JP3121177B2 - 回転カップ式塗布装置 - Google Patents
回転カップ式塗布装置Info
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- JP3121177B2 JP3121177B2 JP05162901A JP16290193A JP3121177B2 JP 3121177 B2 JP3121177 B2 JP 3121177B2 JP 05162901 A JP05162901 A JP 05162901A JP 16290193 A JP16290193 A JP 16290193A JP 3121177 B2 JP3121177 B2 JP 3121177B2
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description
D)用のガラス基板や半導体ウェハ等の表面にレジスト
液等を塗布する装置に関する。
縁体/金属接合(MIM)などの素子をガラス基板上に
形成する工程の1つにレジスト液の塗布工程があり、こ
の塗布工程等に使用する回転カップ式塗布装置として特
開平4−146615号公報に開示される装置が知られ
ている。
ーにて回転せしめられるカップ内にチャックを配置し、
このチャック上にウェハをセットし、このウェハの表面
に塗布液を滴下し、次いでカップ上面を蓋体で閉塞した
状態でチャックとカップを一体的に回転せしめ、ウェハ
の表面に滴下した塗布液を均一に拡散せしめるようにし
たものである。
穴を形成し、回転に伴う遠心力でカップ内を減圧し塗布
液に溶解している気体を除去するようにしている。この
ため、塗布後にいきなり蓋体を開けるとカップ外に浮遊
している塵がカップ内に流入してウェハ表面に付着する
不利がある。このため、上記の塗布装置にあっては蓋体
に通気孔を形成し、回転塗布時には通気孔を弁体で閉塞
し、回転塗布後に蓋体を開けるに先立って弁体を動作せ
しめて通気孔を開とし、カップ内に周縁から空気を流入
せしめるようにしている。
塗布装置にあっては、弁体を開けて予めカップ内の減圧
状態を緩和してから蓋体を開けるようにしているため、
ダストの侵入はある程度抑えることができる。
状であるためフリクションが大きくスムーズな開閉が行
い難く、また確実なシールを行うにはパッキン等のシー
ル部材を必要とする。そして、パッキンを通気孔内に配
置すると、パッキンから生じる塵が被処理物表面に付着
することになる。
発明は、ドレイン回収通路を形成したアウターカップ内
側に回転するインナーカップを配置した回転カップ式塗
布装置のインナーカップ用蓋体にインナーカップ内の減
圧状態を解除する通孔を形成し、この通孔を弁体で開閉
するようにし、更に前記弁体の下半部の形状を雄円錐状
とし、この雄円錐状の下半部と対応する通孔の部分を雌
円錐状とした。
る弁体の下半部の形状を雄円錐状とし、この雄円錐状の
下半部と対応する通孔の部分を雌円錐状としたので、弁
体が通孔に入り込むと弁体の自らの調芯作用により通孔
と密に接触し、通孔を確実に閉じることができる。また
回転塗布時の圧漏れがなく、パッキン等のシール材が不
要になる。
説明する。ここで、図1は本発明に係る回転カップ式塗
布装置をその一部に組み込んだ膜形成ラインの全体平面
図、図2は同回転カップ式塗布装置の蓋体を閉じた状態
の断面図、図3は図2の要部拡大断面図、図4は弁体ホ
ルダーの下面図、図5は図4のA方向矢視図、図6は図
4のB方向矢視図である。
し、この上流部に矩形状をなす板状被処理物としてのガ
ラス基板Wの投入部1を設け、この投入部1の下流側に
本発明に係る回転カップ式塗布装置2を配置し、この回
転カップ式塗布装置2の下流側に順次、減圧乾燥装置
3、ガラス基板Wの裏面洗浄装置4及びホットプレート
5a・・・とクーリングプレート5bを備えた加熱部5を
配置し、投入部1から加熱部5に至るまでは搬送装置6
によってガラス基板Wの前後端の下面を支持した状態で
搬送し、加熱部5においては垂直面内でクランク動をな
す搬送装置7によりガラス基板Wの下面を支持した状態
で各ホットプレート5a上を順次移し換え、最終的にク
ーリングプレート5bで温度を調整しつつガラス基板W
を搬送するようにしている。
環状のアウターカップ20を固定し、このアウターカッ
プ20内側にインナーカップ30を配置し、このインナ
ーカップ30の内側にチャック40を収納し、更にアウ
ターカップ20とインナーカップ30の上方に蓋部50
を設けている。
22からなり、これら半体21,22を組み付けた状態
で環状の塗布液回収通路23が形成され、上半体21に
は後述するインナーカップ30の連通孔33に向けて洗
浄液を噴出するノズル24を所定間隔開けて取り付けて
いる。
ス10の開口11にベアリング12を介して回転自在に
支承され、このベアリング12の上方位置にはベース1
0とインナーカップ30との間の気密を維持するシール
リング13を設けている。また、インナーカップ30の
上面は上方に開放された凹部32とされ、この凹部32
内と前記塗布液回収通路23内とをエア抜き及びドレイ
ン抜きを兼ねる連通孔33で連通し、更に凹部32の中
央には前記チャック40が臨む開口34が形成されてい
る。
41が挿入され、この回転軸41には真空ポンプ等につ
ながる吸引孔42が形成され、この吸引孔42につなが
る吸引溝43によってチャック40上面に載置したガラ
ス基板Wを吸引固着する。またチャック40はインナー
カップ30に対して昇降動が可能で、図に示す位置が最
も下降した位置で、この位置でチャック40とインナー
カップ30とはクラッチを介して係合し、モータによる
チャックの回転とともにインナーカップ30が一体的に
回転するようにしている。
ップ30の上方には図1に示すようにアーム60、61
を配置している。これらアーム60、61は直線動、回
転動、上下動或いはこれらを合成した動きが可能で互い
に干渉しないようになっている。そして、アーム60に
はレジスト液等の塗布液を滴下するノズルを取り付け、
アーム61の先端には前記蓋部50を取り付けている。
即ち、アーム61は蓋部50に対して昇降部材として機
能する。
1とインナーカップ用蓋体52を備え、アウターカップ
用蓋体51は前記アーム61先端に固着したブロック6
2に支持されている。具体的には、ブロック62下端か
ら外方に向けてフランジ63が形成され、またこのフラ
ンジ63と平面視で重なるようにアウターカップ用蓋体
51の上端にフランジ53を形成し、この前記フランジ
63に挿通したピンをアウターカップ用蓋体51のフラ
ンジ53とアウターカップ用蓋体51上面との間に固着
することで、アウターカップ用蓋体51がブロック62
に対して所定の範囲で上下方向に遊びをもって支持され
るようにしている。
心には軸部55が設けられている。この軸部55は小径
部55aと大径部55bとからなり、小径部55aはア
ウターカップ用蓋体51の軸受部56に微小な隙間G1
を介して回動自在且つ上下動自在に支承され、また軸部
55の大径部55bには下面をテーパ状にしたストッパ
部55cが設けられ、このストッパ部55cが軸受部5
6のテーパ面56aに当たることで、軸部55の下方へ
の抜け、即ち蓋体52の落下を防止している。
0が形成され、この凹部70の底部中央(インナーカッ
プ用蓋体52の上面中心)には通孔71が形成され、こ
の通孔71の上半部は雌円錐状部71aとなっている。
記凹部70内に隙間G2を介して臨む凸部72が設けら
れ、この凸部72には洗浄液供給通路73が穿設され、
この洗浄液供給通路73には洗浄液供給チューブ74が
接続されている。
0が固着され、このホルダー80によって弁体90が保
持されている。ここで、ホルダーを下方から見た図4、
図4のA方向矢視図である図5及び図4のB方向矢視図
である図6に示すように、ホルダー80は左右の半体8
1,81からなり、各半体81,81には弁体90のネ
ック部90aに係合する凸部82が形成され、更に各半
体81を凸部72下面に固着した状態で各半体81,8
1間には隙間G3が形成され、また各半体81自体にも
隙間G4が形成されている。而してこれら隙間G3,G
4を介して洗浄液供給通路73は常時ホルダー80下方
の空間と連通している。
ック部90aを有するとともに下半部は雄円錐状部90
bとなっており、この雄円錐状部90bの角度は前期通
孔71の雌円錐状部71aと適合する角度となってい
る。而してアーム61を下げると弁体90は通孔71内
に入り込み、この時弁体90は上記の形状であるので、
自らの調芯作用により雄円錐状部90bと雌円錐状部7
1aとが密に接触し、通孔71が確実に閉じられる。
は整流板91が洗浄液供給用の隙間G5を介して取り付
けられている。この隙間G5は図3に示すように中央部
で前記通孔71に連通するとともに、蓋体52でインナ
ーカップ30を閉じた状態でその外周端がインナーカッ
プ30の内周面に開口する。
スト液を塗布するには、アウターカップ20及びインナ
ーカップ30の上面を開放し、チャック40をインナー
カップ30よりも上昇させ、この状態でチャック40上
にガラス基板Wを載置し、吸引して固着する。この状態
ではアウターカップ用蓋体51及びインナーカップ用蓋
体52はアーム61によってアウターカップ20及びイ
ンナーカップ30の上方から外れた位置に移動せしめら
れている。
0の上面と面一になるまで下降せしめ、チャック40上
に固着されているガラス基板Wの表面にアーム60に取
り付けたノズルからレジスト液を滴下し、次いでアーム
60を後退せしめて図8に示すようにアウターカップ2
0及びインナーカップ30上にアーム61を回動させて
蓋部50を臨ませる。
及び図3に示すようにインナーカップ用蓋体52により
インナーカップ30の上面が先ず閉塞され、更に下降を
継続することで、アウターカップ用蓋体51によりアウ
ターカップ20の上面が閉塞される。このような状態か
らチャック40とこのチャック40にクラッチを介して
係合しているインナーカップ30を一体的に回転せし
め、遠心力によりレジスト液をガラス基板Wの表面に均
一に拡散塗布する。
ップ30内のエアは連通孔33を介して排出され、イン
ナーカップ30内は減圧状態となっている。このため、
次のガラス基板Wに塗布を行うためにいきなり蓋部50
を開けると、インナーカップ30内に外部から塵等が侵
入するおそれがあるので、本発明にあっては図7に示す
ようにアーム61を若干上昇することで、弁体90を通
孔71から持ち上げ、隙間G1,G2、通孔71及び隙
間G5を介してインナーカップ30内に周縁部からエア
を送り込み、減圧状態を解除してから蓋部50を開け
る。
0を通孔71から持ち上げてインナーカップ30内と外
部とを隙間G1,G2、通孔71及び隙間G5を介して
連通せしめてもよい。このようにすることで、回収通路
23内のエアが連通孔33を介してインナーカップ30
内に逆流して起こる脈動を抑制することができる。
にレジスト液を均一に塗布した後には余分な塗布液の一
部がインナーカップ30内周面等に付着している。これ
を放置しておくと乾燥固化して雰囲気中に飛散し、ガラ
ス基板W表面に付着するため、洗浄を行う。
ーカップ20とインナーカップ30を蓋体51,52で
閉じて行う。即ち、図7に示した状態にして、洗浄液供
給源につながるチューブ74を介して蓋体52と整流板
91の間の隙間G5に洗浄液を供給する。すると洗浄液
は遠心力によって隙間G5を流れ、インナーカップ30
の内周面に付着した塗布液を洗い流し、連通孔33を介
して回収通路23内に排出される。
置の蓋体を閉じた状態の断面図であり、前記実施例にあ
っては蓋体を閉じた状態でのインナーカップ30内の減
圧は、遠心力によってカップ内のエアが連通孔33を介
して排除されることによって行われるが、この実施例に
あっては連通孔33の代わりにインナーカップ用蓋体5
2とインナーカップ30との間に形成される空間の側方
を小さな位置決め突起92を除いて開放し、減圧過程で
の呼吸(脈動)を抑制するようにしている。
インナーカップ内の減圧状態をインナーカップ用蓋体に
形成した通孔を介して解除するようにした回転カップ式
塗布装置において、前記通孔を開閉する弁体の下半部の
形状を雄円錐状とし、この雄円錐状の下半部と対応する
通孔の部分を雌円錐状としたので、弁体を落とし込むだ
けで、弁体の自動調芯作用により通孔が密に閉塞され
る。したがって、回転塗布時の圧洩れがなく、またパッ
キン等のシール材が不要となるので、シール材から生じ
る塵を考慮する必要がない。
する部分と、インナーカップ用蓋体の相対的な上下動を
許容する部分とを同一箇所に集中すれば、機構が簡略化
され、更にインナーカップ用蓋体の軸部とアウターカッ
プ用蓋体に設けた軸受部の孔との間には隙間を介在さ
せ、実質的に非接触とすることで、インナーカップの回
転に伴う振動がアウターカップに伝わることがない。
に組み込んだ膜形成ラインの全体平面図
じた状態の断面図
図
断面図
閉じた状態の断面図
ターカップ、23…回収通路、30…インナーカップ、
33…連通孔、40…チャック、50…蓋部、51…ア
ウターカップ用蓋体、52…インナーカップ用蓋体、6
1…アーム(昇降部材)、71…通孔、71a…雌円錐
状部、80…ホルダー、90…弁体、90b…雄円錐状
部、91…整流板、G1,G2,G3,G4,G5…隙
間、W…板状被処理物。
Claims (4)
- 【請求項1】 板状被処理物がセットされるとともに回
転せしめられるインナーカップと、このインナーカップ
の外側に配置されるとともにインナーカップからのドレ
インを受けるアウターカップと、前記インナーカップの
上面を覆うとともに中央部上面に雌円錐状の通孔を形成
したインナーカップ用蓋体と、このインナーカップ用蓋
体を回転自在に支持するアウターカップ用蓋体と、この
アウターカップ用蓋体及びインナーカップ用蓋体をそれ
ぞれのカップから持ち上げるとともに通孔が形成された
昇降部材と、この昇降部材にホルダーを介して保持され
その下半部が前記インナーカップに形成した雌円錐状の
通孔に対応する雄円錐状となった弁体とを備えた回転カ
ップ式塗布装置。 - 【請求項2】 前記アウターカップ用蓋体をアウターカ
ップを閉塞する位置まで下降した状態でインナーカップ
用蓋体とアウターカップ用蓋体とは実質的に非接触にな
ることを特徴とする請求項1に記載の回転カップ式塗布
装置。 - 【請求項3】 前記インナーカップ用蓋体の下面には整
流板が隙間を介して取り付けられ、この隙間はインナー
カップに形成した雌円錐状の通孔に連通するとともに、
外周部に開口することを特徴とする請求項1に記載の回
転カップ式塗布装置。 - 【請求項4】 前記通孔はガスの通路の他に洗浄液の通
路としても用いられることを特徴とする請求項1に記載
の回転カップ式塗布装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05162901A JP3121177B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 回転カップ式塗布装置 |
US08/176,204 US5439519A (en) | 1992-04-28 | 1994-01-03 | Solution applying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05162901A JP3121177B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 回転カップ式塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132263A JPH07132263A (ja) | 1995-05-23 |
JP3121177B2 true JP3121177B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=15763394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05162901A Expired - Fee Related JP3121177B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-06-30 | 回転カップ式塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121177B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3707849B2 (ja) * | 1996-01-16 | 2005-10-19 | 東京応化工業株式会社 | 回転カップ式液体塗布装置 |
CN105795826A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 北京华大智宝电子系统有限公司 | 基于接触式ic卡的智能水杯盖 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP05162901A patent/JP3121177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07132263A (ja) | 1995-05-23 |
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