JP3669286B2 - 電話とコンピュータのインテグレーションにおける一斉転送着信呼選択方法及びシステム - Google Patents

電話とコンピュータのインテグレーションにおける一斉転送着信呼選択方法及びシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話システム及び制御方法に関し、特に、複数の電話機とそれらに対応して設けられるコンピュータ端末との連携技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
PBX(Private Branch eXchange;構内交換機)とコンピュータとを統合化(インテグレーション)し、着信呼をACD(Automatic Call Distribution;着信呼の自動分配)により振り分けるCTI(Computer Telephony Integration)機能が、顧客からの電話をオペレータに自動接続するコールセンタ等において利用されている。PBXは、例えば電話公衆網(PSTN)に接続する外線インタフェースと、スイッチと、外線インタフェースに着信した呼を最適な内線に接続するための制御機能であるACDと、内線電話機端末に接続する内線インタフェースと、コンピュータ接続用のインタフェースとを備え、このPBXには、内線電話機端末群と、ネットワークを介してコンピュータ(CTIサーバ、内線電話機端末群に対応したクライアント端末群)とが接続される。
【0003】
このCTI機能において、着信呼の振分け対象は、ACDの処理により1人に規定され、着信呼に対する情報が、クライアント端末に表示される一のオペレータ(選択者)のみが、当該着信を許可するか、拒否するかを選択することが可能とされている。
【0004】
一方、PBXに接続される全ての端末のオペレータに対して、同時に、均等機会方式で、着信呼を受付ける場合には、例えば、着信呼を全ての電話機端末に転送して最も早く電話を受けた者のみが通話できるようにした、コールピックアップ方式等が用いられている。
【0005】
ところで、実際の運用では、混乱を避けるため、あるいは、静かな業務環境を維持する等のために、余計な着信呼を転送する前に、予め、着信側が必要な情報を得た上で、受付を許可し、これに呼応して、電話機のトーンリンガのリンギング(呼出音の鳴動等、着信を音響的に知らせる)による着信呼出し(「着信報知」ともいう)を行いたい、という要請がある。
【0006】
しかしながら、従来の技術では、着信呼を全ての対象の電話機に転送し、該電話機のリンガを鳴動させることで、対応していたが、電話機を鳴動させる前に、全てのオペレータに同時に均等機会に選択させる点については、何も考慮されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、PBX、内線電話機、サーバ、クライアントよりなるシステム及びその制御において、電話機への着信鳴動(リンギング)の前に、着信の対象となるクライアント端末に画面表示し、その着信呼に対する全てのオペレータ側に、着信報知の受付あるいは拒否する権限を与えることを可能とするシステム及び方法並びにプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段を提供する本発明の一つのアスペクトとしては、PBXに接続された複数の電話機端末と、PBXに接続されたサーバコンピュータと、該複数の電話機端末のそれぞれに対応して設けられる複数のクライアントコンピュータへの着信呼の通知及び着信呼を転送するにあたり、前記電話機端末へ着信鳴動する前に、前記サーバコンピュータが前記PBXから取得した着信呼の関連情報を、着信の対象となるクライアントコンピュータに送信して、前記クライアントコンピュータの表示装置の画面に表示し、前記クライアントコンピュータのオペレータが前記クライアントコンピュータ上で、着信呼の転送の受付許可あるいは拒否を選択し、選択結果を前記サーバコンピュータに通知し、前記サーバコンピュータでは、前記クライアントコンピュータのうち、前記着信呼の転送を最初に許可したオペレータの電話機端末に対して、着信呼を転送する構成とされている。以下の説明からも明らかとされるように、上記課題は、特許請求の範囲の各請求項の本発明によっても、同様にして、解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本発明は、その好ましい実施の形態において、着信呼の通知と同時に、クライアント端末に対して着信付加情報を転送する、コンピュータと電話機端末の連動CTIシステムにおいて、着信呼の情報を、電話機端末のトーンリンガ等の音響的鳴動による着信呼出の前に、着信の対象となるクライアント端末全てに画面表示(ポップアップ)し、その着信呼に対するオペレータに、着信呼出(例えば音響的な呼出し信号を生ずるトーンリンガによる着信鳴動)を承認あるいは拒否する権限を与え、その着信呼の転送を最初に許可したオペレータに対して、実際の着信呼の転送を行う、ものである。
【0010】
本発明の一実施の形態は、交換機(PBX)とサーバ(「CTIサーバ」ともいう)とがネットワークを介して接続され、更に、PBX配下の個々の電話機端末と、電話機端末に対応して設けられサーバ配下のクライアント端末を有し、サーバが、ネットワーク経由で、PBX及びその配下の電話機端末を制御し、電話呼とコンピュータ上の情報を連動して、着信呼の転送とクライアント端末に着信付加情報を転送するコンピュータの画面と電話機端末連動を可能とした、いわゆるサードパーティ(3rd Party)型のCTI(Computer Telephony Integration )システムにおいて、着信呼の情報を電話機端末への着信鳴動(着信呼出し)の前に、着信の対象となるクライアント端末に画面表示し、着信呼に対するオペレータに、着信鳴動を承認あるいは拒否する権限を与え、着信呼の転送を最初に許可したオペレータのみに電話を転送する。本願明細書では、かかる制御方法を、電話とコンピュータのインテグレーションにおける着信呼の「一斉転送選択方法」と呼ぶことにする。
【0011】
本発明に係るシステムは、公衆電話網(70)に接続するPBX(40)と、PBX(40)と内線インターフェースに電話線(60)を介して接続する電話機端末(内線電話機)(20〜20)と、サーバコンピュータ(10)と、電話機端末に対応したクライアントコンピュータ(30〜30)と、を備えている。
【0012】
サーバコンピュータ(10)は、PBX(40)で着信した場合に、着信呼の発生情報を取得するPBX制御着信情報取得手段(11)と、着信呼を指定された電話機端末に転送するPBX制御着信呼転送手段(12)と、着信の後に、対応するクライアントコンピュータ(30)にネットワーク(50)を介して着信呼情報を送信する情報一斉転送送信手段(13)と、着信呼情報を送出した後に、着信呼の転送受付を許可したクライアントコンピュータについて、最も早くクライアント端末から応答を受けた場合のみ、着信呼の転送を許可する制御を行う転送許可受付手段(14)と、着信呼情報を送出した後、あるクライアントコンピュータが受信を許可するか、あるいは、転送受付がタイムアウト(時間切れ)になるまで、いずれかのクライアントからの着信呼の転送受付拒否の情報を受信する転送拒否受付手段(15)と、を備えている。サーバコンピュータ(10)における上記各手段は、サーバコンピュータ(10)で実行されるプログラムによりその機能が実現される。該プログラムはサーバコンピュータ(10)で読出し可能な磁気記録媒体、光記録媒体等の記憶媒体から主メモリにロードされて実行される。
【0013】
クライアントコンピュータ(30)は、サーバコンピュータ(10)より通知された着信呼情報を受信し、着信呼の転送許可、あるいは転送拒否を返却する情報一斉転送受信手段(31)と、着信呼情報をオペレータに表示し、転送許可、あるいは、転送拒否を選択可能とする転送情報表示手段(UI:ユーザインタフェース)(32)と、備えている。クライアントコンピュータ(30)で実行されるプログラムによりその機能が実現される。該プログラムはクライアントコンピュータ(30)で読出し可能な磁気記録媒体、光記録媒体等の記憶媒体から主メモリにロードされ実行されるか、サーバコンピュータ等よりネットワークを介して該プログラムをダウンロードして実行される。
【0014】
【実施例】
本発明についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例のシステム構成を示す図である。図1を参照すると、このCTIシステムは、公衆電話網(PSTN)70に接続するPBX40と、PBX40に電話線(電話網)60を介して接続されている複数の電話機端末20〜20と、PBX40にネットワーク50を介して接続されている、サーバコンピュータ(「CTIサーバ」ともいう)10と、複数の電話機端末のそれぞれに対応した複数のクライアントコンピュータ30〜30と、を備えている。
【0015】
サーバコンピュータ10は、外線からPBX40に呼が着信した場合に(例えば呼設定要求を受けたとき)、着信呼の発生情報を取得するPBX制御着信情報取得手段11と、着信呼を指定された電話機端末に転送するPBX制御着信呼転送手段12と、着信の後に、対応する受付者(オペレータ)のクライアントコンピュータの全てに対してネットワークを介して、着信呼情報を一斉に送信する情報一斉転送送信手段13と、着信呼情報を送出した後に、着信呼の転送受付を許可したクライアントから、最も早くクライアントから応答を受けた場合のみ、着信呼の転送を許可する転送許可受付手段14と、着信呼情報を送出した後、あるクライアントが受信を許可するか、あるいは、転送受付がタイムアウトになるまで、いずれかのクライアントからの着信呼の転送受付拒否の情報を受信する転送拒否受付手段15と、を備えている。
【0016】
各クライアントコンピュータ30は、サーバコンピュータ10より通知された着信呼情報を受信し、着信呼の転送許可、あるいは転送拒否を返却する情報一斉転送受信手段31と、着信呼情報をオペレータに表示し、転送許可、あるいは転送拒否を選択可能とする転送情報表示手段(UI:ユーザインタフェース)32と、を備えている。
【0017】
着信呼の一斉転送選択を行うためには、まず、PBX40を経由して着信した外線の電話呼を、PBX40配下に位置する電話機端末20〜20に、着信呼として転送することになる。
【0018】
本発明の一実施例においては、サーバコンピュータ10では、電話機端末へ着信呼を転送する前に、ネットワーク50に接続されたクライアントコンピュータ30〜30に対して、転送許可の判断を行わせるために、着信呼の関連情報を、送信する。対象となる全てのクライアントコンピュータのオペレータに、着信呼の転送許可の判断を行わせた上で、該当する電話機端末への着信呼の転送を行う。以下、本発明の一実施例の動作を詳細に説明する。
【0019】
まず、PSTN(公衆電話網)70を通して、外線から呼が着信すると、PBX40は、この着信を受け、ネットワーク50を介して、呼が着信した事実と共に、PBX40上で取得した着信呼の関連情報を、サーバコンピュータ10のPBX制御着信情報取得手段11に通知する。サーバコンピュータ10は、各クライアントコンピュータ30〜30へ情報転送を行うための情報を得る。
【0020】
図4は、本発明の一実施例におけるPBX制御着信情報取得手段11の処理手順を説明するための流れ図である。図4、図1等必要な図面を参照して、PBX制御着信情報取得手段11の処理動作について説明する。
【0021】
図4を参照すると、まず、ステップS41の判定で、PBX40から着信呼の存在が通知された場合に(ステップS41のYES分岐)、PBX制御着信情報取得手段11は、ステップS42において、PBX40からの着信呼に対する関連情報80を取得する。
【0022】
図2は、関連情報80の一例を示す図である。図2に示したように、関連情報80は,PBX40がPSTN70から取得可能な、電話発信元を確定可能とする、電話発信元の電話番号81、電話発信元の地域82、電話着信日時83を含む。
【0023】
図4のステップS43において、PBX制御着信情報取得手段11は、関連情報80を、情報一斉転送送信手段13に通知する。
【0024】
図6は、本発明の一実施例における情報一斉転送送信手段13の処理手順を説明するための流れ図である。図6、図1等必要な図面を参照して、情報一斉転送送信手段13の処理動作について説明する。
【0025】
図6を参照すると、ステップS61で、PBX制御着信情報取得手段11より、着信呼の存在が通知された場合に、ステップS62において、情報一斉転送送信手段13は、PBX制御着信情報取得手段11より、関連情報を得る。
【0026】
ステップS63で、受付者(オペレータ)と電話機端末及びクライアントの対応情報16(図3参照)を取得して、転送対象となる全てのクライアントコンピュータのクライアント識別子を得る。
【0027】
ステップS64において、クライアント識別子のクライアントコンピュータに対して、着信呼の関連情報を送信する。
【0028】
図9は、本発明の一実施例におけるクライアントコンピュータ30〜30における情報一斉転送受信手段31の処理手順を説明するための流れ図である。図9、図1等必要な図面を参照して、情報一斉転送受信手段31の処理動作について説明する。
【0029】
図9を参照すると、ステップS91において、情報一斉転送受信手段31では、通知情報が「着信呼の関連情報」であるか否か判定する。
【0030】
通知情報が「着信呼の関連情報」の場合には、ステップS92において、取得した着信呼の関連情報を、転送情報表示手段(ユーザインタフェース:UI)32(図10参照)で表示して、オペレータに対し、電話呼の着信を許可するか、拒否するかの判断(入力)を待つ。
【0031】
図10は、クライアントコンピュータの転送情報表示手段32で表示される画面(ユーザインタフェース)の一例を示したものであり、着信呼の関連情報の電話発信元の電話番号321、電話発信元の地域322、電話着信日時323と、受付許可ボタン324、受付拒否ボタン325よりなる。受付許可ボタン324、受付拒否ボタン325は、マウス等でクリックされることで、選択される。
【0032】
図9のステップS93で、「受付許可」を選択した場合には、ステップS94において、転送情報表示を終了し、サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14に、オペレータが受付許可を行ったことを通知する。
【0033】
図9のステップS95で、オペレータが転送情報表示画面上で「受付拒否」を選択した場合には(この実施例では、受付許可、又は受付拒否の択一選択とする)、ステップS96において、転送情報表示を終了し、サーバコンピュータ10の転送拒否受付手段15に、オペレータが受付拒否を行ったことを通知する。
【0034】
上記したように、図9のステップS93で、クライアントコンピュータにおいて、オペレータが、転送情報表示画面から「受付許可」を選択した場合、ステップS94において、転送情報表示を終了し、サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14に、オペレータが受付許可を行ったことを通知する。
【0035】
図7は、本発明の一実施例におけるサーバコンピュータ10の転送許可受付手段14の処理手順を説明するための流れ図である。図7、図1等必要な図面を参照して、転送許可受付手段14の処理動作について説明する。
【0036】
クライアントコンピュータから、受付許可の通知を受信した、サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14は、ステップS71において、受け取った許可通知が、全クライアントコンピュータのうち当該着信呼に対する最初の受付許可であるか確認する。
【0037】
当該許可通知が、全クライアントコンピュータからの最初の受付許可通知の場合、ステップS72において、全クライアントコンピュータの情報一斉転送受信手段31から送信された情報により、オペレータの氏名などの情報を得る。
【0038】
ステップS73において、サーバコンピュータ10が記憶装置に記憶保持する受付者とその電話機端末及びクライアントの対応情報16(図3参照)より、許可した受付者(オペレータ)以外の全受付者のクライアント識別子を得る。
【0039】
図3は、受付者とその電話機端末及びクライアントの対応情報16の一例を示す図である。図3を参照すると、受付者とその電話機端末及びクライアントの対応情報16は、受付者(オペレータ)の氏名、内線電話機の内線番号、クライアントコンピュータの識別子(クライアントコンピュータのIPアドレス)を表形式で備えている。この例では、クライアント識別子を構成するIPアドレスの種類はクラスB(ネットワークアドレス14ビット、ローカルホスト16ビット(2オクテット))とされているが、かかるタイプに限定されるものではない。なお、この実施例では、クライアントコンピュータ30〜30、サーバコンピュータ10、PBX40は、IP(internet protocol)等によるローカルエリアネットワーク(LAN)で相互接続されているが、他のネットワークで相互接続し、IPアドレス以外のクライアント識別子を用いてもよいことは勿論である。
【0040】
再び図7を参照すると、ステップS74において、受付者以外の全受付者のクライアントコンピュータに対して、「許可完了」を通知する。
【0041】
ステップS75において、記憶装置に転送拒否一覧17(図11参照)として保持されている情報をクリアする。転送拒否一覧17は、対象となる着信呼に対する転送を許可しなかったオペレータの情報のリストを示す。
【0042】
図11は、転送拒否一覧17の一例を示す図である。図11を参照すると、転送拒否一覧17は、氏名と、クライアントコンピュータの識別子よりなる。
【0043】
再び図7を参照すると、ステップS76において、PBX制御着信呼転送手段12に対して、転送許可したオペレータ(受付者氏名)の情報を通知する。
【0044】
図5は、本発明の一実施例におけるPBX制御着信呼転送手段12の処理手順を説明するための流れ図である。図5、及び図1等必要な図面を参照して、PBX制御着信呼転送手段12の処理動作について説明する。
【0045】
図5を参照すると、ステップS51において、PBX制御着信呼転送手段12は、転送許可受付手段14から、着信呼の転送の受付を許可したオペレータの情報(受付者氏名)を得る。
【0046】
ステップS52において、PBX制御着信呼転送手段12は、転送対象となるオペレータの情報より、受付者とその電話機端末及びクライアントの対応情報16から、電話機端末の電話番号(内線番号)を得る。
【0047】
ステップS53において、PBX制御着信呼転送手段12は、PBX40に対し、受付者内線番号に対する電話転送を要求し、PBX40から、着信呼の電話機端末への転送処理が完了する。
【0048】
サーバコンピュータ10から、着信呼の転送が行われなかった全てのクライアントに対しては、情報一斉転送送信手段13が、クライアントコンピュータ30の情報一斉転送受信手段31に対して、「受付完了」を通知する。
【0049】
図9を参照すると、この通知を受けたクライアントコンピュータ30では、情報一斉転送受信手段31が、ステップS91、ステップS97において、通知情報の内容を判定し、ステップS98において、転送情報表示(図10参照)が表示されている場合には、表示を終了し、オペレータからの受付を行わないように、必要な後処理を行う。
【0050】
次に、クライアントコンピュータ30の転送情報表示画面でオペレータが、「受付拒否」を選択した場合について詳細に説明する。オペレータが、転送情報表示画面上で、「受付拒否」を選択した場合には、図9のステップS96において、転送情報表示画面を終了し、クライアントコンピュータの情報一斉転送受信手段31は、サーバコンピュータ10の転送拒否受付手段14に、オペレータが受付拒否を行ったことを通知する。
【0051】
図8は、本発明の一実施例において、受付拒否の通知を受信した転送拒否受付手段15の処理手順を示す流れ図である。図8、及び図1等必要な図面を参照して、転送拒否受付手段15の処理動作について説明する。サーバコンピュータ10の転送拒否受付手段15は、クライアントコンピュータからの受付許可を受信するか、あるいは、転送受付がタイムアウト(時間切れ)になるまでの期間、クライアントコンピュータからの受付拒否を受け取る。
【0052】
ステップS81において、転送拒否受付手段15は、クライアントコンピュータの情報一斉転送受信手段31より、転送を拒否したオペレータの情報(受付者氏名)を得る。
【0053】
ステップS82において、転送拒否受付手段15は、受付者(オペレータ)とその電話機端末及びクライアントの対応情報16から、受付を拒否した受付者(オペレータ)のクライアント識別子を取得する。
【0054】
次にステップS83において、転送拒否受付手段15は、記憶装置に記憶される転送拒否一覧17に、転送拒否した受付者のクライアント識別子を追加する。
【0055】
次に、クライアントコンピュータ30において、オペレータが、転送情報表示画面を表示した後、「受付許可」を選択したものの、既に先に「受付許可」を行ったオペレータが存在した場合について説明する。
【0056】
オペレータが、図9のステップS93において、「受付許可」を選択した場合には、図9のステップS94において、クライアントコンピュータ30の表示装置に表示される転送情報表示を終了し、サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14に、オペレータが受付許可を行ったことを通知する。
【0057】
クライアントコンピュータから受付許可の通知を受信した転送許可受付手段14では、図7のステップS71において、受付許可の通知が、全てのクライアントコンピュータの当該着信呼に対する、最初の受付許可であるか否かを確認し、既に許可を実行したオペレータが存在した場合には(ステップS71のNo分岐)、何もせずに、その処理を終了する。
【0058】
以上の処理により、電話とコンピュータのインテグレーションにおける一斉転送着信呼選択方式が実現される。
【0059】
次に、本発明を具体的に実施した例について説明する。この実施例は、本発明を、製品質問受付の問合用コールセンタに適用したものである。コールセンタは、外線からの電話問合の質問受付を行うものとし、外線から取得した発信者ID情報(ナンバディスプレー)を元にクライアントPC上でユーザ情報を検索の上、そのユーザからの問合内容に対し、全オペレータが対応可否を決定した上でお客様対応の運用が行われているものとする。
【0060】
図12は、この実施例のシステム構成を示す図である。図12を参照すると、この実施例の基本構成は、図1に示したものと同じである。すなわち、公衆電話網(PSTN)70に接続するPBX40と、PBX40と内線インターフェースに電話線60を介して接続する電話機端末20〜20と、PBX40にネットワーク50を介して接続するサーバコンピュータ(CTIサーバ)10と、電話機端末に対応したクライアントコンピュータを構成するパソコン(PC)30〜30と、を備えている。サーバコンピュータ10自体の構成は、図12では示されていないが、図1に示した構成と同一とされており、以下に行われるサーバコンピュータ10の説明において、適宜図1が参照される。またパソコン(PC)30〜30の構成も、図1に示した構成と同一とされており、クライアントコンピュータ30の説明においても、適宜図1が参照される。
【0061】
外線(PSTN)の発信元121(例えば電話番号”03-1111-1111”)からの着信した場合、PBX40は、着信呼関連情報80を受け、ネットワーク50を介して、呼が着信した事実と共に、PBX40上で取得した”03-1111-1111”などの発信者ID等の関連情報80(図2参照)を、サーバコンピュータ10のPBX制御着信情報取得手段11(図1参照)に通知する。
【0062】
サーバコンピュータ10のPBX制御着信情報取得手段11(図1参照)は、PBX40からの着信呼に対する03-1111-1111”等の発信者ID等の関連情報を取得し、関連情報を、情報一斉転送送信手段13(図1参照)に通知する。
【0063】
情報一斉転送送信手段13(図1参照)は、受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報123(図1の受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報16に対応)より、オペレータA、オペレータB、オペレータCの内線電話番号と、サーバ10にネットワーク50を介して接続されるパソコン(PC)30、30、30のクライアント識別子(IPアドレス)の情報を得る。
【0064】
次に、取得したクライアント識別子の全てのクライアントコンピュータ30〜30に対して、着信呼の関連情報を通知する。
【0065】
クライアントコンピュータをなすパソコン(PC)における情報一斉転送受信手段31(図1参照)は、サーバコンピュータ10から受信した通知が着信呼の関連情報である場合には、予め保持しているデータベース(図示されない)などを検索して、所要情報を取得し、転送情報表示手段32(図1参照)により、転送ユーザ情報127を、表示装置の画面に表示し、オペレータに対し、着信の受付を許可するか拒否するかの判断の入力を促す。
【0066】
ここで、パソコン(クライアントコンピュータ)30のオペレータA124が「受付許可」を選択した場合を説明する。受付を許可したオペレータA124のパソコン30では、転送ユーザ情報(転送情報表示)を終了し、サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14(図1参照)に、オペレータA124が受付許可を行ったことを通知する。
【0067】
サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14は、許可通知を受信し、その許可通知が、全パソコン(クライアントコンピュータ)30〜30のうち、着信呼に対する最初の受付許可であるため、情報一斉転送受信手段31からそのオペレータの氏名などの情報を得る。そしてクライアント識別子をキーにしてそのオペレータの内線電話番号を得る。
【0068】
サーバコンピュータ10の転送許可受付手段14は、受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報123を参照して、許可した受付者以外の全受付者であるオペレータB125、オペレータC126のクライアント識別子を得る。そして、受付許可を最初に通知した受付者以外の全受付者のクライアントに対し、「許可完了」を通知する。
【0069】
さらに、サーバコンピュータ10のPBX制御着信呼転送手段12に対して、転送許可したオペレータ情報の内線番号が通知され、PBX制御着信呼転送手段12は、PBX40に対して、受付者内線番号”200”に対して電話転送を行うように要求し、PBX40が実際に着信呼を200の内線に転送し、着信呼の転送処理が完了する。
【0070】
この実施例において、オペレータC126が受信拒否を選択した場合について説明する。オペレータC126のパソコン30では、転送情報表示を終了し、サーバコンピュータ10の転送拒否受付手段15(図1参照)に、オペレータC126が受付拒否を行ったことを通知する。転送拒否受付手段15は、パソコン30から情報を得て、受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報123より受付拒否者のクライアント識別子を取得する。
【0071】
次に、サーバコンピュータ10の転送拒否受付手段15(図1参照)は、転送拒否一覧17(図1参照)に転送拒否した受付者のクライアント識別子を追加する。
【0072】
オペレータB125が受信許可を選択した場合において、オペレータA124の受信許可が先の場合には、オペレータB125のパソコン30では転送表示情報を終了し、サーバコンピュータ10における転送許可受付手段14に、オペレータBが受付許可を行ったことを通知するが、既に、オペレータA124からの受付許可を実行しているため、処理を終了する。
【0073】
なお、この実施例では、簡単のため、クライアントコンピュータ、内線電話機が3台の構成を例示したが、本発明において、クライアントコンピュータ、内線電話機の台数は3台に限定されるものでないことは勿論である。さらに本発明は、上記実施例として示した構成にのみ限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で、当業者であれば、なし得るであろう、各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外線からの電話を着信させる場合に、電話機端末への着信報知の前に、着信の対象となるクライアント端末全てに、画面表示し、その着信呼に対するオペレータ側に受付を承認あるいは拒否する権限を与えることができると共に、内容に応じて、全てのオペレータに対して、均等に、内容が受付可能か否かを、主体的に判断させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における着信呼の関連情報の内容の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における受付者とその電話機端末及びクライアントの対応情報の内容の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるPBX制御着信情報取得手段の処理手順を示す流れ図である。
【図5】本発明の一実施例におけるPBX制御着信呼転送手段の処理手順を示す流れ図である。
【図6】本発明の一実施例における情報一斉転送送信手段の処理手順を示す流れ図である。
【図7】本発明の一実施例における転送許可受付手段の処理手順を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施例における転送拒否受付手段の処理手順を示す流れ図である。
【図9】本発明の一実施例における情報一斉転送受信手段の処理手順を示す流れ図である。
【図10】本発明の一実施例における転送情報表示画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例における転送拒否一覧の内容の一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例の具体例を示す図であり、問合用コールセンタのシステムを示す図である。
【符号の説明】
10 サーバコンピュータ
11 PBX制御着信情報取得手段
12 PBX制御着信呼転送手段
13 情報一斉転送送信手段
14 転送許可受付手段
15 転送拒否受付手段
16 受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報
17 転送拒否一覧
20〜20 電話機端末(内線電話機)
30〜30 クライアントコンピュータ
31 情報一斉転送受信手段
32 転送情報表示手段(ユーザインタフェース)
40 PBX
50 ネットワーク
60 電話線(網)
70 公衆電話網(PSTN)
80 着信呼関連情報
81 電話発信元の電話番号
82 電話発信元の地域
83 電話着信日時
121 発信元
123 受付者と電話機端末及びクライアントの対応情報
124 オペレータA
125 オペレータB
126 オペレータC
127 転送情報表示

Claims (13)

  1. PBX(Private Branch eXchange)とネットワークを介して接続されるサーバコンピュータが、ネットワーク経由で、前記PBX、及び前記PBX配下の電話機端末を制御し、着信呼の転送、及び、前記サーバコンピュータにネットワークを介して接続され前記電話機端末に対応して設けられるクライアントコンピュータ着信付加情報を転送する方法であって、
    前記電話機端末への着信呼出の前に、着信呼の情報を、着信の対象となる全ての電話機端末それぞれに対応して設けられたクライアントコンピュータの表示装置の画面に表示してオペレータに前記着信呼に対する着信呼出の受付あるいは拒否の選択を行わせ、前記着信呼出の受付を最初に承認した前記クライアントコンピュータに対応する前記電話機端末に対して前記着信呼出を行うことを特徴とする着信呼選択方法
  2. 公衆電話網に接続するPBX(Private Branch eXchange)とネットワークを介して接続されるサーバコンピュータが、ネットワーク経由で、前記PBX、及び前記PBX配下の電話機端末を制御し、着信呼の転送、及び、前記サーバコンピュータにネットワークを介して接続され前記電話機端末に対応して設けられるクライアントコンピュータに着信付加情報を転送する方法であって、
    前記公衆電話網から前記PBXへの着信時、前記電話機端末への着信鳴動を行う前に、前記サーバコンピュータが、前記PBXから取得した着信呼の関連情報を、着信の対象となる電話機端末それぞれに対応して設けられたクライアントコンピュータに送信して、前記クライアントコンピュータの表示装置の画面に表示するステップと、
    前記クライアントコンピュータのオペレータが前記クライアントコンピュータ上で着信鳴動の受付許可あるいは拒否を選択した際に、前記クライアントコンピュータが、前記選択結果を、前記サーバコンピュータに通知するステップと、
    前記サーバコンピュータでは、前記クライアントコンピュータのうち、前記着信鳴動の受付を許可した前記クライアントコンピュータに対応する前記電話機端末に対して着信鳴動を行うステップと、を含むことを特徴とする着信呼選択方法
  3. 前記サーバコンピュータでは、前記クライアントコンピュータのうち、前記着信鳴動の受付を最初に許可した前記クライアントコンピュータに対応する前記電話機端末に対して着信鳴動を行うことを特徴とする請求項2記載の着信呼選択方法
  4. 公衆電話網に接続するPBX(Private Branch eXchange)と、
    前記PBXに接続される複数の電話機端末と、
    前記PBXにネットワークを介して接続されるサーバコンピュータと、
    前記サーバコンピュータにネットワークを介して接続され、前記電話機端末に対応して設けられている複数のクライアントコンピュータと、を備えたCTI(Computer Telephony Integration)システムにおいて、
    前記サーバコンピュータが、
    前記公衆電話網より、前記PBXに呼が着信した場合に、着信呼の関連情報を取得するPBX制御着信情報取得手段と、
    前記着信呼を指定された電話機端末に転送するPBX制御着信呼転送手段と、
    着信の後に、対応する受付者の前記クライアントコンピュータに対して、前記ネットワークを介して、前記着信呼の関連情報を送信する情報一斉転送送信手段と、
    前記着信呼の関連情報を受信した前記クライアントコンピュータの少なくとも一つから、前記着信呼に対する着信呼出の受付応答を受け取った場合、前記着信呼に対する前記着信呼出を許可する転送許可受付手段と、
    着信呼の関連情報を受信した前記クライアントコンピュータから前記着信呼に対する着信呼出の受付拒否の情報を受信する転送拒否受付手段とを備え、
    前記クライアントコンピュータが、
    前記サーバコンピュータより通知された着信呼の関連情報を受信し、オペレータによる前記着信呼に対する着信呼出の受付許可、又は受付拒否の情報を、前記サーバコンピュータに返却する情報一斉転送受信手段と、
    前記着信呼の関連情報を表示装置の画面上に表示し、前記オペレータによる前記着信呼に対する着信呼出の受付許可、受付拒否のいずれかの選択結果を入力する転送情報表示手段とを備え、
    着信時、前記電話機端末への着信呼出を行う前に、前記着信呼の関連情報を、着信の対象となる前記電話機端末それぞれに対応して設けられた前記クライアントコンピュータの表示装置に前記着信呼の関連情報を表示し、前記着信呼に対して着信呼出の受付許可を行った前記クライアントコンピュータに応じた前記電話機端末に対して着信呼出を行うことを特徴とするCTIシステム。
  5. 前記着信呼出を最も早く受付許可した前記クライアントコンピュータに対応する電話機端末に対して、着信呼出を行うことを特徴とする請求項4記載のCTIシステム。
  6. 前記PBX制御着信情報取得手段が、前記PBXから着信呼の存在が通知された場合に、電話発信元を特定する電話発信元電話番号を少なくとも含む、前記着信呼の関連情報を、前記PBXより取得して、前記着信呼の前記関連情報を前記情報一斉転送送信手段に通知し、
    前記情報一斉転送送信手段は、あらかじめ記憶装置に記憶されている、オペレータ(受付者)と電話機端末の内線番号及びクライアントコンピュータの識別情報の対応情報を参照して、転送対象となる全てのクライアントコンピュータの識別情報を取得し、前記識別情報で特定されるクライアントコンピュータに対して、前記着信呼の前記関連情報を送信する手段を備え、
    前記クライアントコンピュータでは、前記情報一斉転送受信手段で受け取った前記着信呼の前記関連情報を、前記転送情報表示手段で表示して、オペレータに対し、前記着信呼出の受付を許可するか、拒否するかの選択入力を待ち、
    前記クライアントコンピュータの前記情報一斉転送受信手段は、前記オペレータが前記着信呼出の受付許可を選択した場合には、前記サーバコンピュータの前記転送許可受付手段に対して、前記オペレータが受付許可を行ったことを通知し、前記オペレータが受付拒否を選択した場合には前記サーバコンピュータの前記転送拒否受付手段に、前記オペレータが受付拒否を行ったことを通知する、ことを特徴とする請求項4又は5記載のCTIシステム。
  7. 前記サーバコンピュータの前記転送許可受付手段は、前記クライアントコンピュータから、前記着信呼出の受付許可の通知を受信した場合、受け取った前記受付許可の通知が、前記複数のクライアントコンピュータのうち、当該着信呼に対する最初の受付許可であるか確認し、最初の受付許可の通知である場合に、前記クライアントコンピュータの前記情報一斉転送受信手段から送信された情報により、オペレータの情報を取得する手段と、
    前記記憶装置に記憶保持される、オペレータ(受付者)とその電話機端末及びクライアントコンピュータの対応情報を参照して、許可したオペレータ以外の全てのオペレータのクライアントコンピュータの識別情報を取得する手段と、
    前記許可したオペレータ以外のクライアントコンピュータに対して、許可完了を通知する手段と、
    記憶装置に保持される転送拒否一覧情報をクリアする手段と、
    前記PBX制御着信呼転送手段に対して、着信呼出を受付許可したオペレータの情報を通知する手段と、を備えていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一に記載のCTIシステム。
  8. 前記PBX制御着信呼転送手段は、前記転送許可受付手段から、着信呼出の受付を許可したオペレータの情報を受け取り、転送対象となるオペレータの情報より、前記記憶装置に記憶されている、オペレータ(受付者)とその電話機端末及びクライアントの対応情報を参照して、電話機端末の内線番号を取得する手段と、
    前記PBXに対し、オペレータの内線番号に対する電話転送を要求する手段と、を備え、
    前記PBXから、前記内線番号の電話機端末へ前記着信呼の着信呼出処理が行われることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一に記載のCTIシステム。
  9. 前記サーバコンピュータから、前記着信呼出が行われなかった前記電話機端末に対応するクライアントコンピュータに対しては、前記サーバコンピュータの前記情報一斉転送送信手段が、前記クライアントコンピュータの前記情報一斉転送受信手段に対して受付完了を通知し、
    この通知を受けた前記クライアントコンピュータでは、前記情報一斉転送受信手段が、転送情報表示がなされている場合には、前記転送情報表示を終了し、オペレータからの受付を行わないように必要な処理を行うことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一に記載のCTIシステム。
  10. 前記サーバコンピュータの前記転送拒否受付手段が、前記クライアントコンピュータの前記情報一斉転送受信手段より、着信呼出の受付を拒否したオペレータの情報を受け取り、前記記憶装置に記憶されている、オペレータとその電話機端末及びクライアントの対応情報から、受付を拒否したオペレータのクライアントコンピュータの識別情報を取得し、前記着信呼出の受付を拒否したオペレータのクライアントコンピュータの識別情報を、記憶装置に記憶される転送拒否一覧情報に追加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項4記載のCTIシステム。
  11. 前記クライアントコンピュータの前記転送情報表示手段が、発信元の電話番号、地域、着信日時を含む着信呼の関連情報に加えて、発信者氏名、年齢、電話問い合わせの履歴情報を表示する、ことを特徴とする請求項4記載のCTIシステム。
  12. 公衆電話網に接続するPBX(Private Branch eXchange)に接続される複数の電話機端末のそれぞれに対応して設けられている複数のクライアントコンピュータと、前記PBXとにネットワークを介して接続されるサーバコンピュータにおいて、
    前記公衆電話網より前記PBXに呼が着信した場合に、着信呼の関連情報を取得するPBX制御着信情報取得手段と、
    着信呼を指定された電話機端末に転送するPBX制御着信呼転送手段と、
    着信の後に、対応する受付者の前記クライアントコンピュータに対して、前記ネットワークを介して、着信呼の関連情報を送信する情報一斉転送送信手段と、
    着信呼の関連情報を受信した前記クライアントコンピュータの少なくとも一つから、前記着信呼に応じた着信呼出の受付許可の応答を受け取った場合、当該クライアントコンピュータに対応する前記電話機端末への着信呼出を許可する転送許可受付手段と、
    着信呼の関連情報を受信した前記クライアントコンピュータから着信呼出の受付拒否の情報を受信する転送拒否受付手段と、を備えることを特徴とするサーバコンピュータ。
  13. 前記サーバコンピュータが、前記クライアントコンピュータのうち、前記着信呼出の受付を最初に許可した当該クライアントコンピュータに対応する前記電話機端末へ着信呼出を行うことを特徴とする請求項12記載のサーバコンピュータ。
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