JPH09256825A - 内燃機関および内燃機関のヘッド構造 - Google Patents

内燃機関および内燃機関のヘッド構造

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JPH09256825A
JPH09256825A JP8068518A JP6851896A JPH09256825A JP H09256825 A JPH09256825 A JP H09256825A JP 8068518 A JP8068518 A JP 8068518A JP 6851896 A JP6851896 A JP 6851896A JP H09256825 A JPH09256825 A JP H09256825A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電磁駆動装置によって駆動される弁
体を備える内燃機関のヘッド構造に関し、内燃機関の吸
気系をコンパクトに構成することを目的とする。 【解決手段】 内燃機関10のシリンダヘッド20に吸
気弁32および排気弁40を駆動する電磁駆動装置3
8,46を配設する。シリンダヘッド20の上部にヘッ
ドカバー76を配設する。シリンダヘッド20とヘッド
カバー76とで隔成される空間78を、吸気枝管80と
吸気通路82とに連通する。空間78がサージタンクと
して機能するため空間の有効利用が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関および内
燃機関のヘッド構造に係り、特に、電磁駆動装置によっ
て駆動される弁体を備える内燃機関、および、かかる内
燃機関のヘッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平60−1557
08号に開示される如く、電磁駆動装置によって駆動さ
れる弁体を備える内燃機関が知られている。上記従来の
内燃機関は、電磁力によって吸気弁および排気弁を駆動
する電磁駆動装置を備えている。かかる内燃機関におい
ては、従来より吸気弁および排気弁を駆動する機構とし
て一般的に使用されていたカム機構を設けることなく、
電磁駆動装置を電気的に制御することにより、吸気弁お
よび排気弁を適切に作動させることができる。
【0003】上記従来の内燃機関において、電磁駆動装
置は、シリンダヘッドに固定されている。シリンダヘッ
ドの上部には、ヘッドカバーが配設されている。電磁駆
動装置は、シリンダヘッドとヘッドカバーとに隔成され
る空間の内部に収納されている。かかるヘッド構造によ
れば、電磁駆動装置を、塵や埃等の異物から保護するこ
とができる。従って、上記従来の内燃機関によれば、吸
気弁および排気弁の作動について高い信頼性を確保する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吸気弁および排気弁の
駆動機構として従来より用いられていたカム機構は、上
述した電磁駆動装置と同様に、シリンダヘッドとヘッド
カバーとで隔成される空間の内部に収納される。かかる
カム機構には、カムシャフトの軸受け部やカムとシート
との接触部等の如く、内燃機関の運転中に摺動の生ずる
部分が形成されている。このため、吸気弁および排気弁
の駆動機構としてカム機構を備える内燃機関において
は、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間
を、カム機構の摺動部に潤滑油を供給するための空間と
して用いることが必要である。
【0005】これに対して、吸気弁および排気弁の駆動
機構として電磁駆動装置を用いる内燃機関においては、
シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を、
潤滑油を供給するための空間として用いる必要がない。
従って、かかる内燃機関においては、必ずしもシリンダ
ヘッドとヘッドカバーとで隔成される空間を、カム機構
を備える内燃機関の場合と同様に密閉空間とする必要は
ない。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、シリンダヘッドとヘッドカバーとで隔成される
空間を吸気通路の一部とすることにより空間の有効利用
を図る内燃機関および内燃機関のヘッド構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、電磁駆動装置によって駆動される弁体
を備える内燃機関のヘッド構造であって、シリンダブロ
ックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置を把持するシ
リンダヘッドと、前記シリンダヘッドの、前記シリンダ
ブロックの反対側に、内燃機関の吸入空気取り入れ口
と、吸気ポートとの双方に連通するサージタンクを隔成
する隔壁と、を備える内燃機関のヘッド構造により達成
される。
【0008】本発明において、弁体は電磁駆動装置を動
力源として作動する。電磁駆動装置は、無給油で円滑に
作動することができる。従って、電磁駆動装置が動力源
である場合、前記シリンダヘッドと前記隔壁とで隔成さ
れる空間に潤滑油を供給する必要がない。内燃機関の吸
気通路内に生ずる吸気の脈動の影響を抑制するために
は、吸気通路内にサージタンクを設けることが必要であ
る。本発明においては、前記シリンダヘッドと前記隔壁
とによってサージタンクを形成することにより、空間の
有効利用が図られている。
【0009】また、請求項2に記載する如く、上記請求
項1記載の内燃機関のヘッド構造において、少なくとも
前記電磁駆動装置の一部が前記サージタンクに晒されて
いる内燃機関のヘッド構造は、電磁駆動装置の冷却を図
るうえで有効である。
【0010】本発明において、電磁駆動装置は、少なく
ともその一部がサージタンクに晒されている。サージタ
ンクの内部には、内燃機関の運転中常に吸入空気の流速
が生じている。このため、電磁駆動装置は、その運転中
常に、内燃機関に吸入される空気によって冷却される。
【0011】更に、請求項3に記載する如く、電磁駆動
装置によって駆動される吸気弁を備える内燃機関におい
て、シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動
装置を把持するシリンダヘッドと、前記シリンダヘッド
の、前記シリンダブロックの反対側に、内燃機関の吸入
空気取り入れ口と、吸気ポートとの双方に連通するサー
ジタンクを隔成する隔壁と、前記吸入空気取り入れ口
と、前記吸気ポートとの間に配設される空気濾過部材
と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
前記吸気弁の開閉時期が、前記アクセル開度に応じた吸
入空気量を実現する時期となるように、前記電磁駆動装
置を制御する吸入空気量制御手段と、を備える内燃機関
は、吸気通路の小型化を図るうえで有効である。
【0012】本発明において、吸入空気取り入れ口から
吸引された空気は、シリンダヘッドと隔壁との間に隔成
されるサージタンク、および空気濾過部材を通過して吸
気ポートに到達する。内燃機関には、吸気ポートから、
吸気弁の開閉時期に応じた量の空気が流入される。前記
吸入空気量制御手段は、アクセル開度検出手段の検出結
果に基づいて吸気弁の開閉時期を制御する。その結果、
内燃機関に供給される吸入空気の量は、アクセル開度に
応じた流量に制御される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
内燃機関10の全体構成図を示す。内燃機関10は、シ
リンダブロック12を備えている。シリンダブロック1
2の内部には、シリンダ14およびウォータジャケット
16が形成されている。内燃機関10は、複数のシリン
ダを備えて内燃機関である。図1は、複数のシリンダの
うち一のシリンダ14のみを表している。シリンダ14
の内部にはピストン18が配設されている。ピストン1
8は、シリンダ14の内部を、図1における上下方向に
摺動することができる。
【0014】シリンダ14の上部には、シリンダブロッ
ク20が固定されている。シリンダブロック20には、
吸気ポート22および排気ポート24が形成されてい
る。吸気ポート22および排気ポート24は、各気筒毎
に2つずつ設けられている。図1には、2つの吸気ポー
トおよび2つの排気ポートのうち、一の吸気ポート22
および一の排気ポート24のみが表されている。
【0015】シリンダヘッド20の底面、ピストン18
の上面、およびシリンダ14の側壁は、燃焼室26を隔
成している。上述した吸気ポート22および排気ポート
24は、共に燃焼室26に開口している。吸気ポート2
2の、燃焼室26側の開口端部、および排気ポート24
の燃焼室26側の開口端部には、それぞれバルブシート
28,30が形成されている。
【0016】シリンダヘッド20には、バルブシート2
8に着座することにより、またはバルブシート28から
離座することにより、吸気ポート22と燃焼室26との
導通状態を制御する吸気弁32が配設されている。吸気
弁32には、弁軸34が連結されている。シリンダヘッ
ド20には、弁軸34を摺動可能に把持するバルブガイ
ド36、および弁軸34をその軸方向に往復運動させる
電磁駆動装置38が配設されている。
【0017】また、シリンダヘッド20には、バルブシ
ート30に着座することにより、またはバルブシート3
0から離座することにより、排気ポート24と燃焼室2
6との導通状態を制御する排気弁40が配設されてい
る。排気弁40には、弁軸42連結されている。シリン
ダヘッド20には、弁軸42を摺動可能に把持するバル
ブガイド44、および弁軸42をその軸方向に往復運動
させる電磁駆動装置46が配設されている。
【0018】電磁駆動装置38および46は、同一の構
成を備えている。以下、図2を参照して、それらの代表
例として、電磁駆動装置38の構成および動作について
説明する。図2は、電磁駆動装置38の全体構成を表す
断面図を示す。尚、図2において図1に示す構成部分と
同一の部分については、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0019】図2に示す如く、電磁駆動装置38は、弁
軸34の上端部に固定されるプランジャホルダ48を備
えている。プランジャホルダ48は、例えばステンレス
鋼やチタン合金等の如く、硬度が高く、かつ、非磁性或
いは低い磁気特性を示す材料で構成された部材であり、
弁軸34の軸方向に延在する円筒部48aと、円筒部4
8aのほぼ軸方向中央部に形成されたリング部48bと
を備えている。
【0020】プランジャホルダ48の下端部には、ロア
リテーナ50が固定されている。ロアリテーナ50の下
部にはロアスプリング52が配設されている。ロアスプ
リング52の下端は、シリンダヘッド20に当接してい
る。ロアスプリング52は、ロアリテーナ50を、すな
わちプランジャホルダ48を、図2における上方へ向け
て付勢する。
【0021】プランジャホルダ48の上端部には、アッ
パーリテーナ54が固定されている。アッパーリテーナ
54の上部には、アッパースプリング56の下端部が当
接している。アッパースプリング56の周囲には、その
外周を取り巻くように円筒状のアッパーキャップ57が
配設されている。更に、アッパースプリング56の上端
部は、アッパーキャップ57に螺着されるアジャストボ
ルト58に当接している。アッパースプリング56は、
アッパーリテーナ54を、すなわち、プランジャホルダ
48を、図2における下方へ向けて付勢する。
【0022】プランジャホルダ48の、リング部48b
の外周には、プランジャ60が接合されている。プラン
ジャ60は、Fe,Ni,Co等をベース材料とする軟
磁性材料で構成されたドーナツ状の部材である。プラン
ジャ60の上方には、第1電磁コイル62及び第1コア
64が配設されている。また、プランジャ60の下方に
は、第2電磁コイル66及び第2コア68が配設されて
いる。第1コア64および第2コア68は、共に磁性材
料で構成された部材であり、それぞれ第1電磁コイル6
2または第2電磁コイル66を収納するための環状溝6
4a,68aと、それらの中央部を軸方向に貫通する貫
通孔64b,68bとを備えている。
【0023】第1コア64の貫通孔64bの一端(図1
に於ける上端)には第1ベアリング70が配設されてい
る。また、第2コア68の貫通孔68bの一端(図1に
於ける下端)には第2ベアリング72が配設されてい
る。貫通孔64b,68bに挿入されるプランジャホル
ダ48の円筒部48aは、これら第1ベアリング70お
よび第2ベアリング72によって摺動可能に保持されて
いる。
【0024】第1ベアリング70および第2ベアリング
72は、共に潤滑油の給油を必要としない乾式ベアリン
グである。第1ベアリング70および第2ベアリング7
2は、例えば、SiC、SiCとカーボンとの複合体、
Si3 4 、Si3 4 とBNとの複合体、フッ素系樹
脂、或いは固体潤滑材等を材料として形成することがで
きる。
【0025】第1コア64および第2コア68の外周に
は、外筒74が配設されている。第1コア64および第
2コア68は、両者間に所定の間隔が確保されるよう
に、外筒74により保持されている。また、上述したア
ッパーキャップ57は、第1コア64の上端面に固定さ
れている。そして、上述したアジャスタボルト58は、
プランジャ60の中立位置が、第1コア64と第2コア
68との中間点となるように調整されている。
【0026】電磁駆動装置38において、第1電磁コイ
ル62および第2電磁コイル66に励磁電流が供給され
ていない場合は、プランジャ60がその中立位置、すな
わち、第1コア64と第2コア68との中間部に維持さ
れる。プランジャ60が中立位置に維持されている状況
下で第1電磁コイル62に励磁電流を流通させると、第
1電磁コイル62の内外周を還流する磁界が発生する。
この磁界は、第1コア64、プランジャ60、および第
1コア64とプランジャ60との間のエアギャップから
なる磁気回路を流通する磁束を発生させる。上記の如く
発生される磁束は、プランジャ60を第1コア64側へ
吸引する吸引力、すなわち、吸気弁32を図2において
上方へ変位させる吸引力を発生させる。
【0027】プランジャ60に対して上記の吸引力が作
用すると、プランジャ60は、吸気弁32と共に、アッ
パスプリング56の付勢力に抗って図2における上方へ
向けて変位する。そして、その変位は、プランジャ60
が第1コア64と当接するまで継続される。吸気弁32
は、プランジャ60が第1コア64と当接する場合にシ
リンダヘッド20のバルブシート28に着座する。以
下、プランジャ60が第1コア64に当接する状態を閉
弁状態と、また、閉弁状態下でのプランジャ60の位置
および吸気弁32の位置を、共に閉弁位置と称す。
【0028】プランジャ60が閉弁位置に保持されてい
る状態から、第1電磁コイル62に供給されていた励磁
電流が遮断されると、プランジャ60に作用していた電
磁力が消滅する。その結果、アッパスプリング56の付
勢力に起因して、プランジャ60が図1における下方へ
向けて変位し始める。プランジャ60の変位量が所定値
に達した時点で、第2電磁コイル66に適当な励磁電流
を流通させると、今度はプランジャ60を第2コア68
側へ吸引する吸引力、すなわち、吸気弁32を図2にお
いて下方へ変位させる吸引力が発生する。
【0029】プランジャ60に対して上記の吸引力が作
用すると、プランジャ60は、吸気弁32と共に、ロア
スプリング52の付勢力に抗って図2における下方へ向
けて変位する。そして、その変位は、プランジャ60が
第2コア68と当接するまで継続される。以下、プラン
ジャ60が第2コア68に当接する状態を開弁状態と、
また、開弁状態下でのプランジャ60の位置および吸気
弁32の位置を、共に開弁位置と称す。
【0030】上述の如く、電磁駆動装置38によれば、
第1電磁コイル62に所定電流を供給することにより吸
気弁32を閉弁位置に変位させることができると共に、
第2電磁コイル66に所定電流を供給することにより吸
気弁32を開弁位置に変位させることができる。従っ
て、電磁駆動装置38によれば、第1電磁コイル62と
第2電磁コイル66とに交互に励磁電流を供給すること
により、吸気弁32を、開弁位置と閉弁位置との間で繰
り返し往復運動させることができる。
【0031】本実施例において、排気弁40を駆動する
電磁駆動装置46にも、上述した電磁駆動装置38と同
様に、潤滑油の供給を必要としない乾式ベアリングが使
用されている。従って、内燃機関10においては、電磁
駆動装置38,46に潤滑油を供給することなく、吸気
弁32および排気弁40を共に円滑に作動させることが
できる。
【0032】図1に示す如く、内燃機関10は、シリン
ダヘッド20の上部にヘッドカバー76を備えている。
ヘッドカバー76は、シリンダヘッド20の上部に空間
78を隔成している。シリンダヘッド20に固定される
電磁駆動装置38,46の上端部は、空間78の内部に
収納されている。
【0033】ヘッドカバー76には、吸気枝管80に連
通する枝管側開口部76aが形成されている。吸気枝管
80は、その一端において吸気ポート22に連通してい
る。また、吸気枝管80には吸気ポート22に向けて燃
料を噴射するインジェクタ82が配設されている。枝管
側開口部、吸気枝管、およびインジェクタは、内燃機関
10が備える吸気ポートの数と同数だけ形成されてい
る。図1は、それらの枝管側開口部、吸気枝管、および
インジェクタのうち、吸気ポート22に対応するものだ
けを表している。
【0034】ヘッドカバー76には、吸気通路82に連
通する吸入側開口部76bが形成されている。吸気通路
82は、その一端においてエアフィルタ84に連通して
いる。エアフィルタ84の内部には、フィルタエレメン
ト84aが配設されている。また、エアフィルタ84に
は、吸入空気取り入れ口84bが設けられている。吸気
通路82には、吸入空気取り入れ口84bから吸入さ
れ、フィルタエレメント84aによって濾過された空気
のみが供給される。
【0035】フィルタエレメント84の下流側には、エ
アフロメータ86が配設されている。エアフロメータ8
6は、吸気通路82の内部を流通する吸入空気量に応じ
た電気信号を出力する。吸気通路82の内部には、アク
セルペダルと連動して作動するスロットルバルブ88が
配設されている。吸気通路82の内部を流通する吸入空
気量は、スロットルバルブ88によって制御される。
【0036】シリンダヘッド20に形成された排気ポー
ト24には、排気通路90が連通している。排気通路9
0には、O2 センサ92が配設されている。O2 センサ
92は、排気通路90の内部を流通する排気ガス中の酸
素濃度に応じた電気信号を出力するセンサである。排気
ガス中の酸素濃度は、燃焼室26に供給される混合気の
空燃比が理論空燃比に比してリッチである場合に希薄と
なり、一方、燃焼室26に供給される混合気の空燃比が
理論空燃比に比してリーンである場合に濃厚となる。O
2 センサ92は、かかる酸素濃度の変化に対応して、混
合気がリッチである場合にハイ信号を出力し、また、混
合気がリーンである場合にロー信号を出力する。
【0037】排気通路90には、触媒装置94を介して
マフラー96が連通されている。触媒装置94は、排気
ガス中に含有されるCO,HO等の未燃成分を酸化し、
また、NOX 等の酸化物を還元することにより、排気ガ
スの浄化を図る装置である。内燃機関10から排出され
る排気ガスは、触媒装置94によって浄化され、更にマ
フラー96により消音された後大気中に排出される。
【0038】以下、本実施例の特徴部について説明す
る。本実施例の内燃機関10は、シリンダヘッド20と
ヘッドカバー76とによって隔成される空間78をサー
ジタンクとして機能させている点に特徴を有している。
内燃機関の吸気系を構成する際には、複数の気筒間に生
ずる吸気干渉を緩和するために、吸入空気取り入れ口と
各気筒の吸気ポートとの間に、十分に大きな容量を有す
るサージタンクを設ける必要がある。
【0039】内燃機関において、吸気弁および排気弁を
駆動する機構としてカム機構が用いられる場合には、シ
リンダヘッドの上部にカム機構を収納する空間を確保す
る必要がある。また、カム機構を円滑に作動させるため
には、カムシャフトの軸受け部やカムとシートとの接触
部等に潤滑油を供給する必要があるため、シリンダヘッ
ドの上部に確保される空間は、外部から密封されている
必要がある。従って、かかる構造が採られる場合には、
本実施例の内燃機関10の如く、シリンダヘッド20の
上部に、吸気通路82および吸気枝管80に連通する空
間78を形成することはできない。
【0040】これに対して、本実施例の内燃機関10に
おいては、電磁駆動装置38,46に潤滑油を供給する
必要がない。従って、シリンダヘッド10の上方で潤滑
油の散布を行う必要がなく、空間78を、吸気通路82
および吸気枝管80に連通させても、その構造に起因す
る弊害は何ら生じない。また、内燃機関10において、
空間78には、複数の気筒のそれぞれに対応して配設さ
れる電磁駆動装置38,46の全てがその内部に収納さ
れるように、十分な容積が与えられる。このため、空間
78によれば、サージタンクに要求される機能、すなわ
ち、複数の気筒間に生ずる吸気干渉を緩和する機能を十
分に達成することができる。
【0041】このように、本実施例の構造によれば、シ
リンダヘッド20の上部にサージタンクとして機能する
空間78を隔成することにより、無駄な空間の有効利用
を図ることができる。従って、本実施例の構造によれ
ば、シリンダヘッド20の上部空間と異なる部位にサー
ジタンクを設ける構造が採られる場合に比して、内燃機
関10をコンパクト化することができる。
【0042】また、内燃機関10において、電磁駆動装
置38,46は、その上端部近傍が空間78に晒されて
いる。電磁駆動装置38,46の運転中、すなわち、内
燃機関10の運転中は、空間78の内部に常に空気の流
れが生じている。このため、空間78に晒されている電
磁駆動装置38,46は、それらの運転中常に空冷され
る。このため、本実施例の構造によれば、電磁駆動装置
38,46の冷却効果に関しても優れた利益を得ること
ができる。
【0043】内燃機関10において燃焼室26内に発生
する排気ガスは、バルブガイド36と弁軸34との間、
およびバルブガイド44と弁軸42との間等を通ってシ
リンダヘッド10上部の空間78に到達する場合があ
る。シリンダヘッド10上部の空間78が外部空間から
密閉されているとすれば、上記の如く空間78に到達し
た排気ガスは、その後空間78内に蓄積される。これに
対して、本実施例の構造によれば、空間78に流出する
排気ガスを、吸気枝管80および吸気ポート22を介し
て再び燃焼室26内に流入させることができる。このよ
うに、本実施例の構造は、シリンダヘッド20上部の空
間78を常に清浄な状態に維持し得るという点で、かか
る空間が密封されているものに比して優れている。
【0044】尚、上記の実施例においては、吸気弁32
および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シ
リンダヘッド20の上方が前記請求項1記載の「前記シ
リンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」に、
空間78が前記請求項1および2記載の「サージタン
ク」に、また、ヘッドカバー76が前記請求項1記載の
「隔壁」に、それぞれ相当している。
【0045】次に、図3を参照して本発明の第2実施例
である内燃機関100について説明する。内燃機関10
0は、電子制御ユニット101(以下、ECU101と
称す)を備えている。内燃機関100は、後述の如くE
CU101によって制御される。
【0046】内燃機関100は、ヘッドカバー102を
備えている。ヘッドカバー102には、吸気枝管80に
連通する枝管側開口部102aが形成されている。ヘッ
ドカバー102には、内燃機関100が備える吸気ポー
トの数と同数の枝管側開口部が形成されている。図3
は、それらの枝管側開口部のうち、吸気ポート22に対
応するものだけを表している。
【0047】ヘッドカバー102には、吸入空気取り入
れ口102bが形成されている。また、ヘッドカバー1
02の内部にはフィルタエレメント104が配設されて
いる。フィルタエレメント104は、ヘッドカバー10
2の内部空間を、吸入空気取り入れ口102bに連通す
る第1空間106と、枝管側開口部102aに連通する
第2空間108とに2分する。
【0048】ヘッドカバー102には、第2空間108
の内圧を検出する大気圧センサ110、および第2空間
108内部の温度を検出する吸気温センサ112が配設
されている。大気圧センサ110および吸気温センサ1
12の出力信号は、ECU101に供給される。ECU
101は、大気圧センサ110の出力信号に基づいて大
気圧Pair を、また、吸気温センサ112の出力信号に
基づいて内燃機関100に吸入される空気の温度(吸気
温THA)を検出する。
【0049】内燃機関100は、燃焼室26に生ずる燃
焼圧Pfrに応じた電気信号を出力する燃焼圧センサ11
4、および内燃機関100の機関回転数NEに応じた周
期でパルス信号を発生するNEセンサ116を備えてい
る。燃焼圧センサ114およびNEセンサ116の出力
信号は、O2 センサ92の出力信号と同様に、ECU1
01に供給されている。ECU101は、燃焼圧センサ
114、NEセンサ116、およびO2 センサ92の出
力信号に基づいて内燃機関100の運動状態を検出す
る。
【0050】また、ECU101には、アクセル開度セ
ンサ118が接続されている。アクセル開度センサ11
8は、アクセルペダル120に連結されている。アクセ
ル開度センサ118は、アクセル開度Aacc に応じた電
気信号を出力し、その信号をECU101に供給する。
ECU101は、アクセル開度センサ118の出力信号
に基づいて運転者のアクセル操作状態を検出する。
【0051】ECU101は、運転者のアクセル操作の
状態に応じて吸気弁32の開閉時期を制御することによ
り、燃焼室26に吸入される空気の量を運転者のアクセ
ル操作の状態に応じた量に制御する。また、ECU10
1は、吸入空気量、燃焼圧センサ114の出力値、およ
びO2 センサ92の出力値に基づいて、所望の空燃比が
得られるように燃料噴射量TAUを制御する。尚、EC
U101が実行する制御の内容については後に詳説す
る。
【0052】本実施例の内燃機関100においては、シ
リンダヘッド20、ヘッドカバー102およびフィルタ
エレメント104によって隔成される第2空間108が
サージタンクとして機能している。すなわち、第2空間
108は、フィルタエレメント104を介して吸入空気
取り入れ口102bに連通していると共に、枝管側開口
部102aを介して吸気枝管80に連通している。更
に、第2空間108には、内燃機関100が備える全て
の電磁駆動装置38,46を収納し得る程度の十分な容
積が与えられている。このため、第2空間108によれ
ば、サージタンクに要求される機能、すなわち、複数の
気筒間に生ずる吸気干渉を緩和する機能を十分に達成す
ることができる。
【0053】また、内燃機関100においては、上述の
如く、エアフロメータ86およびスロットルバルブ88
を用いることなく、吸入空気量を所望の値に制御し、か
つ、その値を検知することができる。このため、内燃機
関100においては、その吸気系に必要とされる構成要
素の全てをヘッドカバー102の内部に収納することが
可能とされている。このように、本実施例の構造によれ
ば、図1に示す内燃機関10に比して更にコンパクトな
内燃機関100を実現することができる。
【0054】尚、電磁駆動装置38,46の冷却効果に
関する利益、および、シリンダヘッド20上部空間10
8を常に清浄に維持し得るという利益については、上記
図1に示す内燃機関10と同様に、本実施例の内燃機関
100によっても得ることができる。
【0055】以下、図4乃至図9を参照して、内燃機関
100の運動状態を制御すべくECU101が実行する
処理の内容について説明する。図4は、吸入空気量をア
クセルペダル120の操作状態に応じた量に制御し、か
つ、燃料噴射量を所望の空燃比を実現し得る量に制御す
るためにECU101が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャートを示す。
【0056】図4に示すルーチンは、内燃機関100の
クランク角が基準クランク角に一致する毎に起動され
る。図4に示すルーチンが起動されると、先ずステップ
200において、吸気温センサ112から吸気温THA
を表す信号が読み込まれる。図5は、吸気温THAと空
気密度との関係示す。図5に示す如く、燃焼室26に吸
入される空気の密度は、吸気温THAが高いほど低下す
る。上述の如く、ECU101は吸気弁32の開閉時期
を制御することにより吸入空気量を制御する。ECU1
01は、THAが高温であるほど吸気弁32の開弁時間
を長く補正することにより、吸入空気量の質量流量が、
空気密度の変化に影響されるのを防止する。
【0057】上記の処理が終了すると、次にステップ2
02の処理が実行される。ステップ202では、大気圧
センサ110から、大気圧Pair を表す信号が読み込ま
れる。図6は、大気圧Pair と空気密度との関係を示
す。図6に示す如く、燃焼室26に吸入される空気の密
度は、大気圧Pair が高圧であるほど高くなる。ECU
101は、Pair が高圧であるほど吸気弁32の開弁時
間を短く補正することにより、吸入空気量の質量流量
が、大気圧の変化に影響されるのを防止する。
【0058】次に、ステップ204では、アクセル開度
センサ118からアクセル開度Aacc を表す信号が読み
込まれる。アクセル開度Aacc は、運転者が内燃機関1
00に対して大きな出力を要求している場合に大きく、
大きな出力を要求していない場合に小さくなる。
【0059】図7は、ECU101において用いられる
開弁基準値Top0 とアクセル開度Aacc との関係を表す
マップの一例を示す。ECU101は、図7に示すマッ
プを参照してアクセル開度Aacc に対する開弁基準値T
op0 を算出し、その開弁基準値Top0 に基づいて吸気弁
32の開弁時間Topを設定する。
【0060】図7に示す如く、開弁基準値Top0 は、ア
クセル開度Aacc が大きいほど長時間となる。このた
め、吸気弁32の開弁時間Topは、アクセル開度Aacc
が大きいほど、すなわち、内燃機関100に対して要求
されている出力が大きいほど長時間となる。
【0061】ところで、内燃機関100は、各気筒に対
して2つづつ吸気弁が配設されている。本実施例におい
ては、図7に示す如く、アクセル開度Aacc が所定開度
Aacc0に比して小さい領域を1弁作動領域、すなわち、
2つの吸気弁のうち1つだけを開閉させる領域とし、ま
た、アクセル開度Aacc が所定開度Aacc0以上となる領
域を2弁作動領域、すなわち、2つの吸気弁を共に開閉
させる領域としている。このため、内燃機関100にお
いては、吸入空気量が少量である領域から、吸入空気量
が多量である領域まで、広範な範囲で吸入空気量を精度
良く制御することができる。
【0062】ステップ204の処理が終了すると、次に
ステップ206において、NEセンサ116から機関回
転数NEを表す信号が入力される。そして、続くステッ
プ208において、吸気弁32の開閉時期が設定され
る。吸気弁32の開閉時期は、内燃機関100の回転角
が所定回転角に到達した後、内燃機関100が更に所定
回転角だけ回転する間吸気弁32が開弁状態に維持され
るように設定される。また、吸気弁32が開弁状態に維
持される時間(厳密には吸気弁32を開弁状態に維持す
べき開弁角)Topは、図7に示すマップから得られた基
準開弁時間Top0と、THAおよびPair に基づいて設
定される補正係数Kとを乗算することにより求められ
る。
【0063】次にステップ210では、燃料噴射量TA
Uの基準値TAU0 が演算される。図8は、ECU10
1がTAU0 を演算する際に参照するマップの一例を示
す。ECU101は、アクセル開度Aacc および機関回
転数NEに基づいて、内燃機関100の燃焼室26に吸
入される混合気が所望の空燃比(本実施例においては理
論空燃比)となるように基準値TAU0 を演算する。そ
して、前回の処理時に設定された補正項δを基準値TA
0 に加算することにより燃料噴射量TAUを求める。
【0064】ステップ211では、上記の如く設定され
た吸気弁32の開弁時期および燃料噴射量TAUに対す
る燃焼圧Pfrを表す信号が燃焼圧センサ114から読み
込まれる。また、続くステップ212では、上記の設定
に従って生成された混合気の空燃比を表す信号がO2
ンサ92から読み込まれる。
【0065】吸入空気量および燃料噴射量が共に適正な
値に制御されていれば、燃焼圧Pfrは、アクセル開度A
acc に対応した適正値となり、かつ、空燃比は、ほぼ理
論空燃比となる。従って、燃焼圧Pfrと適正値との大小
関係、および、空燃比と理論空燃比との大小関係を比較
すれば、吸入空気量の過不足状態、および燃料噴射量T
AUの過不足状態を検知することができる。
【0066】上記の解析を実行すべく、先ずステップ2
14では、燃焼圧Pfrが適正値に過度に大きいか否かが
判別される。その結果、燃焼圧Pfrが過度に大きいと判
別される場合は、内燃機関100に対して燃料または空
気が過剰に供給されていると判断される。かかる判別が
なされた場合は、更にステップ216において、空燃比
が燃料リッチであるか否かが判別される。
【0067】上述の如く、O2 センサ92は、排気ガス
中の酸素濃度、すなわち、燃焼室26に供給される混合
気の空燃比に応じた出力信号を発するセンサである。図
9は、O2 センサ92の出力信号と混合気の空燃比との
関係を示す。図9に示す如く、O2 センサ92は、混合
気の空燃比が理論空燃比に比して燃料リッチである場合
はハイ出力(≧VH )を、また、混合気の空燃比が理論
空燃比に比して燃料リーンである場合はロー出力(≦V
L )をそれぞれ発生する。
【0068】ECU101は、上記ステップ216にお
いて、O2 センサ92の出力電圧がVH 以上である場合
に混合気が燃料リッチであると判別する。この場合EC
U101は、内燃機関100に対して燃料が過剰に供給
されていると判断し、続くステップ218で燃料噴射量
TAUの補正項δを所定量だけ減量した後に、今回のル
ーチンを終了する。
【0069】一方、上記ステップ216で、O2 センサ
92の出力電圧がVH より小さいと判別された場合は、
混合気の空燃比が燃料リッチではないと判別される。こ
の場合、ECU101は、内燃機関100に対して空気
が過剰に供給されていると判断し、続くステップ220
で吸気弁32の開弁時間に関する補正項Kを所定量だけ
減量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0070】次に、上記ステップ214において、燃焼
圧Pfrが過度に大きくないと判別された場合について説
明する。かかる判別がなされた場合は、次にステップ2
22において、燃焼圧Pfrが過度に小さくないか否かが
判別される。その結果、燃焼圧Pfrが過度に小さいと判
別される場合は、燃料噴射量TAUまたは吸入空気量が
不測していると判断される。かかる判別がなされた場合
は、更にステップ224において、空燃比が燃料リーン
であるか否かが判別される。
【0071】ステップ224において、O2 センサ92
の出力電圧がVL 以下である場合は混合気が燃料リーン
であると判別される。この場合ECU101は、内燃機
関100に対して十分な燃料が供給されていないと判断
し、続くステップ226で燃料噴射量TAUの補正項δ
を所定量だけ増量した後に、今回のルーチンを終了す
る。
【0072】一方、上記ステップ224で、O2 センサ
92の出力電圧がVL より大きいと判別された場合は、
混合気の空燃比が燃料リーンではないと判別される。こ
の場合、ECU101は、内燃機関100に対して十分
な空気が供給されていないと判断し、続くステップ22
8で吸気弁32の開弁時間に関する補正項Kを所定量だ
け増量した後に、今回のルーチンを終了する。
【0073】次に、上記ステップ222において、燃焼
圧Pfrが過度に小さくないと判別された場合について説
明する。本ルーチンにおいては、燃焼圧Pfrが適正な値
である場合に上記の判別がなされる。この場合、次にス
テップ230で、混合気の空燃比が燃料リッチであるか
否かが判別される。その結果、空燃比が燃料リッチであ
ると判別された場合は、ステップ232において燃料噴
射量TAUの補正項δが所定量だけ減量された後に、今
回のルーチンが終了される。
【0074】一方、上記ステップ232において、混合
気の空燃比が燃料リッチでないと判別された場合は、ス
テップ234において、更に空燃比が燃料リーンである
か否かが判別される。その結果、空燃比が燃料リーンで
あると判別された場合は、ステップ236において燃料
噴射量TAUの補正項δが所定量だけ減量された後に、
今回のルーチンが終了される。
【0075】上記の処理によれば、燃焼圧センサ114
の出力信号、およびO2 センサ92の出力信号に基づい
て、吸入空気量および燃料噴射量TAUが、燃焼室26
に吸入される混合気の空燃比を理論空燃比近傍とし、か
つ、アクセル開度Aacc に応じた適正な燃焼圧Pfrを発
生させる適正な値にフィードバック制御される。従っ
て、内燃機関100によれば、上記図1に示す内燃機関
10と同程度に、良好な排気エミッションと、優れた操
作フィーリングとを得ることができる。このように、本
実施例の構造によれば、内燃機関に特性上の悪影響を与
えることなく、吸気系をコンパクト化することができ
る。
【0076】尚、上記の実施例においては、吸気弁32
および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シ
リンダヘッド20の上方が前記請求項1記載の「前記シ
リンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」に、
第2空間108が前記請求項1記載の「サージタンク」
に、また、ヘッドカバー102が前記請求項1および2
記載の「隔壁」にそれぞれ相当している。また、上記の
実施例においては、フィルタエレメント104が前記請
求項3記載の空気濾過部材に、アクセル開度センサ11
8が前記請求項3記載のアクセル開度検出手段にそれぞ
れ相当している。更に、上記の実施例においては、EC
U101が上記ステップ200〜208の処理を実行す
ることにより前記請求項3記載の吸入空気量制御手段が
実現される。
【0077】次に、図10および図11を参照して、本
発明の第3実施例である内燃機関130について説明す
る。尚、図10および図11において、上記図1または
図3に示す構成部分と同一の部分には、同一の符号を付
してその説明を省略する。図10は、本実施例の内燃機
関130の要部の構造を表す断面図を示す。内燃機関1
30は、シリンダヘッド132、電磁駆動装置134お
よび136、およびへっどカバー138を備えている。
電磁駆動装置134および136は、それぞれコネクタ
140,142を備えている。コネクタ140の内部に
は電磁駆動装置134の第1電磁コイル62および第2
電磁コイル66に接続されるターミナル140-1〜14
-4が保持されている。また、コネクタ142の内部に
は電磁駆動装置136の第1電磁コイル62および第2
電磁コイル66に接続されるターミナル142-1〜14
-4が保持されている。
【0078】シリンダヘッド132は、これらのコネク
タ140および142がその内部に収納することができ
るように設計されている。また、コネクタ140および
142は、シリンダヘッド132の内部に電磁駆動装置
134および136が収納された際に、コネクタ140
および142の上端部がシリンダヘッド132の上方に
突出するように設計されている。
【0079】ヘッドカバー138の内部には、吸音材1
43が貼付されていると共に、嵌合部144,146が
形成されている。嵌合部144,146は上述したコネ
クタ140,142と嵌合する部材であり、その内部
に、コネクタ140,142のターミナル140-1〜1
40-4,142-1〜142-4と電気的に接続されるター
ミナル144a,146aを備えている。
【0080】ヘッドカバー138は、内燃機関130が
備える全ての電磁駆動装置に対応して嵌合部を備えてい
る。また、ヘッドカバー138は、その外側に、集中コ
ネクタ148を備えている。嵌合部に内蔵される全ての
ターミナルは、ヘッドカバー138の内壁に沿って敷設
され、集中コネクタ148に導かれている。従って、内
燃機関130によれば、集中コネクタ148をワイヤー
ハーネスに接続させるだけで、全ての電磁駆動装置と外
部装置とを接続状態とすることができる。このため、本
実施例の構造によれば、内燃機関130の組み付け作業
性の向上を図ることができる。
【0081】ところで、内燃機関130は、各気筒のそ
れぞれに対応して4つの電磁駆動装置を備えている。電
磁駆動装置と集中コネクタ148との距離は、全ての電
磁駆動装置についえ同一ではない。このため、集中コネ
クタ148と各電磁駆動装置との間に介在するターミナ
ルの長さは、個々の電磁駆動装置に対して相違してい
る。ターミナルの電気抵抗はその長さに比例する。従っ
て、個々の電磁駆動装置に接続されるターミナルが、長
さ以外の点で同一であるとすれば、個々の電磁駆動装置
毎に異なる電圧の信号が供給されることになる。内燃機
関130においては、個々の電磁駆動装置に接続される
ターミナルの幅を異ならしめることにより、上記の不都
合の発生を回避している。
【0082】図11は、集中コネクタ148と、集中コ
ネクタ148に導かれる複数のターミナル150-1〜1
50-6とを拡大して表した図を示す。図11において、
ターミナル150-1および150-2は、集中コネクタ1
48から最も離れた位置に存在する電磁駆動装置に接続
されるターミナルである。また、ターミナル150-5
よび150-6は、最も集中コネクタ148に近接した位
置に存在する電磁駆動装置に接続されるターミナルであ
る。
【0083】ターミナル150-1〜150-6の電気抵抗
は、それらの長さに比例すると共に、それらの断面積に
反比例する。本実施例において、ターミナル150-1
150-6の幅は、それらの電気抵抗が全て実質的に同一
となるように、ターミナル150-1,150-2の幅がタ
ーミナル150-3,150-4の幅に比して広く、また、
ターミナル150-3,150-4の幅がターミナル150
-5,150-6の幅に比して広く設定されている。従っ
て、本実施例の構造によれば、集中コネクタ148を用
いつつ、全ての電磁駆動装置に対して均一な電圧を付与
することができる。
【0084】ところで、本実施例の内燃機関130にお
いて、シリンダヘッド132とヘッドカバー138とで
隔成される空間152は、上記図1に示す空間78およ
び上記図3に示す第2空間108と同様にサージタンク
として機能する。このため、本実施例の構造によって
も、上述した第1および第2実施例の場合と同様に、コ
ンパクトな吸気系を構成することができる。
【0085】尚、上記の実施例においては、吸気弁32
および排気弁40が前記請求項1記載の「弁体」に、シ
リンダヘッド132の上方が前記請求項1記載の「前記
シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側」
に、空間152が前記請求項1および2記載の「サージ
タンク」に、また、ヘッドカバー138が前記請求項1
記載の「隔壁」に、それぞれ相当している。
【0086】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、シリンダヘッドと隔壁との間に隔成される空間を、
内燃機関のサージタンクとして利用することができる。
従って、本発明に係る内燃機関のヘッド構造によれば、
エンジンルーム内の空間の利用効率を高めることができ
る。
【0087】請求項2記載の発明によれば、電磁駆動装
置を、サージタンクの内部を流通する吸入空気によって
冷却することができる。従って、本発明に係る内燃機関
のヘッド構造によれば、内燃機関の運転中常に、電磁駆
動装置を適切に冷却することができる。
【0088】請求項3記載の発明によれば、吸気通路内
に、吸入空気量を測定するセンサ、および、吸入空気量
を制御するスロットルバルブを設けることなく、内燃機
関に供給される吸入空気の量を、運転者の操作量に応じ
た流量に制御することができる。従って、本発明に係る
内燃機関によれば、内燃機関の吸気通路を極めてコンパ
クトに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である内燃機関のシステム
構成図である。
【図2】図1に示す内燃機関が備える電磁駆動装置の全
体構成を表す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例である内燃機関のシステム
構成図である。
【図4】図3に示す電子制御ユニットにおいて実行され
る制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図5】空気密度と吸気温THAとの関係を示す特性図
である。
【図6】空気密度と大気圧Pair との関係を示す特性図
である。
【図7】吸気弁の開弁時間の基準値Top0 とアクセル開
度Aacc との関係を示す特性図である。
【図8】図3に示す電子制御ユニットにおいて燃料噴射
量の基準値TAU0 を算出する際に参照されるマップの
一例である。
【図9】図3に示す内燃機関が備えるO2 センサの出力
特性を表す図である。
【図10】本発明の第3実施例である内燃機関の要部の
構造を表す断面図である。
【図11】図10に示す内燃機関が備える集中コネクタ
の周辺構造を表す図である。
【符号の説明】
10,100,130 内燃機関 12 シリンダブロック 20 シリンダヘッド 22 吸気ポート 26 燃焼室 32 吸気弁 38,46 電磁駆動装置 40 排気弁 76,102,138 ヘッドカバー 76a,102a 枝管側開口部 76b 吸入側開口部 80 吸気枝管 82 吸気通路 84 エアフィルタ 84a,104 フィルタエレメント 84b,102b 吸入空気取り入れ口 92 O2 センサ 94 触媒装置 101 電子制御ユニット(ECU) 108 第2空間 110 大気圧センサ 112 吸気温センサ 114 燃焼圧センサ 116 NEセンサ 118 アクセル開度センサ 140,142 コネクタ 144,146 嵌合部 148 集中コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 35/10 301T

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁駆動装置によって駆動される弁体を
    備える内燃機関のヘッド構造であって、 シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置
    を把持するシリンダヘッドと、 前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側
    に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの
    双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、 を備えることを特徴とする内燃機関のヘッド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関のヘッド構造に
    おいて、 少なくとも前記電磁駆動装置の一部が前記サージタンク
    に晒されていることを特徴とする内燃機関のヘッド構
    造。
  3. 【請求項3】 電磁駆動装置によって駆動される吸気弁
    を備える内燃機関において、 シリンダブロックに固定され、かつ、前記電磁駆動装置
    を把持するシリンダヘッドと、 前記シリンダヘッドの、前記シリンダブロックの反対側
    に、内燃機関の吸入空気取り入れ口と、吸気ポートとの
    双方に連通するサージタンクを隔成する隔壁と、 前記吸入空気取り入れ口と、前記吸気ポートとの間に配
    設される空気濾過部材と、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 前記吸気弁の開閉時期が、前記アクセル開度に応じた吸
    入空気量を実現する時期となるように、前記電磁駆動装
    置を制御する吸入空気量制御手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関。
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