JP3671508B2 - 内燃機関および内燃機関のヘッド構造 - Google Patents

内燃機関および内燃機関のヘッド構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関および内燃機関のヘッド構造に係り、特に、電磁駆動装置によって駆動される弁体を備える内燃機関、および、かかる内燃機関のヘッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば実開平60−155708号に開示される如く、電磁駆動装置によって駆動される弁体を備える内燃機関が知られている。上記従来の内燃機関は、電磁力によって吸気弁および排気弁を駆動する電磁駆動装置を備えている。かかる内燃機関においては、従来より吸気弁および排気弁を駆動する機構として一般的に使用されていたカム機構を設けることなく、電磁駆動装置を電気的に制御することにより、吸気弁および排気弁を適切に作動させることができる。
【0003】
上記従来の内燃機関において、電磁駆動装置は、シリンダヘッドに固定されている。シリンダヘッドの上部には、ヘッドカバーが配設されている。電磁駆動装置は、シリンダヘッドとヘッドカバーとに隔成される空間の内部に収納されている。かかるヘッド構造によれば、電磁駆動装置を、塵や埃等の異物から保護することができる。従って、上記従来の内燃機関によれば、吸気弁および排気弁の作動について高い信頼性を確保することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
吸気弁および排気弁の駆動機構として従来より用いられていたカム機構は、上述した電磁駆動装置と同様に、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間の内部に収納される。かかるカム機構には、カムシャフトの軸受け部やカムとシートとの接触部等の如く、内燃機関の運転中に摺動の生ずる部分が形成されている。このため、吸気弁および排気弁の駆動機構としてカム機構を備える内燃機関においては、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を、カム機構の摺動部に潤滑油を供給するための空間として用いることが必要である。
【0005】
これに対して、吸気弁および排気弁の駆動機構として電磁駆動装置を用いる内燃機関においては、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を、潤滑油を供給するための空間として用いる必要がない。従って、かかる内燃機関においては、必ずしもシリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を、カム機構を備える内燃機関の場合と同様に密閉空間とする必要はない。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を吸気通路の一部とすることにより空間の有効利用を図る内燃機関および内燃機関のヘッド構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、電磁駆動装置によって駆動される弁体を備える内燃機関のヘッド構造であって、
シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置を把持するシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、
を備えると共に、
前記電磁駆動装置を前記サージタンク内に流入した吸入空気により冷却すべく、該電磁駆動装置の少なくとも一部が前記サージタンクの内部に収納されて該サージタンクに晒されている内燃機関のヘッド構造により達成される。
【0008】
本発明において、弁体は電磁駆動装置を動力源として作動する。電磁駆動装置は、無給油で円滑に作動することができる。従って、電磁駆動装置が動力源である場合、前記シリンダヘッドと前記隔壁とで隔成される空間に潤滑油を供給する必要がない。内燃機関の吸気通路内に生ずる吸気の脈動の影響を抑制するためには、吸気通路内にサージタンクを設けることが必要である。本発明においては、前記シリンダヘッドと前記隔壁とによってサージタンクを形成することにより、空間の有効利用が図られている。
【0010】
本発明において、電磁駆動装置は、少なくともその一部がサージタンクに晒されている。サージタンクの内部には、内燃機関の運転中常に吸入空気の流速が生じている。このため、電磁駆動装置は、その運転中常に、内燃機関に吸入される空気によって冷却される。
【0011】
更に、請求項2に記載する如く、電磁駆動装置によって駆動される吸気弁を備える内燃機関において、
シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置を把持するシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、
前記吸入空気取り入れ口と、前記吸気ポートとの間に配設される空気濾過部材と、
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
前記吸気弁の開閉時期が、前記アクセル開度に応じた吸入空気量を実現する時期となるように、前記電磁駆動装置を制御する吸入空気量制御手段と、
を備えると共に、
前記電磁駆動装置を前記サージタンク内に流入した吸入空気により冷却すべく、該電磁駆動装置の少なくとも一部が前記サージタンクの内部に収納されて該サージタンクに晒されている内燃機関は、吸気通路の小型化を図るうえで有効である。
【0012】
本発明において、吸入空気取り入れ口から吸引された空気は、シリンダヘッドと隔壁との間に隔成されるサージタンク、および空気濾過部材を通過して吸気ポートに到達する。内燃機関には、吸気ポートから、吸気弁の開閉時期に応じた量の空気が流入される。前記吸入空気量制御手段は、アクセル開度検出手段の検出結果に基づいて吸気弁の開閉時期を制御する。その結果、内燃機関に供給される吸入空気の量は、アクセル開度に応じた流量に制御される。
また、本発明において、電磁駆動装置は、少なくともその一部がサージタンクに晒されている。サージタンクの内部には、内燃機関の運転中常に吸入空気の流速が生じている。このため、電磁駆動装置は、その運転中常に、内燃機関に吸入される空気によって冷却される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である内燃機関10の全体構成図を示す。内燃機関10は、シリンダブロック12を備えている。シリンダブロック12の内部には、シリンダ14およびウォータジャケット16が形成されている。内燃機関10は、複数のシリンダを備えて内燃機関である。図1は、複数のシリンダのうち一のシリンダ14のみを表している。シリンダ14の内部にはピストン18が配設されている。ピストン18は、シリンダ14の内部を、図1における上下方向に摺動することができる。
【0014】
シリンダ14の上部には、シリンダブロック20が固定されている。シリンダブロック20には、吸気ポート22および排気ポート24が形成されている。吸気ポート22および排気ポート24は、各気筒毎に2つずつ設けられている。図1には、2つの吸気ポートおよび2つの排気ポートのうち、一の吸気ポート22および一の排気ポート24のみが表されている。
【0015】
シリンダヘッド20の底面、ピストン18の上面、およびシリンダ14の側壁は、燃焼室26を隔成している。上述した吸気ポート22および排気ポート24は、共に燃焼室26に開口している。吸気ポート22の、燃焼室26側の開口端部、および排気ポート24の燃焼室26側の開口端部には、それぞれバルブシート28,30が形成されている。
【0016】
シリンダヘッド20には、バルブシート28に着座することにより、またはバルブシート28から離座することにより、吸気ポート22と燃焼室26との導通状態を制御する吸気弁32が配設されている。吸気弁32には、弁軸34が連結されている。シリンダヘッド20には、弁軸34を摺動可能に把持するバルブガイド36、および弁軸34をその軸方向に往復運動させる電磁駆動装置38が配設されている。
【0017】
また、シリンダヘッド20には、バルブシート30に着座することにより、またはバルブシート30から離座することにより、排気ポート24と燃焼室26との導通状態を制御する排気弁40が配設されている。排気弁40には、弁軸42連結されている。シリンダヘッド20には、弁軸42を摺動可能に把持するバルブガイド44、および弁軸42をその軸方向に往復運動させる電磁駆動装置46が配設されている。
【0018】
電磁駆動装置38および46は、同一の構成を備えている。以下、図2を参照して、それらの代表例として、電磁駆動装置38の構成および動作について説明する。図2は、電磁駆動装置38の全体構成を表す断面図を示す。尚、図2において図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0019】
図2に示す如く、電磁駆動装置38は、弁軸34の上端部に固定されるプランジャホルダ48を備えている。プランジャホルダ48は、例えばステンレス鋼やチタン合金等の如く、硬度が高く、かつ、非磁性或いは低い磁気特性を示す材料で構成された部材であり、弁軸34の軸方向に延在する円筒部48aと、円筒部48aのほぼ軸方向中央部に形成されたリング部48bとを備えている。
【0020】
プランジャホルダ48の下端部には、ロアリテーナ50が固定されている。ロアリテーナ50の下部にはロアスプリング52が配設されている。ロアスプリング52の下端は、シリンダヘッド20に当接している。ロアスプリング52は、ロアリテーナ50を、すなわちプランジャホルダ48を、図2における上方へ向けて付勢する。
【0021】
プランジャホルダ48の上端部には、アッパーリテーナ54が固定されている。アッパーリテーナ54の上部には、アッパースプリング56の下端部が当接している。アッパースプリング56の周囲には、その外周を取り巻くように円筒状のアッパーキャップ57が配設されている。更に、アッパースプリング56の上端部は、アッパーキャップ57に螺着されるアジャストボルト58に当接している。アッパースプリング56は、アッパーリテーナ54を、すなわち、プランジャホルダ48を、図2における下方へ向けて付勢する。
【0022】
プランジャホルダ48の、リング部48bの外周には、プランジャ60が接合されている。プランジャ60は、Fe,Ni,Co等をベース材料とする軟磁性材料で構成されたドーナツ状の部材である。プランジャ60の上方には、第1電磁コイル62及び第1コア64が配設されている。また、プランジャ60の下方には、第2電磁コイル66及び第2コア68が配設されている。第1コア64および第2コア68は、共に磁性材料で構成された部材であり、それぞれ第1電磁コイル62または第2電磁コイル66を収納するための環状溝64a,68aと、それらの中央部を軸方向に貫通する貫通孔64b,68bとを備えている。
【0023】
第1コア64の貫通孔64bの一端(図1に於ける上端)には第1ベアリング70が配設されている。また、第2コア68の貫通孔68bの一端(図1に於ける下端)には第2ベアリング72が配設されている。貫通孔64b,68bに挿入されるプランジャホルダ48の円筒部48aは、これら第1ベアリング70および第2ベアリング72によって摺動可能に保持されている。
【0024】
第1ベアリング70および第2ベアリング72は、共に潤滑油の給油を必要としない乾式ベアリングである。第1ベアリング70および第2ベアリング72は、例えば、SiC、SiCとカーボンとの複合体、Si3 4 、Si3 4 とBNとの複合体、フッ素系樹脂、或いは固体潤滑材等を材料として形成することができる。
【0025】
第1コア64および第2コア68の外周には、外筒74が配設されている。第1コア64および第2コア68は、両者間に所定の間隔が確保されるように、外筒74により保持されている。また、上述したアッパーキャップ57は、第1コア64の上端面に固定されている。そして、上述したアジャスタボルト58は、プランジャ60の中立位置が、第1コア64と第2コア68との中間点となるように調整されている。
【0026】
電磁駆動装置38において、第1電磁コイル62および第2電磁コイル66に励磁電流が供給されていない場合は、プランジャ60がその中立位置、すなわち、第1コア64と第2コア68との中間部に維持される。プランジャ60が中立位置に維持されている状況下で第1電磁コイル62に励磁電流を流通させると、第1電磁コイル62の内外周を還流する磁界が発生する。この磁界は、第1コア64、プランジャ60、および第1コア64とプランジャ60との間のエアギャップからなる磁気回路を流通する磁束を発生させる。上記の如く発生される磁束は、プランジャ60を第1コア64側へ吸引する吸引力、すなわち、吸気弁32を図2において上方へ変位させる吸引力を発生させる。
【0027】
プランジャ60に対して上記の吸引力が作用すると、プランジャ60は、吸気弁32と共に、アッパスプリング56の付勢力に抗って図2における上方へ向けて変位する。そして、その変位は、プランジャ60が第1コア64と当接するまで継続される。吸気弁32は、プランジャ60が第1コア64と当接する場合にシリンダヘッド20のバルブシート28に着座する。以下、プランジャ60が第1コア64に当接する状態を閉弁状態と、また、閉弁状態下でのプランジャ60の位置および吸気弁32の位置を、共に閉弁位置と称す。
【0028】
プランジャ60が閉弁位置に保持されている状態から、第1電磁コイル62に供給されていた励磁電流が遮断されると、プランジャ60に作用していた電磁力が消滅する。その結果、アッパスプリング56の付勢力に起因して、プランジャ60が図1における下方へ向けて変位し始める。プランジャ60の変位量が所定値に達した時点で、第2電磁コイル66に適当な励磁電流を流通させると、今度はプランジャ60を第2コア68側へ吸引する吸引力、すなわち、吸気弁32を図2において下方へ変位させる吸引力が発生する。
【0029】
プランジャ60に対して上記の吸引力が作用すると、プランジャ60は、吸気弁32と共に、ロアスプリング52の付勢力に抗って図2における下方へ向けて変位する。そして、その変位は、プランジャ60が第2コア68と当接するまで継続される。以下、プランジャ60が第2コア68に当接する状態を開弁状態と、また、開弁状態下でのプランジャ60の位置および吸気弁32の位置を、共に開弁位置と称す。
【0030】
上述の如く、電磁駆動装置38によれば、第1電磁コイル62に所定電流を供給することにより吸気弁32を閉弁位置に変位させることができると共に、第2電磁コイル66に所定電流を供給することにより吸気弁32を開弁位置に変位させることができる。従って、電磁駆動装置38によれば、第1電磁コイル62と第2電磁コイル66とに交互に励磁電流を供給することにより、吸気弁32を、開弁位置と閉弁位置との間で繰り返し往復運動させることができる。
【0031】
本実施例において、排気弁40を駆動する電磁駆動装置46にも、上述した電磁駆動装置38と同様に、潤滑油の供給を必要としない乾式ベアリングが使用されている。従って、内燃機関10においては、電磁駆動装置38,46に潤滑油を供給することなく、吸気弁32および排気弁40を共に円滑に作動させることができる。
【0032】
図1に示す如く、内燃機関10は、シリンダヘッド20の上部にヘッドカバー76を備えている。ヘッドカバー76は、シリンダヘッド20の上部に空間78を隔成している。シリンダヘッド20に固定される電磁駆動装置38,46の上端部は、空間78の内部に収納されている。
【0033】
ヘッドカバー76には、吸気枝管80に連通する枝管側開口部76aが形成されている。吸気枝管80は、その一端において吸気ポート22に連通している。また、吸気枝管80には吸気ポート22に向けて燃料を噴射するインジェクタ82が配設されている。枝管側開口部、吸気枝管、およびインジェクタは、内燃機関10が備える吸気ポートの数と同数だけ形成されている。図1は、それらの枝管側開口部、吸気枝管、およびインジェクタのうち、吸気ポート22に対応するものだけを表している。
【0034】
ヘッドカバー76には、吸気通路82に連通する吸入側開口部76bが形成されている。吸気通路82は、その一端においてエアフィルタ84に連通している。エアフィルタ84の内部には、フィルタエレメント84aが配設されている。また、エアフィルタ84には、吸入空気取り入れ口84bが設けられている。吸気通路82には、吸入空気取り入れ口84bから吸入され、フィルタエレメント84aによって濾過された空気のみが供給される。
【0035】
フィルタエレメント84の下流側には、エアフロメータ86が配設されている。エアフロメータ86は、吸気通路82の内部を流通する吸入空気量に応じた電気信号を出力する。吸気通路82の内部には、アクセルペダルと連動して作動するスロットルバルブ88が配設されている。吸気通路82の内部を流通する吸入空気量は、スロットルバルブ88によって制御される。
【0036】
シリンダヘッド20に形成された排気ポート24には、排気通路90が連通している。排気通路90には、O2 センサ92が配設されている。O2 センサ92は、排気通路90の内部を流通する排気ガス中の酸素濃度に応じた電気信号を出力するセンサである。排気ガス中の酸素濃度は、燃焼室26に供給される混合気の空燃比が理論空燃比に比してリッチである場合に希薄となり、一方、燃焼室26に供給される混合気の空燃比が理論空燃比に比してリーンである場合に濃厚となる。O2 センサ92は、かかる酸素濃度の変化に対応して、混合気がリッチである場合にハイ信号を出力し、また、混合気がリーンである場合にロー信号を出力する。
【0037】
排気通路90には、触媒装置94を介してマフラー96が連通されている。触媒装置94は、排気ガス中に含有されるCO,HO等の未燃成分を酸化し、また、NOX 等の酸化物を還元することにより、排気ガスの浄化を図る装置である。内燃機関10から排出される排気ガスは、触媒装置94によって浄化され、更にマフラー96により消音された後大気中に排出される。
【0038】
以下、本実施例の特徴部について説明する。本実施例の内燃機関10は、シリンダヘッド20とヘッドカバー76とによって隔成される空間78をサージタンクとして機能させている点に特徴を有している。内燃機関の吸気系を構成する際には、複数の気筒間に生ずる吸気干渉を緩和するために、吸入空気取り入れ口と各気筒の吸気ポートとの間に、十分に大きな容量を有するサージタンクを設ける必要がある。
【0039】
内燃機関において、吸気弁および排気弁を駆動する機構としてカム機構が用いられる場合には、シリンダヘッドの上部にカム機構を収納する空間を確保する必要がある。また、カム機構を円滑に作動させるためには、カムシャフトの軸受け部やカムとシートとの接触部等に潤滑油を供給する必要があるため、シリンダヘッドの上部に確保される空間は、外部から密封されている必要がある。従って、かかる構造が採られる場合には、本実施例の内燃機関10の如く、シリンダヘッド20の上部に、吸気通路82および吸気枝管80に連通する空間78を形成することはできない。
【0040】
これに対して、本実施例の内燃機関10においては、電磁駆動装置38,46に潤滑油を供給する必要がない。従って、シリンダヘッド10の上方で潤滑油の散布を行う必要がなく、空間78を、吸気通路82および吸気枝管80に連通させても、その構造に起因する弊害は何ら生じない。また、内燃機関10において、空間78には、複数の気筒のそれぞれに対応して配設される電磁駆動装置38,46の全てがその内部に収納されるように、十分な容積が与えられる。このため、空間78によれば、サージタンクに要求される機能、すなわち、複数の気筒間に生ずる吸気干渉を緩和する機能を十分に達成することができる。
【0041】
このように、本実施例の構造によれば、シリンダヘッド20の上部にサージタンクとして機能する空間78を隔成することにより、無駄な空間の有効利用を図ることができる。従って、本実施例の構造によれば、シリンダヘッド20の上部空間と異なる部位にサージタンクを設ける構造が採られる場合に比して、内燃機関10をコンパクト化することができる。
【0042】
また、内燃機関10において、電磁駆動装置38,46は、その上端部近傍が空間78に晒されている。電磁駆動装置38,46の運転中、すなわち、内燃機関10の運転中は、空間78の内部に常に空気の流れが生じている。このため、空間78に晒されている電磁駆動装置38,46は、それらの運転中常に空冷される。このため、本実施例の構造によれば、電磁駆動装置38,46の冷却効果に関しても優れた利益を得ることができる。
【0043】
内燃機関10において燃焼室26内に発生する排気ガスは、バルブガイド36と弁軸34との間、およびバルブガイド44と弁軸42との間等を通ってシリンダヘッド10上部の空間78に到達する場合がある。シリンダヘッド10上部の空間78が外部空間から密閉されているとすれば、上記の如く空間78に到達した排気ガスは、その後空間78内に蓄積される。これに対して、本実施例の構造によれば、空間78に流出する排気ガスを、吸気枝管80および吸気ポート22を介して再び燃焼室26内に流入させることができる。このように、本実施例の構造は、シリンダヘッド20上部の空間78を常に清浄な状態に維持し得るという点で、かかる空間が密封されているものに比して優れている。
【0044】
尚、上記の実施例においては、吸気弁32および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シリンダヘッド20の上方が前記請求項1記載の「前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」に、空間78が前記請求項1および2記載の「サージタンク」に、また、ヘッドカバー76が前記請求項1記載の「隔壁」に、それぞれ相当している。
【0045】
次に、図3を参照して本発明の第2実施例である内燃機関100について説明する。内燃機関100は、電子制御ユニット101(以下、ECU101と称す)を備えている。内燃機関100は、後述の如くECU101によって制御される。
【0046】
内燃機関100は、ヘッドカバー102を備えている。ヘッドカバー102には、吸気枝管80に連通する枝管側開口部102aが形成されている。ヘッドカバー102には、内燃機関100が備える吸気ポートの数と同数の枝管側開口部が形成されている。図3は、それらの枝管側開口部のうち、吸気ポート22に対応するものだけを表している。
【0047】
ヘッドカバー102には、吸入空気取り入れ口102bが形成されている。また、ヘッドカバー102の内部にはフィルタエレメント104が配設されている。フィルタエレメント104は、ヘッドカバー102の内部空間を、吸入空気取り入れ口102bに連通する第1空間106と、枝管側開口部102aに連通する第2空間108とに2分する。
【0048】
ヘッドカバー102には、第2空間108の内圧を検出する大気圧センサ110、および第2空間108内部の温度を検出する吸気温センサ112が配設されている。大気圧センサ110および吸気温センサ112の出力信号は、ECU101に供給される。ECU101は、大気圧センサ110の出力信号に基づいて大気圧Pair を、また、吸気温センサ112の出力信号に基づいて内燃機関100に吸入される空気の温度(吸気温THA)を検出する。
【0049】
内燃機関100は、燃焼室26に生ずる燃焼圧Pfrに応じた電気信号を出力する燃焼圧センサ114、および内燃機関100の機関回転数NEに応じた周期でパルス信号を発生するNEセンサ116を備えている。燃焼圧センサ114およびNEセンサ116の出力信号は、O2 センサ92の出力信号と同様に、ECU101に供給されている。ECU101は、燃焼圧センサ114、NEセンサ116、およびO2 センサ92の出力信号に基づいて内燃機関100の運動状態を検出する。
【0050】
また、ECU101には、アクセル開度センサ118が接続されている。アクセル開度センサ118は、アクセルペダル120に連結されている。アクセル開度センサ118は、アクセル開度Aacc に応じた電気信号を出力し、その信号をECU101に供給する。ECU101は、アクセル開度センサ118の出力信号に基づいて運転者のアクセル操作状態を検出する。
【0051】
ECU101は、運転者のアクセル操作の状態に応じて吸気弁32の開閉時期を制御することにより、燃焼室26に吸入される空気の量を運転者のアクセル操作の状態に応じた量に制御する。また、ECU101は、吸入空気量、燃焼圧センサ114の出力値、およびO2 センサ92の出力値に基づいて、所望の空燃比が得られるように燃料噴射量TAUを制御する。尚、ECU101が実行する制御の内容については後に詳説する。
【0052】
本実施例の内燃機関100においては、シリンダヘッド20、ヘッドカバー102およびフィルタエレメント104によって隔成される第2空間108がサージタンクとして機能している。すなわち、第2空間108は、フィルタエレメント104を介して吸入空気取り入れ口102bに連通していると共に、枝管側開口部102aを介して吸気枝管80に連通している。更に、第2空間108には、内燃機関100が備える全ての電磁駆動装置38,46を収納し得る程度の十分な容積が与えられている。このため、第2空間108によれば、サージタンクに要求される機能、すなわち、複数の気筒間に生ずる吸気干渉を緩和する機能を十分に達成することができる。
【0053】
また、内燃機関100においては、上述の如く、エアフロメータ86およびスロットルバルブ88を用いることなく、吸入空気量を所望の値に制御し、かつ、その値を検知することができる。このため、内燃機関100においては、その吸気系に必要とされる構成要素の全てをヘッドカバー102の内部に収納することが可能とされている。このように、本実施例の構造によれば、図1に示す内燃機関10に比して更にコンパクトな内燃機関100を実現することができる。
【0054】
尚、電磁駆動装置38,46の冷却効果に関する利益、および、シリンダヘッド20上部空間108を常に清浄に維持し得るという利益については、上記図1に示す内燃機関10と同様に、本実施例の内燃機関100によっても得ることができる。
【0055】
以下、図4乃至図9を参照して、内燃機関100の運動状態を制御すべくECU101が実行する処理の内容について説明する。図4は、吸入空気量をアクセルペダル120の操作状態に応じた量に制御し、かつ、燃料噴射量を所望の空燃比を実現し得る量に制御するためにECU101が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
【0056】
図4に示すルーチンは、内燃機関100のクランク角が基準クランク角に一致する毎に起動される。図4に示すルーチンが起動されると、先ずステップ200において、吸気温センサ112から吸気温THAを表す信号が読み込まれる。図5は、吸気温THAと空気密度との関係示す。図5に示す如く、燃焼室26に吸入される空気の密度は、吸気温THAが高いほど低下する。上述の如く、ECU101は吸気弁32の開閉時期を制御することにより吸入空気量を制御する。ECU101は、THAが高温であるほど吸気弁32の開弁時間を長く補正することにより、吸入空気量の質量流量が、空気密度の変化に影響されるのを防止する。
【0057】
上記の処理が終了すると、次にステップ202の処理が実行される。ステップ202では、大気圧センサ110から、大気圧Pair を表す信号が読み込まれる。図6は、大気圧Pair と空気密度との関係を示す。図6に示す如く、燃焼室26に吸入される空気の密度は、大気圧Pair が高圧であるほど高くなる。ECU101は、Pair が高圧であるほど吸気弁32の開弁時間を短く補正することにより、吸入空気量の質量流量が、大気圧の変化に影響されるのを防止する。
【0058】
次に、ステップ204では、アクセル開度センサ118からアクセル開度Aacc を表す信号が読み込まれる。アクセル開度Aacc は、運転者が内燃機関100に対して大きな出力を要求している場合に大きく、大きな出力を要求していない場合に小さくなる。
【0059】
図7は、ECU101において用いられる開弁基準値Top0 とアクセル開度Aacc との関係を表すマップの一例を示す。ECU101は、図7に示すマップを参照してアクセル開度Aacc に対する開弁基準値Top0 を算出し、その開弁基準値Top0 に基づいて吸気弁32の開弁時間Topを設定する。
【0060】
図7に示す如く、開弁基準値Top0 は、アクセル開度Aacc が大きいほど長時間となる。このため、吸気弁32の開弁時間Topは、アクセル開度Aacc が大きいほど、すなわち、内燃機関100に対して要求されている出力が大きいほど長時間となる。
【0061】
ところで、内燃機関100は、各気筒に対して2つづつ吸気弁が配設されている。本実施例においては、図7に示す如く、アクセル開度Aacc が所定開度Aacc0に比して小さい領域を1弁作動領域、すなわち、2つの吸気弁のうち1つだけを開閉させる領域とし、また、アクセル開度Aacc が所定開度Aacc0以上となる領域を2弁作動領域、すなわち、2つの吸気弁を共に開閉させる領域としている。このため、内燃機関100においては、吸入空気量が少量である領域から、吸入空気量が多量である領域まで、広範な範囲で吸入空気量を精度良く制御することができる。
【0062】
ステップ204の処理が終了すると、次にステップ206において、NEセンサ116から機関回転数NEを表す信号が入力される。そして、続くステップ208において、吸気弁32の開閉時期が設定される。吸気弁32の開閉時期は、内燃機関100の回転角が所定回転角に到達した後、内燃機関100が更に所定回転角だけ回転する間吸気弁32が開弁状態に維持されるように設定される。また、吸気弁32が開弁状態に維持される時間(厳密には吸気弁32を開弁状態に維持すべき開弁角)Topは、図7に示すマップから得られた基準開弁時間Top0 と、THAおよびPair に基づいて設定される補正係数Kとを乗算することにより求められる。
【0063】
次にステップ210では、燃料噴射量TAUの基準値TAU0 が演算される。図8は、ECU101がTAU0 を演算する際に参照するマップの一例を示す。ECU101は、アクセル開度Aacc および機関回転数NEに基づいて、内燃機関100の燃焼室26に吸入される混合気が所望の空燃比(本実施例においては理論空燃比)となるように基準値TAU0 を演算する。そして、前回の処理時に設定された補正項δを基準値TAU0 に加算することにより燃料噴射量TAUを求める。
【0064】
ステップ211では、上記の如く設定された吸気弁32の開弁時期および燃料噴射量TAUに対する燃焼圧Pfrを表す信号が燃焼圧センサ114から読み込まれる。また、続くステップ212では、上記の設定に従って生成された混合気の空燃比を表す信号がO2 センサ92から読み込まれる。
【0065】
吸入空気量および燃料噴射量が共に適正な値に制御されていれば、燃焼圧Pfrは、アクセル開度Aacc に対応した適正値となり、かつ、空燃比は、ほぼ理論空燃比となる。従って、燃焼圧Pfrと適正値との大小関係、および、空燃比と理論空燃比との大小関係を比較すれば、吸入空気量の過不足状態、および燃料噴射量TAUの過不足状態を検知することができる。
【0066】
上記の解析を実行すべく、先ずステップ214では、燃焼圧Pfrが適正値に過度に大きいか否かが判別される。その結果、燃焼圧Pfrが過度に大きいと判別される場合は、内燃機関100に対して燃料または空気が過剰に供給されていると判断される。かかる判別がなされた場合は、更にステップ216において、空燃比が燃料リッチであるか否かが判別される。
【0067】
上述の如く、O2 センサ92は、排気ガス中の酸素濃度、すなわち、燃焼室26に供給される混合気の空燃比に応じた出力信号を発するセンサである。図9は、O2 センサ92の出力信号と混合気の空燃比との関係を示す。図9に示す如く、O2 センサ92は、混合気の空燃比が理論空燃比に比して燃料リッチである場合はハイ出力(≧VH )を、また、混合気の空燃比が理論空燃比に比して燃料リーンである場合はロー出力(≦VL )をそれぞれ発生する。
【0068】
ECU101は、上記ステップ216において、O2 センサ92の出力電圧がVH 以上である場合に混合気が燃料リッチであると判別する。この場合ECU101は、内燃機関100に対して燃料が過剰に供給されていると判断し、続くステップ218で燃料噴射量TAUの補正項δを所定量だけ減量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0069】
一方、上記ステップ216で、O2 センサ92の出力電圧がVH より小さいと判別された場合は、混合気の空燃比が燃料リッチではないと判別される。この場合、ECU101は、内燃機関100に対して空気が過剰に供給されていると判断し、続くステップ220で吸気弁32の開弁時間に関する補正項Kを所定量だけ減量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0070】
次に、上記ステップ214において、燃焼圧Pfrが過度に大きくないと判別された場合について説明する。かかる判別がなされた場合は、次にステップ222において、燃焼圧Pfrが過度に小さくないか否かが判別される。その結果、燃焼圧Pfrが過度に小さいと判別される場合は、燃料噴射量TAUまたは吸入空気量が不測していると判断される。かかる判別がなされた場合は、更にステップ224において、空燃比が燃料リーンであるか否かが判別される。
【0071】
ステップ224において、O2 センサ92の出力電圧がVL 以下である場合は混合気が燃料リーンであると判別される。この場合ECU101は、内燃機関100に対して十分な燃料が供給されていないと判断し、続くステップ226で燃料噴射量TAUの補正項δを所定量だけ増量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0072】
一方、上記ステップ224で、O2 センサ92の出力電圧がVL より大きいと判別された場合は、混合気の空燃比が燃料リーンではないと判別される。この場合、ECU101は、内燃機関100に対して十分な空気が供給されていないと判断し、続くステップ228で吸気弁32の開弁時間に関する補正項Kを所定量だけ増量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0073】
次に、上記ステップ222において、燃焼圧Pfrが過度に小さくないと判別された場合について説明する。本ルーチンにおいては、燃焼圧Pfrが適正な値である場合に上記の判別がなされる。この場合、次にステップ230で、混合気の空燃比が燃料リッチであるか否かが判別される。その結果、空燃比が燃料リッチであると判別された場合は、ステップ232において燃料噴射量TAUの補正項δが所定量だけ減量された後に、今回のルーチンが終了される。
【0074】
一方、上記ステップ232において、混合気の空燃比が燃料リッチでないと判別された場合は、ステップ234において、更に空燃比が燃料リーンであるか否かが判別される。その結果、空燃比が燃料リーンであると判別された場合は、ステップ236において燃料噴射量TAUの補正項δが所定量だけ減量された後に、今回のルーチンが終了される。
【0075】
上記の処理によれば、燃焼圧センサ114の出力信号、およびO2 センサ92の出力信号に基づいて、吸入空気量および燃料噴射量TAUが、燃焼室26に吸入される混合気の空燃比を理論空燃比近傍とし、かつ、アクセル開度Aacc に応じた適正な燃焼圧Pfrを発生させる適正な値にフィードバック制御される。従って、内燃機関100によれば、上記図1に示す内燃機関10と同程度に、良好な排気エミッションと、優れた操作フィーリングとを得ることができる。このように、本実施例の構造によれば、内燃機関に特性上の悪影響を与えることなく、吸気系をコンパクト化することができる。
【0076】
尚、上記の実施例においては、吸気弁32および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シリンダヘッド20の上方が前記請求項1記載の「前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」に、第2空間108が前記請求項1記載の「サージタンク」に、また、ヘッドカバー102が前記請求項1および2記載の「隔壁」にそれぞれ相当している。また、上記の実施例においては、フィルタエレメント104が前記請求項記載の空気濾過部材に、アクセル開度センサ118が前記請求項記載のアクセル開度検出手段にそれぞれ相当している。更に、上記の実施例においては、ECU101が上記ステップ200〜208の処理を実行することにより前記請求項記載の吸入空気量制御手段が実現される。
【0077】
次に、図10および図11を参照して、本発明の第3実施例である内燃機関130について説明する。尚、図10および図11において、上記図1または図3に示す構成部分と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10は、本実施例の内燃機関130の要部の構造を表す断面図を示す。内燃機関130は、シリンダヘッド132、電磁駆動装置134および136、およびへっどカバー138を備えている。電磁駆動装置134および136は、それぞれコネクタ140,142を備えている。コネクタ140の内部には電磁駆動装置134の第1電磁コイル62および第2電磁コイル66に接続されるターミナル140-1〜140-4が保持されている。また、コネクタ142の内部には電磁駆動装置136の第1電磁コイル62および第2電磁コイル66に接続されるターミナル142-1〜142-4が保持されている。
【0078】
シリンダヘッド132は、これらのコネクタ140および142がその内部に収納することができるように設計されている。また、コネクタ140および142は、シリンダヘッド132の内部に電磁駆動装置134および136が収納された際に、コネクタ140および142の上端部がシリンダヘッド132の上方に突出するように設計されている。
【0079】
ヘッドカバー138の内部には、吸音材143が貼付されていると共に、嵌合部144,146が形成されている。嵌合部144,146は上述したコネクタ140,142と嵌合する部材であり、その内部に、コネクタ140,142のターミナル140-1〜140-4,142-1〜142-4と電気的に接続されるターミナル144a,146aを備えている。
【0080】
ヘッドカバー138は、内燃機関130が備える全ての電磁駆動装置に対応して嵌合部を備えている。また、ヘッドカバー138は、その外側に、集中コネクタ148を備えている。嵌合部に内蔵される全てのターミナルは、ヘッドカバー138の内壁に沿って敷設され、集中コネクタ148に導かれている。従って、内燃機関130によれば、集中コネクタ148をワイヤーハーネスに接続させるだけで、全ての電磁駆動装置と外部装置とを接続状態とすることができる。このため、本実施例の構造によれば、内燃機関130の組み付け作業性の向上を図ることができる。
【0081】
ところで、内燃機関130は、各気筒のそれぞれに対応して4つの電磁駆動装置を備えている。電磁駆動装置と集中コネクタ148との距離は、全ての電磁駆動装置についえ同一ではない。このため、集中コネクタ148と各電磁駆動装置との間に介在するターミナルの長さは、個々の電磁駆動装置に対して相違している。ターミナルの電気抵抗はその長さに比例する。従って、個々の電磁駆動装置に接続されるターミナルが、長さ以外の点で同一であるとすれば、個々の電磁駆動装置毎に異なる電圧の信号が供給されることになる。内燃機関130においては、個々の電磁駆動装置に接続されるターミナルの幅を異ならしめることにより、上記の不都合の発生を回避している。
【0082】
図11は、集中コネクタ148と、集中コネクタ148に導かれる複数のターミナル150-1〜150-6とを拡大して表した図を示す。図11において、ターミナル150-1および150-2は、集中コネクタ148から最も離れた位置に存在する電磁駆動装置に接続されるターミナルである。また、ターミナル150-5および150-6は、最も集中コネクタ148に近接した位置に存在する電磁駆動装置に接続されるターミナルである。
【0083】
ターミナル150-1〜150-6の電気抵抗は、それらの長さに比例すると共に、それらの断面積に反比例する。本実施例において、ターミナル150-1〜150-6の幅は、それらの電気抵抗が全て実質的に同一となるように、ターミナル150-1,150-2の幅がターミナル150-3,150-4の幅に比して広く、また、ターミナル150-3,150-4の幅がターミナル150-5,150-6の幅に比して広く設定されている。従って、本実施例の構造によれば、集中コネクタ148を用いつつ、全ての電磁駆動装置に対して均一な電圧を付与することができる。
【0084】
ところで、本実施例の内燃機関130において、シリンダヘッド132とヘッドカバー138とで隔成される空間152は、上記図1に示す空間78および上記図3に示す第2空間108と同様にサージタンクとして機能する。このため、本実施例の構造によっても、上述した第1および第2実施例の場合と同様に、コンパクトな吸気系を構成することができる。
【0085】
尚、上記の実施例においては、吸気弁32および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シリンダヘッド132の上方が前記請求項1記載の「前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」に、空間152が前記請求項1および2記載の「サージタンク」に、また、ヘッドカバー138が前記請求項1記載の「隔壁」に、それぞれ相当している。
【0086】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、シリンダヘッドと隔壁との間に隔成される空間を、内燃機関のサージタンクとして利用することができる。従って、本発明に係る内燃機関のヘッド構造によれば、エンジンルーム内の空間の利用効率を高めることができる。また、電磁駆動装置を、サージタンクの内部を流通する吸入空気によって冷却することができる。従って、本発明に係る内燃機関のヘッド構造によれば、内燃機関の運転中常に、電磁駆動装置を適切に冷却することができる。
【0087】
請求項2記載の発明によれば、吸気通路内に、吸入空気量を測定するセンサ、および、吸入空気量を制御するスロットルバルブを設けることなく、内燃機関に供給される吸入空気の量を、運転者の操作量に応じた流量に制御することができる。従って、本発明に係る内燃機関によれば、内燃機関の吸気通路を極めてコンパクトに実現することができる。また、電磁駆動装置を、サージタンクの内部を流通する吸入空気によって冷却することができる。従って、本発明に係る内燃機関によれば、内燃機関の運転中常に、電磁駆動装置を適切に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である内燃機関のシステム構成図である。
【図2】図1に示す内燃機関が備える電磁駆動装置の全体構成を表す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例である内燃機関のシステム構成図である。
【図4】図3に示す電子制御ユニットにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図5】空気密度と吸気温THAとの関係を示す特性図である。
【図6】空気密度と大気圧Pair との関係を示す特性図である。
【図7】吸気弁の開弁時間の基準値Top0 とアクセル開度Aacc との関係を示す特性図である。
【図8】図3に示す電子制御ユニットにおいて燃料噴射量の基準値TAU0 を算出する際に参照されるマップの一例である。
【図9】図3に示す内燃機関が備えるO2 センサの出力特性を表す図である。
【図10】本発明の第3実施例である内燃機関の要部の構造を表す断面図である。
【図11】図10に示す内燃機関が備える集中コネクタの周辺構造を表す図である。
【符号の説明】
10,100,130 内燃機関
12 シリンダブロック
20 シリンダヘッド
22 吸気ポート
26 燃焼室
32 吸気弁
38,46 電磁駆動装置
40 排気弁
76,102,138 ヘッドカバー
76a,102a 枝管側開口部
76b 吸入側開口部
80 吸気枝管
82 吸気通路
84 エアフィルタ
84a,104 フィルタエレメント
84b,102b 吸入空気取り入れ口
92 O2 センサ
94 触媒装置
101 電子制御ユニット(ECU)
108 第2空間
110 大気圧センサ
112 吸気温センサ
114 燃焼圧センサ
116 NEセンサ
118 アクセル開度センサ
140,142 コネクタ
144,146 嵌合部
148 集中コネクタ

Claims (2)

  1. 電磁駆動装置によって駆動される弁体を備える内燃機関のヘッド構造であって、
    シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置を把持するシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、
    を備えると共に、
    前記電磁駆動装置を前記サージタンク内に流入した吸入空気により冷却すべく、該電磁駆動装置の少なくとも一部が前記サージタンクの内部に収納されて該サージタンクに晒されていることを特徴とする内燃機関のヘッド構造。
  2. 電磁駆動装置によって駆動される吸気弁を備える内燃機関において、
    シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置を把持するシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、
    前記吸入空気取り入れ口と、前記吸気ポートとの間に配設される空気濾過部材と、
    アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    前記吸気弁の開閉時期が、前記アクセル開度に応じた吸入空気量を実現する時期となるように、前記電磁駆動装置を制御する吸入空気量制御手段と、
    を備えると共に、
    前記電磁駆動装置を前記サージタンク内に流入した吸入空気により冷却すべく、該電磁駆動装置の少なくとも一部が前記サージタンクの内部に収納されて該サージタンクに晒されていることを特徴とする内燃機関。
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