JP2010117979A - 発注を自動的に行うためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】大規模施設において、ネットワーク接続された機器の消耗品や保守部品の発注時に、注文品の届け場所を自動的に明確にする。
【解決手段】プリンタ11の部品の注文の場合、ログ情報収集サーバ21が定期的に、プリンタ11のジョブMIBに基づき、クライアント毎のプリンタ11の使用ログを作成する。ネットワーク機器情報管理サーバ23が、使用ログに基づき主クライアントを特定し、クライアント情報管理サーバ25内のクライアント情報に基づき主クライアントの配置(場所・部署)を把握し、その配置情報を、発注管理サーバ27に通知する。発注管理サーバ27は、部品を注文するとき、主クライアントの配置情報を注文情報に付加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークプリンタのようにネットワークを通じて受信されるジョブを実行するネットワーク機器のために、トナーや印刷用紙のような部品の交換又はその機器の保守管理のための発注を自動的に行うシステム、方法、及びその方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに関する。
企業オフィスや工場などにおいて、専用プリンタ、ファクシミリ装置またはMFP(多機能プリンタ)などのネットワーク機器が、イントラネットまたはインターネットなどの通信ネットワークに接続され、個々の社員が使用するパーソナルコンピュータ、デジタル金または携帯電話機などのクライアント装置が、印刷ジョブやファクシミリ通信ジョブなどのジョブを、その通信ネットワークを通じてそれぞれのネットワーク機器に送信することができるOA(オフィスオートメーション)システムが、広く普及している。このようなOAシステムにおいて、各ネットワーク機器の消耗品(例えば、印刷用紙、インク、トナーなど)の使用量を自動的に検出して、必要なときに自動的に該当する消耗品の発注を行うシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−90710号公報
しかしながら、大組織を収容したオフィス又は広大な敷地上にある工場などの大規模施設においては、従来の発注システムよると、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、その発注システムから或るネットワーク機器の消耗品の注文が自動的に発行された場合、注文された品物の納入の際、その納入品が、その施設内のどの場所又はどの部門に配置されたネットワーク機器の消耗品なのかが、簡単には判別できない可能性ある。例えば、その納入品が工場の守衛室またはオフィスの受付などに一括して配達された場合、その後、その納入品をその工場またはオフィスの何処へ届けてよいのかが分からなくなる。
この問題を解消するために、発注時に人間が関与して、配達先の場所、部署または人を注文書に記入するようにしてもよいが、それでは人間の手を煩わせる。或いは、個々のネットワーク機器の配置(配置場所または配置部門など)を、例えばGPSまたは無線センサなどを用いて自動的に検出するようにしてもよいが、検出システムの導入に多大なコストがかかる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文を発行する際に、そのネットワーク機器がオフィス又は工場などの施設内のどの場所またはどの部門で使用されているものであるかを自動的に明示して発注をかけられるようにすることを目的とする。
本発明の一つの側面に従えば、通信ネットワークを通じて受信されるジョブを実行するネットワーク機器、の部品交換又は保守管理のための発注を自動的に行う発注システムにおいて、前記ネットワーク機器に受信されたジョブを発行したクライアントを検出し、前記クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、前記クライアントの前記配置を示すクライアント配置情報を作成するクライアント監視手段と、前記ネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文情報を作成し、前記注文情報に、前記クライアント監視手段からの前記クライアント配置情報を含ませ又は付加し、前記クライアント配置情報が含まれ又は付加された前記注文情報を、所定の注文先に送信する発注手段とを備えた発注システムが提供される。
この発注システムによれば、ネットワーク機器のクライアントが自動的に検出され、そのクライアントの地理上または組織上の配置が自動的に検出され、そして、検出されたそのクライアントの配置を示す情報が、そのネットワーク機器に関わる注文に含まれ又は付加されて、その注文とともに注文先へ発行される。従って、その注文に対する納入先が、その注文に含まれ又は付加されたクライアントの配置情報として、明確にされる。
ここで、「ネットワーク機器」とは、例えばネットワークプリンタのような単体のマシンそのものであってもよいし、或いは、例えばネットワークプリンタとそのプリンタの状態を管理又は制御する別の装置との組み合わせのように、複数のマシンの組合わせであってもよい。
また、ネットワーク機器の「クライアント」とは、そのネットワーク機器へジョブを送信するパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ又は携帯電話などの「クライアントマシン」であってもいし、或いは、そのクライアントマシンを使ってそのジョブを発行させたユーザ、つまり「クライアントパーソン」であってもよい。一般に、ネットワーク機器へネットワークを通じて送られるジョブには、そのジョブを発行したクライアント(クライアントマシン及び/又はクライアントパーソン)の識別情報が含まれ又は付加されているから、そのジョブのデータに基づいてクライアントがどのマシン又は誰であるかを特定することは容易である。
また、本発明におけるクライアントの「配置」とは、そのクライアントの地理上の配置、つまり「設置場所、居場所又は職場の場所」であってもよいし、あるいは、組織上の配置、つまり組織内の「所属部門又は所属部署」であってもよい。一般に、企業において、個々の設備機器や従業員(つまりクライアント)の識別情報と、それらの配置(設備機器の設置場所、又は従業員の所属部門など)とをデータベースに記憶して、それをコンピュータシステムで管理することは広く行われている。従って、そのような管理システムのデータベースを利用することで、GPSや無線センサなどの効果な配置検出システムを用いることなしに、容易にクライアントの配置を検出することができる。
通常、ネットワーク機器の配置と、そのクライアントの配置とは、同じであるか、又は異なっていても大きくは異なっていない。また、注文品が届けられる宛先(又は、注文を受けた保守管理員の訪問先)が、ネットワーク機器そのものでなく、そのネットワーク機器のクライアントであっても、実際上問題ないし、場合によってはその方が好ましい。従って、本発明の注文システムにより、ネットワーク機器のクライアントの配置を示す情報が、そのネットワーク機器のための注文情報に含まれ又は付加されることは、実用的である。
複数のネットワーク機器が存在する場合、本発明の発注システムは、次のように構成されてよい。すなわち、前記クライアント監視手段が、ネットワーク機器ごとに、そのクライアント配置情報を作成し、また、前記発注手段が、ネットワーク機器ごとに、そのクライアント配置情報が含まれ又は付加された注文情報を作成して送信する。従って、個々のネットワーク機器ごとに、そのクライアント配置情報が含まれた又は付加された注文情報が発行される。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、前記クライアント監視手段が、ネットワーク機器に今までに受信された1以上のジョブをそれぞれ発行した1以上のクライアントを検出し、それらのクライアント中から一つの主クライアントを選定し、その主クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、そして、その主クライアントの配置を示す主クライアント配置情報を作成して、それを注文情報に含ませるか又は付加する。従って、複数のクライアントが一つのネットワーク機器を使用する場合、その複数のクライアント中から選択された一つの主クライアントの配置情報が、注文情報とともに発注先へ送られる。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、各クライアントからネットワーク機器に送信される各ジョブには、そのジョブを識別するジョブ識別情報と、そのジョブを発行したクライアントを識別するためのクライアント識別情報とが含まれる。ネットワーク機器は、今までに受信された1以上のジョブのそれぞれのジョブ識別情報と、それらのジョブを発行したクライアント識別情報と、が含まれたジョブMIBを作成して記憶する。また、発注システムの前記クライアント監視手段が、上記のクライアントとそれぞれのクライアントの配置とを示すクライアント情報を記憶している。そして、前記クライアント監視手段が、ネットワーク機器から前記ジョブMIBを受信し、受信されたジョブMIBに基づいて、上述した主クライアントを選定し、そして、記憶されたクライアント情報から、主クライアントの配置を把握して、主クライアント配置情報を作成する。このように、ネットワーク機器が作成するジョブMIBを利用することで、容易に、主クライアントの配置を把握して主クライアント配置情報を作成することができる。
上記のようにジョブMIBに基づいて主クライアントを選定する場合、例えば、クライアント毎のそのネットワーク機器の使用量をジョブMIBに基づいて検出し、そして、複数のクライアント中でその使用量の最も多いクライアントを、主クライアントして選定するようにしてよい。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、前記クライアント監視手段が、ネットワーク機器からジョブMIBを受信して主クライアント配置情報を作成することを、間欠的に繰り返し行ない、そして、記憶された主クライアント配置情報を最新に作成された主クライアント配置情報に一致させるようになっている。従って、ネットワーク機器のクライアントがある時点で別のマシン又は人に変わった場合でも、その変化に応じて主クライアント配置情報が自動的に変わる。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、クライアント監視手段が、
ネットワーク機器からジョブMIBを受信し、そのジョブMIBに基づいて、今までにネットワーク機器を使用した1以上のクライアントと、それらのクライアントのそれぞれによるネットワーク機器の使用量と、を示すログ情報を作成し記憶するログ情報管理手段と、
それらのクライアントとその配置とを示すクライアント情報を記憶するクライアント情報管理手段と、
前記ログ情報管理手段に記憶されたログ情報を参照して、それぞれのクライアントによる使用量に基づき、それらのクライアント中から主クライアントを選定し、クライアント情報管理手段に記憶されたクライアント情報を参照して、主クライアント配置情報を作成し、その主クライアント配置情報をネットワーク機器に関連付けて記憶するネットワーク機器情報管理手段と、
を有する。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、前記ネットワーク機器情報管理手段が、さらに、ネットワーク機器に使用される部品の残存又は消耗の状態を示す部品情報を取得し、その部品情報の残存又は消耗の状態に基づいて、前記発注手段を働かせる時期を制御する。
本発明の発注システムは、さらに、次のように構成されてよい。すなわち、ネットワーク機器が、その部品の残存又は消耗の状態を検出して前記部品情報を作成し、前記ネットワーク機器情報管理手段が、そのネットワーク機器から部品情報を間欠的に繰り返し受信し、最新に受信された部品情報に基づいて、前記発注手段を働かせるか否かを判断する。
本発明の別の側面に従えば、通信ネットワークを通じて受信されるジョブを実行するネットワーク機器、の部品交換又は保守管理のための発注を自動的に行う発注方法において、前記ネットワーク機器に受信されたジョブを発行したクライアントを検出し、前記クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、前記クライアントの前記配置を示すクライアント配置情報を作成するクライアント監視ステップと、前記ネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文情報を作成し、前記注文情報に、前記クライアント監視手段からの前記クライアント配置情報を含ませ又は付加し、前記クライアント配置情報が含まれ又は付加された前記注文情報を、所定の注文先に送信する発注ステップとを有することを特徴とする発注方法が提供される。
本発明のまた別の側面に従えば、上記の発注方法を1以上のコンピュータに実行させるための、機械読み取り可能なコンピュータプログラム。
本発明の発注システムによれば、オフィス又は工場などの施設内でのネットワーク機器のクライアントの配置(存在場所又は所属部門)を自動的に検出して、そのクライアントの配置を示す情報とともに、そのネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文を発行することができる。従って、そのクライアント配置情報に基づいて、注文された品物(または、注文を受けた保守管理員)が、該当するネットワーク機器のクライアントの居場所又は所属部門に到達することが、容易であり、事務管理の簡素化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るネットワーク機器のための発注システムの一実施形態について説明する。この実施形態では、ネットワーク機器の一例としてネットワークプリンタ、注文の一例として、ネットワークプリンタの部品の一つである交換トナーの注文を取り上げて説明する。しかし、本発明がこの例示以外の注文にも適用できることは、当業者にとり、以下の説明から容易に理解できるはずである。
図1は、本発明の一実施形態に係る、ネットワークプリンタ(以下、プリンタという)の交換トナーを発注するシステムの構成図である。尚、図1には、この発注システムの動作を示すデータの流れも示されている。
図1に示されるように、例えば或るオフィス又は工場などの施設において、複数のユーザ(クライアントパーソン)がそれぞれ使用するパーソナルコンピュータ(クライアントマシン)(以下、PCと略称する)1,2,3,…と、少なくとも一つのプリンタ11とが、その施設内のイントラネット13に接続されている。各PC1,2,3,…は、プリンタ11に、印刷ジョブを送信することができ、プリンタ11は、受信された印刷ジョブを実行することができる。
なお、図1では、ネットワーク機器として1台のプリンタ11がのみ示されているが、これは単なる例示にすぎず、複数台のネットワーク機器が存在していてもよい。その場合には、一例としてプリンタ11に関して以下に説明されるような発注システムによる情報処理と同様の情報処理が、ネットワーク機器毎に実行されてよい。
さて、プリンタ11は、ネットワーク通信を行うためのネットワークボード(以下、NBと略称する)15を有し、このNB15からその施設のファイヤウォール(FW)17を介して、その施設外のインターネット19に接続されている。
NB15は、プリンタ11本体に関する種々の情報を収集し、収集した情報を既定の形式で記録したMIB(Management Information Base)(図示省略)を作成し、そのMIBをNB15内に保存している。MIBに記録された情報には、プリンタ11本体に関して予め規格で統一的に規定されている諸項目の情報や、製造者によって独自に定義されている諸項目の情報が含まれている。MIBには、PC1,2,3,…から受信された印刷ジョブに関する所定項目の情報が印刷ジョブ単位で整理されて記録されている部分があり、この部分をこの明細書では「ジョブMIB」16と呼ぶ。
このジョブMIB16に記録された印刷ジョブ毎の情報の項目には、例えば、その印刷ジョブを識別するためのジョブ識別情報、印刷された文書の名前、その印刷ジョブを発したクライアント(すなわち、クライアントマシンとしてのPC、及びクライアントパーソンとしてのユーザ)を識別するためのクライアント識別情報(例えば、PCの識別情報とユーザの識別情報)、その印刷ジョブの状態(例えば、正常終了、エラー終了など)、印刷に使用した消耗部品の種類や量(例えば、使用された用紙の種類と枚数、トナーもしくはインクの量など)が含まれる。
再び図1を参照して、インターネット19には、さらに、本実施形態にかかる発注システム20が接続されている。発注システム20は、ログ情報収集サーバ21、ネットワーク機器情報管理サーバ23、クライアント情報管理サーバ25、及び発注管理サーバ27を有し、それらはそれぞれインターネット19に接続されている。図1に示されるように、本実施形態では、発注システム20は複数のコンピュータマシンから構成され、施設外のインターネット19に接続されているが、これは一つの例示にすぎず、それとは異なる構成であってもよい。例えば、発注システム20の上記複数のサーバ21,23、25、27が一つのコンピュータマシンに搭載されてのよいし、発注システム20がインターネット19ではなくイントラネット13に接続されていてもよい。
さて、発注システム20において、ログ情報収集サーバ21は、間欠的に繰り返し、プリンタ11のジョブMIB16の情報をインターネット17を介して受信する。そして、各サーバ21,23,25,27間で本発明の原理に従った情報のやりとりが行わる。その結果として、プリンタ11のトナー交換を行うべき時期が近付いた適当な時に、管理サーバ27から、プリンタ11用の交換トナーの注文が、所定の注文先(図示省略)へインターネット19を通じて発行される。この時、その注文には、プリンタ11の主クライアント(本実施形態の場合には、PC1,2,3,…のユーザの中で最も多くプリンタ11を使用した人)の配置情報(本実施形態の場合には所属部門を示した情報)が含まれ又は付加されることになる。
ログ情報収集サーバ21は、上述したように、間欠的に(例えば、定期的に又は所定のイベントが生じたとき、などに)繰り返し、プリンタ11からジョブMIB16の情報を収集する。ログ情報収集サーバ21に収集されるジョブMIB16の情報の項目には、例えば、プリンタ11のマシン識別情報、今までにプリンタ11に受信された(つまり、ジョブMIB16に記録されている)各印刷ジョブのジョブ識別情報、その各印刷ジョブを発行したクライアント(PCとユーザ)の識別情報(PC識別情報とユーザ識別情報)、及び、その各印刷ジョブの消耗品使用量などがある。ログ情報収集サーバ21は、クライアント毎(PC毎及び/又はユーザ毎)にプリンタ11の使用量(例えば、今までの印刷回数(つまり、今までに発行した印刷ジョブの数)、又は、消耗品の累積使用量、など)を記録したログ情報を保存しており、プリンタ11からジョブMIB16の情報を受信する都度、その受信情報に基づいてクライアント毎のプリンタ11の使用量を計算し直し、保存されているログ情報を計算し直された最新情報に更新する。
クライアント情報管理サーバ25は、プリンタ11のクライアント(例えば、本実施形態では、PC1,2,3,…のユーザ)の各々のユーザ識別情報と配置(例えば、本実施形態では所属部門)とを含んだクライアント情報を管理し保存している。人々の配置転換や人事異動などのクライアント情報の変更原因が生じれば、クライアント情報管理サーバ25は、保存されているクライアント情報を変更後の最新情報に更新する。
ネットワーク機器情報管理サーバ23は、間欠的に(例えば、定期的に又は上記ログ情報が更新される都度に)、ログ情報収集サーバ21からログ情報を受信する。ネットワーク機器情報管理サーバ23は、また、間欠的に(例えば、定期的に、上記クライアント情報が更新される都度に、又は上記ログ情報を受信する都度に)、クライアント情報管理サーバ25からクライアント情報を受信する。そして、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、受信されたログ情報に基づいて、ログ情報に記録されている複数のクライアント(例えば、PC1,2,3,…のユーザ)の中から、受信されたログ情報に基づいて、少なくとも一人の主クライアント(主ユーザ)を選定する。主クライアントの選定の仕方には、種々のやり方(例えば、所属部門の優先順位で選ぶ、ユーザ識別情報の優先順位で選ぶ、最も古くからプリンタ11を使用しているユーザを選ぶ、消耗品を最も多く使用したユーザを選ぶ、など)が採用し得るが、本実施形態では、一例として、ログ情報に記録されている印刷回数が最も多いユーザを、主クライアントとして選定することとする。
上記のようにして主クライアントが選定されると、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、上記受信されたクライアント情報に基づいて、主クライアントの配置を特定する。そして、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、特定された主クライアントの識別情報(例えば、ユーザ名)と配置(例えば、所属部門)とを示す主クライアント配置情報とそのプリンタ11のマシン識別情報とを相互に関連付けて記録したネットワーク機器情報を作成し、そのネットワーク機器情報を保存する。
ネットワーク機器情報管理サーバ23は、さらに、プリンタ11にてトナーエンド(トーナの残量が僅かになった状態)が検出されたときに、プリンタ11から送信されるトナーエンド情報を受信する。トナーエンド情報を受信すると、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、そこに保存されているネットワーク機器情報に記録されているプリンタ11のマシン識別情報と主クライアント配置情報とを、発注管理サーバ27に送信して、発注管理サーバ27に、プリンタ11の交換トナーの注文情報を作成し発信するよう要求する。
発注管理サーバ27は、ネットワーク機器情報管理サーバ23から上記のように要求されると、ネットワーク機器情報管理サーバ23から受信されたプリンタ11のマシン識別情報と主クライアント配置情報に基づいて、プリンタ11の交換トナーの注文情報を作成して、その注文情報を所定の注文先(図示省略)へ送信する。上記注文情報には、プリンタ11のマシン識別情報(例えば、プリンタ名と機種名)が含まれるだけでなく、プリンタの主クライアント配置情報(例えば、主クライアントのユーザ名と所属部門)も含まれるか又は付加される。このようにして発注情報に含まれ又は付加された主クライアント配置情報のおかげで、交換トナーの納入時、その交換トナーをその施設内の何処へ届ければよいかが明確になる。
図2は、図1の発注システムにおいて、PC1,2,3…からプリンタ11へ送信される印刷ジョブのデータ構造例を示す図である。
図2に示すように、印刷ジョブのデータは、ヘッダとしてのジョブ制御言語部と、ボディとしてのデータ部とから構成される。データ部は、印刷文書のデータ(図示省略)の他に、その印刷ジョブの識別情報としてのジョブID(例えば、0001)、その印刷ジョブを発行したユーザ(クライアントパーソン)の識別情報としてのユーザ名(例えば、0001)、及び、印刷ジョブを発行したPC(クライアントマシン)の識別情報としてのマシン名(例えば、MACアドレス)(例えば「PC0001」)などを含む。ジョブ制御言語部には、実行するジョブの名称や使用するプリンタの種類などが記録されている。
図2に示すような構造をもつ印刷ジョブが、例えばPC1から送信されてプリンタ11に受信されたとすると、プリンタ11は、その印刷ジョブに基づいて文書の印刷を実行すると共に、その印刷ジョブのデータ部からジョブID(例えば「0001」)、ユーザ名(例えば「0001」)及びマシン名(例えば「PC0001」)を取得して、それらのデータをジョブMIB16に記録する。
図3は、図1に示されたプリンタ11に保存されるジョブMIB16のデータ構成例を示す。
図3に示されるように、ジョブMIB16には、印刷ジョブ毎に、印刷ジョブ識別情報としてのジョブID(例えば「0001」)、印刷される文書の識別情報としての文書名(例えば「企画書1」)、ユーザ識別情報としてのユーザ名(例えば「0001」)、PC識別情報としてのマシン名(例えば「PC0001」)、及び印刷ジョブの状態(例えば「正常終了」)などのデータが記録される。新しい印刷ジョブが受信される都度、ジョブMIB16に、その新しい印刷ジョブのデータが追加記録される。
ジョブMIB16に記憶された図3に示されるようなデータは、間欠的に、プリンタ11のNB15からログ情報収集サーバ21へ送信される。ログ情報収集サーバ21は、受信されたプリンタ11のジョブMIB16のデータから、プリンタ11のログ情報を作成する。
図4は、図1に示されたログ情報収集サーバ21に保存されるプリンタ11のログ情報のデータ構成例を示す。
図4に示されるように、ログ情報には、プリンタ11の識別情報としてのプリンタID(例えば「PR0001」)、並びに、クライアント(例えばユーザ)毎の、ユーザ名(例えば「0001」)、マシン名(例えば「PC0001」)及び印刷回数(「1000」)などのデータが記録される。ここで、クライアント毎の印刷回数は、ジョブMIB16に記憶された印刷ジョブの個数を、クライアント別に集計することで計算される。
図5は、図1に示すネットワーク機器情報管理サーバ23に保存されるプリンタ11のネットワーク機器情報のデータ構成例を示す。
図5に示されるように、ネットワーク機器情報には、例えば、プリンタ11の識別情報としてのプリンタID(例えば「PR0001」)、機種(例えば「LP−6000」)及びIPアドレス(○.△.□.×)、並びに、主クライアント配置情報としての主クライアント(例えば、印刷回数の最も多かったユーザ)の配置(例えば「A社B事業所・総務部」)及びユーザ名(例えば「0001」)などのデータが記録されている。
図6は、図1に示すクライアント情報管理サーバ25に保存されるクライアント情報のデータ構成例を示す。
図6に示されるように、クライアント情報は、例えば、クライアントとしてのユーザ毎に、ユーザ名(例えば「0001」)、所属部門(例えば「A社B事業所・総務部」)などのデータが記録されている。
次に、図1に示された発注システム20の動作について説明する。
図7は、図1に示されたプリンタ11のNB1のジョブMIBデータの送信に関する動作の流れを示すフローチャートである。
図7に示されるように、NB15は、前回のジョブMIBデータの送信時から所定の時間が経過したか否かを計測し(ステップS1)、所定の時間が経過したならば(ステップS1でYes)、NB15内のジョブMIB16(図3参照)から送信すべきデータ(例えば、それぞれの印刷ジョブのジョブID、ユーザ名及びマシン名など)を取得する(ステップS2)。
次に、NB15は、ステップS2で取得したデータに、プリンタ11の識別情報としてのプリンタIDを付与し(ステップS3)、そのプリンタIDが付与されたジョブMIBのデータをログ情報収集サーバ21へ送信する(ステップS4)。
図8は、図1に示されたログ情報収集サーバ21のジョブMIBデータの受信に関する動作の流れを示すフローチャートである。
図8に示されるように、ログ情報収集サーバ21は、プリンタ11から上記のジョブMIBのデータを受信したか否かを定期的にチェックし(ステップS11)、そのデータを受信したならば(ステップS11でYes)、その受信データから、そこに含まれるプリンタID、並びに、印刷ジョブ毎のジョブID、ユーザID及びマシンIDなどの諸項目のデータを読み出す(ステップS12)。
そして、ログ情報収集サーバ21は、その受信データから、プリンタ11のプリンタIDを特定する(ステップS13)。さらに、ログ情報収集サーバ21は、受信データから各印刷ジョブに関するデータ(すなわち、ジョブID,ユーザID,マシンIDなど)を読み出す都度、その印刷ジョブのユーザ名とマシン名を特定し(ステップS14)、そして、ユーザ名とマシン名の組毎に、その読み出し回数をインクリメント(+1)して(ステップS15)、そのユーザ名とマシン名の組毎の読み出し回数を一時保存する(ステップS16)。
その後、ログ情報収集サーバ21は、上記受信データから全項目のデータの読み出しが終ったか否かを判断し(ステップS17)、全項目のデータの読み出しが終ったならば(ステップS17でYes)、ステップS13で特定されたプリンタIDと、ステップS16で一時保存されたユーザ名とマシン名の組毎の読み出し回数(つまり印刷回数)とに基づいて、そこに保存されているログ情報(図4参照)を更新する(ステップS18)。
図9は、図1に示すネットワーク機器情報管理サーバ23のネットワーク機器情報の更新に関する動作の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、ネットワーク機器情報管理サーバ23が、ログ情報収集サーバ21からログ情報を受信したか否かを判断し(ステップS21)、ログ情報を受信したならば(ステップS21でYes)、受信したログ情報のからそこに含まれる諸項目(例えば、プリンタID、ユーザ名、印刷回数など)のデータを読み出す(ステップS22)。
そして、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、読み出したデータから、プリンタ11のプリンタIDを特定する(ステップS23)。次に、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、読み出された特定されたデータから、プリンタ11を使用したユーザの中で最も印刷回数の多かったユーザ(例えば、ユーザ名「0001」)を、主たるユーザ(主クライアント)として特定する(ステップS24)。
次に、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、ステップS24で特定されたユーザ名が、保存されているプリンタ11のネットワーク機器情報(図5参照)内の主たるユーザ名と一致するか否かを判断し(ステップS25)、一致しなければ(ステップS25でNo)、ステップS24で特定された主たるユーザ名についての所属部門をクライアント情報管理サーバ25に問い合わせる(ステップS26)。
すると、クライアント情報管理サーバ25は、上記問い合わせに対する応答として、保存されているクライアント情報(図6参照)から、その主たるユーザ名について所属部門を検索して返信してくる。ネットワーク機器情報管理サーバ23は、クライアント情報管理サーバ25からの応答を受信したか否かを判断し(ステップS27)、その応答を受信したなら(ステップS27でYes)、その応答に含まれる上記主たるユーザの配置情報に基づいて、保存されているプリンタ11のクライアント情報(図6参照)内の配置と主たるユーザ名とを更新する(ステップS28)。
尚、ステップS25において、特定された主たるユーザ名が、保存されている主たるユーザ名と一致したならば(ステップS25でYes)、図9に示される処理を終了してもよいし、或いは、その場合でも上述したステップS26〜S28を行ってもよい。後者の場合、ユーザの配置(所属部門)の変更にも容易に対応できる。
次に、発注システム20の全体的な動作の流れを説明する。
図10は、図1に示された発注システム20の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
先ず、プリンタ11がジョブMIB16のデータ(図3参照)をログ情報収集サーバ21へ送信すると(ステップS31)、ログ情報収集サーバ21は、プリンタ11から受信されたジョブMIBのデータに基づいて、クライアント(例えばユーザ)毎の印刷回数を示したログ情報(図4参照)を生成する(ステップS32)。そして、ログ情報収集サーバ21は、そのログ情報をネットワーク機器情報管理サーバ23へ送信する(ステップS33)。
すると、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、ログ情報収集サーバ21から受信されたログ情報に基づいて、印刷回数の最も多かったユーザを、主たるユーザ(主クライアント)として特定する(ステップS34)。そして、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、クライアント情報管理サーバ25に対して、その主たるユーザの配置(例えば、所属部門)の情報を提供するよう要求する(ステップS35)。
すると、クライアント情報管理サーバ25は、要求された主たるユーザの所属部門の情報(主クライアント配置情報)を、保存されているクライアント情報(図6参照)から取得して、それをネットワーク機器情報管理サーバ23へ送信する(ステップS36)。すると、ネットワーク機器情報管理サーバ23は、クライアント情報管理サーバ25から受信された主たるユーザの所属部門の情報に基づいて、保存されたネットワーク機器情報(図5参照)中の配置のデータを更新する(ステップS37)。
他方、プリンタ11でトナーエンドが発生すると、トナーエンド情報がプリンタ11からネットワーク機器情報管理サーバ23へ送信される(ステップS38)。ネットワーク機器情報管理サーバ23は、トナーエンド情報を受信すると(ステップS39)、自己のデータベースに格納されているプリンタ11のネットワーク機器情報(図5参照)に基づいて、主たるユーザとその配置(所属部門)とを、注文された交換トナーの発送先(届け先)として特定し、その発送先の情報をプリンタ11へ送信する(ステップS40)。
すると、プリンタ11は、ネットワーク機器情報管理サーバ23から受信された交換トナーの発送先情報を表示する(例えば、プリンタ11の操作パネルに表示する、プリンタ11からその主たるユーザのPCへ送って表示させる、プリントアウトするなど)(ステップS41)。その後、プリンタ11は、その発送先情報について、権限のあるユーザによる承認がなされた(例えば、プリンタ11の操作パネルで承認操作がなされた、その主たるユーザのPCから承認情報を受信したなど)か否かを判断する(ステップS42)。ユーザによる承認がなされたならば(ステップS42でYes)、プリンタ11は、承認情報をネットワーク機器情報管理サーバ23へ送信する(ステップS43)。
ネットワーク機器情報管理サーバ23は、プリンタ11から承認情報を受信すると(ステップS44)、承認された発送先情報(主クライアント配置情報、例えば、主たるユーザ名とその所属部門の情報)を発注管理サーバ27へ送信する(ステップS45)。発注管理サーバ27は、ネットワーク機器情報管理サーバ23からその発送先情報を受信すると(ステップS46)、その発送先情報が含まれた又は付加された交換トナーの注文情報を作成して、その注文情報を所定の注文先へ送信する(ステップS47)。この注文情報に含まれ又は付加された発送先情報によって、その注文を受けた側は、その交換トナーの発送先を、単にその施設(オフィス、工場など)とせずに、その施設内のそのプリンタ11の主ユーザとその所属部門として具体的に明示できる。従って、交換トナーの納入時に、その交換トナーをその施設の何処へ配達すべきか迷うことがなくなる。
同様の処理は、上記トナー交換のような部品交換のための発注だけでなく、保守管理員に来てほしいというような保守管理のための発注についても行われてよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。例えば、上述の実施形態では、プリンタ11がジョブMIBを管理し、プリンタ11がジョブMIBのデータを発注システム20に送信したが、変形例として、プリンタ11と通信可能な別の装置(例えば、プリンタ11の管理又は制御のためのコンピュータであり、それは、クライアントマシンの一つであってもよいし、或いは、発注システム内の或るサーバマシンであってもよい)が、プリンタ11のジョブMIBを作成してそれを発注システム20に送信するようになっていてもよい(この場合、本発明のネットワーク機器とは、プリンタ11と上記別の装置との組み合わせに相当する)。
本発明の一実施形態に係る、プリンタの交換トナーを発注するための発注システムのシステム構成を示すブロック線図。 図1に示された発注システム20において、PC1,2,3…からプリンタ11へ送信される印刷ジョブのデータ構造例を示す図。 図1に示されたプリンタ11に保存されるジョブMIB16のデータ構成例を示す図。 図1に示されたログ情報収集サーバ21に保存されるプリンタ11のログ情報のデータ構成例を示す図。 図1に示されたネットワーク機器情報管理サーバ23に保存されるプリンタ11のネットワーク機器情報のデータ構成例を示す図。 図1に示されたクライアント情報管理サーバ25に保存されるプリンタ11に関するクライアント情報のデータ構成例を示す図。 図1に示されたプリンタ11(NB15)のジョブMIB送信に関する動作の流れを示すフローチャート。 図1に示されたログ情報収集サーバ21のジョブMIBデータの受信に関する動作の流れを示すフローチャート。 図1に示されたネットワーク機器情報管理サーバ23のネットワーク機器情報の更新に関する動作の流れを示すフローチャート。 図1に示された発注システムの全体的な動作の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1,2,3 PC(パーソナルコンピュータ)
11 プリンタ
13 イントラネット
15 NB(ネットワークボード)
16 ジョブMIB
17 FW(ファイヤウォール)
19 インターネット
20 発注システム
21 ログ情報収集サーバ
23 ネットワーク機器情報管理サーバ
25 クライアント情報管理サーバ
27 発注管理サーバ

Claims (12)

  1. 通信ネットワークを通じて受信されるジョブを実行するネットワーク機器、の部品交換又は保守管理のための発注を自動的に行う発注システムにおいて、
    前記ネットワーク機器に受信されたジョブを発行したクライアントを検出し、前記クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、前記クライアントの前記配置を示すクライアント配置情報を作成するクライアント監視手段と、
    前記ネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文情報を作成し、前記注文情報に、前記クライアント監視手段からの前記クライアント配置情報を含ませ又は付加し、前記クライアント配置情報が含まれ又は付加された前記注文情報を、所定の注文先に送信する発注手段と
    を備えた発注システム。
  2. 請求項1記載の発注システムにおいて、複数の前記ネットワーク機器が存在する場合、
    前記クライアント監視手段が、前記ネットワーク機器ごとに、前記クライアント配置情報を作成し、
    前記発注手段が、前記ネットワーク機器ごとに、前記クライアント配置情報が含まれ又は付加された前記注文情報を作成して送信する、
    ことを特徴とする発注システム。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項記載の発注システムにおいて、
    前記クライアント監視手段が、前記ネットワーク機器に今までに受信された1以上のジョブをそれぞれ発行した1以上の前記クライアントを検出し、検出された前記1以上のクライアント中から一つの主クライアントを選定し、前記主クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、そして、検出された前記主クライアントの前記配置を示す主クライアント配置情報を、前記クライアント配置情報として、作成する、
    ことを特徴とする発注システム。
  4. 請求項3記載の発注システムにおいて、
    各クライアントから前記ネットワーク機器に送信される各ジョブには、前記ジョブを識別するジョブ識別情報と、前記ジョブを発行した前記クライアントを識別するためのクライアント識別情報とが含まれ、
    前記ネットワーク機器は、今までに受信された前記1以上のジョブのそれぞれの前記ジョブ識別情報と、前記1以上のジョブを発行した前記クライアント識別情報と、が含まれたジョブMIBを作成して記憶し、
    前記クライアント監視手段が、前記1以上のクライアントと前記1以上のクライアントのそれぞれの前記配置とを示すクライアント情報を記憶し、前記ネットワーク機器から前記ジョブMIBを受信し、受信された前記ジョブMIBに基づいて、前記主クライアントを選定し、記憶された前記クライアント情報により示される前記主クライアントの配置に基づいて、前記主クライアント配置情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項3記載の発注システム。
  5. 請求項4記載の発注システムにおいて、
    前記クライアント監視手段が、前記ネットワーク機器からの前記ジョブMIBに基づいて、今までに前記1以上のクライアントのそれぞれによる前記ネットワーク機器の使用量を検出し、前記1以上のクライアントの中から、前記使用量の最も多いクライアントを、前記主クライアントして選定する、
    ことを特徴とする発注システム。
  6. 請求項4又は5のいずれか一項記載の発注システムにおいて、
    前記クライアント監視手段が、前記ネットワーク機器からの前記ジョブMIBを受信して前記主クライアント配置情報を作成することを、間欠的に繰り返し行ない、記憶された前記主クライアント配置情報を最新に作成された前記主クライアント配置情報に一致させる、
    ことを特徴とする発注システム。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項記載の発注システムにおいて、
    クライアント監視手段が、
    前記ネットワーク機器から前記ジョブMIBを受信し、前記ジョブMIBに基づいて、今までに前記ネットワーク機器を使用した前記1以上のクライアントと、前記1以上のクライアントのそれぞれによる前記ネットワーク機器の使用量と、を示すログ情報を作成し記憶するログ情報管理手段と、
    前記1以上のクライアントと、前記1以上のクライアントのそれぞれの前記配置とを示すクライアント情報を記憶するクライアント情報管理手段と、
    前記ログ情報管理手段に記憶された前記ログ情報を参照して、それぞれの前記1以上のクライアントによる前記使用量に基づき、前記1以上のクライアント中から前記主クライアントを選定し、前記クライアント情報管理手段に記憶された前記クライアント情報を参照して、前記主クライアントの前記配置を示す前記主クライアント配置情報を作成し、前記主クライアント配置情報を前記ネットワーク機器に関連付けて記憶するネットワーク機器情報管理手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする発注システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の発注システムにおいて、
    前記ネットワーク機器情報管理手段が、さらに、前記ネットワーク機器に使用される前記部品の残存又は消耗の状態を示す部品情報を取得し、前記部品情報の残存又は消耗の状態に基づいて、前記発注手段を働かせる時期を制御する、
    ことを特徴とする発注システム。
  9. 請求項8記載の発注システムにおいて、
    前記ネットワーク機器が、前記部品の残存又は消耗の状態を検出して前記部品情報を作成し、
    前記ネットワーク機器情報管理手段が、前記ネットワーク機器から前記部品情報を間欠的に繰り返し受信し、最新に受信された前記部品情報に基づいて、前記注文情報を働かせるか否かを判断する、
    ことを特徴とする発注システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項記載の発注システムにおいて、
    前記ネットワーク機器が、印刷ジョブを実行する印刷装置であることを特徴とする発注システム。
  11. 通信ネットワークを通じて受信されるジョブを実行するネットワーク機器、の部品交換又は保守管理のための発注を自動的に行う発注方法において、
    前記ネットワーク機器に受信されたジョブを発行したクライアントを検出し、前記クライアントの地理上又は組織上の配置を検出し、前記クライアントの前記配置を示すクライアント配置情報を作成するクライアント監視ステップと、
    前記ネットワーク機器の部品交換又は保守管理のための注文情報を作成し、前記注文情報に、前記クライアント監視手段からの前記クライアント配置情報を含ませ又は付加し、前記クライアント配置情報が含まれ又は付加された前記注文情報を、所定の注文先に送信する発注ステップと
    を有することを特徴とする発注方法。
  12. 請求項11記載の発注方法を1以上のコンピュータに実行させるための、機械読み取り可能なコンピュータプログラム。
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