JP2646265B2 - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウェブに先に塗布した塗布層上に押出し型
塗布ヘッドから塗布液を押出し塗布して複数層の塗布層
を得る塗布方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体を製造する際の磁性塗料の塗布、写真感
光材料の塗布、感熱記録材料の塗布などに際して、塗布
ヘッドの狭いスロットから塗布液を押出しながらウェブ
に対して塗布する押出し塗布方法(エクストルージョン
コート法)を用いることが知られている。
この押出し塗布方法は、ロールコート法、グラビアコ
ート法、スライドコード法、あるいはドクターコート法
を付加した方法などに対して膜厚制御性に優れるなどの
利点がある。
近年、たとえば、磁気記録媒体においては、下塗層、
中間層を形成することや、これらの上に磁性層を形成す
ること、また磁性層を複数化することが行われている。
このような、複数の塗布層を積み重ねる場合、従来の
一般的方法は、一層目塗布を行いその塗料を乾燥させた
のち、二層目を塗布しこれを乾燥させる、いわゆるウェ
ット・オン・ドライ方式である。
しかし、このウェット・オン・ドライ方式では、ライ
ン長が長くなる、上層用の塗布液中の溶媒が下層を溶解
させることがある、良好な塗布性が得られないなどの理
由によって、近時は、一層目の塗布液が乾燥していない
状態で二層目の塗布液を塗布する、いわゆるウェット・
オン・ウェット方式がよいとされつつある。
また、重層塗布方法に関しては、いくつかの提案があ
り、たとえば特開昭62−124631号、同62−92132号、同6
2−214524号、同63−164022号、同63−164023号、特公
昭57−17291号公報を挙げることができる。
さらに、単層塗布において、特開昭62−117666号で
は、フロントエッジ面の終端とウェブとの間に塗布液の
液溜まりを保持することが好ましいことを開示してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの各提案においては、先に塗布
した塗布層上に押出し塗布ヘッドから塗布する際に、そ
の塗布液の塗布液圧を如何にすべきかについて、なんら
の開示がない。
また、特開昭62−117666号には、塗布液圧について開
示があるけれども、これは単層塗布における条件を示し
たものである。
さらに、この種の押出し塗布では、支持体に同伴する
エアが塗布液に混入して泡故障などを防止するために、
塗布ヘッドをウェブに対して強く押し込み、塗布ヘッド
のフロントエッジ面にウェブが接触するようにしている
が、この態様を二層目の塗布に適用すると、一層目の塗
膜を掻き落すことに伴うスジ故障や、膜厚ムラなどの塗
布性の悪化を招く。
そこで、本発明の主たる目的は、ウェット・オン・ウ
ェット塗布方式において、スジ故障や膜厚ムラなどがな
く、良好な塗布性を得ることができる塗布方法を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、連続的に走行している可撓性ウェブに、
先に塗布した塗布層上に次の塗布液を、サポートロール
間に配された押出し型塗布ヘッドから、先に塗布した塗
布液が未乾燥状態においてかつウェブの背面を支持しな
い状態で、当該塗布ヘッドから塗布液を積層塗布する方
法において; 前記当該塗布ヘッドから塗布する塗布液のウェブに対
してバックエッジ面が最も接近している部位の塗布液圧
Pが、塗布幅50cm当たり、 0.001≦P≦0.4(kg/cm2) とすることで解決できる。
〔作用〕 本発明によると、上層塗布用の塗布ヘッドのバックエ
ッジ面とウェブとの間に液溜まりを保持して塗布すると
ともに、ウェブに対してバックエッジ面が最も接近して
いる部位の塗布液圧をきわめて小さく設定しているの
で、下層の塗布液に対する影響が殆どなくなり、良好な
塗布性を得ることができる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
第1図は第1の態様の塗布装置の全体図で、下層およ
び上層とも押出し型塗布ヘッドにより塗布する例であ
り、可撓性支持体(ウェブ)1は、図示しないガイドロ
ールを通って第1サポートロール2、第2サポートロー
ル3および第3サポートロール4に案内され、ガイドロ
ールを通って乾燥工程に導かれる。
第1サポートロール2と第2サポートロール3との間
において、上流側塗布ヘッド5Aがウェブ1を押し込むよ
うに配設され、また第2サポートロール3と第3サポー
トロール4との間には下流側塗布ヘッド5Bが下層塗布済
のウェブに対して押し込むように配設されている。
各塗布ヘッド5Aまたは5Bは、フロントエッジ部材50と
バックエッジ部材51とを備え、それらの間に液溜め部52
に連通するスロット53を有する。塗布液は、ポンプによ
り液溜め部52に圧送され、スロット53から背面が支持さ
れていない状態のウェブ1に対して塗布がなされる。
本発明においては、連続的に走行している可撓性ウェ
ブ1に、まずその上流側サポートロールすなわち第1サ
ポートロール2と下流側サポートロールすなわち第2サ
ポートロール3との間に配された上流側第1塗布ヘッド
5Aから下層用塗布液10を塗布して下層の塗布を行い、次
いでその塗布液10が未乾燥状態において、第2サポート
ロール3と第3サポートロール4との間に配された下流
側第2塗布ヘッド5Bから上層用塗布液20を塗布して積層
塗布する、いわゆるウェット・オン・ウェット塗布方法
において;第2塗布ヘッド5Bからの塗布液圧Pが規定さ
れる。
この塗布液圧Pは、前記特開昭62−117666号公報と同
様に、次のようにして測定したもので規定できる。
すなわち、前記ポンプと液溜め部52との間に圧力計を
設け、好ましくは塗布ヘッド5の近傍に設け、塗布ヘッ
ド5とウェブ1とを接触させていない状態で塗布液をス
ロット53から流出させ、ウェブ1に塗布液を塗布してい
ないときの前記圧力計が示す値をP1kg/cm2とし、次に塗
布ヘッド5をウェブ1に接触または接近させた状態で、
塗布していないときと同じ流量でスロット53から同じ塗
布液をウェブ1に対して押出して塗布を行っているとき
において、前記圧力計が示す値をP0kg/cm2とした場合、
これらの差圧を本発明に言う塗布液圧Pとして規定でき
る。よって、次式によって表すことができる。
P=P0−P1 ……(1) そして、この50cm当たりの塗布液圧Pが(2)式の条
件を満足することが要求される。
0.001≦P≦0.4(kg/cm2) ……(2) 塗布液圧Pが大きいと、所望の膜厚が得難いととも
に、フロントエッジ面50aのたとえば終端Eに先に塗布
した塗布層10が当接しその塗布層を掻き落とすことによ
ってスジ故障を招くことがある。また、塗布液圧Pが小
さいと、膜厚の変動が大きく良好な塗布を行うことがで
きない。
塗布液圧Pの上限値は、より好ましくは0.2kg/cm2
満が好ましい。
また、第3図に示すように、フロントエッジ部材50の
フロントエッジ面50a、特にその終端Eが下層または下
層液に当たらないことがあるいは当たっても弱いことが
下層液10の削り取るを防止するために好ましい。
上記例においては、下層塗布に当たり、塗布ヘッド5A
による押出し塗布を行っているが、グラビアコート法な
どの他の塗布方法でもよい。下層および上層をともに押
出し塗布方法を採用するとき、上流側塗布ヘッド4Aと下
流側塗布ヘッド4Bとは、その少なくともエッジ面が同一
形状であるのが好ましい。
下層用塗布液と上層用塗布液とは同じのほか、異なっ
ていてもよい。たとえば、磁気記録媒体を得るにあた
り、下層が下引き層、上層が磁性層、あるいは下層が磁
性層、上層が保護層の場合である。両層が磁性層である
とき、各磁性塗料の性状が異なっていてもよい。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示し、本発明の効果を明かにす
る。
14μm厚のポリエチレンテレフタレートからなる支持
体に、次記の各磁性塗料を、塗布速度200m/分で、乾燥
膜厚として、下層を3.5μm、上層を1.0μmに塗布した
ときにおける、第3図に示す第2塗布ヘッド部における
下層液の掻き落とし状況、塗布後のスジ故障や塗布ムラ
を調べた。組成中、部とは全て重量部である。
<上層> ★Co含有磁性酸化鉄(Hc=900Oe, BET値45m2/g) 150 部 ★ポリウレタン樹脂 10 部 ★塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20 部 ★アルミナ粉末 10 部 ★ミリスチン酸 2 部 ★ステアリン酸ブチル 1 部 ★ポリイソシアネート 10 部 ★トルエン 200 部 ★メチルエチルケトン 200 部 ★カーボンブラック 10 部 <下層> γ−Fe2O3粉末(Hc=700Oe, BET値25m2/g) 100 部 ★α−Al3O3 8 部 ★カーボンブラック 5 部 ★塩化ビニル共重合体 20 部 ★ポリウレタン樹脂 7 部 ★ブチルステアレート 1 部 ★ミルスチン酸 0.65 部 ★ステアリン酸 0.35 部 ★メチルエチルケトン 150 部 ★トルエン 150 部 ★オレイン酸 0.65 部 ★ポリイソシアネート 10 部 その結果、前記塗布液圧Pが、0.001kg/cm2未満で
は、膜厚変動が大きく、逆に0.4kg/cm2を超えるとスジ
故障が発生することが判明した。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、ウェット・オン・ウ
ェット塗布方式において、スジ故障や膜厚ムラなどがな
く、良好な塗布性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法を実施するための塗布装置例の概要
図、第2図は上流側塗布ヘッドによる塗布状況断面図、
第3図は下流側塗布ヘッドによる塗布状況断面図であ
る。 1……ウェブ、2……第1サポートロール 3……第2サポートロール 4……第3サポートロール 5A,5B……塗布ヘッド 10……下層用塗布液 20……上層用塗布液

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に走行している可撓性ウェブに、先
    に塗布した塗布層上に次の塗布液を、サポートロール間
    に配された押出し型塗布ヘッドから、先に塗布した塗布
    液が未乾燥状態においてかつウェブの背面を支持しない
    状態で、当該塗布ヘッドから塗布液を積層塗布する方法
    において; 前記当該塗布ヘッドから塗布する塗布液のウェブに対し
    てバックエッジ面が最も接近している部位の塗布液圧P
    が、塗布幅50cm当たり、 0.001≦P≦0.4(kg/cm2) とすることを特徴とする塗布方法。
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