JPH03209741A - 真空吸着装置 - Google Patents
真空吸着装置Info
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- JPH03209741A JPH03209741A JP2002563A JP256390A JPH03209741A JP H03209741 A JPH03209741 A JP H03209741A JP 2002563 A JP2002563 A JP 2002563A JP 256390 A JP256390 A JP 256390A JP H03209741 A JPH03209741 A JP H03209741A
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Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の概要〕
半導体ウェハの真空吸着装置に関し、
ウェハの裏面への塵埃の付着を防止することを目的とし
、 環状の真空吸着溝が真空吸着部の平坦な表面に設けられ
、さらに環状の表面が平坦な表面から段付きに低く環状
の真空吸着溝の外側に形成され、環状の表面に清浄空気
の吹き出し口を設けた構成とする。
、 環状の真空吸着溝が真空吸着部の平坦な表面に設けられ
、さらに環状の表面が平坦な表面から段付きに低く環状
の真空吸着溝の外側に形成され、環状の表面に清浄空気
の吹き出し口を設けた構成とする。
本発明は半導体ウェハを真空吸着して保持する真空吸着
装置に関する。
装置に関する。
半導体ウェハは真空吸着装置によって保持され、各種の
処理のために工程間を移送されたり、または回転せしめ
られたりするようになっている。半導体は非常に微細な
構造をもつものであり、小さな塵埃の付着でさえも製品
の歩留まりに影響するので、各処理工程においては塵埃
の付着防止に考慮が払われている。また、ウェハの裏面
に付着した塵埃は直接的に製品に影響するとは言えない
が、ある工程でウェハの裏面に付着した塵埃が次の工程
でそのウェハから遊離したりすると、製品の歩留まりに
影響するようになる。従って、ウェハの裏面への塵埃の
付着もできるだけ少なくする必要がある。
処理のために工程間を移送されたり、または回転せしめ
られたりするようになっている。半導体は非常に微細な
構造をもつものであり、小さな塵埃の付着でさえも製品
の歩留まりに影響するので、各処理工程においては塵埃
の付着防止に考慮が払われている。また、ウェハの裏面
に付着した塵埃は直接的に製品に影響するとは言えない
が、ある工程でウェハの裏面に付着した塵埃が次の工程
でそのウェハから遊離したりすると、製品の歩留まりに
影響するようになる。従って、ウェハの裏面への塵埃の
付着もできるだけ少なくする必要がある。
半導体処理工程の1つであるレジスト塗布、装置等にお
いては、回転可能な真空吸着部によって、ウェハの裏面
の中心部を真空吸着して保持し、ウェハを高速で回転さ
せるようになっている。高速回転時の遠心力に打ち勝っ
てウェハを確実に保持するために十分に大きな真空吸着
力が必要である。
いては、回転可能な真空吸着部によって、ウェハの裏面
の中心部を真空吸着して保持し、ウェハを高速で回転さ
せるようになっている。高速回転時の遠心力に打ち勝っ
てウェハを確実に保持するために十分に大きな真空吸着
力が必要である。
また、真空吸着力は真空吸着部の開口表面積、即ちウェ
ハとの真空接触表面積と比例するので、真空吸着部の開
口表面積をある程度大きいものにすることが必要である
。しかし、このように比較的大きな真空吸着部の開口を
単一の穴として形成してウェハの中心部に配置すると、
ウェハの中心部に集中的に真空がかかってウェハの中心
部が局部的に窪むようになったりする。従って、真空吸
着部の開口を広い範囲に分散して形成するのが好ましく
、従来のレジスト塗布装置における真空吸着部の開口は
環状の真空吸着溝として形成されていた。さらに詳細に
は、環状の真空吸着溝は同心円状の複数の真空吸着溝か
らなり、さらに直径方向の十字状の真空吸着溝が同心円
状の複数の真空吸着溝を連通させるように設けられてい
た。
ハとの真空接触表面積と比例するので、真空吸着部の開
口表面積をある程度大きいものにすることが必要である
。しかし、このように比較的大きな真空吸着部の開口を
単一の穴として形成してウェハの中心部に配置すると、
ウェハの中心部に集中的に真空がかかってウェハの中心
部が局部的に窪むようになったりする。従って、真空吸
着部の開口を広い範囲に分散して形成するのが好ましく
、従来のレジスト塗布装置における真空吸着部の開口は
環状の真空吸着溝として形成されていた。さらに詳細に
は、環状の真空吸着溝は同心円状の複数の真空吸着溝か
らなり、さらに直径方向の十字状の真空吸着溝が同心円
状の複数の真空吸着溝を連通させるように設けられてい
た。
上記したような従来の真空吸着装置によってウェハを保
持したとき、同心円状の真空吸着溝の形状に従った分布
でウェハの裏面に塵埃が付着するこ−とが認められるよ
うになった。精密な検査によると、ウェハの裏面の塵埃
の分布は、真空吸着装置の同心円状の真空吸着溝と真空
吸着溝とを区分するランド部の表面、及び最外周の真空
吸着溝の外側ランド部の表面の形状に相当することが分
かった。ウェハの裏面への塵埃の付着はその後の工程で
の製品の歩留まりに形声を及ぼすので、ウェハの裏面へ
の塵埃の付着を防止することが求められている。
持したとき、同心円状の真空吸着溝の形状に従った分布
でウェハの裏面に塵埃が付着するこ−とが認められるよ
うになった。精密な検査によると、ウェハの裏面の塵埃
の分布は、真空吸着装置の同心円状の真空吸着溝と真空
吸着溝とを区分するランド部の表面、及び最外周の真空
吸着溝の外側ランド部の表面の形状に相当することが分
かった。ウェハの裏面への塵埃の付着はその後の工程で
の製品の歩留まりに形声を及ぼすので、ウェハの裏面へ
の塵埃の付着を防止することが求められている。
ウェハの裏面の塵埃の分布は、真空吸着装置の同心円状
の真空吸着溝に対して中心部から外側にいくほど濃くな
っており、最外周の真空吸着溝の外側のランド部の表面
に相当する部位で最も濃い。
の真空吸着溝に対して中心部から外側にいくほど濃くな
っており、最外周の真空吸着溝の外側のランド部の表面
に相当する部位で最も濃い。
この特徴からウェハの裏面の塵埃の付着原因を推定する
と、真空吸着装置をウェハの裏面にあてがう前に真空が
作用しているので、真空吸着部の外周から内部へ向かっ
て周囲の空気が吸い込まれ、そのときに塵埃が真空吸着
部の表面に付着し、その塵埃がウェハに付着するものと
思われる。また、真空吸着装置をウェハの裏面にあてが
った後で真空を作用させても、ウェハの裏面に真空吸着
装置の同心円状の真空吸着溝の形状に応じた分布で塵埃
が付着する。この場合には、真空吸着装置の外側の空気
が真空吸着装置とウェハとの間を通って真空吸着装置の
内部に吸い込まれ、この空気に含まれた塵埃がウェハの
裏面に付着するものと思われる。
と、真空吸着装置をウェハの裏面にあてがう前に真空が
作用しているので、真空吸着部の外周から内部へ向かっ
て周囲の空気が吸い込まれ、そのときに塵埃が真空吸着
部の表面に付着し、その塵埃がウェハに付着するものと
思われる。また、真空吸着装置をウェハの裏面にあてが
った後で真空を作用させても、ウェハの裏面に真空吸着
装置の同心円状の真空吸着溝の形状に応じた分布で塵埃
が付着する。この場合には、真空吸着装置の外側の空気
が真空吸着装置とウェハとの間を通って真空吸着装置の
内部に吸い込まれ、この空気に含まれた塵埃がウェハの
裏面に付着するものと思われる。
本発明はウェハへの塵埃の付着を防止するようにした真
空吸着装置を提供することを目的とするものである。
空吸着装置を提供することを目的とするものである。
本発明の真空吸着装置は、半導体ウェハを真空吸着して
保持する真空吸着装置であって、半導体ウェハの表面を
受ける平坦な表面を有する真空吸着部を備え、環状の真
空吸着溝が該平坦な表面に設けられ、さらに環状の表面
が該平坦な表面から段付きに低く該環状の真空吸着溝の
外側に形成され、該環状の表面に清浄空気の吹き出し口
を設けたことを特徴とする。
保持する真空吸着装置であって、半導体ウェハの表面を
受ける平坦な表面を有する真空吸着部を備え、環状の真
空吸着溝が該平坦な表面に設けられ、さらに環状の表面
が該平坦な表面から段付きに低く該環状の真空吸着溝の
外側に形成され、該環状の表面に清浄空気の吹き出し口
を設けたことを特徴とする。
清浄空気の吹き出し口から吹き出された清浄空気は、環
状の真空吸着溝の外側にエアカーテンを形成し、環状の
真空吸着溝の外側から内部へ向かう周囲空気の流れを減
少させる。よって周囲空気に含まれる塵埃が真空吸着部
に付着することがなくなり、ウェハの表面にも塵埃が付
着しなくなる。
状の真空吸着溝の外側にエアカーテンを形成し、環状の
真空吸着溝の外側から内部へ向かう周囲空気の流れを減
少させる。よって周囲空気に含まれる塵埃が真空吸着部
に付着することがなくなり、ウェハの表面にも塵埃が付
着しなくなる。
また、清浄空気の吹き出し口を設けた環状の表面は真空
吸着部の平坦な表面から段付きに低く形成されており、
真空吸着部がウニ/’%の表面に接触したときにこの環
状の表面はウエノ\の表面から隙間を開けた位置になり
、ウエノ1を真空吸着部から浮き上がらせることなく吹
き出し口から清浄空気を吹き出し続けることができる。
吸着部の平坦な表面から段付きに低く形成されており、
真空吸着部がウニ/’%の表面に接触したときにこの環
状の表面はウエノ\の表面から隙間を開けた位置になり
、ウエノ1を真空吸着部から浮き上がらせることなく吹
き出し口から清浄空気を吹き出し続けることができる。
第1図及び第2図において、真空吸着装置10は半導体
製造工程のレジスト塗布装置に設けられたものである。
製造工程のレジスト塗布装置に設けられたものである。
レジスト塗布装置においては、真空吸着装置10が半導
体ウェハ50の裏面を保持しつつ回転させ、回転するウ
ェハ50の上面にレジストが塗布される。ウェハ50は
図示しない移送用真空吸着装置によってその周辺部を保
持され、前工程からレジスト塗布装置に移送される。移
送用真空吸着装置はレジスト塗布装置においてウェハ5
0の心合わせをして真空吸着装置10の上に置くように
なっている。
体ウェハ50の裏面を保持しつつ回転させ、回転するウ
ェハ50の上面にレジストが塗布される。ウェハ50は
図示しない移送用真空吸着装置によってその周辺部を保
持され、前工程からレジスト塗布装置に移送される。移
送用真空吸着装置はレジスト塗布装置においてウェハ5
0の心合わせをして真空吸着装置10の上に置くように
なっている。
真空吸着装置10は概略ディスク状の真空吸着部12を
備えている。真空吸着部12は円筒状嵌合部14と一体
的に形成されており、この円筒状嵌合部14が回転軸1
6に嵌合され、回転軸16とともに回転可能である。回
転軸16は例えば軸受18によって回転可能に支承され
、プーリ20及びベト22によって回転駆動部(図示せ
ず)に連結される。
備えている。真空吸着部12は円筒状嵌合部14と一体
的に形成されており、この円筒状嵌合部14が回転軸1
6に嵌合され、回転軸16とともに回転可能である。回
転軸16は例えば軸受18によって回転可能に支承され
、プーリ20及びベト22によって回転駆動部(図示せ
ず)に連結される。
真空吸着部12の上面中央部分は平坦な表面12aとな
っていて、ウェハ50の裏面を受けるようになっている
。真空吸着部12の上面外周部分はこの平坦な表面12
aから段付きに低く形成された環状の表面12bとなっ
ている。実施例においては、環状の表面12bは平坦な
表面12aよりも例えば0.5 mm低くされる。
っていて、ウェハ50の裏面を受けるようになっている
。真空吸着部12の上面外周部分はこの平坦な表面12
aから段付きに低く形成された環状の表面12bとなっ
ている。実施例においては、環状の表面12bは平坦な
表面12aよりも例えば0.5 mm低くされる。
真空吸着部12の平坦な表面12aには、複数の同心円
状の真空吸着溝24と十字状の直径方向の真空吸着溝2
6とが形成されている。同心円状の真空吸着溝24のう
ちで最外周の位置にあるものが242で示されており、
環状の表面12bは最外周の真空吸着溝24aの外側に
位置する円形のランドから段付きに形成されている。
状の真空吸着溝24と十字状の直径方向の真空吸着溝2
6とが形成されている。同心円状の真空吸着溝24のう
ちで最外周の位置にあるものが242で示されており、
環状の表面12bは最外周の真空吸着溝24aの外側に
位置する円形のランドから段付きに形成されている。
真空吸着部12及び回転軸16の中心を通って連続する
真空導入孔28が形成され、この真空導入孔28は真空
吸着部12の平坦な表面12aの中央の真空吸着溝24
に通じている。他の全ての同心円状の真空吸着溝24は
十字状の直径方向の真空吸着溝26を介して中央の真空
吸着溝24に通じており、中央の真空吸着溝24に導入
された真空が他の真空吸着溝24゜26に作用するよう
になっている。このようにして、ウェハ50の裏面に広
い範囲にわたって分散して真空を作用させ、ウェハ50
を局部的に変形させることなく確実に保持することがで
きる。
真空導入孔28が形成され、この真空導入孔28は真空
吸着部12の平坦な表面12aの中央の真空吸着溝24
に通じている。他の全ての同心円状の真空吸着溝24は
十字状の直径方向の真空吸着溝26を介して中央の真空
吸着溝24に通じており、中央の真空吸着溝24に導入
された真空が他の真空吸着溝24゜26に作用するよう
になっている。このようにして、ウェハ50の裏面に広
い範囲にわたって分散して真空を作用させ、ウェハ50
を局部的に変形させることなく確実に保持することがで
きる。
第1図においては、回転軸16の下端面に対して摺動可
能な真空導入部30が固定的に設けられ、この真空導入
部30に設けられた真空導入孔32がバキュームタンク
等の真空源34と回転軸16の真空導入孔28とを連通
させる。なお、真空導入経路の途中に適切に弁類が設け
られる。
能な真空導入部30が固定的に設けられ、この真空導入
部30に設けられた真空導入孔32がバキュームタンク
等の真空源34と回転軸16の真空導入孔28とを連通
させる。なお、真空導入経路の途中に適切に弁類が設け
られる。
さらに、中央の平坦な表面12aから段付きに低く形成
された環状の表面12bには、同心円状の真空吸着溝2
4に対して同心円状の清浄空気の吹き出し口36が設け
られる。実施例においては、清浄空気の吹き出し口36
は円状の通路からとびとびに開口する複数の小穴として
構成されている。しかし、清浄空気の吹き出し口36を
単に連続した円状に開口する溝として構成することもで
きる。清浄空気の供給孔38が真空吸着部12の円筒状
嵌合部14に軸線方向に設けられ、清浄空気の供給孔3
8は真空吸着部12の内部において真空導入孔28と交
差しないように設けられた複数の分岐供給孔38a、3
8bに接続され、これらの分岐供給孔38a、38bが
清浄空気の吹き出し口36に通じている。
された環状の表面12bには、同心円状の真空吸着溝2
4に対して同心円状の清浄空気の吹き出し口36が設け
られる。実施例においては、清浄空気の吹き出し口36
は円状の通路からとびとびに開口する複数の小穴として
構成されている。しかし、清浄空気の吹き出し口36を
単に連続した円状に開口する溝として構成することもで
きる。清浄空気の供給孔38が真空吸着部12の円筒状
嵌合部14に軸線方向に設けられ、清浄空気の供給孔3
8は真空吸着部12の内部において真空導入孔28と交
差しないように設けられた複数の分岐供給孔38a、3
8bに接続され、これらの分岐供給孔38a、38bが
清浄空気の吹き出し口36に通じている。
真空吸着部12の円筒状嵌合部14の下端面に対して摺
動可能な清浄空気供給部40が固定的に設けられる。こ
の清浄空気供給部40に設けられた清浄空気供給孔42
が清浄空気の供給孔38と接続されるとともに、エアフ
ィルタ44を介して蓄圧器等の空圧源46に接続される
。
動可能な清浄空気供給部40が固定的に設けられる。こ
の清浄空気供給部40に設けられた清浄空気供給孔42
が清浄空気の供給孔38と接続されるとともに、エアフ
ィルタ44を介して蓄圧器等の空圧源46に接続される
。
作用において、ウェハ50を真空吸着装置10に近づけ
る際に、最初に吹き出し口36から清浄空気を吹き出さ
せておく。そして、ウェハ50が真空吸着部12に近づ
いたところで真空吸着溝24 、26に真空を導入する
(但し、最初に真空を導入しておくこともできる)。吹
き出し口36から吹き出された清浄空気はウェハ50と
真空吸着部12との間で平坦な表面12aを取り囲むエ
アカーテン60を形成し、真空吸着部12の外周側から
内部へ向かう周囲空気の流れを減少させる。よって周囲
空気に含まれる塵埃が真空吸着部12に付着することが
なくなり、ウェハ50の表面にも塵埃が付着しなくなる
。
る際に、最初に吹き出し口36から清浄空気を吹き出さ
せておく。そして、ウェハ50が真空吸着部12に近づ
いたところで真空吸着溝24 、26に真空を導入する
(但し、最初に真空を導入しておくこともできる)。吹
き出し口36から吹き出された清浄空気はウェハ50と
真空吸着部12との間で平坦な表面12aを取り囲むエ
アカーテン60を形成し、真空吸着部12の外周側から
内部へ向かう周囲空気の流れを減少させる。よって周囲
空気に含まれる塵埃が真空吸着部12に付着することが
なくなり、ウェハ50の表面にも塵埃が付着しなくなる
。
エアカーテン60を形成した清浄空気の一部62は真空
によって引かれ、ウェハ50と真空吸着部12との間を
通って真空吸着部12の内部の真空導入孔28へ吸入さ
れる。このときに、清浄空気は真空吸着部12の平坦な
表面12a上に最初から付着していた塵埃を吹き払い、
ウェハ50への接触部を清浄にする。また、残りの清浄
空気64は真空吸着部12に対して法線方向外側に流れ
、周囲の空気は真空吸着部12に接近しにくくなる。ウ
ェハ50がさらに真空吸着部12に近づくと、ウェハ5
0と真空吸着部12との間を通る清浄空気の流れが少な
くなり、ウェハ50は真空吸着部12に密着するように
なる。これに対して、清浄空気の法線方向外側方向への
流れが多くなるが、環状の表面12bは真空吸着部12
の平坦な表面12aから段付きに低く形成されており、
真空吸着部12の平坦な表面12aがウェハ50の裏面
に接触したときにこの環状の表面12bはウェハ50の
表面から隙間を開けた位置に維持されるので、多量の清
浄空気が法線方向外側方向へ流れても、ウェハ50を真
空吸着部12から浮き上がらせることはない。従って、
吹き出し口36から清浄空気を吹きaし続けながら塵埃
の進入を防止しつつ、真空によってウェハ50を真空吸
着部12に保持することができる。
によって引かれ、ウェハ50と真空吸着部12との間を
通って真空吸着部12の内部の真空導入孔28へ吸入さ
れる。このときに、清浄空気は真空吸着部12の平坦な
表面12a上に最初から付着していた塵埃を吹き払い、
ウェハ50への接触部を清浄にする。また、残りの清浄
空気64は真空吸着部12に対して法線方向外側に流れ
、周囲の空気は真空吸着部12に接近しにくくなる。ウ
ェハ50がさらに真空吸着部12に近づくと、ウェハ5
0と真空吸着部12との間を通る清浄空気の流れが少な
くなり、ウェハ50は真空吸着部12に密着するように
なる。これに対して、清浄空気の法線方向外側方向への
流れが多くなるが、環状の表面12bは真空吸着部12
の平坦な表面12aから段付きに低く形成されており、
真空吸着部12の平坦な表面12aがウェハ50の裏面
に接触したときにこの環状の表面12bはウェハ50の
表面から隙間を開けた位置に維持されるので、多量の清
浄空気が法線方向外側方向へ流れても、ウェハ50を真
空吸着部12から浮き上がらせることはない。従って、
吹き出し口36から清浄空気を吹きaし続けながら塵埃
の進入を防止しつつ、真空によってウェハ50を真空吸
着部12に保持することができる。
第3図及び第4図に示す本発明の他の実施例は第1図及
び第2図に示した実施例と基本的に同様の構成を有して
いるが、この場合には清浄空気の吹き出し口36が連続
する円状に開口する溝として構成され、さらに、リング
状の多孔質の材料で作られたフィルタ48が清浄空気の
吹き出し口36に取りつけられている。多孔質のフィル
タ48は例えば焼結セラミックや焼結金属で得ることが
でき、固体構造の中に微小な孔組織を備えたものである
。
び第2図に示した実施例と基本的に同様の構成を有して
いるが、この場合には清浄空気の吹き出し口36が連続
する円状に開口する溝として構成され、さらに、リング
状の多孔質の材料で作られたフィルタ48が清浄空気の
吹き出し口36に取りつけられている。多孔質のフィル
タ48は例えば焼結セラミックや焼結金属で得ることが
でき、固体構造の中に微小な孔組織を備えたものである
。
このように清浄空気の吹き出し口36に多孔質のフィル
タ48を設けると、清浄空気の供給孔38及び分岐供給
孔38a、38bがとびとびの位置で吹き出し口36に
接続される場合でも、吹き8し口36の円周方向に清浄
空気を一様に吹き出すことができる。
タ48を設けると、清浄空気の供給孔38及び分岐供給
孔38a、38bがとびとびの位置で吹き出し口36に
接続される場合でも、吹き8し口36の円周方向に清浄
空気を一様に吹き出すことができる。
これによって、エアカーテン60が層流となり、渦の発
生や周囲の空気の巻き込みがなくなり、真空吸着部12
の外部との遮断がより確実になる。
生や周囲の空気の巻き込みがなくなり、真空吸着部12
の外部との遮断がより確実になる。
以上説明したように、本発明によれば、環状の真空吸着
溝の外周に清浄空気のエアカーテンを形成することによ
って、環状の真空吸着溝の外側から内部へ向かう周囲空
気の流れを減少させ、ウェハの表面への塵埃の付着を防
止することができ、また、清浄空気の吹き出し口を設け
た環状の表面を真空吸着部の平坦な表面から段付きに低
(形成することによってウェハを真空吸着部に確実に保
持した状態で清浄空気を吹き出し続けることができる。
溝の外周に清浄空気のエアカーテンを形成することによ
って、環状の真空吸着溝の外側から内部へ向かう周囲空
気の流れを減少させ、ウェハの表面への塵埃の付着を防
止することができ、また、清浄空気の吹き出し口を設け
た環状の表面を真空吸着部の平坦な表面から段付きに低
(形成することによってウェハを真空吸着部に確実に保
持した状態で清浄空気を吹き出し続けることができる。
第1図は本発明の実施例の真空吸着装置を示す断面図、
第2図は第1図の真空吸着部の平面図、第3図は本発明
の他の実施例の真空吸着装置を示す断面図、第4図は第
3図の真空吸着部の平面図である。 12・・・真空吸着部、 12a・・・平坦な表面
、12b・・・環状の表面、 14・・・円筒状嵌合
部、16・・・回転軸、 24・・・同心円状の真空吸着溝、 26・・・十字状の真空吸着溝、 28・・・真空導入孔、 36・・・清浄空気の吹き出し口、 38・・・清浄空気の供給孔、 48・・・多孔質のフィルタ、 50・・・ウェハ。 jZ 実施例の真空吸着装置を示す断面図 第1図 第1図の真空吸着部の平面図 第2図 24、26・・・真空吸着溝 コUロIワエハ 他の実施例を示す断面図 第 図 6 第3図の真空吸着部の平面図 第4図 36・・・清浄空気の吹き出し口 48・・・多孔質のフィルタ
第2図は第1図の真空吸着部の平面図、第3図は本発明
の他の実施例の真空吸着装置を示す断面図、第4図は第
3図の真空吸着部の平面図である。 12・・・真空吸着部、 12a・・・平坦な表面
、12b・・・環状の表面、 14・・・円筒状嵌合
部、16・・・回転軸、 24・・・同心円状の真空吸着溝、 26・・・十字状の真空吸着溝、 28・・・真空導入孔、 36・・・清浄空気の吹き出し口、 38・・・清浄空気の供給孔、 48・・・多孔質のフィルタ、 50・・・ウェハ。 jZ 実施例の真空吸着装置を示す断面図 第1図 第1図の真空吸着部の平面図 第2図 24、26・・・真空吸着溝 コUロIワエハ 他の実施例を示す断面図 第 図 6 第3図の真空吸着部の平面図 第4図 36・・・清浄空気の吹き出し口 48・・・多孔質のフィルタ
Claims (1)
- 半導体ウェハを真空吸着して保持する真空吸着装置で
あって、半導体ウェハ(50)の表面を受ける平坦な表
面(12a)を有する真空吸着部(12)を備え、環状
の真空吸着溝(24)が該平坦な表面(12a)に設け
られ、さらに環状の表面(12b)が該平坦な表面(1
2a)から段付きに低く該環状の真空吸着溝(24)の
外側に形成され、該環状の表面(12b)に清浄空気の
吹き出し口(36)を設けたことを特徴とする真空吸着
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002563A JPH03209741A (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 真空吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002563A JPH03209741A (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 真空吸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03209741A true JPH03209741A (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=11532842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002563A Pending JPH03209741A (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 真空吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03209741A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006351572A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Toppan Printing Co Ltd | ウェハの真空吸着冶具 |
JP2013175544A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Disco Abrasive Syst Ltd | 保持テーブル |
CN104319251A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 三星半导体(中国)研究开发有限公司 | 芯片拾取装置 |
CN113910072A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-01-11 | 华海清科股份有限公司 | 吸盘转台和晶圆加工系统 |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP2002563A patent/JPH03209741A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006351572A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Toppan Printing Co Ltd | ウェハの真空吸着冶具 |
JP2013175544A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Disco Abrasive Syst Ltd | 保持テーブル |
CN104319251A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 三星半导体(中国)研究开发有限公司 | 芯片拾取装置 |
CN113910072A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-01-11 | 华海清科股份有限公司 | 吸盘转台和晶圆加工系统 |
CN113910072B (zh) * | 2021-10-28 | 2022-11-22 | 华海清科股份有限公司 | 吸盘转台和晶圆加工系统 |
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