JP3670568B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の図柄を可変表示可能な可変表示装置を備えるスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数種類の図柄を可変表示可能な可変表示装置を備え、前記可変表示の停止結果が予め設定された有効ライン上において所定の停止表示態様となることに関連して該停止表示態様に応じた遊技価値を付与可能な遊技機として、例えば、スロットマシンが知られている。
この種の遊技機では、前記可変表示の始動条件の成立(例えば、メダルを賭けた状態でスタートレバーが操作されること)に基づき内部抽選が行われ、該抽選結果が入賞となった場合に、その入賞態様に対応した入賞フラグが立てられる。そして、その入賞フラグが立っている状態にて、遊技者が所望のタイミングで各リール停止ボタンを押圧操作することによって、入賞フラグに対応した停止表示態様で有効ライン上に図柄が停止表示されて、その停止表示態様に応じた遊技価値(例えば、所要数のメダルなど)が遊技者に対して付与される。また、入賞フラグが立っている状態であっても、リール停止ボタンの操作タイミングがずれると、入賞フラグに対応した停止表示態様で有効ライン上に図柄が停止表示されずに、遊技者に対して遊技価値が付与されないこともある。また、上記入賞フラグの中には、その入賞フラグの立った当該ゲームにおいてのみ有効な入賞フラグ(例えば、小役やリプレイゲームの入賞フラグ)と、当該ゲーム以降も入賞フラグの有効状態が維持される入賞フラグ(例えば、ボーナスゲームの入賞フラグ)と、が含まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記スロットマシンの中で、例えば、入賞フラグの立った入賞態様の種類を遊技者に対して報知しないタイプのスロットマシンの場合には、入賞フラグが立っていても、遊技者はどの入賞フラグが立っているか判らない状況の中でリール停止ボタンを押圧操作することとなる。そのため、入賞フラグが立っているにも関わらず、その入賞フラグに対応した停止表示態様(図柄の組合せ)を有効ライン上に成立させることができずに、遊技価値を獲得するチャンスを逃したり、メダルを無駄に消費したりする可能性があった。即ち、遊技者側の利益が損なわれる虞があった。
一方、入賞フラグの立った入賞態様の種類を遊技者に対して完全に報知するタイプのスロットマシンの場合には、熟練した遊技者であれば、入賞フラグに対応した停止表示態様を有効ライン上に簡単に成立させることができ、結果として、遊技店側の利益が損なわれる虞があった。また、この場合には、熟練した遊技者とそうでない遊技者とで付与される遊技価値に格差が生じ、遊技者間で不公平が生じる虞もあった。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、遊技店と遊技者との間の利益バランスを適切な状態に保つことができ、遊技者間の熟練度による不公平を極力小さくすることのできるスロットマシンを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、21個の図柄が各々表記された回転可能な第1、第2、第3の3個のリールで構成され、該リールの回転により図柄を可変表示可能な可変表示装置と、
前記可変表示の始動条件の成立に基づき内部抽選を行う内部抽選手段と、
前記内部抽選手段による抽選結果が入賞となった場合に、その入賞態様に対応した入賞フラグを立てる入賞フラグ有効化手段と、
前記入賞フラグ有効化手段により前記入賞フラグが立てられた場合に、所定のタイミングで停止操作が行われることを条件に、前記入賞フラグに対応した図柄を予め設定された有効ライン上に停止表示させるべく前記可変表示装置を停止制御する停止制御手段と、
を備えるスロットマシンであって、
前記入賞態様には所定の3種類の小役が含まれるとともに、当該3種類の小役の入賞フラグが立ったことを報知可能な成立小役報知部を備え、
前記成立小役報知部にて報知される3種類の小役の入賞フラグに対応する3種類の小役の図柄のうち、前記第1のリールに配置される図柄はリール上に6図柄置きに配置され、
前記成立小役報知部にて報知される3種類の小役の入賞フラグに対応する3種類の小役の図柄のうち、前記第2及び第3のリールに配置される図柄はリール上に当該図柄同士の間隔が最大5コマとなるように配置され、
前記停止制御手段は、前記有効ライン上に、前記入賞フラグ有効化手段によって立てられた入賞フラグに対応する小役の図柄もしくは当該小役の図柄の手前4コマ分の図柄を、停止させるタイミングで停止操作が行われることを条件に、当該入賞フラグに対応した小役の図柄を有効ライン上に停止表示させる制御を行うとともに、
前記入賞フラグの立った小役の種類を、前記成立小役報知部にて所定の割合で報知する報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、報知遊技状態を発生させたときに、入賞フラグの立った小役の種類を所定の割合で報知するようにしたので、遊技店と遊技者との間の利益バランスを適切な状態に保つことができ、しかも遊技者間の熟練度による不公平を極力小さくすることができる。また、遊技内容がバラエティに富んだものとなって、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能となる。
【0007】
ここで、図柄には、数字、文字、記号およびキャラクタ、並びに、色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等が含まれる。
可変表示装置には、例えば、リールや回転ベルトを使用したメカ式の可変表示装置が含まれる他、LCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等の可変表示装置が含まれる。
始動条件の成立とは、例えば、所要数のメダルを賭けた状態でスタートレバーが操作されることなどである。
内部抽選の方法としては、例えば、始動条件の成立に基づき内部抽選用の乱数を抽出し、該抽出した乱数と予め設定された判定値との比較により、抽選を行う方法などが挙げられる。
入賞フラグには、その入賞フラグの立った当該ゲームにおいてのみ有効な入賞フラグ(例えば、小役やリプレイゲームに対応する入賞フラグ)と、当該ゲーム以降も入賞フラグの有効状態が維持される入賞フラグ(例えば、ボーナスゲームに対応する入賞フラグ)と、が含まれる。
所定の割合は、0%より大きく100%より小さい割合であれば如何なる割合であってもよい。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットマシンにおいて、
前記入賞フラグの立った小役の種類を報知しない非報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0009】
この請求項2記載の発明によれば、入賞フラグの立った小役の種類を報知しない遊技状態である非報知遊技状態を発生可能としたので、遊技に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のスロットマシンにおいて、
前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発 生する構成とし、
前記特別遊技状態の終了後に、前記報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0011】
この請求項3記載の発明によれば、特別遊技状態の終了後に報知遊技状態を発生させるようにしたので、特別遊技状態の終了後の遊技状態に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0012】
ここで、特別遊技状態とは、通常遊技時に比べて遊技者に特に有利となる遊技状態(多数の遊技媒体を獲得し易い状態)をいい、この特別遊技状態には、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナスなどのボーナスゲームが含まれる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載のスロットマシンにおいて、
前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発生する構成とし、
前記有効ライン上の停止表示態様が特別停止表示態様以外の停止表示態様となることに関連して前記報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0014】
この請求項4記載の発明によれば、有効ライン上の停止表示態様が特別停止表示態様以外の停止表示態様となることに関連して報知遊技状態を発生させるようにしたので、遊技者は報知遊技状態がいつ発生するのか予測困難となり、遊技者にとって意外性のある斬新な遊技を実現することが可能となる。従って、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項2記載のスロットマシンにおいて、
前記入賞フラグの立った小役の種類を、前記報知遊技状態のときよりも高い割合で報知する特別報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0016】
この請求項5記載の発明によれば、入賞フラグの立った小役の種類を、報知遊技状態のときよりも高い割合で報知する特別報知遊技状態を発生可能としたので、遊技に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。なお、「所定の割合より高い割合」には、100%の割合も含まれる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のスロットマシンにおいて、
前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発生する構成とし、
前記特別停止表示態様には、第1特別停止表示態様と第2特別停止表示態様と第3特別停止表示態様の3種類の停止表示態様が含まれ、
前記第1特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記特別報知遊技状態を発生させ、
前記第2特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記報知遊技状態を発生させ、
前記第3特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記非報知遊技状態を発生させる構成とした。
【0018】
この請求項6記載の発明によれば、特別遊技状態の発生時に有効ライン上に成立した特別停止表示態様が、例えば、第1特別停止表示態様であった場合に、その特別遊技状態の終了後に特別報知遊技状態を発生させ、第2特別停止表示態様であった場合に、その特別遊技状態の終了後に報知遊技状態を発生させ、第3特別停止表示態様であった場合に、その特別遊技状態の終了後に非報知遊技状態を発生させるようにしたので、特別遊技状態の 発生時に有効ライン上に成立する特別停止表示態様に対して遊技者の注意を喚起することができ、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図9の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態のスロットマシンの正面図である。
【0020】
この実施の形態のスロットマシン100は、左端を軸心として片開き形式に開閉自在な前面パネル2を前面側に備えている。この前面パネル2の背部には、可変表示装置を構成する3個のリール4a、4b、4cが回転自在な状態で横並びに配置されている。各リール4a、4b、4cの外周面には、複数種類の図柄からなる図柄列(図4)が表記されている。また、各リール4a、4b、4cは、例えば、ステッピングモータ等からなるリール駆動部4(図2)の駆動によって互いに独立に回転するようになっている。
【0021】
前面パネル2の上半部の略中央には、各リール4a、4b、4cの回転により可変表示される図柄を遊技者に視認させるための表示窓部1が設けられている。この表示窓部1からは、各リール4a、4b、4cの外周面に表記された図柄を停止状態でそれぞれ3個ずつ視認可能となっている。
【0022】
表示窓部1の上方には、アシストタイム状態(以下、AT状態と略称する)の発生を報知するためのアシストタイム報知部17、入賞フラグの立った小役の種類を報知するための成立小役報知部16、上記可変表示に関連して所定の演出表示を行う演出表示部5などが設けられている。
【0023】
アシストタイム報知部17は、「WIN1」が表記された表示領域17aと、「WIN2」が表記された表示領域17bと、「LOSE」が表記された表示領域17cとを備えている。例えば、入賞フラグの立った小役の種類を100%の割合で報知する第1AT状態(特別報知遊技状態)にあるときには、「WIN1」が表記された表示領域17aを点灯表示することによって、第1AT状態にあることを遊技者に対して報知する。また、入賞フラグの立った小役の種類を50%の割合で報知する第2AT状態(報知遊技状態)にあるときには、「WIN2」が表記された表示領域17bを点灯表示することによって、第2AT状態にあることを遊技者に対して報知する。また、AT状態にないとき(非報知遊技状態のとき)には、「LOSE」が表記された表示領域17cを点灯表示することによって、AT状態にないことを遊技者に対して報知する。なお、AT状態にないときには、「WIN1」と「WIN2」が表記された表示領域17a、17bの各々を消灯することによって、AT状態にないことを遊技者に対して報知するようにしてもよい。
【0024】
成立小役報知部16は、「7(白)」が表記された表示領域16aと、「7(灰)」が表記された表示領域16bと、「7(黒)」が表記された表示領域16cとを備えている。例えば、第1AT状態にあるときに、予め設定された有効ライン上の図柄列が「7(白)、ベル、ベル」となることに関連して発生する小役の入賞フラグが立った場合には、「7(白)」が表記された表示領域16aが100%の割合で点灯する。同様に、「7(灰)、ベル、ベル」に対応する小役の入賞フラグが立った場合には、「7(灰)」が表記された表示領域16bが100%の割合で点灯し、「7(黒)、ベル、ベル」に対応する小役の入賞フラグが立った場合には、「7(黒)」が表記された表示領域16cが100%の割合で点灯する。なお、第2AT状態にあるときには、上記点灯の割合がそれぞれ50%となる。
【0025】
演出表示部5は、各種演出表示を行う他、AT状態のときに、入賞フラグの立った小役の種類を報知する。具体的には、図3に示すように、成立小役報知部16で報知可能な小役(「7、ベル、ベル」)以外の小役(例えば、「スイカ、スイカ、スイカ」、「チェリー、−、−」、「REP、REP、REP」など)の入賞フラグが立った場合に、各AT状態に応じた割合で、各小役に対応する図柄(「スイカ」、「チェリー」、「REP」)を出現させることによって、入賞フラグの立った小役の種類を遊技者に対して報知する。
【0026】
表示窓部1の左側方には、図1に示すように、メダルのベット数に対応して有効化されたベットラインを有効ラインとして表示するベットライン表示部13が設けられ、表示窓部1の右側方には、遊技状態を表示する遊技状態表示部14が設けられている。
表示窓部1の下方には、メダルの払出枚数を表示する払出し表示部8、遊技の進行状況(例えば、AT状態のときの残りゲーム回数や、ボーナスゲーム中の残りゲーム回数など)を表示する遊技進行表示部11、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部12が横並びに設けられている。
【0027】
前面パネル2の上部には、透光性を有する前面カバー部材25が装着され、この前面カバー部材25の背部には、ランプ・LED等からなる発光部32(図2)や、スピーカ等からなる音声発生部31(図2)などが配設されている。
【0028】
前面パネル2の上半部と下半部の中間にある傾斜台部22には、ベットするメダルを投入するメダル投入口15、メダルのベット数(賭け枚数)を押圧回数によって設定可能な1ベットボタン10、メダルのベット数を限度枚数(例えば、3枚)に設定可能なマックスベットボタン9が配設されている。即ち、メダル投入口15より所要数のメダルを投入した状態或いは所要数のメダルがクレジットされている状態で、1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9を押圧することで、メダルのベット数を設定することができ、このベット数に応じて有効ラインのパターンを設定することができる。
【0029】
前面パネル2の下半部には、矩形状の化粧パネル19が設けられ、この化粧パネル19の上方には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン18、各リール4a、4b、4cの回転を開始させるためのスタートレバー6、各々のリール4a、4b、4cの回転を停止させるためのリール停止ボタン7a、7b、7cなどが設けられている。リール停止ボタン7a、7b、7cの各々には、リール停止ボタンを発光させることでリール停止ボタンが操作可能な状態であることを報知する第1操作情報ランプ34a(図2)、第2操作情報ランプ34b(図2)、第3操作情報ランプ34c(図2)がそれぞれ内蔵されている。
【0030】
また、化粧パネル19の左右両側方には、透光性を有する前面カバー部材24,24が装着され、これら前面カバー部材24,24の背部には、ランプ・LED等からなる発光部32(図2)が配設されている。また、化粧パネル19の下方には、前面パネル2の背部にあるメダル払出部30(図2)より払い出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21などが設けられている。
【0031】
図2は、当該スロットマシンの内部に設置される遊技制御装置の主要制御ブロック図である。
【0032】
遊技制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、I/F(Interface)54等を備えて構成されている。
【0033】
CPU51は、制御部、演算部を備え、各種演算制御を行う他、内部抽選用の乱数なども生成している。なお、遊技制御装置50に、乱数を発生可能な乱数発生器を設け、該乱数発生器から出力される乱数を内部抽選用の乱数として用いることも可能である。
ROM52には、後述の遊技制御処理(図5)を実行するための制御プログラムや制御データが書き込まれている他、内部抽選用の判定値などが書き込まれている。
RAM53は、CPU51で生成される内部抽選用の乱数の記憶領域、各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダルのベット数、各種フラグの状態など)を一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU51の作業領域を備えている。
【0034】
I/F54は、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、メダル検知センサ15a、スタートレバースイッチ6a、第1リール停止ボタン7a、第2リール停止ボタン7b、第3リール停止ボタン7c、1ベットボタン10、マックスベットボタン9、クレジット選択ボタン18、リセットスイッチ33から出力される各種の検出信号をCPU51に対して出力している。ここで、メダル検知センサ15aは、メダル投入口15より投入されたメダルを検知するためのセンサ、スタートレバースイッチ6aは、スタートレバー6が操作されたことを検知するためのスイッチ、リセットスイッチ33は、当該スロットマシン100をリセットするためのスイッチである。
【0035】
また、I/F54は、CPU51から出力される制御信号を入力して、該制御信号を、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、演出表示部5、ベットライン表示部13、クレジット数表示部12、払出し表示部8、第1操作情報ランプ34a、第2操作情報ランプ34b、第3操作情報ランプ34c、音声発生部31、メダル払出部30、リール駆動部4、発光部32、アシストタイム報知部17、成立小役報知部16などに出力している。
【0036】
この実施の形態に係るスロットマシン100は、上記のように構成されていて、遊技制御装置50により、例えば、次のような遊技制御が行われる。
【0037】
例えば、クレジット選択ボタン18により「非クレジット状態」が選択されている状態において、メダル投入口15よりメダルが投入されると、先ず、その投入されたメダルがメダル検知センサ15aにより検知されて該検知信号が遊技制御装置50に入力される。そして、その検知信号に基づいて、メダルのベット数の記憶が加算されると共に、そのベット数に対応する有効ラインがベットライン表示部13により表示される。但し、ベット数には、所定の上限値(例えば、3枚)が設定されており、例えば、上限値を超えるメダルがメダル投入口15より投入された場合には、超えた分のメダルがベット数に加算されずに受皿23へと返却されるようになっている。
【0038】
一方、クレジット選択ボタン18により「クレジット状態」が選択されている状態において、メダル投入口15よりメダルが投入されると、先ず、その投入されたメダルがメダル検知センサ15aにより検知されて該検知信号が遊技制御装置50に入力される。そして、その検知信号に基づいて、メダルのベット数の記憶が加算されると共に、そのベット数に対応する有効ラインがベットライン表示部13により表示される。その後、例えば、前述したベット数の上限値を超えるメダルがメダル投入口15より投入された場合には、超えた分のメダルがベット数に加算されずに、クレジット数に加算されると共に、その加算結果がクレジット数としてクレジット数表示部12に表示される。但し、クレジット数には、所定の上限値(例えば、50枚)が設定されており、例えば、その上限値を超えるメダルがメダル投入口15より投入された場合や、上限値を超えるメダルが払い出された場合には、超えた分のメダルがクレジット数に加算されずに受皿23へと返却されるようになっている。また、メダルがクレジットとして記憶された状態にあって、例えば、未だメダルがベットされてない場合には、1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9を操作することによって、操作に応じた数のメダルがベットされた状態となり、そのベット数に対応する有効ラインがベットライン表示部13により表示されると共に、クレジット数の記憶がベット数分減算されることとなる。
【0039】
そして、上述した何れかの方法により所要数のメダルがベットされた状態で、スタートレバー6が操作されると(つまり、始動条件が成立すると)、その操作がスタートレバースイッチ6aにより検出されて該検出信号が遊技制御装置50に入力される。その検出信号の入力に基づいて、遊技制御装置50のCPU51では、内部抽選用の乱数を抽出し、該抽出した乱数と、予めROM52に記憶されている判定値(ベット数や確率設定によって変化する)との比較により内部抽選を行う。この内部抽選により、発生し得る入賞態様(例えば、小役、ボーナスゲーム、リプレイゲームなど)が決定され、該入賞態様に対応する入賞フラグが立てられる。つまり、本発明に係る内部抽選手段と入賞フラグ有効化手段が遊技制御装置50により構成されている。
また、遊技制御装置50は、スタートレバースイッチ6aからの検出信号の入力に基づき、リール駆動部4に対してリール4a、4b、4cの回転開始を指示する制御信号を送って、各リール4a、4b、4cの回転を一斉に開始させる。
【0040】
そして、スタートレバー6が操作されてから所定時間経過すると、各操作情報ランプ34a、34b、34cが点灯して、各リール停止ボタン7a、7b、7cが操作可能な状態に変換される。
この状態で、各リール停止ボタン7a、7b、7cが操作されると、その操作信号がCPU51に入力される。遊技制御装置50のCPU51では、その操作信号の入力タイミングと各入賞フラグの状態に基づいて、各リール4a、4b、4cの停止位置を決定し、この決定に基づき、リール駆動部4に対してリール4a、4b、4cの回転停止を指示する制御信号を出力する。
【0041】
例えば、何れかの入賞フラグが立っている状態においては、その入賞フラグに対応する図柄列が有効ライン上に高い確率で停止表示されるように、リールの引き込み制御が行われる。即ち、リール停止ボタン7a、7b、7cの操作タイミングで有効ライン上に本来停止表示されるべき図柄とそれに続く数コマ分(例えば、4コマ分)の図柄の中に、入賞フラグに対応する図柄が含まれる場合には、入賞フラグに対応する図柄が有効ライン上に優先的に停止表示されるように、各リール4a、4b、4cが停止制御される。つまり、本発明に係る停止制御手段が遊技制御装置50により構成されている。例えば、第1リール(左リール)4aの有効ライン上に「7(白)」が停止表示されることにより成立可能な入賞態様(例えば、「7(白)、ベル、ベル」の小役、「7(白)、7(白)、7(黒)」のRB、「7(白)、7(白)、7(白)」のBBなど)の入賞フラグが立っている状態のときには、図4に示す点線L1で囲まれる図柄(配列番号16に対応する「チェリー」、配列番号17に対応する「スイカ」、配列番号18に対応する「REP」、配列番号19に対応する「スイカ」、配列番号20に対応する「7(白)」)の何れかの図柄の停止タイミングでリール停止ボタン7aを押圧操作すれば、第1リール4aの有効ライン上に、配列番号20に対応する「7(白)」を停止させることができる。同様に、所定の入賞フラグが立っている状態で、図4に示す点線L2で囲まれる図柄の停止タイミングでリール停止ボタン7aを押圧操作すれば、第1リール4aの有効ライン上に、配列番号13に対応する「7(黒)」を停止させることが可能であり、図4に示す点線L3で囲まれる図柄の停止タイミングでリール停止ボタン7aを押圧操作すれば、第1リール4aの有効ライン上に、配列番号6に対応する「7(灰)」を停止させることが可能である。
【0042】
こうして、各リール停止ボタン7a、7b、7cの停止操作に基づきリール駆動部4が制御されて、各リール4a、4b、4cの回転が停止する。一方、各リール停止ボタン7a、7b、7cの停止操作が行われない場合には、スタートレバー6の操作から一定時間(例えば、30秒以上)経過後に、遊技制御装置50からリール駆動部4に、リール4a、4b、4cの回転停止を指示する制御信号が出力されて、各リール4a、4b、4cの回転が自動的に停止する。
【0043】
そして、各リール4a、4b、4cの回転が停止した状態において、有効ライン上に、例えば、「7(白)、7(白)、7(黒)」或いは「7(灰)、7(灰)、7(黒)」の図柄列が停止表示された場合には、図3に示すように、メダルが15枚払い出されると共に、JACゲームと称される特別ゲームを所定回数実行可能なレギュラーボーナス(RB)が発生する。JACゲームでは、メダルのベット数が1枚とされ、この1ベットに対応する有効ライン(例えば、中段の横ライン)上に「REP」が3個揃ったときにJAC入賞となり、このJAC入賞によりメダルが15枚払い出される。このJACゲームはレギュラーボーナス中に最大12回まで実行可能となっている。但し、JACゲームが12回に達する前にJAC入賞が8回発生した場合には、8回目のJAC入賞を以て、レギュラーボーナスが終了となる。
【0044】
また、各リール4a、4b、4cの回転が停止した状態において、有効ライン上に、例えば、「7(白)、7(白)、7(白)」(第1特別停止表示態様)、「7(灰)、7(灰)、7(灰)」(第2特別停止表示態様)、「7(黒)、7(黒)、7(黒)」(第3特別停止表示態様)の何れかの図柄列が停止表示された場合には、図3に示すように、メダルが15枚払い出されると共に、小役ゲームと称される特別ゲームを所定回数実行可能なビッグボーナス(BB)が発生する。
【0045】
小役ゲームでは、通常ゲーム時に比べて高い確率で小役入賞が発生する。この小役ゲームにおいて、例えば、有効ライン上に「7、ベル、ベル」の図柄列が停止表示された場合には、メダルが9枚払い出され、有効ライン上に「スイカ、スイカ、スイカ」の図柄列が停止表示された場合には、メダルが12枚払い出され、有効ライン上に「チェリー、−、−」(−部分はどんな図柄であってもよい)の図柄列が停止表示された場合には、メダルが2枚払い出される。また、例えば、有効ライン上に「REP」が3個揃った場合には、ボーナスイン(JACインともいう)となり、このボーナスインにより、所要数のメダルが払い出されると共に、小役ゲームが一時中断して前述したレギュラーボーナスが発生する。小役ゲームはビッグボーナス中に最大30回まで実行可能となっている。但し、小役ゲームが30回終了するまでの間にレギュラーボーナスが3回発生した場合には、3回目のレギュラーボーナスの終了を以て、当該ビッグボーナスが終了となる。また、小役ゲームが30回終了した場合には、たとえレギュラーボーナスが3回発生していなくとも、30回目の小役ゲームを以てビッグボーナスが終了となる。
【0046】
また、このビッグボーナスが特定の条件を満たした停止表示態様、例えば、「7(白)、7(白)、7(白)」(第1特別停止表示態様)で発生した場合には、そのビッグボーナスの終了後、特別報知遊技状態として例示する第1アシストタイム状態(第1AT状態)が発生する。この第1AT状態では、内部抽選の結果として小役の入賞フラグが立った場合に、該入賞フラグに対応する成立小役報知部16の表示領域が点灯すること或いは入賞フラグに対応する図柄が演出表示部5に出現することによって、どの小役が成立し得る状態にあるかが遊技者に対して報知される。つまり、本発明に係る特別報知遊技状態発生手段が遊技制御装置50により構成されている。
この第1AT状態は、通常ゲームが所定回数(例えば、100回)実行されるまでのあいだ継続される。この第1AT状態の発生中には、音声発生部31や発光部32により音や光を用いた各種遊技演出がなされると共に、アシストタイム報知部17の「WIN1」が表記された表示領域17aが点灯状態となって、遊技状態が第1AT状態にあることが遊技者に対して報知される。また、第1AT状態の発生中には、該第1AT状態が継続される残りゲーム回数が遊技進行表示部11に表示される。なお、上記所定回数に達する前にビッグボーナスが発生した場合には、その時点で、当該第1AT状態が終了となる。また、第1AT状態の途中でレギュラーボーナスが発生した場合には、そのレギュラーボーナスの間、第1AT状態が中断し(つまり、JACゲームはゲーム数としてカウントしない)、レギュラーボーナスの終了後、第1AT状態が再開される。
【0047】
なお、この実施の形態では、有効ライン上の停止表示態様が「7、ベル、ベル」となることに関連して発生する小役の入賞フラグが、約1/3の割合で成立するように設定されている。従って、第1AT状態のときには、いわゆる目押しのできる遊技者であれば、殆どメダルを減らすことなく遊技を続けることができる。また、図4に示すように、第2及び第3リール4b、4cでは、「ベル」と「ベル」の間隔が最大5コマとなるように一連の図柄が配列されているので、例えば、「7、ベル、ベル」の小役の入賞フラグが立っている場合には、第2及び第3リール停止ボタン7b、7cを如何なるタイミングで操作しても、前述したリールの引き込み制御により、第2及び第3リール4b、4cの有効ライン上に「ベル」が停止表示される。従って、不慣れな遊技者であっても、比較的容易に、「7、ベル、ベル」の小役を成立させることができる。
【0048】
また、例えば、ビッグボーナスが「7(灰)、7(灰)、7(灰)」(第2特別停止表示態様)で発生した場合には、そのビッグボーナスの終了後、報知遊技状態として例示する第2アシストタイム状態(第2AT状態)が発生する。この第2AT状態では、内部抽選の結果として小役の入賞フラグが立った場合に、該入賞フラグに対応する成立小役報知部16の表示領域が所定の確率(例えば、50%の確率)で点灯すること或いは入賞フラグに対応する図柄が所定の確率(例えば、50%の確率)で演出表示部5に出現することによって、どの小役が成立し得る状態にあるかが遊技者に対して所定の割合(例えば、50%の割合)で報知される。つまり、本発明に係る報知遊技状態発生手段が遊技制御装置50により構成されている。
この第2AT状態は、前述した第1AT状態と同様に、通常ゲームが所定回数(例えば、100回)実行されるまでのあいだ継続される。この第2AT状態の発生中には、音声発生部31や発光部32により音や光を用いた各種遊技演出がなされると共に、アシストタイム報知部17の「WIN2」が表記された表示領域17bが点灯状態となって、遊技状態が第2AT状態にあることが報知される。なお、上記所定回数に達する前にビッグボーナスが発生した場合には、その時点で、当該第2AT状態が終了となる。また、第2AT状態の途中でレギュラーボーナスが発生した場合には、そのレギュラーボーナスのあいだ、第2AT状態が中断し、レギュラーボーナスの終了後に第2AT状態が再開される。この第2AT状態では、どの小役が成立し得る状態にあるかが遊技者に対して報知されない場合もあるので、熟練した遊技者であっても、小役の取りこぼしの可能性があり、前述した第1AT状態よりもメダルを消費し易くなっている。
【0049】
また、例えば、ビッグボーナスが「7(黒)、7(黒)、7(黒)」(第3特別停止表示態様)で発生した場合には、そのビッグボーナスの終了後、AT状態が発生することなく、通常遊技状態に移行する。この通常遊技状態では、アシストタイム報知部17の「LOSE」が表記された表示領域17cが点灯状態となって、遊技状態がAT状態でないこと(入賞フラグの立った小役の種類を報知しない非報知遊技状態であること)が遊技者に対して報知される。つまり、本発明に係る非報知遊技状態発生手段が遊技制御装置50により構成されている。
この通常遊技中に、例えば、有効ライン上に「7、ベル、ベル」の図柄列が停止表示された場合には、メダルが9枚払い出され、有効ライン上に「スイカ、スイカ、スイカ」の図柄列が停止表示された場合には、メダルが12枚払い出され、有効ライン上に「チェリー、−、−」の図柄列が停止表示された場合には、メダルが2枚払い出される。また、例えば、有効ライン上に「REP」が3個揃ったときには、各リールの停止後に、リプレイゲームが行われる。このリプレイゲームでは、ベットしたメダルが次回ゲームに持ち越されて、メダルを新たにベットしなくともゲームを開始することができる。
【0050】
図5には、遊技制御装置50によって行われる遊技制御処理(ゼネラルフロー)のフローチャートを示す。
【0051】
この遊技制御処理が開始されると、先ず、ステップS1において、メダルがベットされた状態であるか否かを判定する処理が行われる。この処理では、前回ゲームの結果としてリプレイゲームの発生が決定されている場合(前回ゲームでベットされたメダルの持ち越しが有る場合)と、メダル投入口15より少なくとも1枚以上のメダルが投入された場合と、少なくとも1枚以上のメダルがクレジットとして記憶されている状態で1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9が操作された場合の何れかに該当するときに、メダルがベットされた状態であると判定する。このステップS1における判定の結果、メダルがベットされた状態であると判定される場合には、ステップS2へと移行し、そうでない場合には、メダルがベットされた状態であると判定されるまで、この処理を繰り返す。
【0052】
ステップS2では、スタートレバースイッチ6aからの出力に基づきスタートレバー6が操作されたか否かを判定し、この判定の結果、スタートレバー6が操作されたと判定される場合には、ステップS3へと移行し、そうでない場合には、スタートレバー6が操作されたと判定されるまで、この処理を繰り返す。ステップS3では、スタートレバー6の操作に基づいて内部抽選用の乱数を抽出し、該抽出した乱数と、予めROM52に記憶されている判定値との比較により内部抽選を行う。この内部抽選により、発生し得る入賞態様(例えば、小役、ボーナスゲーム、リプレイゲームなど)の有無が決定され、発生し得る入賞態様がある場合には、該入賞態様に対応する入賞フラグが立てられる。
【0053】
ステップS4では、前回ゲームにおける各リール4a、4b、4cの回転開始から一定時間(例えば、4.1秒)経過しているか否かの判定を行い、一定時間経過していると判定される場合には、ステップS5をスキップしてステップS6に移行し、一方、一定時間経過してないと判定される場合には、ステップS5にて遊技開始の待ち時間を消化した後(つまり、前回ゲームにおける各リール4a、4b、4cの回転開始から一定時間経過した後)、ステップS6に移行する。ステップS6では、ステップS3の内部抽選の結果に基づいて各種報知処理を行う。この報知処理には、例えば、各ボーナスゲーム(RB、BB)の入賞フラグが成立した場合に、ボーナスゲームの入賞フラグが成立したことを報知するボーナスゲーム報知処理や、後述の小役報知処理(図6)などが含まれる。
ステップS7では、リール駆動部4に制御信号を送って各リール4a、4b、4cの回転を開始させるリール回転開始処理を行った後、ステップS8に移行する。
【0054】
ステップS8では、各リール4a、4b、4cの回転を開始させてから所定時間経過後に各報知情報ランプを点灯させる。その後、各リール停止ボタン7a、7b、7cの操作タイミングと各入賞フラグの状態に基づいて、リール停止ボタン7a、7b、7cに対応するリール4a、4b、4cの停止位置を決定し、この決定に基づいて、リール駆動部4に対して制御信号を出力する。また、一定時間(例えば、30秒以上)経過しても各リール停止ボタン7a、7b、7cからの出力がない場合には、各入賞フラグの状態に基づいて、各リール4a、4b、4cの停止位置を決定し、この決定に基づいて、リール駆動部4に対して制御信号を出力する。この制御信号に従い、リール駆動部4は各リール4a、4b、4cの回転を所望位置で停止させる。
【0055】
次いで、ステップS9では、入賞判定処理を行う。この入賞判定処理では、入賞態様(例えば、小役、ボーナスゲーム、JAC入賞、リプレイゲームなど)の何れかに対応する停止表示態様が有効ライン上で成立したか否かに基づいて各入賞態様の発生の有無を判定する処理を行うと共に、後述のAT判定処理(図7)を行う。この処理の後、ステップS10に移行する。
ステップS10では、後述するATカウント処理(図8)を行い、ステップS11に移行する。
ステップS11では、払出処理を行う。この払出処理では、ステップS9の入賞判定処理においてリプレイゲーム以外の入賞有りと判定された場合に、メダル払出部30に制御信号を送って入賞態様に応じた数のメダルを払い出す処理又は入賞態様に応じたメダル数をクレジット数の記憶に加算する処理を行うと共に、小役やリプレイゲームの入賞フラグをクリアする処理等を行う。また、この払出処理では、ステップS9の入賞判定処理においてリプレイゲームの発生が決定された場合に、今回ゲームのベット数の記憶を次回ゲームに持ち越す処理を行う一方、リプレイゲームの発生が決定されなかった場合に、今回ゲームのベット数の記憶をクリアする処理を行う。この払出処理が終了したら、このシーケンスの遊技制御処理を終了する。
【0056】
図6には、図5のゼネラルフローの報知処理(ステップS6)において行われる小役報知処理のフローチャートを示す。
【0057】
この小役報知処理が開始されると、先ず、ステップS21において、小役の入賞フラグが立っているか否かの判定が行われる。この判定の結果、小役の入賞フラグが立ってないと判定される場合には、この小役報知処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、小役の入賞フラグが立っていると判定される場合には、ステップS22へと移行する。
【0058】
ステップS22では、第1ATフラグがON状態(第1ATフラグが立っている状態)であるか否かを判定し、第1ATフラグがON状態であると判定される場合には、入賞フラグに対応する成立小役報知部16の表示領域を点灯させること或いは入賞フラグに対応する図柄を演出表示部5に出現させることによって、どの小役が成立し得る状態にあるかを遊技者に対して報知した後(ステップS24)、この小役報知処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、第1ATフラグがOFF状態(第1ATフラグが立っていない状態)であると判定される場合には、ステップS23へと移行する。
【0059】
ステップS23では、第2ATフラグがON状態(第2ATフラグが立っている状態)であるか否かを判定し、第2ATフラグがOFF状態(第1ATフラグが立っていない状態)であると判定される場合には、この小役報知処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、第2ATフラグがON状態であると判定される場合には、入賞フラグに対応する成立小役報知部16の表示領域を所定の確率(例えば、50%の確率)で点灯させること或いは入賞フラグに対応する図柄を所定の確率(例えば、50%の確率)で演出表示部5に出現させることによって、どの小役が成立し得る状態にあるかを所定の割合(例えば、50%の割合)で遊技者に対して報知した後(ステップS25)、この小役報知処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。
【0060】
即ち、この小役報知処理では、後述のAT判定処理(図7)で設定される各ATフラグのON/OFF状態を参照して、各ATフラグの状態に応じた割合で、入賞フラグの立った小役の種類を報知するようにしている。
【0061】
図7には、図5のゼネラルフローの入賞判定処理(ステップS9)において行われるAT判定処理のフローチャートを示す。
【0062】
このAT判定処理が開始されると、先ず、ステップS41において、ビッグボーナス(BB)に対応する停止表示態様(特別停止表示態様)が有効ライン上で成立したか否かの判定が行われる。この判定の結果、有効ライン上で特別停止表示態様が成立していない場合には、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、有効ライン上で特別停止表示態様が成立している場合には、ステップS42へと移行する。ステップS42では、有効ライン上の図柄列が、「7(白)」が3つ揃った第1特別停止表示態様であるか否かの判定を行い、第1特別停止表示態様であると判定される場合には、第1ATフラグをON状態、第2ATフラグをOFF状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから(ステップS45)、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、第1特別停止表示態様でないと判定される場合には、ステップS43へと移行する。
【0063】
ステップS43では、有効ライン上の図柄列が、「7(灰)」が3つ揃った第2特別停止表示態様であるか否かの判定を行い、第2特別停止表示態様であると判定される場合には、第1ATフラグをOFF状態、第2ATフラグをON状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから(ステップS46)、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、第2特別停止表示態様でないと判定される場合(つまり、「7(黒)」が3つ揃った第3特別停止表示態様であると判定される場合)には、第1ATフラグをOFF状態、第2ATフラグをOFF状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから(ステップS44)、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。
【0064】
即ち、このAT判定処理では、ビッグボーナス(BB)の発生が決定された場合に、ビッグボーナス発生時における有効ライン上の図柄列の種類に基づいて、ビッグボーナス終了後の遊技状態を、第1AT状態、第2AT状態、通常遊技状態の中から選択して決定するようにしている。
【0065】
図8には、図5のゼネラルフローのATカウント処理(ステップS10)のフローチャートを示す。
【0066】
このATカウント処理が開始されると、先ず、ステップS61において、ボーナスゲーム(RB、BB)中であるか否かの判定が行われる。例えば、ボーナスゲーム中であると判定される場合には、このATカウント処理を終了して、図5のゼネラルフローの払出処理(ステップS11)に移行する。一方、ボーナスゲーム中でないと判定される場合には、ステップS62に移行する。
ステップS62では、第1ATフラグと第2ATフラグの少なくとも一方がON状態であるか否かの判定を行い、第1ATフラグと第2ATフラグが何れもOFF状態と判定される場合には、このATカウント処理を終了して、図5の払出処理(ステップS11)に移行する。一方、第1ATフラグと第2ATフラグの少なくとも一方がON状態であると判定される場合には、ATカウンタの値を「+1」インクリメントした後(ステップS63)、ステップS64に移行する。
【0067】
ステップS64では、ATカウンタの値が100以上であるか否かの判定を行い、ATカウンタの値が100未満であると判定される場合には、このATカウント処理を終了して、図5の払出処理(ステップS11)に移行する。一方、ATカウンタの値が100以上であると判定される場合には、第1ATフラグと第2ATフラグの両フラグをOFF状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから(ステップS65)、このATカウント処理を終了して、図5の払出処理(ステップS11)に移行する。
【0068】
即ち、このATカウント処理では、第1AT状態や第2AT状態が発生した場合に、それらAT状態中に実行されるゲーム(但し、レギュラーボーナス中のJACゲームを除く)の回数をカウントし、そのカウント値が100に達したところで、各ATフラグをOFF状態として、各AT状態を終了させるようにしている。このため、第1AT状態や第2AT状態が発生した場合には、各AT状態が発生してから通常ゲームが100回終了するまでのあいだ、各AT状態が継続されることとなる。
【0069】
以上のように、この実施の形態のスロットマシン100によれば、ビッグボーナス(特別遊技状態)の終了後に、第1AT状態(特別報知遊技状態)、第2AT状態(報知遊技状態)、通常遊技状態(非報知遊技状態)の何れかの遊技状態が発生するようになっているので、ビッグボーナスの終了後の遊技内容がバラエティに富んだ面白みのあるものとなる。そして、ビッグボーナスの発生時に有効ライン上に成立した停止表示態様に基づいて、ビッグボーナスの終了後の遊技状態が決定されるようになっているので、ビッグボーナスの発生時に有効ライン上に成立する停止表示態様(図柄の組合せ)に対して遊技者の注意を喚起することができる。従って、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能となる。
【0070】
また、この実施の形態では、第2AT状態が発生したときに、入賞フラグの立った小役の種類を所定の割合(例えば、50%の割合)で報知するようにしたので、小役の成立により払い出されるメダルの量(つまり、遊技店と遊技者との間の利益バランス)を適切な状態に保つことができ、かつ遊技者間の熟練度による不公平を極力小さくすることができる。
【0071】
なお、本発明はこの実施の形態のスロットマシン100に限られるものではなく、その他のスロットマシンにも適用可能である。
また、この実施の形態では、特別報知遊技状態として第1AT状態を、報知遊技状態として第2AT状態を、それぞれ例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、種々のバリエーションが有り得る。例えば、第1AT状態が発生したときに、入賞フラグの立った小役の種類を100%の割合で報知し、第2AT状態が発生したときに、入賞フラグの立った小役の種類を50%の割合で報知するようにしたが、これ以外の割合で報知するようにしてもよい。また、この実施の形態では、BBの終了後から通常ゲームが一定回数(例えば、100回)実行されるか或いは次のBBが発生するまで、各AT状態を継続するようにしたが、例えば、AT状態の種類によってその継続期間を異ならせるようにしたり、抽選によって継続期間を決定したりするようにしてもよい。また、この実施の形態では、発生し得るAT状態の種類を2種類としたが、1種類或いは3種類以上とすることも可能である。
【0072】
また、この実施の形態では、第2AT状態が発生したときに、入賞フラグの立った小役の種類を所定の割合で報知するようにしたが、例えば、入賞フラグの立った小役の種類を所定の信頼度で報知するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、AT状態のときにのみ、入賞フラグの立った小役の種類を報知するようにしたが、例えば、AT状態でないときに、入賞フラグの立った小役の種類を所定の割合(例えば、20%の割合)で報知するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、AT状態のときに、当該スロットマシン100で発生し得る小役全てを対象として、入賞フラグの立った小役の種類を報知するようにしたが、当該スロットマシン100で発生し得る小役の一部のみを対象としたり、或いはボーナスゲームやリプレイゲームを対象として、入賞フラグの立った入賞態様の種類を報知するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、成立小役報知部16と演出表示部5にて、入賞フラグの立った小役の種類を報知するようにしたが、例えば、その他の報知部や表示部にて、入賞フラグの立った小役の種類を報知するようにしてもよい。また、音声発生部31の出力音のパターンや、発光部32の発光パターン、或いはリール4a、4b、4cの回転パターン等によって、入賞フラグの立った小役の種類を報知することも可能である。
【0073】
また、この実施の形態では、ビッグボーナスの終了後にAT状態を発生させるようにしたが、例えば、有効ライン上の停止表示態様が特別停止表示態様(BB発生時の停止表示態様)以外の停止表示態様(例えば、RB発生時の停止表示態様など)となることに関連してAT状態を発生させるようにしてもよい。例えば、AT状態を発生させる停止表示態様が各入賞態様(小役、ボーナスゲーム、リプレイゲーム)の発生と関係のない停止表示態様(例えば、「7(灰)、チェリー、7(黒)」など)とすれば、遊技者はAT状態がいつ発生するのか予測困難となり、遊技者にとって意外性のある斬新な遊技を実現することが可能となる。また、例えば、スタートレバー6の操作に基づいて内部抽選を行い、該内部抽選の結果如何によってAT状態を発生させるようにすることも可能である。
【0074】
また、この実施の形態では、ビッグボーナスの発生時に有効ライン上に成立した停止表示態様に基づいて、ビッグボーナスの終了後の遊技状態を決定するようにしたが、例えば、図9に示すように、ビッグボーナスの発生時に抽選を行い、該抽選結果に基づいて、ビッグボーナスの終了後の遊技状態を決定するようにしてもよい。
【0075】
即ち、このAT判定処理が開始されると、先ず、ステップP101において、ビッグボーナス(BB)に対応する停止表示態様(特別停止表示態様)が有効ライン上で成立しているか否かの判定が行われる。この判定の結果、有効ライン上で特別停止表示態様が成立していないと判定される場合には、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。一方、有効ライン上で特別停止表示態様が成立していると判定される場合には、ステップP102へと移行する。
ステップP102では、AT抽選用の乱数を抽出し、該抽出した乱数とそれに対応する判定値との比較により、ビッグボーナスの終了後の遊技状態を決定するための抽選を行い、ステップP103へと移行する。
ステップP103では、ステップP102の抽選結果に基づいて振り分け処理を行う。例えば、ビッグボーナスの終了後の遊技状態として第1AT状態が選択された場合には、ステップP104へと移行し、第2AT状態が選択された場合には、ステップP106へと移行し、通常遊技状態(AT状態の発生無し)が選択された場合には、ステップP108へと移行する。
【0076】
ステップP104では、アシストタイム報知部17の「WIN1」が表記された表示領域17aを点灯状態として、遊技状態が第1AT状態にあることを遊技者に対して報知する。そして、続くステップP105において、第1ATフラグをON状態、第2ATフラグをOFF状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。
ステップP106では、アシストタイム報知部17の「WIN2」が表記された表示領域17bを点灯状態として、遊技状態が第2AT状態にあることを遊技者に対して報知する。そして、続くステップP107において、第1ATフラグをOFF状態、第2ATフラグをON状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。
ステップP108では、アシストタイム報知部17の「LOSE」が表記された表示領域17cを点灯状態として、遊技状態が通常遊技状態にあることを遊技者に対して報知する。そして、続くステップP109において、第1ATフラグをOFF状態、第2ATフラグをOFF状態とし、さらにATカウンタをリセットしてから、このAT判定処理を終了して、図5のゼネラルフローに復帰する。
【0077】
このように、上記AT判定処理によれば、ビッグボーナスの終了後の遊技状態が抽選により決定されるので、抽選結果が出るまでのあいだ、AT状態発生の期待感を遊技者に対して与えることができる。
【0078】
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0079】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、遊技店と遊技者との間の利益バランスを適切な状態に保つことができ、しかも遊技者間の熟練度による不公平を極力小さくすることができる。また、遊技内容がバラエティに富んだものとなって、遊技者の遊技に対する興趣を高めることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、遊技に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、特別遊技状態の終了後の遊技状態に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、遊技者は報知遊技状態がいつ発生するのか予測困難となり、遊技者にとって意外性のある斬新な遊技を実現することが可能となる。従って、遊技の興趣を高めることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、遊技に幅が広がり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、特別遊技状態の発生時に有効ライン上に成立する特別停止表示態様に対する遊技者の注意を喚起することができ、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施の形態のスロットマシンの正面図である。
【図2】 図1のスロットマシンに備わる遊技制御装置の主要制御ブロック図である。
【図3】 入賞態様の種類を示す図である。
【図4】 各リールの外周面に表記された図柄の配列を示す図である。
【図5】 図2の遊技制御装置によって行われる遊技制御処理(ゼネラルフロー)のフローチャートである。
【図6】 図5のゼネラルフローの報知処理(ステップS6)において行われる小役報知処理のフローチャートである。
【図7】 図5のゼネラルフローの入賞判定処理(ステップS9)において行われるAT判定処理のフローチャートである。
【図8】 図5のゼネラルフローのATカウント処理(ステップS10)のフローチャートである。
【図9】 図7のAT判定処理のその他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 リール駆動部
4a、4b、4c リール(可変表示装置)
5 演出表示部
6 スタートレバー
7a、7b、7c リール停止ボタン
9 マックスベットボタン
10 1ベットボタン
16 成立小役報知部
17 アシストタイム報知部
31 音声発生部
32 発光部
50 遊技制御装置(内部抽選手段、入賞フラグ有効化手段、停止制御手段、報知遊技状態発生手段、特別報知遊技状態発生手段、非報知遊技状態発生手段)
100 スロットマシン

Claims (6)

  1. 21個の図柄が各々表記された回転可能な第1、第2、第3の3個のリールで構成され、該リールの回転により図柄を可変表示可能な可変表示装置と、
    前記可変表示の始動条件の成立に基づき内部抽選を行う内部抽選手段と、
    前記内部抽選手段による抽選結果が入賞となった場合に、その入賞態様に対応した入賞フラグを立てる入賞フラグ有効化手段と、
    前記入賞フラグ有効化手段により前記入賞フラグが立てられた場合に、所定のタイミングで停止操作が行われることを条件に、前記入賞フラグに対応した図柄を予め設定された有効ライン上に停止表示させるべく前記可変表示装置を停止制御する停止制御手段と、
    を備えるスロットマシンであって、
    前記入賞態様には所定の3種類の小役が含まれるとともに、当該3種類の小役の入賞フラグが立ったことを報知可能な成立小役報知部を備え、
    前記成立小役報知部にて報知される3種類の小役の入賞フラグに対応する3種類の小役の図柄のうち、前記第1のリールに配置される図柄はリール上に6図柄置きに配置され、
    前記成立小役報知部にて報知される3種類の小役の入賞フラグに対応する3種類の小役の図柄のうち、前記第2及び第3のリールに配置される図柄はリール上に当該図柄同士の間隔が最大5コマとなるように配置され、
    前記停止制御手段は、前記有効ライン上に、前記入賞フラグ有効化手段によって立てられた入賞フラグに対応する小役の図柄もしくは当該小役の図柄の手前4コマ分の図柄を、停止させるタイミングで停止操作が行われることを条件に、当該入賞フラグに対応した小役の図柄を有効ライン上に停止表示させる制御を行うとともに、
    前記入賞フラグの立った小役の種類を、前記成立小役報知部にて所定の割合で報知する報知遊技状態を発生させることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記入賞フラグの立った小役の種類を報知しない非報知遊技状態を発生させることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発生する構成とし、
    前記特別遊技状態の終了後に、前記報知遊技状態を発生させることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発生する構成とし、
    前記有効ライン上の停止表示態様が特別停止表示態様以外の停止表示態様となることに関連して前記報知遊技状態を発生させることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  5. 前記入賞フラグの立った小役の種類を、前記報知遊技状態のときよりも高い割合で報知する特別報知遊技状態を発生させることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  6. 前記可変表示の停止結果が前記有効ライン上において予め定められた特別停止表示態様となると、通常遊技時に比べて遊技者が多数の遊技媒体を獲得しやすい特別遊技状態が発生する構成とし、
    前記特別停止表示態様には、第1特別停止表示態様と第2特別停止表示態様と第3特別停止表示態様の3種類の停止表示態様が含まれ、
    前記第1特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記特別報知遊技状態を発生させ、
    前記第2特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記報知遊技状態を発生させ、
    前記第3特別停止表示態様となって発生した特別遊技状態の終了後に、前記非報知遊技状態を発生させることを特徴とする請求項5記載のスロットマシン。
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