JP2006256123A - プリンタを備えた通信ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 消耗品の残量をより早く察知し対応できるようなプリンタを備えた通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 消耗品を使用量を送信するプリンタ2と、プリンタ2から送信された消耗品の使用量を受信し、かつプリンタ2の操作を行うコンピュータ3と、コンピュータ3から送信された消耗品の使用量を受信する受信部6と、受信部6で受信した消耗品の使用量とデータベースに保存される消耗品の使用量とを比較しデータベースに保存される消耗品の使用量を受信した消耗品の使用量に修正する比較部8と、データベースに保存された消耗品の使用量を基に消耗品の寿命時期を算出する所要演算部11と、所要演算部11が算出した結果に基づいてコンピュータ3に必要な量を送信する消耗品出荷サーバ15と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタを備えた通信ネットワークシステムに関し、特に、トナーなどのプリンタで使用する消耗品の残量を消耗品メーカがより早く察知するプリンタを備えた通信ネットワークシステムに関する。
従来のビジネス方法は、消耗品供給メーカが消耗品の出庫状況を見ながら所要を算出し生産を行っていた。
このため、所要精度が所要担当者の経験則と簡易な計算方式にて対応していたため、消耗品の突発的な消費に対する対応が難しく対応に苦慮していた。
さらに、ユーザのプリンタ設置場所等が余儀なく変更され、配送のミスを引き起こすことや、タイムリーな消耗品の提供が滞り、提案活動の遅れが生じ、結果としてビジネスの創出に繋がることがあった。
特開2004−13750号公報
しかし、従来技術には次のような問題があった。
第一の問題点は、消耗品の所要作業が人手を介すことになり、精度が上がらず、余剰在庫や欠品に繋がる問題があった。
第二の問題点は、ユーザ各々の管理が出来て居らず、ユーザ毎の使用量による格差が掴めず、大枠での生産となるため、生産計画のズレや部材調達の二度手間が発生する問題があった。
第三の問題点は、どのユーザにどのような消耗品が存在しているかがタイムリーに把握できていないため、メーカでのビジネスの方向性や、市場開拓、市場のトレンドを掴めず、製品開発へのフィードバックが掛けられない問題点があった。
そこで、本発明は、消耗品の残量をより早く察知し対応できるようなプリンタを備えた通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、プリンタを備えた通信ネットワークシステムにおいて、消耗品を使用量を送信するプリンタと、当該プリンタから送信された消耗品の使用量を受信し、かつ前記プリンタの操作を行うコンピュータと、当該コンピュータから送信された前記消耗品の使用量を受信する受信部と、当該受信部で受信した消耗品の使用量とデータベースに保存される消耗品の使用量とを比較し当該データベースに保存される消耗品の使用量を前記受信した消耗品の使用量に修正する比較部と、当該データベースに保存された消耗品の使用量を基に前記消耗品の寿命時期を算出する所要演算部と、当該所要演算部が算出した結果に基づいて前記コンピュータに必要な量を送信する消耗品出荷サーバと、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、所要算出の精度が向上する。
その理由は、ユーザから通知される消耗品の寿命情報の更新を繰り返し、日々の使用量をより正確に捉えることが可能となり、かつユーザ毎の管理が行え、精度の高い算出が可能となるためである。
また、本発明によれば、メーカでの所要算出の工数が削減できる。
その理由は、従来はメーカ側で所要を算出する専任者が、コンピュータを使用しながら過去の実績に基づいた経験則での算出となっていた所を、本方式を使用することで、専任者の工数が削減できることと、突発的な消耗に関しても日々の変化を本方式が捉えることで回避可能であるためである。
さらに、本発明によれば、本方式を採用することでユーザの消耗品の在庫を極限まで抑えることが可能となる。
その理由は、ユーザでの使用量を日々の使用量から算出することで、正確に算出することが可能となり、従来、安全を考え余分に在庫していた消耗品の在庫数量を極力抑えることが可能となるからである。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。
[構成の説明]
図1は本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態は、ユーザ1と、装置製造メーカ16との各々に構成情報サーバ4及びメールサーバ6がインターネット5を介して接続されている。
ユーザ1には、消耗品を搭載することができ、消耗品の使用量をパーソナルコンピュータ3に送信するプリンタ2と、プリンタ2から消耗品情報を受信し、プリンタ2の操作を行うパーソナルコンピュータ3と、パーソナルコンピュータ3を含んだユーザ1全体のシステムの構成を取得する構成情報サーバ4とを備えている。
装置製造メーカ16には、構成情報サーバ4から送信されたメール形式の消耗品の使用量などの情報を含む情報を受信する受信部としてのメールサーバ6と、メールサーバ6からユーザ1の構成情報サーバ4のメール形式の情報を受信する構成情報受信部7と、構成情報受信部7で受信したメール形式の情報をデータベース形式に展開しプリンタ出荷サーバ13から送られてくるプリンタ2の出荷情報データと比較するためにデータ展開する構成情報展開部10と、プリンタ2の出荷に際し出荷するプリンタ2の機種や装置号機を記録しユーザ1に設置された後に、ユーザ1の装置構成情報を出荷情報入力部14を通じて登録するプリンタ出荷情報サーバ13と、ユーザ1の装置構成情報をメーカ16が登録する出荷情報入力部14と、プリンタ出荷情報サーバ13で入力されているユーザ1の装置構成情報とユーザ1の構成情報サーバ4から送付され構成情報展開部10でデータベースに展開されている構成情報を比較し差異があった場合、構成情報展開部10のデータを優先してユーザデータベース9に格納されるデータを修正する比較部8と、最新のユーザ1の装置構成情報を格納するユーザデータベース9と、ユーザ1のプリンタ構成情報とともにデータとして送付される印刷ページ数や消耗品の寿命時期等の付加情報をプリンタ2の構成(台数)とある期間での印刷ページ数と寿命時期をパラメータとして、ユーザ1の消耗品の次期寿命時期を算出しユーザデータベース9に書き込む所要演算部11と、所要演算部11で算出されたユーザ1の消耗品寿命時期および以前の寿命時期を閲覧するための表示装置12と、所要演算部11が算出した数量に従ってユーザ1にEPカートリッジを送付する期日と、必要数量をデータとして搭載する消耗品出荷サーバ15と、を備えている。
図2は、ユーザ1から送付されたプリンタ構成情報のメールデータである。
プリンタ構成情報20はユーザ名、ユーザ住所、ユーザTEL、プリンタ構成、TOTAL印刷枚数、EPカートリッジ残枚数、前回EPカートリッジ交換日から構成されるステータス情報から構成される。
図3は、メーカ16がプリンタを出荷する際に出荷情報入力部14を介してプリンタ出荷情報サーバ13に記述されるデータベースの形式の記述内容例である。
このデータベースは、不特定のユーザに設置されるプリンタの名称を記述している装置名称30と、設置される予定のプリンタのユニークな識別コードとなる装置号機31と、プリンタに装着される消耗品であるEPカートリッジの種類を記述しているEPカートリッジ32と、プリンタが設置される予定のユーザ名称を記述するユーザ名33と、ユーザ名33に記載されたユーザ名称もしくはプリンタが設置される予定の場所を特定するための記述であるユーザ住所34と、ユーザ名33に記載されたユーザ名称に付随するユーザの電話番号を記載するユーザTEL35と、メーカ16からプリンタが集荷される期日を記載する出荷日36と、から構成される。
図4は、ユーザ1から送付されたプリンタ構成情報をメーカ16がメールサーバ6を介して構成情報受信部7で受信し構成情報展開部10でデータベース化された記述例である。
このデータベースは、ユーザ1に設置されたプリンタの名称を記述している装置名称40と、設置されたプリンタのユニークな識別コードとなる装置号機41と、プリンタに装着される消耗品であるEPカートリッジの種類を記述しているEPカートリッジ42と、プリンタが設置されたユーザ名称を記述するユーザ名43と、ユーザ名43に記載されたユーザ名称もしくはプリンタが設置された場所を特定するための記述であるユーザ住所44と、ユーザ名43に記載されたユーザ名称に付随するユーザの電話番号を記載するユーザTEL45と、消耗品であるEPカートリッジが前回交換された期日を展開した前回EPカートリッジ交換日46と、現在ユーザ1で使用中のEPカートリッジの残枚数を記述したEPカートリッジ残枚数47と、ユーザ1に設置されたプリンタ2の総印字枚数を記述するTOTAL印刷枚数48と、から構成される。
図5は、メーカ16の所要演算部11で算出されたEPカートリッジの所要をベースに消耗品出荷情報サーバ15で管理する消耗品の出荷状況を元にユーザデータベース9で構築されるデータベースの記述例である。
このデータベースはユーザ1に設置されたプリンタの名称を記述している装置名称50と、設置されたプリンタのユニークな識別コードとなる装置号機51と、プリンタに装着される消耗品であるEPカートリッジの種類を記述しているEPカートリッジ52と、プリンタが設置されたユーザ名称を記述するユーザ名53と、ユーザ名53に記載されたユーザ名称もしくはプリンタが設置された場所を特定するための記述であるユーザ住所54と、ユーザ名53に記載されたユーザ名称に付随するユーザの電話番号を記載するユーザTEL55と、最初に交換されたEPカートリッジの交換期日が記載される「EPカートリッジ交換日1」56と、次にEPカートリッジを交換した期日を記載する「EPカートリッジ交換日2」57と、更に交換された期日がある場合に記載される「EPカートリッジ交換日3」58と、ユーザ1に設置されたプリンタ2の総印字枚数を記述するTOTAL印刷枚数59と、から構成される。
図6は、メーカ16の所要演算部12にユーザ1のEPカートリッジの必要量を算出し、その結果を表示部12に送信し表示した結果である。
表示内容はユーザ名称60と、ユーザ1のプリンタ2に内在するEPカートリッジが次回寿命になる期日を予測し表示した寿命期日予測表示61と、寿命期日予測表示61の期日に必要な数量を算出し表示する必要数量予測表示62から構成される。
図7は、メーカ16において、所要演算部11が算出した数量に従ってユーザ1にEPカートリッジを送付する日と、必要数量をデータとして搭載する消耗品出荷サーバ15が表示装置12を介して表示する画面の表示例である。
表示内容はユーザ名称70と、ユーザ1に消耗品を発送する期日を表示した発送日71と、ユーザ1に発送する数量を表示した発送数量72から構成される。
[動作の説明]
以下、図1−7を利用して、本実施の形態の動作について説明する。
ユーザ1に存在するプリンタ2の消耗品であるEPカートリッジが寿命前通知を行ったタイミングで、上位装置であるパーソナルコンピュータ3がその寿命前情報を受信し、メールサーバの機能を持った構成情報サーバ4へEPカートリッジの残枚数を通知する。
構成情報サーバ4は受け取った情報と、同一LAN環境内に存在するその他のプリンタの情報を吸い上げ、ユーザ1のプリンタ構成情報として、プリンタの種類、プリンタ台数、各々のプリンタのEPカートリッジの寿命、各々のプリンタの総印刷枚数、予め登録しておく各々のプリンタの設置場所を一つの情報として、メール形式で図2のデータとしてインターネット5経由でメーカ16のメールサーバ6へと送信する。
メーカ16のメールサーバ6は受け取ったデータを構成情報受信部7へ送付し、プリンタ構成情報であった場合には構成情報展開部10へ送信する。
一方、メールサーバ6から構成情報受信部7が受け取ったメールデータがプリンタ構成情報でない場合にはメールサーバ6へと返信する。
プリンタ構成情報を構成情報受信部7から受け取った構成情報展開部10はメール形式であるテキストデータを図4のデータベースへ変換する。
メーカ16はプリンタを出荷する際に、ユーザ情報を予め登録しておくため、出荷部門が出荷情報入力部14からプリンタ出荷構成サーバ13へ図3のデータを入力しておく。
このプリンタ出荷構成情報サーバ13のデータとユーザ1から送られ構成情報展開部10でデータベース化されたデータを比較部8で図3の装置名称30と図4の装置名称40、図3の装置号機31と図4の装置号機41、図3のEPカートリッジ32と図4のEPカートリッジ42、図3のユーザ名33と図4のユーザ名43、図3のユーザ住所34と図4のユーザ住所44、図3のユーザTEL35と図4のユーザTEL45を各々比較し、同一であった場合はユーザデータベース9へ更新情報として書き込む。
比較部8での比較結果に差異があった場合には、構成情報展開部10の図4のデータが最新であると判断しプリンタ出荷構成サーバ13内のデータベースを更新する。このことにより、ユーザ1への出荷情報の精度が向上する。
メーカ16の構成情報展開部10で展開したデータベース内の前回EPカートリッジ交換日46とEPカートリッジ残枚数47とTOTAL印刷枚数48とユーザデータベース9内のTOTAL印刷枚数59から、所要演算部で日々の印刷枚数を算出し、現在ユーザ1で運用しているEPカートリッジの寿命を算出する。
その算出結果をユーザデータベース9内の「EPカートリッジ交換日3」58の次なるデータとして追加し、更に消耗品出荷情報サーバ15へと送信する。尚、所要演算部11で算出したユーザ1のEPカートリッジの寿命予測と必要数量を表示装置12で図6の表示が可能となる。
また、消耗品の必要数量と必要時期について消耗品出荷情報サーバ15で収集し、メーカ16のユーザ1への消耗品の出荷精度、所要制度の向上が図れる。また、出荷された消耗品の交換によりユーザ1の構成情報サーバ4へEPカートリッジの交換期日が書き込まれる。
以上のようにユーザ毎の管理を積み重ね、メーカ16の消耗品の出荷数量の予測と出荷期日の予測の精度が向上する機能を有する。
上記の実施の形態では、ユーザ側のプリンタは一台であるが、台数はこれに限定されない。
本発明はネットワーク接続されたプリンタで使用する消耗品をより早く供給することに利用することができる。
本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 ユーザ1から送付されたプリンタ構成情報のメールデータである。 メーカ16がプリンタを出荷する際に出荷情報入力部14を介してプリンタ出荷情報サーバ13に記述されるデータベースの形式の記述内容例である。 ユーザ1から送付されたプリンタ構成情報をメーカ16がメールサーバ6を介して構成情報受信部7で受信し構成情報展開部10でデータベース化された記述例である。 メーカ16の所要演算部11で算出されたEPカートリッジの所要をベースに消耗品出荷情報サーバ15で管理する消耗品の出荷状況を元にユーザデータベース9で構築されるデータベースの記述例である。 メーカ16の所要演算部12にユーザ1のEPカートリッジの必要量を算出し、その結果を表示部12に送信し表示した結果である。 メーカ16において、所要演算部11が算出した数量に従ってユーザ1にEPカートリッジを送付する日と、必要数量をデータとして搭載する消耗品出荷サーバ15が表示装置12を介して表示する画面の表示例である。
符号の説明
1 ユーザ
2 プリンタ
3 パーソナルコンピュータ
4 構成情報サーバ
5 インターネット
6 メールサーバ
7 構成情報受信部
8 比較部
9 ユーザデータベース
10 構成情報展開部
11 所要演算部
12 表示装置
13 プリンタ出荷情報サーバ
14 出荷情報入力部
15 消耗品出荷情報サーバ
16 装置製造メーカ

Claims (6)

  1. 消耗品を使用量を送信するプリンタと、当該プリンタから送信された消耗品の使用量を受信し、かつ前記プリンタの操作を行うコンピュータと、当該コンピュータから送信された前記消耗品の使用量を受信する受信部と、当該受信部で受信した消耗品の使用量とデータベースに保存される消耗品の使用量とを比較し当該データベースに保存される消耗品の使用量を前記受信した消耗品の使用量に修正する比較部と、当該データベースに保存された消耗品の使用量を基に前記消耗品の寿命時期を算出する所要演算部と、当該所要演算部が算出した結果に基づいて前記コンピュータに必要な量を送信する消耗品出荷サーバと、を備えていることを特徴とするプリンタを備えた通信ネットワークシステム。
  2. 前記コンピュータと前記受信部との間には、前記プリンタ及び前記コンピュータの情報を取得する構成情報サーバがさらに接続されていることを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  3. 前記プリンタの装置構成情報を入力する出荷情報入力部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  4. 前記所要演算部で算出された結果を表示する表示装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  5. 前記プリンタは複数台設けられていることを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。
  6. 前記構成情報サーバ及び前記受信部はインターネットを介して接続されていることを特徴とする請求項2記載の通信ネットワークシステム。











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