JP3143506U - 紙製包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料を余分に要することなく突部に糊が付かないようにして、製函作業の繁雑さを解消すること。また、完成された紙製包装容器の外側に突部が突出しないようにして、突部がひっかかり難くし、取扱いを簡便にすること。
【解決手段】第二縦折り目線(罫線)52の延長線上の第三上部フラップ33の側端にのみ突部35を形成し、第二上部フラップ32の対応する部位に、突部35が差込固定可能な溝孔43を形成した。突部35には、主体部と、主体部の先端側に連設されるとともに主体部よりも上下外側にそれぞれ突設される係止部を有する係止片とを設け、溝孔43は主体部の幅とほぼ同じ長さの直線状に形成し、溝孔43の両端には上部フラップ先端方向に斜めに屈曲連設されるとともにそれぞれ係止部とほぼ同じ長さの切り込みガイドを設けた。
【選択図】図2

Description

本考案は、紙製包装容器に関し、特に自動糊貼り機による製函作業、搬送作業及び収容物の収容作業などにおいて作業容易性を実現する紙製包装容器に関する。
従来、段ボールなどの紙製包装容器においては、紙資源再利用の際の分別処理を効率化するために、テープやステープルを用いずに封をするものが知られている。
例えば、図17〜図19に示す紙製包装容器84では、上部に設けられた上部フラップ91〜94のうちの第二上部フラップ92及び第四上部フラップ94に突部85を形成し、さらにこの突部85が差込固定可能な溝孔86を他の第一上部フラップ91及び第三上部フラップ93に形成し、これらの突部85を各々溝孔86に差込固定することにより各上部フラップ91〜94を閉じて固定するものである。図17に示すように、この紙製包装容器84は、段ボールシートに対して、横方向の2つの横折り目線(罫線)51,52、及び縦方向の4つの縦折り目線(罫線)61〜64を押圧して形成しながら、包装容器の外形線、突部85及び溝孔86などを打ち抜き加工して紙製包装容器84の元になる台紙87が成型される。次いでこの台紙84の糊代15に糊付けすると共に、第一縦折り目線61と第三縦折り目線63の部位を、各線に沿って上側方向に折り畳み、同時に糊代15と反対側の第一側板11の端部とを貼付して、図18に示すような折り畳んだ状態の紙製包装容器84bを作ることとしている。このような工程は、これらの工程を自動で行う自動糊貼り機を用いて行うことが多い。そして、折り畳んだ状態の紙製包装容器84bを搬送し、収容物を収容する際に図19に示す紙製包装容器84aのように組み立てて包装容器として使用することとしている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3092754号公報(図1)
ところが、前述の従来の紙製包装容器84では後述するような問題があった。自動糊貼り機においては、糊代15の長手方向に沿ってローラーなどにより糊付けを行うことが一般的に行われている。一方、前述の紙製包装容器84では図17に示すように、糊代15の長手方向の延長線上に突部85が形成されている。したがって、自動糊貼り機においては、糊代15のみならず突部85にも糊がつけられてしまう。このため、糊代15は第一側板11に糊付けされるので問題は無いが、不必要に糊付けされてしまった突部85が、完成されて積み重ねられた別の紙製包装容器等にくっついてしまうという不具合が生じていた。このために、突部85には糊付けがなされないようにするために糊代15部分の糊付けを自動糊貼り機で行わずに手作業で行うなど余分な工程を必要とし作業が煩雑化するという問題が生じていた。
一方、図20及び図21に示す紙製包装容器88のように、糊代15側ではなく糊代15と反対側の第一側板11側に突部85を設けることにより糊代15の長手方向の延長線上に突部85が配置されないようにして、自動糊貼り機を用いても突部85に糊付けがなされないようにすることも考えられる。しかしながらこの態様においては、反対側の第一側板11の突部85の突出幅X分の長さをさらに加えた長さの段ボールシートをあらかじめ用意することが必要となるため、前述の紙製包装容器84よりも突出幅X分の材料が余分に必要となってしまう。
また、これらの紙製包装容器84,88では、糊付けをして折り畳まれた状態の紙製包装容器84b、88bにおいて、完成された紙製包装容器84b、88bのフラップの両外側に突部85が突出してしまう。よって、自動糊貼り機による自動糊貼り作業時や製函後の搬送時などにおいて、飛び出している突部85が周辺の各部、例えば製函機内のフレームや搬送車の載置スペースなどの各部にひっかかりやすく、場合によっては突部85がちぎれてしまうなど、その取扱いに不具合を生じていた。なお、突部85を縦折り目線とともに折り曲げてその先端を内側に向けておいたとしても、先端が保持されていない突部85は折り曲げた状態を維持し難く紙製包装容器84b、88bの外側方向に向いた状態に戻ってしまうことが多い。
本考案は上記した従来の紙製包装容器の問題点を解消するものであり、材料を余分に要することなく突部に糊が付かないようにして、製函作業の繁雑さを解消することを目的とする。また、完成された紙製包装容器の外側に突部が突出しないようにして、突部がひっかかり難くし、取扱いを簡便にすることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段を以下に説明する。本考案の紙製包装容器は、横方向に連設された第一から第四までの4枚の側板と、該各側板の下縁から延設される第一から第四までの4枚の底部フラップと、前記各側板の上縁から延設される第一から第四までの4枚の上部フラップと、前記第四側板の側端に連設される糊代と、前記第一から第四の各側板の間、及び前記第四側板と前記糊代の間に順に形成される第一から第四の縦折り目線が備えられた紙製包装容器であって、該第二縦折り目線の延長線上の第二又は第三上部フラップの側端のいずれかにのみ前記突部が形成され、前記第三又は前記第二上部フラップの対応する部位に、前記突部が差込固定可能な溝孔が形成されたことを特徴とする紙製包装容器(請求項1)である。
このような紙製包装容器においては、糊代の長手方向延長線上に突部が設けられていないので、突部に糊付けされることはない。また、第一から第四側板の幅を有する段ボールシートからだけで突部も形成することができ、突部のためだけの余分な幅を要しない。
また、段ボールシートから打ち抜き加工等されて成型された台紙を糊付けする際には、第一側板を第一縦折り目線に沿って上側に折り曲げ、さらに第四側板を第三縦折り目線に沿って上側に折り曲げ、糊代を第一側板に貼付する。ここで前述のように、本紙製包装容器では突部は第二縦折り目線の延長線上の第二又は第三上部フラップの側端のいずれかにのみ形成されており、第一縦折り目線及び第三縦折り目線の延長線上には突部は設けられていない。第二縦折り目線は製函時には折り曲げられないので、製函された際の第一上部フラップの外側及び第四フラップの外側、すなわち製函後の紙製包装容器の左右外側に突部が突出するということがない。
また、前記突部には、主体部と、該主体部の先端側に連設されるとともに該主体部よりも上下外側にそれぞれ突設される係止部を有する係止片とが備えられ、前記溝孔は前記主体部の幅とほぼ同じ長さの直線状に形成され、前記溝孔の両端には上部フラップ先端方向に斜めに屈曲連設されるとともにそれぞれ前記係止部とほぼ同じ長さの切り込みガイドが備えられたことを特徴とする請求項1に記載の紙製包装容器(請求項2)。
溝孔と両切り込みガイドを含めた長さは、係止部の長さを含めた係止片全体の長さとほぼ同じだけあるので、突部を溝孔に容易に差込固定することが可能である。一方、切り込みガイドは溝孔に対して屈曲して連設されているので、係止部のみが切り込みガイドと同じような角度に屈曲されるなどしなければ、いったん差し込まれた突部の係止部は容易には抜け落ちない。特に、溝孔が設けられる上部フラップを折り曲げる際に、切り込みガイドだけがめくれ上がり難くでき、突部がより抜け難くすることができる。なお、前記切り込みガイドの溝孔の短手方向に対する高さが係止片の厚み分となるような角度で連設されることが望ましい(請求項3)。
前記各上部フラップのうち、第二縦折り目線の延長線上の第二及び第三上部フラップの側端を除く各上部フラップの側端において、各上部フラップの左側又は右側の側端先端部が切り欠かれた形状とすることもできる(請求項4)。
このように上部フラップの側端先端部が切り欠かれた形状に形成されることにより、上部フラップを閉じた状態において、容器上面に露呈する上部フラップの側端先端部の引っかかりを減少させることができる。よって、箱詰めを終了した容器の上面に他の容器を横滑りさせて積み重ねるようにする場合などに、積み上げる容器の底部と下方の容器の上部フラップの引っかかりを減少させることができる。「切り欠かれた形状」とは、直角に形成される側端先端部が、例えば円弧状に形成されたり、多角形状に形成されたり、直線状に切り落とされた形状などを含む主旨である。
また、前記各上部フラップのうち、第二縦折り目線の延長線上の第二及び第三上部フラップの側端を除く各上部フラップの側端先端部が切り欠かれた形状とすることもできる(請求項5)。
このように側端先端部が切り欠かれた形状とされることにより、容器を閉じる際に、上部フラップの閉じる順番を、上方から見て時計回り又は反時計回り、若しくは突部が設けられる上部フラップに対向する上部フラップを最初に閉じ、次いで、最初に閉じた上部フラップに隣接する二つの上部フラップを閉じ、最後に突部が設けられた上部フラップを閉じる場合のいずれとしても、前述のような側端先端部の引っかかりを減少させることができる。
また、段ボール製であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の紙製包装容器(請求項6)。
本考案の紙製包装容器は上記のように突部が設けられており、余分な幅の段ボールシートを必要とせず、材料を少なく抑えることができるとともに、自動糊貼り機によって糊付けをしても突部に糊付けされてしまうこともないので、製函作業を簡便に行うことができ、作業性が悪化しない。また、特に請求項2及び請求項3の紙製包装容器では、前述の請求項1の効果に加えて、突部の差込を容易に行えるとともに差し込んだ突部の抜け落ちのおそれを減少させることもできるので、差込作業を容易に行えると同時に固定の確実性もより高めることもできる。さらに請求項4及び5に記載の紙製包装容器では、箱詰めして閉じた後の容器上面のフラップの引っかかりを減少させることができるので、積み上げ作業などをより容易に行うことができる。さらに請求項5に記載の紙製包装容器では、上部フラップの閉じ方を時計回り又は反時計回り、若しくは突部が設けられる上部フラップに対向する上部フラップを最初に閉じ、次いで、最初に閉じた上部フラップに隣接する二つの上部フラップを閉じ、最後に突部が設けられた上部フラップを閉じる場合のいずれとしても、このような閉じた後の容器上面のフラップのひっかかりを減少させることができるので、収容作業の簡便化を図ることができる。
次に、本考案の紙製包装容器の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本考案の紙製包装容器1aは、組立時にはほぼ直方体状となり、本例では野菜類を内部に収容して搬送するための容器である。
本紙製包装容器1aには、横方向に連設された矩形状の第一〜第四側板11〜14と、これらの各側板11〜14の下端面に連設された矩形状の第一〜第四底部フラップ21〜24と、各側板11〜14の上端面に連設されたほぼ矩形状の第一〜第四上部フラップ31〜34と、が備えられている。なお、本例では、図2に示すように、紙製包装容器1bの内側面を正面にして左から第一〜第四の順序で説明する。また、第四側板14の右側端部には、紙製包装容器1bの縦方向に沿って長手方向とされた細長矩形状の糊代15が連設されている。
そして、第三上部フラップ33の左側側端部には、突部35が突設されている。また、第二上部フラップ32の下端部には、紙製包装容器1aの組み立て作業において第三上部フラップ33が閉じられた際に、突部35が対応する部位に、この突部35が差込固定される溝孔43が形成されている。なお、本紙製包装容器1aは、各上部フラップ31〜34を閉じる際に、最後に第三上部フラップ33を閉じると同時に、前述の突部35を溝孔43に差込固定して、第一〜第四上部フラップ31〜34を閉じて完全に固定するものである。
次いで、この紙製包装容器1aについて詳細に説明する。上記した紙製包装容器1aは、段ボール製であり、段ボールシートから図2に示すような台紙2に打ち抜き加工するなどして成型し、これを糊付けして図3及び図4に示すように折り畳んだ状態の紙製包装容器1bとして完成させ、この状態で内部に収容物を収容する現場まで搬送し、図1に示すように展開・組み立てして内部に収容物を収容するものである。
図2に示す台紙2は、段ボールシートを打ち抜き加工するなどして成型される。台紙2には、各側板11〜14と各底部フラップ21〜24間との間に横方向に形成された直線状の第一横折り目線(罫線)51と、各側板11〜14と各上部フラップ31〜34間との間に横方向に形成されたほぼ直線状の第二横折り目線(罫線)52とが備えられている。この第二折り目線(罫線)52のうち、突部35が設けられる第三上部フラップ33との基端部に設けられる部位については、台紙2の厚みの分だけ第三上部フラップ33先端側に位置されて形成されており、最後に折り畳むことになる第三上部フラップ33が、その下側になる他の上部フラップ32,34の重なり合いによる反発を解消することができるように構成されている。また、各側板11〜14間には、縦方向に形成された直線状の第一〜第三縦折り目線(罫線)61〜63とが備えられ、第四側板14と糊代15との間には、縦方向に形成された直線状の第四折り目線(罫線)64が備えられている。台紙2はこれらの各折り目線(罫線)に沿って折り曲げられて組み立てられることになる。
第一〜第四側板11〜14は、前述のように矩形状に形成されており、第二側板12及び第四側板14は、同形状に形成されるとともに縦横比が約1対2のやや横長の矩形状に形成されている。これに対して、第一側板11及び第三側板13は、同形状に形成されるとともにやや横幅が狭く縦横比が約1対1に近い矩形状に形成されている。また、第一側板11及び第三側板13の上端寄りには、収容物を収容後の紙製包装容器1aを持ち運ぶ際に指を入れる持ち運び用の孔66が穿設されている。なお、各側板の縦横の比率は他の比率でも良く、上記記載はその一例である。
また、第四側板14の右側端には糊代15が連設されている。糊代15は前述の通り、紙製包装容器1bの縦方向を長手方向とされた細長矩形状に形成されており、その長さは第四側板14の高さ方向の長さとほぼ同じに設けられている。
底部フラップ21〜24は、組み立てられた紙製包装容器1aの底部を形成する部位であり、第一底部フラップ21及び第三底部フラップ23は左右端寄り下端に頂点を有する三角形状に形成され、第二底部フラップ22は横長の矩形状に形成され、第四底部フラップ24は中央下端に頂点を有する三角形状に形成されている。なお、底部フラップは他の形状でも良く、上記記載はその一例である。
上部フラップ31〜34は、組み立てられた紙製包装容器1aの上部を形成する部位である。第一上部フラップ31は縦横比が約1対2のやや横長の矩形状に形成されている。第二上部フラップ32は縦横比が約1対3の横長のほぼ矩形状に形成されている。また、第三上部フラップ33は縦横比が約1対2のやや横長のほぼ矩形状に形成されている。そして、第四上部フラップ34は縦横比が約1対3の横長の矩形状に形成されている。なお、各上部フラップの縦横の比率は他の比率でも良く、上記記載はその一例である。
また、図5の拡大図に示すように、第三上部フラップ33の先端寄り左端には突部35が設けられている。先端寄りに突部35が設けられることにより、基端寄りに設けられる場合に比較して、後述するように突部35が溝孔43に差込固定された後に、上部フラップ33の左側端先端部の浮き上がり及びひっかかりをより抑制することができるように構成されている。
突部35には主体部36と、主体部36の先端側に連設された係止片37とが備えられている。主体部36は縦方向が幅広の細長の矩形状に形成されている。係止片37は先端先細の台形状に形成されており、基端側には、主体部36の縦幅よりも幅広になるように突設された係止部38が上下に備えられている。また、係止片37の先端部39の幅は、主体部36及び後述する溝孔43の幅よりも短く設けられている。具体的には、主体部36の縦幅は60mm、係止部38は、この主体部36の上下方向にそれぞれ10mm突出するように設けられ、一方、先端部39の縦幅は40mmに設けられており、後述する60mmの長さに設けられた溝孔43の長手方向の長さよりも短く設けられている。
また、第二上部フラップ32の先端寄り右端には、突部35が収まる切り欠き40が形成されている。この切り欠き40は、打ち抜き加工の際に、突部35を含む切り欠き40の端部40a、40bを一部カットすることにより形成されている。
また、突部35と切り欠き40の端部40aとの間には、両部位を連設する連設部41が設けられている。この連設部41は、打ち抜き加工の際に、突部35と端部40aの境界部分のその他の部位を残存させるようにカットして形成されるものである。このような連設部41を残存させておくことにより、図3及び図4に示すような折り畳んだ状態においては突部35が第二上部フラップ32につながったままの状態とされ、搬送や組み立ての際に突部35が不必要にめくれ上がって邪魔になることがないようにすることができる。一方で、連設部41はわずかな長さの部位としてしか設けられていないので、切り欠き40の端部40aから容易に切り離すことが可能である。よって、組み立て作業の際には、突部35を溝孔43に差し込む作業に支障を来すことはない。また、わずかな長さの部位にのみ設けることで、切り離しの際に段ボール表面がはがれやすくなることを防止するように構成されている。
第二上部フラップ32の基端右端寄りの部位には第二折り目線(罫線)52に沿ってその長手方向が向けられた細長の溝孔43が設けられている。図5に示すように、溝孔43は、その長手方向が、突部35の主体部36とほぼ同じ長さに形成されている。具体的には、溝孔43は主体部36の縦幅と同じく60mmの長さに設けられている。また、溝孔43の短手方向における高さは突部35の厚みと同じに設けられている。さらに、溝孔43と第二側板12上端との間隔も同様に突部35の厚みと同じに設けられている。
溝孔43の左右両側には、溝孔43に連設して設けられた切り込みである切り込みガイド44a,44bが形成されている。切り込みガイド44a,44bは、それぞれ溝孔43の左右両端から、溝孔43の短手方向に対する高さが突部35の厚みとなるような角度で直線状に形成されている。また、切り込みガイド44a,44bの溝孔43の長手方向に対する長さは、それぞれ突部35の主体部36から上下に突出している係止部38の長さと同じ長さに設けられており、具体的には、溝孔43の長手方向において10mmとなるようにその長さ及び角度が設けられている。
このような切り込みガイド44a,44bが設けられているので、突部35を溝孔43に差込固定する際には、突部35の係止片37を切り込みガイド44a,44b及び溝孔43を通過させて差し込むことが可能となる。切り込みガイド44a,44bは溝孔43に対して屈曲して連設されているので、突部35全体を差し込む際には、係止片37の係止部38を多少屈曲するようにして差し込むと同時に、切り込みガイド44a,44bを押し開くようにして差し込む。一方、切り込みガイド44a,44bが溝孔43の長手方向から第二上部フラップ32の先端方向に向かう角度に連設されているので、いったん差し込まれた突部35の係止片37の係止部38は、切り込みガイド44a,44bが溝孔43と一直線に連設された態様と比較して、第二上部フラップ32を折り曲げた際にガイド部44a,44bが反発によりめくれ上がり難く、溝孔43が開き難くすることができ、突部35が容易には抜け落ちないように設けられている。よって、第三上部フラップ33の第二上部フラップ32への固定、惹いては各上部フラップ31〜34の固定をより確実に行うことができる。
次いで、このように構成された紙製包装容器1の製造方法について説明する。前述のように、まず段ボールシートから図2に示すような台紙2を打ち抜き加工する。次いで、自動糊貼り機によって、台紙2を折り畳むと共に糊代15を第一側板11に貼付して、図3に示すような折り畳んだ状態の紙製包装容器1bとして完成させる。
より具体的には、糊付けは、自動糊貼り機によって糊代15にその長手方向に沿ってローラーなどによってなされる。この糊付けの際には、糊代15の長手方向の延長線上には従来の紙製包装容器のように突部などの他の部位が存在しないので、特別な手当をしなくても自動糊貼り機によって糊代15にのみ糊付けをすることができる。よって、糊代15以外の紙製包装容器1bの他の部位への不必要な糊付けを防止する目的で、手作業で糊代15にのみ糊付けをするような煩雑な作業を回避することができる。
糊代15への糊付けが完了した後に、第一縦折り目線(罫線)61に沿って第一側板11を第二側板12に重ねるようにして折り畳む。さらに第三縦折り目線(罫線)63に沿って第四側板14を第三側板13に重ねるようにして折り畳む。この際に、第一側板11の端部に重なる糊代15を第一側板11に圧着して貼付する。このようにして第一側板11と第四側板14とが連なって、図3に示すような折り畳んだ状態の紙製包装容器1bが完成される。そして、この折り畳んだ状態の紙製包装容器1bをそのまま搬送し、収容物を収容する現場において、内部に収容物を収容した上で、図1に示すように組み立てて使用する。なお、使用する自動糊貼り機は公知の汎用的なものを用いることが可能であり、本紙製包装容器1専用のものを必要とするものではない。
また、このような紙製包装容器1bでは、図4に示すように、折り畳まれた状態で完成された時点において第二縦折り目線(罫線)62は折り曲げられることがない。本紙製包装容器1bでは突部35は第二縦折り目線(罫線)62の延長線上の第三上部フラップ33の側端部にのみ設けられているので、図3に示すように、折り畳まれた状態の第一上部フラップ31の左側や第四上部フラップ34の右側、すなわち紙製包装容器1bの左右外側に突出してしまう突部は存在しない。よって、搬送時などに邪魔になる突部を無くすことができる。
次いでこの紙製包装容器1bの組み立て方法について説明する。折り畳んだ状態にて搬送された紙製包装容器1bは、これを展開・組み立てして図1に示すような紙製包装容器1aとされる。まず折り畳んだ状態の紙製包装容器1bを展開する。次いで第一〜第四底部フラップ21〜24を互いに係止固定して底部を固定する。そして、内部に収容物を収容してから第一〜第四上部フラップ31〜34を閉じて梱包作業が完了する。
ここで第一〜第四上部フラップ31〜34は、図6に示すように、反時計回りに第二上部フラップ32、第一上部フラップ31、第四上部フラップ34、第三上部フラップ33の順に閉じるか、又は図7に示すように、時計回りに以下のように第四上部フラップ34、第一上部フラップ31、第二上部フラップ32、第三上部フラップ33の順か、図示は省略するが、第一上部フラップ31を最初に閉じ、次いで、隣接する二つの上部フラップ32,34を閉じ、最後に、突部35が設けられた第三上部フラップ33を閉じる。いずれの閉じ方の場合にも、突部35を備えた第三上部フラップ33を最後に閉じることとして各上部フラップ31〜34を閉じる。また同時に、第三上部フラップ33を閉じる際には、突部35を溝孔43に差し込むようにして第三上部フラップ33を第二上部フラップ32に固定する。
次いで、本考案の紙製包装容器の別の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。なお、上記した第一の実施の形態と共通する構成については、第一の実施の形態と同一の符号を図に付して説明を省略する。図8〜11に示すように、この紙製包装容器71は、前述した図1〜図7に示した紙製包装容器1とは異なり、各上部フラップ31〜34のうち切り欠き40が設けられる第二上部フラップ32以外の第一上部フラップ31、第三上部フラップ33及び第四上部フラップ34の右側端先端部が丸められたものである。より具体的には右側端先端部は円弧状に切り欠かれて丸められている。
このように形成された紙製包装容器71bについて、図11に示すように、第二上部フラップ32、第一上部フラップ31、第四上部フラップ34、第三上部フラップ33の順に各上部フラップ31〜34を閉じることとすると、紙製包装容器71a上面に露呈する上部フラップ31〜34の右側端先端部は、突部35が設けられた部位を除いて、全て切り欠かれた形状となる。よって、露呈される右側端先端部が切り欠かれた形状となるので、第一、第三及び第四上部フラップ31,33,34の右側端先端部の浮き上がりが抑えられるとともに、収容物を収容後に紙製包装容器71aの上にさらに紙製包装容器71aを積み重ねていくような作業において、上に積まれる紙製包装容器71aの底などが第一、第三及び第四上部フラップ31,33,34の右側端先端部へひっかかることを抑制でき、作業効率を高めることができる。
この紙製包装容器71では、平面視において各上部フラップ32、31、34、33を反時計回りの順序で閉じていく場合を想定して、第一、第三及び第四上部フラップ31、33、34の右側端先端部を切り欠く形状としたが、各上部フラップ34、31、32、33の順に時計回りの順序で閉じていく場合には、第一上部フラップ31、第二上部フラップ32、第四上部フラップ34の左側端先端部を切り欠く形状とすると、上部に露呈される左側端先端部が全て切り欠かれた形状となり、前述と同様に浮き上がりやひっかかりを抑えることができる。よって、各上部フラップ34、31、32、33の順に時計回りの順序で閉じていく場合には、このように、第一上部フラップ31、第二上部フラップ32、第四上部フラップ34の左側端先端部を丸めることとすると、前述と同じような作業における作業効率を高めることができる。
また、ひっかかりの抑制等のために側端先端部が切り欠かれた形状とは、円弧状に形成するのみならず、多角形状に形成したり、直角状に形成されていた側端先端部を切り落とすように形成した態様でも良い。
なお、第三上部フラップ33は、全ての上部フラップ31〜34のうち最後に閉じる必要があるため、他の上部フラップ31、32、34によって上方から押さえられるようにして固定されることができない。一方で、第三上部フラップ33の先端部分の浮き上がりをできるだけ抑えるために、突部35は上部フラップ33のできるだけ先端寄りに設けることが望ましい。したがって、突部35が上部フラップ33の先端寄りに設けられるので、ここに切り欠く形状とすることが困難であるので、突部35が設けられた第三上部フラップ33の左側端先端部は、他の上部フラップのように切り欠かれた形状とはされていない。
次いで、本考案の紙製包装容器のさらに別の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。なお、上記した第一の実施の形態と共通する構成については、第一の実施の形態と同一の符号を図に付して説明を省略する。この紙製包装容器81は、図12〜図16に示すように、各上部フラップ31〜34のうち突部35及び切り欠き40が設けられる部位以外の各上部フラップ31〜34の側端先端部の全てを切り欠いた形状としたものである。なお、切り欠いた側端先端部の形状については、前述の紙製包装容器71と同様に種々の形状とすることができる。
このように側端先端部を切り欠いた形状とすることにより、図15及び図16に示すように、第三上部フラップ33を最後にして各上部フラップ31〜34を時計回り又は半時計回り、若しくは、第一上部フラップ31を最初に閉じ、次いで、隣接する二つの上部フラップ32,34を閉じ、最後に、突部35が設けられた第三上部フラップ33を閉じる場合のいずれの順序で閉じたとしても、完成された紙製包装容器81aの上部において露呈する各上部フラップ31〜34の側端先端部のうち、突部35が設けられる部位を除いたすべての浮き上がり及びひっかかりを抑制することができる。したがって、浮き上がりやひっかかりを抑制するために上部フラップ31、32、34を閉じる順序を時計回りにすべきか反時計回りにすべきか注意する必要がないので、収容作業をより簡便化することができる。
なお、本考案は上記した実施の形態に限られるものではなく、本考案の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、前述の例では第三上部フラップ33に突部35を設け、第二上部フラップ32に溝孔43を設けたが、これとは逆に第二上部フラップ32に突部35を設け、第三上部フラップ33に溝孔43を設けることとしても良い。また、先端部39を溝孔43の長手方向の長さよりも短く設けたが、溝孔43の長手方向の長さ以下に設ければ、他の長さとしても良い。また、主体部36の縦幅は溝孔43よりも短くすることも可能である。また、係止部38のそれぞれの縦幅を切り込みガイド44a,44bよりも短く設けることもできる。しかしながら、係止部38の切り込みガイド44a,44bからの抜け落ちをより一層防止するためには、上記したように切り込みガイド44a,4bと同じ長さ程度に設けることが望ましい。
また、請求項2及び請求項3に記載以外の紙製包装容器においては、突部35を係止片を備えない他の形状とすることもできる。また、溝孔43を他の形状とすることもできる。
また、第二上部フラップ32又は第三上部フラップ33における突部35の位置を変更することもでき、この場合には対応する溝孔43の位置を変更する。しかしながら前述したように、突部35が設けられる第二上部フラップ32又は第三上部フラップ33の側端先端部の浮き上がりなどを抑制するためには、前述の実施の形態のように第二上部フラップ又は第三上部フラップ33の先端寄りに突部35を設けることが望ましい。また、本実施の形態では段ボール製の紙製包装容器について説明したが、他の紙製の包装容器に適用することもできる。
本考案の紙製包装容器を組み立てた状態の斜視図である。 本考案の紙製包装容器の台紙の正面図である。 製函した状態の紙製包装容器の正面図である。 製函した状態の紙製包装容器の背面図である。 図4の要部拡大図である。 組み立てた状態の紙製包装容器の平面図である。 組み立てた状態の紙製包装容器の平面図である。 本考案の別の紙製包装容器の台紙の正面図である。 製函した状態の別の紙製包装容器の正面図である。 製函した状態の別の紙製包装容器の背面図である。 組み立てた状態の別の紙製包装容器の平面図である。 本考案のさらに別の紙製包装容器の台紙の正面図である。 製函した状態のさらに別の紙製包装容器の正面図である。 製函した状態のさらに別の紙製包装容器の背面図である。 組み立てた状態のさらに別の紙製包装容器の平面図である。 組み立てた状態のさらに別の紙製包装容器の平面図である。 従来の紙製包装容器の台紙の正面図である。 製函した状態の従来の紙製包装容器の正面図である。 組み立てた状態の従来の紙製包装容器の平面図である。 別の従来の紙製包装容器の台紙の正面図である。 製函した状態の別の従来の紙製包装容器の正面図である。
符号の説明
1,1a,1b;紙製包装容器、2;台紙、11〜14;第一〜第四側板、15;糊代、21〜24;第一〜第四底部フラップ、31〜34;第一〜第四上部フラップ、35;突部、36;主体部、37;係止片、38;係止部、39;先端部、40;切り欠き、40a、40b;端部、41;連設部、43;溝孔、44a,44b切り込みガイド、51;第一横折り目線(罫線)、52;第二横折り目線(罫線)、61〜64;第一〜第四縦折り目線(罫線)、66;孔、71,71a,71b;紙製包装容器、81,81a,81b;紙製包装容器、84,84a,84b;紙製包装容器、91〜94;第一〜第四上部フラップ、85;突部、86;溝孔、87;台紙、88,88b;紙製包装容器、X;突出幅。

Claims (6)

  1. 横方向に連設された第一から第四までの4枚の側板と、
    該各側板の下縁から延設される第一から第四までの4枚の底部フラップと、
    前記各側板の上縁から延設される第一から第四までの4枚の上部フラップと、
    前記第四側板の側端に連設される糊代と、
    前記第一から第四の各側板の間、及び前記第四側板と前記糊代の間に順に形成される第一から第四の縦折り目線が備えられた紙製包装容器であって、
    該第二縦折り目線の延長線上の第二又は第三上部フラップの側端のいずれかにのみ前記突部が形成され、前記第三又は前記第二上部フラップの対応する部位に、前記突部が差込固定可能な溝孔が形成されたことを特徴とする紙製包装容器。
  2. 前記突部には、主体部と、該主体部の先端側に連設されるとともに該主体部よりも上下外側にそれぞれ突設される係止部を有する係止片とが備えられ、前記溝孔は前記主体部の幅とほぼ同じ長さの直線状に形成され、前記溝孔の両端には上部フラップ先端方向に斜めに屈曲連設されるとともにそれぞれ前記係止部とほぼ同じ長さの切り込みガイドが備えられたことを特徴とする請求項1に記載の紙製包装容器。
  3. 前記切り込みガイドの溝孔の短手方向に対する高さが係止片の厚み分となるような角度で連設されたことを特徴とする請求項2に記載の紙製包装容器。
  4. 前記各上部フラップのうち、第二縦折り目線の延長線上の第二及び第三上部フラップの側端を除く各上部フラップの側端において、各上部フラップの左側又は右側の側端先端部が切り欠かれた形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の紙製包装容器。
  5. 前記各上部フラップのうち、第二縦折り目線の延長線上の第二及び第三上部フラップの側端を除く各上部フラップの側端先端部が切り欠かれた形状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の紙製包装容器。
  6. 段ボール製であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の紙製包装容器。
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JP2016078880A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社トーモク 包装箱

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