JP3671117B2 - 開封時損傷防止用封筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は収容物を傷つけることなく開封できる開封時損傷防止用封筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、受け取り人が封筒をハサミ等で切断して開封するときに、収容物を傷つけてしまうことがあった。このため、受け取り人は、予め封筒を机等の上に縁部がぶつかるように落下させて、収容物を片側の縁部に寄せた後、反対側の縁部付近を切断するようにしている。ところが、このような作業は面倒であり、うっかり忘れがちであった。また、このような作業を行っても、収容物を片側へ寄せきれない場合もあり、不確実であった。
【0003】
一方、転送用封筒や不在者投票用封筒などは、大量のもの短時間に開封する必要がある。そこで、封筒を搬送路に沿って搬送しながら所要部分をカッタにて切断して開封する自動開封機を用いることが考えられる。この場合、収容物を損傷しないように、できるだけ封筒の縁部に近い部分を切断するようにしなければならないが、それでも、収容物が縁部に近接していると、収容物を切断してしまうおそれがある。このため、この種の封筒に対して自動開封機を使用することが非常に困難であった。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は開封時の収容物の損傷を確実に防止することができ、自動開封機での開封にも適している開封時損傷防止用封筒を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための課題解決手段として、
請求項1記載の発明の態様は、矩形の第1の紙と第2の紙を互いに対向させた状態で、第1の紙の下縁及び両側縁にそれぞれ延設された折り返し状の接続片を第2の紙に被せて貼り付けてあり、第1の紙の外面が封筒の表面になると共に第1の紙の上縁には封止用の蓋が延設してあり、第2の紙には、封筒の左右の側縁と所定距離離して対向する一対の折り返し片が設けてあり、各折り返し片の少なくとも上部は第1の紙の内面に貼り付けられており、各折り返し片が収容物を封筒の対応する側縁から少なくとも所定距離離して位置決めすることを特徴とするものである。
【0006】
本態様では、人手や自動開封機により開封する場合にも、折り返し片に対応する封筒の縁の近傍を切断すれば、収容物を傷つけることがない。また、収容物を片側へ寄せるための作業を行う必要もなく、簡単に開封することができる。また、2枚の紙を貼り合わせた簡単な構造であるので、製造コストを安くすることができる。
【0008】
一般に、封筒等を搬送する場合、その長手方向に沿って搬送される。したがって、このように封筒を長手方向に沿って送りながら長手方向に沿う縁の近傍を例えば回転刃(ローリングカッタ)等で切断すれば、自動開封機を用いて収容物を傷つけることなく大量の封筒を短時間に開封処理することができる
【0009】
また、各折り返し片の少なくとも上部は第1の紙の内面に貼り付けられているので、下記の作用効果を奏する。すなわち、封筒の上部の入口を拡げたときに、封筒の裏面側の第2の紙の折り返し片の上部が、封筒の表面側の第1の紙の側に引っ張られるので、上記の入口を通して収容物を挿入するときに、折り返し片が邪魔にならず、その結果、収容物を折り返し片の内側に容易且つ確実に収容することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1(a)及び(b)は本発明の一実施の形態の開封時損傷防止用封筒の表側から見た斜視図及び裏側から見た斜視図であり、図2は裏側からみた封筒の分解斜視図である。これらの図を参照して、本開封時損傷防止用封筒1(以下では、単に封筒1ともいう)は、縦長矩形をなす例えば定型の封筒であり、その表面2aを主に形成するための第1の紙3と、その裏面2bを主に形成するための第2の紙4とを互いに対向させた状態で貼り合わせて構成されている。
【0011】
第1の紙3は矩形状の主体部5を備えている。この主体部5の下縁5b及び両側縁5c,5dはそれぞれ封筒1の下縁及び両側縁となっており、これらにはそれぞれ折り返し状の接続片6,7,8が延設されている。また、封筒の上縁となる主体部5の上縁5aには、封筒封止用の蓋9が延設されている。図1(a)に示すように主体部5の外面51が封筒1の表面2aとなっている。図2において、52は主体部5の内面である。
【0012】
接続片6,7,8はそれぞれ略半分の部分を糊代部6a,7a,8a(図2においてハッチングを施してある部分)として、第2の紙4に被せて貼り付けられている。蓋9は封筒の未使用状態では折り返されておらず、主体部5から真直に延びる状態にある。10は蓋9を折る際の折曲予定線であり、封筒1を表側から見た図1(a)では、二点鎖線で示される山折れ線として、また、封筒1を裏側から見た図2では一点鎖線で示される谷折れ線として表されている。また、以降の各図においても、谷折れ線を一点鎖線で示し、山折れ線を二点鎖線で示してある。
【0013】
図2及び第2の紙4の展開図である図3を参照して、第2の紙4は、第1の紙3の主体部5よりも一回り小さい矩形状の主体部11を備えている。この主体部11の上縁11a,下縁11b及び両側縁11c,11dには、それぞれ収容物を位置決めするための折り返し片12,13,14,15が延設されている。上縁11aに延設される折り返し片12は封筒の未使用状態では折り返されておらず、主体部11に対して真直な状態にある。16は折り返し片12が封筒1の内側へ折り返される際の折曲予定線であり、封筒1を裏側からみた図1(a)及び図2では、二点鎖線で示される山折れ線で表されている。図3において、17〜19は、各折り返し片13〜15を封筒裏側からみて山折りでそれぞれ折り返すための折曲線である。折曲線18,19は主体部5の両側縁5c,5dにそれぞれ沿っている。
【0014】
上下の折り返し片12,13をそれぞれ折り返すための折曲線16,17は、それぞれ第2の紙4の上縁20及び下縁21から所定距離dだけ離されている。これを可能とするため、図3に示す展開状態において、上記所定距離dに相当する深さの切込み溝22が、上縁20及び下縁21において各折り返し片12,13を幅方向に挟む両側位置に形成されている。
【0015】
そして、第2の紙4の上縁20及び下縁21が第1の紙3の主体部5の上縁5a及び下縁5bに略沿わされると共に、第2の紙4の左右の折り返し片14,15の折曲線18,19がそれぞれ第1の紙3の主体部5の各側縁5c,5dから所定距離eを離して平行に配置される。これにより、封筒1内に収容される収容物の収容領域Aは、図5に示すように、封筒1の上縁1a及び下縁1bから所定距離dだけ離され、また、封筒1の左右の側縁1c,1dから所定距離eだけ離されることになる。
【0016】
次いで、図6(a)及び(b)、並びに図7(a)及び(b)を参照しつつ、封筒1内に収容物を収容する動作について説明する。まず、封筒1の上部の両側を図示しない手で挟んで、図6(a)に示すように封筒1の入口を拡げた後、図6(b)に示すように、収容物Bを挿入する。このとき、第2の紙4の左右の折り返し片14,15の上部14a,15aの一部が第1の紙3の主体部5の内面52に糊付けされているので、収容物Bは折り返し片14,15に引っ掛かることなく、折り返し片14,15の内側へ簡単に挿入することができる。そして、図7(a)に示すように、収容物Bを折り返し片14の折曲予定線16よりも奥まで挿入した後、図7(b)に示すように、折り返し片12を収容物Bの端部を挟み込むように折り返す。次いで、図示していないが、蓋9を折り返して封筒1の裏面2aに糊付けすることにより、封止が完了する。
【0017】
本実施の形態では、折り返し片12〜15によって収容物Bが封筒1の対応する縁1a〜1dから少なくとも所定距離d又はe離して位置決めされているので、封筒1の何れかの縁の近傍を切断すれば、収容物Bを傷つけることがない。しかも、これを2枚の紙3,4を貼り合わせるだけの簡単な構造にて実現でき、製造コストを安くすることができる。
【0018】
開封のための切断は、人手により行っても良いが、特に、封筒を搬送しながら切断する自動開封機を用いた開封に適しており、自動開封機での開封が実質的に可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記の実施の形態では、一対の側縁1c,1dに対応する折り返し片14,15の上部14a,15aのみを第1の紙3の主体部5の内面52に貼り付けていたが、折り返し片14,15を長手方向の全域にわたって主体部5の内面52に糊付けするようにしても良い。また、封筒1の下縁1bに沿う折り返し片13についても上記内面52に糊付けするようにしても良い。
【0019】
また、封筒1の4つの縁1a〜1dにそれぞれ対応して位置決め用の折り返し片12〜16を設けたが、自動開封機での開封により好ましいように、図8に示すように、封筒1の両側縁1c,1dに対応する折り返し片14,15のみを設けるようにしても良い。
【0020】
というのは、一般に、自動開封機では、封筒1を長手方向に沿って送りながら長手方向に沿う縁(すなわち側縁1c,1d)の近傍を例えばローリングカッタ等で切断するので、これに対応すれば十分であるからである。特に、両側縁1c,1dに対応して設けておけば、切断すべき側縁1c又は1dがカッタ側にくるように搬送中の封筒1を反転させる必要がなく、自動開封機の構造をより簡素化することができる。なお、この場合、第2の紙4の上縁20及び下縁21は平坦な線となり、第1の紙3の主体部5の上縁5a及び下縁5bに沿わされることになる。
【0021】
た、人手にて開封する場合を考慮すれば、図9に示すように、折り返し片と対応する封筒1の縁部1a〜1c(図では1a,1cのみを示してある)との間に、例えば破線等のマーク23を付して切り取り位置を示すようにしても良い。この場合、人手にての切断において、収容物Bの損傷を確実且つ簡単に防止することができる。
【0022】
さらに、封筒1は横長矩形をしていても良く、その他、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0024】
【発明の効果】
求項記載の発明では、封筒を長手方向に沿って送りながら長手方向に沿う縁の近傍を例えばローリングカッタ等で切断すれば、自動開封機を用いて収容物を傷つけることなく大量の封筒を短時間に開封処理することができる。しかも、これを2枚の紙を貼り合わせるだけの簡単な構造にて実現でき、製造コストを安くすることができる。
【0025】
また、収容物を折り返し片の内側に容易且つ確実に収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施の形態の封筒の上からみた斜視図及び下からみた斜視図である。
【図2】裏向きの封筒の分解斜視図である。
【図3】封筒の裏面を主に構成する第2の紙の展開図である。
【図4】封筒を組み立てる際の一工程を示す斜視図である。
【図5】封筒の概略正面図である。
【図6】(a)及び(b)は封筒内に収容物を収容する工程を順次に示す封筒の要部の斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は封筒内に収容物を収容する工程を順次に示す封筒の要部の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の封筒の組立の一工程を示す斜視図であり、両側縁に対応してのみ折り返し片を設ける場合を示している。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態の封筒の要部の正面図である。
【符号の説明】
1 封筒
1a 上縁
1b 下縁
1c,1d 側縁
2a 表面
2b 裏面
3 第1の紙
4 第2の紙
5 主体部
5a 上縁
5b 下縁
5c,5d 側縁
6,7,8 接続片
9 蓋
12〜15 折り返し片

Claims (1)

  1. 矩形の第1の紙と第2の紙を互いに対向させた状態で、第1の紙の下縁及び両側縁にそれぞれ延設された折り返し状の接続片を第2の紙に被せて貼り付けてあり、第1の紙の外面が封筒の表面になると共に第1の紙の上縁には封止用の蓋が延設してあり、第2の紙には、封筒の左右の側縁と所定距離離して対向する一対の折り返し片が設けてあり、各折り返し片の少なくとも上部は第1の紙の内面に貼り付けられており、各折り返し片が収容物を封筒の対応する側縁から少なくとも所定距離離して位置決めすることを特徴とする開封時損傷防止用封筒。
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