JP2016022175A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一機種において異なる2種類の純増仕様をもつART状態を作り出す。
【解決手段】ART下、順押しで揃う二種ビッグCBBと中押し又は逆押しが正解となる9枚択役A,Bとが重複当せんしたとき、択役A,BをナビしてCBB内部中に移行させ、9枚払出しを期待させる低純増モードと、CBBをナビしてCB中に移行させ、CB中の小役ALLと再遊技高確率状態RT2〜7,9下で抽せんする特殊再遊技との重複当せんエリアでの枚数調整によりCBB終了となる上限超え(14枚)まで最高払出しが13+14=27枚となる高純増モードとを抽せん等で選択させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。特に、液晶表示装置等の演出表示装置上にストップボタンの押し順や狙うべき図柄を表示し、内部抽せんで決定した作動に係る条件装置すなわち当せんフラグに対応した図柄の組合せを表示させることを意図する演出を行うアシストタイムATと再遊技高確率状態であるリプレイタイムRTとを組合せ、かつ、二種ビッグすなわち遊技媒体を獲得できる全ての入賞に係る条件装置を作動させる第二種特別役物CBを連続して作動させる役物連続作動装置CBBを、ATと関連づけて作動させるCBBを付帯させたアシストリプレイタイムARTの搭載機に係る。
特許文献1に、二種ビッグCBBを、取りこぼし無しの図柄の組合せと取りこぼし有りの図柄の組合せとで定義し、入賞役等との重複当せんはなく且つCB中は投入メダル数に対する払出メダル数の純増を低めた仕様とし、CBBの単独当せん時、所定の押し順で停止操作することにより取りこぼし有りの図柄を優先的に引き込んでCBBの作動を回避し、CBBの当せんフラグを持ち越したCBB内部中の遊技状態に移行させ、この内部中に押し順ベル等の択役が当せんした場合、正解の押し順のナビ有り時は高配当ベルを入賞させ、正解の押し順のナビ無しになると低配当ベルを表示できないときにCBB作動図柄を表示し、正解の押し順をナビするCBB内部中の遊技状態をできるだけ長く続かせることにより、高配当ベルの入賞回数を多くし、遊技者を利する遊技仕様が提案されている。
また、非特許文献1の122頁の見出し「ウロボロスモード」の欄に、ART(文献ではHR)中の二種ビッグCBBの当せん(MB成立)からCBB作動(MB入賞)となるまでのCBB内部中の遊技区間(ウロボロスモードUM)について、「この間は押し順ベルの一部がチェリーとして出現するため、上乗せのチャンスとなる。同モードは「MB入賞」で終了となるが、押し順ベルを取りこぼさない限りMBは入賞しない。」と記載されているとおり、CBB内部中の遊技状態をできるだけ長く続かせることにより、ARTの継続ゲーム数の上乗せ契機を増し、遊技者を利する遊技仕様が紹介されている。
特開2012−115543号公報
「パチスロ必勝ガイドMAX2月号増刊パチスロ必勝ガイド攻略年鑑2014」平成26年2月1日発行
以上の従来機は、CBB内部中の遊技状態が長いか短いかで有利不利は生じるが、CBB内部中も非内部中もメダルの純増を期待できる入賞役は押し順ベルが主体であることに変わりがないことから、ART中の純増は、押し順ベルの正解時に獲得できるメダル枚数にほぼ支配される1種類の仕様となる。
本発明の課題は、一機種において異なる2種類の純増仕様をもつART状態を作り出し、従来にない独創的な遊技性を奏し得る遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素(左リール1L,中リール1C,右リール1R)を有し、
遊技媒体の投入下における可変表示開始操作に基づいて、予め定めた図柄の組合せを前記可変表示要素において表示させるために必要な条件装置の作動の可否を決定する内部抽せんを実行する内部抽せん手段(A)と、
前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて所定最大滑りコマ数の範囲内で各停止させ、前記内部抽せんで決定した作動に係る条件装置に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段(リール制御手段B)と、
所定の移行契機により、再遊技の作動確率を高めた再遊技高確率状態を含む複数の遊技状態間を移行させる遊技状態移行手段(D)と、
所定の作動契機により、前記内部抽せんで決定した作動に係る条件装置に対応した図柄の組合せを表示させることを意図する停止操作情報を遊技者に報知するアシストタイムを作動させるAT作動手段(X)とを含む遊技機を前提とする。
「可変表示要素」は、リール、ベルト、画像を含む。「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
以上の遊技機において、
前記内部抽せん手段(A)は、遊技媒体を獲得できる全ての入賞に係る条件装置を作動させる第二種特別役物(CB)を連続して作動させる役物連続作動装置(CBB)の条件装置と、この役物連続作動装置の作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序とは異なる正解の停止操作順序で高配当(9枚)が見込める特定入賞役(択役A,択役B)の条件装置とを重複作動させる特定重複当せん(CBB+択役A,CBB+択役B)の仕様を有し、
前記役物連続作動装置(CBB)の作動による第二種特別役物(CB)の作動中であって再遊技高確率状態(RT2〜7,9)下で抽せんをする特殊再遊技に係る条件装置(ART中維持リプ〜7ラッシュ中移行3)と重複作動することとなるとき、停止操作順序の変更により前記役物連続作動装置(CBB)の作動開始から作動終了となる上限超え(14枚)までの獲得遊技媒体数の増加が見込める獲得数調整手段(F)と、
アシストタイム作動中の再遊技高確率状態下、前記特定重複当せんが生じたとき、前記特定入賞役(択役A,択役B)についての正解の停止操作順序(中押し,逆押し)を報知して、前記役物連続作動装置の作動が持ち越される内部当せん中の遊技状態であって前記特定入賞役(択役A,択役B)を含む入賞による純増効果の低い低純増遊技状態に誘導する低純増モードナビ手段(Y1)と、
アシストタイム作動中の再遊技高確率状態下、前記特定重複当せんが生じたとき、前記役物連続作動装置(CBB)の作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序(順押し)を報知して、前記役物連続作動装置の作動による第二種特別役物の作動中の遊技状態であって前記獲得数調整手段(F)により獲得遊技媒体数の増加が見込める純増効果の高い高純増遊技状態に誘導する高純増モードナビ手段(Y2)と、
前記低純増モードナビ手段(Y1)と前記高純増モードナビ手段(Y2)とを選択的に作動させるナビ選択作動手段(Z)とを備える。
「入賞」とは、図柄について遊技媒体(遊技メダル等)を獲得するため必要な組合せとしてあらかじめ定められたものが表示されることをいい、遊技媒体(遊技メダル等)の投入をすることによらずに次ゲームを行うことができる再遊技(リプレイ)は含まない。
これにより、アシストタイムの作動中の再遊技高確率状態下すなわちART中、特定重複当せん時の特定入賞役についての正解の停止操作順序の報知によりCBB内部当せん中の遊技状態を経ることによる低純増モードと、特定重複当せん時のCBB作動図柄を表示させる停止操作順序の報知によりCB作動中の遊技状態を経ることによる獲得遊技媒体数の増加が見込める高純増モードとの、異なる2種類の純増仕様をもつART状態を一機種において作り出せ、従来にない斬新な遊技性を創出できる。
以上の遊技機において、前記獲得数調整手段(F)は、比較的少ない入賞回数(1回)により前記役物連続作動装置が作動終了となる上限を超過することになる特殊高配当入賞役(14枚払出しのNML12,13)と、前記少ない入賞回数によっては前記上限を超過せずにこの上限又はその近辺に止まる特殊低配当入賞役(13枚払出しのNML11)とのうち、序盤ゲーム(第1ゲーム目)では前記特殊低配当入賞役を入賞させる停止操作順序ナビに基づいて該特殊低配当入賞役(13枚払出しのNML11)を入賞させ、終盤ゲーム(第2ゲーム目)では前記特殊高配当入賞役を入賞させる停止操作順序ナビに基づいて該特殊高配当入賞役(14枚払出しのNML12,13)を入賞させる仕様にしている。これにより、CB作動中の遊技状態を経ることによる高純増モードでは、CBBの上限超えまでの獲得遊技媒体数を効果的に増加でき(13枚+14枚=27枚)、高純増モードと低純増モードとの間にメイハリが付き、異なる2種類の純増仕様を遊技者に効果的に印象づけることができる。
前記ナビ選択作動手段(Z)は、所定の選択契機により実行する選択抽せん処理による当せんに基づいて前記高純増モードナビ手段(Y2)を作動させ、前記選択抽せん処理による不当せんに基づいて前記低純増モードナビ手段(Y1)を作動させる仕様にしている。これにより、選択契機においてする選択抽せん処理での結果により、高純増モードでのARTか、低純増モードでのARTかが変わり、長期間の遊技中にどれだけ高純増モードでのARTを実行できるかが遊技者の関心事となり、遊技興趣を一層高め得る。
本発明遊技機の斜視図。 可変表示要素を構成するリールの展開図。 図柄の組合せ一覧表その1。 図柄の組合せ一覧表その2。 当せんエリアと図柄の組合せ及び遊技結果一覧表その1。 当せんエリアと図柄の組合せ及び遊技結果一覧表その2。 低純増モードと高純増モードの説明図。 遊技機の制御装置のブロック図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、平成16年1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」(以下、遊技機規則という)に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、リアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、動画やナビ情報をフルカラーで映し出す演出表示装置7を構成する液晶表示装置70、リールパネル8、上装飾ランプ81,左装飾ランプ82,右装飾ランプ83,液晶表示装置70の角に臨む4つのアクセント装飾ランプ84,リールパネル8の上・左・右に臨むパネル装飾ランプ85を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、腰部パネル8P、左下装飾ランプ86、右下装飾ランプ87を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿、8Tは灰皿である。なお、81〜87の総称として、装飾ランプ88という。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で21コマ配した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。各リール1L,1C,1Rの定速回転数は約80回転/分であり、約750msで一回転する。通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールし、図柄が一コマ移動するのに要する時間は約35.7msである。よって、通常のステッピングモータ制御下、遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの時間が「190ms以内」というのは、((190÷35.7)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となり、同じく第二種特別役物の作動時の少なくとも一つのリール停止操作から停止までの時間が「75ms以内」というのは、((75÷35.7)−1)の整数解=1コマが許容される最大滑りコマ数となる。
表示窓80には、遊技結果を判定する有効ラインを表示する線画や模様、ライン電飾等は意図的に付していない。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、第一種特別役物RBに係る役物連続作動装置RBB作動時のRB中を除いて、中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。もっとも、上段ライン(左上−中上−右上)、下段ライン(左下−中下−右下)、右下がりライン(左上−中中−右下)、右上がりライン(左下−中中−右上)等、同一段又は一段違いで隣接する図柄表示位置同士を1本の直線又は折れ線で結んだ他のラインを有効ラインとしてもよいし、中段ラインを含めた2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。なお、RBB作動時のRB中は、小V字ライン(左上−中中−右上)のみを有効ラインとしている。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2、遊技者操作を演出に関与させるプッシュボタンPBとダイヤルDAをもつジョグダイヤルJD、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数(通常時及び第二種特別役物CB作動中は3枚(3BET)、第一種特別役物RB作動中は2枚(2BET))の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2下流のメダル詰り時に押すメダル返却ボタン20、ドアキー穴8Kを備える。
リールパネル8には、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されたとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。また、AT中に必要に応じて点灯させるランプであって、左リール1Lを停止させるべきときに点灯させる左停止ランプ71、中リール1Cを停止させるべきときに点灯させる中停止ランプ72、右リール1Rを停止させるべきときに点灯させる右停止ランプ73を含む演出表示装置70を構成する遊技演出ランプ類700を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2からメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、第一種特別役物RB作動中の規定数となる。第一種特別役物RB作動中を除く通常時及び第二種特別役物CB作動中は、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能となる。この状態からメダル投入口2にさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール1L,1C,1Rのリール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、白7、バー、チェリー、スイカ1、スイカ2、ベル、リプレイ、ブランク1、ブランク2の全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜20に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。リール帯10L,10C,10の上端と下端は輪状に結ばれ、エンドレスに図柄をスクロールさせる。通常、左リール1Lについてバーを表示窓80内に停止させるようにバーを目押し、左リール1Lの停止出目に応じて中リール1C及び右リール1Rにバーを狙うか白7を狙うかを変更する停止操作が推奨される。
図3,4に、内部抽せんにおける各当選エリアすなわち各条件装置と対応づける有効ライン上の図柄の組合せ要素となる各役RBB,CBB,REP1〜29,NML1〜16と、順押し時のベルのこぼし目として有効ライン上に表示させる順押しベルこぼし目BLKを示す。入賞を容易にするための特別の装置である役物として、第一種特別役物RBに係る役物連続作動装置RBBと、第二種特別役物CBに係る役物連続作動装置CBBとを定義している。非役物である再遊技役についてはREP1〜29を、同非役物である入賞役すなわち小役についてはNML1〜16を定義している。NML14〜16はRBB作動時のRB作動中に何れかが必ず当せんするRB限定小役である。一つの欄に複数の図柄を列挙しているものがあるが、例えばREP1について言うと、左リール1Lの図柄はリプレイ又はチェリーという意味である。
順押しベルこぼし目BLKは、現在の遊技状態から、再遊技確率≒1/7.3の再遊技低確率状態だが高確率側への移行が期待できる第1リプレイタイムRT1に移行させる遊技機規則第6条別表第五(1)ハ(ニ)dでいういわゆるd契機図柄である。再遊技役REP5、小役NML4,5は、現在の遊技状態を、再遊技確率≒1/7.3で通常リプレイのみを抽せんする設定変更後の初期遊技状態である再遊技低確率状態の非RTに転落させる同d契機図柄である。再遊技役REP6,REP7,REP8,REP9,REP10〜13,REP14〜16,REP17〜19,REP24〜29は、現在の遊技状態を、それぞれ再遊技確率≒1/1.52の再遊技高確率状態である、第2リプレイタイムRT2,第3リプレイタイムRT3,第4リプレイタイムRT4,第5リプレイタイムRT5,第6リプレイタイムRT6,第7リプレイタイムRT7,第8リプレイタイムRT8,第9リプレイタイムRT9に各移行させる同d契機図柄である。
図5,6に、不当せんを含め、通常リプレイ以下の、内部抽せんにおける各当せんエリアとその当せん時に表示が許可される図柄の組合せを示す。例えば、当せんエリア番号2のチャンリプ1AがREP2+5+6というのは、再遊技役REP2と再遊技役REP5と再遊技役REP6が重複当せんすることを意味する。また、当せんエリア番号63のCBB+択役AがCBB+NML1+4+6というのは、役物CBBと小役NML1と小役NML4と小役NML6が重複当せんすることを意味し、当せんエリア番号64のCBB+択役BがCBB+NML1+4〜6というのは、役物CBBと小役NML1と小役NML4と小役NML5と小役NML6が重複当せんすることを意味する。
内部抽せんは、スタートレバー5の操作時、後記主制御装置MCのRAM上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内に予め区分した何れの当せんエリアに属するかで当該ゲームでの条件装置の作動の可否すなわち当せんフラグの成否を決定する。当せんエリアは、再遊技低確率状態である非RT,RT1、再遊技高確率状態であるRT2〜9、CBB作動時のCB、RBB作動時のRB等、各遊技状態に応じて異なる。
非RTの再遊技当せんエリアは通常リプレイ(REP1)のみ、その数値幅は8978で再遊技確率は8978/65536≒1/7.3となる。RT1の再遊技当せんエリアはチャンリプ1A〜準備移行5、確定セブンラッシュ及びスイカハズレリプであるが、合計の数値幅は非RTと同じ8978、再遊技確率も1/7.3である。ただし、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時に再遊技高確率側に昇格できる。例えば、チャンリプ1Aでは、順押しの場合はREP2のチャンリプ1を表示して再遊技となる次ゲームの以後もRT1に維持させるが、中左右の順番で停止操作をする中押しの場合すなわち押し順適合時にはREP6を表示して再遊技となる次ゲームの以後RT2に昇格させ、中右左の中押しや逆押しの場合はREP5を表示して再遊技となる次ゲームの以後非RTに転落させる。
確定セブンラッシュの当せん数値幅は例えば1と極狭く、1/65536の極低確率でREP24〜29の何れかを表示して再遊技となる次ゲームの以後RT9に昇格させるプレミアムなART昇格契機となる。スイカハズレリプは、再遊技となる次ゲームの以後もRT1に維持させるが、その当せん数値幅は例えば3と狭く、1/21845の低確率でATの作動をほぼ確定させる確定チャンス役として機能する。
RT2の再遊技当せんエリアは確定セブンラッシュ〜本RT移行4で、合計の数値幅は、非RT又はRT1の場合の8978に同非RT又はRT1の不当せんの数値幅の例えば34231を加えた43209、不当せんはなく、再遊技確率は43209/65536≒1/1.52であり、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT3やRT4等に昇格できる。RT2〜9の再遊技高確率状態は、当選エリアの内訳こそ異なるが、何れも、合計の数値幅は43209、再遊技確率は約1/1.52である。もっとも、不当せんのエリアの数値幅を若干確保して調整等することにより、RT2〜9の再遊技確率に多少の差異をつけてもよい。
RT3の再遊技当せんエリアはスイカハズレリプ、ボーナスリプ1〜7で、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT6やRT7等に昇格できる。RT4の再遊技当せんエリアは確定セブンラッシュ〜ART中チャンリプ2、ART中移行リプ1〜4で、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT5やRT8等に昇格できる。RT5の再遊技当せんエリアは確定セブンラッシュ〜ART中チャンリプ2、本RT移行3,4、ARTラッシュ移行1,2で、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT8やRT9等に昇格できる。
RT6の再遊技当せんエリアはスイカハズレリプ〜ART中チャンリプ2、7揃い煽り〜赤7揃いで、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT4に昇格できる。RT7の再遊技当せんエリアはスイカハズレリプ、択当て左〜REG維持2で、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT4に昇格できる。RT8の再遊技当せんエリアは弱チェリプ〜ラッシュ転落、スイカハズレリプで、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT8を維持できる。RT9の再遊技当せんエリアはスイカハズレリプ、ラッシュ中白7揃い〜7ラッシュ中移行3で、AT作動下での移行ナビに従う押し順適合時にRT9を維持等できる。
非RT,RT1、RT2〜9の各遊技状態は、再遊技の当選エリアに顕著な差異を設けているが、何れも、RBBの単独当せん、CBBと択役Aの重複当せん及びCBBと択役Bの重複当せんを判定している。RBBの当せんエリアの数値幅は例えば4と狭く、その当せん確率は4/65536=1/16384と低い。また、CBBと択役Aの重複当せん及びCBBと択役Bの重複当せんの各エリアの数値幅は例えば2589、合計で5178、合計当せん確率は5178/65536≒1/12.7である。押し順ベル中1〜押し順ベル右3の各択役の数値幅は2589、合計で15534、合計当せん確率は15534/65536≒1/4.22である。択役Aは押し順ベル中1と同じであり、択役Bは押し順ベル右1と同じであり、結局、何れかの択役すなわち押し順ベルが当せんする確率は20712/65536≒1/3.16と比較的高い。
中段に「バー」−「バー」−「バー」のRBB作動図柄を表示できるとRBBが作動し、次ゲームから入賞に係る図柄の組合せの数を増加させるRBを作動させ、所定純増枚数例えば203枚((9枚払出−2枚投入)×29回)を超えるメダルが払出されたゲーム限りでRBB及びRBを終了させ、RT4に昇格させる。バーを目押しする推奨停止操作をしている限り、RBB当せんゲームでRBBを作動させることも困難ではないが、当せんゲームでRBB作動図柄を表示できない場合、RBBの当せんフラグを持ち越したRBB内部当せん中の遊技状態となる。この場合、役物のボーナスであるRBBの単独当選エリアは不当せんにシフトし、CBB+択役A又はCBB+択役Bの各重複当せんエリアは択役A又は択役Bの各単独当せんエリアとなり、その他の小役の当せんエリアに変更はなく、再遊技の当せんエリアはRBB当せんゲーム時のものを引き継ぐ。
押し順ベル中1〜3は第一番目に中リール1Cを止める中押しすなわち「中左右」又は「中右左」が正解の押し順となり、押し順に正解した場合、中段にNML6を表示してベルを揃え、メダルの払出しが高配当の9枚となる。逆押しをした場合は、非RTに転落させるNML4を表示し且つメダルの払出しが1枚となる。順押しをした場合、押し順ベル中1〜3の単独当せん時は、NML1〜3を中段に表示できてメダルの払出しが1枚となることもあれば、順押しベルこぼし目BLKを表示させてRT1に移行させることもあり、CBB+択役Aの重複当せん時かCBBの当せんフラグが持ち越されたCBB内部当せん中に押し順ベル中1の当せんが重複することとなったとき、役物よりも小役を優先引き込みすることから、NML1が中段に表示される場合もあるが、後述するCBBナビに従う適操作時はCBB作動図柄を表示させる。CBB内部当せん中に押し順ベル中2又は3の当せんが重複することとなったときに順押しした場合、NML2又は3による1枚払出し役を取りこぼした場合に、CBB作動図柄を表示させる。CBB作動図柄を表示させる停止操作順序は「順押し」に限られ、正解の押し順「中押し」により高配当9枚が見込める特定入賞役たる択役Aとは異なる。
押し順ベル右1〜3は第一番目に右リール1Rを止める逆押しすなわち「右左中」又は「右中左」が正解の押し順となり、押し順に正解した場合、中段にNML6を表示してベルを揃え、メダルの払出しが高配当の9枚となる。中押しをした場合は、非RTに転落させるNML4又は5を表示し且つメダルの払出しが1枚となる。順押しをした場合、押し順ベル右1〜3の単独当せん時は、NML1〜3を中段に表示できてメダルの払出しが1枚となることもあれば、順押しベルこぼし目BLKを表示させてRT1に移行させることもあり、CBB+択役Bの重複当せん時かCBBの当せんフラグが持ち越されたCBB内部当せん中に押し順ベル右1の当せんが重複することとなったとき、役物よりも小役を優先引き込みすることから、NML1が中段に表示される場合もあるが、後述するCBBナビに従う適操作時はCBB作動図柄を表示させる。CBB内部当せん中に押し順ベル右2又は3の当せんが重複することとなったときに順押しした場合、NML2又は3による1枚払出し役を取りこぼした場合に、CBB作動図柄を表示させる。CBB作動図柄を表示させる停止操作順序は「順押し」に限られ、正解の押し順「逆押し」により高配当9枚が見込める特定入賞役たる択役Bとは異なる。
弱チェリー〜特殊役の各通常小役の当せんエリアの数値幅は、例えば、弱チェリーは570、強チェリーは152、最強チェリーは3、中段チェリーは4、スイカは880、特殊役は1、合計で1610、合計当せん確率は1610/65536≒1/40.7である。なお、役物及び小役についての当せんエリアの種類及び数値幅は、非RT,RT1、RT2〜9によらず同様である。
再遊技についての、RP2によるチャンリプ1、RP3によるチャンリプ2、確定セブンラッシュ、スイカハズレリプ、小役についての、弱チェリー、強チェリー、最強チェリー、中段チェリー、スイカは、ATの作動及び上乗せに期待の持てるチャンス役として機能する。例えば、スイカ<チャンリプ1<チャンリプ2<弱チェリー<強チェリー<中段チェリーの順で、ATの作動及びATの継続ゲーム数の上乗せの期待値を高めており、最強チェリー、スイカハズレリプ、確定セブンラッシュは、ATの作動及びATの継続ゲーム数の上乗せをほぼ確定させる確定チャンス役となる。
CBB作動図柄が表示されると、CBBが作動し、CB作動中となる。CB作動中は、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させることから、当せんエリアのすべてにおいて、押し順ベル中1〜特殊役の全ての小役の当せんフラグを成立させ、最大滑りコマ数を1コマとする右リール1Rの中段にも何れかの小役を構成する図柄を表示可能としており、全小役の何れかが入賞し得る小役ALL状態にしている。再遊技については、CB作動直前の元の遊技状態での当選エリアを引き継ぐ非変動型としており、元の遊技状態が非RTなら通常リプレイの当せんエリアは通常リプレイと小役ALLとの重複当せんエリアとなり、元の遊技状態がRT1ならチャンリプ1A〜移行準備5、確定セブンラッシュ、スイカハズレリプの各当せんエリアはこれら各再遊技役と小役ALLとの重複当せんエリアとなり、元の遊技状態がRT2なら確定セブンラッシュ〜本RT移行4の各当せんエリアはこれら各再遊技役と小役ALLとの重複当せんエリアとなる。RT3〜9についても同様である。CBB及びCBの作動は、メダル払出枚数が、払出し上限13枚を超過する14枚以上になると終了し、元の遊技状態に復帰する。
CB作動中において、不当せんを含めて通常リプレイ〜移行準備4、確定セブンラッシュ、スイカハズレリプと小役ALLとの重複当せんとなるとき、停止操作順序の変更によりCBBの作動開始から作動終了となる上限超えまでの獲得メダル枚数の増加が見込める獲得数調整(以下、枚数調整という)は不可で且つタイミングが合致すればNML12よりもNML13を優先引き込みして左下にチェリーを表示させるチェリー表示も不可とするリール停止制御を行う。移行準備5〜ラッシュ転落と小役ALLとの重複当せんとなるとき、前記枚数調整は不可だが前記チェリー表示は可能とするリール停止制御を行う。ART中チャンリプ1〜7ラッシュ中移行3と小役ALLとの重複当せんとなるとき、前記枚数調整は可能だが前記チェリー表示は不可とするリール停止制御を行う。ART中維持リプと小役ALLとの重複当せんとなるとき、前記枚数調整も前記チェリー表示も可能とするリール停止制御を行う。
枚数調整を可能とするART中維持リプ〜7ラッシュ中移行3と小役ALLとの重複当せんは、再遊技高確率状態であるRT2〜7及びRT9の遊技状態で生じる。RT8は再遊技高確率状態であるが、チャンス役の出現頻度を高めてATの継続ゲーム数の上乗せを特に促進させる役割を持たせており、チャンス役の表示に重点を置き、CBBを早期に終わらせるのがより適切なため、RT8では枚数調整は不可にしている。
図7に示すように、枚数調整可能なRT2〜7及びRT9を含む再遊技高確率状態たるリプ高確RT2〜9は、再遊技低確率状態たるリプ低確非RT又はRT1から昇格する有利な遊技状態であり、リプ低確側から移行する前提として、適合する押し順が液晶表示装置70上の動画や左・中・右停止ランプ71,72,73の順次点灯による表示ナビ及び又はスピーカ91〜94からの音声ナビにより遊技者に報知される必要がある。したがって、リプ高確RT2〜9は、AT作動と再遊技高確率状態が組み合わせられたARTとなる。ただし、ATの継続ゲーム数が0になってATが終了すると、多くの場合、順押しベルこぼし目BLKによりRT1に転落する。
AT作動中の再遊技高確率状態下、すなわちART下、CBB+択役A又はCBB+択役Bの特定重複当せんCBB+択役が生じたとき、特定入賞役たる択役A(押し順ベル中1)又は択役B(押し順ベル右1)についての正解の停止操作順序すなわち択役Aについては中押し、択役Bについては逆押しすべき旨の各押し順正解に係る択役ナビを液晶表示装置70上の動画や左・中・右停止ランプ71,72,73の順次点灯による表示ナビ及び又はスピーカ91〜94からの音声ナビにより遊技者に報知し、NML6を表示させて9枚の払出しを得、CBB内部当せん中の遊技状態であって択役A及び択役Bを含む入賞による純増効果の低い低純増遊技状態(低純増モード)に誘導する。
ART下、CBB+択役A又はCBB+択役Bの特定重複当せんCBB+択役が生じたとき、CBB作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序すなわち順押しとする旨より好ましくは順押しとし且つ中リール1CについてNML1のチェリーを回避するために赤7又は白7若しくはバーを狙うべき旨のCBBナビを液晶表示装置70上の動画や左・中・右停止ランプ71,72,73の順次点灯による表示ナビ及び又はスピーカ91〜94からの音声ナビにより遊技者に報知し、CBB作動によるCB作動中の遊技状態であって枚数調整により獲得遊技媒体数の増加が見込める純増効果の高い高純増遊技状態(高純増モード)に誘導する。
枚数調整では、比較的少ない入賞回数の1回によりCBBが作動終了となる上限13枚を超過することになる14枚払出しとなるNML12又はNML13から成る特殊高配当入賞役と、1回の入賞によっては上限13枚を超過せずにこの上限13枚に止まる13枚払出しのNML11から成る特殊低配当入賞役とのうち、序盤ゲームである第1ゲーム目では、枚数調整が可能となるART中維持リプ〜7ラッシュ中移行3と小役ALLとが重複当せんする枚数調整可能エリアであることを条件に、特殊低配当入賞役たる13枚払出しのNML11を入賞させる特定の押し順である例えば「中左右」の13枚対応の停止操作順序ナビに基づいて13枚払出しのNML11を入賞させる。なお、この「中左右」の13枚対応の停止操作順序は、重複当せんする特殊再遊技役によって他の停止操作順序に変わるものとしてもよい。
枚数調整が不可な小役ALLのみの当せんエリア、又は、枚数調整が不可な再遊技と小役ALLとの重複当せんエリア、若しくは、全ての再遊技について枚数調整が不可なRT8では、第1ゲーム目で、特殊高配当入賞役たる14枚払出しのNML12又はNML13を入賞させ、1ゲームでCBB及びCBが終了することになる。第1ゲーム目で13枚払出しのNML11を入賞させることができた場合、終盤ゲームの第2ゲーム目では特殊高配当入賞役たる14枚払出しのNML12又はNML13を入賞させる13枚対応の停止操作順序である例えば「中左右」以外の押し順、例えば「順押し」或は「逆押し」による停止操作順序ナビに基づいて14枚払出しのNML12又はNML13を入賞させることができる。なお、CB中の第2ゲーム目についてはATの作動が継続するゲーム数のカウントダウンはしない仕様にしており、2ゲームに跨って枚数調整してもゲーム数の減りが増えるわけではなく、高純増モードがより一層有利なものとなるようにしている。
こうして、CBB作動によるCB作動中の遊技状態を経ることによる高純増遊技状態では、CBBの上限超えまでの獲得遊技媒体数を最低14枚、最高27枚(13枚+14枚)と、択役正解による9枚の払出しを専ら期待するCBB内部当せん中の遊技状態を経る低純増遊技状態に比べて高い純増を期待できることになる。なお、CBB内部当せん中の遊技状態を経る低純増遊技状態は、ATが終了して択役9枚の正解の押し順の報知されなくなった場合等、順押しにより、NML1〜3の中段表示による1枚役を取りこぼした場合(択役こぼしの場合)に、CBB作動図柄が表示されてCB中となるが、このCB中は、枚数調整可能なエリアであっても、NML11を入賞させる13枚ナビは行わず、1ゲームでCBが終わるものとするのがより好ましい。
ところで、CBB+択役A又はCBB+択役Bの特定重複当せんCBB+択役が生じたとき、低純増遊技状態に誘導する低純増モードナビとなる択役ナビと、高純増遊技状態に誘導する高純増モードナビとなるCBBナビのどちらを選択して作動させるかは、所定の選択契機により実行する選択抽せん処理による。すなわち、選択抽せん処理による当せんに基づいて高純増モードナビとなるCBBナビを選択し、選択抽せん処理による不当せんに基づいて低純増モードナビとなる択役ナビを選択する。選択抽せん処理を実行させる選択契機は、例えば、再遊技低確率状態の非RT又はRT1から、再遊技高確率状態RT2〜9に昇格したときとしている。これに代え、又はこれと併用し、当せん確率の低いレアチャンス役である強チェリーや中段チェリー等のチャンス役や確定チャンス役の当せん時を選択契機としてもよい。
図8に、遊技機筐体8Bの内部に組込む遊技機の制御装置CNのブロック図を示す。制御装置CNは、遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信する遊技機規則でいう「周辺基板」に対応する周辺制御装置SCとを備える。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。現行の遊技機規則で定義する「副基板」は主基板の概念に含まれ、古くから業界内で区別してきたメインとサブとの関係は、メイン側が「主基板」すなわち「主制御装置」、サブ側が「周辺基板」すなわち「周辺制御装置」となる。
主制御装置MCは、メインCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI1に、各リール1L,1C,1Rの回転基準位置を検出するインデックスセンサ11L,11C,11R、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2の下流に設ける投入メダルセンサ21、遊技機筐体8Bに内蔵するメダル払出装置HPの出口に設ける払出メダルセンサ23の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバ回路Dr1を介して各リール1L,1C,1Rを駆動するステッピングモータ12L,12C,12Rを、LEDドライバ回路Dr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバ回路Dr3を介してリール始動後に追投入されるメダルをメダル受皿8Gに落すメダルブロッカー22を、モータドライバ回路Dr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータ24を各制御している。インデックスセンサ11L,11C,11Rは、ステッピングモータ12L,12C,12Rに組み込んでもよい。各ステッピングモータは、例えば400ステップで一回転し、一コマの図柄間隔は、図柄番号0と20との間は20ステップ、他は各々19ステップである。
主制御装置MCのROM上には、規定数の掛けメダルの投入下、スタートレバー5の操作により上記内部抽せんを実行する内部抽せん手段A、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から最低遊技間隔の4.1秒経過後に各リール1L,1C,1Rを正転させ、内部抽せんの結果とストップボタン6L,6C,6Rの操作とに基づいて、停止操作時点から0コマ滑り(即止め)、1コマ滑り、2コマ滑り、3コマ滑り、4コマ滑りで中段に停止させることができる計5コマのうち優先度の最も高い図柄を引き込むロジック演算及び停止制御テーブルの参照により、許容される最大滑りコマ数の範囲内で当せん役に係る図柄を引き込み且つ当せんしていない役に係る図柄の組合せの完成を阻止する蹴飛ばしを行い、対応するリール1L,1C,1Rを各停止させる可変表示制御手段を構成するリール制御手段B、遊技結果が入賞なら所定枚数のメダルを払出すメダル払出手段C、d契機図柄の表示等の所定の移行契機により、再遊技の作動確率を高めた再遊技高確率状態を含む複数の遊技状態(非RT,RT1〜9)間を移行させる遊技状態移行手段D、CBB作動によるCB作動中であって再遊技高確率状態RT2〜7,9下で抽せんをする特殊再遊技(ART中維持リプ〜7ラッシュ中移行3)に係る条件装置と小役ALLとが重複作動することとなるとき、停止操作順序の変更による枚数調整によりCBBの作動開始から作動終了となる上限13枚超えまでの獲得遊技媒体数の増加が見込める獲得数調整手段Fを構築している。
周辺制御装置SCは、サブCPU、ROM、RAMを備える。入力ポートI2に、主制御装置MCからの送信情報、ジョグダイヤルJDの信号を入力している。出力ポートO2から、ランプドライバ回路Dr5を介して表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を、LEDドライバ回路Dr6を介して装飾ランプ88を、LCDドライバ回路Dr7を介して液晶表示装置70を、ランプドライバ回路Dr8を介して遊技演出ランプ類700を、パワーアンプ回路Dr9を介してスピーカ91〜94を各制御している。主制御装置MCから周辺制御装置SCへの送信情報には、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当選フラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ実行情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は実行する各種情報が含まれる。
周辺制御装置SCのROM上には、所定の作動契機例えば前回のAT終了時にゲーム数抽せんにより例えば1〜1200ゲームの間で決定した潜伏ゲームを消化したときや、チャンス役当せんを契機とした作動抽せんに当せんしたときや、確定チャンス役の当せんがあったとき、内部抽せんで決定した作動に係る条件装置に対応した図柄の組合せを表示させることを意図する移行ナビ、択役の正解押し順を含む停止操作情報を遊技者に報知するアシストタイムを作動させるAT作動手段X、ART下、CBB+択役A又はCBB+択役Bの特定重複当せんが生じたとき、択役A又は択役Bの特定入賞役についての正解の停止操作順序である択役ナビ(中押し、逆押し)を報知して、CBBの作動が持ち越される内部当せん中の遊技状態であって択役A及び択役Bを含む入賞による純増効果の低い低純増遊技状態に誘導する低純増モードナビ手段Y1と、ART下、CBB+択役A又はCBB+択役Bの特定重複当せんが生じたとき、CBB作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序であるCBBナビ(順押し)を報知して、CBB作動によるCB作動中の遊技状態であって獲得数調整手段Fにより獲得遊技媒体数の増加が見込める純増効果の高い高純増遊技状態に誘導する高純増モードナビ手段Y2と、低純増モードナビ手段Y1と高純増モードナビ手段Y2とを選択的に作動させるナビ選択作動手段Zと、ATの継続ゲーム数が0になったことを契機にATの作動を終了させるAT終了手段Wを構築している。
また、周辺制御装置SCのROM上には、非AT下において左リール1Lを第一番目に停止させる順押し以外で停止操作をした場合、AT下においてナビに従わない停止操作をした場合に、例えばAT作動までの潜伏ゲーム数の減算を所定ゲーム期間ストップしたり、チャンス役等を契機としたATの作動や上乗せについての抽せんを所定ゲーム期間留保する等の遊技者に不利となる所定ペナルティを課すペナルティ手段Pを構築している。
以上の実施形態では、CBBの他にRBBを搭載したが、RBBは無い仕様にしてもよい。また、回胴式遊技機は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第7号のぱちんこ屋の営業に供されるのが本来であるが、本発明に係る遊技機はこれに限らず、同法律第2条第1項第8号の店舗等の営業に供されるスロットマシンや、同法律の規制が及ばないアーケードゲーム機や、リールを映像等で表現したシュミレーションゲーム機等にも適用できる。なお、以上の説明中、確率や数字、図柄の組合せ等は一例示に過ぎないのは言うまでも無い。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール(各可変表示要素)
2;メダル投入口、3;ベットボタン、4;精算ボタン、5;スタートレバー
6L;左ストップボタン、6C;中ストップボタン、6R;右ストップボタン
7;演出表示装置、70;液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
A;内部抽せん手段、B;リール制御手段(可変表示制御手段)
F;獲得数調整手段、X;AT作動手段
Y1;低純増モードナビ手段、Y2;高純増モードナビ手段
Z;ナビ選択作動手段、W;AT終了手段

Claims (3)

  1. 複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素を有し、
    遊技媒体の投入下における可変表示開始操作に基づいて、予め定めた図柄の組合せを前記可変表示要素において表示させるために必要な条件装置の作動の可否を決定する内部抽せんを実行する内部抽せん手段と、
    前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて所定最大滑りコマ数の範囲内で各停止させ、前記内部抽せんで決定した作動に係る条件装置に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段と、
    所定の移行契機により、再遊技の作動確率を高めた再遊技高確率状態を含む複数の遊技状態間を移行させる遊技状態移行手段と、
    所定の作動契機により、前記内部抽せんで決定した作動に係る条件装置に対応した図柄の組合せを表示させることを意図する停止操作情報を遊技者に報知するアシストタイムを作動させるAT作動手段とを含む遊技機において、
    前記内部抽せん手段は、遊技媒体を獲得できる全ての入賞に係る条件装置を作動させる第二種特別役物を連続して作動させる役物連続作動装置の条件装置と、この役物連続作動装置の作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序とは異なる正解の停止操作順序で高配当が見込める特定入賞役の条件装置とを重複作動させる特定重複当せんの仕様を有し、
    前記役物連続作動装置の作動による第二種特別役物の作動中であって再遊技高確率状態下で抽せんをする特殊再遊技に係る条件装置と重複作動することとなるとき、停止操作順序の変更により前記役物連続作動装置の作動開始から作動終了となる上限超えまでの獲得遊技媒体数の増加が見込める獲得数調整手段と、
    アシストタイム作動中の再遊技高確率状態下、前記特定重複当せんが生じたとき、前記特定入賞役についての正解の停止操作順序を報知して、前記役物連続作動装置の作動が持ち越される内部当せん中の遊技状態であって前記特定入賞役を含む入賞による純増効果の低い低純増遊技状態に誘導する低純増モードナビ手段と、
    アシストタイム作動中の再遊技高確率状態下、前記特定重複当せんが生じたとき、前記役物連続作動装置の作動図柄の組合せを表示させる停止操作順序を報知して、前記役物連続作動装置の作動による第二種特別役物の作動中の遊技状態であって前記獲得数調整手段により獲得遊技媒体数の増加が見込める純増効果の高い高純増遊技状態に誘導する高純増モードナビ手段と、
    前記低純増モードナビ手段と前記高純増モードナビ手段とを選択的に作動させるナビ選択作動手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記獲得数調整手段は、比較的少ない入賞回数により前記役物連続作動装置が作動終了となる上限を超過することになる特殊高配当入賞役と、前記少ない入賞回数によっては前記上限を超過せずにこの上限又はその近辺に止まる特殊低配当入賞役とのうち、序盤ゲームでは前記特殊低配当入賞役を入賞させる停止操作順序ナビに基づいて該特殊低配当入賞役を入賞させ、終盤ゲームでは前記特殊高配当入賞役を入賞させる停止操作順序ナビに基づいて該特殊高配当入賞役を入賞させる仕様にしている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記ナビ選択作動手段は、所定の選択契機により実行する選択抽せん処理による当せんに基づいて前記高純増モードナビ手段を作動させ、前記選択抽せん処理による不当せんに基づいて前記低純増モードナビ手段を作動させる仕様にしている請求項1又は2記載の遊技機。
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