JPWO2014030544A1 - 縫合器 - Google Patents
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Abstract
縫合器は、長軸部材と、一対の把持部材と、縫合針と、動力伝達部材と、開閉操作部と、針固定第一部材と、針固定第二部材とを有し、縫合針を前記一対の把持部材に固定するまたは固定を解除する一対の針固定部と、前記一対の針固定部に連結された一対の線状部材と、前記一対の線状部材を操作する針固定操作部と、前記一対の線状部材に第一端及び第二端が固定されたリンク部材と、前記リンク部材を回動自在に支持する回動支持部と、を備える。
Description
本発明は、医療用の縫合器に関する。
本願は、2012年08月24日に、米国に仮出願された米国特許出願第61/693,028号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2012年08月24日に、米国に仮出願された米国特許出願第61/693,028号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、体内で縫合をするための縫合器が知られている。例えば日本国特表2001−500765号公報には、自動針受け渡し縫合器が開示されている。
日本国特表2001−500765号公報に開示された縫合器は、2つのエンドエフェクタと、これらのエンドエフェクタに係合する針とを有している。この縫合器では、2つのエンドエフェクタのうちの一方のエンドエフェクタから他方のエンドエフェクタへ、針を受け渡すことにより、生体組織に針を通して縫合することができる。
日本国特表2001−500765号公報に開示された縫合器は、2つのエンドエフェクタと、これらのエンドエフェクタに係合する針とを有している。この縫合器では、2つのエンドエフェクタのうちの一方のエンドエフェクタから他方のエンドエフェクタへ、針を受け渡すことにより、生体組織に針を通して縫合することができる。
従来、一対の把持部材間で縫合針を受け渡しする縫合器は、把持部材の開閉と縫合針の受け渡しとが連動しており、一対の把持部材を一度閉じると縫合針は自動的に反対側の把持部材へと受け渡される。このため、把持部材を閉じて生体組織を把持し、生体組織をつかみなおすことはできない。また、処置具を挿通可能な1つあるいは複数の処置具チャンネルを備えた軟性内視鏡が知られているが、処置具チャンネルの数が多すぎると挿入部の外径が太くなり作業性が悪くなる。このため、限られた数の処置具チャンネルを有効利用できることが望まれている。
本発明は、上記の様な問題に鑑みてなされたものであり、生体組織を縫合するために組織を把持して一対の把持部材間で縫合針を受け渡すことができるとともに、一度生体組織を把持した後に縫合針を受け渡すことなく再度把持部材を開くこともできる縫合器の提供を目的とする。
本発明は、上記の様な問題に鑑みてなされたものであり、生体組織を縫合するために組織を把持して一対の把持部材間で縫合針を受け渡すことができるとともに、一度生体組織を把持した後に縫合針を受け渡すことなく再度把持部材を開くこともできる縫合器の提供を目的とする。
本発明の第1の態様に係る縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、 前記長軸部材の先端に設けられ、対象部位を処置するために開閉動作可能な第一把持部材と第二把持部材とを有する一対の把持部材と、前記一対の把持部材の間で組織を穿刺するために、前記一対の把持部材と係合する縫合針と、前記一対の把持部材が開閉するための動力を前記一対の把持部材に伝達するために、先端部が前記一対の把持部材に連結され、前記長手軸に沿って延設された動力伝達部材と、前記動力が前記動力伝達部材に生じるように前記動力伝達部材を操作する開閉操作部と、前記第一把持部材に対して移動可能に設けられた針固定第一部材と、前記第二把持部材に対して移動可能に設けられた針固定第二部材とを有し、前記一対の把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記一対の把持部材に固定するまたは固定を解除する一対の針固定部と、前記一対の針固定部をそれぞれ前記一対の把持部材に対して相対的に移動させるために、前記針固定第一部材に連結された第一線状部材と、前記第針固定第二部材に連結された第二線状部材とを有し、前記長手軸に沿って前記動力伝達部材に対して移動自在に配置された一対の線状部材と、前記一対の線状部材の基端部に設けられ、前記一対の線状部材を前記長手軸に沿って移動するように操作する針固定操作部と、前記長軸部材の先端部に設けられ、前記第一線状部材に第一端が固定され、且つ前記第二線状部材に第二端が固定されたリンク部材と、前記針固定操作部の操作によって前記第一線状部材を前記基端部側に牽引したときに、前記第二線状部材が前記一対の把持部材側に前進するように、前記第一線状部材と前記第二線状部材との間において、前記長手軸と交差する軸方向に延びた回動軸周りに前記リンク部材を回動自在に支持する回動支持部と、を備える。
本発明の第2の態様に係る縫合器は、上記第1の態様において、前記針固定操作部による前記第一線状部材を牽引する動作に応じて、前記リンク部材が前記回動軸周りに回動されると共に、前記第二線状部材が前記一対の把持部材側に移動されることによって、前記針固定第一部材に前記縫合針が固定されると共に、前記針固定第二部材への前記縫合針の固定が解除される。
本発明の第3の態様に係る縫合器は、上記第2の態様において、前記リンク部材は、前記長手軸周りの周方向に沿った湾曲形状である。
本発明の第4の態様に係る縫合器は、上記第1の態様において、前記リンク部材は、前記長手軸方向に開口し、前記回動軸を有する環状の本体と、前記回動軸の回動中心と平行な軸線を回動中心として前記本体に対して回動可能に前記本体に連結され、前記線状部材が挿通される貫通孔が形成された連結部と、を有し、前記線状部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記線状部材を前記連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられている。
本発明の第5の態様に係る縫合器は、上記第1の態様において、前記線状部材は可撓性を有し、前記線状部材は、前記長手軸方向における前記一対の把持部材の開閉軸と前記線状部材の先端との間において、硬質なパイプに挿通され、前記パイプに固定されている。
本発明の第6の態様に係る縫合器は、上記第1の態様において、前記把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、前記針固定部は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有する。
上記本発明の各態様によれば、生体組織を縫合するために組織を把持して一対の把持部材間で縫合針を受け渡すことができるとともに、一度生体組織を把持した後に縫合針を受け渡すことなく再度把持部材を開くこともできる縫合器を提供できる。これにより、生体組織を把持する鉗子としての機能と、生体組織を縫合する装置としての機能を両立することができる。
本発明の一実施形態の縫合器について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の縫合器を示す全体図である。図1に示すように、縫合器1は、内視鏡100とともに使用され、縫合糸6を用いて生体組織を縫合する装置である。縫合器1は、縫合糸6が取り付けられた縫合針2と、縫合針2を生体組織に穿刺するためのアプリケータ10とを備える。
図1は、本発明の一実施形態の縫合器を示す全体図である。図1に示すように、縫合器1は、内視鏡100とともに使用され、縫合糸6を用いて生体組織を縫合する装置である。縫合器1は、縫合糸6が取り付けられた縫合針2と、縫合針2を生体組織に穿刺するためのアプリケータ10とを備える。
図2は、縫合針を示す模式図である。図2に示すように、縫合針2は、一端(第一端)が錐体状に形成され、他端(第二端)が鋭利に形成された針である。本実施形態では、縫合針2の端部(第一端部)3,(第二端部)4は、円錐形且つ鋭利に形成されている。すなわち、縫合針2の端部3,4は、いずれも生体組織に穿刺できる。また、縫合針2の端部3,4の間には、後述する一対の針固定部30が係合する溝部5が2つ形成されている。各溝部5は、縫合針2の端部における円錐形部分の最大外径よりも小さな外径を有する。また、縫合針2の中間部であって各溝部5の間には、縫合糸6の端部が固定されている。
図1に示すように、アプリケータ10は、処置部11と、処置部11が一端(第一端)に配された長軸部材50と、長軸部材50の他端(第二端)に配された操作部60とを備える。以下、アプリケータ10において、処置部11が配された側を先端側、操作部60が配された側を基端側として説明する。
図3Aは、縫合器1における処置部11を示す平面図である。図3Bは、処置部11における一部の構成を示す平面図である。図3Cは、縫合器1における処置部11の動作を説明するための図である。図4Aは、図3AのA−A線における断面図である。図4Bは、図4Aにおいて縫合針2及び針固定部30を取り外した状態を示す断面図である。
図3A,図4A及び図4Bに示すように、処置部11は、一対の把持部材12と、一対の把持部材12に設けられた一対の針固定部30と、一対の把持部材12を長軸部材50と連結するカバー部材39と、長軸部材50に連結されたリンク部材40とを有している。
一対の把持部材12は、基端部においてピン13により相対回動可能に連結された第一把持部材14及び第二把持部材15を有している。第一把持部材14と第二把持部材15とは、ピン13の中心軸線を回動中心として相対的に回動する。これにより、一対の把持部材12は開閉動作する。
第一把持部材14には、生体組織を把持するための第一把持面17が形成され、第二把持部材15には、生体組織を把持するための第二把持面18が形成されている。第一把持面17には、縫合針2を支えるために、第一把持面17に対して直交する方向に窪んで形成された窪み19が形成されている。第二把持面18には、縫合針2を支えるために、第二把持面18に対して直交する方向に窪んで形成された窪み20が形成されている。
第一把持面17及び第二把持面18に形成された窪み19,20は、縫合針2の端部3,4の形状に倣った形状を有する。窪み19,20には、縫合針2の端部3,4が嵌合する。
一対の把持部材12の各々の基端には、リンク25が連結されている。さらに、リンク25には、開閉用ワイヤ26(動力伝達部材)が固定されている。
リンク25は、開閉用ワイヤ26の進退動作を一対の把持部材12の開閉動作に変換するために設けられている。開閉用ワイヤ26は、先端がリンク25を介して一対の把持部材12と連結されており、基端が操作部60(図1参照)に接続されている。開閉用ワイヤ26は、リンク25の基端に固定された線材(例えば、より線)であり、長軸部材50の内部においてコイルシース52(図7参照)に挿通されている。
リンク25は、開閉用ワイヤ26の進退動作を一対の把持部材12の開閉動作に変換するために設けられている。開閉用ワイヤ26は、先端がリンク25を介して一対の把持部材12と連結されており、基端が操作部60(図1参照)に接続されている。開閉用ワイヤ26は、リンク25の基端に固定された線材(例えば、より線)であり、長軸部材50の内部においてコイルシース52(図7参照)に挿通されている。
図4A及び図4Bに示すように、一対の針固定部30は、一対の把持部材12の各々の内部に配されている。具体的には、一対の把持部材12には、針固定部30が挿入される溝21,22と、溝21,22の各々を塞ぐ蓋23,24とが設けられている。
溝21,22は、一対の把持部材12の先端から基端へ向かって延びて形成されており、溝21,22の先端は開口されている。
図4A及び図4Bに示すように、溝21には、一対の針固定部30を構成する板状の部材である針固定第一部材31が挿入されている。
溝21,22は、一対の把持部材12の先端から基端へ向かって延びて形成されており、溝21,22の先端は開口されている。
図4A及び図4Bに示すように、溝21には、一対の針固定部30を構成する板状の部材である針固定第一部材31が挿入されている。
図3Bに示すように、針固定第一部材31には、板厚方向に貫通された貫通孔33と、貫通孔33とつながって形成された係止孔部35とが形成されている。
貫通孔33は、一対の把持部材12に形成された窪み19(図4A及び図4B参照)の内径と略同じ大きさの内径を有する。貫通孔33には、縫合針2の端部3,4のうちの一方が挿通可能である。
貫通孔33は、一対の把持部材12に形成された窪み19(図4A及び図4B参照)の内径と略同じ大きさの内径を有する。貫通孔33には、縫合針2の端部3,4のうちの一方が挿通可能である。
係止孔部35の幅は、貫通孔33の内径よりも小さく、縫合針2に形成された溝部5の外径よりも大きい。また、係止孔部35は、貫通孔33の基端側に配置されている。これにより、縫合針2の溝部5に係止孔部35が入り込むと、縫合針2の端部3,4のうちの一方は針固定第一部材31に固定される。
図4A及び図4Bに示すように、溝22には、一対の針固定部30を構成する板状の部材である針固定第二部材32が挿入されている。針固定第二部材32には、上述の貫通孔33と同様の貫通孔34と、上述の係止孔部35と同様の係止孔部36とが形成されている。本実施形態では、針固定第二部材32は、針固定第一部材31と同形同大に形成されている。針固定第二部材32と針固定第一部材31との形状が互いに異なっていてもよい。
また、図3Bに示すように、一対の針固定部30の基端には、受け渡し用ワイヤ37(線状部材)の先端が固定されている。すなわち、針固定第一部材31の基端には、受け渡し用第一ワイヤ37A(第一線状部材)の先端が固定されており、針固定第二部材32の基端には、受け渡し用第二ワイヤ37B(第二線状部材)の先端が固定されている。受け渡し用ワイヤ37は、リンク25をよけるように、リンク25から離間した位置に配置されている。
受け渡し用ワイヤ37において、一対の把持部材12を連結し一対の把持部材12における開閉軸であるピン13から受け渡し用ワイヤ37の先端までの範囲は、硬質なパイプ38によって被覆されている。これにより、受け渡し用ワイヤ37は、一対の把持部材12(図3A参照)の開閉動作により湾曲する部分B(図3A,図3B,図3C参照)においては柔軟性を有し、湾曲する部分Bよりも先端側においては座屈しにくい高い剛性を有する。受け渡し用ワイヤ37を被覆するパイプ38は、受け渡し用ワイヤ37よりも硬質な材料であってもよいし、受け渡し用ワイヤ37と同等の硬度を有するパイプであってもよい。すなわち、受け渡し用ワイヤ37を被覆するパイプ38は、受け渡し用ワイヤ37を補強できればよい。
カバー部材39は、長軸部材50の先端に固定された筒状部材である。カバー部材39は、ピン13の両端を保持する。カバー部材39の内部には、一対の把持部材12を開閉させるリンク25及び開閉用ワイヤ26が挿通されている。カバー部材39の外周面には、一対の把持部材12の開閉動作時に一対の把持部材12およびリンク25がカバー部材39に干渉しないようにするためのスリット39aが形成されている。
図5は、リンク部材40を示す斜視図である。図5に示すように、リンク部材40は、環状の本体41と、回動支持部42,43と、一対の連結部44,45とを有する。
図3A,図4A及び図4Bに示すように、本体41は、回動支持部42,43の中心軸線を回動中心としてカバー部材39に対して回動する。環状に形成された本体41の内側には、開閉用ワイヤ26及び受け渡し用ワイヤ37が挿通されている。
図3A,図4A及び図4Bに示すように、本体41は、回動支持部42,43の中心軸線を回動中心としてカバー部材39に対して回動する。環状に形成された本体41の内側には、開閉用ワイヤ26及び受け渡し用ワイヤ37が挿通されている。
図5に示すように、回動支持部42,43は、長軸部材50の長手軸に対して交差する方向に中心軸線が延びている円柱状に形成されている。なお、回動支持部42,43の形状は円柱状に限らず、円柱状以外でもよい。回動支持部42,43は、本体41をカバー部材39に連結する目的で設けられている。本実施形態では、回動支持部42,43は、長軸部材50の長手軸に対して直交する方向に中心軸線Xが向けられている。また、回動支持部42,43は、環状の本体41の中心を間に挟んで対向する二箇所に配置されている。
回動支持部42,43は、本体41に固定されている。さらに、回動支持部42,43において本体41の内側に向けられた端42a、43aは、カバー部材39(図3A参照)に差し込まれる。これにより、図3Aに示すように、本体41は、回動支持部42,43によって、カバー部材39に連結されている。すなわち、本実施形態では、回動支持部42,43は、カバー部材39を介してリンク部材40と長軸部材50とを連結する。
図5に示すように、連結部44,45は、互いに平行に延びる2本の棒状部材であり、本体41に受け渡し用ワイヤ37が挿通される。連結部44,45を構成する各棒状部材は、各々の中心軸線X’,X’’を回動中心として本体41に対して相対的に回動自在である。
各棒状部材の中心軸線方向における中央に、この中心軸線と直交する方向に中心線が延びる孔44a,45aが形成されている。連結部44,45を構成する各棒状部材に形成された孔44a,45aには、2本の受け渡し用ワイヤ37(受け渡し用第一ワイヤ37A、受け渡し用第二ワイヤ37B)がそれぞれ挿通されている。
本体41と連結部44,45とが相対的に回動することができるため、連結部44,45は、本体41自身の回動角度に関係なく、受け渡し用ワイヤ37を長軸部材50の長手軸に対して略平行に維持する。
連結部44,45は、棒状部材でなくてもよく、本体41に対して相対的に回動自在であれば同じ効果が得られる。
連結部44,45は、棒状部材でなくてもよく、本体41に対して相対的に回動自在であれば同じ効果が得られる。
図4A,4Bに示すように、連結部44,45の孔44a,45aに挿通された受け渡し用ワイヤ37Aには、筒部材46が固定されている。なお、図示していないが、受け渡し用第二ワイヤ37Bにも筒部材46と同様の構成が設けられている。
筒部材46には、受け渡し用ワイヤ37が挿通される。さらに、筒部材46は、連結部44に形成された孔44aの開口端に当接する。筒部材46が連結部44の開口端に当接することにより、連結部44に対して受け渡し用ワイヤ37が位置決めされている。筒部材46において連結部44の先端側に配される筒部材46aは、受け渡し用ワイヤ37が基端側に牽引されたときの牽引力に耐えることができる強度を有する固定方法により受け渡し用ワイヤ37に固定されている。また、筒部材46において連結部44の基端側に配される筒部材46bは、受け渡し用ワイヤ37が先端側に連結部44により押圧されたときの押圧力に耐えることができる強度を有する固定方法により受け渡し用ワイヤ37に固定されている。
リンク部材40よりも基端側において受け渡し用ワイヤ37に生じる摩擦抵抗は、リンク部材40よりも先端側において受け渡し用ワイヤ37に生じる摩擦抵抗よりも大きい。特に、長軸部材50の長さが長くなると、長軸部材50内における受け渡し用ワイヤ37への摩擦抵抗が大きくなるので、摩擦抵抗の大きさの差が顕著となる。このため、本実施形態では、連結部44,45の先端側に配される筒部材46aは、連結部44,45の基端側に配される筒部材46bよりも高い強度を有する固定方法が採用されている。具体的には、本実施形態では、連結部44,45の先端側に配される筒部材46aは、受け渡し用ワイヤ37に対してレーザー溶接により固定されている。また、本実施形態では、連結部44,45の基端側に配される筒部材46bは、受け渡し用ワイヤ37に対してロウ付け等により固定されている。なお、受け渡し用ワイヤ37に対する各筒部材46の固定方法は、作業性を考慮して異なる固定方法でもよい。
図6は、処置部の正面図である。なお、図6においては、リンク部材40の位置関係を強調するために一対の把持部材12やカバー部材39等に隠れて本来見えないリンク部材40を敢えて示している。図6に示すように、本実施形態では、リンク部材40は、リンク部材40の全体が一対の把持部材12の正中線Lに対して周方向にずれた位置関係となっている。一対の把持部材12が全閉状態にあるときに、受け渡し用ワイヤ37は、一対の把持部材12から連結部44,45の孔44a,45aまでの領域において、長軸部材50の長手軸と平行な直線状態となる。
図7は、長軸部材の長手軸に直交する断面を示す断面図である。図7に示すように、長軸部材50は、樹脂製の外シース51と、外シース51に挿通されたコイルシース52とを有している。長軸部材50を構成する外シース51及びコイルシース52は、長手軸を有する柔軟な部材である。
外シース51は、内視鏡の処置具チャンネル(図1に符号101で示す。)に挿通可能な外径を有する筒状部材である。外シース51の外面は、処置具チャンネル101の内面に対する摩擦抵抗が低い表面状態である。
コイルシース52は、長軸部材50の長手軸を中心として線材がコイル状に巻かれたシースであり、柔軟性と、長手軸方向への圧縮に対する耐性とのバランスが取れたシースである。コイルシース52内には、開閉用ワイヤ26が挿通されている。
外シース51とコイルシース52とは、互いの中心線が平行にずれた状態にある。さらに、本実施形態では、外シース51とコイルシース52との間には、第二コイルシース53,54が配置されている。
外シース51とコイルシース52とは、互いの中心線が平行にずれた状態にある。さらに、本実施形態では、外シース51とコイルシース52との間には、第二コイルシース53,54が配置されている。
第二コイルシース53,54は、受け渡し用ワイヤ37が挿通される筒状部材である。第二コイルシース53,54は、長軸部材50の内部で互いに隣接して配置されている。これにより、第二コイルシース53,54がコイルシース52の径方向に対向する位置に配されている場合と比較して、コイルシース52と第二コイルシース53,54との束の最大外径を小さくすることができる。これにより、例えば図8に示すようにコイルシース52を間に挟んで対向する位置に第二コイルシース53,54が配されている場合の外シース51aの肉厚d2と比較して、図7に示すように、外シース51の外径を大きくすることなく外シース51の肉厚d1を厚くすることができる。このため、長軸部材50の細径化と、長軸部材50の座屈防止とを両立できる。
また、第二コイルシース53,54における先端側の開口端は、リンク部材40より基端側に離間した位置に配されている。第二コイルシース53,54の先端側の開口端から延びる受け渡し用ワイヤ37は、リンク部材40(図4A及び図4B参照)に設けられた各連結部44,45に形成された孔44a,45aへ向かってそれぞれ延びている。
図1に示すように、操作部60は、開閉用ワイヤ26を押し引きするための第一スライダ61と、受け渡し用ワイヤ37の各々を牽引するための第二スライダ62,63とを備える。第一スライダ61には開閉用ワイヤ26の基端が固定されている。第二スライダ62は、受け渡し用第一ワイヤ37Aを牽引するためのスライダである。第二スライダ63は、受け渡し用第二ワイヤ37Bを牽引するためのスライダである。第二スライダ62,63には、受け渡し用ワイヤ37の各々の基端が固定されている。
本実施形態では、操作部60は、一対の把持部材12を開閉動作させるために開閉用ワイヤ26に動力を伝達する操作をする開閉操作部であり、且つ、受け渡し用ワイヤ37を長軸部材50の長手軸に沿って移動させて縫合針2の針固定部30への固定及び固定解除を行う操作をする針固定操作部である。
操作部60の構成は、第一スライダ61や第二スライダ62,63を有する構成に限られない。例えば、操作部60は、レバーを用いて開閉用ワイヤ26あるいは受け渡し用ワイヤ37を移動させる構成や、回転する軸に開閉用ワイヤ26あるいは受け渡し用ワイヤ37を巻きつけて移動させる構成等が採用されていてもよい。
操作部60の構成は、第一スライダ61や第二スライダ62,63を有する構成に限られない。例えば、操作部60は、レバーを用いて開閉用ワイヤ26あるいは受け渡し用ワイヤ37を移動させる構成や、回転する軸に開閉用ワイヤ26あるいは受け渡し用ワイヤ37を巻きつけて移動させる構成等が採用されていてもよい。
次に、本実施形態の縫合器1の使用時の動作及び作用について説明する。図9及び図10は、縫合器1の使用時の一過程を示す説明図である。図11は、縫合器1の作用を説明するための模式図である。
縫合器1は、縫合器1に設けられた一対の把持部材12の一方(図9においては第二把持部材15)に、縫合針2を取り付けられた状態で用意される。縫合器1は、図1に示すように、処置部11側から内視鏡100の処置具チャンネル101内に挿入され、生体組織を縫合する対象である対象部位へと案内される。
縫合器1は、縫合器1に設けられた一対の把持部材12の一方(図9においては第二把持部材15)に、縫合針2を取り付けられた状態で用意される。縫合器1は、図1に示すように、処置部11側から内視鏡100の処置具チャンネル101内に挿入され、生体組織を縫合する対象である対象部位へと案内される。
縫合対象である部位Tまで処置部11が案内されたら、図1に示す第一スライダ61を牽引することにより、図10に示すように一対の把持部材12を閉じて縫合対象である部位Tに位置する生体組織を把持する。一対の把持部材12を閉じると、一対の把持部材12の一方(第二把持部材15)に取り付けられた縫合針2は、一対の把持部材12の他方(第一把持部材14)の把持面(第一把持面17)に形成された窪み(窪み19)に入り込む。これにより、一対の把持部材12において対向配置された把持面17,18の間にある生体組織Taに、縫合針2が穿刺される。
また、本実施形態の縫合器1では、図1に示す第一スライダ61の牽引力を緩めると、第一把持面17と第二把持面18との間にある生体組織の把持が解除される。また第一スライダ61を先端側へと移動させると、一対の把持部材12が開く。このとき、縫合針2は第二把持部材15に取り付けられた状態のままである。これにより、生体組織への縫合針2の刺し直しができる。なお、縫合針2が生体組織を貫通しない程度の力で第一スライダ61を牽引しつつ生体組織を把持することにより、生体組織を単に把持するだけの把持鉗子と同様に、生体組織を移動させたり生体組織の向きを変えたりすることもできる。
縫合糸6が取り付けられた縫合針2を用いて生体組織を縫合するためには、縫合針2が生体組織に穿刺された状態から、縫合針2が刺入された側からその反対側へと縫合針2を引き抜く。この場合、図1に示す操作部60において第二スライダ62,63として設けられた2つのスライダのうち、相対的に先端側にあるスライダを手作業等により牽引する。本実施形態では、受け渡し用第二ワイヤ37Bが固定された第二スライダ63が牽引される。
これにより、長軸部材50の先端側において、図11に示すように、リンク部材40の連結部45が基端側へと移動される。リンク部材40は回動支持部42,43によってカバー部材39に対して回動可能であるので、連結部45が基端側へ移動されると、連結部44は逆に先端側へと移動される。すなわち、受け渡し用第一ワイヤ37Aにおいてリンク部材40よりも先端側の部分は先端側へ押圧され、受け渡し用第一ワイヤ37Aにおいてリンク部材40よりも基端側の部分は先端側へと牽引される。すなわち、受け渡し用第一ワイヤ37Aは、リンク部材40の作用によって、全体として先端側へと移動する。
一対の把持部材12の内部では、受け渡し用第一ワイヤ37Aの先端が固定された針固定第一部材31は、受け渡し用第一ワイヤ37Aによって押圧されて先端側へ移動する。すると、係止孔部35が溝部5に入り込むように針固定第一部材31が移動する。これにより、針固定第一部材31に縫合針2が固定される。
また、受け渡し用第二ワイヤ37Bの先端が固定された針固定第二部材32は、受け渡し用第二ワイヤ37Bが牽引されることによって基端側へ移動する。すると、係止孔部36が溝部5から外れるように針固定第二部材32が移動する。これにより、針固定第二部材32から縫合針2が取り外しできる。
この状態で、第一スライダ61を先端側へ移動させることにより一対の把持部材12を開くと、縫合針2は、第一把持部材14に固定された状態で移動し、生体組織を貫通して引き抜かれる。その結果、縫合針2に固定された縫合糸6が生体組織に挿通される。
また、本実施形態では、処置部11を正面視したときに、受け渡し用第一ワイヤ37Aはピン13よりも第一把持部材14側に位置し、受け渡し用第二ワイヤ37Bはピン13よりも第二把持部材15側に位置している。これにより、一対の把持部材12を開いたときに、一対の把持部材12に対して一対の針固定部30が相対的に前進するように一対の針固定部30が押圧される。その結果、縫合針2に形成された溝部5に針固定第一部材31あるいは針固定第二部材32の係止孔部が入り込み、第二スライダ62,63の僅かな進退移動では縫合針2が脱落しない。
その後、必要に応じて縫合糸6を結紮し、一連の処置を終了する。なお、必要に応じて、第二把持部材15から第一把持部材14へと縫合針2を受け渡した後に生体組織に対して再度縫合糸6を挿通させてもよい。
要約すると、第二把持部材15から第一把持部材14へ針を受け渡す場合には、一対の把持部材12を閉じ、操作部60において受け渡し用第二ワイヤ37Bを基端側へと移動させる。これにより、第二把持部材15に設けられた針固定第二部材32から縫合針2が取り外し可能となり、同時に、第一把持部材14に設けられた針固定第一部材31によって縫合針2が第一把持部材14に固定される。
本実施形態の縫合器1は、生体組織を縫合するために組織を把持して一対の把持部材12間で縫合針2を受け渡すことができるとともに、一度生体組織を把持した後に縫合針2を受け渡すことなく再度把持部材12を開くこともできる。これにより、生体組織を把持する鉗子としての機能と、生体組織を縫合する装置としての機能を両立することができる。
また、軟性内視鏡の処置具チャンネル内に縫合器1を挿通して縫合器1を使用することができるので、軟性内視鏡を用いて診察をしている際に生体組織の縫合が必要な部位を発見した場合、縫合器1の処置具を容易に縫合対象部位まで案内することができる。
特に、処置具チャンネルが1つだけ設けられた内視鏡において、把持鉗子を別途用意することなく縫合対象部位近傍の生体組織を移動させたり縫合対象部位を縫合したりできるので、作業効率がよい。
また、一度生体組織を把持した後に縫合位置を容易に変更することができる。
また、軟性内視鏡の処置具チャンネル内に縫合器1を挿通して縫合器1を使用することができるので、軟性内視鏡を用いて診察をしている際に生体組織の縫合が必要な部位を発見した場合、縫合器1の処置具を容易に縫合対象部位まで案内することができる。
特に、処置具チャンネルが1つだけ設けられた内視鏡において、把持鉗子を別途用意することなく縫合対象部位近傍の生体組織を移動させたり縫合対象部位を縫合したりできるので、作業効率がよい。
また、一度生体組織を把持した後に縫合位置を容易に変更することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態の一例について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
上記実施形態は、生体組織を縫合する縫合器に好適に適用することができる。
3,4 端部
5 溝部
12 把持部材
26 開閉用ワイヤ(動力伝達部材)
30 針固定部
33 貫通孔
35 係止孔部
37 受け渡し用ワイヤ(線状部材)
38 パイプ
40 リンク部材
41 本体
42,43 回動支持部
44,45 連結部
46 筒部材
50 長軸部材
60 操作部(開閉操作部,針固定操作部)
5 溝部
12 把持部材
26 開閉用ワイヤ(動力伝達部材)
30 針固定部
33 貫通孔
35 係止孔部
37 受け渡し用ワイヤ(線状部材)
38 パイプ
40 リンク部材
41 本体
42,43 回動支持部
44,45 連結部
46 筒部材
50 長軸部材
60 操作部(開閉操作部,針固定操作部)
本発明の第1の態様に係る縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、対象部位を処置するために開閉動作可能な第一把持部材と第二把持部材と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の間の組織を穿刺するための縫合針と、前記第一把持部材に対して移動可能に設けられて前記第一把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第一把持部材に係止可能な針固定第一部材と、前記第二把持部材に対して移動可能に設けられて前記第二把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第二把持部材に係止可能な針固定第二部材と、前記針固定第一部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第一把持部材に対して前記針固定第一部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第一のワイヤ部材と、前記針固定第二部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第二把持部材に対して前記針固定第二部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第二のワイヤ部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、前記第一のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第一の連結部と、前記第二のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第二の連結部と、該第一の連結部と該第二の連結部とを繋ぐ本体と、を有するリンク部材と、前記リンク部材に設けられ、前記第一の連結部と前記第二の連結部との間で前記長軸部材に対して回動自在に設けられた回動軸を有する回動支持部と、を有し、前記第二のワイヤ部材が前記長軸部材の基端部側へ牽引されると、前記回動軸周りに前記リンク部材が回動されることによって、前記第一のワイヤ部材において前記リンク部材よりも先端側の部分は前記針固定第一部材を押圧し、前記リンク部材よりも基端側の部分は先端側へと牽引される縫合器である。
本発明の第2の態様に係る縫合器は、上記第1の態様において、前記回動支持部の前記回動軸は、前記長手軸と交差する方向に延びている。
本発明の第3の態様に係る縫合器は、上記第2の態様において、前記第二のワイヤ部材を牽引する動作に応じて、前記リンク部材が前記回動軸周りに回動されると共に、前記第一のワイヤ部材が前記第一把持部材側に移動されることによって、前記針固定第一部材に前記縫合針が固定されると共に、前記針固定第二部材への前記縫合針の固定が解除される。
本発明の第4の態様に係る縫合器は、上記第3の態様において、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉動作させるための動力伝達部材を備え、前記リンク部材の前記本体は、前記動力伝達部材を挿通自在な空間を有する環状形状である。
本発明の第5の態様に係る縫合器は、上記第3の態様において、前記リンク部材は、前記長手軸周りの周方向に沿った湾曲形状である。
本発明の第6の態様に係る縫合器は、上記第4の態様において、前記第一の連結部及び前記第二の連結部は、前記回動軸の回動中心と平行な軸線を回動中心として前記本体に対して回動可能に前記本体にそれぞれ連結され、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材との各々が挿入可能な貫通孔が形成されている。
本発明の第7の態様に係る縫合器は、上記第6の態様において、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材を前記第一の連結部及び前記第二の連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられている。
本発明の第8の態様に係る縫合器は、上記第5の態様において、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉自在に支持する開閉軸を備え、前記第一把持部材および前記第二把持部材と前記第一把持部材の開閉軸との間において、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材は、それぞれ硬質なパイプに挿通されて前記長手軸に対して固定されている。
本発明の第9の態様に係る縫合器は、上記第5の態様において、前記第一把持部材及び前記第二把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、前記針固定第一部材および前記針固定第二部材は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有する。
本発明の第7の態様に係る縫合器は、上記第6の態様において、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材を前記第一の連結部及び前記第二の連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられている。
本発明の第8の態様に係る縫合器は、上記第5の態様において、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉自在に支持する開閉軸を備え、前記第一把持部材および前記第二把持部材と前記第一把持部材の開閉軸との間において、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材は、それぞれ硬質なパイプに挿通されて前記長手軸に対して固定されている。
本発明の第9の態様に係る縫合器は、上記第5の態様において、前記第一把持部材及び前記第二把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、前記針固定第一部材および前記針固定第二部材は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、対象部位を処置するために開閉動作可能な第一把持部材と第二把持部材と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の間の組織を穿刺するための縫合針と、前記第一把持部材に対して移動可能に設けられて前記第一把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第一把持部材に係止可能な針固定第一部材と、前記第二把持部材に対して移動可能に設けられて前記第二把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第二把持部材に係止可能な針固定第二部材と、前記針固定第一部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第一把持部材に対して前記針固定第一部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第一のワイヤ部材と、前記針固定第二部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第二把持部材に対して前記針固定第二部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第二のワイヤ部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、前記第一のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第一の連結部と、前記第二のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第二の連結部と、該第一の連結部と該第二の連結部とを繋ぐ本体と、を有するリンク部材と、前記リンク部材に設けられ、前記第一の連結部と前記第二の連結部との間で前記長軸部材に対して回動自在に設けられた回動軸を有する回動支持部と、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材の両方に対して前記長軸部材の前記長手軸に沿って移動自在に設けられ、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉動作させる動力伝達部材と、を有し、前記第二のワイヤ部材が前記長軸部材の基端部側へ牽引されると、前記回動軸周りに前記リンク部材が回動されることによって、前記第一のワイヤ部材において前記リンク部材よりも先端側の部分は前記針固定第一部材を押圧し、前記リンク部材よりも基端側の部分は先端側へと牽引されることを特徴としている。
本発明の縫合器は、長手軸に沿って延設された長軸部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、対象部位を処置するために開閉動作可能な第一把持部材と第二把持部材と、前記第一把持部材と前記第二把持部材の間の組織を穿刺するための縫合針と、前記第一把持部材に対して移動可能に設けられて前記第一把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第一把持部材に係止可能な針固定第一部材と、前記第二把持部材に対して移動可能に設けられて前記第二把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記第二把持部材に係止可能な針固定第二部材と、前記針固定第一部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第一把持部材に対して前記針固定第一部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第一のワイヤ部材と、前記針固定第二部材に連結された先端部と該先端部と連なり前記長軸部材の基端側まで延びた基端部を有し、前記第二把持部材に対して前記針固定第二部材を移動させるために前記長手軸に沿って移動自在に配置された可撓性を有する第二のワイヤ部材と、前記長軸部材の先端部に設けられ、前記第一のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第一の連結部と、前記第二のワイヤ部材の先端よりも基端側に連結された第二の連結部と、該第一の連結部と該第二の連結部とを繋ぐ本体と、を有するリンク部材と、前記リンク部材に設けられ、前記第一の連結部と前記第二の連結部との間で前記長軸部材に対して回動自在に設けられた回動軸を有する回動支持部と、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材の両方に対して前記長軸部材の前記長手軸に沿って移動自在に設けられ、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉動作させる動力伝達部材と、を有し、前記第二のワイヤ部材が前記長軸部材の基端部側へ牽引されると、前記回動軸周りに前記リンク部材が回動されることによって、前記第一のワイヤ部材において前記リンク部材よりも先端側の部分は前記針固定第一部材を押圧し、前記リンク部材よりも基端側の部分は先端側へと牽引されることを特徴としている。
また、上記の縫合器において、前記回動支持部の前記回動軸は、前記長手軸と交差する方向に延びていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第二のワイヤ部材を牽引する動作に応じて、前記リンク部材が前記回動軸周りに回動されると共に、前記第一のワイヤ部材が前記第一把持部材側に移動されることによって、前記針固定第一部材に前記縫合針が固定されると共に、前記針固定第二部材への前記縫合針の固定が解除されることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記長軸部材は軟性を有し、前記リンク部材の前記本体は、前記動力伝達部材を挿通自在な空間を有する環状形状であることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記リンク部材は、前記長手軸周りの周方向に沿った湾曲形状であることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第一の連結部及び前記第二の連結部は、前記回動軸の回動中心と平行な軸線を回動中心として前記本体に対して回動可能に前記本体にそれぞれ連結され、前記第一のワイヤ部材と前記第二のワイヤ部材との各々が挿入可能な貫通孔が形成されていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材を前記第一の連結部及び前記第二の連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記長軸部材は軟性を有し、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉自在に支持する開閉軸を備え、前記第一のワイヤ部材の先端から前記開閉軸までの範囲と、前記第二のワイヤ部材の先端から前記開閉軸までの範囲とは、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材よりも硬質なパイプにそれぞれ挿通されていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第一把持部材及び前記第二把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、前記針固定第一部材および前記針固定第二部材は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有することがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材を前記第一の連結部及び前記第二の連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記長軸部材は軟性を有し、前記第一把持部材と前記第二把持部材とを開閉自在に支持する開閉軸を備え、前記第一のワイヤ部材の先端から前記開閉軸までの範囲と、前記第二のワイヤ部材の先端から前記開閉軸までの範囲とは、前記第一のワイヤ部材及び前記第二のワイヤ部材よりも硬質なパイプにそれぞれ挿通されていることがより好ましい。
また、上記の縫合器において、前記第一把持部材及び前記第二把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、前記針固定第一部材および前記針固定第二部材は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有することがより好ましい。
Claims (6)
- 長手軸に沿って延設された長軸部材と、
前記長軸部材の先端に設けられ、対象部位を処置するために開閉動作可能な第一把持部材と第二把持部材とを有する一対の把持部材と、
前記一対の把持部材の間で組織を穿刺するために、前記一対の把持部材と係合する縫合針と、
前記一対の把持部材が開閉するための動力を前記一対の把持部材に伝達するために、先端部が前記一対の把持部材に連結され、前記長手軸に沿って延設された動力伝達部材と、
前記動力が前記動力伝達部材に生じるように前記動力伝達部材を操作する開閉操作部と、
前記第一把持部材に対して移動可能に設けられた針固定第一部材と、前記第二把持部材に対して移動可能に設けられた針固定第二部材とを有し、前記一対の把持部材に対する自身の移動に応じて前記縫合針を前記一対の把持部材に固定するまたは固定を解除する一対の針固定部と、
前記一対の針固定部をそれぞれ前記一対の把持部材に対して相対的に移動させるために、前記針固定第一部材に連結された第一線状部材と、前記第針固定第二部材に連結された第二線状部材とを有し、前記長手軸に沿って前記動力伝達部材に対して移動自在に配置された一対の線状部材と、
前記一対の線状部材の基端部に設けられ、前記一対の線状部材を前記長手軸に沿って移動するように操作する針固定操作部と、
前記長軸部材の先端部に設けられ、前記第一線状部材に第一端が固定され、且つ前記第二線状部材に第二端が固定されたリンク部材と、
前記針固定操作部の操作によって前記第一線状部材を前記基端部側に牽引したときに、前記第二線状部材が前記一対の把持部材側に前進するように、前記第一線状部材と前記第二線状部材との間において、前記長手軸と交差する軸方向に延びた回動軸周りに前記リンク部材を回動自在に支持する回動支持部と、
を備える縫合器。 - 前記針固定操作部による前記第一線状部材を牽引する動作に応じて、前記リンク部材が前記回動軸周りに回動されると共に、前記第二線状部材が前記一対の把持部材側に移動されることによって、前記針固定第一部材に前記縫合針が固定されると共に、前記針固定第二部材への前記縫合針の固定が解除される請求項1に記載の縫合器。
- 前記リンク部材は、前記長手軸周りの周方向に沿った湾曲形状である請求項2に記載の縫合器。
- 前記リンク部材は、前記長手軸方向に開口し、前記回動軸を有する環状の本体と、前記回動軸の回動中心と平行な軸線を回動中心として前記本体に対して回動可能に前記本体に連結され、前記線状部材が挿通される貫通孔が形成された連結部と、を有し、
前記線状部材には、前記貫通孔の開口端部に当接し、前記線状部材を前記連結部に対して位置決めするための筒部材が取り付けられている請求項1に記載の縫合器。 - 前記線状部材は可撓性を有し、前記線状部材は、前記長手軸方向における前記一対の把持部材の開閉軸と前記線状部材の先端との間において、硬質なパイプに挿通され、前記パイプに固定されている請求項1に記載の縫合器。
- 前記把持部材は、前記縫合針を支えるための錐体状の窪みを有し、
前記縫合針は、前記窪みに嵌合する錐体状の端部と、前記端部と隣接し前記端部よりも小さい径を有する溝部と、を有し、
前記針固定部は、前記端部が挿通可能な貫通孔と、前記貫通孔とつながって形成され、前記貫通孔の内径よりも小さく且つ前記溝部の外径よりも大きい幅を有する係止孔部と、を有する請求項1に記載の縫合器。
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