JP3665226B2 - 車載ネットワークシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の各所に配設された少なくとも1以上の既設ユニット間を通信線を介して相互に接続して構成された車載ネットワークシステムに係り、特に、車載ネットワークシステムを拡張したいといった要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることが可能な車載ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の各所に配設された少なくとも1以上の既設ユニット間を通信線を介して相互に接続して構成された車載ネットワークシステムが知られている。
【0003】
このような車載ネットワークシステムでは、既設のシステム構成に加えて、例えば自動車電話やCDチェンジャー装置等の各種ユニットを増設したいといったシステム拡張の要望を生じる場合がしばしばある。
【0004】
このような場合、従来、車両に配線されているワイヤハーネスアセンブリ(以下、単に「ハーネス」と言う。)を車両から取り外す一方で、既設のシステム構成に加えて新たな増設ユニットを追加し、追加した増設ユニットを含む複数の各ユニット間を、新たなハーネスを用いて相互に接続するとともに、このハーネスを配線していくことで新たな車載ネットワークシステムを構築する。
【0005】
例えば、当初、図5(a)に示すように、既設ユニットとして、車両のダッシュパネル付近におかれたヘッドユニット(H/U)101と、そのトランクルーム内におかれたサブユニット102とが存在し、これら複数の各ユニット101,102間を、光通信線103,104を含んで構成されるハーネス111を介して相互に接続することで車載ネットワークシステムを構築していた場合において、図5(b)に示すような新たな増設ユニット105を追加して、同図(c)に示すように車載ネットワークシステムを拡張する場合には、次のような手順で行っていた。
【0006】
まず、図5(a)に示すように、車載ネットワークシステムおける構成部材である既設のヘッドユニット101及びサブユニット102から、そのユニット間を接続していたハーネス111を車両から取り外す。
【0007】
その後、図5(c)に示すように、図5(b)に示す新たな増設ユニット105を例えばトランクルーム内に追加して設け、新たな増設ユニット105を含む複数の各ユニット101,102,105間を、前述とは異なる種類の光通信線106,107,108を含んで構成される新たなハーネス113を用いて相互に接続するとともに、このハーネス113を配線していくことにより、拡張された車載ネットワークシステムを構築する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合には、既設の配線を流用することなく新規に更新することで拡張された車載ネットワークシステムを構築することとしていたために、既設の配線を車両から取り外す作業と、増設ユニットを含む複数の各ユニット間を、新たなハーネスを用いて相互に接続するとともにこれを配線していく作業と、が必要となり、これらの一連の作業はかなり煩雑であり、また、その作業工数も増大傾向にあるといった解決すべき課題を内在していた。
【0009】
加えて、既設の配線を流用することなく全交換するといった形態を採るため、資源の有効活用の観点から無駄が多く、しかもこれがシステム拡張に係るコスト上昇の要因にもなるといった解決すべき課題を内在していた。
【0010】
そこで、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることが可能な新規な技術の開発が久しく待望されていた。
【0011】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、車載ネットワークシステムを拡張したいといった要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることが可能な車載ネットワークシステムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両の各所に配設された複数の既設ユニット間を通信線を介して相互に接続して構成され、これらの既設ユニットに加えて少なくとも1以上の増設ユニットの追加を許容するように構成された車載ネットワークシステムであって、複数の既設ユニットのうち、一の既設ユニットに設けられた第1の既設通信線と、複数の既設ユニットのうち、他の既設ユニットに設けられた第2の既設通信線と、第1の既設通信線と第2の既設通信線との間に設けられ、第1の既設通信線と第2の既設通信線とを切り離し可能に結合するコネクタ結合部分と、を備え、コネクタ結合部分で第1の既設通信線と第2の既設通信線とが切り離されると、一対の空きコネクタが形成され、増設ユニットには、第1の増設通信線及び第2の増設通信線が設けられ、第1の増設通信線には、一対の空きコネクタのうち、一方の空きコネクタに脱着可能な第1の増設コネクタが設けられ、第2の増設通信線には、一対の空きコネクタのうち、他方の空きコネクタに脱着可能な第2の増設コネクタが設けられることを要旨とする。
【0013】
請求項1の発明によれば、既設ユニットに加えて増設ユニットを追加するにあたっては、コネクタ結合部分にて第1の既設通信線と第2の既設通信線とを切り離し、これにより形成された一対の空きコネクタを、増設コネクタに各々結合する通信線の接続工程を経て、既設ユニットに増設ユニットを追加することができるので、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0014】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の車載ネットワークシステムであって、既設通信線は、送信、受信の各専用の一対の光通信線からなり、第1の既設通信線を構成する送信専用の光通信線と第2の既設通信線を構成する送信専用の光通信線との間にコネクタ結合部分が設けられ、第1の既設通信線を構成する受信専用の光通信線と第2の既設通信線を構成する受信専用の光通信線との間にコネクタ結合部分が設けられることを要旨とする。
【0015】
請求項2の発明によれば、既設通信線は、送信、受信の各専用の一対の光通信線からなり、その各々の光通信線にコネクタ結合部分を設けているので、送信、受信の各専用の一対の光通信線を介して既設ユニット間を相互接続する形態の車載ネットワークシステムに適用した場合であって、しかも、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0016】
そして、請求項3の発明は、請求項1又は2のうちいずれか一項に記載の車載ネットワークシステムであって、増設ユニットは、増設コネクタ及び増設通信線がユニット間接続に適合するように規格化されたオプションとして取り扱える構造として予め用意されることを要旨とする。
【0017】
請求項3の発明によれば、システム拡張を企図して追加される増設ユニットは、増設コネクタ及び増設通信線がユニット間接続に適合するように規格化されたオプションとして取り扱える構造として予め用意されるので、ユーザからのシステム拡張要望に即応可能な車載ネットワークシステムを構築することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車載ネットワークシステムの実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る車載ネットワークシステムの第1実施形態の説明図、図2は、本発明に係る車載ネットワークシステムの第2実施形態の説明図、図3は、本発明に係る車載ネットワークシステムの第3実施形態の説明図、図4は、本発明の第1乃至第3の各実施形態で採用した光通信線の光コネクタ結合部分の詳細説明図である。
【0020】
本発明の第1実施形態では、図1(a)に示すように、既設ユニットとして、車両の例えばダッシュパネル付近に配設されたヘッドユニット(H/U)1と、トランクルーム内に配設された機器ユニット2とが存在し、これら各既設ユニット1,2間を相互に接続する例えば光通信線3,4には、この通信線3,4を、その全長の適宜選定した箇所にてヘッドユニット1側の光通信線3a,4aと、機器ユニット2側の光通信線3b,4bと、に切離可能とするコネクタ結合部分5,6を設けてある。
【0021】
ここで、各既設ユニット1,2間の光通信線3,4に介在するコネクタ結合部分5,6は、図4(a)に示すように、雄側コネクタMと、雌側コネクタFとが嵌合することで結合状態を維持しており、その雄側コネクタMと雌側コネクタFとを切り離すことにより、図4(b)に示すような切離状態になる。
【0022】
つまり、ヘッドユニット1側の光通信線3a,4aは、例えば光通信線3aが雄側コネクタMを持つ一方、光通信線4aが雌側コネクタFを持ち、これに対し、機器ユニット2側の光通信線3b,4bは、光通信線3bが雌側コネクタFを持つ一方、光通信線4bが雄側コネクタMを持っており、通信線3,4の全体は、コネクタ結合部分5,6において結合又は切離自在に構成されている。
【0023】
こうした既設ユニット1,2間を光通信線3,4を介して相互に接続して車載ネットワークシステムを構築していた場合において、例えば図1(b)に示す新たな増設ユニット7を追加することで、図1(c)に示すように、車載ネットワークシステムをきわめて容易に拡張することができる。
【0024】
具体的に説明すると、まず、既設ユニット1,2に加えて少なくとも1以上の増設ユニット7を追加するにあたっては、既設の各ユニット1,2間の例えば光通信線3に設けてあるコネクタ結合部分5を、図4(b)に示す関係で切り離して、光通信線3aが持つ雄側コネクタMを、図4(c)に示す関係で新たな増設ユニット7から延びる光通信線8が持つ雌側コネクタFに結合することにより、光通信線3aと光通信線8とを接続する。また、同様に、光通信線3bが持つ雌側コネクタFを、新たな増設ユニット7から延びる光通信線9が持つ雄側コネクタMに結合することにより、光通信線3bと光通信線9とを接続する。
【0025】
なお、既設ユニット1,2間の光通信線4は、コネクタ結合部分6を介在した接続状態を維持している。すなわち、光通信線4aの雌側コネクタFはそのまま光通信線4bの雄側コネクタMに結合されており、光通信線4aと光通信線4bとは接続状態を維持している。
【0026】
このように、既設ユニット1,2に加えて少なくとも1以上の増設ユニット7を追加するにあたり、コネクタ結合部分5にて通信線3を切り離し、この切り離したコネクタ結合部分5に生じる一対の空きコネクタM,Fを、新たな増設ユニット7側の一対の空きコネクタF,Mに各々結合する通信線の接続工程を経て、既設ユニット1,2に加えて少なくとも1以上の増設ユニット7を追加するので、したがって、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0027】
また、少なくとも1以上の既設ユニット1,2間を相互に接続する通信線は、送信、受信の各専用の一対の光通信線3,4からなり、その各々の光通信線3,4にコネクタ結合部分5,6を設けているので、したがって、送信、受信の各専用の一対の光通信線3,4を介して既設ユニット1,2間を相互接続する形態の車載ネットワークシステムに適用した場合であって、しかも、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0028】
しかも、システム拡張を企図して追加される増設ユニット7を、コネクタを含む通信線8,9がユニット間接続に適合するように規格化されたオプションOPとして取り扱える構造として予め用意しておけば、ユーザからのシステム拡張要望に即応可能な車載ネットワークシステムを構築することができる。
【0029】
次に、本発明の第2実施形態では、図2(a)に示すように、既設ユニットとして、車両のダッシュパネル付近におかれたヘッドユニット(H/U)11と、車両における進行方向右側の長手方向中央部付近に配設された例えばオーディオアンプ(AMP)等の機器ユニット12と、トランクルーム内に配設された例えば自動車電話(TEL)等の機器ユニット13及び例えばCDチェンジャー装置(CD−CH)等の機器ユニット14とが存在し、また、ヘッドユニット(H/U)11と、他の各ユニット12乃至4との間に中継コネクタ15を介在したシステム構成となるように、複数の各ユニット11,12,13,14間を、光通信線16,17,18,19,20,21を各々介して相互に接続している。しかも、機器ユニット(AMP)12と、増設ユニット(TEL)13と、の間を相互に接続する通信線20には、この通信線20を、その全長の適宜選定した箇所にて機器ユニット(AMP)12側の通信線20aと、機器ユニット(TEL)13側の通信線20bと、に切離可能とするコネクタ結合部分22を設けてあり、さらに、機器ユニット(TEL)13と、機器ユニット(CD−CH)14と、の間を相互に接続する通信線21には、この通信線21を、その全長の適宜選定した箇所にて機器ユニット(TEL)13側の通信線21aと、機器ユニット(CD−CH)14側の通信線21bと、に切離可能とするコネクタ結合部分23を設けてある。なお、機器ユニット(TEL)13は、上述では既設ユニットとして取り扱っているが、実際には、オプションOPとして追加設定されたものである。つまり、本第2実施形態では、1つの増設ユニットが追加された状態で車載ネットワークシステムが一旦構築された後に、さらに追加の増設ユニットを後付けする形態を説明する。
【0030】
さて、こうした既設ユニット11,12,13,14間を、光通信線16,17,18,19,20,21を各々介して相互に接続して車載ネットワークシステムを構築していた場合において、例えば図2(b)に示すように、新たな増設ユニット(UNITa)24を追加することにより、車載ネットワークシステムをきわめて容易に拡張することができる。
【0031】
このシステム拡張例の場合には、機器ユニット(AMP)12と機器ユニット(TEL)13との間の光通信線20に設けたコネクタ結合部分22を切り離して、光通信線20aが持つ雌側コネクタFを、新たな増設ユニット(UNITa)24から延びる光通信線25が持つ雄側コネクタMに結合することにより、光通信線20aと光通信線25とを接続する。また、光通信線20bが持つ雄側コネクタMを、新たな増設ユニット(UNITa)24から延びる光通信線26が持つ雌側コネクタFに結合することにより、光通信線20bと光通信線26とを接続する。
【0032】
なお、機器ユニット(TEL)13と機器ユニット(CD−CH)14との間の光通信線21は、コネクタ結合部分23を介在した接続状態を維持している。すなわち、光通信線21aの雌側コネクタFはそのまま光通信線21bの雄側コネクタMに結合されており、光通信線21aと光通信線21bとは接続状態を維持している。
【0033】
このように、本第2実施形態によれば、一旦システムの拡張を施した後に、さらなる車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、前述した第1実施形態と同様に、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0034】
最後に、本発明の第3実施形態では、図3(a)に示すように、既設ユニットとして、車両のダッシュパネル付近に配設されたヘッドユニット(H/U)31が存在し、ヘッドユニット(H/U)31から出ている光通信線34,35を、一対のコネクタ結合部分36,37、及び光通信線38を介して閉ループ状に接続することにより、既設ユニットとしてヘッドユニット(H/U)31のみが存在する車載ネットワークシステムを構築しており、この状態において、車両における進行方向左側の長手方向中央部付近に増設ユニット(TEL)32を配設する一方、車両における進行方向右側の長手方向中央部付近に増設ユニット(CD−CH)33を配設した例を示してある。つまり、増設ユニット(TEL)32と、増設ユニット(CD−CH)33とが、オプションとして車両に装備されているものの、不使用状態におかれている例を示してある。
【0035】
このとき、増設ユニット(TEL)32と、増設ユニット(CD−CH)33とを含んで車載ネットワークシステムを構築しようとする場合には、図3(a)に示すように、まず、光通信線34と光通信線38との間に設けたコネクタ結合部分36において、雄側コネクタMと雌側コネクタFとを切り離し、同様に光通信線35と光通信線38との間に設けたコネクタ結合部分37において、雄側コネクタMと雌側コネクタFとを切り離す。
【0036】
次に、図3(b)に示すように、光通信線35が持つ雄側コネクタMを、増設ユニット(CD−CH)33から延びる光通信線39が持つ雌側コネクタFに結合することにより、光通信線35と光通信線39とを接続する。また、光通信線34が持つ雄側コネクタMを、増設ユニット(TEL)32から延びる光通信線40が持つ雌側コネクタFに結合することにより、光通信線34と光通信線40とを接続する。
【0037】
一方、光通信線38のコネクタ結合部分37で用いた雌側コネクタFを、増設ユニット(CD−CH)33から延びる光通信線41が持つ雄側コネクタMに結合することにより、光通信線38と光通信線41とを接続する。また、光通信線38のコネクタ結合部分36で用いた雌側コネクタFを、増設ユニット(TEL)32から延びる光通信線42が持つ雄側コネクタMに結合することにより、光通信線38と光通信線42とを接続する。
【0038】
このように、本第3実施形態によれば、一度に複数の増設ユニットを、相互に異なるシステム上の箇所から追加するといった車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、前述した第1乃至第2実施形態と同様に、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0039】
なお、本発明は、上述した実施形態の例に限定されることなく、請求の範囲に記載された技術的思想を逸脱しない範囲内において、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施することができる。
【0040】
すなわち、例えば、本実施形態中、車載ネットワークシステムに採用されるトポロジとして、リング型のトポロジを例示して説明したが、本発明はこの形態に限定されることなく、例えばバス型などのあらゆるトポロジ形態を採用した車載ネットワークシステムに適用可能であることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1の発明によれば、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0042】
また、請求項2の発明によれば、送信、受信の各専用の一対の光通信線を介して既設ユニット間を相互接続する形態の車載ネットワークシステムに適用した場合であって、しかも、車載ネットワークシステムの拡張要望を生じた場合であっても、既設の配線形態を可及的に維持しながら、簡易かつ簡素な工数をもって、コスト的にも安価にこの要望に答えることができる。
【0043】
そして、請求項3の発明によれば、ユーザからのシステム拡張要望に即応可能な車載ネットワークシステムを構築することができるというきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車載ネットワークシステムの構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る車載ネットワークシステムの構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る車載ネットワークシステムの構成図である。
【図4】本発明の第1乃至第3の各実施形態で採用した光通信線の光コネクタ結合部分の詳細説明図である。
【図5】従来の車載ネットワークシステムの一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドユニット(H/U)
2 機器ユニット
3,4 光通信線
5,6 コネクタ結合部分
7 増設ユニット
8,9 光通信線
11 ヘッドユニット(H/U)
12 機器ユニット(AMP)
13 機器ユニット(TEL)
14 機器ユニット(CD−CH)
15 中継コネクタ
16,17,18,19,20,21 光通信線
22,23 コネクタ結合部分
24 増設ユニット(UNITa)
25,26 光通信線
31 ヘッドユニット(H/U)
32 増設ユニット(TEL)
33 増設ユニット(CD−CH)
34,35 光通信線
36,37 コネクタ結合部分
38,39,40,41,42 光通信線
M 雄側コネクタ
F 雌側コネクタ
Claims (3)
- 車両の各所に配設された複数の既設ユニット間を通信線を介して相互に接続して構成され、これらの既設ユニットに加えて少なくとも1以上の増設ユニットの追加を許容するように構成された車載ネットワークシステムであって、
前記複数の既設ユニットのうち、一の既設ユニットに設けられた第1の既設通信線と、
前記複数の既設ユニットのうち、他の既設ユニットに設けられた第2の既設通信線と、
前記第1の既設通信線と前記第2の既設通信線との間に設けられ、前記第1の既設通信線と前記第2の既設通信線とを切り離し可能に結合するコネクタ結合部分と、を備え、
前記コネクタ結合部分で前記第1の既設通信線と前記第2の既設通信線とが切り離されると、一対の空きコネクタが形成され、
前記増設ユニットには、第1の増設通信線及び第2の増設通信線が設けられ、前記第1の増設通信線には、前記一対の空きコネクタのうち、一方の空きコネクタに脱着可能な第1の増設コネクタが設けられ、前記第2の増設通信線には、前記一対の空きコネクタのうち、他方の空きコネクタに脱着可能な第2の増設コネクタが設けられることを特徴とする車載ネットワークシステム。 - 請求項1に記載の車載ネットワークシステムであって、
前記既設通信線は、送信、受信の各専用の一対の光通信線からなり、前記第1の既設通信線を構成する送信専用の光通信線と前記第2の既設通信線を構成する送信専用の光通信線との間に前記コネクタ結合部分が設けられ、前記第1の既設通信線を構成する受信専用の光通信線と前記第2の既設通信線を構成する受信専用の光通信線との間に前記コネクタ結合部分が設けられることを特徴とする車載ネットワークシステム。 - 請求項1又は2のうちいずれか一項に記載の車載ネットワークシステムであって、
前記増設ユニットは、前記増設コネクタ及び前記増設通信線がユニット間接続に適合するように規格化されたオプションとして取り扱える構造として予め用意されることを特徴とする車載ネットワークシステム。
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