JP3667668B2 - 画像形成装置の管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ,印刷機等の画像形成装置の検針や故障管理を遠隔地のコンピュータで行う画像形成装置の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像形成装置とその画像形成装置のメンテナンス等を担当する営業所のホストコンピュータ(検針用ホストコンピュータ)とを電話回線で接続し、画像形成装置から送信されるカウント情報などのデータを検針用ホストコンピュータで受け取り、その受信データを検針用ホストコンピュータ側で解析表示する画像形成装置の管理システムが知られている。
【0003】
また、この従来の画像形成装置の管理システムにおいては、画像形成装置に故障等の不具合が発生すると、複数の営業所を統括管理するCコールセンターでユーザーからの緊急通報(Cコールと呼称する)を受け付けた後、Cコールセンターのオペレータが通報のあったユーザーを担当する営業所にサービスマンの派遣を依頼するようになっている。
【0004】
したがって、このような画像形成装置の管理システムにおいては、ユーザーからのCコールに対して的確に対応できるようにするために、営業所の検針用ホストコンピュータに各画像形成装置毎の顧客データを登録することはもちろんのこと、Cコールセンターのホストコンピュータ(故障管理用ホストコンピュータ)にも各画像形成装置毎の顧客データを登録しておき、Cコールセンター及び営業所の双方でCコールのあった画像形成装置に対応する顧客データを適宜閲覧できるようになっている。
【0005】
なお、このような画像形成装置の管理システムにおいて、画像形成装置と検針用ホストコンピュータとの間のデータ送信、及び画像形成装置と故障管理用ホストコンピュータとの間のデータ送信を行うには、画像形成装置の設置時の初期化操作で画像形成装置,検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータに設定登録されるID等の通信制御データがあれば可能であるが、画像形成装置やユーザーを特定するためには、ユーザ名,画像形成装置の設置場所を示す住所や連絡先電話番号等の顧客データが必要になる。このユーザー名,画像形成装置の設置場所を示す住所や連絡先電話番号等の顧客データは、画像形成装置の設置後、オペレータが営業所の検針用ホストコンピュータにキーボード等から入力して登録し、更にその後、営業所のオペレータからCコールセンターのオペレータに連絡され、Cコールセンターの故障管理用ホストコンピュータにも手入力で登録されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の画像形成装置の管理システムにおいては、営業所の検針用ホストコンピュータとCコールセンターの故障管理用ホストコンピュータで同一の顧客データを手入力で重複して登録するようになっているため、顧客データの入力作業の労力を軽減することが要望されていた。
【0007】
また、このような従来の画像形成装置の管理システムは、ホストコンピュータと画像形成装置とを専用回線で接続し、データの送受信を行っているが、専用回線を設置する費用が高く、しかもアナログでのデータ送信が一般的であった。そのため、画像形成装置の管理システムのコストの低廉化を図ることができ、データを高速で且つ確実に送受信することが可能になる画像形成装置の管理システムの提供が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明は、顧客データの入力作業の労力を軽減することができ、高速で且つ確実なデータの送受信を可能とする比較的安価な画像形成装置の管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像形成装置,検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータが相互に通信手段を介して各種データを送受信できるように構成されてなる画像形成装置の管理システムに関するものである。このうち、前記画像形成装置は、前記検針用ホストコンピュータと前記故障管理用ホストコンピュータの電話番号及び初期化開始の信号を入力する入力手段と、前記入力手段からの初期化開始の入力信号に基づいてメモリから初期化用データを読み出し、その初期化用データを前記通信手段で前記検針用ホストコンピュータに送信する制御手段と、を備えている。そして、前記制御手段が、前記初期化用データを前記検針用ホストコンピュータに送信後、前記検針用ホストコンピュータから送信されたID及び地域コード番号からなる通信制御データをメモリに記憶させるとともに、その通信制御データを前記故障管理用ホストコンピュータに前記通信手段で送信するように構成されている。また、前記検針用ホストコンピュータは、前記画像形成装置から送信された初期化用データを受信すると、当該画像形成装置に対応するIDを生成し、このIDに地域コード番号を付加した通信制御データを作成する通信制御データ作成手段と、前記通信制御データを前記通信手段で前記画像形成装置に向けて発信する通信制御データ発信手段と、前記通信制御データに対応する顧客情報管理リストを顧客情報管理ファイル内に作成する顧客情報管理リスト作成手段と、前記通信制御データに対応する顧客データを前記顧客情報管理リストに書き込んで前記顧客情報管理リストを更新する顧客データ記録手段と、前記更新された顧客情報管理リストデータを前記通信制御データとともに前記故障管理用ホストコンピュータに向けて前記通信手段で送信する顧客データ発信手段と、を備えている。また、故障管理用ホストコンピュータは、前記画像形成装置からの通信制御データを受信し、その通信制御データを記憶手段に登録した後、前記検針用ホストコンピュータから送信された顧客情報管理リストデータであって前記通信制御データに対応するものを前記通信制御データに関連付けて前記記憶手段に登録するようになっている。そして、前記前記検針用ホストコンピュータ及び前記故障管理用ホストコンピュータが、ターミナルアダプタを介してISDN回線に接続されている。
【0010】
このような構成の本発明によれば、画像形成装置の初期化操作により、画像形成装置、検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータに共通したIDを備えた通信制御データがそれぞれ登録され、その通信制御データに対応する検針用ホストコンピュータの顧客情報管理リストのデータと同一のデータが故障管理用ホストコンピュータに登録されることになる。その結果、本発明によれば、故障管理用ホストコンピュータのオペレータが顧客データを自らの手で入力する必要がなくなり、故障管理用ホストコンピュータのオペレータの作業労力が軽減される。また、本発明によれば、検針用ホストコンピュータと故障管理用ホストコンピュータが、それぞれターミナルアダプタを介してISDN回線に接続されているため、画像形成装置が無線通信手段(例えば、PHSやデジタル携帯電話)でデータの送受信を行う構成であったり、又は画像形成装置が一般回線を使用したアナログデータの送受信を行う構成である場合にも対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の管理システムの概略構成を示すものである。
【0015】
この図1に示すように、画像形成装置としての複写機1は、内蔵するPIAFS対応のPHS通信手段2により営業所のホストコンピュータ(Cコールセンターのホストコンピュータと区別するため、検針用ホストコンピュータと称する)3とCコールセンターのホストコンピュータ(営業所のホストコンピュータと区別するため、故障管理用ホストコンピュータと称する)4に対して送受信できるようになっている。なお、検針用ホストコンピュータ3と故障管理用ホストコンピュータ4は、それぞれPIAFS対応のターミナルアダプタ(TA)を介してISDN回線に接続されており、複写機1側のPHS網に接続されるようになっている。また、検針や修理を担当する各営業所A,Bの検針用ホストコンピュータ3,3に接続される複数の複写機1,1は、各営業所を統括管理するCコールセンターの故障管理用ホストコンピュータ4に接続されるようになっている。また、検針用ホストコンピュータ3と故障管理用ホストコンピュータ4がISDN回線で接続されている。
【0016】
図2は、画像形成装置の管理システムを構成する複写機,検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータの各制御ブロック図を示すものである。
【0017】
複写機は、原稿を読み取るための露光手段と、この露光手段によって読み取った画像をトナー像にするための感光体や現像器等からなる画像形成手段と、この画像形成手段によって形成されたトナー像を転写紙に転写するための転写域に配置された転写手段と、その転写域に転写紙を供給する給紙手段と、転写紙に転写されたトナー像を加熱・加圧して転写紙に定着させる定着手段と、を備えている。また、複写機は、この図2に示すように、複写機の各部の故障やジャム(紙詰まり)等を検知するための各種センサを有するデータ取得手段5と、複写機本体の上部に配置された操作パネルのキーボード,タッチパネル,操作ボタン等の入力手段6と、複写機の作動に関わる各種データ等を表示する液晶表示装置等の表示手段7と、検針用ホストコンピュータ3や故障管理用ホストコンピュータ4とのデータの送受信を可能にするPHS通信手段2と、これらPHS通信手段2やデータ取得手段5等を作動制御する制御手段8と、を備えている。
【0018】
制御手段8は、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU10、制御プログラム等を格納するROM,演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段(メモリ)11、及び入出力インターフェース(図示せず)を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。なお、複写機本体内にハードディスク等の外部記憶装置が設置されている場合には、その外部記憶装置にも制御手段8が接続されている。
【0019】
検針用ホストコンピュータ3は、複写機1の検針やメンテナンス等のサービスを提供する営業所に設置されており、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU12、制御プログラム等を格納するROM,演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段13、及び入出力インターフェース(図示せず)を備えている。また、この検針用ホストコンピュータ3は、複写機1から送信された初期化用データ(例えば、空のID=00000)を受信すると、当該複写機1に対応するID(例えば、ID=12345)を生成し、そのIDに地域コード番号(例えば、123)を付加した通信制御データを作成する通信制御データ作成手段と、この通信制御データを通信手段で複写機1に向けて発信する通信制御データ発信手段と、通信制御データに対応する顧客情報管理リストを顧客情報ファイル内に作成する顧客情報管理リスト作成手段と、通信制御データに対応する顧客データを顧客情報管理リストに書き込んで顧客情報管理リストを更新する顧客データ記録手段と、この更新された顧客情報管理リストのデータを通信制御データとともに故障管理用ホストコンピュータ4に向けて通信手段16で送信する顧客データ発信手段と、を備えている。
【0020】
そして、この検針用ホストコンピュータ3は、ハードディスク等の外部記憶装置14、入力用のキーボードや操作ボタン等の入力手段15、複写機1とのデータの送受信を可能にする通信手段16、CRTや液晶表示装置等の表示手段17に図示しない入出力インターフェースを介して接続されている。
【0021】
故障管理用ホストコンピュータ4は、複数の営業所を統括するCコールセンターに設置されている。なお、Cコールセンターは、各複写機1,1の故障(例えば、帯電器の電圧異常等のトラブルであって、ユーザーが簡単に解決できないようなトラブル)の通報を一括して受信し、故障が発生した複写機1を担当する営業所に修理のためのサービスマンの派遣を指示するようになっている。
【0022】
この故障管理用ホストコンピュータ4は、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU18、制御プログラム等を格納するROM,演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段20、及び入出力インターフェース(図示せず)を備えている。そして、この故障管理用ホストコンピュータ4は、ハードディスク等の外部記憶装置21、入力用のキーボード(入力手段)22、複写機とのデータの送受信を可能にする通信手段23、CRTや液晶表示装置等の表示手段24に図示しない入出力インターフェースを介して接続されている。
【0023】
以上のように構成された画像形成装置の管理システムの動作を、図3〜図5のフローチャート図及び図7を参照して説明する。
【0024】
先ず、複写機の初期化動作を図3のフローチャート図及び図7に基づいて説明する。複写機1が設置されると、サービスマンは、複写機1と検針用ホストコンピュータ3との相互のデータ通信を可能にするため、検針用ホストコンピュータ3の電話番号を入力し、その電話番号を複写機1の記憶手段11に登録し、また、複写機1と故障管理用ホストコンピュータ4との相互のデータ通信を可能にするため、故障管理用ホストコンピュータ4の電話番号を入力し、その電話番号を複写機1の記憶手段11に登録する(ステップS1)。そして、サービスマンは、複写機1の入力手段6から初期化開始の信号を入力すると(ステップS2)、登録した検針用ホストコンピュータ3の電話番号に基づいて検針用ホストコンピュータ3への通信を開始し、初期化用データを記憶手段11から読み出して、その初期化用データを検針用ホストコンピュータ3に送信する(ステップS3)。ここで、初期化用データは、予め複写機1の記憶手段11内に記憶されていた空のID(00000)である(図7参照)。
【0025】
そして、この初期化用データを受信した検針用ホストコンピュータ3は、後述するように、初期化用データを発信した複写機1に対するIDを生成し、このIDに地域コード番号(予め営業所毎に定められる営業所識別番号)を付加してなる通信制御データを当該複写機1に送信するようになっている(図4のステップS11,S12及び図7参照)。なお、この通信制御データは、通信の相手先を特定するための識別子である。
【0026】
一方、複写機1は、検針用ホストコンピュータ3からの通信制御データを受信すると(ステップS4)、その通信制御データを記憶手段11に登録する(ステップS5)。そして、この複写機1に登録された通信制御データは、自動的に、又はサービスマンによって故障管理用ホストコンピュータ4に送信される(ステップS6)。
【0027】
次に、検針用ホストコンピュータ3の動作を図4及び図7に基づき説明する。これらの図に示すように、検針用ホストコンピュータ3は、複写機1からの初期化用データを受信すると(ステップS11)、その初期化用データを送信した複写機1に対応するIDを生成すると共に、当該検針用ホストコンピュータ3を管理する営業所の地域コード番号をその生成したIDに付加して通信制御データを作成する(ステップS12)。そして、検針用ホストコンピュータ3は、通信制御データを通信手段16で複写機1に向けて発信する(ステップS13)。
【0028】
また、検針用ホストコンピュータ3は、通信制御データを記憶手段13内に記憶すると共に、その通信制御データのIDに対応する顧客情報管理リストを顧客情報管理ファイル内に作成するようになっている(ステップS14)。その初期化操作後、営業所において、通信制御データのうちのIDに対応する顧客データ(ユーザー名、電話番号、住所等)が入力手段15によって入力されると(ステップS15)、その顧客データがIDに対応する顧客情報管理リストの該当個所に書き込まれ、顧客情報管理リストが更新される(ステップS16)。
【0029】
そして、検針用ホストコンピュータ3は、通信制御データと更新された顧客情報管理リストを通信手段16で故障管理用ホストコンピュータ4に送信する(ステップS17)。なお、この検針用ホストコンピュータ3から故障管理用ホストコンピュータへ4のデータ送信は、顧客情報管理リストの更新と共に自動的に行われるが、これに限られず、オペレータによるキー操作等で行うようにしてもよい。
【0030】
次に、故障管理用ホストコンピュータ4の動作を図5及び図7に基づき説明する。これらの図に示すように、故障管理用ホストコンピュータ4は、複写機1からの通信制御データを受信すると(ステップS21)、その通信制御データを記憶手段20に登録する(ステップS22)。
【0031】
その後、故障管理用ホストコンピュータ4は、検針用ホストコンピュータ3からの通信制御データ及び顧客情報管理リストデータを受信すると(ステップS23)、検針用ホストコンピュータ3から送信された通信制御データのIDと予め登録されている通信制御データのIDとを比較し(ステップS24)、両IDが一致する場合、検針用ホストコンピュータ3からの顧客情報管理リストデータを通信制御データに対応させて記憶手段20に登録するようになっている(ステップS25)。
【0032】
又、ステップS24において、通信障害等の何らかの理由で複写機1からの通信制御データが予め故障管理用ホストコンピュータ4に登録されておらず、検針用ホストコンピュータ3から送信された通信制御データのIDに一致するIDがない場合、故障管理用ホストコンピュータ4は、検針用ホストコンピュータ3から送信された通信制御データ及び顧客情報管理リストデータを記憶手段20に登録する(ステップS26,S25)。
【0033】
以上のような本実施の形態に係る画像形成装置の管理システムによれば、検針用ホストコンピュータ3において顧客データが入力され、検針用ホストコンピュータ3の顧客情報管理リストが更新されると、その更新された顧客情報管理リストデータが検針用ホストコンピュータ3から故障管理用ホストコンピュータ4に送信され、検針用ホストコンピュータ3に更新登録された顧客情報管理リストと同一の顧客情報管理リストが自動的に故障管理用ホストコンピュータ4に登録される。したがって、本実施の形態によれば、Cコールセンター(故障管理用ホストコンピュータ)におけるオペレータの顧客データの入力作業が不要になり、Cコールセンターのオペレータの労力を軽減することができる。
【0034】
また、本実施の形態に係る画像形成装置の管理システムは、複写機1の通信手段としてPHS通信手段2を採用しているため、複写機に電話線を接続する必要がなくなり、複写機1の設置場所の自由度が増すと共に、FAX機能を備えていない複写機1にも広く適用することが可能になる。
【0035】
また、本実施の形態に係る画像形成装置の管理システムは、複写機1の通信手段として構成の簡単なPHS通信手段を使用し、デジタルデータをISDN回線を介して送受信できるようになっているため、アナログの専用回線を設置する従来例に比較して、システム全体のコストを低減でき、データの送受信の高速化及び確実化を図ることができる。
【0036】
(本発明の実施の形態の変形例1)
なお、図6に示すように、故障管理用ホストコンピュータ4は、検針用ホストコンピュータ3から送信された通信制御データに合致する通信制御データが予め登録されていない場合、検針用ホストコンピュータ3に対し、その検針用ホストコンピュータ3から送信された顧客情報管理リストデータの登録が不可能であることを示す信号を送信するようにしてもよい(ステップS30)。ただし、この図6の態様の場合、故障管理用ホストコンピュータ4には、通信制御データ及び顧客情報管理リストデータが故障管理用ホストコンピュータ4のオペレータの手によって登録されることになる。しかし、このような変形例によれば、Cコールセンターのオペレータが行わなければならない顧客データの入力作業は極めて限られた場合(図6のステップS24,S30)のみであり、全ての顧客データをオペレータが手入力していた従来例に比較し、Cコールセンターのオペレータの労力を軽減することができる。
【0037】
(本発明の実施の形態の変形例2)
また、ホストコンピュータ3,4は、図8に示すように、PHS通信手段2を備えた複写機1aの他に、固定電話機能を有する通信手段30を備えた複写機1bにも接続し、複写機1bの検針や故障等の管理を行うことができる。すなわち、複写機1bは、その通信手段30がモデム31を介してPSTN32に接続され、更にPSTN32からプロトコル変換装置33を介してISDN回線に接続されるようになっている。なお、プロトコル変換装置33は、通信データをPIAFSやISDN信号に変換するものである。また、複写機1a,1bの通信手段として、デジタル携帯電話を使用し、携帯電話網を介してISDN回線に接続し、複写機1a,1bとホストコンピュータ3,4との間でデータの送受信を行うようにしてもよい。
【0038】
以上のように本変形例によれば、複写機1a,1b側の通信手段がPHS,携帯電話,一般の固定電話等の様々なものであっても対応でき、複写機1a,1bとホストコンピュータ3,4との間のデータの送受信が可能になる。
【0039】
(本発明の実施の形態のその他の変形例)
また、上述の実施の形態において、検針用ホストコンピュータ3から故障管理用ホストコンピュータ4に送信する顧客情報管理リストのデータを、全ての顧客情報管理リストが含まれる顧客情報管理ファイルの全データとし、顧客情報管理ファイルの全データを検針用ホストコンピュータ3から故障管理用ホストコンピュータ4に送信するようにしてもよい。このような場合、検針用ホストコンピュータ3から故障管理用ホストコンピュータ4に送信された通信制御データに対応しない通信制御データが故障管理用ホストコンピュータ4に登録されている場合(削除すべき顧客情報管理リストが何らかの理由によってそのまま登録されている場合)に、その通信制御データ及びその通信制御データに対応する顧客情報管理リストを削除することができ、検針用ホストコンピュータ3の顧客情報管理リストと故障管理用ホストコンピュータ4の顧客情報管理リストを確実に一致させることができる。
【0040】
また、上述の実施の形態は、画像形成装置として複写機1を例示し、画像形成装置の管理システムを説明したが、これに限られず、画像形成装置として、ファクシミリ、ページプリンタ、印刷機等に広く適用することができる。
【0041】
また、上述の実施の形態において、検針用ホストコンピュータ3における顧客データの入力は、検針用ホストコンピュータ3にLANで接続された他のコンピュータによって行うようにしてもよい。
【0042】
また、上述の変形例において、故障管理用ホストコンピュータ4への顧客データの入力は、故障管理用ホストコンピュータ4にLANで接続された他のコンピュータによって行うようにしてもよい。
【0043】
また、上述の実施の形態において、検針用ホストコンピュータ3と故障管理用ホストコンピュータ4は、それぞれPHSや携帯電話機構を応用した通信手段やインターネットのEメール機能を応用した通信手段でデータの送受信を行うようにしてもよく、一般の電話回線を利用した有線の通信手段を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、検針用ホストコンピュータにおいて顧客データが入力され、検針用ホストコンピュータの顧客情報管理リストが更新されると、その更新された顧客情報管理リストデータが検針用ホストコンピュータから故障管理用ホストコンピュータに送信され、検針用ホストコンピュータに更新登録された顧客情報管理リストと同一の顧客情報管理リストが自動的に故障管理用ホストコンピュータに登録されるため、故障管理用ホストコンピュータにおけるオペレータの顧客データの入力作業が不要になり、オペレータの労力を軽減することができる。
【0045】
また、本発明は、画像形成装置の通信手段として構成の簡単なPHS通信手段を使用し、デジタルデータをISDN回線を介して送受信できるようになっているため、アナログの専用回線を設置する従来例に比較して、システム全体のコストを低減でき、データの送受信の高速化及び確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の管理システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の管理システムを構成する複写機、検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータの制御用ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る複写機の作動状態を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る検針用ホストコンピュータの作動状態を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る故障管理用ホストコンピュータの作動状態を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の実施の形態の変形例1に係る故障管理用ホストコンピュータの作動状態を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の管理システムの初期化時におけるデータ通信状態を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態の変形例2に係る画像形成装置の管理システムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1……複写機(画像形成装置)、2……PHS通信手段(通信手段)、3……検針用ホストコンピュータ、4……故障管理用ホストコンピュータ、6……入力手段、8……制御手段、11……記憶手段(メモリ)、16,23……通信手段
Claims (1)
- 画像形成装置,検針用ホストコンピュータ及び故障管理用ホストコンピュータが相互に通信手段を介して各種データを送受信できるように構成されてなる画像形成装置の管理システムであって、
前記画像形成装置は、
前記検針用ホストコンピュータと前記故障管理用ホストコンピュータの電話番号及び初期化開始の信号を入力する入力手段と、
前記入力手段からの初期化開始の入力信号に基づいてメモリから初期化用データを読み出し、その初期化用データを前記通信手段で前記検針用ホストコンピュータに送信する制御手段と、を備え、
前記制御手段が、前記初期化用データを前記検針用ホストコンピュータに送信後、前記検針用ホストコンピュータから送信されたID及び地域コード番号からなる通信制御データをメモリに記憶させるとともに、その通信制御データを前記故障管理用ホストコンピュータに前記通信手段で送信するように構成され、
前記検針用ホストコンピュータは、
前記画像形成装置から送信された初期化用データを受信すると、当該画像形成装置に対応するIDを生成し、このIDに地域コード番号を付加した通信制御データを作成する通信制御データ作成手段と、
前記通信制御データを前記通信手段で前記画像形成装置に向けて発信する通信制御データ発信手段と、
前記通信制御データに対応する顧客情報管理リストを顧客情報管理ファイル内に作成する顧客情報管理リスト作成手段と、
前記通信制御データに対応する顧客データを前記顧客情報管理リストに書き込んで前記顧客情報管理リストを更新する顧客データ記録手段と、
前記更新された顧客情報管理リストデータを前記通信制御データとともに前記故障管理用ホストコンピュータに向けて前記通信手段で送信する顧客データ発信手段と、を備え、
故障管理用ホストコンピュータは、
前記画像形成装置からの通信制御データを受信し、その通信制御データを記憶手段に登録した後、前記検針用ホストコンピュータから送信された顧客情報管理リストデータであって前記通信制御データに対応するものを前記通信制御データに関連付けて前記記憶手段に登録するように構成され、
前記検針用ホストコンピュータ及び前記故障管理用ホストコンピュータが、ターミナルアダプタを介してISDN回線に接続されたことを特徴とする画像形成装置の管理システム。
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