JP3664025B2 - 組込み式誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭で使用する組込み式誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の組込み式誘導加熱調理器は図13〜図16に示すような構造になっていた。
【0003】
図13は、組込み式誘導加熱調理器の要部分解斜視図、図14は図13の断面A−Aを示す要部断面図、図15は図13の断面B−Bを示す要部断面図である。図16は、組込み式誘導加熱調理器を流し台に組み込んだ斜視図である。
【0004】
ここで、1は流し台2の上面開口部に落とし込まれる組込み式誘導加熱式調理器本体で、内部には、加熱コイル3、発振用トランジスタや多くの電子部品を備えた回路基板4、それらを冷却する冷却用ファン5等を有し、上面をセラミックプレート6で覆っている。7は魚等を焼くロースター部で内部に加熱ヒーター8を有している。9はロースターケース10に接続されるロースター排気口で本体外へ直接、調理時の煙を排気するよう構成されている。
【0005】
冷却のための吸気口11は、セラミックプレート6の後方、ロースター排気口9の両側に併設されており、冷却用ファン5により外気を吸引し、回路基板4や加熱コイル3を冷却すると同時に、回路基板4へのロースター部7からの熱気の上昇を抑えるためにロースターケース上面12にも送風したのち、本体前面凹部13に設けた排気口や、本体外郭の隙間等から排気される。大気の流れを矢印Cで示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような構成においては、ロースター調理時の排煙は、加熱時の上昇対流による自然排気によるため、上昇気流(矢印D)の勢いが弱く、左右に設けられた冷却のための吸気口11に一部が吸い込まれ(矢印E)、回路基板4等の内部部品に付着し、劣化が促進される可能性があったとともに、本体全面凹部13から、室内に排煙が排出され、台所の空気を汚染してしまうという課題があった。
【0007】
また、この現象は、台所内にエアコン等により空気の流れがある場合、特に換気扇14と調理器本体1の間にある場合は左右どちらかの吸気口に排煙の流れが片寄り、この現象は顕著に現れる。
【0008】
また、調理器本体1の内部は、冷却ファン5による強制対流のため、内部圧力が高くなっており、メインの排気経路のほかに、本体構成上の部品結合部隙間や本体固定のための取付け穴等から流し台2の内部にも冷却後の熱くなった排気風が流出し、内部温度を上昇させ、内部に収納されている調味料15等の腐敗を促進してしまうという課題があった。
【0009】
同様に、冷却ファン5による排気風は、ロースターケース10を構成している部品隙間16や、加熱ヒーター8を取りつけるための開口部17からも侵入し(矢印F)、本来、調理時の上昇対流のための吸気口であるロースター扉隙間18からもロースター調理時の排煙が逆流排出され(矢印G)、台所の空気を著しく汚してしまうとともに、使用者に相当な不快感を与えてしまうという課題もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、トッププレートと外郭筐体で形成する本体内に、加熱コイルと、加熱コイルに電流を供給する駆動回路と、加熱コイルと駆動回路を冷却する冷却ファンと冷却ファンを駆動させる冷却モーターと、内部に加熱ヒーターを備えたロースター部を設け、ロースター庫内と本体を構成する外郭筐体の間には、ロースター庫内から外部に通じる通気路と、通気路内には吸引ファンと吸引ファンを駆動させる吸引モーターを設け、ロースター庫内に発生した油煙を本体外へ排出するようにし、かつ、冷却ファンによる通風経路内に吸引モーターを配置したものである。
【0011】
これにより、ロースター調理時の排煙は強制排気されるため、勢いをもって換気扇方向へ排出され、台所内に空気の流れがある場合においても、左右に設けられた冷却のための吸気口に吸い込まれることなく換気扇を通じて屋外へ排出されるため、室内に排煙が排出されることなく、使用者に不快な思いをさせることもない上に、環境面からもすぐれるとともに、ロースター調理時の高温になった排煙の影響により温度上昇している吸引モーターを効率的に冷却することができ、さらなる吸引モーターの長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができる調理器を提供することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、トッププレートと外郭筐体で形成する本体内に、加熱コイルと、加熱コイルに電流を供給する駆動回路と、加熱コイルと駆動回路を冷却する冷却ファンと冷却ファンを駆動させる冷却モーターと、内部に加熱ヒーターを備えたロースター部を設け、ロースター庫内と本体を構成する外郭筐体の間には、ロースター庫内から外部に通じる通気路と、通気路内には吸引ファンと吸引ファンを駆動させる吸引モーターを設け、ロースター庫内に発生した油煙を本体外へ排出するようにし、かつ、冷却ファンによる通風経路内に吸引モーターを配置したものであり、これにより、ロースター調理時の排煙は強制排気されるため、勢いをもって換気扇方向へ排出され、台所内に空気の流れがある場合においても、左右に設けられた冷却のための吸気口に吸い込まれることなく換気扇を通じて屋外へ排出されるため、室内に排煙が排出されることなく、使用者に不快な思いをさせることもない上に、環境面からもすぐれた調理器を提供することができ、かつ、ロースター調理時の高温になった排煙の影響により、温度上昇している吸引モーターを効率的に冷却することができ、さらなる吸引モーターの長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。
【0013】
請求項に記載の発明は、トッププレートと外郭筐体で形成する本体内に、加熱コイルと、加熱コイルに電流を供給する駆動回路と、加熱コイルと駆動回路を冷却する冷却ファンと冷却ファンを駆動させる冷却モーターと、内部に加熱ヒーターを備えたロースター部を設け、ロースター庫内と本体を構成する外郭筐体の間には、ロースター庫内から外部に通じる通気路と、通気路内には吸引ファンと吸引ファンを駆動させる吸引モーターを設け、ロースター庫内に発生した油煙を本体外へ排出するようにし、かつ、冷却ファンの冷却風を加熱コイルおよび駆動回路方向とは分流し、吸引モーターを直接冷却するよう構成したものであり、これにより、吸引モーターに流れる冷却風温度は、極めて室温に近くなり、冷却効率の大幅な向上が図れるものである。
【0014】
請求項に記載の発明は、ロースター調理の終了時に、吸引ファンよりも冷却ファンを長く動作させるように構成したものであり、これにより、調理終了後のロースターの余熱により温度影響を受ける吸引モーターの熱的保護が成されるものである。
【0015】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、流し台に組込んだ際の全体図は、図16と同様のため省略する。
【0016】
図1〜図5において、21は流し台の上面開口部に落とし込まれる組込み式誘導加熱調理器の本体で、内部には、加熱コイル22やその中央部に取りつけられた温度検知用センサー23、発振用トランジスタや多くの電子部品を備えた回路基板24、それらを冷却する冷却ファン25等を有し、上面をセラミックプレート26で覆っている。
【0017】
27は魚等を焼くロースター部で内部に加熱ヒーター28を有している。29はロースターケースで、その後面にはケース排気口30を有し、排気ケース31で覆われている。32は吸引ファン33(シロッコファン:遠心ファン)を具備するファンケースで、吸引ファン33に接続する吸引モーター34を保持するとともに、排気ケース31に接続され、ケース排気口30からのロースター調理時の油煙を吸引ファン33により誘導する。35は排気ダクトで、ファンケース32に接続され、誘導された油煙を本体外へ排出する。
【0018】
冷却のための冷却吸気口36は、セラミックプレート26後方にロースターからの排煙を行う排気ダクト35に併設されており、冷却ファン25により外気を吸引し、回路基板24を冷却すると同時に、その冷却後の冷却風で加熱コイル22を冷却し、セラミックプレート26後方の、冷却吸気口36の反対側より大気中に排出される。
【0019】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。ロースター調理時に、加熱ヒーター28に通電が開始されると、時間の経過とともに調理物から油煙が発生するが、このとき油煙は、吸引モーター34により吸引ファン33が回転しているため、ケース排気口30より通気路を構成する排気ケース31、ファンケース32、排気ダクト35を通り、調理器本体外へ排出される。
【0020】
このときの排煙は、吸引ファン33により勢いが強いため、冷却吸気口36に吸い込まれる事なく、本体上方に設けられた換気扇に向かって上昇し、再度本体内に吸い込まれて室内に拡散され、台所の空気を汚染してしまうという事態を防止することができるものである。なお、台所内にエアコン等により空気の流れがある場合でも、排気速度が速いため、上昇対流が揺らぐこともなく、安定した排煙構成を提供することができるものである。
【0021】
この構成は組込み式機器において大きな効果を発揮するものであり、それは、組込み式機器の場合は、台所に設置されている換気扇位置が調理機器のほぼ上方に固定されており、それに向けて効率よく排気を実施する必要があるのに対し、可搬式の卓上型調理機器の場合は、強制排気によって排気風に勢いをつけてもテーブル上での使用となるため、本構成による効果はほとんどないものとなる。
【0022】
なお、吸引ファンをシロッコファン等の遠心ファンにしたり、油煙を排出する排気口の外周に、上方に向けて側壁(ルーバー)を設けるとさらに効果的な換気扇への誘導が行えるものである。
【0023】
また、側壁(ルーバー)を可動にしておけば、換気扇位置が多少ずれていてもその方向に向けて排気方向を調節することができ、さらにフレキシブルな対応ができるものである。
【0024】
また、排気ダクト35の外周に、垂直方向に壁を立てることにより、上昇対流は誘導され、より効果を向上させることができる。吸気大気(冷却風)の流れを矢印H、ロースター調理時の排煙の流れを矢印Iで示す。
【0025】
(実施例2)
以下本発明の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
図6〜図7において、41はロースターケースの後面に設けられたケース排気口で、排気ケース42で覆われている。排気ケース42の内部には、補助発熱体43とその下方に煙を酸化分解する触媒体44を配置している。触媒体44は、補助発熱体43で十分加熱され、触媒としての効力を発揮する。45は吸引ファン46(シロッコファン)を具備するファンケースで、吸引ファン46に接続する吸引モーター47を保持するとともに、排気ケース42に接続され、ケース排気口41からのロースター調理時の油煙を触媒体44で酸化分解後、吸引ファン46により誘導する。48は排気ダクトで、ファンケース45に接続され、誘導浄化された油煙を本体外へ排出する。
【0027】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。ロースター調理時に、加熱ヒーターに通電が開始されると、時間の経過とともに調理物から油煙が発生するが、このとき油煙は、吸引モーター47により吸引ファン46が回転しているため、ケース排気口41より通気路を構成する排気ケース42、ファンケース45、排気ダクト48を通る。この際に、補助発熱体43で十分高温にされた触媒体44により、油煙は酸化分解されて浄化されており、本体の排気ダクト48周囲の部品や、本体上部に設置された換気扇、また、本体〜換気扇間に存在する台所の側壁等の汚れを著しく減少させることができ、清掃性の大幅な向上と換気扇や製品自体の寿命の延長が図れるものである。
【0028】
この効果は、組込み式機器や換気扇等の設備機器においては、機器そのものが台所等に固定されており、汚れによる交換やそれにともなう修理にはサービスマンが出張することとなり、修理費用が非常にかさんだり、修理までの時間が大幅にかかったりするなど容易ではないため、汚れの著しい低減や掃除性の向上・製品自体の寿命の延長は部品交換・修理が容易(基本的に電気店に持ち込めばよい)な可搬式の卓上型調理器に比べて絶大なるものである。ロースター調理時の排煙の流れを矢印Jで示す。
【0029】
(実施例3)
以下本発明の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
図8において、51はロースターケースで、その後面にはケース排気口52を有し、排気ケース53で覆われている。排気ケース53には本体内部に通じる排気ケース開口穴54が設けられている。55は吸引ファン56(シロッコファン)を具備するファンケースで、吸引ファン56に接続する吸引モーター57を保持するとともに、排気ケース53に接続され、ケース排気口52からのロースター調理時の油煙を吸引ファン56により誘導する。58は排気ダクトで、ファンケース55に接続され、誘導された油煙を本体外へ排出する。
【0031】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。本体内部の回路基板や加熱コイルの冷却のために動作している冷却ファンの強制対流により高められた内部圧力は、排気ケース53に設けられた排気ケース開口穴54の吸引により負圧となり、そこから内部部品冷却後の排気風はロースター調理時の排煙とともに排気ダクト58より本体外へ排出されるため、本体構成上の部品結合部隙間や本体固定のための取付け穴等から冷却後の熱くなった排気風が流し台内部に流出し、内部温度を上昇させることもないため、内部に収納されている調味料等の腐敗を防止することができるうえに、ロースターケース51を構成する部品隙間や加熱ヒーターを取り付けるための開口部への排気風流入もなく、ロースター調理時の吸気のために設けたロースター扉下方隙間から排煙が逆流排出されることもないため、使用者に不快な思いをさせることもない上に、環境面からもすぐれた調理器を提供することができるものである。
【0032】
さらに、ロースター調理時の高温になった排煙と調理器本体内の比較的低温の空気を混合することとなり、吸引モーター57の温度上昇を抑制することができ、長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。ロースター調理時の排煙の流れを矢印Kで示す。また、本体内部からの冷却風の流れを矢印Lで示す。
【0033】
(実施例4)
以下本発明の第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0034】
図9において、61はロースターケースで、その後面にはケース排気口を有し、排気ケース62で覆われている。63は吸引ファン64(シロッコファン)を具備するファンケースで、吸引ファン64に接続する吸引モーター65を保持するとともに、排気ケース66に接続され、ケース排気口からのロースター調理時の油煙を吸引ファン64により誘導する。66は排気ダクトで、ファンケース63に接続され、誘導された油煙を本体外へ排出する。67は本体内部の回路基板68や加熱コイルを冷却するための冷却ファンで、冷却吸気口69から外気を吸気する。70は回路基板や冷却ファンを構造的に保持する冷却ケースで、その側壁71を吸引モーター65近傍まで延長している。
【0035】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。吸引モーター65は、ロースター調理時の高温になった排煙の影響により、温度上昇を余儀なくされるが、冷却ケース70の側壁71が近傍まで延長されており、それに沿って回路基板68冷却後の冷却風が吸引モーター65にあたり、効率的に吸引モーター65の冷却を行うことができ、吸引モーター65の長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。冷却風の流れを矢印Mで示す。
【0036】
(実施例5)
以下本発明の第5の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0037】
図10において、81はロースターケースで、その後面にはケース排気口を有し、排気ケース82で覆われている。83は吸引ファン84(シロッコファン)を具備するファンケースで、吸引ファン84に接続する吸引モーター85を保持するとともに、排気ケース82に接続され、ケース排気口からのロースター調理時の油煙を吸引ファン84により誘導する。86は排気ダクトで、ファンケース83に接続され、誘導された油煙を本体外へ排出する。87は本体内部の回路基板88や加熱コイルを冷却するための冷却ファンで、冷却吸気口89から外気を吸気する。90は回路基板や冷却ファンを構造的に保持する冷却ケースで、吸引モーター85側の側壁に側壁開口部91を設け、対流誘導板92を吸引モーター85近傍まで延長している。
【0038】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。吸引モーター85は、ロースター調理時の高温になった排煙の影響により、温度上昇を余儀なくされるが、冷却ケース90の側壁開口部91から対流誘導板92が吸引モーター85近傍まで延長されており、それに沿って冷却吸気口からのほぼ室温に近い外気が回路基板等を冷却する大気とは分流され、吸引モーター85に直接あたり、効率的に吸引モーター85の冷却を行うことができ、吸引モーター85の長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。冷却風の流れを矢印Nで示す。
【0039】
(実施例6)
以下本発明の第6の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0040】
図11は、回路基板等を冷却する冷却ファンと、ロースター調理時に発生する油煙を吸引する吸引ファンの動作におけるタイミングチャートである。
【0041】
図において、ロースター調理が終了し、吸引ファンを停止させる際にも、一定時間冷却ファンを動作させるよう構成するものである。
【0042】
これにより、ロースター調理終了後も余熱により熱的影響を受け、温度上昇を余儀なくされる吸引ファンモーターの熱的保護ができ、吸引モーターの長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。
【0043】
(実施例7)
以下本発明の第7の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0044】
図12において、101はロースターケースで、内部に加熱ヒーター102を備え、ロースターケース101の後面は排気ケース103で覆われている。排気ケース103の内部には、補助発熱体104とその下方に煙を酸化分解する触媒体105を配置している。加熱ヒーター102と補助発熱体104は直列にリード線106により接続され、回路基板上の電源端子より電流を供給される。
【0045】
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。一般に、ロースター調理は調理物の量(魚の数量)によって、火力を調節する。また、触媒体105は高温になるほどその分解性能は向上するが、調理物の量が少ないときは油煙の発生量も少なく、それに見合った分解性能を維持することでよいこととなる。
【0046】
したがって、加熱ヒーター102の通電制御と連動して補助発熱体104も制御することにより、調理物の油煙発生状況に応じた適切な補助発熱体温度が容易に得られ、不必要な補助発熱体通電を抑制することにより、省エネルギー化も奏でることができるものである。
【0047】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、ロースター調理時の排煙は強制排気されるため、勢いをもって換気扇方向へ排出され、台所内に空気の流れがある場合においても、左右に設けられた冷却のための吸気口に吸い込まれることなく換気扇を通じて屋外へ排出されるため、室内に排煙が排出されることなく、使用者に不快な思いをさせることもない上に、環境面からもすぐれるとともに、ロースター調理時の高温になった排煙の影響により温度上昇している吸引モーターを効率的に冷却することができ、さらなる吸引モーターの長寿命化や部品品質の著しい向上を奏でることができるものである。
【0048】
請求項に記載の発明によれば、吸引モーターに流れる冷却風温度は、極めて室温に近くなり、冷却効率の大幅な向上が図れるものである。
【0049】
請求項に記載の発明によれば、調理終了後のロースターの余熱により温度影響を受ける吸引モーターの熱的保護が成されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における組込み式誘導加熱調理器の要部分解斜視図
【図2】 本発明の実施例1における組込み式誘導加熱調理器の要部側面図
【図3】 本発明の実施例1における組込み式誘導加熱調理器の要部平面図
【図4】 本発明の実施例1における組込み式誘導加熱調理器の要部後面図
【図5】 本発明の実施例1における組込み式誘導加熱調理器の全体概略平面図
【図6】 本発明の実施例2における組込み式誘導加熱調理器の要部平面図
【図7】 本発明の実施例2における組込み式誘導加熱調理器の要部後面図
【図8】 本発明の実施例3における組込み式誘導加熱調理器の要部平面図
【図9】 本発明の実施例4における組込み式誘導加熱調理器の全体概略平面図
【図10】 本発明の実施例5における組込み式誘導加熱調理器の全体概略平面図
【図11】 本発明の実施例6における組込み式誘導加熱調理器のタイミングチャート
【図12】 本発明の実施例7における組込み式誘導加熱調理器の要部平面図
【図13】 従来例における組込み式誘導加熱調理器の要部分解斜視図
【図14】 図13におけるA−A断面図
【図15】 図13におけるB−B断面図
【図16】 従来例における組込み式誘導加熱調理器の組込み形態斜視図
【符号の説明】
22 加熱コイル
24、68、88 回路基板
25、67、87 冷却ファン
27 ロースター部
30、41、52 ケース排気口
31、42、53、62、103 排気ケース
32、45、55、63 ファンケース
33、46、56、64 吸引ファン
34、47、57、65、85 吸引モーター
35、48、58、66 排気ダクト
43、104 補助発熱体
44、105 触媒体
51、61、101 ロースターケース
54 排気ケース開口穴
69、89 冷却吸気口
70、90 冷却ケース
71 側壁
91 側壁開口部
92 対流誘導板
102 加熱ヒーター

Claims (3)

  1. トッププレートと外郭筐体で形成する本体内に、加熱コイルと、加熱コイルに電流を供給する駆動回路と、加熱コイルと駆動回路を冷却する冷却ファンと冷却ファンを駆動させる冷却モーターと、内部に加熱ヒーターを備えたロースター部を設け、ロースター庫内と本体を構成する外郭筐体の間には、ロースター庫内から外部に通じる通気路と、通気路内には吸引ファンと吸引ファンを駆動させる吸引モーターを設け、ロースター庫内に発生した油煙を本体外へ排出するようにし、かつ、冷却ファンによる通風経路内に吸引モーターを配置した組込み式誘導加熱調理器。
  2. トッププレートと外郭筐体で形成する本体内に、加熱コイルと、加熱コイルに電流を供給する駆動回路と、加熱コイルと駆動回路を冷却する冷却ファンと冷却ファンを駆動させる冷却モーターと、内部に加熱ヒーターを備えたロースター部を設け、ロースター庫内と本体を構成する外郭筐体の間には、ロースター庫内から外部に通じる通気路と、通気路内には吸引ファンと吸引ファンを駆動させる吸引モーターを設け、ロースター庫内に発生した油煙を本体外へ排出するようにし、かつ、冷却ファンの冷却風を加熱コイルおよび駆動回路方向とは分流し、吸引モーターを冷却するよう構成した組込み式誘導加熱調理器。
  3. ロースター調理の終了時に、吸引ファンよりも冷却ファンを長く動作させるように構成した請求項もしくは請求項記載の組込み式誘導加熱調理器。
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