JP2004208459A - らせん支持具用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】雄,雌コネクタの雄雌係合を可及的に簡単スムーズにでき接続作業時間を短縮でき、十分な結合強度を確保する。
【解決手段】らせん支持具30に固着される雄基部4と雄係合部との雄コネクタ2と、雌基部9と雌係合部との雌コネクタ3とで構成されるコネクタ1であり、ここで雄係合部は、コネクタ中心面Cの半面側に先細状の挿入突部5と、他半面側で挿入筒部10の壁を挟持可能な間隔を有し、先端から板厚漸増する雄先部7のあとに段差となる抜止段差8を有する横支持部6とから成り、また、雌係合部は、挿入突部5が挿入可能な筒状の挿入筒部10と、横支持部6と接触する挿入筒部10の側面部分で、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、抜止段差8と係合できる係止段差12を有する横受面11とから成り、そして雄係合部と雌係合部とを係合してらせん支持具30を連続的に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】らせん支持具30に固着される雄基部4と雄係合部との雄コネクタ2と、雌基部9と雌係合部との雌コネクタ3とで構成されるコネクタ1であり、ここで雄係合部は、コネクタ中心面Cの半面側に先細状の挿入突部5と、他半面側で挿入筒部10の壁を挟持可能な間隔を有し、先端から板厚漸増する雄先部7のあとに段差となる抜止段差8を有する横支持部6とから成り、また、雌係合部は、挿入突部5が挿入可能な筒状の挿入筒部10と、横支持部6と接触する挿入筒部10の側面部分で、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、抜止段差8と係合できる係止段差12を有する横受面11とから成り、そして雄係合部と雌係合部とを係合してらせん支持具30を連続的に接続する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信線等の電柱間の架線を支持するらせん支持具の接続のために、らせん支持具の両端に固着されるらせん支持具用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信線等を電柱間に架設する場合、らせん支持具を使用するのが一般的となっている。らせん支持具は、電柱間において、一定長のらせんを連続的に接続させながら支持線に対して架設される。そして、らせん支持具のらせん内部に光ケーブル等の通信線を通して、この通信線等を支持する機能を果たしている。この連続的接続を可能とするために、らせん支持具の両端にコネクタとして雄,雌コネクタが固着され、雄コネクタと雌コネクタとの結合によって連続的接続を可能としている。従来の雄,雌コネクタは、らせん支持具の端部が固着される雄,雌基部と、さらに延設される雄,雌係合部とで構成され、この雄,雌係合部を係合して雄,雌コネクタを相互結合し、連続的にらせん支持具を接続可能としている。従って、コネクタの特徴部分はこの雄,雌係合部にある。この雄,雌係合部の第一従来例としては、雄側の雄端子が二股状であり、両外側面に凸状舌片を有し、雌側の雌端子が筒状であり、凸状舌片と嵌合する凹状孔を有する構成である(特許文献1参照)。第二従来例は、雄側の第一連結材が嵌挿部片と鍔部片を有し、雌側の第二連結材が筒状部片と一対のスリットを有する構成である(特許文献2参照)。また、第三従来例は、雄側の第一連結材が嵌挿部片と係止部とを有し、雌側の第二連結材が筒状片と一対のスリットを有する構成である(特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3182531号公報(第2頁、図2)
【特許文献2】
特開2000−261942号公報(第2,3頁、図1乃至図3)
【特許文献3】
特開2001−95136号公報(第2,3頁、図1乃至図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の第一従来例では、雄端子挿入時に二股を凸状舌片分だけ弾性変形させて筒状へ挿入し、凸状舌片が凹状孔に嵌合固定されて、結合強度を図っている。しかし、この二股の断面形状では変形量が十分確保できないため凸状舌片を可及的に小さくする必要があり、凸状舌片と凹状孔との嵌合度合いが小さくなってしまい、結合強度が十分に取れない問題がある。また、二股の挿入進度に対する変形度合いも少ないため、雌端子の筒状へ挿入抵抗も大きくて、挿入に大きな力を要してしまい、雄,雌コネクタの結合が簡単スムーズにできない問題があり、またスムーズでない作業によって累積作業時間も問題となる。また、らせん支持具のらせんの連続性を確保し、凸状舌片を凹状孔に合わせるには、雄,雌コネクタの向きを合わせる必要がある。しかし、対称形状の二股では判別難しく、かつ目印が小さいため作業性が悪いという問題もある。他方、第二従来例では、嵌挿部片が筒状部片に圧入される際、筒状部片の先端側がスリットによって二股分岐して弾性変形によって嵌合されるが、着脱自在な構成であるため結合強度が極めて低い問題がある。また、このコネクタを着脱自在として、繰り返し電柱間に使用可能としているが、現実の使用状態では再使用は不可能であり、着脱自在による結合強度不足の方が大きな問題である。第三従来例では、第二従来例に対して筒状部片のスリット奥部に係合部を収めて結合強度の改良を図っているが十分とは言えない。
【0005】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、雄,雌コネクタの雄雌係合である雄コネクタの挿入を円滑可能として、可及的に簡単スムーズな作業とし、接続作業時間を短縮でき、他方十分な結合強度を確保できる、らせん支持具用コネクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係るらせん支持具用コネクタは、
らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、コネクタ中心面の半面側に位置し、前記雄基部から先細状に延設される挿入突部と、コネクタ中心面の他半面側であり、後記挿入筒部の壁を挟持可能な間隔を前記挿入突部との間に有する位置であり、前記雄基部から断面長方形にて延設され、先端付近の挿入突部側において先端から板厚漸増する雄先部のあとに段差となる抜止段差を有する横支持部とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部と係合できる位置において前記雌基部から延設され、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記横支持部と接触する前記挿入筒部の側面部分であり、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、前記抜止段差と係合できる位置に係止段差を有する横受面とで、構成される。
【0007】
また、請求項2に係るらせん支持具用コネクタは、
らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、先端閉栓であり中空状に調整空間を有して前記雄基部から延設される挿入突部と、前記挿入突部の周面であって、軸方向先端に向かって漸次深く形成される抜止溝とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記挿入筒部の周壁を貫いて、前記抜止溝に対応する位置及び数に設けられる窓部と、前記抜止溝に係合可能な位置において、前記窓部の先端部分から内方へ傾斜して突設される係合片とで、構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、上述の請求項1に対応する第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態のコネクタ1の断面図であり、雄コネクタ2とこれに結合する雌コネクタ3とで構成されている。雄コネクタ2は、らせん支持線30の一端に固着される雄基部4と、雄係合部である挿入突部5及び横支持部6とで形成される。雄基部4は、略筒状であり内部4aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段としては、加熱手段(電熱ヒータ,高周波等)による溶着又は接着剤による固定、又はこれらに押圧を加える等周知の技術を利用する。また、雄基部4の外周面は、図2に示すように、固着用の凹部4bを設け、更に内部4aに貫通する逃孔4cを設けて溶着時の内部余りの逃がしに用いる。
【0009】
挿入突部5は、断面台形であり(図3イ参照)、図2に示すコネクタ中心面Cの半面側に位置し、雄基部4から先細状に延設される(図1及び図2参照)。横支持部6は、図2及び図3イに示すコネクタ中心面Cの他半面側であり、後述する挿入筒部10の壁を挟持可能な間隔を挿入突部5との間に有する位置であり、雄基部4から断面長方形にて延設される。また、横支持部6は、先端付近の挿入突部5側において、先端から板厚漸増する雄先部7のあとに段差となる抜止段差8を形成し(図1及び図2参照)、挿入突部5側から見る平面図である図3ロに示すように、雄先部7と雄基部4との間の幅Bを少し狭くしている。このため、横支持部6は、雄基部4から延設される固定支持はりと見ることができ、断面形状が略横長方形であり撓み易い状態であり、図2の矢印方向の撓み可能となる。なお、図3イの符号13は、雌コネクタ3にも設けられている目印突起であり、挿入時の側面合わせに利用する。
【0010】
雌コネクタ3は、図1及び図4に示すように、らせん支持線30一端に固着される雌基部9と、雌係合部である挿入筒部10と横受面11とで形成される。雌基部9は、略筒状であり内部9aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段及び外周の凹部9b,逃孔9c(図4参照)については、雄基部4と同様であり詳細な説明を省略する。挿入筒部10は、挿入突部5と係合できる位置において雌基部9から延設され、挿入突部5が挿入可能な大きさ及び形状の筒状に形成される。横受面11は、挿入突部5が挿入筒部10へ挿入される際、横支持部6が接触する側面部分であり(図1参照)、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、抜止段差8と係合できる位置に係止段差12を有する(図1及び図4参照)。
【0011】
なお、コネクタ1の使用材料は機械的性質,耐疲労性,耐摩耗性に優れる合成樹脂材(汎用エンジニアリングプラスチックのポリアセタール等)を使用する。後述する第2実施形態等も同様である。
【0012】
次に、コネクタ1の結合動作について説明する。上述の雌コネクタ3へ雄コネクタ2を挿入する際は、目視及び指接触によって横支持部6等が容易に判明するため、目印突起13と共に両者の側面合わせが簡単であり、スムーズかつ短時間に作業が進める。そして、雄コネクタ2の挿入により、挿入突部5は先細のため挿入筒部10内の空気を後に逃して円滑に挿入でき、かつ断面台形のために相互に回転することなく挿入される。横支持部6は、雄先部7の傾斜と横受面11の傾斜との接触によって、同時に横支持部6の開き方向の撓みを生じる。これによって大きな挿入力を要しなくても、挿入突部5と横支持部6を雌側へ円滑かつ短時間に結合できる。そして、抜止段差8と係止段差12とが係合して挿入完了する。図1に示す雄,雌コネクタ2,3の結合状態では、抜止段差8と係止段差12との係合で抜け止めされ、横支持部6が挿入筒部10の壁を挟持するだけでなく、弾性撓みの復元力によって結合強度が高められる。更に、挿入突部5と挿入筒部10内壁との摩擦力も作用するため、結合強度が十分に保持される。
【0013】
次に請求項2に対応する第2実施形態のコネクタ14について説明する。図5に示すように、コネクタ14は雄コネクタ15と雌コネクタ16とで構成される。雄コネクタ15は、らせん支持線30の一端に固着される雄基部17と、雄係合部である挿入突部18と抜止溝19とで形成されている。雄基部17は第1実施形態の雄基部4及び固着手段と同じであり、内部17a,凹部17b,逃孔17c等の詳細な説明を省略する。
【0014】
挿入突部18は断面方形であり(図7イ参照)、先端閉栓であり中空状に調整空間20を有して雄基部17から延設される(図5及び図6参照)。抜止溝19は、図6と図7イに示すように、挿入突部18の相対する2面において、軸方向先端に向かって漸次深く2つ形成される。また、図7イに示すように、抜止溝19から90°回転した位置に、案内突起18aが軸方向に設けられ、挿入時の目印及びガイドとして使用する。なお、図6及び図7の符号13は目印突起であり、第1実施形態と同様であって説明を省略する。
【0015】
雌コネクタ16は、図5,図8に示すように、らせん支持線30一端に固着される雌基部21と、雌係合部である挿入筒部22と窓部23及び係合片24とで形成される。雌基部21は、略筒状であり内部21aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段及び外周の凹部21b,逃孔21c(図8参照)については、上述雄基部17と同様であり説明を省略する。
【0016】
挿入筒部22は、挿入突部18が挿入可能な大きさ及び方形内壁22bの筒状に形成される(図5,図7ロ参照)。窓部23は、挿入筒部22の周壁を貫いて、挿入時の抜止溝19に対応する位置に2個設けられる(図8及び図9参照)。係合片24は、挿入時の抜止溝19に係合可能な位置である窓部23において、窓部23の先端部分から内方へ傾斜して2個突設される。また、図7ロに示す案内溝22aは、雄コネクタ15の挿入突部18の案内突起18aに対応して軸方向に設けられ、挿入時の案内となる。
【0017】
次に、コネクタ14の結合動作について説明する。雌コネクタ16へ雄コネクタ15を挿入する際は、目視及び指接触によって案内突起18aと目印突起13が容易に判明するため、両者の側面合わせが簡単であり、作業にスムーズに入れる。そして、雄コネクタ15を挿入すると、挿入突部18に押される挿入筒部10内空気が窓部23から逃げるので、空気抵抗もなく円滑に挿入でき、かつ断面方形のために相互に回転することなく挿入される。また、係合片24が片持ちはりの動作をして、挿入突部18の挿入に合わせて開き方向へ撓むので挿入動作も円滑となる。しかも、挿入突部18側では、調整空間20があるため、挿入の際、係合片24が抜止溝19を押して、挿入突部18が内側に撓むことを可能とするので、挿入突部18が円滑に挿入できる。係合片24と抜止溝19との係合によって挿入突部18の挿入が短時間で完了する。
【0018】
そして、図5に示す雄,雌コネクタ15,16の結合状態では、抜止溝19と係合片24との係合で抜け止めされ、更に押された状態の調整空間20を有する挿入突部18の復元力によって、加えて係合片24の弾性撓みの復元力によって、抜止溝19と係合片24との結合強度が高められる。また、挿入突部18の抜止溝19以外の他外側面と挿入筒部22内壁との摩擦力によっても結合強度が保持される。
【0019】
前述の請求項2に対応する他の実施形態としては、抜止溝19と係合片24及び窓部23の数を各2つに限定せず、1つ又は3つ等を採用する場合がある。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2に係るらせん支持具用コネクタであれば、雄,雌コネクタの雄雌係合である雄コネクタの挿入を円滑可能として、可及的に簡単スムーズな作業とし、接続作業時間を短縮でき、他方十分な結合強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の雄雌コネクタの結合状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の雄コネクタの正面図である。
【図3】第1実施形態のイは先端から見た雄コネクタの側面図であり、ロは挿入突部側から見た横支持部の平面図である。
【図4】第1実施形態の雌コネクタの正面図である。
【図5】第2実施形態の雄雌コネクタの結合状態を示す断面図である。
【図6】第2実施形態の雄コネクタの断面図である。
【図7】イは先端から見た挿入突部の側面図であり、ロは先端から見た挿入筒部の側面図である。
【図8】第2実施形態の雌コネクタの正面図である。
【図9】図8に示す雌コネクタのA−A断面図である。
【符号の説明】
1,14 コネクタ 2,15 雄コネクタ 3,16 雌コネクタ 4,17雄基部 9,21 雌基部 5 挿入突部 6 横支持部 7 雄先部 8 抜止段差 10 挿入筒部 11 横受面 12 係止段差 18 挿入突部 19 抜止溝 20 調整空間 22 挿入筒部 23 窓部 24 係合片
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信線等の電柱間の架線を支持するらせん支持具の接続のために、らせん支持具の両端に固着されるらせん支持具用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信線等を電柱間に架設する場合、らせん支持具を使用するのが一般的となっている。らせん支持具は、電柱間において、一定長のらせんを連続的に接続させながら支持線に対して架設される。そして、らせん支持具のらせん内部に光ケーブル等の通信線を通して、この通信線等を支持する機能を果たしている。この連続的接続を可能とするために、らせん支持具の両端にコネクタとして雄,雌コネクタが固着され、雄コネクタと雌コネクタとの結合によって連続的接続を可能としている。従来の雄,雌コネクタは、らせん支持具の端部が固着される雄,雌基部と、さらに延設される雄,雌係合部とで構成され、この雄,雌係合部を係合して雄,雌コネクタを相互結合し、連続的にらせん支持具を接続可能としている。従って、コネクタの特徴部分はこの雄,雌係合部にある。この雄,雌係合部の第一従来例としては、雄側の雄端子が二股状であり、両外側面に凸状舌片を有し、雌側の雌端子が筒状であり、凸状舌片と嵌合する凹状孔を有する構成である(特許文献1参照)。第二従来例は、雄側の第一連結材が嵌挿部片と鍔部片を有し、雌側の第二連結材が筒状部片と一対のスリットを有する構成である(特許文献2参照)。また、第三従来例は、雄側の第一連結材が嵌挿部片と係止部とを有し、雌側の第二連結材が筒状片と一対のスリットを有する構成である(特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3182531号公報(第2頁、図2)
【特許文献2】
特開2000−261942号公報(第2,3頁、図1乃至図3)
【特許文献3】
特開2001−95136号公報(第2,3頁、図1乃至図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の第一従来例では、雄端子挿入時に二股を凸状舌片分だけ弾性変形させて筒状へ挿入し、凸状舌片が凹状孔に嵌合固定されて、結合強度を図っている。しかし、この二股の断面形状では変形量が十分確保できないため凸状舌片を可及的に小さくする必要があり、凸状舌片と凹状孔との嵌合度合いが小さくなってしまい、結合強度が十分に取れない問題がある。また、二股の挿入進度に対する変形度合いも少ないため、雌端子の筒状へ挿入抵抗も大きくて、挿入に大きな力を要してしまい、雄,雌コネクタの結合が簡単スムーズにできない問題があり、またスムーズでない作業によって累積作業時間も問題となる。また、らせん支持具のらせんの連続性を確保し、凸状舌片を凹状孔に合わせるには、雄,雌コネクタの向きを合わせる必要がある。しかし、対称形状の二股では判別難しく、かつ目印が小さいため作業性が悪いという問題もある。他方、第二従来例では、嵌挿部片が筒状部片に圧入される際、筒状部片の先端側がスリットによって二股分岐して弾性変形によって嵌合されるが、着脱自在な構成であるため結合強度が極めて低い問題がある。また、このコネクタを着脱自在として、繰り返し電柱間に使用可能としているが、現実の使用状態では再使用は不可能であり、着脱自在による結合強度不足の方が大きな問題である。第三従来例では、第二従来例に対して筒状部片のスリット奥部に係合部を収めて結合強度の改良を図っているが十分とは言えない。
【0005】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、雄,雌コネクタの雄雌係合である雄コネクタの挿入を円滑可能として、可及的に簡単スムーズな作業とし、接続作業時間を短縮でき、他方十分な結合強度を確保できる、らせん支持具用コネクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係るらせん支持具用コネクタは、
らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、コネクタ中心面の半面側に位置し、前記雄基部から先細状に延設される挿入突部と、コネクタ中心面の他半面側であり、後記挿入筒部の壁を挟持可能な間隔を前記挿入突部との間に有する位置であり、前記雄基部から断面長方形にて延設され、先端付近の挿入突部側において先端から板厚漸増する雄先部のあとに段差となる抜止段差を有する横支持部とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部と係合できる位置において前記雌基部から延設され、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記横支持部と接触する前記挿入筒部の側面部分であり、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、前記抜止段差と係合できる位置に係止段差を有する横受面とで、構成される。
【0007】
また、請求項2に係るらせん支持具用コネクタは、
らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、先端閉栓であり中空状に調整空間を有して前記雄基部から延設される挿入突部と、前記挿入突部の周面であって、軸方向先端に向かって漸次深く形成される抜止溝とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記挿入筒部の周壁を貫いて、前記抜止溝に対応する位置及び数に設けられる窓部と、前記抜止溝に係合可能な位置において、前記窓部の先端部分から内方へ傾斜して突設される係合片とで、構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、上述の請求項1に対応する第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態のコネクタ1の断面図であり、雄コネクタ2とこれに結合する雌コネクタ3とで構成されている。雄コネクタ2は、らせん支持線30の一端に固着される雄基部4と、雄係合部である挿入突部5及び横支持部6とで形成される。雄基部4は、略筒状であり内部4aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段としては、加熱手段(電熱ヒータ,高周波等)による溶着又は接着剤による固定、又はこれらに押圧を加える等周知の技術を利用する。また、雄基部4の外周面は、図2に示すように、固着用の凹部4bを設け、更に内部4aに貫通する逃孔4cを設けて溶着時の内部余りの逃がしに用いる。
【0009】
挿入突部5は、断面台形であり(図3イ参照)、図2に示すコネクタ中心面Cの半面側に位置し、雄基部4から先細状に延設される(図1及び図2参照)。横支持部6は、図2及び図3イに示すコネクタ中心面Cの他半面側であり、後述する挿入筒部10の壁を挟持可能な間隔を挿入突部5との間に有する位置であり、雄基部4から断面長方形にて延設される。また、横支持部6は、先端付近の挿入突部5側において、先端から板厚漸増する雄先部7のあとに段差となる抜止段差8を形成し(図1及び図2参照)、挿入突部5側から見る平面図である図3ロに示すように、雄先部7と雄基部4との間の幅Bを少し狭くしている。このため、横支持部6は、雄基部4から延設される固定支持はりと見ることができ、断面形状が略横長方形であり撓み易い状態であり、図2の矢印方向の撓み可能となる。なお、図3イの符号13は、雌コネクタ3にも設けられている目印突起であり、挿入時の側面合わせに利用する。
【0010】
雌コネクタ3は、図1及び図4に示すように、らせん支持線30一端に固着される雌基部9と、雌係合部である挿入筒部10と横受面11とで形成される。雌基部9は、略筒状であり内部9aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段及び外周の凹部9b,逃孔9c(図4参照)については、雄基部4と同様であり詳細な説明を省略する。挿入筒部10は、挿入突部5と係合できる位置において雌基部9から延設され、挿入突部5が挿入可能な大きさ及び形状の筒状に形成される。横受面11は、挿入突部5が挿入筒部10へ挿入される際、横支持部6が接触する側面部分であり(図1参照)、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、抜止段差8と係合できる位置に係止段差12を有する(図1及び図4参照)。
【0011】
なお、コネクタ1の使用材料は機械的性質,耐疲労性,耐摩耗性に優れる合成樹脂材(汎用エンジニアリングプラスチックのポリアセタール等)を使用する。後述する第2実施形態等も同様である。
【0012】
次に、コネクタ1の結合動作について説明する。上述の雌コネクタ3へ雄コネクタ2を挿入する際は、目視及び指接触によって横支持部6等が容易に判明するため、目印突起13と共に両者の側面合わせが簡単であり、スムーズかつ短時間に作業が進める。そして、雄コネクタ2の挿入により、挿入突部5は先細のため挿入筒部10内の空気を後に逃して円滑に挿入でき、かつ断面台形のために相互に回転することなく挿入される。横支持部6は、雄先部7の傾斜と横受面11の傾斜との接触によって、同時に横支持部6の開き方向の撓みを生じる。これによって大きな挿入力を要しなくても、挿入突部5と横支持部6を雌側へ円滑かつ短時間に結合できる。そして、抜止段差8と係止段差12とが係合して挿入完了する。図1に示す雄,雌コネクタ2,3の結合状態では、抜止段差8と係止段差12との係合で抜け止めされ、横支持部6が挿入筒部10の壁を挟持するだけでなく、弾性撓みの復元力によって結合強度が高められる。更に、挿入突部5と挿入筒部10内壁との摩擦力も作用するため、結合強度が十分に保持される。
【0013】
次に請求項2に対応する第2実施形態のコネクタ14について説明する。図5に示すように、コネクタ14は雄コネクタ15と雌コネクタ16とで構成される。雄コネクタ15は、らせん支持線30の一端に固着される雄基部17と、雄係合部である挿入突部18と抜止溝19とで形成されている。雄基部17は第1実施形態の雄基部4及び固着手段と同じであり、内部17a,凹部17b,逃孔17c等の詳細な説明を省略する。
【0014】
挿入突部18は断面方形であり(図7イ参照)、先端閉栓であり中空状に調整空間20を有して雄基部17から延設される(図5及び図6参照)。抜止溝19は、図6と図7イに示すように、挿入突部18の相対する2面において、軸方向先端に向かって漸次深く2つ形成される。また、図7イに示すように、抜止溝19から90°回転した位置に、案内突起18aが軸方向に設けられ、挿入時の目印及びガイドとして使用する。なお、図6及び図7の符号13は目印突起であり、第1実施形態と同様であって説明を省略する。
【0015】
雌コネクタ16は、図5,図8に示すように、らせん支持線30一端に固着される雌基部21と、雌係合部である挿入筒部22と窓部23及び係合片24とで形成される。雌基部21は、略筒状であり内部21aにらせん支持線30が挿入されて固着される。固着手段及び外周の凹部21b,逃孔21c(図8参照)については、上述雄基部17と同様であり説明を省略する。
【0016】
挿入筒部22は、挿入突部18が挿入可能な大きさ及び方形内壁22bの筒状に形成される(図5,図7ロ参照)。窓部23は、挿入筒部22の周壁を貫いて、挿入時の抜止溝19に対応する位置に2個設けられる(図8及び図9参照)。係合片24は、挿入時の抜止溝19に係合可能な位置である窓部23において、窓部23の先端部分から内方へ傾斜して2個突設される。また、図7ロに示す案内溝22aは、雄コネクタ15の挿入突部18の案内突起18aに対応して軸方向に設けられ、挿入時の案内となる。
【0017】
次に、コネクタ14の結合動作について説明する。雌コネクタ16へ雄コネクタ15を挿入する際は、目視及び指接触によって案内突起18aと目印突起13が容易に判明するため、両者の側面合わせが簡単であり、作業にスムーズに入れる。そして、雄コネクタ15を挿入すると、挿入突部18に押される挿入筒部10内空気が窓部23から逃げるので、空気抵抗もなく円滑に挿入でき、かつ断面方形のために相互に回転することなく挿入される。また、係合片24が片持ちはりの動作をして、挿入突部18の挿入に合わせて開き方向へ撓むので挿入動作も円滑となる。しかも、挿入突部18側では、調整空間20があるため、挿入の際、係合片24が抜止溝19を押して、挿入突部18が内側に撓むことを可能とするので、挿入突部18が円滑に挿入できる。係合片24と抜止溝19との係合によって挿入突部18の挿入が短時間で完了する。
【0018】
そして、図5に示す雄,雌コネクタ15,16の結合状態では、抜止溝19と係合片24との係合で抜け止めされ、更に押された状態の調整空間20を有する挿入突部18の復元力によって、加えて係合片24の弾性撓みの復元力によって、抜止溝19と係合片24との結合強度が高められる。また、挿入突部18の抜止溝19以外の他外側面と挿入筒部22内壁との摩擦力によっても結合強度が保持される。
【0019】
前述の請求項2に対応する他の実施形態としては、抜止溝19と係合片24及び窓部23の数を各2つに限定せず、1つ又は3つ等を採用する場合がある。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2に係るらせん支持具用コネクタであれば、雄,雌コネクタの雄雌係合である雄コネクタの挿入を円滑可能として、可及的に簡単スムーズな作業とし、接続作業時間を短縮でき、他方十分な結合強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の雄雌コネクタの結合状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の雄コネクタの正面図である。
【図3】第1実施形態のイは先端から見た雄コネクタの側面図であり、ロは挿入突部側から見た横支持部の平面図である。
【図4】第1実施形態の雌コネクタの正面図である。
【図5】第2実施形態の雄雌コネクタの結合状態を示す断面図である。
【図6】第2実施形態の雄コネクタの断面図である。
【図7】イは先端から見た挿入突部の側面図であり、ロは先端から見た挿入筒部の側面図である。
【図8】第2実施形態の雌コネクタの正面図である。
【図9】図8に示す雌コネクタのA−A断面図である。
【符号の説明】
1,14 コネクタ 2,15 雄コネクタ 3,16 雌コネクタ 4,17雄基部 9,21 雌基部 5 挿入突部 6 横支持部 7 雄先部 8 抜止段差 10 挿入筒部 11 横受面 12 係止段差 18 挿入突部 19 抜止溝 20 調整空間 22 挿入筒部 23 窓部 24 係合片
Claims (2)
- らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、コネクタ中心面の半面側に位置し、前記雄基部から先細状に延設される挿入突部と、コネクタ中心面の他半面側であり、後記挿入筒部の壁を挟持可能な間隔を前記挿入突部との間に有する位置であり、前記雄基部から断面長方形にて延設され、先端付近の挿入突部側において先端から板厚漸増する雄先部のあとに段差となる抜止段差を有する横支持部とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部と係合できる位置において前記雌基部から延設され、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記横支持部と接触する前記挿入筒部の側面部分であり、先端から壁厚を漸増する傾斜を有し、前記抜止段差と係合できる位置に係止段差を有する横受面とで、構成されること、
を特徴とするらせん支持具用コネクタ。 - らせん支持具の両端の少なくとも一端に固着される雄基部と雄係合部とを有する雄コネクタと、らせん支持具の少なくとも一端に固着される雌基部と前記雄係合部と係合する雌係合部とを有する雌コネクタとで構成され、前記雄係合部と雌係合部とを係合させることによって、らせん支持具を連続的に接続できるらせん支持具用コネクタにおいて、
前記雄コネクタの雄係合部は、先端閉栓であり中空状に調整空間を有して前記雄基部から延設される挿入突部と、前記挿入突部の周面であって、軸方向先端に向かって漸次深く形成される抜止溝とで、構成され、
前記雌コネクタの雌係合部は、前記挿入突部が挿入可能な大きさ及び形状の筒状の挿入筒部と、前記挿入筒部の周壁を貫いて、前記抜止溝に対応する位置及び数に設けられる窓部と、前記抜止溝に係合可能な位置において、前記窓部の先端部分から内方へ傾斜して突設される係合片とで、構成されること、
を特徴とするらせん支持具用コネクタ。
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