JP3662222B2 - 原稿搬送装置および画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿を吸引しながら画像読取装置の所定の読取位置に原稿を搬送する原稿搬送装置、およびこの搬送装置を備えた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を吸着しながら搬送する原稿搬送部を備え、原稿に記録された画像を読み取る画像読取装置が知られている。図11(A)に示すように、この種の画像読取装置は、箱状のケーシング915の上部開口を覆うように略水平に固定されたコンタクトガラス901及びケーシング915内に内包されコンタクトガラス901に沿って移動しながら原稿に記録された画像を読み取る読取ユニット902を有する画像読取部900と、コンタクトガラス901の上方に配設され原稿を吸着しながら所定の読取位置に搬送する原稿搬送部910とを備えている。図11(A)、(B)に示すように、原稿搬送部910は、複数の吸気孔906が形成されローラ911、912、913に巻き掛けられた無端搬送ベルト903と、この無端搬送ベルト903に原稿を吸着させるために無端搬送ベルト903の内側(上側)に吸気孔906の形成方向に沿って矩形状に吸引口907が形成された吸引ダクト905と、吸引ダクト905を介してコンタクトガラス901の反対側に配置され吸引ダクト905内のエアを吸引する吸引ファン904とを有している。
【0003】
この画像読取装置では、吸引ファン904の作動により吸引ダクト905内のエアを吸引することで、吸引口907を介して搬送ベルト903に形成された吸気孔906で原稿を吸引しつつ、図示しない駆動ユニットでローラ911、912、913を回転させ無端搬送ベルト903を図11(A)の矢印方向に移動させて原稿を読取位置まで搬送し、原稿をコンタクトガラス901に押圧させた状態で読取ユニット902を移動させて原稿に記録された画像を読み取る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記画像読取装置では、原稿搬送方向においてコンタクトガラスの全面を覆う搬送ベルトを用い、この搬送ベルトで包囲され原稿搬送方向の原稿長さ以上の吸引ダクトを用いていたので、装置全体が大型化してしまっていた。
【0005】
また、例えば写真のように光沢のある原稿の場合には、原稿とコンタクトガラスとの間に形成される薄い空気層によって、原稿面から反射した光とコンタクトガラスを介して反射した光とが干渉することによりニュートンリングが発生し、良好な画像が得られない、という問題がある。
【0006】
本発明は上記事案に鑑み、小型化を図るとともにニュートンリングの発生を防止する原稿搬送装置及び該原稿搬送装置を備え良好が画像を得ることができる画像読取装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、所定の読取位置でコンタクトガラスに沿って静止している原稿を読取手段を移動させて読み取る画像読取装置の前記読取位置に原稿を搬送する原稿搬送装置において、前記コンタクトガラスに沿って配置れ原稿を前記読取位置に搬送する無端搬送ベルトと、前記コンタクトガラス面に沿って原稿搬送方向に並設され、前記読取位置で前記コンタクトガラス面に沿って静止している原稿を吸引するための第1および第2吸引手段と、を備え、前記第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに前記無端搬送ベルトが巻回されており、原稿読み取り時に前記読取位置で静止している原稿は、前記第1吸引手段によって前記無端搬送ベルトに吸着されるとともに前記第2吸引手段に吸着されて、前記コンタクトガラスから所定距離離間することを特徴とする。
【0008】
本態様の原稿搬送装置は、無端搬送ベルトがコンタクトガラスに沿って配置されており、第1および第2吸引手段がコンタクトガラス面に沿って原稿搬送方向に併設されている。これら第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに無端搬送ベルトが巻回されている。原稿は第1吸引手段で吸引され無端搬送ベルトにより画像読取装置の所定の読取位置に搬送され、読取位置でコンタクトガラス面に沿って静止している原稿が第1吸引手段によって無端搬送ベルトに吸引されるとともに第2吸引手段に吸引されて、コンタクトガラス面から所定距離離間する。そして、読取位置においてコンタクトガラス面に沿って静止している原稿が、画像読取装置の読取手段を移動させることによって読み取られる。この所定間隔には、原稿(記録)面からの反射光とコンタクトガラス面からの反射光とが干渉する間隔より大きな間隔が設定される。本態様によれば、第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに原稿を搬送する無端搬送ベルトが巻回されているので、原稿搬送装置の小型化を図ることができると共に、読取位置でコンタクトガラス面に沿って静止している原稿は並設された第1吸引手段および第2吸引手段によって、コンタクトガラスから所定間隔離間されるので、ニュートンリングの発生を防止することができる。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様は、コンタクトガラスと、前記コンタクトガラス面に沿って配置され原稿を所定の読取位置に搬送する無端搬送ベルトと、前記コンタクトガラス面に沿って原稿搬送方向に並設され、前記読取位置で前記コンタクトガラス面に沿って静止している原稿を吸引するための第1および第2吸引手段と、前記コンタクトガラス面に沿って移動しながら前記読取位置で静止している原稿の読み取りを行う読取手段と、を備え、前記第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに前記無端搬送ベルトが巻回されており、原稿読み取り時に前記読取位置で静止している原稿は、前記第1吸引手段によって前記無端搬送ベルトに吸着されるとともに前記第2吸引手段に吸着されて、前記コンタクトガラス面から所定距離離間することを特徴とする。本態様では、第1の態様と同様に、第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに原稿を搬送する無端搬送ベルトが巻回されているので、原稿搬送装置の小型化を図ることができると共に、読取位置でコンタクトガラス面に沿って静止している原稿は第1吸引手段および第2吸引手段によって、コンタクトガラス面から所定間隔離間されるので、ニュートンリングの発生を防止することができるため、良好な画像を得ることができる。なお、この所定間隔には、第1の態様と同様に、原稿面からの反射光とコンタクトガラス面からの反射光とが干渉する間隔より大きな間隔が設定される。
【0010】
第2の態様において、無端搬送ベルトへの負荷を低減させるために、第2吸引手段は第1吸引手段よりも吸引力が弱いことが好ましい。また、無端搬送ベルトと第2吸引手段との間に、無端搬送ベルトとコンタクトガラスとの間に形成された搬送経路に原稿を給送するための給紙経路を形成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を写真の画像を読み取る画像読取装置に適用した実施の形態について説明する。なお、本画像読取装置は、例えば、写真取扱店などに設置され、客から持ち込まれたプリント写真や店内で焼き付けされた写真の画像を読み取り、加工編集して、CD−R等の記録媒体に保存するサービス等に供される。
【0012】
(構成)
図1に示すように、本実施形態の画像読取装置1は、原稿としての写真の画像を読み取る画像読取ユニット3と、画像読取ユニット3により読み取りが行われる所定の読取位置800まで写真を一枚ずつ搬送する搬送ユニット2とを備えている。
【0013】
<画像読取ユニット>
画像読取ユニット3は、略垂直に配置され透明なガラスからなるコンタクトガラス300と、コンタクトガラス300の下方に配置されたシェーディング補正用の白基準板323と、写真の長さに応じた距離をコンタクトガラス300に沿って移動しながら写真の画像を読み取るキャリッジ301(読取手段)と、を有している。
【0014】
図3に示すように、コンタクトガラス300はフレーム350に取り付けられている。フレーム350は、コンタクトガラス300よりもわずかに小さな長方形状の開口が形成された取り付け面351を有した断面略コ字状の形状とされている。コンタクトガラス300は取り付け面351の開口に配され、端面が左右各3個ずつ計6個の板状の取り付け部材352と取り付け面351とに挟まれ、取り付け部材352側からネジ止めすることでフレーム350に固定されている。フレーム350の下端部には、取り付け面351と直交する方向に延出した矩形状の支持面353が形成されている。支持面353は、画像読取装置1の底面を構成する下フレーム701(図1参照)に固定されている。このため、コンタクトガラス300は画像読取装置1の設置面に対し略垂直に支持(配置)されている。取り付け面351の開口最下端部には、コンタクトガラス300と同様に、白基準板323がネジ止めされている。なお、下フレーム701の載置面側には、載置面と接触する4つの樹脂製脚702が所定距離離れて下フレーム701に固定されている。
【0015】
コンタクトガラス300と白基準板323とは、後述する排出部60の一部を構成し複数のローラ602(回転体)を回転可能に支持する断面略R状の回転体支持部材615を介して垂直方向に略同一平面を構成している(図1も参照)。回転体支持部材615には、複数のローラ602が原稿搬送(排出)方向に連続して隣接するローラの外周が互いにオーバラップするように千鳥状に配設されている。
【0016】
図1に示すように、キャリッジ301は、写真に光を照射するキセノンランプなどの光源303と、写真からの反射光の光路を変更させる複数のミラー304、305、306、307と、ミラー307からの反射光を結像させるレンズユニット308と、結像された反射光をRGB3色でそれぞれ光電変換する3個のCCDからなるカラーイメージセンサ309と、イメージセンサ309が取り付けられたセンサ基板325とを有する一体ユニットとして構成されている。
【0017】
また、画像読取ユニット3は、上部側に配置されキャリッジ301をコンタクトガラス300に沿って上下(垂直)方向に移動させる駆動プーリ319と、下部側に配置された従動プーリ320と、を有しており、駆動プーリ319及び従動プーリ320間にはタイミングベルト321が張架されている。図4に示すように、駆動プーリ319のプーリ軸の反対側には、駆動プーリ309より大径のプーリ326が嵌着されている。プーリ326には、図示を省略したタイミングベルトを介して、正逆転可能でキャリッジ301の駆動源となるキャリッジモータM3からの回転動力が伝達される。
【0018】
キャリッジ301は、一対のロッド状ガイドシャフト333、334とそれぞれ摺動可能な円筒状の支持部材570、571で両側が支持されている。ガイドシャフト333、334の両端は、上下方向に離間して配設された板状の上側フレーム331、下側フレーム332に固定されている。支持部材570、571は、高分子樹脂が材質とされており、ガイドシャフト333、334の外径(直径)よりもわずかに大きな内径に成形されている。従って、支持部材570、571に支持されたキャリッジ301は、ガイドシャフト333、334の案内により上下方向に摺動可能に構成されている。
【0019】
図2に示すように、キャリッジモータM3の正転駆動により、駆動プーリ319、タイミングベルト321が時計方向に回転してキャリッジ301が上昇移動し、キャリッジモータM3の逆転駆動により、駆動プーリ319、タイミングベルト321が反時計方向に回転してキャリッジ301が下降移動する。図1に示すように、下フレーム701には、キャリッジ301のホームポジションHを検出する透過型センサからなるホームポジションセンサ330が配置されている。キャリッジ301は、このホームポジションHから(上側フレーム331で規制される)コンタクトガラス300の上端近傍(図2に示す点線位置)まで、コンタクトガラス300に沿って昇降移動が可能である。また、搬送ユニット2により搬送されてきた写真の停止基準となる基準位置Tがコンタクトガラス300の下部に設定されており、この基準位置Tに設けられた後述する停止手段で先端が当接されて写真は読取位置800で停止される。なお、この基準位置Tは、キャリッジ301の原稿読取開始位置としても設定されている。さらに、白基準板323の下方近傍がキャリッジ301のホームポジションHに設定されている。
【0020】
<搬送ユニット>
図1に示すように、搬送ユニット2は、コンタクトガラス300の上部に配置され手差し給紙口10C(第1給紙口)を有する手差し給紙部10と、後述するように第1搬送経路109と第2搬送経路507とで構成され手差し給紙口10Cから読取位置800(基準位置T)までコンタクトガラス300に沿って写真(の先端)を案内する搬送経路700と、搬送経路700に沿って写真を搬送する原稿搬送部50と、手差し給紙部10と原稿搬送部50との間から所定長さ以下の写真を搬送経路700に給送する自動給紙部20と、キャリッジ301で画像が読み取られた写真を排出する排出部60と、を有している。
【0021】
なお、所定長さ以下の写真(以下、Sサイズ写真という。)には、例えば、Eサイズ(88mm×117mm)、Lサイズ(88mm×127mm)、4Rサイズ(4インチ×6インチ=101.6mm×152.4mm)、ハイビジョンサイズ(88mm×156mm)、インスタント写真小(86mm×54mm)、インスタント写真大(86mm×108mm)が該当し、所定長さ以上の写真(以下、パノラマ写真という。)には、例えば、パノラマ写真(88mm×254mm)が該当する。
【0022】
手差し給紙部10は、回動軸102を中心に手動で回動させることで開閉可能なカバー101、パノラマ写真を挿入するための手差し給紙口10C、手差し給紙口10Cにパノラマ写真を案内するガイド部110、鈍角状に屈曲した屈曲部を境としてパノラマ写真を載置(支持)するための手差し給紙トレイ108aとコンタクトガラス300の上部表面から所定間隔離間されて配置されるガイドフレーム108bとからなるフレーム108(図5も参照)、フレーム108と一体に形成されパノラマ写真を吸引する第2吸引部150、及び、フレーム108の上端近傍に配置されパノラマ写真の有無を検出するエンプティセンサ111で構成されている。
【0023】
カバー101は、上述したように手動で開閉可能であり、手差し給紙トレイ108a上にパノラマ写真が載置されていない不使用時には、このカバー101を閉じることで、画像読取装置1内に手差し給紙口10Cからほこりなどの異物の混入を防止すると共に、写真の画像読取時にカバー101を閉じることで、画像読取装置1内に外光の入射を防止する機能を有している。
【0024】
ガイド部110は、断面略三角形状のガイド部材103に従動ローラ104、105、106、107が取り付けられて構成されている。これらの従動ローラ104、105、106、107は、手動でパノラマ写真が手差し給紙口10Cから挿入されたときやパノラマ写真が搬送されるときに写真面に接触して回転することで、パノラマ写真とガイド部材103との接触抵抗を低減させるとともに写真の画像面にキズがつくのを防止するために配設されている。
【0025】
フレーム108は、黒色の樹脂により手差し給紙トレイ108aとサイドフレーム108bとが一体成形されている。上述したように、屈曲部より上方の手差し給紙トレイ108aは搬送経路700に対して屈曲しており、搬送経路700に手差し給紙口10Cから異物が直接混入することを防止している。屈曲部より下方のガイドフレーム108bは、コンタクトガラス300の表面と搬送経路700の上部側搬送経路となる第1搬送経路109を形成するとともに、パノラマ写真を支持する支持面としての機能も有している。図6に示すように、ガイドフレーム108bのコンタクトガラス300に対向する面上には、パノラマ写真の搬送方向に延設された複数のリブ130が形成されており、パノラマ写真はこのリブ130と線接触することで搬送時の接触抵抗が低減される。また、ガイドフレーム108bの略中央には矩形状の吸気口125が形成されており、第2吸引部150によりパノラマ写真の略中央部が吸引される。
【0026】
図5に示すように、第2吸引部150は、フレーム108と一体の樹脂で形成された袋状の第2吸引ダクト120と、第2吸引ダクト120の吸気口125の反対側にネジ止めされた第2吸引ファン121とで構成されている。第2吸引ファン121は、箱状のケーシング126内にボス122の周囲に複数の羽根123を取り付けたファン128を有している。ケーシング126には、第2吸引ダクト120側に略円形の通気口124が形成されており、第2吸引ダクト120の反対側に吐出口127が形成されている。第2吸引ファン121の作動(ファン128の回転)により、吸気口125から吸引された空気が吐出口127より排気されるため、吸気口125を介してパノラマ写真が吸引され、ガイドフレーム108b上のリブ130上で支持される。第2吸引部150の吸引力は、後述する第1吸引部531の吸引力よりも弱く設定されている。
【0027】
本実施形態では、写真の厚さが約0.3mmであるのに対し、リブ130の表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔は約1mmに設定されている。従って、第2吸引部150で吸引されリブ130に支持されたパノラマ写真の表面(画像面)からコンタクトガラス300の表面までは所定間隔(約0.7mm)離間することになる。
【0028】
原稿搬送部50は、ローラ501、502、533、504に張架された無端搬送ベルト505と、搬送ベルト505に包囲され写真を吸引して搬送ベルト505に吸着させる第1吸引部531と、コンタクトガラスの下部に位置し搬送経路700(第2搬送経路507)に進退自在に駆動され写真を基準位置T(読取位置800)で停止させる停止部材508とで構成されている。
【0029】
搬送ベルト505は、コンタクトガラス300の表面とで、上述した第1搬送経路に連続し、搬送経路700の下部側搬送経路となる第2搬送経路507を形成している。図6に示すように、搬送ベルト505は、原稿(写真)搬送方向に並行する2本の黒色の無端ベルト505a、505bで構成されており、各無端ベルト505a、505bには、吸気用の複数の吸気孔550が各2列原稿搬送方向に沿って形成されている。なお、搬送ベルト505に張力を与えるために、ローラ504は、中央部に支点を有するレバー510の一側に支点を中心として回動可能に固定されており、レバー510の他側にはバネにより所定の付勢力が加えられている(図1参照)。
【0030】
図5に示すように、第1吸引部531は、第1吸引ダクト532と第1吸引ファン503とで構成されている。第1吸引ダクト532は、黒色の樹脂で形成された箱状の形状を有している。第1吸引ダクト532は、コンタクトガラス300側の一側が後述する梁を介してローラ533、502の間の搬送ベルト505に接触するよう配置されており、開放された他側には、中央に略円形状の通気口556が形成された取付板553がネジ止めされている。取付板553には図示しないネジで第1吸引ファン503が固定されている。第1吸引ファン503は、箱状のケーシング557内にボス559の周囲に多数の羽根560を取り付けたファン561を有している。ケーシング557には、図5の紙面奥側に図示しない吐出口が形成されている。
【0031】
図6に示すように、第1吸引ダクト532のコンタクトガラス300側には、略中央に原稿搬送方向に沿って伸びる縦長の2つの吸引口552a、552bが形成されており、これらの吸引口552a、552bを塞ぐように無端ベルト505a、505bがローラ533、502に巻き掛けられいる。上述したように、無端ベルト505a、505bには、吸気口552a、552bに沿って各2列の吸気孔550が形成されている。従って、第1吸引ファン503の作動(ファン561の回転)により、写真は、無端ベルト505a、505bの吸気孔550、第一吸引ダクト503の吸引口552a、552bを介して搬送ベルト505に吸着され、吸気孔550から吸引された空気は第1吸引ファン503の図示しない吐出口より排気される。
【0032】
第1吸引ダクト532は、吸引口552a及び552bの両外側に原稿搬送方向に沿って伸びる4本のリブ551a、551b、551c、551dを有している。これらのリブは、中央に配された無端ベルト505a、505bでは支持されない写真の両外側を支持し、写真を第1吸引ダクト532に線接触させることにより搬送時の写真と第1吸引ダクト532表面との接触抵抗を低減させ、写真のスキューを防止している。
【0033】
また、第1吸引ダクト532は、各吸引口552a、552bの両端および中央に原稿搬送方向に伸びる3本の垂直梁580及び垂直梁580とは略90°の角度をなす各3本の水平梁585を有している。垂直梁580及び水平梁585は、第1吸引ダクト532の表面からコンタクトガラス300側に突出し、各無端ベルト505a、505bを支持している。このため、各無端ベルト505a、505bと第1吸引ダクト503表面との接触面積は減少し、接触抵抗が低減さされる。6本の垂直梁580のうち各吸引口552a、552bの中央に配置された2本の垂直梁580と6本の水平梁585とは、吸引による各無端ベルト505a、505bの変形を防止し、ひいては写真の変形を防止している。
【0034】
図7に示すように、リブ551a〜551dの第1吸引ダクト532からの高さ(長さ)と、垂直梁580(水平梁585)の第1吸引ダクト532からの高さに無端ベルト505a、505bの厚さを加えた長さとは、同一となるようにそれぞれ設定されている。これにより、無端ベルト505a、505bに吸着される写真の平面性が保たれる。また、搬送ベルト505の表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔、及び、リブ551a〜551dの表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔は、上述した手差し給紙部10と同様に、約1mmに設定されている。従って、第1吸引部531により搬送ベルト505に吸着されリブ551a〜551dで支持される写真の表面(画像面)からコンタクトガラス300の表面までは所定間隔(約0.7mm)離間するようになる。また、第1吸引部531、第2吸引部150の両方で吸引支持されるパノラマ写真も平面性を有した状態で、コンタクトガラス300から所定間隔離間されて吸着保持される。
【0035】
図6に示すように、ローラ533、502間の搬送ベルト505の長さは、Sサイズ写真の原稿搬送方向長さよりも長く、パノラマ写真の原稿搬送方向長さよりも短く設定されている。換言すれば、第1吸引ダクト532は、Sサイズ写真のうち原稿搬送方向における長さが最大(MAX)のハイビジョンサイズの先端が停止部材508(ストッパ508a、508b)に当接した状態で、原稿搬送方向に亘って吸着される長さで、かつ、パノラマ写真の後端側の一部が吸着される長さとされている。
【0036】
第1吸引ダクト503、無端ベルト505a、505bは、写真の画像読取時に発生する背景の影響を防止するために、上述したフレーム108と同色(または同等の反射率)の黒色とされている。すなわち、これらの部材の背景色を黒色に均一化することで、搬送ベルトのエッジ部や吸引孔の影の影響を防止するとともに、写真が薄い(透光性が比較的高い)原稿のために写真の裏に書かれている文字などが透けてしまういわゆる裏映り状態となり写真画像とともに読み取られてしまう不具合を防止している。また、上述したフレーム108を黒色にすることで、パノラマ写真を読み取る場合に吸気口125のエッジ部、ガイドフレーム108bの下端側エッジ部、第1吸引ダクト532の上端側エッジ部などの裏映り状態よる不具合を防止している。
【0037】
停止部材508は、二つのストッパ508a、508bで構成されている。これらのストッパ508a、508bは、搬送ベルト508の下側に、搬送経路700(第2搬送経路507)に対して平行に進退可能に取り付けられており、搬送されてきた写真の先端を当接させて基準位置Tを基準として読取位置800に写真を停止させる(図1参照)。さらにストッパ508a、508bを搬送ベルト505の外側に設け写真のより外側を当接させることで写真の斜行をより確実に矯正する。
【0038】
図1に示すように、自動給紙部20は、手動で開閉される給紙トレイカバー200と、複数枚のSサイズ写真が積載される給紙トレイ202と、給紙トレイ202上のSサイズ写真が挿入される繰出し口20Cと、繰出し口20Cから挿入されたSサイズ写真を下流側に案内するガイド204、205と、ガイド204、205で形成される給紙経路203に沿ってSサイズ写真を給送する給紙部21と、給紙トレイ202上のSサイズ写真の有無を検出するエンプティセンサ206と、を備えている。
【0039】
給紙トレイ202は、給紙トレイ202を下方側から押圧するバネ230と、回動軸231とを有しており、回動軸231を中心に常にバネ230によって押し上げられた状態となっている。
【0040】
給紙トレイカバー200は回動軸231を支点として回動し、給紙トレイカバー200と係合して回動するレバー232を有している。レバー232は、回動軸233を中心に回動し、給紙トレイ202に一体に設けられた係合ピン234と係合可能に構成されている。オペレータにより給紙トレイカバー200が開かれたときに、レバー232は押し下げられ、さらにこのレバー232で係合ピン234が下側に押し下げられ、給紙トレイ202は下がり、Sサイズ写真が載置可能な状態となる。一方、給紙トレイカバー200が閉められたときに、レバー232は上昇し係合ピン234とは係合せず、給紙トレイ202はフリー状態となる。このとき、給紙トレイ202は、バネ230によって押し上げられた状態となり、給紙トレイ202上に載置されたSサイズ写真の最上面が後述するピックアップローラ250に接する状態となる。
【0041】
給紙経路203は、給紙トレイ202上に載置されたSサイズ写真を繰出し口20Cから搬送ベルト505とガイドフレーム108bとの間に形成された自動給紙口Xまで案内する、所定間隔離れて配設されたガイド204、205で形成されている。ガイド204より上方に配置されたガイド205は、自動給紙口X(第2給紙口)近傍で、Sサイズ写真の向きを徐々に偏向させてコンタクガラス300方向へ給送する従動ローラ210、211、212、213を回転可能に支持する断面略R状のローラ支持部材215に連絡している(図3も参照)。ローラ支持部材215は、回転体支持部材615と同様に、コンタクトガラス300から所定距離離間してフレーム350の取り付け面351にネジ止めされている。これらの従動ローラ210、211、212、213は、ローラ支持部材215に、隣接するローラの外周が互いにオーバラップするように千鳥状に配設され、Sサイズ写真の表面にキズや汚れが付くことを低減している。一方、ガイド204のローラ支持部材215に対向する位置には、オン・オフによりSサイズ写真の先端と後端とを検出するタイミングセンサ207が配置されている。
【0042】
給紙部21は、給紙トレイ202上のSサイズ写真を繰出すピックアップローラ250、繰出されたSサイズ写真を下流側に給送する給紙ローラ251W、給紙ローラ251Wとで繰出されたSサイズ写真を一枚に分離する分離ローラ252、Sサイズ写真の傾き(斜行)を修正し下流側に搬送するレジストローラ対253、254、Sサイズ写真とガイド205との接触抵抗を低減させるガイドローラ255とで構成されており、これらのローラはガイド204、205に沿って配設されている。給紙トレイ202上に載置されたSサイズ写真は、後述する搬送モータM1の駆動力により、給紙経路203、自動給紙口Xを経て搬送経路700(第2搬送路507)に挿入される。
【0043】
排出部60は、キャリッジ301により画像の読み取りが終了した写真を載置するための排紙トレイ601と、上述したようにコンタクトガラス300の下方に配された回転体支持部材615と、回転体支持部材615の下流側に配設され写真を排紙トレイ601に向けて案内する排紙経路604に沿って搬送する排紙部61と、写真の後端を検出する排紙センサ613とを備えている。
【0044】
排紙部61は、排紙経路604の一側を形成する湾曲したガイド603と、このガイド603に沿って配設された従動ローラ605、606、607と、プーリ608、609、610に張架され、従動ローラ605、606、607が当接することで湾曲状態とされ排紙経路604の他側を形成する排紙ベルト612とを有している。排紙センサ613は、排紙経路604に向けて従動ローラ606、607の間に配置されている。
【0045】
図2に示すように、搬送ユニット2は、駆動源として正逆転可能な搬送モータM1と図示しないストッパモータM2を有している。図示を省略した複数のギヤ及びプーリ、ベルトを介して、搬送モータM1の正転駆動によりピックアップローラ250、給紙ローラ251Wが駆動し、逆転駆動によりレジストローラ253、搬送ベルト505、排紙ベルト612が駆動する。詳述すれば、搬送モータM1の正転で、ピックアップローラ250、給紙ローラ251Wが図2の反時計方向に回転し、逆転で、レジストローラ253、排紙ベルト612(駆動プーリ610)が反時計方向に、搬送ベルト505(駆動ローラ501)が時計方向に回転する。図示しないストッパモータM2は、ストッパ508a、508bを搬送経路700に対して進退させるように連結されている。
【0046】
また、画像読取装置1は、画像読取ユニット3内でタイミングベルト321を介してコンタクトガラス300とは反対側の位置に、商用交流電源から上述した各機構部及び制御部等を駆動/作動可能な直流電源に変換する図示しない電源部及び画像読取装置1全体の動作制御を行う図示しない制御部と、画像読取ユニット3の上部に、オペレータに後述する給紙モードを選択させるためのモードボタン及びオペレータに画像読取装置1の搬送・読取動作を開始させるためのスタートボタンが配設された図示しない操作部とを備えている。
【0047】
制御部は、イメージセンサ309を制御するためのメイン基板と、このメイン基板及び画像読取装置1の制御処理を行うCPUブロックとを有している。メイン基板は、イメージセンサ309で読み取った画像データをA/D変換するコンバータ、ゲートアレイ、ページメモリ等を有する公知の回路で構成されており、センサ基板325にフレキシブル基板で接続されている。CPUブロックは、中央演算処理装置として作動するCPU、画像読取装置1の制御動作が記憶されたROM、CPUのワークエリアとして働くRAM、及びこれらを接続する内部バスで構成されている。CPUブロックには外部バスが接続されている。外部バスには、操作部を制御する操作制御ユニット、各種センサからの信号を制御するセンサ制御ユニット、各モータに駆動パルスを送出するモータドライバを制御するドライバ制御ユニット、第1吸引ファン503及び第2吸引ファン121のオン・オフを制御するファン制御部及びパーソナルコンピュータ等の上位機種へキャリッジ301で読み取った画像データを出力するための外部インターフェースが接続されている。また、操作制御ユニットは操作部に、センサ制御ユニットはセンサ111、206、207、613に、ドライバ制御ユニットはモータM1〜M3を駆動させるドライバに、ファン制御部は第1吸引ファン503及び第2吸引ファン121にそれぞれ接続されている。
【0048】
(動作)
次に、フローチャートを参照して、本実施形態の画像読取装置1の動作について制御部のCPUを主体として説明する。画像読取装置1に電源が投入されると、写真の画像を読み取るための画像読取ルーチンが実行される。
【0049】
図8に示すように、この画像読取ルーチンでは、まず、ステップS1において、オペレータが操作部のモードボタンを押下するまで待機する。オペレータは、1枚または複数枚のSサイズ写真を自動的に1枚ずつ画像読取ユニット3へ搬送して読み取る自動給紙モード、パノラマ写真を手差しにより1枚ずつ画像読取ユニット3へ搬送して読み取るパノラマモードのいずれかの給紙モードが選択可能である。
【0050】
次のステップS2では、選択された給紙モードが自動給紙モードか否かを判断し、肯定判断のときは、ステップS3において、自動給紙モード処理サブルーチンを実行する。
【0051】
図9に示すように、自動給紙モード処理サブルーチンでは、ステップS11においてエンプティセンサ206がSサイズ写真を検出するまで待機し、肯定判断とき、すなわち、オペレータが給紙トレイ202にSサイズ写真の読取面を上にしてセンター基準で載置し給紙トレイカバー200を閉めることで、レバー232と係合ピン234との係合がはずれ、給紙トレイ202が回動軸231を中心に回動しながら上昇し、最上部に載置された写真面がピックアップローラ250に押し当てられ、エンプティセンサ206がSサイズ写真を検出すると、次のステップS12において、オペレータが操作部のスタートボタンを押下したか否かを判断する。否定判断のときは、ステップS11へ戻り、肯定判断のときは、ステップS13で、搬送モータM1を正転駆動させるとともに、第1吸引ファン503を作動させる。
【0052】
これにより、ピックアップローラ250が反時計方向に回転し、最上部に載置されたSサイズ写真は繰り出し口20Cから給紙経路203に繰り出される。Sサイズ写真は、反時計方向に回転する給紙ローラ251Wと分離ローラ252とによって1枚に分離され、給紙経路203に沿って下流側に搬送される。また、第1吸引ファン503の作動により、第1吸引ダクト502内の吸気が行われる。
【0053】
次のステップS14では、搬送モータM1が予め定められた所定パルス数だけ正転駆動したか否かを判断し、否定判断のときは搬送モータM1の搬送を続行させ、肯定判断のときは搬送モータM1の駆動を停止させる。これにより、Sサイズ写真の先端は停止しているレジストローラ対253、254のニップ点に突き当てられてレジストループを描き、Sサイズ写真の搬送方向での傾行が取り除かれる。なお、所定パルス数は、このレジストループが形成されるのに十分なパルス数とされている。
【0054】
次にステップS15において、搬送モータM1を逆転駆動させて搬送ベルト505を時計方向に回転させるとともに、図示しないストッパモータM2を駆動させてストッパ508a、508bを第2搬送経路507に進出させる。Sサイズ写真は、レジストローラ253(レジストローラ254はレジストローラ253に従動)の回転により自動給紙口Xから搬送経路700(第2搬送路507)に給送され、その先端がコンタクトガラス300に当接することで搬送方向が矯正され搬送ベルト505側に向けられる。搬送ベルト505に到達した写真は、第1吸引ファン503の作動により搬送ベルト505に吸着されつつ、その回転によって基準位置Tに向けて搬送される。
【0055】
次のステップS16では、タイミングセンサ207で検出されたSサイズ写真の先端および後端からSサイズ写真のサイズを判別するとともに、Sサイズ写真の基準位置Tまでの送り量(パルス数)を予めROMに記憶されているテーブルを参照して決定する。ステップS18では、Sサイズ写真の後端がタイミングセンサ207に検出されてから、ステップS16で決定した送り量の搬送を行ったか否かを判断し、否定判断のときは搬送を続行し、肯定判断のときは搬送モータM1を停止させる。これにより、搬送ベルト505は回転を停止し、Sサイズ写真は先端がストッパ508a、508に当接した状態となり基準位置Tを基準として読取位置800に保持される。このとき、Sサイズ写真は、その略中央部分が停止している搬送ベルト505に原稿搬送方向に亘って吸着され、上述したように、コンタクトガラス300から所定間隔離間された状態となる。
【0056】
次にステップS18で、ストッパモータM2を逆転駆動させてストッパ508a、508bを第2搬送経路507から退避させ、ステップS19において、キャリッジモータM3を正転駆動させる。これにより、タイミングベルト321が図示時計方向に回転し、キャリッジ301がホームポジションHから上昇して行く。キャリッジ301は、上昇しながらシェーディング補正用の白基準板323を読み取り、続けて基準位置TからSサイズ写真の長さに応じた距離を上昇移動しながら画像の読み取りを行う。
【0057】
ステップS20では、キャリッジ301をステップS16で判別したSサイズ写真の長さに応じた距離を上昇させたか否かを判断し、否定判断のときはステップS19での処理を続行し、肯定判断のとき、すなわち、読み取りが完了すると、キャリッジモータM3の正転駆動を停止させる。写真から読み取られた画像データはメイン基板のページメモリに記憶される。
【0058】
次のステップS21では、キャリッジモータM3と搬送モータM1とを逆転駆動させる。キャリッジモータM3の逆転駆動でベルト321が反時計方向に回転し、キャリッジ301はホームポジションHに向かって下降を開始する。次にステップS22において、キャリッジ301がホームポジションセンサ330で検出されたか否かを判断し、否定判断のときはステップS21へ戻りキャリッジモータM3及び搬送モータM1の逆転駆動を続行させ、肯定判断のときは、次のステップS23でキャリッジモータM3を停止させる。搬送モータM1の逆転駆動は続行されており、搬送ベルト505、排紙ベルト612はそれぞれ時計方向、反時計方向に回転し、Sサイズ写真は排紙トレイ601に向けて搬送されている。また、ステップS23では、排紙センサ613がSサイズ写真の先端が検出したか否かを判断し、否定判断のときは搬送モータM1の逆転駆動が続行され、肯定判断のときは、搬送モータM1の回転速度を減速させる。
【0059】
次いでステップS24では、Sサイズ写真の後端を検出したか否かを判断し、否定判断のときは搬送モータM1に減速回転速度を維持させ、肯定判断のときは、次のステップS25で所定送り量分の逆転駆動をさせた後に搬送モータM1を停止させる。これにより、Sサイズ写真は排出トレイ601に載置された状態となる。次に、ステップS26において、エンプティセンサ206が次のSサイズ写真を検出したか否かを判断し、肯定判断のときはステップS13へ戻り次のSサイズ写真の処理を行い、否定判断のときはステップS27において、第1吸引ファン503を停止させ、自動給紙モード処理サブルーチン及び画像読取ルーチンを終了する。
【0060】
一方、図8のステップS3で、否定判断のときは、ステップS4において、図10に示すパノラマモード処理サブルーチンを実行する。パノラマモードでは、オペレータがカバー101を開け、パノラマ写真一枚の先端を手差し給紙口10C、搬送経路700(第1搬送経路109)を介して、搬送ベルト505とコンタクトガラス300の間に到達するまで(例えば、搬送ベルト505の中心まで)手動で挿入する。これにより、パノラマ写真は、手差し給紙トレイ108aに載置された状態となる。なお、図10において、図9と同一のステップには同一の符号を付してその説明を省略し、異なるステップ及び異なる箇所のみ説明する。
【0061】
このパノラマモード処理サブルーチンでは、まず、ステップS31で、エンプティセンサ111がパノラマ写真を検出するまで待機し、パノラマ写真を検出すると、次のステップS32において、第1吸引ファン503及び第2吸引ファン121を作動させる。これにより、それぞれ第1吸引ダクト532、第2吸引ダクト120は吸気を開始し、パノラマ写真の先端側が搬送ベルト505に吸着され、後端側がガイドフレーム108bに形成された吸気口125に吸着される。
【0062】
次にステップS33において、オペレータによりスタートボタンが押下されるまで待機し、スタートボタンが押下されると、次のステップS34で所定時間後、搬送モータM1を逆転駆動させるとともに、ストッパモータM2を駆動させる。これにより、搬送ベルト505は時計方向に回転し、ストッパ508a、508bは搬送経路507(第2搬送路507)に進出する。そして、第2吸引ファン121の作動によりパノラマ写真の後端側が吸引され、コンタクトガラス300から上述した所定間隔離間するとともに、第1吸引ファン503によりパノラマ写真の先端側が搬送ベルト505に吸引されながら、パノラマ写真は搬送ベルト505の回転により下流側に搬送される。
【0063】
次いでステップS35において、エンプティセンサ111がパノラマ写真の後端を検出したか否かを判断し、否定判断のときは搬送モータM1及びストッパモータM2の駆動を続行し、肯定判断のときは、所定送り量(パノラマ写真の先端がストッパ508a、508bに当接する送り量)分だけさらにパノラマ写真を搬送した後、搬送モータM1を停止させる。このとき、パノラマ写真は、その先端がストッパ508a、508bに当接して基準位置Tを基準として読取位置800で停止しており、先端側は第1吸引ファン503で搬送ベルト505に吸着され、後端側は第2吸引ファン121でガイドフレーム108bの吸気口125に吸着されて支持されている。従って、パノラマ写真は、コンタクトガラス300から上述した所定間隔離間した状態で搬送ベルト505及び吸引口125に保持されている。
【0064】
次のステップS18〜ステップS24では、上述したように、図9に示した自動給紙モード処理サブルーチンの対応するステップと同様の処理が行われる。これらのステップで、自動給紙モード処理サブルーチンの対応するステップと異なる点は、パノラマ写真の長さがSサイズ写真の長さより長いために、キャリッジ301の上昇、下降距離が長くなる点とパノラマ写真の排出までの処理時間が長くなる点である。
【0065】
次にステップS36では、所定時間後に搬送モータM1、第1吸引ファン503、および第2吸引ファン121を停止させ、パノラマモード処理サブルーチン及び画像読取ルーチンを終了する。
【0066】
なお、画像読取装置1は、外部インターフェースに接続された上位機器と通信を行い、上位機器からの要求によりページメモリに記憶した画像データを送出する。
【0067】
(作用等)
次に、本実施形態の画像読取装置1の作用等について説明する。
【0068】
本実施形態の画像読取装置1では、コンタクトガラス300を略垂直に配置し、キャリッジ301をコンタクトガラス300に沿って上昇移動させて写真の画像を読み取るようにしたので、画像読取装置1の設置面積を小さくすることができる。特に、基準位置Tから安定して読取を行うためにキャリッジ301の速度が安定するまでの距離や白基準板323を読み取るための距離を含めたホームポジションHから基準位置Tまでの距離L1が必要となり、コンタクトガラス300の上端までキャリッジ301を移動させるためには、キャリッジ301の幅分の距離L2が必要となるので(図1参照)、コンタクトガラス300を載置面に水平に配置しキャリッジ301を横に移動させる従来の画像読取装置では、コンタクトガラス300の面積に加え、さらに距離L1、L2分だけケーシングが大きくなり、設置面積が大きくなる。本画像読取装置1は、コンタクトガラス300を略垂直に配置するとともに、キャリッジ301を上下に移動させるようにしたので、距離L1、L2分の設置面積をさらに小さくすることができる。さらに、第1吸引部531のみに写真を搬送する搬送ベルト505を包囲させ、第2吸引部150には搬送ベルト505を包囲させない構造を採用したので、搬送ユニット2の小型化、ひいては画像読取装置1の小型化を図ることができる。
【0069】
また、ガイドシャフト333、334の外径と支持部材570、571の内径との差(ガタ)があり、キャリッジ301には常に自重による下方向の力がかかっている。そのためにキャリッジ301の移動時に上述したガイドシャフト333、334の外径と支持部材570、571の内径との差(ガタ)分の傾きが左右で繰り返し起こることで振動が生じ、この振動はキャリッジ301の上昇時よりも下降時の方が大きくなる。画像読取装置1では、写真を吸引保持しキャリッジ301を移動させながら写真の読み取りを行う場合に、キャリッジ301を下降させながら読取を行うことは十分に可能であるが、キャリッジ301を上昇させながら読取を行うようにしたので(ステップS19)、キャリッジ301の移動時に発生する振動による画質への影響をより低減させることができる。
【0070】
さらに、画像読取装置1では、手差し給紙口10Cから挿入されたパノラマ写真は、第1吸引部531と第2吸引部150とに吸引されながら搬送ベルト505で読取位置800(パノラマ写真の先端がストッパ508a、508bに当接する基準位置T)まで搬送されて停止し、読取位置800で、第1吸引部531で搬送ベルト505に吸着されるとともに第2吸引部150に吸引され、コンタクトガラス300に対して所定間隔離間して保持される(ステップS34、S35)。一方、繰出し口20Cから挿入されたSサイズ写真は、第1吸引部531に吸引されながら搬送ベルト505で読取位置800(パノラマ写真の先端がストッパ508a、508bに当接する基準位置T)まで搬送されて停止し、読取位置800で、第1吸引部531で搬送ベルト505に吸着され、コンタクトガラス300に対して所定間隔離間して保持される(ステップS15〜S17)。コンタクトガラス300とパノラマ写真またはSサイズ写真との間隔は約0.7mmであり、両者間に形成される空気層はニュートンリングを発生させる干渉間隔より十分に大きい。画像読取装置1によれば、キャリッジ301で写真を読み取るときに(ステップS19)、コンタクトガラス300に対してニュートンリングが発生しない十分な間隔を有しているので、良好な画像を得ることができる。また、画像読取装置1では、搬送時に、パノラマ写真の後端を第2吸引部150で吸引してコンタクトガラス300から所定距離離間して搬送するので、写真後端部が垂れてコンタクトガラス300に吸着することによる搬送不良(搬送ができなくなったり、搬送方向に対する斜行や吸着した状態で写真が引きずられて発生する画像面のキズ)を防止することができるとともに、画像読取時に写真はコンタクトガラス300から所定間隔離間して保持されるので、写真がコンタクトガラス300に張り付く(吸着される)ことがなく、排出できないといった排出時の搬送不良やコンタクトガラスとの摩擦によって写真の画像面にキズが付く、という不具合を生じない。
【0071】
また、画像読取装置1では、繰出し口20Cから挿入されるSサイズ写真は、手差し給紙口10Cから挿入されるパノラマ写真に対し第1搬送経路109を介さずに搬送ベルト505により基準位置Tまで搬送されるので、搬送距離が短くなり、搬送時間を短縮することができる。さらに、画像読取装置1では、繰出し口20Cから自動給紙口Xを介して搬送経路700(第2搬送経路507)にSサイズ写真を給送する自動給紙部20を有しているので、多数枚のSサイズ写真を搬送・読取処理を行う際の処理効率を高めることができ、一層搬送時間を短縮することができると共に、使用頻度の低いパノラマ写真用の手差し給紙トレイ108aに合わせて使用頻度の高いSサイズ写真用の給紙トレイ202を高くする必要がないため、操作性を向上させることができる。
【0072】
またさらに、画像読取装置1では、コンタクトガラス300の下部に原稿停止基準となる基準位置Tを配し、この基準位置Tに写真の先端を停止させる停止部材508を搬送経路700に対して進退可能に配設したので、停止部材508を進出させることで写真搬送時に仮に写真が落下してしまっても、写真を確実に基準位置Tに停止させ画像を読み取ることができると共に、停止部材508が2つのストッパ508a、508bで構成されており、ストッパ508a、508bを離間して平行して進退可能に配設したので、写真の先端2箇所が当接することで、写真の搬送方向の斜きを矯正することができる。
【0073】
また、画像読取装置1では、パノラマ写真の後端側を第2吸引部150で吸引しながら搬送ベルト505によって基準位置Tまで搬送するが、第2吸引部150の吸引力を第1吸引部531の吸引力よりも弱く設定したので、第2吸引部150の吸引力による搬送ベルト505への負荷を低減させることができる。
【0074】
さらに、画像読取装置1では、搬送経路700に近接配置され略R状に湾曲したローラ支持部材215、回転体支持部材615に、複数のローラが写真の搬送・排出方向に連続して隣接するローラの外周が互いにオーバラップするように千鳥状に配設したので、写真面にキズや汚れが付くことを低減させることができる。また、画像読取装置1では、湾曲した排紙経路604の写真の画像面に接する側を排紙ベルト612で形成したので、写真面にキズや汚れが付くことを低減することができると共に、写真に対して搬送力が付与される面積が増大し、搬送力を落とすことなくニップ力を低減させることができる。
【0075】
なお、本実施形態では、原稿に写真を例示したが、本発明は原稿が写真に限定されるものではなく、はがきやA4サイズの一般紙等の原稿に記録された画像を読み取る画像読取装置に適用可能であるが、特に反射率の高いコーティングされた原稿やフィルム等に特に効果的である。
【0076】
また、本実施形態では、写真の厚さを約0.3mm、リブ130の表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔、搬送ベルト505の表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔、及び、リブ551a〜551dの表面からコンタクトガラス300の表面までの間隔を約1mmに設定した例を示したが、これらの間隔は、読み取る主要の原稿の厚さに応じて適宜変更するようにしてもよい。
【0077】
更に、本実施形態では、第1吸引部531、第2吸引部150に、第1吸引ファン503、第2吸引ファン121で吸引して第1吸引ダクト532、第2吸引ダクト120内を負圧にすることで写真を吸引する例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、静電気により原稿を吸引するようにしてもよい。
【0078】
また、本実施形態では、読取時にストッパ508a、508bを搬送経路700から退避させる例を示したが、進出させた状態のままで写真の画像を読み取るようにし、読取後に退避させるようにしてもよい。さらに、本実施形態では、停止部材508をストッパ508a、508bに分割して搬送ベルト505の下側に配置した例を示したが、ストッパ508a、508bを一体として構成するようにしてよもよい。この場合には、搬送ベルト505の位置を避けて両者を連接するようにすればよい。
【0079】
さらに、実施形態では、パノラマ写真を手差し給紙とした例を示したが(ステップS18)、Sサイズ写真の場合と同様に、自動給紙とすれば、パノラマ写真の処理効率も向上させることができる。また、本実施形態では、原稿停止の基準となる基準位置を読取開始位置と同じとした例を示したが、本発明はこれに限らず、両者を異ならせるようにしてもよい。
【0080】
また、本実施形態では、第2吸引部150を第1吸引部503の原稿搬送方向上流側に配置した例を示したが、第2吸引部150は搬送ベルト505によるパノラマ写真搬送時に長いパノラマ写真の一方側の吸引の補助ができればよいので、パノラマ写真の搬送を第2吸引部150を第1吸引部503の下流側に配置するようにしてもよい。
【0081】
そして、本実施形態では、コンタクトガラス300が垂直の画像読取装置を例示したが、本発明は、従来技術に示した画像読取装置のように、コンタクトガラスが水平な画像読取装置にも適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに原稿を搬送する無端搬送ベルトが巻回されているので、原稿搬送装置の小型化を図ることができると共に、読取位置でコンタクトガラス面に沿って静止している原稿は並設された第1吸引手段および第2吸引手段によって、コンタクトガラス面から所定間隔離間されるので、ニュートンリングの発生を防止することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施形態の画像読取装置の全体構成を示す側断面図である。
【図2】実施形態の画像読取装置の駆動系を模式的に示す側断面図である。
【図3】画像読取ユニットのコンタクトガラスの取付状態を示す外観斜視図である。
【図4】キャリッジの昇降構造を示す外観斜視図である。
【図5】第1吸引部及び第2吸引部の詳細を示す側断面図である
【図6】図5の6−6線断面から第1吸引部及び第2吸引部を見たときの正面図である。
【図7】図6の7−7線断面から第1吸引部を見たときの断面図である。
【図8】制御部のCPUが実行する画像読取ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】画像読取ルーチンの自動給紙モード処理サブルーチンの詳細を示すフローチャートである。
【図10】画像読取ルーチンのパノラマモード処理サブルーチンの詳細を示すフローチャートである。
【図11】従来の画像読取装置の説明図であり、(A)は断面図、(B)は読取部の底面図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 搬送ユニット
3 画像読取ユニット
10C 手差し給紙
20C 繰出し
21 給紙
150 第2吸引部(第2吸引手段)
203 給紙経路
300 コンタクトガラス
301 キャリッジ(読取手段)
503 第1吸引ファ
505 無端搬送ベルト(搬送ベルト)
508 停止部
531 第1吸引部(1吸引手段)
550 吸気孔
552a、552b 吸引口
532 第1吸引ダク
700 搬送経路
T 読取位置

Claims (4)

  1. 所定の読取位置でコンタクトガラスに沿って静止している原稿を読取手段を移動させて読み取る画像読取装置の前記読取位置に原稿を搬送する原稿搬送装置において、
    前記コンタクトガラスに沿って配置れ原稿を前記読取位置に搬送する無端搬送ベルトと、
    前記コンタクトガラス面に沿って原稿搬送方向に並設され、前記読取位置で前記コンタクトガラス面に沿って静止している原稿を吸引するための第1および第2吸引手段と、
    を備え、
    前記第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに前記無端搬送ベルトが巻回されており、
    原稿読み取り時に前記読取位置で静止している原稿は、前記第1吸引手段によって前記無端搬送ベルトに吸着されるとともに前記第2吸引手段に吸着されて、前記コンタクトガラスから所定距離離間することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. コンタクトガラスと、
    前記コンタクトガラス面に沿って配置され原稿を所定の読取位置に搬送する無端搬送ベルトと、
    前記コンタクトガラス面に沿って原稿搬送方向に並設され、前記読取位置で前記コンタクトガラス面に沿って静止している原稿を吸引するための第1および第2吸引手段と、
    前記コンタクトガラス面に沿って移動しながら前記読取位置で静止している原稿の読み取りを行う読取手段と、
    を備え、
    前記第1および第2吸引手段のうち第1吸引手段のみに前記無端搬送ベルトが巻回されており、
    原稿読み取り時に前記読取位置で静止している原稿は、前記第1吸引手段によって前記無端搬送ベルトに吸着されるとともに前記第2吸引手段に吸着されて、前記コンタクトガラス面から所定距離離間することを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記第2吸引手段は、前記第1吸引手段よりも吸引力が弱いことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記無端搬送ベルトと前記第2吸引手段との間に、前記無端搬送ベルトと前記コンタクトガラスとの間に形成された搬送経路に原稿を給送するための給紙経路を形成したことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
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