JP2002366940A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002366940A
JP2002366940A JP2001172582A JP2001172582A JP2002366940A JP 2002366940 A JP2002366940 A JP 2002366940A JP 2001172582 A JP2001172582 A JP 2001172582A JP 2001172582 A JP2001172582 A JP 2001172582A JP 2002366940 A JP2002366940 A JP 2002366940A
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JP2001172582A
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Michio Kasuya
通夫 糟谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドスキャナー装置内に除電ブラシを設
け、読取りの際、原稿面のゴミを除去し高品位の読取り
画質を得る。又静電気による読取り画像の乱れを防止す
る。 【解決手段】 ハンドスキャナー装置内のCIS(コン
タクトイメージセンサー)近傍に除電ブラシを設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読取装置に係り、特に複写機、ファクシミリ装
置、スキャナプリンター等の装置本体に対して着脱可能
に構成された画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は一般企業への普及が
略一巡し、近年では一般家庭へも広く普及しつつある。
A4サイズのような定型のシート状の原稿を一度に多量
に読み取ることを必要とする企業では、大容量で高速の
自動原稿供給装置(ADF;オート・ドキュメント・フ
ィーダ)を有するファクシミリ装置の需要が大きかっ
た。
【0003】ところが、一般家庭においては、一度に原
稿を大量に読み取ることはあまりなく、ADFはそれほ
ど大容量ではなくても良い。むしろ、新聞のような大判
の原稿や不定型の原稿、本や雑誌、写真等ADFを通せ
ない原稿等様々な原稿類を読み取ることが出来るファク
シミリ装置に対する要望が強い。
【0004】これ等の要望に答えるため、画像読取部が
ファクシミリ装置本体(以下、単に「装置本体」とい
う)に対して着脱可能に構成された所謂ハンドスキャナ
方式が広く用いられている。
【0005】これによりADFを通すことの出来ない原
稿類を装置本体から取り外したハンドスキャナにより手
動で走査することで画像を読み取ることが出来る。
【0006】以下に図7〜図8を用いて従来のハンドス
キャナを有するファクシミリ装置の一例について説明す
る。図7において、51はファクシミリ装置本体(以
下、単に「装置本体」という)であり、52は該ファク
シミリ装置本体51に対し着脱可能に構成され、原稿の
画像情報を読み取る原稿画像読取部を備えたハンドスキ
ャナ部である。また図7中の矢線Hは原稿搬送路、矢線
Kは記録シート搬送路である。
【0007】53は給紙トレイ54上にセットされた原
稿Dを1枚ずつ分離給紙する自動原稿給送装置であるA
DF(オート・ドキュメント・フィーダ)部55と、1
枚に分離された原稿Dを画像読取部へ搬送する原稿給紙
部となる給送ローラ対56からなる原稿分離給送部であ
る。
【0008】57、58は互いに圧接されるローラ対で
あり、夫々装置本体51側、ハンドスキャナ部52側に
設けられており、ハンドスキャナ部52が装置本体51
に装着された状態ではローラ対57、58は互いに圧接
して画像読取部で画像情報を読み取られた原稿Dを装置
本体51外に排出する排出ローラ対として働く。
【0009】59はハンドスキャナ部52に設けられた
画像読取手段となるCIS(コンタクト・イメージセン
サ)であり、60は該CIS59に対向する位置で装置
本体51側に設けられた画像読取時の白基準板である。
【0010】59aはCIS59の画像読取面を形成す
る透明のガラス面である。61は矢線Kで示される記録
シート搬送経路に沿って搬送される記録シートに受信デ
ータに基づいた画像を記録する記録部である。
【0011】原稿分離給送部53により1枚ずつ分離給
送された原稿DはCIS59のガラス面59aに対して
所定の角度で進入し、原稿Dの先端が該ガラス面59a
に沿って排出ローラ対57,58のニップ部に向かって
搬送される。
【0012】また、矢線Hで示す原稿搬送経路やADF
部55を通すことの出来ない本や雑誌、或いは写真等の
不定型の原稿Dはハンドスキャナ部52を装置本体51
から取り外し、手動で原稿Dの原稿画像面上を走査して
画像を読み取り、記録シートに画像を記録したり、他機
に送信したりすることが可能となる。図8はハンドスキ
ャナ部52を装置本体51から取り外し、原稿Dの画面
上にCIS59を対向させて手動走査により原稿画像を
読み取る様子を示す図である。62はハンドスキャナ部
52の読取動作の開始/終了等の信号をキー入力する操
作部である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図8の様
にハンドスキャナ部52を装置本体51から取り外し手
動で本や雑誌、或いは写真等の原稿を読み取る際、その
原稿Dの読み取り面に付着したゴミの影響は、装置本体
51のADF部55を介して読み取られる時より格段に
厳しいものとなる。
【0014】つまり本や雑誌、或いは写真等のハンドス
キャナ読み取りされる原稿Dは、大気中に浮遊している
ゴミに直接さらされ且つ、水平に置かれ読み取られるた
めゴミが付着しやすく、画像情報と同時にゴミが情報と
して読み込まれる。その結果、記録画像に黒線として現
れたり、必要な情報の欠落を生じハンドスキャナの読み
取りの普及と写真等の高画質な読み取りが求められる傾
向の中、解決すべき技術的課題となっている。
【0015】更に、ハンドスキャナでの読み取りは、読
み取りの際CIS59に外光が入りやすく、高画質な読
み取りが出来ないことがある、特に写真等のカラー原稿
は本来ハンドスキャナ部52内部に設けられたRGBの
光源からの光で正確な読み取りが要求されているが、外
光の影響でカラーバランスが乱れ正確な色再現性が出来
ず、ハンドスキャナのカラー読み取りの問題となってい
る。
【0016】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、装置本体に対し着脱可能な画
像読取装置において、ハンドスキャナ読取の操作性を損
ねることなく、読取画像の画像を高く維持するための画
像読取装置と提供せんとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、装置本体に対して着脱
可能な画像読取装置であって、前記装置本体に装着され
た状態では原稿を自動搬送して原稿画像を読み取り、前
記装置本体から取り外した状態では原稿の原稿画像面上
を手動走査可能に構成された画像読取装置において、前
記画像読取装置を前記装置本体から取り外した状態で原
稿の原稿画像面上を手動走査する際、原稿読取装置内部
に設けられ原稿読取手段(CIS)の近傍で読み取り直
前に除電ブラシ等の除電手段を配置し且つ、必要に応じ
て除電手段を原稿読取手段(CIS)の全長にわたり設
けたことを特徴とする。
【0018】本発明は上述の如く構成されたもので、画
像読取装置を装置本体から取り外した状態で原稿の原稿
画像面上を手動走査する際に原稿読取手段直前の除電手
段で原稿面上のゴミをかき取ると共に除電し、ゴミを読
み取ることのない高画質な画像読取が出来る。
【0019】また、前記除電手段を原稿通紙面に略垂直
に設けることによって、ゴミのかき取り効果をより高め
ることが出来る。
【0020】また、読取手段ほぼ全長に渡り除電手段を
設けることで、原稿画像面上を手動走査する際、外光が
読取手段に入ることを防止し、外光の影響のないカラー
バランスのいい高画質な読取が出来る。
【0021】また、画像読取装置を装置本体に装着した
ときに、除電手段(除電ブラシ等)が通紙面の下側に取
り付けられ、その反対の端部(原稿面との接触部)が上
となるため、装置本体の読取の際、除電手段でかき取ら
れたゴミは装置本体の下側に落ち、除電ブラシ先端に滞
留して画像読取に影響を与えることを防止出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像読取装
置の一例としてファクシミリ装置に適用した場合の一実
施形態を具体的に説明する。
【0023】図1は本発明に係る画像読取装置の構成を
示す斜視説明図、図2は本発明に係る画像読取装置の構
成を示す断面説明図、図3は本発明に係る画像読取装置
が装置本体に装着された状態での画像読取部の構成を示
す部分断面説明図、図4は本発明に係る画像読取装置を
装置本体から取り外した状態で原稿画像面上を手動走査
する様子を示す断面説明図、図5は本発明に係る画像読
取装置を装置本体から取り外した状態で原稿画像面上を
手動走査する様子を示す斜視説明図、図6は本発明に係
る画像読取装置を装置本体から取り外し原稿接触面を上
にして除電手段を示した斜視説明図である。
【0024】図1及び図2において、1はファクシミリ
装置本体(以下、「装置本体」という)であり、2は紙
や合成樹脂等で構成される記録シートを1枚ずつ分離給
送するASF(Auto Sheet Feeder)
部、3はASF部2から搬送された記録シートに画像を
記録する記録部、4は原稿Dを1枚ずつ分離給送するA
DF(AutoDocument Feeder)部で
ある。
【0025】5はADF部4から搬送された原稿Dの画
像を読み取る画像読取部であり、記録部3よりも記録シ
ート搬送方向(原稿搬送方向下流側に配置されている。
6はファクシミリ装置本体1に対して着脱可能に構成さ
れた画像読取装置となるハンドスキャナ部である。
【0026】そして、ハンドスキャナ部6を装置本体1
に装着した状態では紙や合成樹脂等で構成されるシート
状原稿Dを自動搬送して原稿画像を読み取る画像読取部
5の一部を構成し、該ハンドスキャナ部6を装置本体か
ら取り外した状態では、本や新聞、雑誌、或いは写真等
の不定型の原稿Dの原稿画像面上を手動走査して原稿画
像を読み取る。
【0027】7は装置本体1の操作を行なうための操作
ボタン類や装置の状態を示す表示部7a等を設けた操作
パネル部である。
【0028】次に図2を用いてファクシミリ装置本体1
の記録動作について説明する。図2に示す矢線Kは記録
シートの搬送経路(方向)を示す。
【0029】8はASF部2にセットされた記録シート
の後端が垂れ下がらないように支持するために装置本体
1に対して開閉可能に設けられた給送トレイである。
【0030】また、給送トレイ8はADF部4にセット
された原稿Dの給送トレイとしても兼用している。
【0031】9は記録シートを装置本体1に積載すると
共にASF部2に導くための開口部であり、該開口部9
にセットされた記録シートはASF部2によって1枚毎
分離給送されて記録部3に搬送される。
【0032】記録部3では画像記録手段となるインクジ
ェット記録ヘッド3aにより画像データを記録シートに
記録する。
【0033】画像データの記録を終えた記録シートは図
2の矢線Kの方向に搬送され、開口部10から機外へ排
出される。
【0034】次に画像読取動作について説明する。図2
の矢線Hは原稿Dの搬送経路(方向)を示す。
【0035】11は原稿Dをセットするための開ロ部で
あり、12は開ロ部11にセットされた原稿Dの幅方向
を規制する原稿スライダである。
【0036】13は分離ローラであり、14は該分離ロ
ーラ13に対向して支点14aを中心に回動可能に設け
られた摩擦片である。
【0037】14bは摩擦片14を支点14aを中心に
図2の反時計回り方向に付勢するバネであり、これによ
り摩擦片14が分離ローラ13に圧接される。
【0038】そして、図示しない駆動源となる読取モー
タに連結された分離ローラ13が図2の反時計回り方向
に回転することで、開口部11からセットされた複数枚
の原稿Dの最下位の原稿の下面に搬送力が付与される一
方で、摩擦片14が圧接された上位の原稿Dに摩擦力が
作用して進入が阻止されて最下位の原稿Dから1枚ずつ
分離給送される。
【0039】15は給送ローラであり、16は該給送ロ
ーラ15に対向する給送コロである。給送コロ16は板
バネ17によって付勢されて給送ローラ15に圧接され
ている。これ等給送ローラ15と給送コロ16とによ
り、分離ローラ13と摩擦片14との協働により1枚ず
つ分離給送された原稿Dを挟持して搬送する原稿搬送回
転体対を構成する。
【0040】原稿搬送回転体対となる給送ローラ15、
給送コロ16の原稿搬送方向下流側(以下、単に「下流
側」という)には原稿Dの原稿画像面の画像情報を光学
的に読み取る画像読取手段となるCIS(コンタクト・
イメージセンサ)18が設けられており、該CIS18
の原稿画像面に対向する位置には透明部材からなる画像
読取面を構成するガラス面18aが設けられている。
【0041】19はCIS18に対向する位置に設けら
れた画像読取時の白基準データ読取用の白基準板であ
り、CIS18が原稿画像を読み取る前に該白基準板1
9を読み取り、読取信号の出力レベルの補正を行い、原
稿Dの原稿画像読取中は原稿Dの上方(裏側)から自重
で原稿Dに当接し、搬送される原稿Dのばたつきを防止
する。
【0042】CIS18の原稿搬送方向下流側には、ハ
ンドスキャナ部6側に設けられ、手動走査時は原稿Dの
画像面に接触して該ハンドスキャナ部6の移動に追従し
て回転する回転体となる従動ローラ20と、装置本体1
側に設けられ、ハンドスキャナ部6が装置本体1に装着
された状態で従動ローラ20に圧接する回転体となる排
出ローラ21とが配置されている。排出ローラ21は板
バネ17により従動ローラ20に圧接されている。
【0043】ここで、排出ローラ21と従動ローラ20
からなる回転体対の接点部分と、給送ローラ15と給送
コロ16からなる原稿搬送回転体対の接点部分とを結ぶ
直線が画像読取手段となるCIS18の画像読取面とな
るガラス面18aと平行になるように構成されている。
【0044】これにより、ハンドスキャナ部6を装置本
体1に装着した状態で自動搬送される原稿Dの搬送経路
がCIS18のガラス面18aと平行になるように構成
される。
【0045】そして、開ロ部11に原稿Dをセットして
ユーザが操作パネル部7に設けられた図示しない読取開
始ボタンを押下すると、図示しない読取モータが回転
し、分離ローラ13を図2の反時計回り方向に回転駆動
する。
【0046】原稿Dは図2の反時計回り方向に回転する
分離ローラ13と圧接する摩擦片14によって捌かれつ
つ下流側方向に搬送され、最下位の1枚のみが分離され
て画像読取部5へ搬送される。
【0047】ADF部4で分離された原稿Dは給送ロー
ラ15と給送コロ16とのニップ部に導かれ、挟持され
て搬送される。給送ローラ15付近に設けられた図示し
ない原稿検知センサにより原稿Dの先端を検知すると、
図示しない読取モータは所定のステップ数回転した後、
停止し、原稿DをCIS18の手前の所定の位置で停止
させる。
【0048】その後、CIS18が白基準板19のシェ
ーディングデータを読み取り、読取信号の出力レベルの
補正を行う。そして、再度、読取モータを回転させて原
稿Dを所定のステップ数だけ搬送し、CIS18の読取
ラインに到達させた後、原稿Dの下面である原稿画像面
を1ラインずつ順次読み取る。
【0049】画像読取を終えた原稿Dは排出ローラ21
と従動ローラ20とのニップ部に導かれて挟持搬送さ
れ、装置本体1の前面に設けられた開口部22から機外
に排出される。原稿Dが複数枚セットされている時は、
全ての原稿Dの読取動作を終えるまでADF部4で原稿
Dを1枚ずつ分離給送し、順次CIS18で画像データ
を読み取る上述した一連の動作を繰り返す。
【0050】次に図3を用いて画像読取部5の構成につ
いて説明する。ADF部4で1枚毎分離給送された原稿
Dは給送ローラ15と給送コロ16とのニップ部に導か
れ、挟持されて搬送される。CIS18のガラス面18
aは、給送ローラ15と給送コロ16とのニップ部と、
排出ローラ21と従動ローラ20とのニップ部とを結ぶ
直線と平行に配置されている。
【0051】即ち、原稿Dの搬送経路はCIS18のガ
ラス面18aと平行に搬送される所謂ストレートパスで
ある。これによりCIS18のガラス面18aから原稿
Dの画像面までの距離が一定となり、原稿排出側の排出
ローラ21及び従動ローラ20の周速度を速めた場合で
も前述した従来例のように原稿Dの画像面がガラス面1
8aから浮き上がって遠ざかることがなく、読取画像の
画質が劣化することもない。
【0052】給送ローラ15と給送コロ16とのニップ
部と、排出ローラ21と従動ローラ20とのニップ部と
を結ぶ直線と、CIS18のガラス面18aとの間の離
間距離はCIS18の被写界深度よりも小さくし、画質
の劣化しない範囲に設定されており、例えば、本実施形
態では0.5mmに設定されている。
【0053】また、図4に示すように、ハンドスキャナ
部6を装置本体1から取り外した状態で原稿Dの画像面
上を手動走査する際の突出部6cの上向きの面は原稿D
の画像面と略平行な上向きの平面部6eで構成されてお
り、該平面部6eのCIS18の画像読取領域幅に対応
する所定位置には手動走査時の原稿D位置を合わせるた
めの指標23が設けられている。突出部6c、凹部6b
及び傾斜面6dはハンドスキャナ部6の外装ケースの成
型時に一体的に一部材で形成される。
【0054】又、図4の凹部6bの対向する内面6fに
は除電ブラシ24が取り付けられ、その先端24gは傾
斜面6dの下流側端部6d1と同一かわずかに突出した
位置となっている。
【0055】又、図6において、除電ブラシ24はCI
S18のガラス面18aの長手方向全域もしくは、ゴミ
の主たる原因である摩擦片14より広い範囲に設けられ
る。
【0056】このCIS18の読取手前に設けられた除
電ブラシ24により、摩擦片14等で発生し原稿に付着
して読取位置に運ばれるゴミを除去し、同時に原稿面の
静電気を取り除くことでゴミを画情報として読み取るこ
となく、且つ静電気によるCIS18に対する影響を防
止することができる。
【0057】また、図3のようにハンドスキャナ部6を
装置本体1に装着した状態では、除電ブラシ24は内面
24に貼り付けられ、その先端24aが傾斜面6dの端
部6d1よりわずかに突出し原稿Dに接触する様になっ
ている。
【0058】この先端24aでかきとられたゴミは傾斜
面6dにより原稿Dから離れ下に落とされる。次に図4
〜図6を用いてハンドスキャナ部6による手動走査によ
る画像読取動作について説明する。
【0059】ハンドスキャナ部6の手動走査は図5に示
すようにユーザによってハンドスキャナ部6を手で把持
して原稿Dの画像面上を図4の矢印X方向に移動させる
ことにより行う。
【0060】ハンドスキャナ部6側に取り付けられた従
動ローラ20は原稿Dに接触しつつハンドスキャナ部6
の移動に応じて回転し、図示しないエンコーダ部が従動
ローラ20の回転量からハンドスキャナ部6の移動距離
を検知して所定移動量毎に信号を出力し、該信号に同期
してハンドスキャナ部6の移動量に応じたライン数画像
データを読み取る。
【0061】ハンドスキャナ部6は傾斜面6dの端部6
d1と従動ローラ20とによって原稿Dの画像面上に支
持され、CIS18のガラス面18aは原稿Dに直接触
れることのないように構成されている。この時の原稿D
の画像面とCIS18のガラス面18aとの間の離間距
離(浮き量)はCIS18の被写界深度よりも小さい値
になるため読み取った画像が劣化することがない。
【0062】ハンドスキャナ部6を手動走査する際、図
4のように除電ブラシ24の先端24aは矢印X方向と
反対側にわずかに向きを変えられるが、原稿Dの読駄面
に接触しながらゴミ取りと除電を同時に行う。
【0063】このように上記構成によれば、ハンドスキ
ャナー内部に設けられた除電ブラシ24により原稿Dの
読取面に付着しているゴミをかきとり、ゴミによる読取
画像の乱れを防止することができる。
【0064】特に、装置本体1内での読取と異なり、ハ
ンドスキャナーを用いた手動読取は装置外のためゴミに
対する影響を大きく受ける、そのような使用環境におい
て特に効果を発揮する。また読取直前で除電すること
で、CIS18への静電気の影響を抑え、読取画像への
ノイズの影響を回避することができる。
【0065】さらに、CIS18の長手方向全域幅に除
電ブラシ24を設けることで、CIS18に対する外光
の影響を回避することも可能となる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、ハンドスキャナーの内部に除電ブラシを設け
ることでファクシミリ装置本体での読取のみならず、装
置からハンドスキャナを取り外し手動走査を行う際、原
稿面に付着したゴミを効率的に除去することができ、結
果としてゴミを画情報として読み取ることのない高品質
な画像読取が可能となる。
【0067】特に原稿が装置本体の外部で読み取られる
手動走査読みの時に威力を発揮する。また、ゴミの除去
と同時に原稿面の静電気除去も行い、静電ノイズの影響
のない高品位な画像読み取りができる。
【0068】さらに、CISの全域幅に除電ブラシを設
けることでCISに対する外光の影響を回避する効果も
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置の構成を示す斜視
説明図である。
【図2】 本発明に係る画像読取装置の構成を示す断面
説明図である。
【図3】 本発明に係る画像読取装置が装置本体に装着
された状態での画像読取部の構成を示す部分断面説明図
である。
【図4】 本発明に係る画像読取装置を装置本体から取
り外した状態で原稿画像面上を手動走査する様子を示す
断面説明図である。
【図5】 本発明に係る画像読取装置を装置本体から取
り外した状態で原稿画像面上を上面とした様子を示す斜
視説明図である。
【図6】 本発明に係る画像読取装置を装置本体から取
り外し原稿接触面を上にして除電手段を示した斜視説明
図である。
【図7】 従来の画像読取装置の構成を示す断面説明図
である。
【図8】 従来の手動走査を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 ASF部 3 記録部 3a 記録ヘッド 4 ADF部 5 画像読取部 6 ハンドスキャナ部 6a 側面 6b 凹部 6c 突出部 6d 傾斜面 6d1、6d2 端部 6e 平面部 6f 内面 7 操作パネル部 7a 表示部 8 給送トレイ 9、10、11 開口部 12 原稿スライダ 13 分離ローラ 14 摩擦片 14a 支点 14 b バネ 15 給送ローラ 16 給送コロ 17 板バネ 18 CIS 18a ガラス面 19 白基準板 20 従動ローラ 21 排出ローラ 22 開口部 23 指標 24 除電ブラシ 24a 除電ブラシ先端 D 原稿

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に密着させ画情報を読取る手動型画
    像読取り手段(ハンドスキャナー装置)と前記読取り手
    段を装置本体に取り付け両情報を読取る装置において、
    前記読取手段の原稿読取上流側直前(読取り直前)位置
    に除電手段を設けた事を特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段は前記読取手段側に設けら
    れ、且つ原稿通紙面に対しほぼ垂直に設けた事を特徴と
    する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取り手段を読取り装置本体に取り
    付けられた時、前記除電手段は原稿通紙面の下側に位置
    する事を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記除電手段は読取り手段の読取長手方
    向のほぼ全域か、それ以上の長さを有する事を特徴とす
    る請求項1記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記除電手段は原稿通紙面の下側に設け
    られ且つ、その先端が僅かに前記通紙面の反対側に突出
    している事を特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021084761A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 雄介 山内 画像読取装置

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