JP2001114292A - 封 筒 - Google Patents

封 筒

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JP2001114292A
JP2001114292A JP29346999A JP29346999A JP2001114292A JP 2001114292 A JP2001114292 A JP 2001114292A JP 29346999 A JP29346999 A JP 29346999A JP 29346999 A JP29346999 A JP 29346999A JP 2001114292 A JP2001114292 A JP 2001114292A
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Shohei Mori
昭平 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハサミ等の切断具を使用しなくとも容易にか
つ確実に開封できるとともに、内容物を入れたまま保管
しても内容物の確認が可能な封筒を提供する。 【解決手段】 封筒F1の表面側1aと裏面側1bの少
なくとも一方に、内容物Sを表示する表示窓4を形成す
るための一対の並行なミシン目2a,2bからなる幅広
の帯状切り取り部2と、この幅広の帯状切り取り部2の
端部を開放するための一対の並行なミシン目3a,3b
からなる幅狭の帯状切り取り部3とが形成され、最初
に、幅狭の帯状切り取り部3を切り取り、次に、幅広の
帯状切り取り部2を切り取るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開封が容易且つ確
実に行えるとともに、外部から内容物の確認が可能な封
筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒としては和封筒と洋封筒に大
きく分けることができるが、これら封筒(或いは封書)
を受け取った受取人は、ハサミやカッター或いはペーパ
ーナイフ等の切断具を用いて開封していたが、ハサミ等
の切断具を使用せずに開封するために、封筒の外周部に
ミシン目を施すとともに、その端部につまみ部を形成し
た封筒が種々開示されている(例えば、実開平04−1
9436号公報、実開平06−35139号公報、実用
新案登第3011338号公報、特開平10−1817
49号公報等)。
【0003】また、近年、紙のみで形成される封筒に代
わって、住所・氏名(又は名称)が印刷された内容物を
外部から認識されるようにするために、表面側に透明フ
ィルムが貼着される窓部を有する封筒が広く使用される
ようになっている。このような封筒は、その内容物は、
保険証書のような場合、内容物の重要な箇所は、隠れる
ようになっており、住所・氏名(又は名称)のみが外部
に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の封筒は、い
ずれも内容物を入れたまま保管すると、内容物の確認が
できず、再度、封筒から出して確認しなければならなか
った。すなわち、従来の封筒は、開封した後は、封筒を
廃棄することを前提として製作されており、送られてき
た内容物を封筒に入れたまま保管するようにはなってい
ない。しかしながら、受取人としては、封筒を開封した
後は、急ぎで返答する必要がないもの等については、内
容物を封筒に再度入れて保管する場合が多く、このよう
な場合、外部からは内容物の確認ができず、再度、開封
した箇所から内容物を取り出すか、場合によっては、開
封した箇所が判別できずに、再度、封筒にハサミ等を入
れてしまうという問題を有していた。なお、このような
問題から、ダイレクトメールのような封書が頻繁に送付
されると、後で必要となるものが入っていたとしても
(当たりくじ等)、開封せずに内容の確認もしないまま
廃棄されることが見受けられる。
【0005】また、封筒の外周部にミシン目を施された
ものについては、ミシン目の施し方が十分でないこと
や、受取人が強くつまみ部から開封してしまうような場
合は、ミシン目から外れて切り取られてしまい、ミシン
目に沿って綺麗に開封することができない事態がしばし
ば生じている。また、開封を容易に行うために大きなミ
シン目が施されたものもあるが、ミシン目を大きくする
と、郵送の途中で剥がれたり切断される危険を有するば
かりか、大きなミシン目から雨水等の水が侵入して内容
物を汚す危険も有していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、ハサミ等の切断
具を使用しなくとも容易にかつ確実に開封でき開封率を
高めるとともに、内容物を入れたまま保管しても内容物
の確認が可能な封筒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
封筒は、封筒の表面側と裏面側の少なくとも一方に、内
容物を表示する表示窓を形成するためのミシン目により
形成される帯状切り取り部と、この帯状切り取り部の端
部を開放するためのつまみ部用の切り込みとが形成され
ていることを特徴とする。この発明によれば、封筒を受
け取った受取人は、上記つまみ部用の切り込みを爪や指
で当てて帯状切り取り部に沿って切り取ると、帯状切り
取り部がミシン目に沿って切り取られて、内容物を表示
する表示窓が形成されることになる。したがって、内容
物を表示した状態で封筒を保管することができるため
に、保管した後も内容物の確認が外部から容易に行われ
るようになる。
【0008】本発明の請求項2記載の封筒は、封筒の表
面側と裏面側の少なくとも一方に、内容物を表示する表
示窓を形成するための一対の並行なミシン目からなる幅
広の帯状切り取り部と、この幅広の帯状切り取り部の端
部を開放するための一対の並行なミシン目からなる幅狭
の第1の帯状切り取り部とが形成されているとともに、
上記第1の帯状切り取り部の端部に、つまみ部用の切り
込みが形成されていることを特徴とする。この発明によ
れば、封筒を受け取った受取人は、上記つまみ部用の切
り込みを爪や指で当てて幅狭の帯状切り取り部のミシン
目に沿って切り取ると、幅広の帯状切り取り部の端部が
開口され、次いで、幅広の帯状切り取り部のミシン目に
沿って切り取ると、内容物を表示するための幅広の帯状
切り取り部が切り取られて、内容物を表示する表示窓が
形成されることになる。したがって、内容物を表示した
状態で封筒を保管することができるために、保管した後
も内容物の確認が外部から容易に行われるようになる。
【0009】本発明の請求項3記載の封筒は、前記幅広
の帯状切り取り部は、封筒の幅方向のほぼ全域に亘って
形成され、前記幅狭の帯状切り取り部は、封筒の外周部
に沿うように形成されていることを特徴とする。この発
明によれば、請求項2のように、上記幅狭の帯状切り取
り部をつまみ部用の切り込みから切り取るとともに、幅
広の帯状切り取り部を切り取ると、内容物を表示する表
示窓が封筒の幅方向又は縦方向のほぼ全域に亘って形成
されることになる。したがって、この大きく開いた表示
部から内容物を取り出すとともに、封筒を保管する場合
も、この大きく開いた表示部から内容物を入れて、その
まま保管すると、内容物の確認が外部から容易に行われ
るようになる。
【0010】本発明の請求項4記載の封筒は、封筒の表
面側と裏面側の少なくとも一方に、内容物を表示する表
示窓を形成するための一対の並行なミシン目により形成
される幅広の帯状切り取り部と、この幅広の帯状切り取
り部と連続して序々に幅狭となる狭幅の帯状切り取り部
が形成されているとともに、この狭幅の帯状切り取り部
の端部を開放するためのつまみ部用の切り込みが形成さ
れていることを特徴とする。この発明によれば、封筒を
受け取った受取人は、上記つまみ部用の切り込みを爪や
指で当てて幅狭の帯状切り取り部に沿って切り取ると、
幅広の帯状切り取り部の端部が開口され、次いで、幅広
の帯状切り取り部のミシン目に沿って切り取ると、内容
物を表示するための幅広の帯状切り取り部が切り取られ
て、内容物を表示する表示窓が形成されることになる。
【0011】本発明の請求項5記載の封筒は、前記つま
み部用の切り込みは、封筒の外周に折り返して設けられ
る開口側舌片又は封止側舌片に形成されるとともに、こ
の切り込みの位置まで前記ミシン目が形成されているこ
とを特徴とする。この発明によれば、封筒を受け取った
受取人は、上記つまみ部用の切り込みが封筒の外周に折
り返して設けられる開口側舌片又は封止側舌片に形成さ
れていることから、封筒の輸送の途中で剥がれたとして
も、上記折り返し部でそれ以上の剥がれが停止するため
に、幅狭の帯状切り取り部が誤って開口されることがな
くなる。また、上記つまみ部用の切り込みが封筒の外周
に折り返して設けられる開口側舌片又は封止側舌片に形
成されると、この部分は片面だけでも紙が二重構造とな
っているために、上記つまみ部用の切り込みに爪や指で
当てても、内容物を損傷させるおそれも防止することが
できる。
【0012】本発明の請求項6記載の封筒は、前記封筒
が、前記内容物を表示する表示窓の全域に及ぶように透
明フィルムが貼着され、この透明フィルムが貼着された
部分以外は紙製であるとともに、この透明フィルムの上
側に、前記切り取られる各帯状切り取り部と前記つまみ
部用の切り込みが形成された紙が配されていることを特
徴とする。この発明によれば、上記つまみ部用の切り込
みから切り取るとともに、上記各帯状切り取り部を切り
取ると、内容物を表示する表示窓が形成されるが、この
表示窓には透明フィルムが貼着されているために、この
透明フィルムを介して内容物の確認が行えるとともに、
内容物が表示窓から飛び出すような事態を防止すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳細に述べる。
【0014】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1乃至図3に示すように、紙製の横型の封筒F1(和封
筒とも呼ばれる)に本発明を適用したもので、この封筒
F1の表面側1aに幅広の帯状切り取り部2と幅狭の帯
状切り取り部3が形成されている。この横型の封筒F1
は、一方側(図中右側)が内容物Sが入れられる開口側
舌片5が形成され、その反対側(図中左側)に封止側舌
片6が形成されている。
【0015】幅広の帯状切り取り部2は、内容物Sを表
示する表示窓4を形成するためのもので、一対の並行な
ミシン目2a,2bにより形成されている。また、一対
の並行なミシン目2aと2bを連結する連結ミシン目2
cが上記開口側舌片5に沿って形成されているが、この
連結ミシン目2cは形成せずとも良い。幅広の帯状切り
取り部2は、封筒F1の上側半分を大きく開放するため
に、上記ミシン目2a,2bの一方の2bは、封筒F1
の表面側1aの中央に横方向に横断するように形成さ
れ、他方2aは表面側1aの上方側に沿うように形成さ
れている。このような幅広の帯状切り取り部2は、封筒
F1の表面側1aのほぼ全域に形成して大きな表示窓4
を有するものでも、一部分に表示窓4を形成するもので
も良い。また、封筒F1の表面側1aに形成されている
が、裏面側1bに形成しても良く、又、表面側1aと裏
面側1bのいずれに形成しても良い。
【0016】幅狭の帯状切り取り部3は、幅広の帯状切
り取り部2の一方側の端部2Aを開放するためのもの
で、一対の並行なミシン3a,3bにより形成されてい
る。この幅狭の帯状切り取り部3は、上記封止側舌片6
に沿って、つまり、幅広の帯状切り取り部2のミシン目
2a,2bと直交するように形成されている。そして、
幅狭の帯状切り取り部3の上方側の端部につまみ部用の
切り込み3Aが形成されている。なお、幅広の帯状切り
取り部2も幅狭の帯状切り取り部3も、封筒F1の表面
側1aや裏面側1bに斜めに形成しても良い。
【0017】このように、幅狭の帯状切り取り部3のミ
シン目3a,3bの一方3aは、幅広の帯状切り取り部
2のミシン目2a,2bの端部を連結するものであり、
他方3bは、その内側に形成されている。したがって、
本実施の形態のミシン目を加工形成する際には、四角形
状のミシン目2a,2b,2c,3aを連続的に形成す
るとともに、その内側のミシン目3bを加工形成すれば
足り、2種類のミシン目を各々単独で形成する必要が無
く、加工形成が容易である。ここで、幅狭の帯状切り取
り部3の一方のミシン目3bの端部が幅広の帯状切り取
り部2の一方のミシン目2bと連続していないものでも
良い(図1中の符号3B参照)。
【0018】このような構成の本実施の形態の封筒F1
を実際に使用する場合には、まず、図1に示すように、
上記つまみ部用の切り込み3Aに爪や指を差し込んで
(図中矢印方向)、幅狭の帯状切り取り部3のミシン目
3a,3bに沿って上方から下方に向かって真っ直ぐに
切り取ると、幅広の帯状切り取り部2の一方側の端部2
Aが開口されることとなる。そこで次に、図2に示すよ
うに、この開口端部2Aを指で挟んで幅広の帯状切り取
り部2のミシン目2a,2bに沿って横方向に切り取る
と、幅広の帯状切り取り部2が切り取られて、内容物S
を表示する表示窓4が形成されることになる(図3)。
このように切り取ると、各々一対の並行なミシン目2
a,2bと3a,3bに沿って綺麗に切り取られるの
で、内容物Sを表示する表示窓4を容易にかつ確実に形
成できる。そして、このような二ヶ所のミシン目2a,
2bと3a,3bを形成すると、幅狭の帯状切り取り部
3の幅を狭くすることができる。すなわち、幅狭の帯状
切り取り部3の一対の並行なミシン目3a,3bは、幅
広の帯状切り取り部2の開口端部2Aを開口させること
ができればその目的を達成するからである。また、上記
順序で切り取られると、下方コーナー部でスムーズに旋
回するように切り取られるために(図2中の矢印参
照)、図1中の符号3Bで示す幅狭の帯状切り取り部3
の一方のミシン目3bの端部と幅広の帯状切り取り部2
の一方のミシン目2bとが連続していないものでも綺麗
に確実に切り取られることとなる。
【0019】そこで、内容物Sの取り出しにおいては、
表示窓4から取り出すが、内容物Sを確認して、これを
仕舞う場合には、内容物Sを表示窓4から元に戻し、内
容物Sを表示窓4から確認できる状態で封筒F1を保管
する。こうして保管すると、内容物Sの記載内容が外か
ら容易に確認することが可能である。すなわち、送り主
等は勿論、内容物Sの一つ一つの確認が封筒F1に入れ
られた状態で確認可能である。なお、内容物Sを表示す
る表示窓4を小さく形成しても良いが、この場合は、通
常の封筒と同様、上記開口側舌片5や封止側舌片6等の
外周部にハサミ等の切断具で開封することになる。
【0020】ここで、内容物Sが保険証書や契約書関係
である場合(図3)は、その契約内容の主な項目(契約
年月日、契約期間等)や重要な箇所(契約内容等)等が
外部から認識でき得るように表示窓4や、或いは、開封
した箇所から入れ戻すことが好ましい。また、内容物S
がサービス券や当たりくじ券等が入っている場合は、サ
ービス券等を一番手前に収納しておくと、これらのサー
ビス券を使用する場合、即座に取り出されることとな
る。
【0021】他方、この封筒F1を使用する側(発送す
る側)は、本実施の形態の封筒F1の使われ方を考慮し
て、内容物Sを封入する。例えば、キャッチコピーや宣
伝内容の強調したい部分が上記表示窓4の位置に来るよ
うに、封書詰めすると、宣伝効果等をあげることができ
る。
【0022】さらに、上記切り取られるか、片側で残存
する幅広の帯状切り取り部2の利用の仕方としては、そ
の裏側をメモ欄としたり、必要事項を記載して切り取
り、表示窓4から見えるようにしておき、後での確認や
封筒F1の整理整頓に役立てる。また、差出人の側から
すると、その差し出し人(送り手)の住所、氏名又は名
称、郵便番号等を記載しておくようにすると、返信用の
封筒に張り付けることで速やかに封書を出すことができ
る。また、連結ミシン目2cから切り取らずに残してお
くと、この封書を社内で回覧した後、担当者が保管する
場合、会社の誰宛に封書が届いたのか確認して保管する
ことが可能である。
【0023】次に、本実施の形態の応用例をいくつか説
明する。まず、第1の応用例は、図4に示すように、幅
狭の帯状切り取り部3が幅広の帯状切り取り部2の左右
の各端部に各々設けられたものとすることが可能であ
る。このように両方設けると、いずれの方向からも切り
取りが可能であるし、万が一、一方側からの切り取りが
ミシン目2a,2bから外れてしまっても、他方側から
切り取ることができる。さらに、幅広の帯状切り取り部
2の下方側のミシン目2bを複数形成して、表示窓4の
大きさを任意に設定して切り取るようにすることも実施
に応じ任意である。次に、第2の応用例は、図5に示す
ように、チケットや入場券の半券切断部分等に施される
細かな周知のミシン目である。すなわち、上記第1の実
施の形態のミシン目3a,3bは、切り取りが容易な大
きな切り込みのミシン目(「ジッパー式のミシン目」、
「蛇腹状のミシン目」」とも呼ばれる)ものであるが、
第2の応用例は、細かなミシン目である。このような細
かなミシン目としても、並行に切り取るために、ミシン
目から外れるようなことがない。なお、本明細書中にお
いて、ミシン目とは、上記各ミシン目の他、切り込みが
連続したもの等、周知のミシン目を広く含まれるものと
する。また、幅広の帯状切り取り部2は、図5に二点鎖
線で示すように、封筒F1の中央の幅方向のほぼ全域に
亘って形成されるようなものでも良い。
【0024】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
6に示すように、紙製の縦型の封筒F2に本発明を適用
したもので、この封筒F2の表面側1aに幅広の帯状切
り取り部2と幅狭の帯状切り取り部3が形成されてい
る。この封筒F2は、一方側(図中上側)が内容物Sが
入れられる開口側舌片5が形成され、その反対側(図中
下側)に封止側舌片6が形成されている。
【0025】ここで、本実施の形態の幅狭の帯状切り取
り部3のミシン目3a,3bは、上記幅広の帯状切り取
り部2のミシン目2a,2bよりも切り取りが容易な大
きな切り込みのミシン目とされている。すなわち、幅狭
の帯状切り取り部3のミシン目3a,3bは、蛇腹状の
ミシン目とも呼ばれるもので、ダンボールや菓子箱等に
施される周知のミシン目である。他方、幅広の帯状切り
取り部2のミシン目2a,2b(或いは連結ミシン目2
c)は、チケット等に施される細かな周知のミシン目で
ある。このようにミシン目の種類を変更するのは、最初
の開封のための幅狭の帯状切り取り部3の切り取りを容
易にするためと、上記幅広の帯状切り取り部2のミシン
目2a,2bを上記蛇腹状のもののように大きくする
と、郵送の途中で剥がれたり切断される危険を有するこ
とと、大きなミシン目から雨水等の水が侵入する危険も
有するために、上記蛇腹状のもののような大きなミシン
目の施す部分を最小限度にされている。なお、各実施の
形態において、少なくともミシン目2a,2b,2c,
3a,3bが施される部分に防水加工を施すことは実施
に応じ任意である。
【0026】したがって、本実施の形態においては、ま
ず、左右の幅狭の帯状切り取り部3をつまみ部用の切り
込み3Aから各々切り取るとともに、幅広の帯状切り取
り部2を切り取ると、幅狭の帯状切り取り部3は勿論、
幅広の帯状切り取り部2が細かなミシン目であっても、
一対の並行なミシン目2a,2b,3a,3bに沿って
綺麗に確実に切り取られることができ、内容物Sを表示
する表示窓4も封筒F2の幅方向のほぼ全域に亘って形
成されることになる。。ここで、一般的には、最初の部
分の切り取りは、ミシン目から外れることが多いが、本
実施の形態では、幅狭の帯状切り取り部3のミシン目3
a,3bが大きな切り込みのミシン目とされているの
で、このような危険はなく、また、切り取り部2の破損
や破断も最小限度に抑制することが可能である。なお、
本実施の形態の封筒F2も第1の実施の形態の封筒F1
も、紙製のものであるが、フィルム状の封筒でも、住所
や氏名又は名称部分のみに透明フィルムが貼着された封
筒にも適用可能である。
【0027】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
7及び図8に示すように、上記内容物Sを表示する表示
窓4の全域に及ぶように透明フィルム7が貼着されたも
のである。すなわち、この封筒F3は、横型のものであ
るが、表面側1aの幅広の帯状切り取り部2と幅狭の帯
状切り取り部3の裏側に、この幅広の帯状切り取り部2
と幅狭の帯状切り取り部3により切り取られて形成され
る表示窓4に透明フィルム7が設けられている。換言す
ると、本実施の形態は、住所や氏名又は名称部分のみに
透明フィルムが貼着された周知の透明フィルム付きの封
筒において(従来一般の透明フィルムの部分を符号8と
する)、その透明フィルム8が横型の封筒F3の表面側
1aの上半分に及ぶように貼着されるとともに、この透
明フィルム7の上側に、上述の幅広の帯状切り取り部2
と幅狭の帯状切り取り部3(つまみ部用の切り込み3A
を含む)が形成された紙が糊付けされている。このよう
な透明フィルム7は、封筒F3の裏面側1bに設けても
良く、又、表面側1aか裏面側1bの全域に及ぶように
形成されたものであっても良い。その他の構成は、第1
及び第2の実施の形態と同様である。なお、図8中符号
9Aは、透明フィルム7の糊しろ部である。
【0028】したがって、本実施の形態においては、通
常の封筒と同様、上記開口側舌片5や封止側舌片6等の
外周部にハサミ等の切断具で開封するとともに、内容物
Sを保管する場合は、この開封箇所から元に戻す。そし
て、上記つまみ部用の切り込み3Aを爪や指で当てて、
幅狭の帯状切り取り部3をまず切り取り、次に、幅広の
帯状切り取り部2を切り取ると、内容物Sを表示する表
示窓4が形成される。また、この表示窓4には透明フィ
ルム7が貼着されているために、この透明フィルム7を
介して内容物Sの確認が行えるとともに、内容物Sが表
示窓4から飛び出すような事態を防止することができ
る。また、上記つまみ部用の切り込み3Aを爪や指で当
てても、透明フィルム7が存在するために内容物Sを損
傷させるおそれもない。さらに、幅広の帯状切り取り部
2を全て切り取られるようにすると、切り取り残存片が
残らず綺麗な外観の封筒F3となる。なお、内容物Sを
開封箇所から元に戻す場合は、上記表示窓か4ら内容物
Sを確認する事項が外部から認識できるように元に戻す
ことが好ましい。
【0029】本実施の形態において、内容物Sが保険証
書や契約書関係の書類である場合(図8)、一般的に、
その契約内容の重要な箇所は隠されて、住所、氏名等の
みが宛先を表示するために外部から認識されるようにな
っている場合が多い。しかし、本実施の形態によれば、
透明フィルム7が貼着された表示窓4から保険証書等の
内容物Sの契約内容や期限日等の重要な箇所も外部から
認識されて保管することができるようになり、保管の整
理整頓の便宜が図られることとなる。
【0030】(第4の実施の形態)本実施の形態は、図
9及び図10に示すように、紙製の横型の和封筒F4に
本発明を適用したもので、この封筒F4の表面側1aに
幅広の帯状切り取り部2と、この幅広の帯状切り取り部
2と連続して序々に幅狭となる幅狭の帯状切り取り部1
3が形成されている。
【0031】幅広の帯状切り取り部2は、内容物Sを表
示する表示窓4を形成するためのもので、一対の並行な
ミシン目2a,2bにより形成されている。幅広の帯状
切り取り部2は、封筒F4の上側半分を大きく開放する
ために、上記ミシン目2a,2bの一方2bは、封筒F
1の表面側1aの中央に横方向に横断するように形成さ
れ、他方2aは表面側1aの上方側に沿うように形成さ
れている。このような幅広の帯状切り取り部2は、封筒
F4の表面側1aのほぼ全域に形成して大きな表示窓4
を有するものでも、一部分に表示窓4を形成するもので
も良い。
【0032】上記序々に幅狭となる幅狭の帯状切り取り
部13は、幅広の帯状切り取り部2と連続的に形成され
されている。すなわち、幅狭の帯状切り取り部13Aの
一対の上下のミシン目13a,13bは、幅広の帯状切
り取り部2の一対の上下のミシン目2a,2bと各々連
続して形成されている。この上下のミシン13a,13
bは、序々に幅狭となり、上記開口側舌片5にまで至っ
て、その先端部分につまみ部用の切り込み3Aが形成さ
れている。つまり、上記開口側舌片5は、封筒F4の外
周に折り返して設けられるものであり、上記つまみ部用
の切り込み13Aは、封筒F4の裏面側1bに形成され
ている。したがって、幅狭の帯状切り取り部13の上下
のミシン3a,3bも封筒F4の裏面側1bにまで至っ
て形成されている。なお、幅広の帯状切り取り部2と幅
狭の帯状切り取り部13が封筒F4の裏面側1bに形成
される場合は、上記つまみ部用の切り込み13Aは、封
筒F4の表面側1aに形成されることになる。また、本
実施の形態の幅狭の帯状切り取り部13の一対の上下の
ミシン目13a,13bは、上方のミシン目13aが幅
広の帯状切り取り部2の上方のミシン目2aと直線状に
形成され、幅狭の帯状切り取り部3の下方のミシン目1
3bが序々に上方のミシン目2aに接近するものである
が、これら上下のミシン目13a,13bが互いに接近
して、その端部に上記つまみ部用の切り込み13Aが形
成されるものでも良い(図13参照)。そして、本実施
の形態のつまみ部用の切り込み13Aは封筒F4の外周
に折り返して(以下、この部分を折り返し部という。)
使用する開口側舌片5に形成されている。
【0033】このように、幅狭の帯状切り取り部13の
ミシン目13a,13bは、幅広の帯状切り取り部2の
ミシン目2a,2bの端部2Aを連結するものであり、
したがって、本実施の形態のミシン目を加工形成する際
には、矩形状のミシン目2a,2b,13a,13bを
形成すれば足り、2種類のミシン目を各々単独で形成す
る必要が無く、加工形成が容易である。
【0034】このような構成の本実施の形態の封筒F4
を実際に使用する場合には、封筒F4の裏面側1bのつ
まみ部用の切り込み13Aに爪や指を差し込んで、幅狭
の帯状切り取り部13のミシン目13a,13bに沿っ
て切り取ると、幅広の帯状切り取り部2の一方側の端部
2Aまで序々に幅広となり、そのまま連続的に切り取る
と、幅広の帯状切り取り部2のミシン目2a,2bに沿
って横方向に切り取られて、内容物Sを表示する表示窓
4が形成されることになる(図10)。このように切り
取ると、各々一対の並行なミシン目2a,2bと一対の
ミシン目13a,13bに沿って綺麗に切り取られるの
で、内容物Sを表示する表示窓4を容易にかつ確実に形
成できる。そして、本実施の形態によれば、上記つまみ
部用の切り込み13が開口側舌片5に形成されているこ
とから、封筒の輸送の途中で剥がれたとしても、上記折
り返し部でそれ以上の剥がれが防止され、幅狭の帯状切
り取り部13が誤って開口されることがなくなる。ま
た、封筒F4の折り返し部は片面だけでも紙が二重構造
となっているために、上記つまみ部用の切り込み13に
爪や指で当てても、内容物を損傷させるおそれも防止す
ることができる。
【0035】次に、本実施の形態の応用例をいくつか説
明すると、第1の応用例は、図11(a)(b)に示す
ように、上記つまみ部用の切り込み13Aを封筒F4の
外周に折り返して設けられる封止側舌片6に形成したも
のである。このように上記つまみ部用の切り込み13A
は、封止側舌片6に形成しても、上記第4の実施の形態
と同様の作用効果を有する封筒F4が作成可能である。
この応用例では、図11(b)に示すように、ミシン目
2a,2b,13a,13bを直線状に施せば足りるた
めに、加工が容易で封筒の組み立ても容易となる利点が
ある。なお、封止側舌片6の糊しろ部(図11中符号9
Bの位置を内側にのみ施して、その端部を糊しろとしな
いようにすると、この端部から切り取ることも可能であ
る。つまち、この場合は、上記つまみ部用の切り込み1
3Aを形成するまでもなくなる。
【0036】次に、第2の応用例は、図12(a)
(b)に示すように、封止側舌片6の糊しろ部9Bの位
置に至らないように上記つまみ部用の切り込み13Aが
形成されている。このように上記つまみ部用の切り込み
13Aは、封筒F4の糊しろ部9Bの位置に至らないよ
うに形成すると、糊しろ部9Bの影響を受けずに、上記
第4の実施の形態と同様の作用効果を有する封筒F4が
作成可能である。
【0037】(第5の実施の形態)本実施の形態は、図
13及び図14に示すように、上記第4の実施の形態を
封筒(洋封筒とも呼ばれる)F5に適用したもので、こ
の封筒F5は、一方側(図中上側)が内容物Sが入れら
れる開口側舌片5が形成され、その反対側(図中下側)
に封止側舌片6が形成されている。そして、つまみ部用
の切り込み13Aを封筒F5の外周に折り返して設けら
れる開口側舌片5に形成したものである、ただし、つま
み部用の切り込み13Aは、糊しろ部9Bの位置に至ら
ないように形成するようにしたものである。第4の実施
の形態と同様の作用効果を有す洋封筒F5が作成可能で
ある。また、この洋封筒F5にも、一対の並行なミシン
目からなる幅広の帯状切り取り部2と一対の並行なミシ
ン目からなる幅狭の帯状切り取り部3とを形成すること
も勿論可能である。なお、この洋封筒F5の封止側舌片
6につまみ部用の切り込み13Aを形成しても、上記第
4の実施の形態と同様の作用効果を有する洋封筒F5が
作成可能である。
【0038】(第6の実施の形態)本実施の形態は、図
15(a)(b)に示すように、横型の和封筒F6に適
用したもので、つまみ部13Aが封筒F6の開口側舌片
5から外側に膨出するように形成されるとともに、幅狭
の帯状切り取り部13のミシン目13a,13bが上記
膨出するつまみ部13Bにまで連続して形成されてい
る。つまり、上記のようにつまみ部13Aを切り込みと
するのではなく、封筒F6の外周に折り返し部を介して
設けられる開口側舌片5から外側に膨出するように親指
大の大きさの舌片形として外方に膨出して形成するもの
である。このようにつまみ部13Bを設けると、この上
記第4の実施の形態と同様に表示窓4を形成することが
できるとともに、この親指大の膨出したつまみ部13A
を親指と人差し指等で挟み切り取りできるので、第4の
実施の形態と同様の作用効果を有する封筒F6が作成可
能である。また、封止側舌片6の部分をすべて糊しろ部
とすることも可能である。なお、この封筒F6の封止側
舌片6につまみ部13Bを設けても、上記第4の実施の
形態と同様の作用効果を有する封筒F6が作成可能であ
る。
【0039】(第7の実施の形態)本実施の形態は、図
16(a)(b)に示すように、横型の和封筒F7の表
面側1aに、幅広の帯状切り取り部2が封筒の幅方向の
ほぼ全域に亘って形成され、そのミシン目2a,2bが
折り返し部を介して封止側舌片6にまで達して、その端
部2Aに幅狭の帯状切り取り部3が形成されている。す
なわち、封止側舌片6に第1の実施の形態の幅狭の帯状
切り取り部3が形成され、その下方側につまみ部用の切
り込み3Aを形成したものである。ここで、符号9Bは
封止側舌片6の糊しろ部であり、この糊しろ部の影響を
受けないように幅狭の帯状切り取り部3が形成されてい
る。したがって、図中矢印方向から、上記つまみ部用の
切り込み3Aを爪や指で当てて幅狭の帯状切り取り部3
のミシン目3a,3bに沿って切り取るとともに、幅広
の帯状切り取り部2のミシン目2a,2bに沿って切り
取ると、内容物Sを表示する表示窓4が形成されること
になる。なお、幅広の帯状切り取り部2の上方のミシン
目2aを敢えて形成せずに、後述する第8の実施の形態
と同じような構成とすることも可能である。この場合
は、形成されないミシン目2aの端部と下方のミシン目
2bとを連結する連結ミシン目2cを形成して(図1乃
至図3参照)、形成されないミシン目2aを中心に折り
返して使用する。
【0040】(第8の実施の形態)本実施の形態は、図
17及び図18に示すように、横型の和封筒F8に本発
明を適用したもので、帯状切り取り部22が封筒F8の
表面側1aの上半分を凹形状に形成されている。すなわ
ち、この帯状切り取り部22は、約4mmから8mm程
度の幅間隔のもので、その一対の並行なミシン目22
a,22bが封筒F8の表面側1aの中央に横方向に横
断するように形成され、その両端部の屈曲端側が開口側
舌片5の箇所に至るように形成され、各々の先端部につ
まみ部用の切り込み22Aが形成されている。なお、前
記実施の形態と同様、つまみ部用の切り込み22Aを封
止側舌片6に形成しても良い。
【0041】このような構成の本実施の形態の封筒F8
を実際に使用する場合には、いずれか一方のつまみ部用
の切り込み22Aに爪や指を差し込んで(図中矢印方
向)、帯状切り取り部22のミシン目22a,22bに
沿って切り取り、切り取られる上方側21を折り返す
と、図18に示すように、内容物Sを表示する表示窓4
が大きく形成されることになる。
【0042】(第9の実施の形態)本実施の形態は、図
19及び図20に示すように、縦型の和封筒F9に本発
明を適用したもので、帯状切り取り部32が封筒F9の
表面側1aの上半分を矩形状に形成されている。すなわ
ち、この帯状切り取り部32は、約4mmから8mm程
度の幅間隔のもので、その一対の並行なミシン目32
a,32bが封筒F6の表面側1aの中央に横方向に横
断するように形成され、その一方端部が斜めに傾斜し
て、封筒F9の外周の折り返し部を介して設けられる開
口側舌片5を跨ぐように形成され、先端部につまみ部用
の切り込み32Aが形成され、他方端部が封止側舌片6
に沿って形成されている。また、封筒F6の上側外周に
沿うようにも一条のミシン目31が形成され、その端部
の斜めに傾斜して設けられた31bが上記一対の並行な
ミシン目32a,32bと連結されている。このように
ミシン目を形成すると、封筒F9の表面側1aの上側半
分を大きく開放されて、上記一条のミシン目31から折
り返すようにすると、図20に示すように、上記表示窓
4が大きく形成されることとなる。ここで、つまみ部用
の切り込み32Aを開口側舌片5の周縁部にまで及ぶ位
置や封筒F9の周縁部にまで及ぶ位置に形成すると、つ
まみ部用の切り込み32Aに爪や指を当てて帯状切り取
り部32を切り取ることが容易になる。また、帯状切り
取り部32は、つまみ部用の切り込み32Aから切り取
る過程で一本線(単線)にすることは実施に応じ任意で
ある(図19中二点鎖線参照)。なお、前記実施の形態
と同様、つまみ部用の切り込み32Aを封止側舌片6に
形成しても良い。
【0043】このような構成の本実施の形態の封筒F9
を実際に使用する場合には、封筒F9のつまみ部用の切
り込み32Aに詰め指を差し込んで(図中矢印方向)、
帯状切り取り部32のミシン目32a,32bに沿って
切り取って、上記一条のミシン目31から折り返すと、
図20に示すように、内容物Sを表示する表示窓4が形
成されることになる。
【0044】以上、上記各実施の形態の説明では、紙製
の封筒を用いて説明したが、表面側に透明フィルムが貼
着される窓部を有し、住所・氏名が印刷された内容物を
外部から認識される種類の封筒やその他の封筒にもその
種類を問わず幅広く使用することが可能である。また、
上記各実施の形態の説明では、主に和封筒に適用した例
で説明したが、洋封筒にも同じように本発明を適用でき
ることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の封筒によれば、
内容物を表示する表示窓を形成するためのミシン目から
なる帯状切り取り部とつまみ部用の切り込みが形成され
ているため上記つまみ部を爪や指で当てて切り取ると、
内容物を表示する表示窓を容易にかつ確実に形成できる
とともに、内容物を表示した状態で封筒を保管すると、
内容物の確認が外部から可能となり、封筒の保管の整理
の便宜が図られる。
【0046】本発明の請求項2記載の封筒によれば、一
対の並行なミシン目からなる幅広の帯状切り取り部と幅
狭の帯状切り取り部とが形成され、これら両切り取り部
も、一対の並行なミシン目に沿って切り取られるので、
内容物を表示する表示窓を容易にかつ確実に形成できる
とともに、内容物を表示した状態で封筒を保管すると、
内容物の確認が外部から可能となり、封筒の保管の整理
の便宜が図られる。
【0047】本発明の請求項4記載の封筒によれば、一
対の並行なミシン目からなる幅広の帯状切り取り部と序
々に幅狭となる幅狭の帯状切り取り部が形成されている
ため、幅狭の帯状切り取り部の端部を開放するためのつ
まみ部用の切り込みを爪や指で当てて切り取ると、内容
物を表示する表示窓を容易にかつ確実に形成できるとと
もに、内容物を表示した状態で封筒を保管すると、内容
物の確認が外部から可能となり、封筒の保管の整理の便
宜が図られる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の封筒を示す正面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の封筒の開封状態を
示す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の封筒の保管状態を
示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第1の応用例を示
す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の第2の応用例を示
す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の封筒を示す正面図
である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の封筒を示す斜視図
である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の封筒の保管状態を
示す斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の封筒を示す図であ
り、(a)はその正面図であり、(b)はその背面図で
ある。
【図10】上記第4の実施の形態の封筒の開封状態を示
す斜視図である。
【図11】上記第1の実施の形態の第1の応用例を示す
図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその背
面図である。
【図12】上記第1の実施の形態の第2の応用例を示す
図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその背
面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態のの封筒を示す正
面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態のの封筒を示す図
である。
【図15】本発明の第6の実施の形態の封筒を示す正面
図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその背
面図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態の封筒を示す正面
図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその背
面図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態の封筒を示す正面
図である。
【図18】上記第8の実施の形態の表示窓を形成した状
態を示す正面図である。
【図19】本発明の第9の実施の形態の封筒を示す正面
図である。
【図20】上記第9の実施の形態の表示窓を形成した状
態を示す正面図である。
【符号の説明】
F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F
9 封筒、1a 封筒の表面側、1b 封筒の裏面
側、2 幅広の帯状切り取り部、2A 開口端部、2
a,2b 幅広の帯状切り取り部の一対のミシン目、2
c 連結ミシン目、3,13 幅狭の帯状切り取り部、
3a,3b,13a,13b 幅狭の帯状切り取り部の
一対のミシン目、4 表示窓,7 透明フィルム、9
A,9B 糊しろ部、3A,13A,22A,32A
つまみ部用の切り込み、13B つまみ部、22a,2
2b,32a,32b 帯状切り取り部のミシン目、S
内容物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒の表面側と裏面側の少なくとも一方
    に、内容物を表示する表示窓を形成するためのミシン目
    により形成される帯状切り取り部と、この帯状切り取り
    部の端部を開放するためのつまみ部用の切り込みとが形
    成されていることを特徴とする封筒。
  2. 【請求項2】 封筒の表面側と裏面側の少なくとも一方
    に、内容物を表示する表示窓を形成するための一対の並
    行なミシン目からなる幅広の帯状切り取り部と、この幅
    広の帯状切り取り部の端部を開放するための一対の並行
    なミシン目からなる幅狭の帯状切り取り部とが形成され
    ているとともに、上記幅狭の帯状切り取り部の端部に、
    つまみ部用の切り込みが形成されていることを特徴とす
    る封筒。
  3. 【請求項3】 前記幅広の帯状切り取り部は、封筒の幅
    方向のほぼ全域に亘って形成され、前記幅狭の帯状切り
    取り部は、封筒の外周部に沿うように形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の封筒。
  4. 【請求項4】 封筒の表面側と裏面側の少なくとも一方
    に、内容物を表示する表示窓を形成するための一対の並
    行なミシン目により形成される幅広の帯状切り取り部
    と、この幅広の帯状切り取り部と連続して序々に幅狭と
    なる狭幅の帯状切り取り部が形成されているとともに、
    この狭幅の帯状切り取り部の端部を開放するためのつま
    み部用の切り込みが形成されていることを特徴とする封
    筒。
  5. 【請求項5】 前記つまみ部用の切り込みは、封筒の外
    周に折り返して設けられる開口側舌片又は封止側舌片に
    形成されるとともに、この切り込みの位置まで前記ミシ
    ン目が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4記載の封筒。
  6. 【請求項6】 前記封筒が、前記内容物を表示する表示
    窓の全域に及ぶように透明フィルムが貼着され、この透
    明フィルムが貼着された部分以外は紙製であるととも
    に、この透明フィルムの上側に、前記切り取られる各帯
    状切り取り部と前記つまみ部用の切り込みが形成された
    紙が配されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4記載の封筒。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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