JP3667300B2 - 回転カップ式塗布装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はウェハ等の板状被処理物表面に塗布液を均一に塗布する回転カップ式塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェハやガラス基板等の表面に素子を形成する工程等に用いる従来の塗布装置は、固定されたカップ内にスピンナーチャックを下方から臨ませ、スピンナーチャック上面に半導体ウェハ等を吸着固定し、この状態でノズルから半導体ウェハ上面に塗布液を滴下し、次いでモータでスピンナーチャックを回転し、遠心力で塗布液を半導体ウェハ等の表面に均一に拡散させるようにしている。
【0003】
上述した塗布装置にあってはカップが固定でチャックが回転するため、カップ内に乱流が発生し、均一な塗布が困難で、ウェハ表面に微細な塵が付着しやすい。そこで、特開平3−293056号公報で提案された回転カップ式塗布装置が塗布装置として注目されている。
【0004】
上述した回転カップ式塗布装置を改良した装置を図3に示す。この塗布装置は基台100にインナーカップ101を回転自在に支持し、このインナーカップ101の外側にアウターカップ102を基台100に固定して配置し、このアウターカップ102内にインナーカップ101から突出するドレインパイプ103を臨ませ、更にインナーカップ101の中央部に形成した開口にはモータ104によって回転せしめられるチャック105を設け、このチャック105をシリンダユニット106によって上下動可能とし、上昇位置でウェハの受け渡しを、下降位置(図の状態)で係合部107を介してチャック105とインナーカップ101とを一体回転させつつ塗布を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
回転カップ式塗布装置は前記したように、チャックを回転させ、カップを回転させない初期の塗布装置から発展したものであり、この技術的な流れからチャックの回転をインナーカップに伝達する構造になっている。
しかしながら、インナーカップは径寸法がチャックに比べ大きく、マス(重量)も大きくなる。このため、チャックの回転を係合部を介してインナーカップに伝達する場合には回転初期の立上がりが悪く、またモータを停止してチャックの回転を止める場合、インナーカップの回転慣性力が極めて大きいため、係合部に負担がかかり、これが繰り返されると最終的には係合部の破損につながる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本発明は、インナーカップの外側に回転するインナーカップからのドレインを受けるアウターカップを配置し、またインナーカップの中央部に板状被処理物を上面にセットするチャック部材をインナーカップに対して上下動可能に設け、更に、インナーカップの回転慣性力がチャック部材の回転慣性力より大きい回転カップ式塗布装置において、前記インナーカップは筒状軸部を介してベースに回転自在に支持されるとともにモータに連結され、また前記チャック部材は前記筒状軸部を貫通して下方に伸び、その下端部はシリンダユニットにて上下動する昇降体に支持されるとともに最も下降した位置で係合部を介してインナーカップによって被動回転せしめられる構成とした。
【0007】
【作用】
モータへの通電を遮断し、インナーカップの回転を急に止めても、このインナーカップと係合しているチャックの回転慣性力は小さいので、係合部にかかる負担は小さくなる。
【0008】
【実施例】
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る回転カップ式塗布装置の断面図、図2は同回転カップ式塗布装置の要部拡大断面図であり、回転カップ式塗布装置はベース1上に環状のアウターカップ2を固定し、このアウターカップ2内側にインナーカップ3を配置し、このインナーカップ3の筒状軸部4をベアリング5を介してベース1に回転自在に支持している。
【0009】
また、筒状軸部4の下端にはプーリ6が嵌着され、このプーリ6とモータ7の回転軸に嵌着したプーリ8間にベルト9を張設することで、モータ7によってインナーカップ3を直接回転せしめるようにしている。
【0010】
また、インナーカップ3の中央に形成した開口内にはチャック10が配置され、このチャック10の軸11は前記筒状軸部4内を貫通して下方に伸び、その下端部はシリンダユニット12て上下動する昇降体13に回転自在に支持され、この昇降体13にはブラケットを介して横置きシリンダユニット14が取付けられ、このシリンダユニット14のロッドに固着したストッパ15を軸11の大径部16に形成した穴17に挿入することで、チャック10を所定の回転位置で停止するようにしている。
【0011】
更に、チャック10とインナーカップ3とは凹凸係合部18を介して動力の伝達を行う構造になっている。即ち、シリンダユニット12を伸長してチャック10上面をインナーカップ3上面より持ち上げた状態で半導体ウェハやガラス基板等の板状被処理物Wの受け取りと受け渡しを行い、この状態では凹凸係合部18は外れ、ストッパ15は穴17に挿入されチャック10は回転しない。そして、シリンダユニット12を圧縮してチャック10を最下位に位置せしめると、凹凸係合部18が噛み合いインナーカップ3の回転がチャック10に伝達され得る状態になる。
【0012】
また、インナーカップ3の上面は上方に開放された凹部とされ、この凹部内と前記アウターカップ2の塗布液回収通路20内とをエア抜き及びドレイン抜きを兼ねる連通孔21で連通している。
【0013】
また、アウターカップ2及びインナーカップ3の上方には直線動、回転動、上下動或いはこれらを合成した動きが可能なアーム22を配置している。このアーム22先端にはブロック23を介してアウターカップ用蓋体24を支持し、このアウターカップ用蓋体24でインナーカップ用蓋体25を支持し、インナーカップ用蓋体25の下面に整流板26を固着している。
【0014】
更に、前記ブロック23には洗浄液供給通路27を、インナーカップ3の上面中央には洗浄液及びエアの通路28を、インナーカップ3と整流板26との間には通路28に連通するとともにインナーカップの内周面に向かって開口する隙間29を形成し、またブロック23の下端にはブロック23の上下動によって前記通路28を開閉する弁体30を保持している。
【0015】
以上において、板状被処理物Wの表面に塗布液を塗布するには、アウターカップ2及びインナーカップ3の上面を開放し、チャック10をインナーカップ3よりも上昇させ、この状態でチャック10上に板状被処理物Wを載置し、吸引して固着する。
【0016】
この後、チャック10を下降して係合部18を噛み合わせるとともに、板状被処理物Wの表面に液を滴下し、次いでアーム22を下降することで、インナーカップ用蓋体25によりインナーカップ3の上面が先ず閉塞され、更に下降を継続することで、アウターカップ用蓋体24によりアウターカップ2の上面が閉塞される。
【0017】
そして、モータ7を駆動してインナーカップ3を回転せしめる。すると、インナーカップ3と係合しているチャック10も一体的に回転する。その結果、板状被処理物Wの表面に滴下された液は遠心力により均一に拡散塗布される。
【0018】
上記の塗布が終了したら、アーム22を若干上昇させて弁体30を開位置とし、通路28、隙間29を介してインナーカップ3内に周縁部からエアを送り込み減圧状態を解除してからアーム22を更に上昇させて蓋体24,25を開け、チャックを上昇させて処理後の板状被処理物Wを取り出す。
【0019】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明に係る回転カップ式塗布装置は、チャックにモータの駆動力を直接伝達せず、このチャックと係合部を介して回転力の伝達を行う回転慣性力が大きなインナーカップにモータの駆動力を伝達したので、インナーカップの回転を急に止めても、チャックとインナーカップとの係合部及びモータにかかる負担は小さくり、故障等が極めて少ない塗布装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転カップ式塗布装置の断面図
【図2】同回転カップ式塗布装置の要部拡大断面図
【図3】従来の回転カップ式塗布装置の断面図
【符号の説明】
2…アウターカップ、3…インナーカップ、7…モータ、10…チャック、12…昇降用シリンダユニット、18…係合部、24,25…蓋体、W…板状被処理物。

Claims (1)

  1. インナーカップの外側に回転するインナーカップからのドレインを受けるアウターカップを配置し、またインナーカップの中央部に板状被処理物を上面にセットするチャック部材をインナーカップに対して上下動可能に設け、更に、インナーカップの回転慣性力がチャック部材の回転慣性力より大きい回転カップ式塗布装置において、前記インナーカップは筒状部材を介してベースに回転自在に支持されるとともにモータに連結され、また前記チャック部材は前記筒状部材を貫通して下方に伸び、その下端部はシリンダユニットにて上下動する昇降体に支持されるとともに最も下降した位置で係合部を介してインナーカップによって被動回転せしめられ、また前記昇降体にはチャックを所定の回転位置で停止せしめるストッパが設けられていることを特徴とする回転カップ式塗布装置。
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