JP3674063B2 - ウェハ搬送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、エレベータ上にセットされたカセットに対してロボットによりウェハを搬出入する方式のウェハ搬送装置に係わり、特にウェハサイズの変更などによりロボットの先端アームであるピックを交換した際に生じるピックの位置ずれによる動作不良の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のウェハ搬送装置におけるロボットのピックは、破損や汚れまたはウェハサイズの変更などにより比較的頻繁に交換される。従来は、単にピックを交換するだけであったが、例えば、同一構造、同一寸法のピックに交換しても多少の位置ずれは避けられず、エレベータの昇降方向については、通常0.1〜0.5mm、場合によってはそれ以上の誤差を生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カセットに収納されているウェハの間隔は比較的狭いため、これらの間に挿入するピックの位置を正確に制御する必要がある。交換に伴う位置ずれを小さく抑えるためには、ピックの加工精度と取付精度を高める必要があるが、限度があり、特にコスト的な面から好ましくない。
【0004】
本発明は、交換に伴ってピックの位置がずれても、エレベータ上のカセットに対するピックの位置を容易にかつ正確に制御することができるウェハ搬送装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、昇降可能なエレベータと、このエレベータ上にセットされ複数のウェハを多段に収納するカセットと、このカセット内のウェハを搬送すべく前記カセットに対して出入されるとともに前記エレベータに対する昇降移動によりウェハの授受を行うピックを有するロボットとからなるウェハ搬送装置において、前記カセット内のいずれか1つのウェハが前記エレベータの昇降方向に沿う方向の所定の授受位置にあることを検知するとともに同じく前記ピックが前記授受位置にあることを検知する位置検知センサと、この位置検知センサの前記ピックの検出信号により前記ロボットの昇降方向位置を検出して該ピックの基準取付位置からの位置ずれ量を求め、この位置ずれ量から前記ロボットの昇降方向の位置を制御するための基準位置データに補正を加えて前記ロボットを作動させる制御部とを有するものである。
【0007】
なお、前記ロボットが複数のピックを有する場合には、前記制御部は各ピック毎に基準位置データを補正可能に構成することが好ましい。
【0008】
【作用】
ピックを交換した際、位置検知センサにより、エレベータの昇降方向のピック位置を検知し、この検知信号に基づいてピックの該方向の基準位置とのずれ量を制御部が自動的に算出し、ピックの基準位置データに補正を加える。これはピックが複数ある場合には、各ピック毎に行うことが好ましい。この補正によりピックの交換に伴う位置ずれがあっても、エレベータ上のカセットに対するピックの位置は正確に制御され、動作不良のない的確な搬送が可能になる。
【0009】
【実施例】
以下本発明の実施例について図1ないし図3を参照して説明する。図1において、1は搬送室、2はロボット、3,4はカセット室、5,6はプロセス室、7〜12はゲートバルブである。
【0010】
ロボット2は、旋回中心軸21を中心に回転される第1アーム22と、この第1アーム22の先端の軸23を中心に回転される第2アーム24とを有し、第2アーム24の先端には軸25を介して対称的に配置されたピック26、27が取り付けられている。ピック26、27は、第1、第2アーム22、24の回転に同期して軸25を中心に回転され、向きを変えることなく旋回中心軸21の半径方向へ移動される半径方向移動と、第1,第2アーム22,24及びピック26,27の相対的な回転を固定してこれらを一体的に旋回中心軸21の回りに旋回させる旋回移動とを行い得るようになっている。
【0011】
また、ピック26,27は、旋回中心軸21の上下動により昇降され、かつ軸25を中心に、図1に示す位置と180゜回転(反転)した位置とを取るようになっている。
【0012】
上記の半径方向移動、旋回移動、昇降及び反転は、図2に示すように、制御部37によって制御される駆動部28により与えられる。
【0013】
カセット室3,4は図1において左右対称であるため、以下図2を参照してカセット室3の構成について説明する。カセット室3内には、制御部37によって制御されるモータ31、昇降駆動機構32により昇降位置を制御可能に作動されるエレベータ33が設けられ、エレベータ33上にカセット34をセットするようになっている。カセット34内には、水平に置かれた複数のウェハWが所定の間隔をもって多段に収納されている。
【0014】
カセット室3内には、後述するようにエレベータ33の昇降により所定高さの授受位置(ピック26または27による授受位置)に来たウェハWを横切るように投光器35aと受光器35bとからなる位置検知センサ35が設けられている。なお、投光器35aと受光器35bは、図1に示すように、カセット34内のウェハWに対する授受位置にピック26または27が挿入され、この授受位置でピック26または27が昇降したとき、これらのピック26または27をも横切るように配置されている。
【0015】
図3は、ピック26が投光器35aと受光器35bからなる位置検知センサ35によって検知される直前の状態を示しており、位置検知センサ35はピック26が光ビーム36を遮断することにより検知信号を出力するようになっている。図3においては、光ビーム36をピック26の下面ないし上面と平行に配置した例を示したが、斜めにしたものなど種々の方式の位置検知センサを用いることができる。
【0016】
位置検知センサ35の検知信号は、図2に示すように、制御部37に取り込まれる。ピック26、27の昇降位置を検出するため、制御部37には旋回中心軸21の軸方向位置が読み込まれており、制御部37は位置検知センサ35の検知信号を受けたときの該軸方向位置を記憶し、この位置と制御部37に予め記憶されており上記検知信号が出されたときピック26が本来あるべき位置すなわちピック26の昇降方向の位置を制御すための基準位置となる基準位置データとの差を算出してピック26の基準位置データを補正するようになっている。
【0017】
この基準位置データは、ピック26とは別にピック27についても記憶されるようになっている。なお、これらはカセット室3、4内の各エレベータ毎に記憶するようにしてもよく、これらについてもそれぞれ同様の補正を行うようになっている。
【0018】
次いで本装置の作用について説明する。ゲートバルブ9を閉じ、ゲートバルブ7を開いてカセット34をエレベータ33上にセットしてゲートバルブ7を閉じる。次いでゲートバルブ9を開いてカセット34内のウェハWをロボット2によりプロセス室5または6へ搬送する。
【0019】
このウェハWの搬送は、カセット34内の搬送対象のウェハWの位置を位置検知センサ35によって検知してエレベータ33を所定高さ位置に停止させ、ロボット2のピック26を搬送対象のウェハWの下に挿入し、次いでピック26を所定量上昇させてウェハWをピック26上に載せて行う。
【0020】
このときウェハWのピッチは数mmであり、かつウェハWは常にカセット34内の正しい位置にあるとは限らず若干の位置ずれを有しているため、ピック26をウェハWの下に挿入する際、ピック26の高さ位置すなわち昇降位置を正確に制御しないと、ピック26が搬送対象またはその下にあるウェハWに当たってウェハWを破損することがある。
【0021】
しかして、本装置は、ピック26、27を交換したとき、エレベータ33上のカセット34内のウェハWを横切るように設けた位置検知センサ35によってピック26の昇降方向位置を検知し、この検知信号に基づいてピック26の昇降方向位置を制御するため制御部37内に記憶されている基準位置データを上記のように補正する。その上で、ピック26の昇降位置を制御するようにしたため、ピック26の交換などによりロボット2上におけるピック26の昇降方向位置が変化しても、ウェハWに対してピック26を正確に位置決めすることができる。
【0022】
また、上記のような位置検知センサ35によってピック26の位置を検知し、この位置を制御するための基準位置データを補正するよにしたため、ピック26の位置変化に簡単に対応することができ、操作も簡単である。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、位置検知センサの信号に基づいて、ピックの前記昇降方向の位置ずれ量を求め、この位置ずれ量からピックの位置決めを行うための基準位置データに補正を加えてロボットを制御するようにしたため、ピックのエレベータ昇降方向の位置が交換に伴って変化しても、エレベータ上のカセットに対するピックの位置を容易にかつ正確に制御することができる。また、ピックの位置検知センサとしてカセット内のウェハ位置を検知するためのものを用いるため、装置構成を簡素化できるとともにウェハに対するピックの位置決めをより正確に制御することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概要断面平面図。
【図2】 図1のA−A線による断面図。
【図3】 ピックと位置検知センサの関係を示す拡大図。
【符号の説明】
1 搬送室
2 ロボット
3,4 カセット室
5,6 プロセス室
26,27 ピック
33 エレベータ
34 カセット
35 位置検知センサ
37 制御部
Claims (2)
- 昇降可能なエレベータと、このエレベータ上にセットされ複数のウェハを多段に収納するカセットと、このカセット内のウェハを搬送すべく前記カセットに対して出入されるとともに前記エレベータに対する昇降移動によりウェハの授受を行うピックを有するロボットとからなるウェハ搬送装置において、前記カセット内のいずれか1つのウェハが前記エレベータの昇降方向に沿う方向の所定の授受位置にあることを検知するとともに同じく前記ピックが前記授受位置にあることを検知する位置検知センサと、この位置検知センサの前記ピックの検出信号により前記ロボットの昇降方向位置を検出して該ピックの基準取付位置からの位置ずれ量を求め、この位置ずれ量から前記ロボットの昇降方向の位置を制御するための基準位置データに補正を加えて前記ロボットを作動させる制御部とを有することを特徴とするウェハ搬送装置。
- 前記ロボットが複数のピックを有し、前記制御部が各ピック毎に基準位置データを補正可能に構成されていることを特徴とする請求項1のウェハ搬送装置。
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JP27030594A JP3674063B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-10-07 | ウェハ搬送装置 |
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JP6-162659 | 1994-06-21 | ||
JP27030594A JP3674063B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-10-07 | ウェハ搬送装置 |
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JPH0870029A JPH0870029A (ja) | 1996-03-12 |
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Family Applications (1)
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JP27030594A Expired - Lifetime JP3674063B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-10-07 | ウェハ搬送装置 |
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