JP3672270B2 - 軌条の支柱 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、軌条噛合式走行作業車における軌条の支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
角パイプ等の基材の裏面にラックを添着した軌条を地上に支柱で支え、ラックに駆動輪を噛み合わせるとともに、軌条を走行ガイドとして走行する軌条噛合式走行作業車は知られている。この場合、支柱は地上から直接立設するのが通常であるが、軌条を橋状に渡したり、高架にする場合は、下にレールを架設し、その上に軌条を支柱で支えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この支柱は垂直に立てなければ強度的に弱い。このため、支柱をレールに対して移動して取付けできるようにしているが、レールは勾配を付けて架設されることもあるため、このような箇所では支柱の取付け位置を変えても支柱は直立には起立しない(支柱はレールに対して固定した角度(多くは直角)で起立しているため)。
本発明は、支柱の取付けに工夫を施し、レールに勾配が付いていても支柱を直立できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、地上に設置したレール上に軌条噛合式走行作業車の軌条を支える支柱において、この支柱を、レールに対してその軸方向に移動可能に固定されるベースと、下端がベースに対してレールと平行な垂直面内で回動可能に固定され、上端に軌条を同じくレールと平行な垂直面内で回動可能に固定するポールとで構成したことを特徴とする軌条の支柱を提供したものである。
【0005】
本発明が以上の手段をとることにより、即ち、ポールの下端がレールに取り付けられるベースに対してレールに平行な垂直面内で回動可能にして固定されるものであるため、レールに勾配が付いていても、ポールを垂直に立てることができるとともに、このとき、ポールの上端には軌条が前記と同じ垂直面内で回動可能に枢着されるものであるから、これを許容する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す軌条の側面図、図2は横断面図であるが、軌条噛合式走行作業車の軌条10は、角パイプ等からなる基材12の裏面にラック14を添着したもので構成し、これを支柱16で支えて敷設する。そして、軌条10上には、車体で基材12を抱き抱え(転倒させないため)、装備した駆動輪をラック14に噛合させて走行する走行作業車が載設されるが、このような走行作業車は既に周知のものであるから、ここでの説明は省略する。
【0007】
ところで、軌条10を高架式等にする場合は、下にレール18を敷き(20は脚)、これにベース22を取り付けてベース22からポール24を起立させて軌条10を支える。尚、レール18はどのようなものであってもよいが、一般的にはH形鋼で構成される。この場合、ベース22はレール18に対して移動可能に固定できるようにする。
【0008】
具体的には、ベース22をいずれもレール18に対して摺動嵌合部を有する左ベース26と右ベース28とで構成し、固定ボルト30でこの両者を締め付けて固定するようにしておく。そして、左ベース26の一部を起立させ、ここにポール24を支持軸34によって垂直面内で回動可能にして支持する。具体的には、ポール24の下端に左ベース26の起立面に接触する取付板32を取り付け、この取付板32を支持軸34の回りに回動可能に固定する。
【0009】
この場合、ポール24、即ち、取付板32が回動できる垂直面はレール18の縁に平行な面である必要がある。又、取付板32には円筒ボス33を取り付け、この円筒ボス33にポール24を嵌入して固定する。従って、ポール24は円筒ボス33内で上下位置を調整できる構造となる。この他、支持軸34は締付けボルトで代用させてもよく、この場合は、緩めるとポール24を回動でき、締めると固定されることになる。
【0010】
これにより、ポール24はレール18に対して傾斜して固定できることになり、例え、レール18に勾配が付いていても、ポール24だけは垂直に起立できることになる。図5はその状態を示す側面図であるが、仮に、レール18を勾配をつけて敷設したとしても、以上の操作をすることでポール24を真っ直ぐに立てることができる。尚、支持軸34の近くの左ベース26の部分に支持軸34を中心とする扇形の長孔36を形成しておき、これとポール24とにボルト38を通せるようにしておくと、ポール24の回動操作が容易になるとともに、固定も強固になる。
【0011】
ポール24の上端は軌条10の基材12に固定されるが、このときも、前記した垂直面と同じ垂直面内で回動可能に固定される。具体的には、ポール24の上部に取付片40を嵌着し、これと基材12とに固定ボルト42を通しておくのである。尚、ポール24が傾斜すると、ベース22との距離が変わってくるが、このときは、ポール24に対する取付片40の位置を変えることで対処できる。
【0012】
更に、レール18とポール24との間には、ポール24の起立強度を高めるためにステー44を介在させることもある。図3はこの場合の横断面図、図4は図3のA−A断面図であるが、レール18にステー取付部46を取り付け、これとポール24との間にステー44を立て掛けるように介在させるのである。尚、この場合も、ポール24の角度は変わることから、ステー44とポール24とはその交差角度が変更できるようにしておくとともに、ステー44はステー取付部46に対してレール18の縁と平行な垂直面内で回動可能にしておく。
【0013】
【発明の効果】
以上、本発明は、軌条をレール上に支持する支柱を、レールの勾配にかかわらず垂直に立てることができるようにしたものであるから、支柱の強度を低下させない。そして、その操作は、ベースに対する支柱の起立角度を変えるのみでよいから、簡単である。尚、こうすると、ベースをレール上一々動かさなくてもよくなるから、この点でも調整操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す軌条の敷設状態を示す一部側面図である。
【図2】 本発明の一例を示す軌条の敷設状態を示す横断面図である。
【図3】 本発明の一例を示す軌条の敷設状態を示す横断面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 本発明の一例を示す軌条の敷設状態を示す一部側面図である。
【符号の説明】
10 軌条
16 支柱
18 レール
22 ベース
24 ポール
44 ステー
Claims (2)
- 地上に設置したレール上に軌条噛合式走行作業車の軌条を支える支柱において、この支柱を、レールに対してその軸方向に移動可能に固定されるベースと、下端がベースに対してレールと平行な垂直面内で回動可能に固定され、上端に軌条を同じくレールと平行な垂直面内で回動可能に固定するポールとで構成したことを特徴とする軌条の支柱。
- ポールとレールとの間にステーを介設した請求項1記載の軌条の支柱。
Priority Applications (1)
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JP32822895A JP3672270B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 軌条の支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32822895A JP3672270B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 軌条の支柱 |
Publications (2)
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JPH09143906A JPH09143906A (ja) | 1997-06-03 |
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Family Applications (1)
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JP32822895A Expired - Fee Related JP3672270B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 軌条の支柱 |
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1995
- 1995-11-21 JP JP32822895A patent/JP3672270B2/ja not_active Expired - Fee Related
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