JP3668506B2 - ジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素殺菌・殺カビ剤 - Google Patents

ジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素殺菌・殺カビ剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の背景】
植物病原性菌は作物に感染し滅ぼす多くの病気の原因である。特にリンゴ腐敗病、ぶどうベト病、トマト胴枯れ病及びぶどうならびに胡椒ボツリチス(botrytis)などの病気は特に破壊的である。
【0002】
リンゴの木の葉及び果実は菌、ベンチュリア イナエクアリス(Venturia inaequalis)の攻撃を受け易く、リンゴ腐敗病と呼ばれる病気を起こす。病気はリンゴが成長しているどこにおいても起こるが合衆国及びヨーロッパで最も一般的である。抑制されないリンゴ腐敗病は変形した低品質の果実を与える。
【0003】
トマトも菌によって起こる病気にかかり易い。例えばトマトの木の葉、茎及び果実は菌、アルテリナリア ソラニ(Alternaria solani)により攻撃され、トマト胴枯れ病と呼ばれる病気を起こす。トマト胴枯れ病は湿潤又は多湿気候の地域で特に破壊的である。抑制されないトマト胴枯れ病はトマトの木の落葉を起こし、果実の数及び大きさが低下する。
【0004】
ぶどう及び胡椒は菌、ボツリチス シネレア(Botrytis cinerea)の攻撃を受け易く、それぞれぶどうボツルチス及び胡椒ボツリチスを起こす。例えばぶどうボツリチスは果実の細胞壁を破壊し、房の腐敗を起こす特に破壊的な病気である。ぶどうボツリチスはいずれのぶどう園でも起こるがヨーロッパで最も優勢である。
【0005】
今日入手できる市販の殺菌・殺カビ剤にもかかわらず、菌によって起こる病気は依然として多い。従って植物病原性菌によって起こる病気の抑制又は予防のための新しいより有効な殺菌・殺カビ剤を作り出す研究が続いている。
【0006】
さらに昆虫及びダニは成長している、又は収穫された作物を破壊する。合衆国のみで、農作物は何千種類もの昆虫及びダニと対抗しなければならない。特にタバコバズワーム(tabacco budworm)、サザンアーミーワーム(southern armyworm)及び二点くもダニ(two spotted spider mite)は作物に特に破壊的である。
【0007】
タバコバズワームは農作物に重大な経済的損失を起こす。特にバズワームはグリーンボールを食することにより綿作物を破壊する。バズワームの抑制は、有機リン酸塩、カルバメート及びピレスロイドを含む多くの普通の殺虫剤に対するその耐性のためにめんどうである。又、バズワームの幼虫はそれが第3令に達すると今日入手できる殺虫剤を用いた抑制が困難である。
【0008】
二点くもダニは、例えば葉から樹液を除去することにより多くの植物種、ラズベリーの木を攻撃する。ラズベリーの木に重度に蔓延すると茎及び葉の発育が阻害される。重度に蔓延すると結実茎が損傷を受け、収穫量及び果実の質が低下する。
【0009】
従って成長している、及び収穫された農作物における病原性菌の蔓延の抑制又は予防のための高度に有効な化合物の提供が本発明の目的である。
【0010】
病原性菌によって起こる病気の予防、抑制又は改善の方法の提供も本発明の目的である。
【0011】
昆虫及びダニ、それらの繁殖地、食糧供給又は生息場所に殺虫的又は殺ダニ的有効量のジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物を接触させることにより昆虫及びダニを抑制する方法の提供は本発明のさらに別の目的である。
【0012】
植物の葉又はそれらが成長している土壌又は水に殺虫的又は殺ダニ的有効量のジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物を適用することにより昆虫及びダニによる攻撃から成長している植物を保護する方法の提供も本発明の目的である。
【0013】
本発明のこれら及び他の目的は下記に示すその詳細な説明から明らかになるであろう。
【0014】
【発明の概略】
本発明は殺菌・殺カビ剤、殺虫剤及び/又は殺ダニ剤として有用なある種のジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物について開示する。
【0015】
本発明は植物、植物種子又は塊茎、あるいはそれが成長している媒体又は水に殺菌・殺カビ的有効量の構造式
【0016】
【化11】
Figure 0003668506
【0017】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0018】
【化12】
Figure 0003668506
【0019】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
を有する化合物を適用することを含む、菌の蔓延及び病気から植物、植物種子又は塊茎を保護する方法も含む。
【0020】
本発明は又、植物病原性菌によって起こる病気の予防、抑制又は改善のための組成物及び方法に関する。
【発明の詳細な説明】
【0021】
病原性菌は成長中及び収穫された農作物両方に蔓延し、破壊する多くの病気の原因である。合衆国のみで農作物は約18,000種の菌と対抗しなければならない。リンゴ腐敗病、ぶどうベト病、トマト胴枯れ病、ぶどう又は胡椒ボツリチスなどの病気が特に破壊的である。従って作物における広範囲の菌の蔓延の予防又は抑制のために新しくより有効な殺菌・殺カビ剤を作り出す研究が続いている。
【0022】
有利なことに、本発明は菌に殺菌・殺カビ的有効量のジアリール(ピリジニオ又はイソキノリニオ)ホウ素化合物を接触させることにより植物病原性菌によって起こる病気を予防、抑制又は改善する方法を提供する。
【0023】
本発明は植物、植物種子又は塊茎、あるいはそれが成長している媒体又は水に殺菌・殺カビ的有効量のジアリール(ピリジニオ又はイソキノリニオ)ホウ素化合物を適用することにより菌蔓延及び病気から植物、植物種子又は塊茎を保護する方法も提供する。
【0024】
本明細書で用いられる“媒体”という用語は、それに限られるわけではないが植物がそこで保持され、生存し又は繁殖することができる人工の栄養又は土壌を含むいずれの環境としても定義される。
【0025】
本発明の殺菌・殺カビ、殺虫及び殺ダニ性ジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物は、以下の構造式I:
【0026】
【化13】
Figure 0003668506
【0027】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0028】
【化14】
Figure 0003668506
【0029】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロであり、但しR1、R2及びR3のそれぞれが水素又はt−ブチルの場合Rはハロゲン以外でなければならず、さらにX、Y、R1、R2及びR3がそれぞれ水素の場合Rはヒドロキシでなければならない]
を有する。
【0030】
本発明で用いられるハロゲンはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素を含む。
【0031】
本発明の方法及び組成物において好ましい式Iの化合物は、式中
X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル又はC1−C8ハロアルキルであり、
m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2の整数であり、
RがC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0032】
【化15】
Figure 0003668506
【0033】
により示される環を形成することができ、
4はC1−C4アルキルであり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル又はニトロである化合物である。
【0034】
本発明のより好ましい式Iの化合物は、式中
X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン又はC1−C8アルキルであり、
m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2の整数であり、
RがC1−C8アルキルであり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は−CL=CH−CH=CH−により示される環を形成することができ、
4はC1−C4アルキルであり、
Lは水素又はニトロである化合物である。
【0035】
特に有効な殺菌・殺カビ剤である本発明のジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物には、中でも
(5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニオ)メチルジフェニルホウ素、
(イソキノリニオ)メチルジフェニルホウ素、
ビス(p−フルオロフェニル)(イソキノリニオ)メチルホウ素、
(4−イソプロピルピリジニオ)メチルジフェニルホウ素、
メチル(3−メチルピリジニオ)ジフェニルホウ素、
(3−ブチルピリジニオ)メチルジフェニルホウ素、及び
(3−エチル−4−メチルピリジニオ)メチルジフェニルホウ素が含まれる。
【0036】
本発明のジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物は、リンゴ腐敗病、ぶどうベト病、トマト胴枯れ病及びぶどう又は胡椒ボツリチスなどの病気の予防、抑制又は改善に有用である。そのような病気は病原性菌であるそれぞれベンチュリア イナエクアリス、プラスモパラ ビチコラ(Plasmopara viticola)、アルテルナリア ソラニ及びボツリチス シネレアにより起こる。
【0037】
RがC1−C8アルキルである式Iのジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物は、反応経路Iに示す通り式IIのジアリールホウ酸エタノールアミンエステルを式IIIのアルキルマグネシウムハライドと反応させ、式IVの中間体を形成し、該式IVの中間体を式Vのピリジン又はイソキノリンと反応させることにより製造することができる。
【0038】
反応経路I
【0039】
【化16】
Figure 0003668506
【0040】
式中、X、Y、m、n、R1、R2及びR3は式Iに関して上文に記載した通りであり、
RはC1−C8アルキルであり、
1は塩素、臭素又はヨウ素である。
【0041】
RがC1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシである式Iのジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物は、反応経路IIに示す通り式VIのジアリールホウ素化合物を式Vのピリジン又はイソキノリンと反応させることにより製造することができる。
【0042】
反応経路II
【0043】
【化17】
Figure 0003668506
【0044】
式中、X、Y、m、n、R1、R2及びR3は式Iに関して上文に記載した通りであり、
RはC1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシである。
【0045】
本発明の式Iの化合物はベンチュリア イナエクアリス、プラスモパラ ビチコラ、アルテリナリア ソラニ及びボツリチス シネレアなどの病原性菌の成長の抑制又は予防に特に有用である。従ってリンゴ腐敗病、ぶどうベト病、トマト胴枯れ病及びぶどう又は胡椒ボツリチスなどの有害な病気を予防又は抑制することができる。
【0046】
本発明の式Iの化合物により抑制又は改善される菌には子嚢菌類、例えばベンチュリア イナエクアリス、エリシフェ グラミニス(Erysiphe graminis)f.sp.ツリチシ(tritici)、レプトスファエリア ノドルム(Leptosphaeria nodorum)、アルテリナリア ソラニ、セルコスポラ ベチコラ(Cercospora beticola)、ボツリチス シネレア、シュードセルコスポレラ ヘルポツリコイデス(pseudocercosporella herpotrichoides)、フサリウム オキシスポルム(Fusarium oxysporum及びピリクラリア オリセア(Pyricularia orisea)f.sp.オリザエ(oryzae)、担子菌類、例えばタナテフォルス ククメリス(Thanatephorus cucumeris)及びプクシニア レコンディタ(Puccinia recondita)、卵菌類、例えばプラスモパラ ビチコラ及びピチウム ウルチマム(Pythium ultimum)が含まれる。有利なことに、本発明の化合物はベンチュリア イナエクアリス、プラスモパラビチコラ、アルテリナリア ソラニ及びボツリチス シネレアに対して特に有効であることが見いだされた。
【0047】
本発明の化合物は、殺菌・殺カビ的に有効な比率で植物に適用すると、病原性菌の病気によって起こる損傷からの成長中及び収穫された植物の保護にも有用である。有効比率は標的菌の毒性、処置の環境及び他の周囲条件などの因子に依存して変わる。実際には一般に20−1,000ppm、好ましくは約50−500ppmの式Iの化合物を液体又は固体担体に分散し、植物、種子又は塊茎、あるいは植物、種子又は塊茎が成長している媒体あるいは水に適用することができる。
【0048】
本発明の化合物は濃厚溶液、濃厚乳剤、流動性濃厚液(flowable concentrates)、ミクロ乳液などとして調製することができる。該化合物は乾燥圧縮顆粒、顆粒状組成物、粉剤、濃厚粉剤、濃厚懸濁液、水和剤としても調製することができる。必要な植物保護を与える種子、塊茎、媒体、水及び/又は葉への適用に有用なこれらの調剤が適している。そのような調剤は不活性固体又は液体担体と混合した本発明の化合物を含む。
【0049】
本発明の化合物は有害生物防除的に有効量の1つ又はそれ以上の他の有害生物防除剤(pesticide)と共に、又は組み合わせて用いることができることが意図され、それにはアニラジン(anilazine)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノミル(benomyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ボルドデアウクス(bordeaux)混合物、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan)、クロロタロニル(chlorothalonil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、ジクロラン(dichloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)、エジフェンフォス(edifenphos)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フルシラゾール(fulsilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルツリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル(fosetyl)、フベリダゾール(fuberidazole)、グアザチン(guazatine)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、イマザリル(imazalil)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メタラキシル(metalaxyl)、メチラム(metiram)、ミクロブダニル(myclobutanil)、ヌアリモル(nuarimol)、オフラセ(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、ペンコナゾール(penconazole)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロピコナゾール(propiconazole)、ピラゾフォス(pyrazophos)、テブコナゾール(tebuconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオファネート(thiophanate)、トリファネート−メチル(thiphanate−methyl)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアリモル(triarimol)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflunizole)、トリフォリン(triforine)、ビンクロゾリン(vinclozolin)及び/又はジネブ(zineb)が含まれるがこれらに限られるわけではない。
【0050】
本発明の化合物を他の有害生物防除剤との組み合わせ処置で用いる場合、組成物は上記の成分の混合物として適用することができ、あるいは連続的に適用することができる。
【0051】
式Iのジアリール(ピリジニオ及びイソキノリニオ)ホウ素化合物は昆虫及びダニの抑制にも有効である。これらの化合物は昆虫及びダニの攻撃から成長中又は収穫された作物を保護するためにも有効である。
【0052】
有利なことに本発明の式Iの化合物はタバコバスワーム、サザンアーミーワーム及び二点くもダニに対して特に有効であることが見いだされた。
【0053】
実際には作物を昆虫及びダニによる攻撃から保護するために植物、作物、又は該作物が成長している土壌に適用する場合、一般に水又は他の液体担体に分散された約10ppm−約10,000ppm、好ましくは約100ppm−約5,000ppmの式Iのジアリール(ピリジニオ又はイソキノリニオ)ホウ素化合物が有効である。
【0054】
本発明の式Iの化合物は又、植物の葉及び/又は該植物が成長している土壌又は水に、約0.1kg/ha−4.0kg/haの活性成分の比率を与えるのに十分な量で適用すると、昆虫及びダニの抑制に有効である。
【0055】
本発明の式Iの化合物は単独で用いた場合に昆虫及びダニの抑制に有効であるが、これらは他の殺虫剤及び殺ダニ剤を含む他の生物学的化学品と組み合わせて用いることもできる。例えば本発明の化合物をアリールピロール、ピラスロイド、リン酸塩、カルバメート、シクロジエン、バシルス チュリンギエンシス(Bt)のエンドトキシン、ホルムアミジン、フェノール錫化合物、塩素化炭化水素、ベンゾイルフェニルウレアなどと共に、又は組み合わせて有効に用いることができる。
【0056】
本発明をさらに理解することを容易にするために、主にそのより特定の詳細を例示する目的で以下の実施例を示す。本発明は特許請求の範囲で限定される以外に実施例により制限されるものではない。
【0057】
【実施例】
実施例1
(5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニオ)メチルジフェニルホウ素の製造
【0058】
【化18】
Figure 0003668506
【0059】
メチレンクロリド中のメチルマグネシウムクロリドの溶液(3モル溶液を5.11mL)をテトラヒドロフラン中のジフェニルホウ酸エタノールアミンエステル(1.15g、5.11ミリモル)の溶液に滴下する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン(2.04g、15.33ミリモル)で処理し、室温で終夜撹拌し、5%の塩酸で処理し、エーテルで希釈する。相を分離し、有機相を5%の塩酸及び水で連続して洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮して標題化合物を白色の固体として得る(1.41g、融点120−121℃)。
【0060】
基本的に同一の方法を用い、メチルマグネシウムクロリド又はメチルマグネシウムブロミド、ならびに適した置換ピリジン又はイソキノリンを用いて以下の化合物が得られる:
【0061】
【化19】
Figure 0003668506
【0062】
Figure 0003668506
実施例2
クロロ(イソキノリノオ)ジ−p−トリルホウ素の製造
【0063】
【化20】
Figure 0003668506
【0064】
イソキノリン(0.25mL、2.13ミリモル)をエーテル中のクロロ−ジ−p−トリルボラン(0.5g、2.19ミリモル)の溶液に加える。反応混合物を室温で終夜撹拌し、真空中で濃縮し、標題化合物を0.7gの淡いオレンジ色の油状で得、それを1HNMRスペクトル分析により同定する。
【0065】
実施例3
ヒドロキシ(3−ブチルピリジニオ)ジフェニルホウ素の製造
【0066】
【化21】
Figure 0003668506
【0067】
エーテル中のジフェニルホウ酸(0.5g、2.73ミリモル)及び3−ブチルピリジン(0.37g、2.74ミリモル)の混合物を室温で2時間撹拌し、Na2SO4上で乾燥し、真空中で濃縮して標題化合物を0.76gの淡い黄色の油状で得、それを1H及び13CNMRスペクトル分析により同定する。
【0068】
基本的に同一の方法を用いるが3−ブチルピリジンを4−イソプロピルピリジンに置換してヒドロキシ(4−イソプロピルピリジニオ)ジフェニルホウ素を淡い黄色の油状で得る。
【0069】
実施例4
ブトキシ(4−メチルピリジニオ)ジフェニルホウ素の製造
【0070】
【化22】
Figure 0003668506
【0071】
エーテル中のジフェニルホウ酸ブチル(0.5g、2.09ミリモル)及び4−ピコリン(0.206mL、2.18ミリモル)の混合物を0℃で30分間撹拌し、真空中で濃縮し、標題化合物を0.51gの淡い黄色の油状で得、それを1HNMRスペクトル分析により同定する。
【0072】
基本的に同一の方法を用い、適した置換ピリジンを用いて以下の化合物を得、1HNMRスペクトル分析により特性化する。
【0073】
【化23】
Figure 0003668506
【0074】
Figure 0003668506
実施例5
試験化合物の生体内殺菌・殺カビ活性の評価
試験化合物をアセトンに溶解又は懸濁し、Atlas Chemical Industriesにより製造されたポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート界面活性剤であるTWEEN20を約0.05%含む脱イオン水で希釈する。
【0075】
宿主植物に試験溶液を噴霧し、乾燥し、菌を接種する。病気の症状が最高に現れている時に植物を下記に示す等級尺度に従い、病気の抑制に関して等級化する。各試験は接種された処置植物、接種された未処置植物及び参照標準を含む。1回以上の試験を行う場合、データは平均化する。得られたデータを表Iに示す。この生体内殺菌・殺カビ性評価、及び続く実施例における試験管内殺菌・殺カビ性評価で用いた化合物は化合物番号で示し、名前を限定する。表Iのデータは化合物番号で報告する。
【0076】
Figure 0003668506
Figure 0003668506
Figure 0003668506
Figure 0003668506
実施例6
試験化合物の試験管内殺菌・殺カビ活性の評価
試験化合物をアセトンに溶解又は懸濁し、栄養ブイヨン中の粉砕した菌の菌糸の懸濁液を含む細胞ウェル平板中に分散する。アッセイ平板を21℃で3−4日インキュベートする。成長阻害を視覚により測定し、以下の尺度を用いて等級化する。
【0077】
Figure 0003668506
各試験で未処置標準、溶媒ブランク及び参照標準をインキュベートする。
【0078】
アッセイ菌は植物病原体であるピチウム ウルチマム(Pythium ultimum)(Pythul)、リゾクトニア ソラニ(Rhyzoctonia solani)(Rhizso)、フサリウム オキシスポルム f.sp.ククメリヌム(Fusoxc)及びシュードセルコスポレラ ヘルポトリコイデス(Psdche)を含む。
【0079】
1回以上の試験を行う場合、データは平均化する。得られたデータを表IIに示す。評価された化合物は実施例5で示した化合物番号により報告する。
【0080】
Figure 0003668506
実施例7
殺虫剤及び殺ダニ剤評価
以下の試験は殺虫剤及び殺ダニ剤としての化合物の効率を示す。評価は50/50アセトン/水混合物中に溶解又は分散した試験化合物の溶液を用いて行う。試験化合物は下記の表Iに示す濃度を与えるのに十分な量で該アセトン/水混合物中に溶解又は分散した工業材料(technical material)である。
【0081】
ここに報告する濃度はすべて活性成分に関する。試験はすべて約27℃に保たれた実験室で行う。用いた等級系は以下の通りである:
Figure 0003668506
本評価に用いた昆虫及びダニの試験種を特定の試験法と共に以下に説明する。
スポドプテラ エリダニア(Spodoptera eridania)第3令幼虫、サザンアーミーワーム
7−8cmの長さに広がったシーバリマ豆(sieva lima bean)の葉を試験懸濁液に撹拌しながら3秒間浸し、フード中に置いて乾燥する。その後葉を、底に湿った濾紙を敷き、10匹の第3令の毛虫を含む100x10mmのペトリ皿に入れる。死亡率、摂食の減少又は正常な脱皮との何らかの抵触を観察する前に皿を5日間保持する。
【0082】
テトラニクス ウルチカエ(Tetranychus urticae)(OP−耐性種)、二点くもダニ
7−8cmに広がった第1葉を有するシーバリマ豆の木を選び、1ポット当たり1本に切り詰める。主要コロニーからとった葉から小片を切断し、試験植物の各葉の上に置く。これは、ダニが試験植物の上に移動し、卵を生むことができるように、処置の約2時間前に行う。切断片の大きさは、1葉当たり約100のダニを得るように変える。処置の時点でダニを移すために用いた葉の片を除去し、捨てる。ダニが蔓延した植物を試験調剤に撹拌しながら3秒間浸し、フード中に置いて乾燥する。植物を2日間保持してから成虫の死亡の評価を行う。
【0083】
ヘリオチス ビレンセンス(Heliothis virenscens)、第3令タバコバズワーム
綿の子葉を試験調剤に浸し、フード中で乾燥する。乾燥したら、それぞれを4角く切断し、10の切片をそれぞれ5−7mmの長さの湿った歯科用ガーゼを含む30mLのプラスチック計量カップに入れる。1匹の第3令の毛虫を各カップに加え、カップに食器棚のふたを置く。処置を3日間保持した後、死亡率計数及び摂食の減少の評価を行う。
【0084】
ディアブロチカ ウンデシムプンクタタ ホワルジ(Diabrotica undecimpunctata howardi)第3令サザンコーンルートワーム
1ccの微細タルクを30mLの広口スクリュートップガラスジャーに入れる。ジャー当たり1.25mgの活性成分を与えるように1mLの適したアセトン試験溶液をタルク上にピペットで加える。アセトンが蒸発するまでジャーを穏やかな空気流下に置く。乾燥したタルクをゆるめ、各ジャーに昆虫の食糧として1ccのきびの種子を加え、25mLの湿った土壌を加える。ジャーにふたをし、内容物を渦動ミキサー(Vortex Mixer)上で十分に混合する。この後、第3令ルートワームを各ジャーに加え、幼虫のための換気ができるようにジャーにゆるくふたをする。処置を6日間保ってから死亡率計数を行う。死亡した幼虫は急速に分解し、見いだすことができないので、見付けられない幼虫は死亡したものと推定する。この試験で用いた濃度は約50kg/haに相当する。
【0085】
上記の評価で得たデータを表Iに報告する。
【0086】
【表1】
Figure 0003668506
【0087】
本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0088】
1.植物病原性菌に殺菌・殺カビ的有効量の構造式
【0089】
【化24】
Figure 0003668506
【0090】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0091】
【化25】
Figure 0003668506
【0092】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
を有する化合物と接触させることを含む、植物病原性菌によって起こる病気の予防、抑制又は改善の方法。
【0093】
2.X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル又はC1−C8ハロアルキルであり、
m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2の整数であり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0094】
【化26】
Figure 0003668506
【0095】
により示される環を形成することができ、
4はC1−C4アルキルであり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル又はニトロであることを特徴とする上記1項に記載の方法。
【0096】
3.X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン又はC1−C8アルキルであり、
RがC1−C8アルキルであり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は−CL=CH−CH=CH−により示される環を形成することができ、
Lは水素又はニトロである上記2項に記載の方法。
【0097】
4.植物、植物種子又は塊茎、あるいはそれが成長している媒体又は水に殺菌・殺カビ的、殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
【0098】
【化27】
Figure 0003668506
【0099】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0100】
【化28】
Figure 0003668506
【0101】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
を有する化合物を適用することを含む、菌の蔓延及び病気から、あるいは昆虫又はダニによる攻撃から植物、植物種子又は塊茎を保護する方法。
【0102】
5.X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル又はC1−C8ハロアルキルであり、
m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2の整数であり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0103】
【化29】
Figure 0003668506
【0104】
により示される環を形成することができ、
4はC1−C4アルキルであり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル又はニトロであることを特徴とする上記4項に記載の方法。
【0105】
6.不活性液体又は固体担体及び殺菌・殺カビ的、殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
【0106】
【化30】
Figure 0003668506
【0107】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0108】
【化31】
Figure 0003668506
【0109】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
を有する化合物を含む植物病原性菌、昆虫又はダニを抑制するための組成物。
【0110】
7.昆虫及びダニ、それらの繁殖地、食糧供給(food supply)又は生息場所に殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
【0111】
【化32】
Figure 0003668506
【0112】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0113】
【化33】
Figure 0003668506
【0114】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
を有する化合物を接触させることを含む、昆虫及びダニの抑制の方法。
【0115】
8.構造式
【0116】
【化34】
Figure 0003668506
【0117】
[式中、
X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0118】
【化35】
Figure 0003668506
【0119】
により示される環を形成することができ、
4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
pは3又は4の整数であり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロであり、
但しR1、R2及びR3がそれぞれ水素又はt−ブチルの場合Rはハロゲン以外でなければならず、さらにX、Y、R1、R2及びR3が水素の場合Rはヒドロキシである]
を有する化合物。
【0120】
9.X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル又はC1−C8ハロアルキルであり、
m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2の整数であり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
【0121】
【化36】
Figure 0003668506
【0122】
により示される環を形成することができ、
4はC1−C4アルキルであり、
L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル又はニトロであることを特徴とする上記8項に記載の化合物。
【0123】
10.X及びYがそれぞれ独立して水素、ハロゲン又はC1−C8アルキルであり、
RがC1−C8アルキルであり、
1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、ハロゲン、シアノ、C(O)R4又はフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は−CL=CH−CH=CH−により示される環を形成することができ、
Lは水素又はニトロである上記9項に記載の化合物。

Claims (5)

  1. 植物病原性菌に殺菌・殺カビ的有効量の構造式
    Figure 0003668506
    [式中、
    X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
    m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
    RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
    Figure 0003668506
    により示される環を形成することができ、
    4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
    pは3又は4の整数であり、
    L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
    を有する化合物と接触させることを含む、植物病原性菌によって起こる病気の予防、抑制又は改善の方法。
  2. 植物、植物種子又は塊茎、あるいはそれが成長している媒体又は水に殺菌・殺カビ的、殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
    Figure 0003668506
    [式中、
    X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
    m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
    RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
    Figure 0003668506
    により示される環を形成することができ、
    4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
    pは3又は4の整数であり、
    L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
    を有する化合物を適用することを含む、菌の蔓延及び病気から、あるいは昆虫又はダニによる攻撃から植物、植物種子又は塊茎を保護する方法。
  3. 不活性液体又は固体担体及び殺菌・殺カビ的、殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
    Figure 0003668506
    [式中、
    X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
    m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
    RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
    Figure 0003668506
    により示される環を形成することができ、
    4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
    pは3又は4の整数であり、
    L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
    を有する化合物を含む植物病原性菌、昆虫又はダニを抑制するための組成物。
  4. 昆虫及びダニ、それらの繁殖地、食糧供給(food supply)又は生息場所に殺虫的又は殺ダニ的有効量の構造式
    Figure 0003668506
    [式中、
    X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
    m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
    RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
    Figure 0003668506
    により示される環を形成することができ、
    4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
    pは3又は4の整数であり、
    L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロである]
    を有する化合物を接触させることを含む、昆虫及びダニの抑制の方法。
  5. 構造式
    Figure 0003668506
    [式中、
    X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ又はC1−C8ハロアルコキシであり、
    m及びnはそれぞれ独立して0、1、2又は3の整数であり、
    RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C1−C8アルコキシ、C1−C8ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C(O)R4、NR56又は場合により1−3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はNR56により置換されていることができるフェニルであり、R2及びR3が一緒になった場合それらはR23が構造:−(CH2p−又は
    Figure 0003668506
    により示される環を形成することができ、
    4、R5及びR6はそれぞれ独立して水素又はC1−C4アルキルであり、
    pは3又は4の整数であり、
    L、M、Q及びWはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ又はニトロであり、
    但しR1、R2及びR3がそれぞれ水素又はt−ブチルの場合Rはハロゲン以外でなければならず、さらにX、Y、R1、R2及びR3が水素の場合Rはヒドロキシでなければならず、そしてX及びYが塩素で、Rがヒドロキシであり、R 1 、R 2 及びR 3 が水素であり、かつ、n及びmが3である化合物は除く
    を有する化合物。
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