JP3662609B2 - 装填機構を備えた手術用縫合装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、広くは手術器具に関し、より詳しくは、内視鏡手術又は腹腔鏡手術に使用できる縫合装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡手術又は腹腔鏡手術は、手元側端部及び先端側端部をもつ比較的小径の長いカニューレ構造を用いることを特徴とする。先端側端部は、周囲の組織を通って、手術又は検査すべき体腔内に導かれ、これにより手術器具を挿入するための導管を形成する。所与の手術中に、同時に種々の器具の操作ができるようにするため、複数のカニューレ構造を使用できる。例えば、一方のカニューレが手術体腔内の視覚及び照明用内視鏡のための導管を形成し、一方、他方のカニューレが特定手術機能を遂行するように設計された特殊手術器具の制御のための導管を形成することもできる。
多くの手術は組織を通って縫合することを必要とし、このような手術は伝統的に手で行われている。腹腔鏡縫合は、一般に平均５〜７ｃｍのポートを通して行わなければならないため、特に挑戦的な仕事である。腹腔鏡縫合を容易にする１つの器具が、１９９３年４月２８日付公開に係る英国特許出願第２２６０７０４号に記載されている。
上記英国特許出願に記載された縫合装置は腹腔鏡縫合を行うのに使用できるけれども、ひとたび縫合糸を使い果たすか、新しい針を必要とする場合には、縫合装置を手で再装填しなければならず、これは非常に時間のかかることである。吻合を行う場合、一般に、２〜３筋の縫合を行って強化するのが好ましいと考えられているため、上記英国特許出願に記載の腹腔鏡縫合装置は、１回以上の手による再装填を必要とする。新しい針及び縫合糸の迅速且つ効率的な再装填を可能にする腹腔鏡縫合器具を提供することは有効である。また、腹腔鏡縫合装置は、針がいずれのジョーにも固定されていない場合にはジョーが移動できないようにして、体腔内で針が不意に外れることを防止する装置が有効である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、従来技術の縫合装置に付随する欠点を解消する手術用縫合装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、内視鏡手術及び腹腔鏡手術に使用できる手術用縫合装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、縫合を行うべき体腔内に配備できる手術用縫合装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
簡単にいえば、本発明は、長い本体部分と、該本体部分から延びた２つのジョーエレメントと、針（又は同様な手術用切開部材）を固定するための固定手段とを有し、該固定手段が各ジョーエレメントの第１凹部と協働し、固定手段により固定された針を解放するための、固定手段と協働する解放手段を更に有する手術装置を提供することにある。また、ジョーからの針の不意の脱落防止を補助すべく、ジョーエレメントが開くことを防止するための、前記固定手段と協働するロッキング手段が提供される。本発明の装置はまた、ロッキング手段を無効にして、新しい針及び縫合糸を装置に装填できるようにする無効機構を有する。この装置には、針及び縫合糸の交換を更に容易にするための装填機構も考えられる。
【０００５】
【実施例】
上記及び他の目的及び長所は、以下に明らかになるであるが、本発明の一部を構成する添付図面を参照してより完全に説明し且つ特許請求する詳細な構成及び作動にある。尚、添付図面の全体を通じて、同一参照番号は同類の部品を示す。図面、特に図１には、本発明の一実施例による縫合装置が示されている。縫合装置（その全体を参照番号１で示す）はハンドルハウジング６１を有し、該ハンドルハウジング６１は、２アーム形ハンドル２と、長い管状ハウジングすなわち本体部分３と、２つのジョー（すなわちジョーエレメント）４、５とを備えている。ハンドル２は両ジョー４、５の開閉を制御するのに使用され且つ人間工学的利益を得るため両ジョー４、５と同じ平面内で移動するように設計できる。また、ハンドル２は、別の人間工学的利益を得るため、本体部分３に対し回転可能に連結することもできる。管状ハウジング３は、例えば５ｍｍ又は１０ｍｍの内径をもつ管状カニューレ構造を通して配備できる好ましい寸法を有するので、この実施例は、内視鏡手術又は腹腔鏡手術での使用に特に適している。
図２に示すように、ハンドル２は、１対のリンク３３、３４及びピン４９、５０、５１によりロッド７に連結される。中央のロッド７は、ばね６により先端側方向に付勢されている。ばね６は中央ロッド７の回りに嵌合され且つハウジング６１のチャンネル６３内に配置される。ハンドル２を握ると、中央ロッド７が後方（手元側）に移動し、ばね６が圧縮される。図３に示すように、中央ロッド７の先端側端部には、各ジョー４、５のカムスロット９、１０に通されるピン８が設けられている。ジョー４、５は、孔１２、１３及びサポート５２の孔５３、５４に通されるピン１１により互いに枢着される。中央ロッド７が後方に引っ張られると、ピン８もカムスロット９、１０内で後方に引っ張られ、両ジョー４、５を閉じるカム作用をする。
【０００６】
図３に示すように、各ジョーは、その凹部１５内に針１４（図７）を受け入れるようになっている。両ジョー４、５が図５に示すように閉じられると、針１４が両ジョーの凹部１５内に配置される。両ジョーが開かれると、針１４は、ブレード１６又は２９のいずれが針１４の凹部１７（図８）と交差するかに基づいて、いずれか一方の凹部１５内に保持される。図４に示すように、例えば上方のジョーエレメント４と協働するブレード１６が、凹部１７内に延入して針１４を固定する。或いは、ブレード２９が凹部１７を通って針１４と交差し、針１４をジョー５に固定することもできる。針１４と係合するブレード１６、２９の運動は、後で詳細に説明する。
側方ロッド２１、２２が、中央ロッド７の両側で管状ハウジング３内に配置され且つ側方ロッド２１、２２の手元側端部はハンドルハウジング６１内に移動可能に収容されたホイール２３に連結される。ハウジング６１の両半部は、ピン３０により固定される。ホイール２３は、この両側から突出した２つのアーム２４、２５を有し、該アーム２４、２５は、装置のオペレータがホイール２３を回転できるようにする。針１４をジョー４からジョー５に移すには、両ジョーを閉じ且つ側方アーム２５を時計回り方向に回転することによりホイール２３を回転させて、側方ロッド２１を後方に引っ張り且つ側方ロッド２２を前方に押し出す。側方ロッド２１、２２は、それぞれ、ブレード１６、２９に連結されている。従って、側方ロッド２１が前方に押し出されると、ブレード２９が前方に押し出されて針１４の凹部１７内に延入することにより針１４と係合し、該針１４をジョー５に固定する。ブレード２９が前方位置にある間、ブレード１６は後退位置にあり、従って、ブレード１６は針１４とは接触せず、このためジョー４から針１４を解放できる。同様に、側方アーム２４を反時計回り方向に回転して、側方ロッド２１及びブレード１６を前方に且つ側方アーム２２及びブレード２９を後方に摺動させ、これにより、針１４をジョー４に固定し且つジョー５から解放することができる。ブレード１６、２９の先端側端部には、それぞれ、ノッチ４０、４１が設けられている。これらのノッチは、後述の無効機構が付勢されない限り、ジョー４、５の凹部１５の後方（手元側）に維持される。無効機構が付勢されると、ノッチ４０、４１は凹部１５と整合する。
【０００７】
次に、ブレード１６又は２９が針１４を固定する位置に移動していない限り両ジョー４、５が開くことを防止するロックアウト機構について説明すると、図２に示すように、ピン２８が、手元側がホイール２３内に収容されるロッド７を通って延びている。ホイール２３は、ノッチ２６、２７及びこれらのノッチ間の衝合面６５を有する。ピン２８がノッチ２６、２７のうちの一方の口部と整合するようにホイール２３が位置決めされると、ピン２８が前方に移動してノッチ内に入り得る余地を有するため、両ジョー４、５を開くことができる。これに対し、ピン２８が衝合面６５に当接する位置にあると、ピン２８が衝合面６５により停止される（すなわち、前方に移動する余地がない）ため、両ジョー４、５を開くことはできない。
図４に示す初期位置では、ジョー４、５と同様にハンドル２が開いている。針１４は、ブレード１６によりジョー４内に保持されている。この位置では、ピン２８がノッチ２７内に前進している。両ジョー４、５を閉じて身体組織を縫合するには、ハンドル２を一緒に握り、ピン２８がノッチ２７の口部に位置するようにロッド７及びこれに関連するピン２８を後方に移動させる。次に、アーム２４又は２５を用いてホイール２３を回転させ、前述のように針１４をジョー４からジョー５に通す。これでハンドルを緩めると、ピン２８が（前述の）ばね６の力により前方に移動してノッチ２６内に入り、従ってロッド７が前方に移動して両ジョーを開く。
【０００８】
従って、ピン２８がノッチ２６と整合するようにホイール２３が位置決めされると、側方ロッド２２が前方位置に押し出され、この前方位置でブレード２９が凹部１７を通って針１４と交差し、これにより針１４がジョー５に固定される。ピン２８がノッチ２７と整合するようにホイール２３が位置決めされると、側方アーム２１が前方位置に押し出され、この前方位置でブレード１６が凹部１７を通って針１４と交差し、これにより針１４がジョー４に固定される。
ピン２８がいずれのノッチの口部とも整合していないとき（すなわち、ピン２８が衝合面６５に当接（衝合面６５と整合）するようにホイール２３が位置決めされているとき）に、使用者がハンドル２を緩めることを試みても、ピン２８は前方に摺動できず、従って両ジョー４、５を開くべくロッド７が前方に摺動することはできない。かくして、本発明のロッキング機構は、針１４がそれぞれのブレードによっていずれか一方のジョーに固定されていなければ、両ジョー４、５が開くことを防止する。
針１４は、図７に示すように湾曲し、両尖端部５５、５６を有し、且つその中央部が手術用縫合糸１８の一部に連結されている。チャンネル６６が縫合糸の一端を保持する。縫合糸を針内に保持するには、縫合糸をチャンネル６６内に接着してもよいし、或いは針自体をかしめてもよい。図８に示すような真直針を使用して、縫合糸を針の一端に隣接して連結することもできる（図示せず）。或いは、一端が尖った針を使用することもできる（図示せず）。縫合糸１８の反対側端部には、組織に縫合糸を固定するためのアンカー１９を設けることもできる。
【０００９】
図１０、図１１及び図１２に示すように、本発明の縫合装置を操作するには、開いたジョー４、５が、縫合すべき組織の回りに配置される。針１４は、ブレード１６によりジョー４に固定的に保持された状態が示されていることに留意すべきである。ハンドル２を握ると、組織の回りで両ジョー４、５が閉じられ、ブレード１６によりジョー４に固定的に保持された針１４が組織を突き刺す。針１４が組織を突き刺すと、針１４は反対側のジョー５の凹部１５内に案内される。ジョーが開かれているとき、ピン２８は前述のようにノッチ２６又は２７内の前方位置に配置されている。従って、ジョーが閉じられ且つピン２８が衝合面６５に沿って移動できるようになるまでホイール２３は移動できない。ジョーを閉じると、側方アーム２５を時計回り方向に回転させることによりホイール２３を移動でき、これにより、ブレード１６が摺動されて針１４の一端から外れ、同時にブレード２９が摺動されて針の他端に入る。この時計回り方向の移動により、ピン２８は、前述のようにノッチ２７の口部からノッチ２６の口部へと摺動する。かくして、側方アーム２５（及びホイール２３）を回転させることにより、針１４がジョー４から解放され且つジョー５と係合する。次に、針１４がジョー５に配置され、組織を通して縫合糸１８を引き出す。アンカー１９は組織上に載り、これにより組織中に縫合糸１８を固定する。次に、ハンドルを緩めることにより、両ジョー４、５が開かれる。針１４が両尖端形（両端が尖っている針）の場合には、器具は、次の縫合ができる準備が整った状態になる。次の縫合を行うには、ハンドル２を握り、両ジョーを再び閉じる。第２の縫合を行うべくジョーを閉じた後、ホイール２３の側方アーム２４を回転してブレード１６を先端側に且つブレード２９を手元側に摺動させることにより、針１４をジョー４に戻すことができる。針が一尖端形（一端のみが尖っている針）の場合には、次の縫合を行うべく器具を準備する前に、（両ジョーを閉じ且つホイール２３を回転することにより）針を反対側のジョーに戻さなくてはならない。
【００１０】
縫合装置を装填するには、両ジョー４、５を開き、針１４を取り外しできるようにし且つ交換針をスロット１５内に装填できるようにしなければならない。これは、上記固定機構に従って、いずれかのブレード１６又は２９がスロット１５と交差している場合には行うことはできない。従って、図２及び図１４に示すように、上記ロックアウト機構を無効にする機構が設けられている。Ｕ形チャンネル３５及びホイール２３の手元側で、ハウジング６１のチャンネル６４内には、ばね３４が収容される。ロッド７は、ばね３４、Ｕ形チャンネル３５の孔５９及びホイール２３を通って配置される。各プランジャ３６、３７がホイール２３の両側の孔６０内に配置され、各プランジャはＵ形チャンネル３５に通される。各プランジャ３６、３７はスプリングワッシャ４６上に載置され、該スプリングワッシャ４６もホイール２３の孔６０内に配置される。プランジャ３６、３７は、それぞれ、これらのプランジャから延び且つハウジング６１に通される小径のノブ３８、３９を有する。
図２及び図１４に示すように、ハウジング６１はチャンネル６２を有し、該チャンネル６２内で、ノブ３８、３９がそれぞれ自由に前後に移動できる。しかしながら、プランジャ３６、３７は、ハウジング６１の表面４８に当接する。ノブ３８、３９が押し下げられると、スプリングワッシャ４６は、プランジャ３６、３７を押圧して表面４８を通過させ且つ圧縮されたばね３４のエネルギによって押し出されて凹部４７内へと前方（先端側方向）に移動する。
【００１１】
従って、この無効機構を作動させるには、ピン２８が衝合面６５に当接してノッチ２６又は２７内に前進できなくなるように側方アーム２４、２５を位置決めする。ノブ３８、３９が押し下げられ、これにより、ホイール２３がハウジング６１の凹部４７内へと前進される。ホイール２３が前進すると、ピン２８及びロッド７も前進し、これにより両ジョー４、５が開かれる。
上記のようにホイール２３が前方に押し出されると、ノッチ４０、４１が各ジョーの凹部１５と整合するように、側方ロッド２１、２２及びブレード１６、２９が充分前方に駆動される。ノッチ４０、４１が凹部１５と整合するとき、ブレード１６、２９は技術的に前方位置を占める（この前方位置は両ジョーを開くことができるようにする。なぜならば、上記ロックアウト機構は、いずれのブレードも前方位置にないときにのみ作動するからである。）。しかしながら、この位置では、凹部１５は、ブレード１６、２９と交差するのではなく、ノッチ４０、４１と整合しており、これにより、凹部１５は各ジョーの全開度に亘って邪魔がなくなり、これにより、古い針１４を器具から取り外して、新しい針１４と交換できるようになる。かくして、上記ロックアウト機構は無効機構によって無効にされたことになる。なぜならば、両ジョー４、５が開かれており且つその上針１４が固定されていないからである。新しい針が挿入されたならば、側方アーム２４、２５を手元側に引っ張り、ばね３４を圧縮し、下方のノブ３６、３７と表面４８とを再係合させることができ、これにより、この器具のロックアウト機構の機能回復がなされる。
【００１２】
針、縫合糸及びアンカーを交換するための図１３に示す本発明の装填機構を参照すると、針１４はノッチ４４内に配置され且つ装填機構の凹部４２、４３はジョー４、５を受け入れるように構成されている。両ジョー４、５が閉じられると、針１４がジョー４内に係合し、且つ閉じられた両ジョーは、凹部４９を介して両ジョーを持ち上げることにより装填機構から取り外される。この装填機構の本体部分４５は中空にして、これにより、縫合糸を収容するパッケージ及びアンカーをこの中に保持するように構成できる。
図６は、針、縫合糸及びアンカーを交換するための本発明の装填機構３３の別の実施例を示す。この装填機構は、ハンドル３０と、固定具５７、５８を介してハンドル３０に取り付けられるアーム３１、３２とからなる。各アームは、アンカー／位置決めエレメント１９又は針１４を保持するようになっている。両アーム３１、３２を同じ寸法にするため、アンカー／位置決めエレメント１９及び針１４はほぼ同じ直径にするのが好ましい。
図９に示すように、各ジョーは、図６に示すアンカー１９を保持するように構成できる。凹部２０は、縫合糸アンカーの保持に適した１つの用例である。針の凹部１５とアンカーの凹部２０との間の距離は、適正な装填を容易にするため、装填機構の針１４とアンカー１９との間の距離にほぼ等しい。縫合糸アンカー１９は、縫合糸１８により針１４に固定的に取り付けることができる。また、縫合糸アンカー１９は、凹部１５内への針１４の案内及び配置を補助する。アンカー１９が凹部２０内に適正に配置されない場合には、両ジョー４、５を閉じることはできない。しかしながら、アンカー１９が適正に配置されると、凹部１５内への針１４の配置の案内を補助する。或いは、別の位置決めエレメントを設けることができる。更に別の実施例では、位置決めエレメント１９が、装填機構３３に固定的に取り付けられ且つ位置決めの目的で凹部２０内に配置されるけれども、装填機構３３を縫合装置から取り外すときには引き離されるように構成できる。
【００１３】
針、アンカー及び縫合糸を装置に再装填するには、前述の無効機構を付勢し、古い針を取り外す。図９に示すように、装填機構３３を用いて装置を再装填するには、装填機構３３を、開放した底ジョー５に対して垂直に保持し、且つ針１４及びアンカー／位置決めエレメント１９をそれぞれの凹部１５、２０内に同時に配置する。針１４及びアンカー／位置決めエレメント１９がこれらのそれぞれの凹部内に配置されたならば、両ジョー４、５を閉じ且つ装填機構３３を引き離して、針１４及びアンカー１９を所定位置に残す。
装填機構を用いるか否かに係わらず、ひとたび新しい針、縫合糸及びアンカーが両ジョー４、５に装填されると、前述のように、ノブ３８、３９を手元側に引っ張ってプランジャ３６、３７とハウジング６１の表面４８とを再係合させることにより、ロックアウト機構の機能回復を行わなくてはならない。この場合、ホイール２３を回転して、ブレード１６又は２９が針１４と交差するように該ブレードを前方位置に配置し、これにより、ジョー４、５が開かれたときに針１４を保持し、器具が組織の次の部分を突き刺すことができるようにしなければならない。
【００１４】
上記説明は、本発明の原理のみを示すものと考えるべきである。また、本発明は、ここに示し且つ説明した正確な構造及び作動に限定されるものではない。従って、あらゆる適当な変更及び均等物は、本発明の範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例による手術用縫合装置を示す斜視図である。
【図２】図１の器具を示す分解図である。
【図３】図１の器具のジョー作動機構を示す分解図である。
【図４】図１の器具のジョーが開かれ且つ上方の上方のジョーに針が固定された状態を示す平面図である。
【図５】図１の器具の両ジョーが閉じられた状態を示す平面図である。
【図６】本発明の装置の装填機構の一実施例を示す斜視図である。
【図７】本発明の装置に使用される針、手術用糸及びアンカーを示す斜視図である。
【図８】本発明の装置に使用される針を示す斜視図である。
【図９】本発明の装置のジョー内に置かれた図６の装填機構を示す斜視図である。
【図１０】本発明のジョーが、組織を通して針及び該針に連結された一定長さの縫合糸を引っ張るときの両ジョーを示す平面図である。
【図１１】本発明のジョーが、組織を通して針及び該針に連結された一定長さの縫合糸を引っ張るときの両ジョーを示す平面図である。
【図１２】本発明のジョーが、組織を通して針及び該針に連結された一定長さの縫合糸を引っ張るときの両ジョーを示す平面図である。
【図１３】本発明の装置に使用される装填機構の他の実施例を示す斜視図である。
【図１４】図１の器具のロックアウト機構を無効にする機構の一部を示す側断面図である。
【符号の説明】
１ 縫合装置
２ ハンドル
４ ジョー
５ ジョー
６ ばね
７ 中央ロッド
１４ 針
１５ 凹部
１６ ブレード
２１ 側方ロッド
２２ 側方ロッド
２３ ホイール
２４ 側方アーム
２５ 側方アーム
２６ ノッチ
２７ ノッチ
２８ ピン
２９ ブレード
３４ ばね
３６ プランジャ
３７ プランジャ
３８ ノブ
３９ ノブ
４５ 装填機構の本体部分
４６ スプリングワッシャ
６１ ハウジング
６５ 衝合面

Claims (8)

1. 第１のジョーエレメントと第２のジョーエレメントと手術用切開部材とを含む手術装置とともに使用される装填機構であって、前記装填機構は、
   本体部分と、
   前記手術用切開部材を受け入れる部材と、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとを受け入れるように構成された第１の凹部と、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとを受け入れるように構成された第２の凹部と
   を備え、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとは前記第１の凹部に受け入れられ、前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとが閉じられた状態にある場合に前記手術用切開部材は前記第１のジョーエレメントに係合するようになり、前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとは、前記閉じられた状態において前記第２の凹部を介して前記装填機構から取り外される、装填機構。
2. 前記手術用切開部材は、両端部に尖った針を備えている、請求項１に記載の装填機構。
3. 前記手術装置は、ハンドルを含み、前記ハンドルは、前記ジョーエレメントと同一の平面内を移動する、請求項２に記載の装填機構。
4. 前記ハンドルは、前記本体部分に回転可能に取り付けられている、請求項３に記載の装填機構。
5. 手術用切開部材を操作するための手術装置とともに使用される装填機構であって、前記手術装置は、第１のジョーエレメントと第２のジョーエレメントとを含み、
   前記装填機構は、
   本体部分と、
   前記手術用切開部材を受け入れる部材と、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとを受け入れるように構成された第１の凹部と、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとを受け入れるように構成された第２の凹部と
   を備え、
   前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとは前記第１の凹部に受け入れられ、前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとが閉じられた状態にある場合に前記手術用切開部材は前記第１のジョーエレメントに係合するようになり、前記第１のジョーエレメントと前記第２のジョーエレメントとは、前記閉じられた状態において前記第２の凹部を介して前記装填機構から取り外される、装填機構。
6. 前記手術用切開部材は、両端部に尖った針を備えている、請求項５に記載の装填機構。
7. 前記手術装置は、ハンドルをさらに含み、前記ハンドルは、前記ジョーエレメントと同一の平面内を移動する、請求項５に記載の装填機構。
8. 前記ハンドルは、前記本体部分に回転可能に取り付けられている、請求項７に記載の装填機構。

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