０mmＡｑの状態で塗布開始した
が、塗布開始から約３０ｍの間で塗布ムラの発生があっ
た。
成直後から減圧度を−３０mmＡｑの状態で塗布開始した
が、塗布開始から約３０ｍの間で塗布ムラの発生があっ
た。
【００１８】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明の塗
布方法は塗布開始時から均一に塗布することができる。
特に低粘度の写真感光材料塗布液を高速塗布する場合に
有効である。
布方法は塗布開始時から均一に塗布することができる。
特に低粘度の写真感光材料塗布液を高速塗布する場合に
有効である。
【図１】本発明の塗布方法に用いられるスライドビード
塗布装置の一例を示す側面図。
塗布装置の一例を示す側面図。
【図２】通常の塗布状態を示す図。
１ コーティングロール ２、１０２ ウエブ ３、４、１００ 塗布ヘッド ５、６ キャビティ ７、８ ポンプ ９、１０ スリット １１、１２、１０３ａ、１０３ｂ 塗布液 １３ 減圧室 １４ ファン １５、１０４ ビード １６ 圧力検出器 １７ 圧力変換器 １８ 圧力制御装置 １９ 電空変換器 ２０ 圧力調節弁 １０１ スライド面
Claims (2)
- 【請求項１】 塗布液供給装置のスライド面に塗布液を
流下させ、連続走行するウエブに塗布液を塗布するビー
ド塗布方式において、スライド面をウエブに接近させ、
塗布液のビードが形成されるのと同時に、塗布液のビー
ドに加えられる空気圧力差を、該塗布液が安定に塗布さ
れている時の該空気圧力差より低い状態から徐々に大き
くしていき、前記安定塗布時の空気圧力差にすることを
特徴とする塗布方法。 - 【請求項２】 前記塗布液が低粘度の写真感光材料塗布
液であることを特徴とする請求項１に記載の塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4994992A JPH05245426A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4994992A JPH05245426A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 塗布方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05245426A true JPH05245426A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12845287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4994992A Pending JPH05245426A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05245426A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1142647A3 (en) * | 2000-04-03 | 2002-09-25 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Coating apparatus and coating method |
| JP2003053233A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-02-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置 |
| JP2008062115A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Hirano Tecseed Co Ltd | 塗工装置 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4994992A patent/JPH05245426A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1142647A3 (en) * | 2000-04-03 | 2002-09-25 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Coating apparatus and coating method |
| JP2003053233A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-02-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置 |
| JP2008062115A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Hirano Tecseed Co Ltd | 塗工装置 |
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