JP5112133B2 - ネットワークシステム、情報処理装置、ネットワークシステムの情報処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、情報処理装置、ネットワークシステムの情報処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムとこのオフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置を備えるネットワークシステムに関する。
従来から、クライアントに設置された装置の状態を遠隔監視して、装置に対して必要な処理を行うことは知られている。例えば、装置に関する用紙やトナーなどの消耗品の使用量を遠隔的に監視して、この装置の使用量に応じて、料金を徴収するシステムは知られている。さらに、上述した遠隔的な監視をするだけではなく、クライアントに配置した装置から取得した情報が、サーバ装置の記憶部に記憶され、その記憶された情報に基づいて、クライアントに対して、定期的に情報を送信するオフィスシステムも知られている。(例えば、特許文献1)
特開2003−331112
一般的に、クライアントは、サーバからの定期的に、クライアントの出力枚数に関するデータを受信する場合がある。例えば、クライアントに配置されたMFPは、約30日間隔でデータを受信する場合がある。ただし、このデータによっては、必ずしも30日間で変化しないデータがある。この結果、このような必ずしも30日間隔での通知が必要でなく、クライアントにとって、必ずしも有益な情報とはいえない。
特に、特許文献1には、定期的に情報を送信するオフィスシステムであって、クライアントに対して、装置の使用状態に即した情報に基づいて、装置の的確な生産、装置の販売促進及び顧客に対するサービスに寄与する情報提供を行うシステムが開示されている。しかしながら、特許文献1には、具体的にクライアントからどのようなデータを吸い上げるか、また、このデータをどのようなデータテーブルにするか、そして、このデータテーブルを用いてクライアントにどのようなデータを提供し、さらに、どのようにクライアント支援を行うか等の具体的な開示がない。
また、サーバがクライアントに情報を送信するのではなく、クライアントは自ら必要なときにサーバにアクセスして必要な情報を取得したい場合がある。この場合、一般にサーバには大量のデータが蓄積されている。したがって、クライアントは、クライアント自身が必要なレイアウト配置のための出力枚数等のデータを自ら検索して取得しなければならない。このように、クライアントが、サーバにアクセスする場合、クライアントは、個々の要求に応じたデータを取得するのに多大な手間がかかる。場合によっては、データを取得できない可能性がある。また、近年の画像形成装置は、高生産性かつ出力形式の多種多様化(モノクロ又はカラープリント、両面集約プリント、ステープル又はパンチ等のフィニッシャー機能)プリントされる場所によっては、レイアウト上の配置を考慮したほうが、オフィスの業務効率がよいものとなる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、クライアントの静的情報および動的情報、要求情報に基づいて、クライアントに対して、クライアントの画像形成装置のレイアウトに関する有用な情報を提供するネットワークサービス等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のネットワークシステムは、
複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムと前記オフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置を備えるネットワークシステムであって
前記情報処理装置は、
前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成部と、
前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供部とを備え、
前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
前記情報作成部は、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
前記情報提供部は、前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
ことを特徴とする。
本発明によれば、クライアントの静的情報および動的情報、要求情報に基づいて、クライアントに対して、クライアントのレイアウトに関する有用な情報を提供するネットワークサービスを提供することができる。


以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、重複する説明は、適宜に簡略化ないし省略する。
図1を参照して、本実施形態におけるネットワークシステム100の構成例を説明する。オフィスシステム102は、クライアント側に備えられるMFP(Multifunction Peripheral)104と、クライアントPC106を備える。クライアントPC106は、ネットワーク108を介して、サーバ110に接続されている。MFP104は、同様にネットワーク108を介してサーバ110に接続されている。MFP104は、所定の遠隔通信ソフトがインストールされることにより、予めネットワーク108を介して通信可能に構成されている。なお、本実施形態においては、この遠隔通信ソフトウェアは、クライアントとサーバ110をネットワーク108経由で、遠隔的に相互に通信可能にするソフトウェアである。本実施形態においては、サーバ110は、大容量のデータを記憶可能に構成される記録媒体を含む。図1に示される構成によって、本実施形態におけるネットワークシステム100は、クライアントに対して必要な情報の提供を行う。
次に、図2を参照して、本実施形態におけるネットワークシステム100を、ブロック図を用いて説明する。ネットワークシステム100は、MFP104と、クライアントPC106と、MFP104から情報を取得する情報取得部202と、この情報取得部202により取得された情報を記憶する記憶部204と、この記憶部204に記憶された情報に対して、クライアントに提供しやすい情報に加工する情報加工部206と、この情報加工部206により加工された情報をクライアントPC106に提供する情報提供部208とを備える。なお、情報取得部202、記憶部204、情報加工部206、情報提供部208は、サーバ110側に配置される。
MFP104やクライアントPC106からのデータは、情報取得部202により取得され、記憶部204に記憶される。なお、本実施形態において、MFP104からのデータを一度収集するサーバ110をネットワーク108とMFP104の間に配置してもよい。また、データは、情報加工部206により、クライアントに必要な情報にまとめられている。このまとめられた情報は、情報提供部208により、クライアントPC106に提供される。例えば、情報取得部202は、MFP104から、静的情報(クライアントの会社の組織情報など)、動的情報(クライアントの印刷履歴、ログ情報等)、および動的情報に含まれる保守更新情報(消耗品在庫管理情報、プリントセキュリティ情報など)を取得する。また、クライアントは、要求情報(インターバル日時情報、表示内容情報など)を情報取得部202に送信する。この場合、情報取得部202は、すべてのデータを取得するとなると、データ量が多くなるため、更新した分のデータのみを取得するように構成してもよい。
なお、情報提供部208は、クライアントPC106にデータを提供しなくても、MFP104にデータを提供してもよい。その際、MFP104が、不図示の表示手段の一例であるオペレーションパネルを備えている場合には、提供されたデータは、このMFP104のオペレーションパネルに表示されてもよい。
次に、図3(a)乃至(d)を参照して、本実施形態の一例としてサーバ110に組み込まれている記憶部204に記憶されるデータテーブルを説明する。
図3(a)に示されるように、サーバ110には、静的情報として、クライアント情報、クライアントの組織情報、クライアントの購買日の情報、クライアントの資産情報、クライアントのメンテナンス情報、クライアントの経費管理情報のデータから構成されるテーブルが記憶されている。本実施形態では、上述した構成のデータテーブルを示したが、MFP104のハードウェア構成、MFP104のソフトウェア構成のデータがデータテーブルに含まれていてもよい。図3(a)に示すように、具体的には、クライアント情報は、クライアントの名前が示される。また、クライアントの組織情報は、クライアントの会社名、組織名、利用者、管理者、部門ID、組織コードやクライアントの所属の組織名と所属人数等が示される。購買日情報は、装置を購入した又は設置した日、さらに、リース契約情報、契約日、金額、契約部門、契約担当者の情報が示される。また、クライアントの購買情報には、クライアントの購買日以外に、購買担当者、クライアント担当者等を含んでもよい。クライアントの資産情報は、装置の機種名、資産番号、製品番号、購入先、設置場所、管理者が示される。クライアントの資産情報は、クライアントに配置される複数のMFP104の機種名等である。クライアントのメンテナンス情報は、最終のメンテナンス日が示される。または、クライアントのメンテナンス情報は、サービスマンがメンテナンスする毎の年月日、交換したユニット等が示されてもよい。経費管理情報は、装置を購入した際の経費、予算区分、経費負担部門、消耗品負担部門、部門請求先が示される。経費管理情報は、クライアントに課金を請求する際に参照される場合がある。MFP104のハードウェア構成情報は、MFP104の給紙トレイの数、オプションユニットの配置・数、機種機番、IPアドレス、オプション構成、設置場所、管理番号、管理者の情報である。また、MFP104のソフトウェア構成情報は、MFP104にインストールされ、MFP104上で起動及び動作するソフトウェアの情報である。前述した、遠隔通信可能なソフトもMFP104のソフトウェア構成の一例である。これらのデータが、図3(a)に示されるようなデータテーブルに記憶される。なお、本実施形態において、静的情報とは、クライアントに関して基本的に変化しない情報である。例えば、静的情報は、クライアントにMFP104が設定された時点の情報も含まれる。また、本実施形態において、このような静的情報は、クライアントがMFP104に情報を登録した場合に、サーバ110がデータを取得する形態でもよい。さらに、設定時だけでなくても、サーバ110が情報を定期的に取得する際に、随時更新されてもよい。さらに、静的情報については、サーバ110がデータを取得しない場合であっても、例えば、サービスマンが情報を入力してもよい。また、本実施形態において、サービスマンが情報を入力することに加え、クライアントに費用を請求する請求書発行システムの顧客情報も蓄積されている。また、課金システムにおけるクライアントの契約情報、課金の履歴も記憶されている。さらに、ネットワーク108を介して、クライアントが消耗品等を購入した購入履歴も同様にサーバ110に蓄積されている。
図3(b)に示されるように、サーバ110には、動的情報として、クライアント毎に、装置の利用状況情報、装置の稼動状況情報、装置のログ管理情報のデータから構成されるデータテーブルに記憶されている。動的情報には、保守更新情報も含まれるが、これについては、後に図3(c)を用いて説明する。具体的には、図3(b)に示されるように、利用状況は、クライアント毎に、クライアントのユーザ各個人の日々のMFP104の使用状況である。また、利用状況には、利用者数、利用目的、利用回数、利用期間、利用者管理、利用者制限、カウンター情報も含まれる。稼動状況は、クライアントに配置されるMFP104が動作(コピー、プリント、スキャニング)を行っている状況である。稼動状況は、クライアントのMFP104の電源をONしてから、電源をOFFする間に行われた各種動作を記憶している情報である。また、稼動状況は、稼動時間、過重状況、メンテナンス履歴、故障状況、セキュリティ状況(脆弱性)情報も含まれる。ログ管理は、クライアントのユーザ各人がMFP104を動作させた履歴又は組織の各人のプリントの枚数等がデータとしてデータテーブルに記憶される。また、ログ管理は、操作ログ、アクセスログ、起動ログ、イベントログも含まれる。このように、本実施形態において、動的情報は、クライアントがMFP104を動作させることによって、変化する情報である。また、この動的情報は、情報取得部202により、インターバル日時に示される一定間隔のタイミング、もしくは、MFP104において、エラーが発生した場合、又は消耗品が交換された場合に、取得される情報である。
次に、図3(c)を参照して、動的情報の一部としての保守更新情報のデータテーブルを説明する。保守更新情報は、クライアントがMFP104を動作させることによって変わる情報であるため、動的情報として理解される。保守更新情報は、クライアント毎に消耗品在庫管理、プリントセキュリティ情報、最適配置提案、機器選定支援等の情報を含む。図3(c)に示すように、消耗品在庫管理は、サービスマン等によってクライアント側に準備されているトナーやユニット又は用紙の在庫情報である。プリントセキュリティ情報は、プリントが禁止されているユーザ名、同様にプリントが禁止されている特定のフォーマット等である。図3(c)には、プリントが許可される部署がデータテーブルに記憶された例が示されている。最適配置提案情報は、情報取得部202により取得された情報に基づいて、動的情報及びこの情報の組合せを行い、クライアントがプリントしやすいようにMFP104を設置するようなレイアウトを提案することである。最適配置提案には、図3(c)に示されるように、クライアントaに対して、プリンタとコピー機の位置を従前と逆にすることが記憶されている。また、装置選定支援情報は、クライアントのプリンティング作業を円滑に行うために、有用な装置の情報を提供することである。装置選定支援情報は、図3(c)に示されるように、現在のプリンタを出力20%アップさせるような装置と交換して設置することが望ましいとしてデータテーブルに記憶されている。本実施形態において、最適配置提案については、後述する。
次に、図3(d)を参照して、クライアントが情報提供部208に送信する要求情報が記憶されているデータテーブルを示す。図3(d)に示されるように、クライアント名としては、aとbがデータテーブルに記憶されている。インターバル日時は、サーバ110の情報取得部202がクライアントの装置から動的情報を取得する間隔である。インターバル日時は、クライアントaについては、月1回であり、クライアントbについては、2ヶ月に1回である。表示内容は、クライアントPC106に、要求情報により要求される情報を表示する際の内容である。表示内容は、クライアントaでは、各人のプリント枚数であり、クライアントbでは、レイアウト配置である。表示形式は、前述した表示内容をどのような形態で表示させるかの形式である。表示形式は、クライアントaでは、折れ線グラフであり、クライアントbでは、レイアウト図である。常時表示内容は、クライアントの表示画面に常に表示されている内容である。常時表示内容は、クライアントaでは日単位の稼動グラフであり、クライアントbでは、最適レイアウトと現状のレイアウトに関するコメントである。
次に、本実施形態における各ステップごとに本システムの動作を説明する。
(1)情報の取得及び記憶
(a)システムの設定時
MFP104は、クライアント側に設置される場合に、所定のソフトウェアがインストールされる。この所定のソフトウェアは、サーバ110が、クライアント側の情報を取得するために使用される。このとき、静的情報であるMFP104のハードウェア及びソフトウェアの構成情報がサーバ110側に記憶される。この動作をクライアント毎に繰り返す。このようにして、図3(a)に示すようなデータテーブルが形成される。
(b)装置の初期動作
クライアントは、MFP104の設定が終了すると、MFP104を用いて、プリンティングを行う。例えば、そのプリンティング等の動作を行った時点から、MFP104に動的情報が記憶される。この記憶された情報は、所定のソフトによりサーバ110に通知され、情報取得部202により取得される。もしくは、サーバ110装置が、随時MFP104にアクセスして情報を取り込んでもよい。ログなどの動的情報は、ネットワーク108を通じて、情報取得部202により取得される。
(c)システムのメンテナンス時の動作
MFP104は、サービスマンやクライアント自身によって、メンテナンスされる。メンテナンスとは、サービスマンやクライアント自身がMFP104のトナーやユニットなどの消耗品の交換を行うこと、さらに、故障した場合には、その修理を行うことである。メンテナンスが行われた場合には、MFP104の静的情報が更新される場合がある。本実施形態において、メンテナンスがされた場合であっても、サーバ110内の情報取得部202により情報が取得され、記憶部204のデータテーブルが更新される。
(2)記憶された情報の加工及び提示
初期動作終了後には、動的情報は、随時、情報取得部202により取得され続ける。さらに、この取得された情報は、必要に応じて記憶部204内に、追加又は上書きされていく。例えば、用紙の枚数カウントの場合であれば、適宜追加され足された情報でもよいし、MFP104がもっている情報をそのまま取得し、更新した情報であってもよい。
次に、図4を参照して、情報の加工及び提示されることを説明する。
次に、図4(a)及び(b)を参照して、情報の加工及び提示されることを説明する。なお、情報の加工及び提示については、前述した静的情報及び動的情報が適宜組合わせ、加工されることによって、後述の提示を行う。
(a)レイアウト表示の提示及びシミュレーションの提示
図4(a)及び(b)を参照して、クライアントに提供されるレイアウト表示の形態を説明する。なお、この表示形態は、MFPの操作画面やクライアントPCの表示部に表示されるものである。この加工にあっては、クライアントからの要求情報に基づいて行われる。要求情報に基づき、取得されたクライアントの静的情報及び動的情報をもとに、情報加工部206は、一例として、用紙の使用状況に関する情報を作成する。この場合に、情報加工部206は、静的情報としてのクライアントのレイアウト表示情報に付加するように、得られたデータを加工する。クライアントは、クライアントPC106から、インターネットを経由してサーバ110にアクセスする。このとき、クライアントに示される表示形態として、レイアウト表に月毎の用紙の使用量を加えた表示形態が考えられる。
クライアントは、サーバ110へのアクセスを行うことによって、図4に示すような表示を得ることができる。図4(a)は、クライアントの1号館1階メディア事務室のレイアウトが示されている。また、図4(a)には、1号館1階メディア事務室には、MFPαとMFPβが配置されている。クライアントは、要求情報として、モノクロとカラーに分けた出力枚数と、モノクロとカラーの稼働率を示すように送信している。本実施形態においては、静的情報であるクライアントのレイアウト情報、部署ごとの人数情報、動的情報である一定期間内のクライアントのモノクロ出力枚数情報、カラー出力枚数情報、モノクロ又はカラーの稼働率、部署ごとの出力枚数情報をサーバが取得を行う。サーバは、これらの情報に基づいて、図4(a)に示すようなレイアウト図を元に、最適配置提案を行う。クライアントは、レイアウト図の1のMFPα又は2のMFPβを入力手段であるマウス等で指定を行うと、クリックすることにより、稼働率等が表示される。本実施形態においては、1のMFPは、モノクロ専用である。2のMFPは、カラー画像を出力できるように構成されている。本実施形態においては、1のMFPは、他の表示と異なる形態で表されている。これは、1のMFPにおいて、稼働率が低いことを表している。これは、α部は、カラー画像の出力率がモノクロ画像よりも多いにも関わらず、最も近接して配置される1のMFPは、モノクロ専用であるためである。この場合、注意を喚起する意味で、1のMFPを他と異なる形態で表示している。さらに、クライアントが「最適配置提案」の部分をクリックすると、図4(b)に示すような表示画面が現れる。さらに、「こちら」の部分をクリックすると、1のMFPと2のMFPの配置を交換した場合のシミュレーションを行い、クライアントに表示をする。シミュレーションについては、1のMFPと2のMFPの配置を交換した場合、静的情報であるクライアントのレイアウト情報、部署ごとの人数情報、動的情報である一定期間内のクライアントのモノクロ出力枚数情報、カラー出力枚数情報、モノクロ又はカラーの稼働率、部署ごとの出力枚数情報を適用し、シミュレーションを行う。
さらに、図4(a)に示すように、レイアウト表に記載される倉庫アイコンを選択することにより、消耗品の現在の在庫を表示する場合もある。また、レイアウト表上で、グルーピングを指定し、グループ内機器使用状況グラフ表示、グループ内稼働率グラフ表示を行う場合もある。また、レイアウト表示をデータとしてCSV形式でダウンロードできる場合もある。
なお、上述した形態でなくても、レイアウト表を用いてMFP104毎に用紙の使用量を示せる。このとき、ユーザは、レイアウト表上の任意のMFP104を入力手段であるマウス等で指定すると、その指定されたMFP104に関するさらに詳細な使用量を見ることができる。なお、表示形態において、一例として、MFP104毎に使用量によって、適正な使用量を越えている場合、又は適正な使用量よりも低い場合に、にMFP104を他と異なる形態で表示したり、MFP毎に、月間の平均出力枚数を表示したりしてもよい。さらに、MFP104の故障状態または電源のON又はOFFの状態によっては、表示を変更可能であってもよい。なお、用紙の使用状況でなくても、トナーの使用状況等であってもよい。例えば、詳細情報として、クライアントは、静的情報である機器情報、ユーザ別又は機能別使用状況、稼働率、ユーザ別または部門別課金額、使用トナー何本目か、最近3ヶ月の修理、またはコール履歴表示等を閲覧することができる。さらに、レイアウト表に記載される倉庫アイコンを選択することにより、消耗品の現在の在庫を表示する場合もある。また、レイアウト表上で、グルーピングを指定し、グループ内機器使用状況グラフ表示、グループ内稼働率グラフ表示を行う場合もある。また、レイアウト表示をデータとしてCSV形式でダウンロードできる場合もある。
次に、クライアントに提供されるシミュレーションの提示の形態を説明する。サーバ110は、クライアントの要求情報に基づいて、静的情報及び動的情報を元に、シミュレーションを行い、MFP104の最適配置の提案、さらに、装置の使用状況に応じて、さらなる機能が向上したMFP104にリプレイスする提案を行う場合がある。その際、クライアントPC106の表示画面に示される提案は、WEBページ等の形式で、表示され、コメントがつけられていてもよい。これにより、クライアントは、シミュレーションの結果を得ることができ、その結果、有用なレイアウト変更、機器選定を行うことができる。
本実施形態において、図4(a)に示されるような最適配置提案をクリックすることにより、図4(b)に示されるような最適なレイアウトに関するコメントが表示される。クライアントは、このコメントにより、MFPをレイアウト上に配置する際の参考情報とすることができる。
本実施形態におけるネットワークシステム100の構成例である。 本実施形態におけるネットワークシステム100のブロック図である。 本実施形態の一例としてサーバ110に組み込まれている記憶部204に記憶されるデータテーブルである。 本実施形態における情報の加工及び提示を表す図である。
符号の説明
100 ネットワークシステム
102 オフィスシステム
104 MFP
106 クライアントPC
108 ネットワーク
110 サーバ
202 情報取得部
204 記憶部
206 情報加工部
208 情報提供部

Claims (5)

  1. 複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムと前記オフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置を備えるネットワークシステムであって
    前記情報処理装置は、
    前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成部と、
    前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供部とを備え、
    前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
    前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
    前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
    前記情報作成部は、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
    前記情報提供部は、前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. ネットワークを介して複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムと接続される情報処理装置であって、
    前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成部と、
    前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供部とを備え、
    前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
    前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
    前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
    前記情報作成部は、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
    前記情報提供部は、前記情報作成部で作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置を備えるネットワークシステムの情報処理方法であって
    前記情報処理装置は、
    前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成ステップと、
    前記情報作成ステップで作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供ステップとを備え、
    前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
    前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
    前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
    前記情報作成ステップは、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
    前記情報提供ステップは、前記情報作成ステップで作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
    ことを特徴とするネットワークシステムの情報処理方法。
  4. 複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置に、
    前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得処理と、
    前記情報取得処理により取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成処理と、
    前記情報作成処理により作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供処理を実行させるプログラムであって、
    前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
    前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
    前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
    前記情報作成処理は、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
    前記情報提供処理は、前記情報作成処理により作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 複数の画像形成装置を含んだオフィスシステムとネットワークを介して接続された情報処理装置に、
    前記オフィスシステムから前記複数の画像形成装置の静的情報、前記複数の画像形成装置の動的情報、及びクライアントによる要求情報を取得する情報取得処理と、
    前記情報取得処理により取得した情報に基づいて前記オフィスシステムに提供する情報を作成する情報作成処理と、
    前記情報作成処理により作成された情報を前記オフィスシステムに提供する情報提供処理を実行させるプログラムを格納した記録媒体であって、
    前記要求情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する要求を含み、
    前記静的情報は、レイアウト情報を含み、
    前記動的情報は、前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの出力枚数情報及び前記複数の画像形成装置それぞれのモノクロとカラーの稼働率に関する情報を含み、
    前記情報作成処理は、前記要求情報に含まれる前記出力枚数及び稼働率に関する要求に基づいて取得した前記動的情報に含まれる前記出力枚数情報及び稼働率に関する情報を、前記静的情報に含まれるレイアウト情報に基づいて作成したレイアウト図上に表示させるための情報を作成し、
    前記情報提供処理は、前記情報作成処理により作成された情報を前記オフィスシステムに提供する
    ことを特徴とする記録媒体。
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