JP3666809B2 - ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
電柱間にケーブルを架設する際、電柱間に吊架した吊り線であるメッセンジャーワイヤーに螺旋状ケーブルハンガーを吊架せしめ、該螺旋状ケーブルハンガーにケーブルを受支させるようにし、前記螺旋状ケーブルハンガーは順次連結して電柱間のほぼ全域に吊架するようにしているが、本発明は、螺旋状ケーブルハンガーを順次連結する際に用いる連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の最新の従来技術として、特許第3203556号公報に開示される発明を挙げることができる。
【0003】
この特許発明は、螺旋状ケーブルハンガーの両端に雌雄の連結材を取り付け、該雌雄の連結材を交互に嵌合することによって螺旋状ケーブルハンガーを順次連結していくものであるが、この種の螺旋状ケーブルハンガーには、その使用途上で強力な引張力が働き、この強力な引張力によって上記従来の雌雄の螺旋状ケーブルハンガーが離脱する事故が多々発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解消して、螺旋状ケーブルハンガーに強力な引張力が作用しても、連結具で連結された螺旋状ケーブルハンガーが離脱することのない、この種連結具を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、互いに連結する螺旋状ケーブルハンガーAの端末に固着する合成樹脂製の第一、第二の連結材1,2で成り、第一連結材1に、第二連結材2に設けた受入穴3に嵌挿する嵌挿部片4と、同じく第二連結材2に該受入穴3に連通して設けた係合切欠6に係合する係合突部5とを設け、第二連結材2は、前記螺旋状ケーブルハンガーAに固着する基部片11と、前記受入穴3及び前記係合切欠6を形成する一対の半割り筒体7,7と、該一対の半割り筒体7,7の外周面に沿って摺動可能に嵌合されて該一対の半割り筒体7,7が拡径するのを規制または開放する規制リング8とを有し、前記係合切欠6は、細径部穴部6bを通じて前記係合突部5を係合する大径部穴6aを備えると共に、大径部穴6aの奥行きには、第二連結材2の前記基部片11側に向かって割り溝6cが延長して設けてあり、前記規制リング8は、第二連結材2の前記基部片11の外周面と一対の前記半割り筒体7,7の外周面との間を摺動可能に嵌合され、その際に、一対の半割り筒体7,7の外周面の対称位置には一対のストッパー突起18,18が突設され、これに対応して、規制リング8の径方向対称位置に軸方向に延びるストッパー溝19,19が穿設され、該規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面を摺動して、該規制リング8のストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接した状態では、該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合された状態となっている構成を採用してなるものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第一及び第二連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて溝条12が形成されてなる構成を採用してなるものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、第一,二の連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面が、その開口端側を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されてなる構成を採用してなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係る螺旋状ケーブル用ハンガーの連結具の一実施形態を示し、図1はケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの第一連結材を構成する雄側連結材1と、これが連結される第二連結材を構成する雌側連結材2との斜視図である。図2は、第一連結材1と第二連結材2とを連結した状態の縦断平面図である。図3、同作動状態の縦断平面図である。図4は、同縦断正面図で、図5は、同作動状態における正面図である。図6は、図5のVIーVI線断面図である。図7は、第一,第二の連結材1,2の螺旋状ケーブルハンガーAと接続される側の側面図である。
【0009】
本発明は、鋼線より成る芯材を合成樹脂で被覆して構成した公知の螺旋状ケーブルハンガーAを、ポリアセタール樹脂材等の合成樹脂材からなる第一、第二の連結材1,2で連結する連結具Bに係り、第一、第二の連結材1,2は基端側の基部片10,11に長手方向に沿って設けた接続穴9に螺旋状ケーブルハンガーAの端末を嵌挿するようにして該ハンガーAに固着して用いるものである。
【0010】
この固着作業は、工場で行われ、接続穴9にケーブルハンガーAの端末を嵌挿して、螺旋状ケーブルハンガーA乃至連結材1,2の弾性変形を利用して固着状態を維持させる場合と、接続穴に接着剤を注入して接続剤の接着力を利用して固着状態を維持する場合があり、これ以外に、後述の図7で説明する独特の固着構造を採用することができるが、いずれにせよ、ここで「固着」とは本発明の連結具Bを用いた連結装置に外力が負荷した際、連結材1,2とケーブルハンガーAとが不測のとき以外は互いに離脱しない状態にあることをいう。
【0012】
雄側連結材である第一連結材1は、一端(基端)を開口して前記接続穴9を備えた基部片10の他の一端(先端)に嵌挿部片4を突設して構成したもので、基部片10の外周面は、その開口端側が適宜小径であるテーパー面10Aに形成され、この第一連結材1の前記嵌挿部片4は、角柱状の部片主体4Aからなり、この部片主体4Aの前後両側面に嵌挿部片4と同じ軸方向に延びる係合突部5が突設され、係合突部5は、嵌挿部片4の基端側の細径部片5bの先端に嵌挿部片4の基端側から先端側方向に漸次幅狭くしたやや三角形状の大径部片5aを、細径部片5bの延長上に設け、全体として矢印状とし、大径部片5aの後端縁5a′を係止縁として機能させ、第二連結材2に形成した係合切欠6の受止縁として機能させる後縁6a′に係止させるようにしたものである。
【0013】
雌側連結材である第二連結材2は、一端(基端)を開口して設けた前記接続穴9を備え、その外周面は、その開口端側が適宜小径のテーパー面11Aとする基部片11と、基部片11に他の一端(先端)を開口して設けた一対の半割り筒体7,7とからなり、該一対の半割り筒体7,7によって、その互いの対向面間に、第一連結材1の前記嵌挿部片4を嵌挿する、前記角柱状部片主体4Aの形状に合致する角筒形状の受入穴3と、該受入穴3に上下に連通して、第一連結材1の係合突部5を係合する係合切欠6とを形成したもので、係合切欠6は、細径部穴6bを通じて前記係合突部5の大径部片5aを係合する大径部穴6aと、該大径部穴6aと外界とを連通する前記細径部穴6bとで構成したものである。また、係合切欠6の大径部穴6aの奥行きには割り溝6cが延長して設けてあり、これによって一対の半割り筒体7,7が基部片11を中心に拡径状に弾性変形させることが容易になっている。
【0014】
係合切欠6の大径部穴6aは、第一連結材1の係合突部5の大径部片5aと反対に第二連結材2の先端側から後端側方向に漸次幅狭くして、係合突部5の大径片5aが係合する形態と成し、その後縁6a′を前記の通り前記大径部片5aの受止縁とし、該大径部分5aの後端縁5a′がこれに係止することにより、係合突部5側の大径部片5aが係合切欠6側の大径部穴6aからの離脱、すなわち、第一連結材1と第二連結材2との互いの離脱を防ぐものである。
【0015】
係合切欠6の大径部穴6aと外界とを連通する前記細径部穴6bは、係合突部5の大径部片5aと細径部片5bと同様その延長上に、大径部穴6aの長手方向に沿う中央が存するように連通させて、大径部穴6a及びその基端部側の割り溝6cと共に、係合切欠6は、全体としてやや矢印状を成すものであって、大径部片5aが楔のようにして、一対の半割り筒体7,7を拡径状に弾性変形させ、該細径部孔6bを拡開して第一連結材1の大径部片5aが第二連結材2の係合切欠6の大径部孔6aに嵌合され、しかして両半割り筒体7,7の弾性復元力によって係合突部5が係合切欠6に係止されるようにしてある。
【0016】
そして、本発明の特徴とする構成は、図1〜6に示すように、第二連結材2の外周面に軸方向に摺動可能な規制リング8を嵌合してなることである。
【0017】
即ち、規制リング8は、第二連結材2の基部片11の外周面と一対の半割り筒体7,7の外周面との間を摺動可能に嵌合されてなるもので、図1、図2、図4では規制リング8が基部片11の外周面に位置している状態を示し、図3、図5は規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面に位置している状態を示し、正確には、一対の半割り筒体7,7の外周面の対称位置には一対のストッパー突起18,18が突設され、これに対応して、規制リング8の径方向対称位置に軸方向に延びるストッパー溝19,19が穿設され、該規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面を摺動して、該規制リング8のストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接した状態では、該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合された状態となっている。
【0018】
また、本発明では、図7に示すように、第1、第2連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけてスリット状の溝条12(図示では1条であるが、それ以上でも、2条でも、またそれ以上であってもよい。)を設けてある。
【0019】
従って、螺旋状ケーブルハンガーAを接続穴9に挿入したとき、該ハンガーAは鋼線より成る芯材を肉厚の合成樹脂材で被覆して形成されているため、その合成樹脂層の一部が、図7に示すように、溝条12に侵入した状態となって、この部分に段差が出来て、接続穴9に挿入されたケーブルハンガーAは段部に強く係合され、より一層強固に接続穴9に固着されることになる。勿論、接続穴9に挿入されるケーブルハンガーAは、前述のように接着材を併用するようにしてもよい。
【0020】
しかして、螺旋状ケーブルハンガーAを本発明に係る連結具Bによって連結する際には、前述の各図面に詳細に示すように、互いに連結する一方の螺旋状ケーブルハンガーAの端末に第一連結材1を、他の一方のケーブルハンガーAの端末に第二連結材2をそれぞれ前記のようにして接続固着し、規制リング8を、図1、図2、図4に示すように第二連結材2の基部片11側に位置させた状態で、係合突部5と係合切欠6を位置合わせして、第一連結材1側の嵌挿部片4を、第二連結材2側の受入穴3に押し込むと、一対の半割り筒体7,7は拡径弾性変形して、係合突部5の大径部片5aは、係合切欠6の細径部孔6bを強制的に拡開して、かつ、該細径部孔6bを通じて係合切欠6の大径部孔6aに、両半割り筒体7,7の弾性復元力によって係合し、両連結材1,2は互いに連結され、すなわち、前記ケーブルハンガーA,Aは互いに連結されることになる。そして、両連結材1,2は、係合突部5の後端縁5a′と係合切欠6の後縁6a′の係止関係によって連結状態が維持される。
【0021】
しかるのちに、規制リング8を、図3、図5に示すように、そのストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接するまで摺動させることによって、該該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合され、これによって両半割り筒体7,7の拡径方向への弾性変形を物理的に阻止するようになっている。
【0022】
即ち、第一連結材1及び第二連結材2に連結された螺旋状ケーブルハンガーAに外部負荷によって強力な引張力が作用したときに、第一連結材1の嵌挿部片4及び係合突部5は、一対の半割り筒体7,7を拡径方向に弾性変形させて、第二連結材2の受入穴3及び係合切欠6を押し広げ、該受入穴3及び係合切欠6から抜け出ようとするが、両半割り筒体7,7の外周面には規制リング8が嵌合して、両半割り筒体7,7に負荷する拡径方向への弾性変形力に対向して、両半割り筒体7,7の拡径方向への開放を規制し、第二連結材2の受入穴3及び係合切欠6が押し広げられないようになっているため、例え螺旋状ケーブルハンガーAを介して第一、第二連結材1,2に強力な引き離し力が作用しても、規制リング8に規制されて、両連結材1,2は堅固にその連結状態が維持されることになる。
【0023】
このように、本発明によれば、規制リング8によって両半割り筒体7,7の拡径方向への開放を規制するようにしたものであるから、例えば、上記割り溝6cを長く形成して、両半割り筒体7,7の拡径方向への変移が若干容易であっても、言い換えれば、第二連結材2の両半割り筒体7,7によって形成される受入穴3及び係合切欠6への第一連結材1の嵌挿部片4及び係合突部5の嵌挿・係合が比較的に容易であっても、規制リング8によって、両連結材1,2は堅固にその連結状態が維持されることになり、結果的に第一連結材1の第二連結材2への連結作業を容易にすることが可能となる。
【0024】
なお、前述のように、第一連結材1側の嵌挿部片4を、第二連結材2側の受入穴3に嵌挿する際に、嵌挿部片4とこれが嵌挿する受入孔3が、図示では正四角形に形成されているが、台形等異形形状に形成されることが好ましく、これによって、第1及び第2の連結材1,2の表裏面の挿入位置が規制されることになり、互いの挿入操作を正確に行うことができる。なお、第一連結材1の嵌挿部片4を第二連結材2の受入穴3に嵌合することによって、第一、第二連結材1,2を互いに直線状態に強力に連結する作用を果たすことができる。
【0025】
更に、螺旋状ケーブルハンガーAによって形成される螺旋状孔に、後述のようにメッセンジャワイヤ14とケーブル15とを挿通させる際に、該ケーブルハンガーAの連結部である第1及び第2の連結材1,2のケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面がその開口端を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されているため、ケーブル15は、これらのテーパー面10A,11Aに案内されて導入され、ケーブル15が両連結材1,2に引っ掛かってその挿入作業の障害となることを可及的に防ぐことができる。また、メッセンジャワイヤ14に螺旋状ケーブルハンガーAを挿通させる際にも、テーパー面10A,11Aがガイドとなって円滑に該ハンガーAをメッセンジャワイヤ14に挿通させることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第一連結材側の嵌挿部片を、第二連結材側の受入穴に押し込むだけで、係合突部が細径部を拡開し、かつ、該細径部を通じて係合切欠の大径部に係合して両連結材すなわち連結材を組付けた一対の螺旋状ケーブルハンガーが互いに連結され、該連結状態を確実に維持でき、また、第二連結材の弾性変形を利用して両連結材を分離することもでき、使用勝手良好な斬新な構造の連結具を提供できる。
【0027】
特に、第一連結材及び第二連結材に連結された螺旋状ケーブルハンガーに外部負荷によって強力な引張力が作用したときに、第一連結材の嵌挿部片及び係合突部は、一対の半割り筒体を拡径方向に弾性変形させて、第二連結材の受入穴及び係合切欠を押し広げ、該受入穴及び係合切欠から抜け出ようとするが、両半割り筒体の外周面には規制リングが嵌合して、両半割り筒体に負荷する拡径方向への弾性変形力に対向して、両半割り筒体の拡径方向への開放を規制し、第二連結材の受入穴及び係合切欠が押し広げられないようになっているため、例え螺旋状ケーブルハンガーを介して第一、第二連結材に強力な引張力が作用しても、規制リングに規制されて、両連結材は堅固にその連結状態が維持され、安定して使用することができる。
【0028】
更にまた本発明によれば、前記係合切欠6は、細径部穴部6bを通じて前記係合突部5を係合する大径部穴6aを備えると共に、大径部穴6aの奥行きには、第二連結材2の基部片11側に向かって割り溝6cが延長して設けてあり、前記規制リング8は、第二連結材2の前記基部片11の外周面と一対の前記半割り筒体7,7の外周面との間を摺動可能に嵌合されてなるため、前記規制リング8が前記割り溝6cを乗り越えて第二連結材2の基部片11側に摺動することによって、両半割り筒体7,7の拡径方向への変移が前記割り溝6cの存在によって若干容易であっても、言い換えれば、第二連結材2の両半割り筒体7,7によって形成される受入穴3及び係合切欠6への第一連結材1の嵌挿部片4及び係合突部5の嵌挿・係合が比較的に容易であっても、第二連結材2の一対の前記半割り筒体7,7の外周面側に摺動する規制リング8によって、両連結材1,2は堅固にその連結状態が維持されることになり、結果的に第一連結材1の第二連結材2への連結作業を容易にすることが可能となる。
【0029】
請求項2に係る発明によれは、第一及び第二連結材の、螺旋状ケーブルハンガーが挿入される接続穴を形成する基部片の内周壁に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて逃げ溝が形成されてなるため、プレス機等で基部片の外周面を押圧することによって逃げ溝を中心に接続孔の内壁の一部が突出し、この突出部がケーブルハンガーの挿入部を係合して、該ケーブルハンガーと両連結材との連結状態を強固に維持することができる。
【0030】
請求項3に係る発明によれば、螺旋状孔ケーブルハンガーの連結部である第1及び第2の連結材のケーブルハンガーとの接続部である基部片の外周面がその開口端を小径とするテーパー面に形成されているため、ケーブルは、これらのテーパー面に案内されて導入され、ケーブルが両連結材に引っ掛かってその挿入作業の障害となるというようなことがない。また、メッセンジャーワイヤーに螺旋状ケーブルハンガーを挿通させる際にも、テーパー面がガイドとなって円滑に該ハンガーをメッセンジャーワイヤーに挿通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成部材である第一連結材と、第二連結材との斜視図で ある。
【図2】 第一連結材と第二連結材とを連結した状態の横断平面図である。
【図3】 同作動状態の横断平面図である。
【図4】 同縦断正面図である。
【図5】 同作動状態の縦断正面図である。
【図6】 図5のVIーVI線断面図である。
【図7】 同側面図である。
【符号の説明】
A 螺旋状ケーブルハンガー
B ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具
1 第一連結材
2 第二連結材
3 受入穴
4 嵌挿部片
5 係合突部
6 係合切欠
7 半割り筒体
8 規制リング
9 接続穴
10 基部片
10A テーパー面
11 基部片
10A テーパー面
10′ 内周壁
11′ 内周壁
12 溝条
Claims (3)
- 互いに連結する螺旋状ケーブルハンガーAの端末に固着する合成樹脂製の第一、第二の連結材1,2で成り、第一連結材1に、第二連結材2に設けた受入穴3に嵌挿する嵌挿部片4と、同じく第二連結材2に該受入穴3に連通して設けた係合切欠6に係合する係合突部5とを設け、第二連結材2は、前記螺旋状ケーブルハンガーAに固着する基部片11と、前記受入穴3及び前記係合切欠6を形成する一対の半割り筒体7,7と、該一対の半割り筒体7,7の外周面に沿って摺動可能に嵌合されて該一対の半割り筒体7,7が拡径するのを規制または開放する規制リング8とを有し、前記係合切欠6は、細径部穴部6bを通じて前記係合突部5を係合する大径部穴6aを備えると共に、大径部穴6aの奥行きには、第二連結材2の前記基部片11側に向かって割り溝6cが延長して設けてあり、前記規制リング8は、第二連結材2の前記基部片11の外周面と一対の前記半割り筒体7,7の外周面との間を摺動可能に嵌合され、その際に、一対の半割り筒体7,7の外周面の対称位置には一対のストッパー突起18,18が突設され、これに対応して、規制リング8の径方向対称位置に軸方向に延びるストッパー溝19,19が穿設され、該規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面を摺動して、該規制リング8のストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接した状態では、該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合された状態となっているケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
- 第一及び第二連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて溝条12が形成されてなる請求項1に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
- 第一,二の連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面が、その開口端側を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されてなる請求項1または2に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
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