JP2000269978A - 車載機器接続用リピーター - Google Patents

車載機器接続用リピーター

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JP2000269978A
JP2000269978A JP11068740A JP6874099A JP2000269978A JP 2000269978 A JP2000269978 A JP 2000269978A JP 11068740 A JP11068740 A JP 11068740A JP 6874099 A JP6874099 A JP 6874099A JP 2000269978 A JP2000269978 A JP 2000269978A
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connector
repeater
vehicle
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Kazuhisa Kiyota
和久 清田
Tamiya Tanaka
民也 田中
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線の簡素化、機器増設時の作業性と信頼性
の向上などを実現する。 【解決手段】 IEEE1394規格に準拠する複数の
電子機器を相互に接続してIEEE1394ネットワー
クを構成するためのものであり、接続部が筐体4の外部
に露出した4つの通信コネクタ6、8、10、12と、
各通信コネクタごとに設けられ、接続部が筐体4の外部
に露出した電源供給コネクタ14、16、18、20
と、接続部が筐体4の外部に露出した電源受給コネクタ
22と、電源受給コネクタ22と電源供給コネクタ1
4、16、18、20とを接続し、過電流が流れた場合
には電源受給コネクタ22と電源供給コネクタとの接続
を切断するヒューズから成る過電流保護手段24と、1
つの通信コネクタを通じて入力された信号を他の通信コ
ネクタを通じて送出する送受信回路26とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
複数の電子機器を相互に接続する車載機器接続用リピー
ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホーム用電子機器のネットワークを含
め、IEEE(米国電気電子技術者協会)1394規格
にもとづく電子機器(ここでは単に機器ともいう)のネ
ットワーク(単にIEEE1394ネットワークともい
う)では、通常、電源線は信号線とは別に敷設される。
図6は、IEEE1394規格にもとづくホーム用電子
機器のネットワークの一例を示すブロック構成図、図7
はIEEE1394規格にもとづく車載用電子機器のネ
ットワークの一例を示すブロック構成図である。図6に
示したように、ホーム用機器のネットワークでは、テレ
ビ102、ビデオレコーダ104、DVD(Digit
al Versatile Disk)機器106がI
EEE1394規格にもとづく信号線108により接続
され、一方、各機器に対して、各機器の電源線110の
プラグ112をそれぞれ不図示のACコンセントに接続
することで電源供給が行われる。
【0003】また、車載用機器のネットワークでは、表
示装置114、テレビチューナ116、CDチェンジャ
118、ならびにオーディオアンプ120がIEEE1
394規格の信号線122によって接続され、一方、各
機器には電源線124を通じて自動車バッテリ126よ
り電源供給が行われる。このように、IEEE1394
ネットワークでは、信号線とは別に電源線を設けて各機
器に電源供給が行われる。そして、車両においてIEE
E1394ネットワークを構築する場合、車両には住宅
におけるACコンセントに相当するものがないため、電
源線124を敷設して各機器を自動車バッテリ126に
接続する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の車載
機器のIEEE1394ネットワークには下記の問題点
があった。 (1)配線の複雑化 上述のように信号線の配線、接続のみならず、電源線の
配線、接続も行う必要がある。そして、IEEE139
4規格にもとづく機器の接続がリング構造ではなくツリ
ー構造で行われるため、接続の自由度が高い反面、逆に
配線は複雑化し易い。図8はツリー構造のネットワーク
の一例を示すブロック構成図である。電子機器(UNI
T)128の下に電気機器130および電子機器132
が信号線134により接続され、電子機器132の下に
はさらに電子機器136および電子機器138が信号線
134により接続されている。
【0005】一方、各電子機器128、130、13
2、134、136には、自動車バッテリ140より電
源線142を通じて電源供給が行われており、電源線1
42をどのように敷設して接続するかは、信号線134
の敷設および接続とは別に検討し、設計する必要があ
る。また、互いに独立して敷設された電源線142と信
号線134とが混在しているため、全体として配線が非
常に複雑になっている。
【0006】(2)機器増設時の作業性と信頼性の悪化 このように配線が複雑化している結果、オプションの電
子機器を増設する場合に、現在各機器がどのように接続
されているかを把握することが困難となり、誤配線や、
機器の誤接続が生じやすく、作業性および信頼性の低下
を招いていた。
【0007】(3)規格違反のループ接続 さらに、上記配線の複雑化の結果、IEEE1394規
格で禁じられているループ接続を行ってしまう場合があ
った。図8において、点線で示した電子機器144は信
号線146により電子機器136、138に接続されて
おり、このような誤接続によって、電子機器132、1
38、144、136はループを形成してしまってい
る。
【0008】(4)電子機器におけるコストアップ 機器どうしの接続は基本的に直列接続となるので、各機
器は最低2系統の通信コネクタを備えている必要があ
る。さらに、自由度の高いツリー構造に対応するために
は、最低3系統の通信コネクタを備える必要があり、機
器のコストアップの要因となっていた。図8では、電子
機器132がこのようなツリー構造に対応するため通信
コネクタ148、150、152を備えている。
【0009】(5)電源配線の電流容量不足の可能性 IEEE1394規格では、最大63台までの機器をツ
リー接続することが可能となっている。そこで、最大接
続台数の機器が接続された場合にも電源供給を行えるよ
うにしたとすると、電源線としては電流容量が大きく、
したがって非常に太い線材のものを用いる必要がある。
図8の場合には電源線142のバッテリ側の配線箇所1
54で太い線材を用いる必要がある。しかし、実際にそ
のような多数の機器が接続されることは稀であるため、
太い線材を用いることは多くの場合無駄となる。また、
これを避けるために、接続可能な機器の種類や台数を制
限することは可能であるが、その場合、制限を無視して
機器が接続された場合には、例えば図8の配線箇所15
4で、電源線の最大許容電流を越えた電流が流れてしま
う可能性がある。
【0010】(6)中継コネクタが必要 複数の機器を車両内の種々の箇所に設置したり、また増
設などを容易に行えるようにするためには、長さの異な
る数種類の信号線(ケーブル)を用意しておく必要があ
り、その結果、必然的に信号線どうしを接続する中継コ
ネクタが必要となる。
【0011】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、配線の簡素化、機器増設
時の作業性および信頼性の向上、ループ接続の回避、機
器の低コスト化、電源配線の過剰仕様の回避、ならびに
中継コネクタの削除を可能とする車載機器接続用リピー
ターを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、車両に搭載された複数の電子機器をケーブ
ルを介し相互に接続する車載機器接続用リピーターであ
って、接続部が外部に露出した3つ以上の通信コネクタ
と、各通信コネクタごとに設けられ、接続部が外部に露
出した電源供給コネクタと、接続部が外部に露出した電
源受給コネクタと、前記電源受給コネクタと前記電源供
給コネクタとを接続し、過電流が流れた場合には前記電
源受給コネクタと前記電源供給コネクタとの接続を切断
する過電流保護手段と、1つの前記通信コネクタを通じ
て入力された信号を他の前記通信コネクタを通じて送出
する送受信回路とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の車載機器接続用リピーターを用い
る場合には、例えば自動車バッテリからの電源線は車載
機器接続用リピーターの電源受給コネクタに接続する。
また、各電子機器からの信号線は車載機器接続用リピー
ターの通信コネクタに接続し、電子機器からの電源線
は、上記通信コネクタに対応する電源供給コネクタに接
続する。これにより各電子機器には、電源受給コネクタ
から過電流保護手段を通じ、電源供給コネクタを介して
電源供給が行われる。一方、各電子機器は送受信回路を
通じて相互に通信を行うことができる。
【0014】このように、本発明の車載機器接続用リピ
ーターを用いた場合には、電子機器の接続は、信号線お
よび電源線により電子機器を単に車載機器接続用リピー
ターに接続するのみであり、しかも、信号線と電源線と
は同様の経路で敷設すればよいので、信号線および電源
線の配線はきわめて簡素である。また、電子機器を増設
する際にも、増設する電子機器は信号線および電源線に
より単に車載機器接続用リピーターに接続すればよく、
したがって、増設作業を効率よく、かつ高い信頼性で行
うことができる。そして、電子機器は単に車載機器接続
用リピーターに接続するのみであるから、従来のように
電子機器どうしを接続するために電子機器にコネクタを
設ける必要がなく、電子機器の低コスト化を実現でき
る。
【0015】さらに、電子機器は単に車載機器接続用リ
ピーターに接続するのみであるから、誤ってループ接続
を行ってしまう虞がない。そして、過電流保護手段を備
えているので、自動車バッテリなどと車載機器接続用リ
ピーターとを接続する電源線に過電流が流れることがな
い。したがって、電源線を必要以上に太くするといった
無駄を解消でき、また、電子機器を多数接続しすぎたよ
うな場合にも過大な電流が流れることを確実に回避でき
る。また、車載機器接続用リピーター自体が送受信回路
による通信の中継機能を備えているので、従来のように
信号線どうしを接続するために中継コネクタを用いる必
要がない。さらに、中継コネクタを用いた場合のように
信号の伝送損出が生じることもない。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による車載機
器接続用リピーターの一例を示すブロック構成図であ
る。図1に示した本実施の形態例の車載機器接続用リピ
ーター2は、車両に搭載された、IEEE1394規格
に準拠する複数の電子機器をケーブルを介し相互に接続
してIEEE1394ネットワークを構成するためのも
のであり、接続部が筐体4の外部に露出した4つの通信
コネクタ(ポート)6、8、10、12と、各通信コネ
クタごとに設けられ、接続部が筐体4の外部に露出した
電源供給コネクタ14、16、18、20と、接続部が
筐体4の外部に露出した電源受給コネクタ22と、電源
受給コネクタ22と電源供給コネクタ14、16、1
8、20とを接続し、過電流が流れた場合には電源受給
コネクタ22と電源供給コネクタとの接続を切断するヒ
ューズから成る過電流保護手段24と、1つの通信コネ
クタを通じて入力された信号を他の通信コネクタを通じ
て送出する送受信回路(PHY)26とを備えている。
【0017】各通信コネクタ6、8、10、12は、本
実施の形態例では、互いに異なる形態を有し、かつ電源
供給コネクタ14、16、18、20とも異なる形態を
有している。さらに、各電源供給コネクタは互いに異な
る形態を有している。なお、形態とは形状および寸法の
いずれか一方または両方のことをいう。通信コネクタ
6、8、10、12と電源供給コネクタ14、16、1
8、20とは、図1に示したように対応するものどうし
を対にして近接配置されている。
【0018】また、本実施の形態例では、車載機器接続
用リピーター2は、接続部が筐体4の外部に露出し、内
部において電源受給コネクタ22に接続された第2の電
源供給コネクタ28をさらに備えている。この第2の電
源供給コネクタ28は車載機器接続用リピーター2を増
設する際に使用する。送受信回路26としては例えばレ
シーバとドライバとを備えた通信用のICを用いること
ができ、上記レシーバによりある通信コネクタを通じて
受信した信号を、上記ドライバにより他の通信コネクタ
を通じて送出する構成とできる。電源回路30は、送受
信回路26に電源供給を行うためのものであり、過電流
保護手段24の出力側より電源供給を受け、送受信回路
26に電源供給を行う。
【0019】次に、このように構成された車載機器接続
用リピーター2をいかに使用するかについて説明する。
図2は図1の車載機器接続用リピーター2を2台用いて
構成したIEEE1394ネットワークの一例を示すブ
ロック構成図である。図中、図8と同一の要素には同一
の符号が付されている。図2に示したIEEE1394
ネットワーク32では、2台の車載機器接続用リピータ
ー2を用いて電子機器128、130、132、13
6、138、144を相互に接続して、IEEE139
4ネットワークを構成している。2台の車載機器接続用
リピーター2のうち一方は自動車の車室34内に設置さ
れ、もう一方の車載機器接続用リピーター2は自動車の
トランクルーム36内に設置されている。
【0020】そして、各車載機器接続用リピーター2
は、エンジンルーム38内の自動車バッテリ140とそ
れぞれ電源線40、42により接続されて電源供給を受
けており、各電源線40、42の車載機器接続用リピー
ター2側は、それぞれ車載機器接続用リピーター2の電
源受給コネクタ22に接続されている。
【0021】電子機器128、130、132は車室3
4内に設置され、いずれも車室34内の車載機器接続用
リピーター2に接続されている。具体的には、各電子機
器128、130、132の通信端子は信号線44によ
って、それぞれ車載機器接続用リピーター2の通信コネ
クタ6、8、10に接続され、各電子機器128、13
0、132の電源端子は電源線46によって、それぞれ
車載機器接続用リピーター2の電源供給コネクタ14、
16、18に接続されている。
【0022】一方、電子機器136、138、144は
トランクルーム36内に設置され、いずれもトランクル
ーム36内の車載機器接続用リピーター2に接続されて
いる。具体的には、各電子機器136、138、144
の通信端子は信号線44によって、それぞれ車載機器接
続用リピーター2の通信コネクタ6、8、10に接続さ
れ、各電子機器136、138、144の電源端子は電
源線46によって、それぞれ車載機器接続用リピーター
2の電源供給コネクタ14、16、18に接続されてい
る。また、車室34内の車載機器接続用リピーター2
と、トランクルーム36内の車載機器接続用リピーター
2とは信号線44により相互に接続され、この信号線4
4は、両車載機器接続用リピーターの通信コネクタ12
どうしを接続している。
【0023】このように各車載機器接続用リピーター2
および各電子機器が接続されている結果、まず、車室3
4内の車載機器接続用リピーター2では、自動車バッテ
リ126から、電源線40、電源受給コネクタ22、過
電流保護手段24(図1)、電源供給コネクタ14、1
6、18、ならびに電源線46の経路で電子機器12
8、130、132に電源供給が行われ、電子機器12
8、130、132は動作可能となる。
【0024】そして、例えば電子機器128が送信した
信号は、信号線44から通信コネクタ6を通じて車載機
器接続用リピーター2内の送受信回路26に入力され、
送受信回路26で中継されて、通信コネクタ8、10を
通じ電子機器130、132に送信される。また、送受
信回路26で中継された信号は通信コネクタ12を通じ
てトランクルーム36内の車載機器接続用リピーター2
にも送信され、同車載機器接続用リピーターでは、同様
に送受信回路26を介して各通信コネクタ6、8、10
を通じ電子機器136、138、144に供給される。
車室34内の他の電子機器130、132が信号を出力
する場合も信号は基本的に同様に伝送され、また、トラ
ンクルーム36内の電子機器136、138、144の
いずれかが信号を送信する場合も同様である。
【0025】このように、本実施の形態例車載機器接続
用リピーターを用いた場合には、電子機器の接続は、信
号線44および電源線46により電子機器を単に車載機
器接続用リピーター2に接続するのみであり、しかも、
信号線44と電源線46とは同様の経路で敷設すればよ
いので、信号線44および電源線46の配線はきわめて
簡素である。
【0026】また、車載機器接続用リピーター2の設置
位置をまず決め、その上で各電子機器を接続していけば
よいため、レイアウトを把握し易く、最短で配線を行
え、かつ最適なレイアウトを設定することができる。さ
らに最短で配線を行えることから配線全体の軽量化も実
現できる。
【0027】そして、本実施の形態例では、通信コネク
タ6、8、10、12および電源供給コネクタ14、1
6、18、20は形態が異なっているため、例えば電子
機器128は必ず通信コネクタ6と電源供給コネクタ1
4に、電子機器48は必ず通信コネクタ8と電源供給コ
ネクタ16に接続され、誤配線も生じない。また誤配線
が生じないことから配線作業も簡単に行えるようにな
る。
【0028】また、電子機器を増設する際にも、増設す
る電子機器は信号線44および電源線46により単に車
載機器接続用リピーター2に接続すればよく、したがっ
て、増設作業を効率よく、かつ高い信頼性で行うことが
できる。例えば、電子機器144は後から増設するもの
とすると、電子機器144は、信号線44および電源線
46により車載機器接続用リピーター2の通信コネクタ
10および電源供給コネクタ18に接続するのみで増設
を完了できる。
【0029】なお、自動車室内に電子機器を追加設置す
ることはスペースなどの点で難しい場合が多いが、トラ
ンクルーム36の場合は、通常、スペースの問題はな
く、新たに電子機器を設置することは容易である。この
ような場合に本実施の形態例の車載機器接続用リピータ
ー2はその効果を大いに発揮する。
【0030】そして、電子機器は単に車載機器接続用リ
ピーター2に接続するのみであるから、従来のように電
子機器どうしを接続するためにコネクタを設ける必要が
なく、電子機器の低コスト化を実現できる。さらに、電
子機器は単に車載機器接続用リピーター2に接続するの
みであるから、誤ってループ接続を行ってしまう虞がな
い。そして、過電流保護手段24を備えているので、仮
に過負荷や短絡事故などが発生しても過電流保護手段2
4が切断状態となるので、自動車バッテリ140と車載
機器接続用リピーター2とを接続する電源線40、42
に過電流が流れることがない。したがって、電源線4
0、42を必要以上に太くするといった無駄を解消でき
る。また、電流の上限が決まるため、電源線40、42
の線材の選定も容易になる。
【0031】また、車載機器接続用リピーター2自体が
送受信回路26による通信の中継機能を備えているの
で、従来のように信号線どうしを接続するために中継コ
ネクタを用いる必要がない。さらに、中継コネクタを用
いた場合のように信号の伝送損出が生じることもない。
【0032】なお、本実施の形態例では、車載機器接続
用リピーター2が4つの通信コネクタおよび電源供給コ
ネクタを備えているとしたが、本発明はこの数に限ら
ず、3つ以上の通信コネクタおよび電源供給コネクタを
設けることで上記効果を得ることができる。また、送受
信回路26はSTP(Shielded Twist
Pair)信号線用の電気信号対応の送受信回路だけで
なく、POF(Plastic Optical Fi
ber)信号線用の光信号対応の送受信回路であっても
よい。したがってまた、通信コネクタ6、8、10、1
2は、電気信号対応の送受信回路を用いた場合は電気信
号用のコネクタを用い、一方、光信号対応の送受信回路
を用いた場合は光信号用のコネクタを用いることにな
る。また、過電流保護手段24は、本実施の形態例のよ
うに複数の電源供給コネクタ14、16、18、20に
対して1つ設ける代わりに、各電源供給コネクタ14、
16、18、20ごとに設けてもよい。
【0033】図3は図1の車載機器接続用リピーターを
3台用いて構成したIEEE1394ネットワークの一
例を示すブロック構成図である。図中、図2と同一の要
素には同一の符号が付されており、それらに関する詳し
い説明はここでは省略する。
【0034】このIEEE1394ネットワーク52で
は、トランクルーム36内に2台目の車載機器接続用リ
ピーター54(上記車載機器接続用リピーター2と同一
構成)が設置され、その電源受給コネクタ22は、電源
線56によりトランクルーム36内の1台目の車載機器
接続用リピーター2の第2の電源供給コネクタ28に接
続されている。そして、通信コネクタ12は信号線44
によって1台目の車載機器接続用リピーター2の通信コ
ネクタ6に接続されている。
【0035】その上で、電子機器136と、新たな電子
機器58、60が、信号線44および電源線46によ
り、それぞれ車載機器接続用リピーター54の通信コネ
クタ6および電源供給コネクタ14、通信コネクタ8お
よび電源供給コネクタ16、通信コネクタ10および電
源供給コネクタ18を介して車載機器接続用リピーター
54に接続されている。このように車載機器接続用リピ
ーター2を増設することでIEEE1394ネットワー
クにさらに電子機器を増設することも容易に行える。
【0036】次に、第2の実施の形態例について説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態例の車載機器接続
用リピーターを示すブロック構成図である。図中、図1
と同一の要素には同一の符号が付されており、それらに
関する詳しい説明はここでは省略する。第2の実施の形
態例の車載機器接続用リピーター62が、図1に示した
車載機器接続用リピーター2と異なるのは、各通信コネ
クタ6、8、10、12および各電源供給コネクタ1
4、16、18、20の対が、図4に示したように、そ
れぞれ一体化され、一体化コネクタ64、66、68、
70として設けられている点である。
【0037】図5は図4の車載機器接続用リピーターを
用いて構成したIEEE1394ネットワークの一例を
示すブロック構成図である。このIEEE1394ネッ
トワーク72は、図3に示したものと構造の点では同じ
であり、図5において、図3と同一の要素には同一の符
号が付されている。図5に示したように、車載機器接続
用リピーター62を用いる場合には、各電子機器を各車
載機器接続用リピーターに接続するための信号線44お
よび電源線46も1本のケーブルにまとめられ、その端
部には、各一体化コネクタ64、66、68、70に対
応するプラグが装着されている。
【0038】したがって、このIEEE1394ネット
ワーク72を構築する際には、各電子機器と各車載機器
接続用リピーターとの接続は単に1本のケーブルを接続
するのみで完了でき、作業性の向上と共に、配線総重量
の低減による軽量化を実現できる。
【0039】なお、車載機器接続用リピーター62どう
しを接続するケーブル76は端部に上記プラグが装着さ
れているが、信号線44のみを含むものとなっている。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車載機器接
続用リピーターを用いる場合には、例えば自動車バッテ
リからの電源線は車載機器接続用リピーターの電源受給
コネクタに接続する。また、各電子機器からの信号線は
車載機器接続用リピーターの通信コネクタに接続し、電
子機器からの電源線は、上記通信コネクタに対応する電
源供給コネクタに接続する。これにより各電子機器に
は、電源受給コネクタから過電流保護手段を通じ、電源
供給コネクタを介して電源供給が行われる。一方、各電
子機器は送受信回路を通じて相互に通信を行うことがで
きる。
【0041】このように、本発明の車載機器接続用リピ
ーターを用いた場合には、電子機器の接続は、信号線お
よび電源線により電子機器を単に車載機器接続用リピー
ターに接続するのみであり、しかも、信号線と電源線と
は同様の経路で敷設すればよいので、信号線および電源
線の配線はきわめて簡素である。また、電子機器を増設
する際にも、増設する電子機器は信号線および電源線に
より単に車載機器接続用リピーターに接続すればよく、
したがって、増設作業を効率よく、かつ高い信頼性で行
うことができる。そして、電子機器は単に車載機器接続
用リピーターに接続するのみであるから、従来のように
電子機器どうしを接続するために電子機器にコネクタを
設ける必要がなく、電子機器の低コスト化を実現でき
る。
【0042】さらに、電子機器は単に車載機器接続用リ
ピーターに接続するのみであるから、誤ってループ接続
を行ってしまう虞がない。そして、過電流保護手段を備
えているので、自動車バッテリなどと車載機器接続用リ
ピーターとを接続する電源線に過電流が流れることがな
い。したがって、電源線を必要以上に太くするといった
無駄を解消でき、また、電子機器を多数接続しすぎたよ
うな場合にも過大な電流が流れることを確実に回避でき
る。また、車載機器接続用リピーター自体が送受信回路
による通信の中継機能を備えているので、従来のように
信号線どうしを接続するために中継コネクタを用いる必
要がない。さらに、中継コネクタを用いた場合のように
信号の伝送損出が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載機器接続用リピーターの一例
を示すブロック構成図である。
【図2】図1の車載機器接続用リピーターを2台用いて
構成したIEEE1394ネットワークの一例を示すブ
ロック構成図である。
【図3】図1の車載機器接続用リピーターを3台用いて
構成したIEEE1394ネットワークの一例を示すブ
ロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例の車載機器接続用
リピーターを示すブロック構成図である。
【図5】図4の車載機器接続用リピーターを用いて構成
したIEEE1394ネットワークの一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図6】IEEE1394規格にもとづくホーム用電子
機器のネットワークの一例を示すブロック構成図であ
る。
【図7】IEEE1394規格にもとづく車載用電子機
器のネットワークの一例を示すブロック構成図である。
【図8】ツリー構造のネットワークの一例を示すブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
2……車載機器接続用リピーター、4……筐体、6……
通信コネクタ、8……通信コネクタ、10……通信コネ
クタ、12……通信コネクタ、14……電源供給コネク
タ、16……電源供給コネクタ、18……電源供給コネ
クタ、20……電源供給コネクタ、22……電源受給コ
ネクタ、24……過電流保護手段、26……送受信回
路、28……第2の電源供給コネクタ、30……電源回
路、32……IEEE1394ネットワーク、34……
車室、36……トランクルーム、38……エンジンルー
ム、40……電源線、42……電源線、44……信号
線、46……電源線、52……IEEE1394ネット
ワーク、54……車載機器接続用リピーター、56……
電源線、58……電子機器、60……電子機器、62…
…車載機器接続用リピーター、64……一体化コネク
タ、66……一体化コネクタ、68……一体化コネク
タ、70……一体化コネクタ、72……IEEE139
4ネットワーク、76……ケーブル、102……テレ
ビ、104……ビデオレコーダ、106……DVD機
器、108……信号線、110……電源線、112……
プラグ、114……表示装置、116……テレビチュー
ナ、118……CDチェンジャ、120……オーディオ
アンプ、122……信号線、124……電源線、126
……自動車バッテリ、128……電子機器、130……
電気機器、132……電子機器、134……信号線、1
36……電子機器、138……電子機器、140……自
動車バッテリ、142……電源線、144……電子機
器、146……信号線、148……通信コネクタ、15
0……通信コネクタ、152……通信コネクタ、154
……配線箇所。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された複数の電子機器をケー
    ブルを介し相互に接続する車載機器接続用リピーターで
    あって、 接続部が外部に露出した3つ以上の通信コネクタと、 各通信コネクタごとに設けられ、接続部が外部に露出し
    た電源供給コネクタと、 接続部が外部に露出した電源受給コネクタと、 前記電源受給コネクタと前記電源供給コネクタとを接続
    し、過電流が流れた場合には前記電源受給コネクタと前
    記電源供給コネクタとの接続を切断する過電流保護手段
    と、 1つの前記通信コネクタを通じて入力された信号を他の
    前記通信コネクタを通じて送出する送受信回路とを備え
    たことを特徴とする車載機器接続用リピーター。
  2. 【請求項2】 前記通信コネクタは互いに異なる形態を
    有し、かつ前記電源供給コネクタとも異なる形態を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の車載機器接続用
    リピーター。
  3. 【請求項3】 前記電源供給コネクタは互いに異なる形
    態を有していることを特徴とする請求項2記載の車載機
    器接続用リピーター。
  4. 【請求項4】 前記通信コネクタと前記電源供給コネク
    タとは対応するものどうしが近接して配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の車載機器接続用リピータ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記通信コネクタと前記電源供給コネク
    タとは対応するものどうしが一体化されていることを特
    徴とする請求項4記載の車載機器接続用リピーター。
  6. 【請求項6】 過電流保護手段はヒューズにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の車載機器接続
    用リピーター。
  7. 【請求項7】 過電流保護手段は前記電源供給コネクタ
    ごとに設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    車載機器接続用リピーター。
  8. 【請求項8】 接続部が外部に露出し、内部において前
    記電源受給コネクタに接続された第2の電源供給コネク
    タを備えたことを特徴とする請求項1記載の車載機器接
    続用リピーター。
  9. 【請求項9】 前記電子機器はIEEE1394規格に
    準拠したインターフェースを有していることを特徴とす
    る請求項1記載の車載機器接続用リピーター。
  10. 【請求項10】 過電流保護手段の出力側より電源供給
    を受け、前記送受信回路に電源供給を行う電源回路を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の車載機器接続用リ
    ピーター。
  11. 【請求項11】 乗用車のトランクルームに設置された
    ことを特徴とする請求項1記載の車載機器接続用リピー
    ター。
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